イチャラブです。
東京都は今日も雨である。但し、静かな雨である。
その雨の中、帆高は街を歩いていた。今日は東京農工大学の講義が二講目で終わった。昼食後。図書館で時間を潰す。
新聞に目を通す帆高。
一通り新聞を読んでから、キャンパスを出た。そして街へ出る。
その足は、陽菜の通う高校に向かっていた。
「変わってしまったな…」
街の風景を見ながら、帆高は独り言を口にする。いつもの事である。
川沿いを歩く帆高の耳に、エンジン音が響く。水上バスだけではなく、警視庁のパトロール艇や白バイの代わりに導入されたジェットスキー、海上保安庁の小型艇が往来する。
東京での堤防建設は、着々と進んでいた。
東京湾では、海上自衛隊の呉基地所属の輸送艦『おおすみ』と横須賀基地所属のヘリコプター搭載護衛艦『いずも』が停泊している。ホバークラフトとヘリコプターが、ひっきりなしに現場へと向かっている。
「あれは…」
帆高が目にしたのは、AAVP7。水陸両用のキャタピラー式装甲車。ウォータージェットで水上も進む。
AAVP7は上陸すると、自衛隊の警務科隊員と作業員を降ろし、又水へと進む。
偶々その様子を見ていた子供達が「カッコいい」「凄いぞ」等と、歓声を上げる。
子供達がその場から去った直後。空からも、エンジン音が響いた。飛行艇である。全日空のカラーに塗られた、旅客機型の新明和PPS-1である。
羽田空港はその大部分が水没した為、日本の首都の空港は成田空港に移った。羽田空港は飛行艇や水上機が離着水する事になった。
日本は飛行艇の技術は進んではいたが、数が足りないのが問題だった。日本政府は、新明和にPS-1、US-1、US-2の民間機型の製造を許可、更に、ボーイング社とエアバス社にライセンス生産を許可した。
貨物機型はCが付き、CUS-1、気象観測機はWが付き、WUS-2といった具合に表記される。
飛行艇が遠ざかった後、帆高のスマホが鳴った。陽菜からだった。
陽菜はスマホを持っていない為、連絡は学校の公衆電話からしている。
「帆高?今、どこにいるの?」
「学校の近くだよ、陽菜。もう少しで着くよ」
「うん、わかった。じゃあ、門柱の所にいて」
「わかったよ」
数分後。
「帆高」
「陽菜。お疲れ様」
「ゴメンね。待った」
「いや、たった今着いたところだよ」
「それじゃあ、行きましょ」
「ああ」
今日は二人のアルバイトは休みの為、放課後デートに向かう。
そのデートコース、一般的なデートスポット以外に、帆高のアルバイト先のホームセンターや、陽菜のアルバイト先の書店に行く事もある。
その放課後デート、最後は帆高のアパートである。あのラブホテルで初めて結ばれて以降は、ラブホテル代を浮かすという理由もあり、帆高のアパートで二人だけの時間を過ごす。二人だけの時間の最後は、大抵は言葉ではないコミュニケーション、即ちセックスである。
帆高は陽菜を抱き締めると、唇を重ねる。合図の為の、キス。一旦唇を離し、再度唇を重ねる。
その時だった。陽菜の方から、舌を入れた。それに応えるかの様に、帆高も舌を入れ、互いに絡める。
唇を再び離す。二人の間に引かれた、淫らな銀の糸が、妖しく光る。
既に陽菜は、僅かではあるが、顔を上気させていた。
「どうしたの?陽菜…。陽菜の方から、舌を入れるなんて…」
「帆高、言っていたよね。『セックスは、言葉ではないコミュニケーション』、って」
「うん」
「だから、私が受け身でいるだけじゃ…、と思ったんだけど。どうしたの?」
「びっくりしたんだ。陽菜の方から、するなんてと思ったんだ」
