概要 … https://www.pixiv.net/requests/305144
リクエストをしていただいた依頼者様、どうもありがとうございました。
楽しんでいただければ幸いです。
前作はこちらから→ https://syosetu.org/novel/298825/1.html
追記
いつものオマケ(約6900文字)をFANBOXなどで公開しました。
『【サンプル】夢の中でキメセクし続けたニィロウに出会ってしまった男が積もった性欲を爆発させて深イキ生ハメで初体験させてあげる話 +オイル濡れでラブラブえっち』
URLは後書きにあります。
リクエストの依頼は下記にてお待ちしております。
skeb … https://skeb.jp/@rA6qGyjPMujyBsf
pixivリクエスト … https://www.pixiv.net/users/84185237/request
繰り返す夢の中で初めて、娘の美しい舞を男は見た。
スメールシティにおいて花神誕祭の日をループさせ続ける夢が発生していたあの夜に、男は巻き込まれていたのだ。偶然から明晰夢として認識しつつ。
璃月から旅行で来ていたこの按摩師は最初のうちは何度も祭りや観光を楽しみ、やがては浪費にも娯楽にも倦んでしまうと、目覚めることができない理由を探していって一人の娘に目を付けた。
花神誕祭で必ず中止される舞を踊る事になっていた彼女を……ニィロゥを意識してしまった男は夢の中の事とて理性のタガを外し、現実では用いることのできない毒じみた催淫薬と培ってきた按摩術で繰り返し繰り返し、肉欲の坩堝へ引きずり込んで玩具のごとく抱き潰すようになっていった。
見る夢の全てがそうやって変貌して、何十回も踊り子の初夜を貪り続けて飽きることのない夢の果てに、璃月の男は初めてニィロウの美しい舞を見たのだった。
いつもの時刻、いつもとは様子の違っている舞台をいぶかしげに眺めていた彼の前で展げられていく花神の舞は、まさに香るよう。水と花。夜と風。踊るニィロウを中心に世界が形作られていく。
そのすべての匂いに包まれていきながら、他の人々と同様に、男の夢もまた終わりを告げていくことになる。
スメールで泊まる宿の、もはや自室のように見知った寝台の上で朝を目覚めた。
百度は越えたであろう夢の中の目覚めと変わらぬ空気を肺に吸い込んで、いやに重たい頭を振りながら覚醒した男は立ち上がるなり胸をひっくり返すような吐き気とめまいに襲われ、えづいた。
(なん……何だ?)
独りでに足がもつれて混乱し、視界が転がっていくのを他人事のように眺めながら彼は意識を明滅させ、やがては完全に失神してしまうのだが、それでも廊下への扉を開ける事ができたのは不幸中の幸いというものだろう。大きな転倒音が宿に響き渡り、すぐさま発見してもらえたのだから。
そうして病院のベッドの上で男が昏睡から覚めた時にはさらに数日間が経過しており、その間に夢など見ることのなかった彼の脳はもはや淫らな夢を遠い彼方へと押しやってしまっていて、本能のままに射精をしていたオスの影など形も残さず心の奥底へ沈めていた。
あの夜、寝ぼけてアーカーシャを半分外しかけたまま眠った彼だからこそ明晰夢を見る事ができたのだが、そのせいで夢境への浸かり方まで半端になり、魂も脳も回復しきれずどちらにも著しい負担をかけてしまったのがこの失神の真相だ。よほど夢に精通していなければ思いもよらぬ副作用だったろう。
運び込まれた無料医療所であるビマリスタンでも原因は特定できず、生活や旅で積み重なった過労が響いたのだろうと診断され、療養を続ける男もぼんやり納得していた。ただ、印象が薄れていく一人の女に対しての偏執的な記憶は誰にも話せぬまま、密かに焦がれ続けた。
ニィロウ。花神誕祭の女。
彼の全てをつぎ込んでやった女。
この街でいつ垣間見たものか、実在するかも怪しい娘への情熱が自分で驚くほど昏いことを自嘲しつつ、男は回復に努めた。そうして調子を戻してくると周りを見る余裕もできて、この診療所がスメールの教令院に属する機関であることや、無料なのもあって多くの病める人がスメールにもいることを実感できた。
重ねて言うが、この男は璃月で按摩を……医術を生業にしている普通の人間だ。異国で倒れた自分を救ってくれたにも関わらず謝礼を受けようとしないビマリスタンの人々に報恩の意識を促され、力を貸そうと決めていく普通の人なのだ。このあたりは璃月人らしい風習や心構えのせいだったが、寝ただけで旅行が終わってしまう事への恐れや、そもそも路銀が尽きてしまうなどの現実的な理由もあり、ともかく彼はそのあたりを全部、もしくは匂わせる程度に並べ立てて、
『それほど言うのであれば按摩とやらを私に試してみてくれ』
と一人の医師から言葉を引き出してみせると、見事にその者の腰痛を緩和させて関心を引き……再び数日が経つ頃にはもう、医療の客員として立ち働き始めてしまっていた。
弱った肉体の補助にも身体の故障にも効用のある異国の整体術は日を追うごとに受け入れられ、珍しさのためか教令院の生論派学生からも見学や質問が相次いで、ちょっとした噂を男は呼んでいく。
あくまで男の目的は恩を返すことだったが、滞在するにあたっての謝礼が出るのも計算してはいた(この点、彼は現実的だった)。観光そのものは……すでにスメールシティの大まかな伝統、景観、風俗に関しては忘れつつある夢と混ざりあった記憶がよくわきまえていて、彼には見知ったものばかり。それよりもスメールでの症例を実地で学ぶほうが楽しみになっていて、真剣に、だがあくまで手助けとしての気楽な職業人の立場を男は面白がっていく。
『色々あったがこんな旅行もあるのだろう』などと気楽に構えて、そのうち郷愁を抱いたら帰り支度を整えるであろう時を待つ。
そのつもりだったのに。
「よろしくお願いします」
「…………」
礼儀正しく頭を下げた娘の髪を、男は凝視している。
花神の舞の女。赤い髪の女。
ニィロウ。彼にとっての赤いパティサラが、いま目の前にいる。
見学者の有無や建物の定員などもあってビマリスタンの内部ではなく、隣接する小部屋を仮の施術室にしている男が見た彼女は、薄っすらと残された夢とまったく同じか、それ以上の可憐さを心へ焼き付けてくるようだ。
体をすっぽり覆う外套の下から現れた髪飾りやヴェール、薄衣の踊り装束を見るに劇場から直接やって来たのだろうか。それほどの急ぎか。事故や怪我かと疑いかけるも、身のこなしからそれほど異常があるとは思えない。太ももまで届くほど伸ばされている髪の揺れからも、いかにも善良そうで柔和な顔つきからも痛みに耐えている感じはしない。すらりと伸びた手足のしなり方も、むき出しの首元と鎖骨の薄い皮膚も、行儀よく合わさった太ももの健康的な見た目とそこに潜む女の柔らかさも、きっと彼のよく知っているメスの弾力を帯びて……。
