※この作品はR-18です。

イシュメルガ=リィンでやりたい放題   作:それって

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友達リーヴ

 

 推理モノで犯人をいきなり当ててしまうような、無粋(チート)な解決方法で俺は《戦争卿》の斬首作戦を成功させた。それから数日が経過している。

 

「ふふん♪ "ボルト"よ!」

「うわ、まだ持っていたのか……」

 

 テーブルを挟んだ先、プラチナブロンドのキッズにドヤ顔をかまされている。

 ボルト(敵のカード破壊)/ミラー(得点入れ替え)4連打はクソゲーだろうが。

 

 俺は公女リーヴスラシルとゲーム(ブレード)をして夕食までの暇を潰していた。『ブレード』はクロウが帝国各地で流行らせた、ブラックジャックの亜種みたいなジュライ産カードゲームだが、手札運要素が強すぎてぶっちゃけ単調だ。ミュゼとも最初の頃やってたが、すぐ飽きてやらなくなった。

 

 とはいえルールは覚えやすく初心者でも勝てるので、ちょっとしたコミュニケーションツールとしては丁度いい。クロウのコミュ強はこう言うところから来ていると思うと、やはり侮れないな。

 

(クロウか……)

 

 7月に戦った《C》の実力は少なくともサラ以上。しかし、《戦争卿》ほどの規格外(・・・)ではなかった。あれは人間の範疇(・・・・・・・・)で、"生の枷"は外れていない。未来のリィンが覚えているフェイントの癖、そして戦技(Sクラフト)『デッドリークロス』を使われた時点で、あの仮面の下が、クロウ・アームブラストなのは十中九確定である。

 

 だが、否、では一体、どういう(・・・・)クロウなのか?

 

 最後の"死角からの狙撃"。あれは、予め仕込んでいないとできない、殺しに来ている(・・・・・・・)攻撃だった。クリスタルガーデンで、俺が予想外に強かったから出てきた……そう考えるには周到すぎる。予め俺と戦うことを見越していたとしか思えない。

 

 もう一つ、その前から俺には引っかかりがあった。

 

 旧校舎の《第一の試し》――。

 前回(・・)のクロウは、エリゼがどこに行ったか聞き込んでいる最中、目撃証言をして同行してくれたのである。特に絡みのないように見えるユーシスやマキアスが偶然旧校舎に入っていくのを見て、助太刀したなんていうのは、……出来すぎているのでは?

 

 まあ、日頃の俺を見ていたクロウに想定以上に警戒されていた。前回は曖昧だったが、クロウは旧校舎の試練の進行状況を監視していた。とすれば納得は出来る。その程度の微かな違和感。だが、この二つが合わさり連動していたとするなら―――思い浮かぶのが、《クロウ逆行説(・・・・・・)》。

 

 ……イシュメルガ=リィンが逆行している時点で、最後まで供にあろうとしてくれたクロウやミリアム―――あるいは他の不死者も―――が戻ってきている可能性は考えていた。また、俺のように異界者(オリ主)が混じっている可能性もあるわけだが……多重異界者(オリ主)モノは、クソ展開になりそうなので勘弁して欲しいところだ。「ねえ」

 

 しかし、それらのクロウなら、あんな風に"現在のクロウが持ちうる手札"で真っ当に殺しに来て(・・・・・・・・・)あっさり引いたのは妙だし、どういう行動原理で動いているのか見えない。帝国解放戦線は裏で貴族派と組み、革新派を撹乱して《鉄血宰相(ギリアス・オズボーン)》暗殺の隙を作る。そういう行動だったはずだが、そもそもギリアスは通常の手段では殺せない(・・・・・・・・・・・・・・・・)のだ。テロリストたちは完全に"犬死に"である。未来(原作)の記憶があるなら、前回と同じルートをなぞりつつ(戦略はそのままで)、俺の排除に動く(戦術が変わった)理由がない。

 

 それゆえ、現時点(・・・)では普通の「――ねえってば!」

 

 

 気づくと眼下でお姫様が仁王立ちしてこちらを見上げていた。

 

「食事の準備が出来たって。いくわよ」

「ああ、すまん」

 

 

――――アーデント公宮、晩餐室。

 

 公都のパーソナルカラーである白と青を基調とする海辺の城。絢爛豪華というには……帝都バルフレイム宮の比較対象になく、どころか現代的にはラインフォルト邸の方が華美にすら見える。最低限の宮殿的装飾のある公民館という印象だ。これだけで現大公の方針が自ずとわかる。見かけ以外の部分にミラ(金)を使うと言うことだろう。