「帆高…」
「そうか。陽菜もお年頃だからね。本で勉強した、とか。クラスメイトと話をした、とか」
図星を突かれた陽菜は、耳まで真っ赤にした。
「別に恥ずかしい事じゃないよ、陽菜」
「うん…。ありがと」
陽菜が頷くと、帆高の右の掌が、陽菜の左胸を制服の上から包み込む。温もりと鼓動が、掌を通じて帆高に伝わる。そのまま彼は乳房を愛撫する。その間も、左手で背筋、腰、更にお尻を愛撫する。
陽菜の鼓動は、前回とは異なり、さほど緊張していない事を帆高は感じ取った。
その右手を、帆高は陽菜の股間に這わせた。
「あっ…、んんっ。そ、そこは…」
下着のクロッチ越しでも、うっすらとした湿り気を帆高は感じ取った。
そのまま帆高は、陽菜の制服を脱がして、下着姿にした。陽菜は、清楚なピンク色のブラジャーとショーツを着用していた。
帆高は、陽菜のブラジャーを上にずらし、乳房を露にする。いきなり手荒に揉んだりはしない。指先でそっと撫でると、ホックを外す。
そしてショーツに手を掛け、そっと下ろしながら、靴下も脱がして、陽菜を全裸にした。
恥毛は、無い。陽菜は普段から手入れしている為、陰部は綺麗な肌色をしている。
「陽菜…。それじゃ、シャワーに行こうか」
「ええ」
陽菜は頷くと、ツインテールを解いた。そして続けた。
「帆高」
「ん?」
「今日は一緒に入るだけじゃなく、その…私の身体を洗って欲しいな」
「えっ?良いのか」
「ええ…。その代わりに、私が帆高を洗うから」
「陽菜…」
「少しでも、恐怖心を取り除きたいし、それに前戯の一部になるから」
「良し。そうと決まれば。但し、エッチはしないよ。のぼせるからね」
「ええ」
帆高の言葉に、陽菜は笑顔で頷いた。
浴室を出た二人は、丹念に身体を拭く。そして帆高は陽菜をお姫様抱っこでベッドまで運ぶ。ラブホテルで初めて結ばれた時から、ずっとそうしているが、陽菜を感じていたいという思いからでもある。
当初、陽菜はお姫様抱っこに抵抗感を持っていたが、今日は帆高にされるがままである。
帆高は陽菜を横たえると、覆い被さった。そして唇を重ねる。
唇を離すと、帆高は、右手で陽菜の左側の乳房を包み込み、指先で乳首を摘まんで転がす。次第に乳首の硬度が増し、屹立していく。
同時に、右側の乳首を舌先で転がす。陽菜の喘ぎ声が、部屋に響く。そして唇で包み込み、きつく吸う。唇を離すと、帆高が言った。陽菜の乳首が、妖しく光る。
「乳首、立っているよ」
「ひあっ…、あっ、ああんっ、ダ、ダメ…」
「陽菜のオッパイ、柔らかくって、暖かくって、最高だよ」
「そんな事言わないで、帆高…。私のオッパイ、そんな大きくないし」
「大きさなんて、関係ないよ、陽菜。本当に、いつ見ても魅力的だよ」
「もう…、エッチ…。そんな事、言わないで…」
「だって、ほら」
そう言って帆高は左の乳首を摘まむ。
「ああっ…!!イ、イヤッ…!!」
そう言って陽菜は身体を捩る。
「次は…」
帆高は、陽菜の女性器に右手を伸ばす。溢れ出した蜜が、帆高の指先に絡み付く。
「もう、こんなに…」
「は、恥ずかしいよ…」
「ちっとも恥ずかしい事じゃないよ、陽菜。感じている事の証だよ」
そう言って帆高は、陽菜のクリトリスを親指の腹で、女性器を人差し指で刺激する。
同時に、右の乳首を舌と唇で、左手で右の腋、背筋、腰、お尻を巧みに愛撫する。
「ひあっ!!ダ、ダメ。そんなに、そんなに、同時にされたら…。怖い、怖いの…。あっ、あっ、い、いや、いやああああああああっ!!」
突然陽菜が叫ぶと、激しく痙攣した。今までにない反応だった。