内心に湧いてくる欲情を強いて押さえつけ、普段と同じ態度と視線を繕ろうと男はニィロウから話を引き出していく。
劇団員たちといつものように舞踊の打ち合わせと稽古をしていたニィロウは、ひとしきり踊ってしまった後で足に違和感が残り続けている気がしてならず、それとなく噂で聞いた異国の医者への好奇心もあって診てもらいに来たのだという。
「皆に相談したら大騒ぎになっちゃって……。歩いたりしても痛みはないんだよって言ってるのに、着替えるのも後回しに『とにかく診てもらって来い』って追い出されるみたいにされちゃったんだ。付き添いはなんとか断れたんだけど、羽織る物が一人だけ冬着みたいで、さすがにちょっと恥ずかしかったなぁ」
「普段からあまり怪我とかしていないようだから、周りからすれば余計に心配したんじゃないかな。あ、肌を見せるのが苦手だったら、足のところだけ見せてもらえれば……」
「ううん。大丈夫」
指示を受けて診察台へ仰向けになろうとする頃にはもう快活な口調で打ち解けてしまったニィロウの天真爛漫さが、男の心の底をジリジリと焦がす。こんな彼女に接するのは初めてで、新しい一面を見せられる度に感情がざわめきそうになる。
ニィロウもまた穏やかではない。
(この人、やっぱり知ってる気がする)
はじめて出会ったはずの男の声も、顔も、身のこなしも娘の気持ちを揺さぶってくるのだ。
そもそも璃月から来た男の医者が居るという噂を聞いたときから彼女は少し変になっている。医者ではなく整体を得意とするようだとか、腕は確かだとか、顔つきがどうとかを詳しく、さりげなく耳にいれていくと動悸が乱れた。その原因が知りたくて知りたくて、とうとう本人を前にしてからずっと、やにわに浮つきそうになる心を娘は抑えている。
調子が悪いなどと嘘までついて会いに来た男への気持ちをニィロウは持て余していた。あまり縁のないドキドキ。もし彼女がもう少し言葉に長けていれば、好みの男性に対しての欲情とでも表現できたかもしれない。
繰り返した夢をただの夢だと思っている男も、そもそも夢を忘れてしまっているニィロウも、性欲のままに貪りあったセックスの味を身体で覚えてしまっていた。
「じゃあ、右足から曲げていくよ。痛みがあったら遠慮なく教えて。……そう。そうやって力を抜いて、息を大きく吸って、吐いて……」
仕事中の口調になって、筋肉と反応を探るようにニィロウの足を曲げていく男の手つきにおかしなところなどない。彼には娘の足の調子がありありと分かる。しっかりと激しい運動にも耐えるほど動くのに慣れた、鍛えられている女のしなやかさ。利き足とそうでない足とのバランス。関節と骨の機構。
実に健康そのものだ。夢の中の彼女と同じで。
「違和感があるのはこっちの足?」
「そっちだよ。ええと、なんて言えばいいかな」
ふい、とニィロウの視線が宙をさまよう。
「足の中が突っ張るみたいで、それがおしりの上まで伸びてきてる感じ、かな」
「…………」
異邦人の手が止まる。
その例えを聞いて彼は思い出した。夢の中で娘を媚薬に酔わせるまでの間、按摩を使いながらそう聞くのが男の定石のひとつだった。もしそんな感じになる時があれば、それは踊ってる子の足がよく出す、疲れている時のサインだよ、と。そうして相手の信用に忍び寄って、生肌へ触れる時間を伸ばしていって……。
「ん……」
筋肉を探っていく太い指に反応して小さくニィロウが身じろぎすると、その動きでようやく男は悟った。
娘は自分の指技を覚えている。少なくとも娘の肉体は。そして肉感へのマッサージを望んでいま横たわっているのだ。何度もその肉体が狂い、跳ねるのを全身で味わった男だからこそ、そして彼自身が人間の肉体の機微に長けているからこそ本能的にその望みを知ることができてしまい、体の奥で燃えるような衝動が起こるのを彼は覚えた。燠火に風が吹くように。
そしてニィロウもまたその変化を敏感に感じてしまった。そもそも他人の感情に対して繊細な反応ができる娘であり、肉体を使用してのコミュニケーションを得意としている面もある。忘れたにしろはじめてを幾夜も収穫された相手に自分の密やかな気持ちがバレて、向こうからも同様の興味を向けられている事に気づくなど訳もない。
「もうちょっと見てみよう。靴を脱いでうつ伏せになってもらえる?」
「はーい」
表面上こそ変わりはないが、室内の空気は一変してしまった。胸の中に湧いた甘くてこびりつくような衝動と、それをお互いに見透かしてしまっているという直感が独特の緊張感を生み、エロティックに二人を昂らせる。
腹ばいになったニィロウの足首へあくまで施術の手探りを男は沿わせつつ、その美脚に絡んでいた薄い布きれをどかせていく衣擦れの艶かしさに唾を飲む。視線が気になって患者の頭をチラ見した時の、赤毛を飾る髪留めの光沢すら彼を誑かしてくるようだ。
あらわになった生足。下着に隠されたままの未熟な、されど性徴しつつある尻。踊るために磨かれた美しい肢体はいっそ暴力的なほどで、このメスの身体が欲しいという欲求が頭をもたげてくるばかり。
ぐっ。ぐっ。ぐっ。
ぐい。もみ。ぐい。
「力加減はどう? 痛みはない?」
「……え? あ、うん」
「調子が変わらないようなら、按摩で血行を良くして様子を見ようか」
「……っ。お願い、します」
反応がすこし緩くなってきたニィロウのふくらはぎから太ももを、手のひらの付け根を使って男がしごく。指先を器用に使い、ツボを圧す。なぞる。
男性特有のごつごつした骨と筋肉の硬さで肉を快く圧され、ほぐされる感触に娘の呼吸が自然と浅く間延びした。
気持ちがいいのだ。じんわりと腱を伸び縮みさせる関節の揺らし方も手慣れたもので、施術されている脚が熱を持っていくのがニィロウにもわかる。そしてその感覚は待ち望んでいた何かとは違うものだけど……その先触れであることを、娘の肉はもう知ってしまっている。
「ふ、ぁ……♡」
「……っ」
意識せずに漏らされた声の湿っぽさに男の指が狂いかけた。目の前で横になっている背徳的な少女の魅力に歯噛みして激情を押さえつけるが、赤みの差してきた白いメス肌から目を逸らせない。指紋の溝にまで沈みそうなくらい柔く、しっとり吸い付く透明な若肌の官能を味わいながらも治療しなければならない矛盾。
しかも、この手触りにはまだ先がある。快楽で満たされた時のニィロウの肌触りはどこを弄んでもオスの性欲を滾らせる媚薬なのだ。しっとりと吸い付く蕩け肌の味が指先へ思い出されていく。
(この女、夢の中と全部いっしょじゃねぇか……尻を振りやがって、クソっ!)
ふっくらと揺らされる尻は未発達な果肉の青さと瑞々しさとが感じられ、薄布を通してでも見てとれるほどムチ肉の割れ目に下着がぴっちりと食い込んでいて、それもまた男を狂わせてようとしてくる。
(この人、マッサージ巧い……っ。気持ちいい……耳まで熱くなってるの、バレてないよね……?)