 

 果たして、イリーナたちの交渉は上手くいったようで、アルバート大公の全面協力を得ることが出来た。俺たちは客人として招かれている。

 

 イリーナは話をまとめると、すぐにシャロンを連れてルーレに帰国した。これから各方面に根回ししなくてはならない。特に帝国政府(ギリアス)にはこの合弁を過小評価してもらう必要がある。ただの『造船部品調達用の工場』に共同出資するにすぎず、RF側からの技術流出はありえないと。

 

 それは表面的には事実だ。イリーナが帝国に嘘を吐く必要はない。全てを言わない(・・・・・・・)だけ。ギリアスはそれでも何かあることを見抜くかもしれない、否、見抜くだろうが、帝国解放戦線への対応と内戦の布石をギリギリでやりくりしている以上、この国の事情に構っている余力はない。

 

 また、リーヴに同行していた有能秘書アレクサンドラ(サーシャ)もクロスベルに戻ってレミフェリア進出の準備を進めている。今のエルフェンテックには、《イエスマン》と《ワケアリ人材》しかおらず、この二人どちらかがいないと会社が回らないのだ。

 

 

 そして、俺の方は―――リーヴとともにエインセル号で各都市を回り、ここ数日でほぼ全ての《戦争卿》の側近に暗示を掛けることに成功していた。側近と言っても1人を除いて民間人なので、あの後はろくに戦闘行為もなく一方的に制圧が可能だった。

 

 《戦争卿》の勢力・組織図は中々に複雑だ。

 

 要点としては、戦争卿は猟兵団《ニーズヘッグ》をミラ(金)と導力技術(洗脳チップ)で支配する頭領ではあるが、直轄の幹部以外は誰も卿の正体を知らない(・・・・・・・・・・)ということ。つまり、卿のエニグマ(通信機)を持ち、幹部が協力さえすれば成り代わり(・・・・・)が可能な組織構造なのだ。

 

 ただし、その分、直々にやりとりしていた協力組織の掌握は手探りになる。公都だけでも20社以上、100人規模の協力員がいる。流石に一般人に紛れ込んだ草をちまちま潰していくのは切りがないので、それはおいおい片付けていくとして、どうしても放置できない企業があった。

 

 それが――大公暗殺を企み、自らがレミフェリアの実権を握ろうとした《派閥》。

 そのフロント企業《ジェローム社》である。

 

 ジェローム社は、過去に《D∴G教団》残党の関わった《細菌テロ》に遭った被害企業だ。しかしそれはアリバイ作りの自作自演にすぎず、レミフェリア当局からもマークされ続けていた。

 

 レミフェリアの政府とて、無能というわけではない。俺たちにリークされるまでもなく、今月末(8月31日)の《西ゼムリア通商会議》のあと、公国軍と公都警察、そしてアリオス(・・・・)を含む遊撃士ギルドも共同で一斉摘発を行う予定で準備が進められていたのだ。ゆえに俺たちのもたらした情報は信憑性をもって、最後の決定打として迎えられた。

 

 公国政府としては、通商会議前に諸外国に醜聞を流したくない、また救国の英雄である《風の剣聖》アリオス・マクレインの協力を得たいという意向もあり、来月決行としていたわけだが……それでは後手に回る。俺としても、クロイス家と結託しているアリオスに情報が漏れるのは――致命的ではないものの、なるべくなら避けたい事態だった。

 

 アルバート大公は悩んだようだが、結局、アリオス抜きでの予定前倒しを決断してくれた。当日から急ピッチで準備に動いているが、相手はあのセイランド社に並ぶ、レミフェリア三大製薬会社。大公がいかに優秀であろうと、政財界にも顔が利く権力者に対する大捕物となるため、数日で準備するのは無茶ぶりと言えた。

 

「例の件は、申し訳ないのだが、今しばらく時間を頂きたい」

「あらぁ? 現大公はやっぱり、軍部もろくに統率できていないのかしら……少し帰らない間にこの国は相当不味い状況に陥っているようですわね~」

「リーヴ――これは慎重に慎重を期さねばならないことなのだ」

 

 夕食の席でそう謝るアルバートをマウントチャンス到来とばかりにリーヴが煽り、いつもの叔父姪喧嘩に突入した。と言うか、イリーナはこれに巻きこまれたくなくて早く帰った説あるな。

 

 ……食事に意識を移すか(閑話休題)。

 