「はあ、はあ、はあ、はあ…」
「陽菜、凄い反応だったね」
「なんだか、凄く気持ち良かった…」
「そうか、イッたんだ」
「今のが…?」
「うん。前より感じていたからね」
「帆高…」
「でも、イク事を覚えたら、もう痛くなくなると思うよ」
「え、ええ」
「じゃあ、入れるよ」
「お願い…、入れて」
陽菜が頷くと、帆高は男性器を女性器に挿入した。
拒絶反応は無く、スルリと飲み込まれたが、帆高はやはりどこかきつく感じた。一度帆高は、女性器から男性器を引き抜いた。
「えっ?どうしたの?」
「これならどうかな」
そう言って帆高は、陽菜を四つん這いにさせた。
「え、ええっ!?う、後ろから」
「ああ」
「何か、は、恥ずかしいよ」
「確かにね。陽菜の可愛い、大きなお尻と、お尻の穴を見ている訳だから」
「もう、エッチ」
そう言う陽菜の女性器から滴り落ちた蜜が、シーツに淫らな染みを作る。
「じゃあ、入れるよ」
「う、うん」
そう言って帆高は、再度陽菜の女性器に男性器を挿入した。
「くっ!んっ…、ああん!」
「陽菜、大丈夫?痛い?」
「ううん、痛く…ない。ゴメンね。ちょっとびっくりしたの」
「なら、動くよ、陽菜」
「え、ええ」
陽菜が頷くと、帆高は腰を動かし始めた。締め付けは正常位よりはきつくなく、かつ大量の蜜のおかげもあって、スムーズに動く事が出来る。
帆高は陽菜の乳房に手を伸ばした。そして揉みしだく。
「くっ、んんっ、ほ、帆高…。好き、大好き。あっ、あふっ、んっ、ああんっ!!」
「陽菜、この方が合っているみたいだね」
「帆高…」
「だって、前は痛がっていたのに、今回はしゃべって、喘ぎ声も聞かせてくれて」
「そ、それは…」
「良いんだよ。こうして、俺達が本当にセックスを楽しいと思えるんだから」
そう言って帆高は、陽菜の乳首を転がす。
「んっ、ああっ!!ち、乳首をそんなに…」
更に帆高は、陽菜のお尻を揉みしだく。次に腰を掴みながら腰を動かした。
そして帆高は、陽菜の女性器に右手を伸ばし、クリトリスを捏ねながら腰を動かした。
「陽菜のクリトリスを…」
「んっ、ダ、ダメ、あひっ!!」
陽菜のクリトリスを刺激する度に、彼女の締め付けはきつくなる。
「あふっ、あんっ」
「陽菜、締め付けが…、さ、更に…」
「ひぐっ、あっ、あん、あんっ…!!も、もうダメ…、ダメなのぉ!!」
「俺も、そろそろ、で、出そうだ」
「帆高、なら、だ、出して…」
「くうっ…!!」
「いっ、あっ、あああああんっ!!」
陽菜が臨界点を突破すると同時に、帆高は男性器を引き抜き、左の尻朶と太股の付け根に白濁をぶちまけた。
「凄い…。帆高の、熱いのが、こんなに沢山…」
「陽菜の中、凄く気持ち良かったから」
「帆高…」
「それに、俺達、一緒にイケたからね」
「う、うん。私も、気持ち良かった…」
そう言って陽菜は、満足そうに頷いた。
帆高は、陽菜の身体に付着した白濁を丁寧に拭った。
「それじゃ、シャワーに行こうか」
「ええ…」
陽菜が頷く。二人は、汗を荒い流す。
二人は身体を乾かし、身支度を整えてから、帆高のアパートを出た。
帆高はスマホで雨脚レベルを確認する。
「今日の雨脚レベルは、2か」
「そうなの」
「うん。今日は時間も早いから、夕食、一緒に作ろうか」
「ええ」
「後、凪センパイの勉強もみたいからね」
「うん、ありがとう。宜しくお願いします」
「お願いするのは、俺の方だよ、陽菜」
「はい」
そう言って陽菜は笑った。帆高も笑った。
天気よりも、大事な人を選んだ二人の笑顔が、そこにあった。
つづく
次回も新作です。