指技のひとつひとつが肉体の感度を高め、その気配を追っていくことで余計に自分自身の火照りを増幅させていることにニィロウは気づけず、足指や腰回りをうねりくねりとよじってしまっていた。
「ふぅ、ふぅ……っ。 は……ぁ……。 ん……っ♡」
ニィロウの筋繊維を丁寧にほぐしていく施術の手が、太ももを這って尻へと近づいていく。
「……っ♡」
無意識に娘は下唇を噛むと、そこから送られてくるであろう感覚を待ち受けて、身体を震わせ、望んで……。
「はい。終わったよ」
「……え?」
ニィロウが思わず口にした疑問は虚空へ消える。返事を待つよりも先に男は彼女から背を向けて離れ、片付けに入ったのか机の上で何かを動かしていた。
「お疲れさま。大きな異常はなさそうだから、しばらく様子を見てみよう。今まで通りの生活をしても大丈夫だけど、急に負担をかけるような動きは少し控えてね。それと……」
時々振り返って診察の結果を教えてくれる男の顔は平静そのもので、ニィロウも素直に返事をしながら再び衣服をまとっていくと、やがて立ち上がった。
「ありがとうございました」
「うん。退院する前に受付へ顔を出すのは忘れないでね」
決まりきった口上を最後に男は会話を切り上げ、ニィロウは扉に手をかけて……振り返らずに静止した。
「……次は、いつ来たらいいかな?」
男の立てていた物音も止まる。
「また違和感が出たら、いつでもおいで」
「もし……もし明日また足がこうなったら、診てもらえる?」
「もちろん。その時はスメールシティの外門の方から直接ここへ繋がる脇道があるから、そこを使ってごらん。時間は……今ぐらいがちょうど最後の患者さんになる頃だから、少し遅れてくると空いてるよ」
「うん。わかった」
扉が開き、締まる音を聞きながら自らの発言を男は理解できなかった。受付を通らずひっそりやって来いなどとどうして提案してしまったのだろう。そして、それを受諾したニィロウも混乱して帰り道を歩いていた。
どうかしている。
どうかしているとお互いが思いあい、それでも充血した股間の疼きに嘘などない事を二人は直感で理解してもいた。
ニィロウは来た。まさしくその時間、男の勤務が終わる頃に。誰にも見咎められずに。
「ぁ……。それ、すごく気持ちいい……ひゃ、んっ♡」
同じような外套で踊り子の衣装を隠し、舞台からそのままやって来る彼女の身体を男は揉んでいく。もし見つかってもいいように、あらかじめ言い訳は用意して。仕事終わりの空気が冷え切る前、人目に付かない時間がわずかばかりに生じる夕刻。逢瀬の時間は短く、それ故に燃え上がり、いつも彼らを苛むのだった。
ニィロウも周りには
『その人が言うには、私の筋肉の付き方が珍しいみたい。だからしばらくは、あんま? って言う整体をして、その仕組みを勉強したいんだって。私からすれば、身体がふわーってほぐれるみたいで楽になるし、疲れも飛んでいくから……えへへ、ちょっと嬉しいよね』
と彼の用意した理由を説明して怪しまれないように努めた。
普段が真面目な二人は誰からも疑われず、こっそりとただ按摩を施し、施される宵を繰り返していく。陶器のような滑らかなメス肌を飢えた目で睨めつけても。恐れを感じるほど広くてたくましいオスの手でまさぐられ、お腹の奥を疼かせても。
それだけで終わるだけの関係。
ただ、そんな体裁は一週間と保ちはしなかったが。
むぢ、むぢ、むぢ♡
ぎゅ、ぎゅむっ♡ぎゅ~~……っ♡
尻の付け根を力強く揉まれ、しっとり喘ぎそうになるのを堪えるのにニィロウは精いっぱいだ。指圧から逃げようと無自覚に動かした足先には男の手が伸ばされ、まるで恋人繋ぎのように指と指を絡ませ、握ってくる。
「ふぅ……ぁ♡」
(くすぐった……ぃ♡)
足裏と手のひらが擦り合わされ、ニィロウの背中へぞわぞわするような気持ちよさが抜けていく。彼の親指の関節が足裏のツボに埋められ、尻肉から股間の奥へともう片方の親指が分け入ってくると、鼠径部をぎゅうぎゅぅ♡ と圧してきた。
「ぁ、ぁ……っ。そこ、んっ♡ んっ♡ふ……ぅ♡」
「もっと力を抜いてごらん。もっと。……そう、上手だね」
「うん。うん……っ♡」
あくまで下着の内側には立ち入らず、踊り子の恥骨すぐ横や足の付け根を執拗に揉みほぐすそれを、もとより男もニィロウも普通の按摩とは思っていない。娘が身体に力を入れる瞬間を見計らってさりげなく際どい部分を触り、だんだんとその手の位置を腰の方へ、尻山の方へと様子を見ながら伸ばす事も、わざわざしなくなっていた。
毎日と通ってくるニィロウへ施されるのは肉欲をむき出しにした官能マッサージだ。あきらかに高い声を出すのも躊躇がなくなってしまった娘へ、夢の中と同じような手技を与えていく。目の前でケツを揺らして誘ってくるメスへの劣情を優先させ、性を引き出す指つきを陰湿に続けていった。
「あれ? 腰を振ってるけど……もしかして痛い?」
「……っ♡ ち、違うよ♡痛くない……っ♡」
「そうなんだ。でも、そうだよね。腰をこうやって撫でつけてあげたのに、次の場所へ移ろうとしたらお尻を振って追いかけてくるんだから……痛くなんてないよね」
「や……っ♡ 私、そんな事してない……っ」
「してるよ。指先でこうやってツボを刺激してあげると、ほら。腰を持ち上げて、気持ちよさそうにして……」
「ひぅ♡ ぁ♡ふぅ……っ♡」
「へえ、そっちから身体を押し出してくるんだ。そんな声出されると、俺がいかがわしい事をしてるみたいなんだけど」
「違う……してないよ。これは違う……っ♡」
夢の中で『予習』したニィロウの身体を隅から隅まで熟知していると断言できる男の施術は媚薬を使わずとも(あんな毒物を現実に使えるわけがない)、彼女へ十分な快感を与えてくれる。そこへ数日前からはいじわるな言葉によるスパイスも混ぜるようになってきて、娘の瞼の裏で小さな悦楽光がパチパチ点滅するのも珍しくなくなった。
「ほら、また腰揺らしてるよ。動かないで」
「ひゃ……!♡」
骨盤をオスの両手で押さえつけられると、その感触でニィロウは無防備な声を漏らしてしまった。腰回りをすべて握られ、覆い囲われたと勘違いしてしまいそうなほどの大きくてたくましい男の手のひらに押さえつけられると、被虐的なメス本能がくすぐられて湿った鼻息が漏れる。