 北海に面している公宮の料理は当然、海の幸が中心だ。この世界におけるシャケであるサモーナ料理が多い。味は悪くは無いものの、なんというか北欧系。無国籍なクロスベルに比べて、《サモーナとごはんのパイ焼き》みたいなのが普通に出てくるので、苦手な人はメシマズ国認定になるだろう。しかし、リーヴにとっては慣れ親しんだ、久しぶりの実家の味。大公と舌戦を繰り広げながらも慣れた様子でぱくぱく完食していた。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 そして来たる日。

 新市街にある《ジェローム社》の摘発当日―――。

 

 結果として。

 黒幕である、ジェローム伯爵とバラン総帥が逃げた。

 まあスケジュールが酷すぎたし、無理もないかという感じ。

 

 公都には、帝都やリベールの首都グランセルと同じように、地下水道が張り巡らされている。

 リーヴによれば他の国より早い着工だったようだが――それはともかく、そこを利用してまんまと市外に逃れられたようだ。だが、空港や他の街への陸路は公国軍が抑えている。

 

 となれば、行き着く先は決まっていた。

 

 

 旧《レミフェリア・ロッジ》跡―――。

 

 

 《D∴G教団》はかつて、各国に"ロッジ"と呼ばれる聖堂――実験場を作っていた。カルバード共和国においてはクロスベルの隣町アルタイル郊外の洞窟。レミフェリアにおいては、公都の南方に広がる、《シギュンの森》の奥深く。山間の遺跡を利用して建造されている。

 

 6年前、カシウスやアリオスら遊撃士協会が主導した『教団掃討作戦』によって、この地の《教団》勢力もほぼ壊滅したのだが、今は代わりに猟兵団《ニーズヘッグ》の一部が棲み着いている。ジェローム伯爵はこの場を利用して教団や猟兵と繋がっていたわけだ。

 

 シギュンの森は《帰らずの森》とも呼ばれ、"悪魔熱"という伝染病の病原菌が分布しているので、現地人からは長年立ち入りが禁忌とされてきた場所である。一方で悪魔熱はワクチンの開発で無害化されている。予防接種さえすれば危険は無い、人の近づかない領域。反社会的勢力の寝床には丁度よかったのである。

 

 予想通りシギュンの森に足跡があるのを発見した後――。

 俺とリーヴはレミフェリア・ロッジを強襲することにした。大公には当然止められたが、我慢の限界に達したリーヴが公国軍のモブ兵も連れて行くということで押し切った。俺としてもこれ以上の長期化は避けたい。

 

 俺たちはエメリア総合病院で悪魔熱のワクチン接種を済ませると、エインセル号で上空から遺跡の入り口に飛び降りた。

 

 

「ご覧頂けて?」

「おおっ、意外にやるな」

 

 グローブを装備した金髪の少女が勇猛に突っ込んでいき、鮮やかなアッパー昇竜『蝶舞』を猟兵の一人にクリーンヒット。そのままノックダウンした。これは一歩間違えるとカウンターで大ダメージを受ける隠し技なので俺は拍手した。公国軍の連中は気が気でないようだが……。

 

「公女殿下―――どうか先行をお止め下さい!!」

 

 エレガントに戦闘終了時ポーズを決めているリーヴに追いすがる公国軍モブ隊長。緑の軍服を身に纏う彼らは一様に武器を持っていない。

 

 レミフェリアでは《マーシャルアーツ》という、武術と導力魔法(アーツ)を融合させたシャレのような魔導格闘術が盛んであるようで、リーヴも兵士たちもそれを習得している。

 

 帝国に《ARCUS(アークス)》があるように、レミフェリアにも独自の《M(メディカル)オーブメント》という導力器がある。これは《導力魔法(アーツ)は一切使えない》という特異な性質を持ち、その分《身体強化系クオーツ》を大量に付けることができる。ホロウコアとアーツドライバのない《ザイファ》というか。

 

 つまり公国軍、滅茶苦茶脳筋の格闘集団なのだ。

 帝国正規軍に比べても、かなり機動力が高い印象を受ける反面、ここには自爆型ドローメ(物理耐性持ちスライム)が生息しており、近接殺しの特性で相性が悪かった。

 

 一方リーヴは――この《Mオーブ》を自前のオーバルフィスト(導力式グローブ)に組み込み、エニグマ(最新式のエニグマⅡを既に持っている)と二枚持ちすることで、格闘術とアーツをバランス良く使えるようだ。流石に《戦争卿》との戦いには連れて行けなかったが……Ⅶ組の特別実習や、遊撃士のクエストに同行するぐらいは問題ない実力を持っているように見える。

 

 

 俺たちは数時間掛けて、ロッジ内部・第3層まで到達した―――。

 

「長いな。体力は大丈夫か?」

「ええ、問題ないわ」

 

 『太陽の砦』の地下施設に似た造りだが、1層ごとの広さは恐らくアルタイル・ロッジ以上。それでいて、嫌がらせ(・・・・)のようなスイッチギミックと禍々しい紫の照明が続く、趣味の悪いダンジョンだ。

 

 猟兵たちはここの構造を熟知しているのか、散発的に魔獣に紛れた襲撃を受ける。しかし、そんなことをすれば、クライアントがここに居ますと言っているようなものだろう。

 

 ……そして、いよいよ第4層、ロッジの最奥の扉が開かれる。

 

 

 《揺り籠》こそないが、《D∴G教団》関連施設特有の、七耀脈の真上に置かれる祭壇がある。

 そこに――猟兵と大型の改造魔獣に守られ、黒幕が集結していた。

 

 

「ジェローム伯爵閣下……本当にあなたなのですね……」

「おや、リーヴ……久しいですね」

 

 

 部隊長と思しき黒い鎧の猟兵の背後―――ワカメヘアーで片メガネの初老の男、ジェローム伯爵が悠然と、"正面を向いて(・・・・・・)"、座っていた。その側には強面の老人、バラン総帥が憔悴した表情で震えている。こいつらをここまで逃がしたのは……《拳(ファオスト)》か。

 

 《ニーズヘッグ》の部隊(コードネーム)は身体の部位で言い表される。

 特に戦闘行動を得意とする作戦実行部隊は腕の関連部位を冠し、重要度が高い。ジェローム一派と行動を供にしていた《拳(ファオスト)》大隊は、団の中でもかなりの精鋭であるはず。

 

 生かして残すべきか――?……いや、これは欲だな。

 キーア対策には《左腕》連隊と、貴族連合に雇われる《顔》の後詰め部隊があれば十分。リーヴや大公の信頼を得るためにも、ここは斬る一択だろう。

 

 俺は影一文字を抜刀し、猟兵たちを雑に蹂躙していく。ここでは手加減する必要もない。

 

「秘技・裏疾風(うらはやて)――――!」

 

 『裏疾風』は単純に威力や精度が増していく他の型の上位技と異なり、技としての本質が通常の疾風(二の型)と異なる。名の通りの"裏芸"だ。疾風が円範囲内の敵に一撃ずつ加えていく速剣であるのに対し、裏疾風はその速さは前提にすぎず、『紅葉切り(四の型)』のように直線に突進していく中での力強い流し斬りとなる。その上で、捲りからの孤影斬を放つ。

 

「えっ」「なにっ」

「な……なんだあっ」

「う あ あ あ あ あ」

 

 瞬きの弱者蹂躙。レベル引き継ぎの二週目のように一発で終わってしまった。

 《戦争卿》クラスの強敵が居るとは思っていなかったが、落差がでかすぎるだろう……。

 やはり《ニーズヘッグ》で特別なのは、《卿》とアイリだけか。

 

「「「「…………(パクパク)…………」」」」

 

 ニーズヘッグがあまりに弱かったせいか、言語に絶している公国軍兵士たち。

 後処理は彼らに任せるとして、残るは―――。

 

 

 とうとう逃れられなくなったジェローム伯爵はリーヴに必死に抗弁するが、リーヴに揚げ足を取られ自滅していく。

 

「―――……では、貴方が私の父さまや母さまを殺したというのも……」

「《リーヴに嘘を吐くな》」

「――――ウフ、フフフフッ、ええ、リーヴ。私がやりましたとも。

 《教団》から頂いた秘薬が役に立ちました。

 公国の先端医学による検死でも、毒物として検出されなかったですからね」

「………ッ!」

 

 本性を現した敵を前に、ギリッと手をきつく握るリーヴ。

 殺る気だ。

 

 外見だけなら、貴族紳士然としたジェローム伯爵。

 しかし、その内面は―――かなりえげつない人物である。

 

 まず、彼はリーヴを産んだばかりの母親を《D∴G教団》から得た特殊な毒薬で毒殺した。リーヴ以外の後継者(・・・・・・・・・)を作らせないために。そして、数年後には父である大公も……。