メス肌をしごくように力強く腰から尻へ、太ももへと下っていった彼の両指がもう一度骨盤まで遡ってくると、重点的にぐりぐりと桃尻の付け根を揉まれ、とんとんっ♡ と淫靡に叩かれてニィロウは声が抑えられなっていく。
むっぢ♡むっぢ♡むっぢ♡
「あっ♡ぁ、ん……ふっ♡ ゃ♡ぁ♡ぁぁ……♡」
「動かすなって言ってるのに。仕方ないからこっちをほぐそうかな」
「~~……っ!♡」
つ、と背骨の周りを押しながら硬い親指が昇ってくる感覚でニィロウの背筋がしなる。
彼女の肩甲骨を小さく回して緩めつつ、その回転を維持したまま男は両手を左右へと滑らせていって……娘の脇の下まで指先をズラして襲いかかった。
「ぁ、ぁ、ぁ……!♡」
「くすぐったいけど、我慢してね」
さわさわ♡すりすり♡
ふにゅ♡もみ、もみ……っ♡
脇から膨らみへと続いていくニィロウの生横乳を丁寧に、丁寧に男は愛撫してやる。まだ発育途中ではあるが女として突き出ている乳房はうつ伏せのせいで潰されてはみ出されており、ふんわりとしたその潰れ楕円の乳肌を甘く、ゆっくりと指先で撫で回していく。ぷるぷるっ♡ と揺れる乳肉を繊細に揉み込めば、その刺激で娘の二の腕に鳥肌を立つのをオスの瞳が捉えた。
支配欲をくすぶらせ、胸を隠す布へ頭だけを忍び入らせたオス指がおっぱいを優しく撫ぜ、指と指の間でふにゅり♡ と挟んでからフェザータッチでなぞる。触るか触らないかという位置で敏感な横乳肌を泳ぎ回っていく指先の数は時間が経つにつれて増えていき、それぞれが別の円を描き、たまにつまんでは引っ張って、焦らすように、甘く、擦る。
「んぅっ♡んっ♡ ん、ん、んぅ~~……っっ♡」
施術台へ顔を埋めるニィロウの身体は断続的に震え、引いては来たる波のような官能で腰元を小さくヘコつかせていた。白い背中に汗を浮かべる彼女は顔を伏せて表情を隠そうとするが、頬はもちろん首元までが赤らんでいるようではどんな顔をしているのか男には丸わかりだ。
「ほんと、いかがわしいよね。ニィロウは」
「違う、よぉ……っ♡」
「そんなんじゃあ、今日もびっくりして指が滑るだろうなぁ。でも君は優しいから、見逃してくれるよね?」
ふにふにっ♡すりすり……っっ♡♡
(あ……♡ 胸に、おっぱいの先に……っ♡ 彼の指、来る……っ。また今日も、来るんだ……ぁ♡)
乳愛撫を続けてくれる指が潰れた乳肉に深入りしてきて、すこし蒸れた布の中を最奥に向けてまとわりついていく。乳なぞりに追い詰められたせいでぷっくらと充血した、甘勃起乳輪を挟み込むように指が近づいていって……。
こりっ♡こりこりっ♡
カリカリカリっ♡
クニクニクニ~~……っっ♡♡
「んぅ!♡ そこっ♡先っぽ、かりかり、つまんでるっ♡だめっ♡また、つまんでるよぉ……っ♡♡ ん、ん、ん……んぅぅ~~~……っっ♡♡」
口だけの注意を絞り出し、甘イキして浮いてくるニィロウの尻へ自分の足を乗せて重しにしながら、尖ったメス乳首を左右ともオスの指先が弄ぶ。
(腰、動かしたいのに押さえつけられて……っ♡ 余計にお腹の中がぎゅ~っ♡ ってしちゃうから、また、頭、ふわふわしちゃ、う……っ♡ ぁ♡ぁ♡ぁ♡)
弾き、つねり、爪をカリつかせる乳首なぶりは、ここ数日でじっとりと煮詰められた性感マッサージの最後に与えてもらえるようになったご褒美だ。寝台に広がった自分の長い髪を握るようにニィロウは指を立て、足先をピンっ♡ を硬直させると、男からもたらされる快楽のリズムに酔いしれる。
「ぁ……♡ぁ、ぁ、ふゃ……ぁ♡♡」
やがて、ニィロウの手足が投げ出されて力が抜ける。
その紅潮した背中へ浮かぶ珠のような汗をなぞり上げてしまうと、身体をどけた異邦人が室内の片付けに取り組んでいくのもまた習慣だった。
尖りきったズボンの内側で憤る男根をあえて考えまいとするためのこの時間を、もちろん男は嫌っている。
この極上のメスを犯したい。熱ぅい膣肉でちんぽをゴシゴシしたい。そんな欲求をわざわざ別の方法で発散させるなんて、彼の手指に残るニィロウの体温や鼻腔をくすぐる性の体臭がナンセンスだと責めてくる。
(できるかよ……!)
あくまで彼は最後の一線を引いているのだ。夢の中で何もかも考えず、壊すようにしてニィロウを嬲った反動もあったのだろう。お互いの情欲を理解しながらも、一度手を出せばどこまでもやってしかねない自分が怖かった。身も心も壊れるほどの媚薬を彼女に塗り込み、吸わせ、狂わせながら抱くかもしれない。この可愛い娘を。この素晴らしい舞手を。
この赤いパティサラを、無惨に散らすなんて死んでもごめんだった。
「……?」
悶々としていた男が違和感に手を止める。いつも背を向けて作業をしている間に正気へ戻り、身なりを整えるはずのニィロウから動く気配がしない。
何かあったのかと何気なく振り向いた彼と、うつ伏せのまま肩越しに視線を向けてくるニィロウと目があった。
(ずっとこっちを見てたのか……?)
なんで、と戸惑う男は次いで、目だけ覗かせたニィロウの妖艶さに言葉を失う。火照らせたメスの肢体は呼吸するだけで色気を振りまき、艶やかな肉の花じみて思わず引き寄せられそうだ。
「…………♡♡」
「……!」
その妖花が何を思ったか、おずおずと尻を持ち上げると左右へ揺らし始めた。
ふり。ふり。ふり。ふり。ふり。
振り子のように一定に、しかし絶妙なゆらぎを加えての小さな舞。
求愛。誘惑。
「そうかよ」
手にした備品を放り投げると、ぶっきらぼうな口調で呟いた男が大股に床を横切ってニィロウに近づく。ここではお互いがお互いのことをすぐに見抜けるのだ。もう勃起した部分を隠そうともしない。
性欲の限界ギリギリだったのは男だけではなく、ニィロウもなのだ。身体に刻み込まれた絶頂の夢はほとんどを忘れているからこそ純粋で、ただ彼が気持ちよくしてくれる事だけを信じてしまえた。元より人懐っこく、身体の欲求に対して素直なニィロウの資質とも相まって、璃月の男に対して純情とも言える期待が生まれていた。あちらが娘を大事にしてくれている事も察して、でも最後までしてくれない。
であれば、こちらから踏み出そう。彼になら、いい。
ふりふりっ♡ と左右へ傾く可愛らしいお尻を無造作に掴んだ男の指が、遠慮なく下着の中まで突っ込まれた。
ぬっち……♡