 そうして「ひとりぼっち」になったロリ姫・リーヴに救いの手を差し伸べ、次期大公に祭り上げることで、己の言いなりにして、自分がレミフェリアを牛耳ろうとしたのである。

 

 ところが、以前から定評のあった弟のアルバートが即位してしまい、自分が懐柔する予定だったリーヴもなぜかクロスベルで起業して一旗揚げてしまった……。ならば、アルバートを暗殺し、リーヴの会社も倒産に追い込んで強制的に自分の手元に取り戻してやる……というのが彼の陰謀である。ぐうの音も出ないほどの畜生。

 

 外道な俺から見ても殺されて当然。だが、俺はこうも思ってしまった。

 

 

 

――――陵辱モノのエロゲーみたいで、ある意味男のロマンだな、と。

 

 

 

 レミフェリアなどどうでも良いが、生意気なお姫様リーヴをおチンポ調教して言いなりにするということには、俺の《巨イナル一物》が共鳴する。

 当たり前のように、もう一人の俺(イシュメルガ)が、自分のモノにしてしまえと囁く。

 

 

 ただ――――。

 

 

 俺(リィン)はリーヴの頭をポンポンと撫でた。

 

「あ……何? なんのつもり? 今忙しいんだけど」

 

 据わった眼で、これは母様の分ッ!父様の分ッ!とジェローム伯爵をグローブ(オーバルフィスト)でボコりまくっているリーヴはこちらにも殺意を向けた。

 

「お前がこんなヤツのために手を汚すのは見るに堪えない。―――俺がやろう」

 

 再び、抜刀する。

 

「ひ、ひィ――――」

「………いえ、その必要はないわ」

 

 この少女が人を殺すのはどうか。

 かといって、レミフェリアの司法に引き渡すのも温いように思えた。

 この国の刑罰には死刑がない(・・・・・)のだ。

 だから俺が殺す。そう言うと、リーヴは――糸が切れたように拳を下ろした。

 ジェローム伯爵は……足下で白目を剥き失神していた。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 夕暮れのアーデント港湾区。

 後始末を公国軍に任せ、俺たちは一足早く公都に戻った。

 

 港湾区は下町を通り過ぎた先にある。かつてジュライやノーザンブリアとの海上交易で栄えたこの街の港は閉鎖され、今は《海浜公園》として観光名所になっている。七耀暦1168年に実用化された飛行船――更に10年後の《塩の杭》事件により、貿易の主軸が空路交易に激変したためだ……という解説板が公園の入口にあった。

 

「…………」

 

 俺たちは二人で、その真新しく整備された綺麗な海岸沿いを歩いていた。

 海風に長い金髪を揺らしながら俺を先導する少女。

 

 公女リーヴスラシル・バルトロメウスの仇討ちは、終わった―――。

 俺は平静を装っているが、リーヴが自棄を起こさないか、内心ハラハラしていた。

 夏とは言え、北海は冷たい。

 

「……伯爵には、大公候補に担ぎ上げてもらっていたの。結局大公選には惨敗して、アルバートおじ様が大公になったけれど……。フフ……まあ、みんな見る目があったわよね」

「……」

「よりによって親の仇に騙されていたなんて……『君の方が相応しい、次の機会を待てばいい』なんて励ましに私は気をよくして……支えにしていた部分もあったわ……大馬鹿よ」

「リーヴ……」

「お父さまが亡くなって、おじ様(ちゃま)と喧嘩して……サーシャせんせい(・・・・)と一緒に国を飛び出して……お父さまが変えようとしていたこの国が、亡びかかっているのにも気づかず! 私は現実逃避をしていただけ! うう……!」

 

 瞑目し、わなわなとうち震えるリーヴ。

 彼女は己自身にも怒っている。

 ぽつりぽつりとした自虐的な語りは、血反吐を吐くような叫びになった。

 

 

 ……。

 

 

 俺は"死者蘇生"を行おうとしている。

 

 魂魄残留度の観点から、"不死者"として今も顕界するフランツのそれよりも難易度は高いが、幾つかの条件をクリアすれば、6年前に殺されたというリーヴの父についてもそれができる可能性はゼロではない。

 

 だからそれを示せば。他の誰かのように、リーヴの心を買うこともできるのでは?

 両親に会いたいか? 俺のモノになればそれは叶うかもしれない――そんな甘言を囁いて。

 

 だけど―――痛みを抱えつつも、リーヴは前を向いているのだ。

 

『カリンは特別だ!』

『一身上の都合により、義に背き、道を外れ、勝手を貫かせてもらう!』

 

 失った半身(・・・・・)のために、修羅となった彼らと彼女は、違う。

 

 

「俺からすれば―――君は立派だ。最初はミラの亡者かと思ったが……そうじゃないのはすぐにわかった。"下町に病院を建てる"。お父さんの夢を継ぐために、幼くも聡明な君が自分で答えを出し、主体的に行動してきた結果だろう。その上で君は誇りも優しさも失っていない」

 

 彼女は、現時点でそれを為せるほどのミラ(大金)を貯めている。

 独立独歩。自分の手で道を切り拓いた(・・・・・・・・・・・・)のだ。

 リィンとして大いに共感でき、そして求められるがまま、仮初めの英雄を演じるしかなかった自分に照らして、少し妬ましさすら感じるエピソード。

 

「……でも! それも無駄だったのよ! すべて!」

 

 だが、リーヴは大公と久しぶりに話をして、「下町(あの街)」をじかに見て、自分が父親の影を追っていただけだと気づいてしまった。

 

『先代が下町に病院を作ろうとしたのは彼の地の住民を思ったが為』

『病院ありきの計画ではない』

『目を覚ますのだリーヴ―――君が追い求めているのは下町の繁栄ではない』

『君は亡きご両親の姿を求めているだけなのだよ』

 

 ここ数日の彼女らの口論の中で述べられた、リーヴの《下町大病院建設計画》に対する、アルバートの強烈な反論。リーヴの商才があれば、それは成功するだろうが、下町の住民は環境の変化についていけぬだろうという主張だった。どこかテオとも重なる老練な見解だ。

 

 下町の治安は良かった(・・・・・・・・・・)。それはここ数年(・・・・)で大公の施策が功を奏して改善したものだという……。それまでは《闇医者グレン》小説通りのスラムだったわけだ。スラムの貧困民を救済するのに、大病院建設などという"ハコモノ"は必要なく――建設を中止させ、速やかな改革を実行したアルバート大公は、為政者として兄を超えていた。

 

 それは、同時に――リーヴの夢が自己満足に変質してしまったことを意味した。

 

 

 けれども――――、

 

「無駄じゃない」

「無駄よぉ!」

「無駄じゃない。

 なぜなら――君がエインセル号(夢の第一歩)を完成させなければ、大公の暗殺は成功(・・・・・・・・)していたからだ」

「――――ぇ――――」

「『君の飛行船(・・・・・)が完成するのを待っていた』――そう言っただろう」

 

 俺の《計画》は、リーヴの協力が大前提。いずれの場合でも《戦争卿》の斬首作戦は確定していたが、公国政府の協力が得られない場合は、事件の情報封鎖ができないため、そのまま《戦争卿》の協力者たち、なし崩し的に《結社》とも全面戦争に突入するルートもありえた。

 

 また、《派閥(・・)》が大公を暗殺した後(・・・・・・・・・)に、リーヴを助けた方がスムーズだとも思っていた。したたかな大公を生存させるより、リーヴをレミフェリア大公にして貸しを作る方が利用価値は高い。その場合は別の問題もあったが……。

 

 さらに言えば、俺がレミフェリア問題を完全スルーした場合でも、彼女は最終的にクロスベルの試験班(遊撃士と警察の混合チーム)たちとともに戦争卿の野望を阻止する。それは危険な賭けだが―――キーアが因果律ガチャで、最良の結果を出そうとするため、結果的(・・・)にリーヴはその恩恵を受ける。

 

『通商会議テロで各首脳に死傷者が出る』

『三カ国会談テロでアルバート、デュナン(リベール王族)が襲撃されて死亡』

『IBCビル爆破テロでリーヴが逃げ遅れて死亡』

 

 クロスベルで起こり得る、これら『他国の要人が殺害される可能性』は、その先にクロスベルの自治権消滅、特務支援課の破滅が待っているがため、キーアによって必ず(・・)回避される。リーヴは豪運の持ち主だ。

 

 一方で、キーアはクロスベル以外の因果(・・・・・・・・・・)には介入できない。ゆえに、リーヴがエインセル号を完成させ、公国で起こる陰謀に介入しなければアルバートは殺され、レミフェリアは国難を迎える。

 

 すなわち『リーヴがエインセル号を建造するミラを稼げるか』が運命の分岐点だったのだ。そして彼女は勝利した。俺の行動はあくまで予防策。異界者しぐさ(オリ主テンプレ)で手柄を横取りしたにすぎない。

 