「は……っ♡」
「そういう事するんだな。エロ女」
「あっ♡ひ……ん♡」
ぬちぬちぬちぃ……♡
漏れ蜜でぴたぴたにぬるつく股間を撫で回し、隠されていた割れ目へ躊躇なく指先を潜らせると、膣口に中指の第一関節まで咥え込ませる。そのまま親指で肛門の表面をなぞってやれば、ニィロウの内股全体がきゅっ♡ と締まった。
「や……そこ……っ!♡」
「ヤダも何もあるかよ。おまんこもプルプルさせてるくせに」
「やっ♡待ってっ♡ 力が入って、気持ちよくなっちゃうから、待ってっ♡待って……っ♡」
「イヤだね」
尻にある蕾をくりくりとなぞられ、反射的に締めてしまうと連動しておまんこまで収縮する。その自家発電で呼吸を乱すニィロウを見下ろす男はもう欲情の限界を超え、口調も外面を捨てた物になってしまっていた。
ちりん、ちりん、と髪飾りを鳴らして震える娘の膣穴をオスが搔き続ける。
「ひぅ♡ん♡ ぁ、ぁ♡」
「おい。俺の部屋がどこにあるか分かってるな? ……返事は?」
「いぅ♡んぅ♡ うん、うん……っ♡ 知ってるよっ♡行ったこと、ないけど……っ♡ え……ない、よね……? んゃぁ!?♡ おしりの穴、つんつんしないでよ……っ♡」
「考えなくていいから」
(やっぱり俺と似たような夢は見たことあるんだろうな。覚えてなさそうだけど)
それとなく夢での繋がりを意識しかけた男だったが、すぐにどうでもよくなった。
「部屋の鍵と顔を隠せる外套を渡すから、それ着て先に部屋で待ってろ。『璃月から来た』って言って鍵だけ見せれば、そのまま通すように宿へ話はしてある。……しばらくかかるから、家族とか、誰かと暮らしてるなら都合つけとけよ」
「わか……った♡」
診察室の中ではしばらく、かすかな水音と男女の小声がひっきりなしに続いていた。
やがて、すっかり蕩けてしまって足元がおぼつかないニィロウが部屋を去った。その後最後まで片付けを済ませ、勃起を収め、故郷からの急な客が来たと嘘をついて翌日を休みにした男が街路を足早に進んでいく。
どこかでこうなる事を諦めきれなかった男は準備だけ進めていたのだ。
宿の者にも
『璃月から人が来るかもしれない 婚姻前、顔を隠す風習のある土地の者だから顔を隠したままでも大目に見てやってほしい。部屋の場所は教えておくから、もし俺の部屋の鍵を持っていたら素通ししてもらって構わない』
とだけ伝えてある。人の出入りが激しい外人用の宿で詮索もあまりされないから、この程度の根回しをしておけばニィロウが怪しまれることもないだろうと踏んで。
急ぎ足で帰ってみると、夕飯時で忙しそうな宿のカウンターから『言ってた客が来てるよ』とだけ告げられる。鷹揚に頷いた男はさっさと階段を登って部屋へと向かい、その最中にみるみると股間へ血を集めていった。
いるのだ。あの部屋に赤髪の女が。
落ち込んだ娘を慰めながらいやらしい気持ちでいっぱいだった夢の中と同じ廊下を、性欲に溢れて歩いていく感覚だけで一呼吸ごとに男が猛っていく。あの身体を好きにできる。手で。舌で。皮膚で。ちんぽで柔らかいところをすべて触ることができる。脳を痺れさせる嬌声と、メス臭い吐息を思い出す。
勃つ。勃つ。勃つ。
宿泊している部屋の前まで来た男は、普段のように何気ない動作で扉を開けた。
「…………」
「……っ…………ぁ…………ふ…………」
誰かのか細い息づかいと目の前に広がる光景よりも何よりも、部屋の中から漂ってきた香りに理性の大半が吹き飛びそうになった彼は自動的に歩み、後ろ手で扉を締め、鍵をかける。
「…………」
「……ぁ♡ ぁ……ん……ぅ……♡」
ぼんやりした視界の中でベッドの上に誰かが居るが、まず先に部屋に漂う夢と同じ匂いが股間に効きすぎて、オスは手荷物を床へ投げ出した。ニィロウへのマッサージで昂りすぎた夜毎、彼は夢と同じ匂いのする香煙(肉欲で染め上げる毒じみたものとは違い、香りだけを再現したもの)を焚いて手淫していたので、これが鼻につくのもあり得ない事ではない。では誰が香炉に火を点したのか。
「んぅ……♡ ふ~……っ♡ふ~……っ♡ んく♡ぁ♡ぁぁ……っ♡」
寝台の上でニィロウが自慰に耽っている。
貸してやった外套は部屋の隅に畳んで置かれ、踊り子衣装になった娘がベッドから落ちそうなくらいギリギリの縁際で、膝を曲げたうつ伏せのまま臀部を持ち上げ、あらわになった秘所を指で探り回している。太ももあたりで引っ掛かった下着やベッドからはみ出ているくるぶしが、いかに性急に始められたおまんこいじりだったかを物語っているようだ。
男にはわかる。香炉を見つけた時のニィロウの胸の高鳴りと、よく知った香りに包まれていく最中で耐えきれなくなっていった情欲の炎が。
彼は何も言わず、足だけを使って粗雑に靴を脱ぎ捨て、ズボンのベルトを緩めながら、小さく小さく陰核を弾くメスへと歩んでいく。蹴り転がされた靴の音か床の軋りに反応してニィロウの身体が小さく震え、振り返った顔が男の方を向いた。
「ぁ……♡♡♡」
まるで診療室の再現のように、ニィロウが肩越しに男を見上げると嬉しげに笑んだ。ちょうど男の下半身から全ての衣物が、これもまた足だけで床へと投げ捨てられ、脱ぎ落とされていくところで。
ようやく解放された勃起は鋭角に天を仰いて跳ね踊り、その脈動する生殖の痙攣に視線を向けただけの娘が思わず唇を噛む。肉花弁へ伸びていた細い指をぎゅぅ……♡ と食い込ませて、快楽を得るためだけの無様で浅ましく、淫乱な自慰の姿勢を、そのままオスを迎える求愛の舞へと振り替えはじめた。
ふり。ふり。ふり。ふり。ふり。
男は我を忘れている。艶めかしい美尻の下にある新品の、ぴったりと閉じたマン肉は他の場所と同じように透けるような白い肌を室灯に照らされて……夢で見たままだ。太ももの内側へ愛液の滴がつぅ……っと垂らされているのもそのままだ。
「そうやってケツ振ってろ……!」
「あ……♡ ぁ……♡」
メス腰をつかみ、ベッドのギリギリに立ったままで肉棒へ引き寄せようと尻肉に食い込んできたオスの指へ、濡れたニィロウの指先がすがりついていく。指と指が絡んでしまうと、もう喋るのも億劫だと言わんばかりに、濡れに濡れた割れ目へ亀頭が添えられた。
ぬっ……ち……♡
何日も我慢してきた二人の粘膜が、熱いとろつきに溶けていく。
ようやく結ばれていく。
ぬぷ♡ぬち、ぬち……ぃ♡
ぬぷ、ぷ、ぷ♡
ぬぷぷぅぅ~~~っっっ♡♡♡
「あ♡あ♡あ♡ 来るっ♡来るっ♡ ゆっくり、入っ……て……ぇっ♡♡」
「う、ぉぅ……っ!」
ビキ勃ちするほど興奮している男ではあったが、ぐじょ濡れの膣口にまずはゆっくり肉傘を咥えこませると、そこで大きく腰を左右へ回して、じっくり広げるような動きをとる。何度も何度もニィロウの処女を食い散らかしていくうちに覚えた、いちばんメスがよがってくれる方法を無意識に取っていく。
「あ……♡ 待って、くれてるんだ……っ?♡ 私のこと、そんなに欲しがってるのに……っ?♡♡ 入口のところだけ、そうやって、ほじほじ……っ♡ほじほじ……って♡ そこもマッサージしてくれるんだね……っ♡」
「エロい声で、エロいこと言うんじゃねぇよ。まだ娘のクセに……っ!」
「だって、えっちな事してるんだよ……?♡……んっ♡ あ……ぃっ!♡ 痛った……ぁ……? ぁ、ぅぁ、ぁ♡ もう、入ってくるっ♡あなたのが、ぜんぶ、お腹……ぉぉ……っ♡♡」
会話に気を取られたニィロウが身体の力を少し抜いた瞬間、一息に処女の証を越えて最低限の痛みだけを残し、オス勃起が勢いのままに膣肉にこつっ♡ とノックした。
「ぉ♡ぉ♡ぉ……ぉ♡」
凶悪なビキ反りをスムーズに膣肉へ教え込まれるメス感覚に、膝を内股にしたニィロウの顔が発情にトロけていく。
「ぁ♡ぁ、これ……っ♡ これ、こんなにっ♡お腹の中いっぱいにしてる、あなたのっ♡ なんでっ♡なんで奥のそこ、痺れるところばっかり知ってるの……っ♡♡」
「オマエこそおまんこ小さいからキツく締めてくるくせに、ぬるぬるで、ヒダは優しく絡んできて……しつっこいんだよ……っ。」
二人の背中が反り返り、そのくせ結合部を中心に腰と腰をぐりぐり回しあって、生殖器でのキスが止められない。
処女を失った直後にも関わらずニィロウおまんこは『気持ちよくさせたい。もっとこの人とつながってたい』という乙女心がそのまま伝わっているものか、雄肉を抱きしめ、媚びようとしてくれる。その感触へ応えたくなったオスは、すでに知っている膣奥のウィークポイントをじっとりとなぞってやる。
挿入直後の衝撃をそうやって馴染ませていくと、気持ちのいい柔肉の穴を求めて、自然と抽送が始められてしまうのだ。
にゅる……ちゅるる……♡
ぱん♡
「ぁ♡ぅぁ……っ♡」
にゅるる~~~……っ♡
ぱんっ♡ぱんっ♡
「ふゃ♡ぁ♡お腹のなか、持っていかないで……っ♡ 出ちゃうっ♡お腹のお肉、出ちゃうよぉ……っ♡ あ♡あ♡あ♡」
「おまんこって言うんだよ。ほら、言ってみなよ。ほら……っ!」
「やだ、やだっ♡恥ずかしいよぉ……っ♡ あっ!?♡ そこ押したらダメっ♡ あ♡ゃ♡あぁぁっ♡ 熱くて、硬いので、あっ、あっ♡こんなの知らない……っ♡知らないのに……待ってたの……っ♡ やっぱり、これ、気持ちいいよぉ……っ♡♡」
ぱんっ♡ぱん♡ぱん♡
ぱんっぱんっぱんっ♡♡♡
ガチガチのエッグい雁首で大事なところがこそぎ上げられ、ぷっくり膨らんだ亀頭で奥をぷちゅっ♡ と突かれるおまんこ快楽に、ニィロウの白魚じみた手がシーツの上でゆらゆら踊る。おぼろげなハメイキの残像を頭の片隅でひらめかせながら、確かに自分を満足させてくれたオスの剛直に、身を委ね、甘えきろうと没入する。
「相変わらずどんどんシゴくのが巧くなっていきやがる……! エロすぎるぞ……っ! やっぱ最高の女だ、ニィロウ……っ! ニィロウ……! お前のだらしないマン汁で滑りよくなってきたの、わかるだろ……っ」
「わかる、よっ♡早くなって、硬くなって……膨らんでるっ♡ はっ♡はぁ♡はぅ、ぅ……っ♡そんなに大っきくなるくらい、あなたも、気持ちいいんだね……っ♡えへへ……っ♡」
「……ああ、くそ! いちいち可愛いんだよ、エロ女のくせに……っ。クリでもイッてみろ……っ!」
「ぁぁっ♡あっ♡あ♡そこ、パンパンされながら敏感なところ触るの、すごい……っ♡ なんでそんなに上手なの……?♡ きもちいぃっ♡きもちぃぃ……っっ♡♡」
繋げあった性器を往復し、互いの腰へ快感を染み渡らせるほどに夢が現在へと上書きされていく。媚薬代わりに日数を使って熟成した快楽を爆発させ、はじめてのくせに最高に気持のいいセックスへ若い二人は溺れた。
「ぁ……くそ……っ!」
だから、もう金玉がせりあがってきた。想像以上の極上おまんこのせいで、ニィロウと馴れ合うためのゆっくり♡ぱちゅぱちゅ♡ 様子見セックスだけで、せき止められない位置まで精液が込み上がってしまった。白いもの混じりのガマン汁を蜜ヒダへ塗り込みつつ、オスの腰が止まろうとして、止められない。
夢の中では避妊を考えもしなかったが、いまは現実だという危機感がほんの少しだけ脳をよぎる。だが、匂いも相手も夢とまるで同じであれば、そんな理性の呼び声を聞く耳など持てない。ちらりと振り返ったメスの瞳にも同じ分別を見た男は、それを忘れさせてやるために膣壁を黙々とほじくり回し、後から後から湧き出てくる愛汁をちんぽで掻き出し、飛沫にして下腹部へ散らした。
最高速ではないものの、制御が効かなくなってきた情熱たっぷりオスピストンに未熟な膣を貪られ、突き押されて、その衝撃にベットの奥へとニィロウの身体がズラされていく。
「ぅ♡んぅ♡ぅぁ、ふぁ……っ♡ お腹のなかで熱いの混ぜられてる……っ♡ ねぇ、ねぇ……っ♡ これ、もう出してるの……っ?♡」
「漏らしたんだよ……っ。お前のその声も、その顔も、そのおまんこも良すぎてさぁ……! ほんと、天然で煽りやがって……おいっ。逃げるな……!」
「あっ、あっ、ぅ、だって、だってお腹のいちばん奥、いじわるしてくるから……っ♡ あ!?♡あ♡あ♡あ゛♡ そこ、入口の敏感なところっ♡クリっていうのと、一緒にリズムを合わせて……っ♡奥、おくぅ♡とんとんってしながら、それ、気持ちいぃ♡あなたので、こつこつ、こねられるの……ぉ゛♡あっ、あっ、あ゛~~~………っっっ♡♡♡」
「もう出る……っ! くっそぉ……!!」
「お゛っ♡んぅ゛っ♡ こわい、こわい……っ♡きれいな花火が目の前で、おなかで上がってるよ……ぉ゛♡♡ んお゛♡お゛っ♡お゛っ♡ なにこれ、すごい、すご、ぉ、ぉ、ぉっ♡♡ あっあっあっ♡♡♡あぁぁ゛ぁぁ……~~~~っっぉぉ゛おおぉぉ~~…………っっ♡♡♡♡」