「―――だから、間違いなく、君が頑張った(稼いだミラの)お陰だ。

 大公と、この国を救ったのは君だよ、リーヴ」

「……ぁ………」

「俺は君を尊敬する」

 

 そして頭を撫でた。

 

「………ぐすっ」

「泣いていい。子供は泣くものだ」

「うわあああああああん!!」

 

 

 ……。

 

 

 

 魔界皇子の漆黒のコートは、リーヴの涙と鼻水でグチャグチャになった。

 

 

 

 ひとしきり泣いて、落ち着いた後。

 すでに夜。アーデントの夜景は美しい。

 星空と街灯が海を照らし、さざ波の音。雰囲気だけはロマンチックだった。

 

「……こほん。見苦しいところを見せたわね。

―――今回のこと、公女として、改めて感謝させてもらうわ」

 

 泣き止んだリーヴが今更取り繕った。

 まあ、いじるのは止めてあげよう。IT用語を連発されても困る。

 

「その必要はない。俺たちはもう"友達"だろ?」

「友達……?」

「はは……リーヴ、他に友達とかいなそうだもんな」

「ぐ……い、居るわよ!? 昨日居たルーシーとか!」

「―――落ち着いたならそろそろ帰ろう。大公も心配しているだろうし」

「そ、そうね」

 

 俺の言葉にリーヴは照れくさそうに足早に先を進んで、振り返り。

 

 

「私―――貴方と友達になれてよかったわ!」

 

 

 お日様のような笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、リーヴ―――――悪いんだが、後で性欲処理を手伝ってくれないか?」

「――――ええ? 仕方ないわね(・・・・・・)」

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 ……前提として。

 

 第一に、リーヴは『昔からよくして貰っていた』ジェローム伯爵を信用していた。

 

 そして細菌テロへの関与はともかく、ヤツが《D∴G教団》の秘薬を盛ってリーヴの両親を殺害した事実は、自白以外で証明できないことだった。それでたかだか数ヶ月ビジネスパートナーだった俺が『そいつが犯人だ』と言ったところであっさり信じてくれるわけがない。

 

 第二に、クロイス家が管理するビル内に居る(・・・・・・・・・・・・・・・・)、《戦争卿》の真実を知ってしまったリーヴを対策(・・)なしで放っておくわけにはいかなかった。

 

 ゆえにリーヴには事前に……俺の言うことを『信じたくなる(・・・・・・)』暗示を掛けていた。リーシャに使った直接的な暗示ではなく、教授リスペクト――リシャール大佐がいつのまにか誘導されていたような、間接的でいやらしいものだ。

 

 その上で……

 

《自分の"男友達"はリィンだけ》

《男友達の性欲処理を手伝うのは当たり前のこと》

《男の性は繊細なので性欲処理のことは他人にはナイショにしてあげないとならない》

 

 つまるところ、俺はそういう認識の誘導をしてしまった。

 ジャンルとしては誤認系、常識改変の催眠か。

 

 良い話風に終わってそれかよと言う感じだが……、催眠も感情移入した相手の方が興奮するだろ?(いや……)

 

 リーヴはトールズでいえばⅤ組のベッキー枠というか、結構変わり種の独立系ヒロインだ。寝取りにはならない。このまま普通に絆を深めれば恋人にもなれたかもしれない。ただ……俺はリーヴとは今の関係が丁度いい感じで、別に恋人とか主従になりたいわけではなかった。

 

 でもエッチはしたい(・・・・・・・・・)。彼女やメイドに尽くされたり、色恋でセフレに堕としたい欲とはまた別の感じで、あくまで素のリーヴのまま、友(・)達(・)の(・)延(・)長(・)で(・)の(・)エ(・)ロ(・)いことがしたいなぁと思っていたのだ。

 

 しかし、そんな都合のいい関係は、通常ならビッチじゃないと成立しないだろう。俺の性癖上、ビッチは無理だ。あくまで肉体的には俺に一途な女と友達エッチ(・・・・・・・・・・・・)したいのだ。

 

 そんなわがまま拗らせ性癖を実現可能にしてくれるのが、帝国の呪い……もとい常識改変催眠だった。暗示を掛ける大義名分がついたことで……つい魔が差してしまった。性欲には勝てなかったよ……。

 

 

 未だテナントががら空きになっているエインセル号の3階、リーヴの私室――。

 