びゅくびゅくっ♡ぶびゅぅっ♡
びゅく……びゅくびゅく~~~~っっっ♡♡♡
びゅ~♡どぴゅどぴゅ~~っ♡♡
びゅ~~……っ♡♡
寝台に膝まで乗り上げたオスが、引っ掴んだメス腰の中へ暴発お射精を流し込んでいく。未使用だった娘おまんこにはそれでも過分だったのか、膣内に収まりきらなかった白濁が接合部の隙間からじゅわっ♡ と溢れてきて、陰嚢までダラダラと伝い落ちていった。
熱いオス粘液でびちゃびちゃっ♡ とメス膣のどこもかしこも塗りたくられる独特の感覚と、陰核いじめと合わさっての膣内絶頂をはじめて味わったニィロウが尻を持ち上げて激しく痙攣し、その余韻に揺らめいて……。
……ずにゅるるる~~~っ♡
「……ひぅっ♡」
ぱんっ♡
「ぁ♡ゃぁ……!?っ♡」
敏感になったままのおまんこ粘膜をすぐさまほじくられ、踊り子の手指がシーツを握った。
ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっっ♡
「だ、ダメ……っ♡待って、これ……っ♡びりびりしてるのっ♡お腹の奥で切ないのがずっと残ってて、それで、それで……っ♡ ……ね?♡少し止まってっ♡ あ、ぅ♡ぅぅ♡ぁ、ぅぁ、ぉ、ぉ、ふうっ♡ふぅぅ~~……っ♡ なんで……っ♡あなたのも苦しそうにしてるのに、なんで続けるの……っ♡」
「おまえがいい女だからだよ……っ。こら、逃げるな……腰が止まらねぇ……!」
「……うう゛~~っっ♡♡」
求められて嬉しい反面、注ぎ足される快楽のせいでベッドの奥へ逃げようとするニィロウからおちんぽが抜けかけ、オスがにじり寄って温かな生膣へハメ直すのを幾度か繰り返すと、二人の体位は側位……いわゆる『松葉崩し』のような形におさまっていく。持ち上げられた側のメス脚をしっかりと腕で抱いてしまい、もう片方の美脚は自分の両膝で挟んで、男は踊り子をその場へ固定する。
不本意な射精をしてしまった怒りと澱のように溜まりきった獣欲が混ざり合わせられ、極上の花膣を味わうねっとりした腰つきと、射精へとひた走る荒々しいピストンが交互にまぜこぜになっていく。
「ゃっ♡あ♡ また奥まで、いっぱいに……っ♡ 気持ちよくなるとこ、すぐ見つけちゃうの、すごいよぉ……っ♡ あなたの太いところで、さっきと違うとこ突つかれちゃって……っ♡ ぁぅ、ぁ、ふぁ、あっ♡ その、おくトントンっ♡お股、溶け……っ♡ しらないっ♡それ、しらなぃ……っっ♡♡」
頭を振りよがるニィロウの髪飾りがちりん、ちりんと鳴って、その微細な音がオスの興奮を煽り立てた。かぱり♡ と大股開きになった太ももとぷるぷるの柔尻が衝撃で波打つほど、メスの股間に叩きつけられる恥骨の勢いは増して、ベッドの軋みと肉の破裂音も大きくなっていく。
「ニィロウ、おまえ全身が気持ちいいんだよ……っ。おまえの太ももに金玉擦り付けるの、止められねぇ~~……っ。ケツも引き締まってるのに柔っこくて、こうやってチンポ抜き挿しするだけで……っ」
「はっ♡はぁっ♡ また、また膨らんだぁ……っ♡ぁ、ぁ、ぁっ♡そこ好き、好き……っ♡」
「……ニィロウも動いてみろよ。腰を、パン、パンっていっしょに、踊るみたいにやってみて」
「あ……♡ うん♡んぅ……っ♡ はぁ、ぁっ♡ こ、こうなか?♡ パン、パン、パン……っ♡うぅ、んぅ、んっ♡ んっ、んっ、んっ♡ あ……♡好き、これ好き……っ♡」
拘束を緩められ、ぎこちなく腰で押し返しはじめるニィロウだったが、『いっしょに踊る』という言葉のせいかすぐにコツをつかんで、男のリズムを見つけ、艶めかしい腰振りを始めた。
ぱちゅ♡ぱちゅ♡ぱちゅ♡
とちっ♡とちっ♡とっちゅっっ♡♡
「う、ぁ……っ。腰つきでチンポしゃぶってくる……っ」
「もっといっしょに気持ちよくなろ……っ♡ 息を合わせて、同じリズムを刻んで……っ♡ もっといっしょに……なろっ♡」
トロトロにほぐれる接合部で白く泡だった愛蜜を潤滑液代わりにして腰を、生殖器をひねりあい、オスとメスの体位が移り変わっていく。
上着を脱ぎ捨て正常位になった男と乳房をむき出したニィロウがピストンの動きを保ったまま粘膜で吸い付き、どろどろに蕩け合った雄肉と膣の扱きあいっこを深く愉しむ。
快楽のためにお互いの気持ち良い場所を押しつけるような下品な腰振りをニィロウもたどたどしくはじめ、尻を突き出しながら切ない声で啼いてくれる。このメスを誑かせたい一新でオスの灼棒がまた張り詰め、欲情で陰嚢に火が点いた。
腕の中にニィロウを抱きしめると、きめ細やかな肌と柔肉がふにゅり♡ と体の前面いっぱいへ広がり、体熱を擦り付けて移しあうような抱き心地でオスの股間の奥が疼く。
「あぁぁ~~……またチンポ硬くなってきたぁ……!」
「あ゛っ♡あぅ゛……っ♡ あ゛♡あ゛♡ きもち、ぃ……っ♡きもちいっ♡ あなたで、私、とろとろに溶けちゃぅ゛……っ♡ あなたに包まれて、そこでふわふわ漂ってる蝶みたい……っ♡ んぅ゛!?♡ ぁっ♡ぅあ゛♡」
交尾ピストンはそのままに、揺れて弾むニィロウの乳肉を男の指がつかみ回す。
(こいつの乳、手のひらに吸い付いて、むっちりして……っ! この柔けぇ肉塊を俺好みの形に捏ね回していいんだ……っ!)
獣じみた独占欲を隠そうともせず、ぷくぅ♡ と膨らむ桃色乳首をふたつとも先端へと搾るように、寄せては返す手付きでオスの指がシコり上げた。五指で乳肉ごと揉み絞り、乳輪をカリカリなぞって、舌を這わせてむしゃぶりつく。メスの悦ぶ触り方で。自分のいきり勃つ触り方で。
「ぉ♡お゛♡ぅん゛ぅ゛ぅ゛っ♡ はぁ……♡ふぅ~……っ♡ あなたの指、そこっ♡そこ、だめぇ……っ♡ こりこりってされると、頭がとろとろに溶けちゃう……っ♡ ひぅっ♡ぁ゛♡ぁぁ゛っ♡ だめっ♡だめっ♡おっぱいの先、そうやって、ちゅうちゅうって吸ったら……っ♡ 舌で、無理やりほぐそうとしないで……っ♡おもちゃみたいにしないで……っ♡♡ んん゛っ♡あ゛♡ ぅ゛……っ♡ぅぅ゛~~……っっ♡♡」
(ニィロウの乳首、うま……っ。イキ声も可愛いし、一生懸命細い手足で絡んできて、おまんこでちんぽ握ってくれるの最高……っ。俺のモンだ……これは、俺のっ!)
ずぢっ♡ずぢっ♡ずぢっ♡ずぢっ♡
パンッ♡パン♡パンパンッ♡
おまんこ粘膜も乳肌もねっとり溶けていくような錯覚さえ感じさせ、よだれと淫液と汗の臭いに包まれてオスが射精用のピストンを速めていく。細いくせに抱き心地が半端ないニィロウの全身を抱えて、降りてきた種付け初心者の子宮をどちゅどちゅ♡ と突き揺らしてやりながら、赤髪に埋まった娘の首筋へ男は顔を突っ込んだ。
そこから舌を這わせ、愛らしく紅潮したニィロウの耳を口先に見つけ出すと耳朶にキスをする。
「ひ……ぅ……♡」
「ニィロウ……ニィロウ……っ。俺の赤いパティサラ……」
「……ひぅ゛♡♡♡ ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛……っ♡♡♡」
浮かされたような男の声が濡れる色気でニィロウの頭を揺らし、言葉と官能で虜にした。ぴんっ♡ と足裏を突っ張らせてメスの踵が跳ね上がり、そのせいでベッドが大きく軋む。ニィロウの両膝が持ち上がると、白く輝く太ももからふくらはぎに至る曲線美で、オスの腰へ絡みついた。
「ねぇ、きて……っ♡ きもちいぃだけの、出して……っ♡」
「おまえ……っ」
「出して、出して……っ♡ 出して、出して、出して、出して……っっっ♡♡♡」
オスの太い灼肉をきゅぅぅ♡ と忙しなくお搾りするニィロウおまんこがそこに詰まった最良の子種を本能で求め、むっぢり♡ としゃぶりついて離さない。
ピストンのせいでめくれた包皮の裏側を蜜ヒダで舐められっぱなしのオスの腰使いが獣じみていくと、その意味するものに察しがついたニィロウも瞳を桃色に染めてお射精専門の粘膜を差し出す。
何度も、何度も、出っ張った亀頭が膣肉の底に密着するまで押し込まれ、そこにある性感帯へ円を描くような動きで飽きずに小突き、愛してやる。犯してやる。
どちゅっ♡どちゅ♡どちゅっ♡
パンッ♡パンッ♡♡パンッ♡
どっぢどっぢどっぢっっっ♡♡♡
「ニィロウ、好きだ、好き……っ!」
「んぉ゛♡ぉ゛♡ぉ゛……っ♡ わらしもっ♡しゅき、しゅきっ♡ はう゛♡ぅ……ぁ゛♡ おなかのおく、またおもらししてるっ♡きもちいい?♡わたしで……わたしも゛……っ♡ きもちぃ♡きもちぃよぉ……っ♡♡♡」
強烈に締まりだした淫肉に包まれての濃密な種付け快楽が雄チンポから伝わってきて、じわじわと腰の奥を炙られていたオスの股間が緩んでいく。
せき止めていたマグマのような生殖欲求が前立腺を抜け、尿道の奥からせり上がってきた。
ニィロウおまんこを叩きつけてくるガクつく腰の乱拍子を、しかし娘は滑稽だなんて思ったりしない。ひたむきに自分を求め、耳元へ吐息まじりのオス声で名前を呼んでくれる男に子宮をトロつかせ、きゅぅぅ♡ と膣肉お搾りをしてあげる。その反動でいくら自分の視界が白く染まろうとも、下腹部で再び弾けていく悦楽の花火を彼と共有したくてたまらなかった。
「でる……っ。イ……く……っ!!」
膣天井のザラつくヒダから肉奥に出っ張っている弱点まで、ぐぢぐぢっ♡ といじめぬく全力ピストンを長く、たっぷり楽しんだオスが最後に一番奥まで雄ちんぽを突っ込むと、そこで子宮口にかぷつかれた。
たまらず歯を食いしばった男の唇が首元に捺され、しっかりと抱きしめられた瞬間、ニィロウもまた一気に絶頂まで駆け上がっていく。
肉の皺を作るほど強く二人の腰が突き出され、抱き合い、イった。
「ん゛ん゛ぅぅっっ♡♡すごいの、またクるっっ♡♡あなたの、ふくらんで……っ♡♡クるっ♡クるクるクる……っっ♡♡ お゛♡お゛♡お゛♡ すきすきすきっ♡♡♡すき……ぃぃ゛いいぃぃいい~~~~~っっっ♡♡♡♡♡ ぁぁああ゛ぁぁああぁぁ~~~~~……………っっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
どびゅ……♡
びゅくびゅびゅびゅ~~~~~っっっ♡♡♡♡
どびゅ♡びゅ~~っっ♡♡ぶびゅ~~ぅっっ♡♡どびゅ♡どびゅ~~……っっ♡♡どぴゅどぴゅっっ♡♡びゅく……っっ♡♡
びゅっく……んっ♡♡びゅるるる~~っっ♡♡びゅる♡びゅる♡♡びゅくんっっ♡♡
仲よく同時に絶頂した雄ちんぽとニィロウおまんこが生殖液を塗し、混ぜて、こねこねと擦らせる交尾の腰つきで甘えあうと、繋がった接合部からぶぢゅ♡ぶぢょ♡ と淫らな粘音が鳴る。
若いメスへ好き勝手に蒔き散らすぶっ濃い白濁液が尿道を断続的に拡げて通り抜けていく多幸感が、男の腰から背骨脳を灼き続けた。
女の子の大事な場所へ直飲みさせる子種汁が大量すぎるために、まだ不器用な子宮が余りをこぼしてしまって、だらだらと漏れてきた精液がニィロウの尻割れを伝ってシーツまで染みこんでいく。
びゅっ♡びゅ、びゅ……っ♡びゅ~~~………っっ♡♡
「ぁ……ふぁぁ……っ♡ あつ……しゅごぉ……っ♡」
どくどく♡びくびく♡ と跳ねる肉棒がもたらしてくれるイキ余韻に酔いながら、ニィロウおまんこは男の射精を促すような優しい締め付けをしなやかにご奉仕している。
今までにない、それでも心の隅で待ちわびていた深アクメの快楽にかぐわしい汗を肌から滑り落としながら、ニィロウは溺れ続けていく。細い喉を反り返らせ、メスの湿り気をにじませた息をはふ♡はふ♡ と吐きながら身体を弛緩させて……思考ができるようになったのはしばらく経ってのことだった。
「……どうしたの?」
見下ろし、じっと見つめてくる男の満たされたような目に気づいてしまえばなぜか羞恥を覚えてしまって、ただでさえ紅潮しているであろう頬が熱くなるのをニィロウは止められない。
「ずっと欲しかったんだよ。ニィロウが」
「そ、そうなんだ。ありがとうって言えばいいのかな? ……でも、恥ずかしいね。えへへ……。あ、そうだ。私のことを花に例えてくれるのは嬉しいけど、赤いパティサラってね、この国だとちょっと特別な意味があるんだよ」
「知ってる」
「え? そうなの? スメールに詳しいんだね。……知ってるのに、私のことをそう言うんだ……? え!? わ、わ……!」
淫ら事でほつれた髪を頬や額に貼り付けて、でもあどけなくアタフタするニィロウが男には好ましくて仕方がない。夢の中だとただ犯し、孕ませ欲をコキ捨てるための存在だった彼女とピロートークをするのがこんなに幸せだなんて思いもしなかった。
『あのね』とか『でも』とかの言葉を紡いでは次の句が告げないでいるニィロウの頬を男は撫でてやり、それから無言で娘の唇を親指でなぞる。黙らせる。
「……っ♡」
ボディランゲージを、すぐさま娘は理解する。彼女の素質。特性。何より、彼女にとってもこの異邦人は特別になってしまっていた。
「……ん。ちゅ」
初めてのキスはさすがにぎこちなく、それでも込められた気持ちはすっかりお互いに通じてしまっている。欲情。好意。期待。
それらを言葉にする時間も、身体で確かめる時間もまだたっぷり残されていることを疑いもせず、二人して笑いあう。
なにしろ今夜を越えてしまったとしても明日が来るのだ。細工をして、二人とも余暇にしてしまった抜け目ない明日が。
そこだけは夢で見る事ができない、続いていく二人の未知なのだろう。
読了ありがとうございました。
この話のオマケをFANBOXなどで公開中ですので、よろしければ覗いてみてください。サンプルもあります。
【サンプル】夢の中でキメセクし続けたニィロウに出会ってしまった男が積もった性欲を爆発させて深イキ生ハメで初体験させてあげる話 +オイル濡れでラブラブえっち
↓
FANBOX… https://c-rithul-hu.fanbox.cc/posts/10129826
Fantia… https://fantia.jp/posts/3506926