 公宮と同じ、白と青を基調とした家具で統一されていて上品な印象だが、女の子の部屋としては、殺風景。部屋には導力端末など仕事に必要なものしかない。エリゼはもちろん、18歳のアリサでも部屋にうさぎさんのぬいぐるみを置いていたりするが、リーヴの場合は、仕事上、子供じゃ居られない……そういう悲しい決意が現れているのだろう。

 

「――――で、『性欲処理』ってどうすればいいわけ?」

 

 改めて、目の前のちびっ子ツンデレ少女をまじまじと見る。

 

 リーヴスラシル。

 レミフェリアのお姫様であり、14歳にしてクロスベル上場企業の女社長。

 白金に近い金髪をストレートに背中まで伸ばし、琥珀色の瞳を持つ。

 公国(北国)出身者らしく、クロスベルや帝国の平均より白い肌という印象が目立つ。

 

 背は大分小さい。150リジュ(cm)はなさそうだ。トワ会長クラス。

 俺は少し伸びていて175リジュほど。

 25リジュ差あるので、常にリーヴは俺を見上げる感じになる。

 

「まずはキスするか」

「え? ちょっ……ちょっと待って! いきなり!? 心の準備が!」

 

 俺はリーヴのベッドに遠慮無く腰掛け、ちっちゃな彼女を引き寄せた。

 ファーストキスだな、これは。

 顔を真っ赤にして慌てふためくリーヴ。可愛い。

 

「違うな、間違っているぞリーヴ。キスで心の準備をするんだ」

「―――んむ!?」

 

 そう言って軽く、唇を合わせる。柔らかい感触。

 妹よりも年下の女の子。今までした中で最年少(ロリ)だ。

 リーヴは目を閉じていた。そこまで嫌ではないらしい。

 

「うう……」

 

 だが、顔は桃のように真っ赤だ。

 色白なので余計目立つ。俺はソフトタッチで身体に触れながら戦略を練る。

 

 

 さて―――リーヴはどういう方向性で行くか……。

 

 そもそも、彼女は悪徳企業の社長ではあるものの、リーシャのような引き返せないレベルの裏家業には手を染めていない。民間人に相当する女の子だ。変態催眠セックスの目に遭っていいわけもなかった。(民間人じゃなくてもダメだが)

 

 ……あんまり酷いプレイは辞めておこうか。

 それに姫属性持ちヒロインの処女を簡単に奪ってしまうのもな……。 

 

 ―――。

 

 それなら、『処女調教』してみるか?

 文字通り、あ(・)え(・)て(・)処(・)女(・)を(・)保(・)っ(・)た(・)ま(・)ま(・)性感開発していくマニアックな変態性癖だ。普通の女にはかなり地道な作業になるが……リーヴには暗示(チート)を使える。リーシャに『俺がイったら自分もイく』という雄本意の暗示が成立した以上、悪くなさそうだ。

 

 よし、決定。

 

「次は、服と下着を脱いでくれるか」

「はぁ? 嫌よ」

「えぇ……? でも俺の精液まみれになるぞ?」

「げ。仕方ないわね……」

 

 精液は知ってたのか。俺の言葉にリーヴは自分のブラウスに手をかけるとしぶしぶ脱ぎ捨てた。発育途上おっぱいが露わになる。

 ほう……エリゼよりは将来性が感じられる膨らみだ。

 

 下は、ミニスカートとパープルタイツ。パンツとブラは貴族らしく純白のレース。

 改めて視姦するとふとももが存外むちむちしているな。素晴らしい。

 

「ほら、これでいいんでしょ!」

「ああ。じゃあベッドに座ってくれ」

「はいはい……ったくなんなのよもう……」

 

 自信に満ちあふれた仁王立ちを崩し、ぶつくさ言いながらも、リーヴは言われたとおりベッドの上に腰掛けた。そして、俺はその隣にあぐらをかいて座り、おもむろにカチカチに勃起しているおちんちんを出した。

 

「よし、じゃあ次はこっちを向いて足を開け」

「ちょっ! いきなり何出してるのよ!? 何する気!?」

「だから性欲処理だよ。言ったろ? 手伝うって」

「そ、それはわかってるけど……なんか恥ずかしいわねこれ……」

 

 顔をさらに赤くしながらリーヴは言う。

 これは必要なプロセスなので、恥ずかしがることはない。

 

「ほんとかしら……はい、開いたわよ」

 

 そういってお姫さまのむちむち太ももは開脚された。

 

 では、リーヴスラシル姫殿下の処女アナライズとクンニを開始するとしよう。

 

 リーヴのおまんこは……小さい。つるつるで、無毛のまんすじをしている。とても俺のチンポは入らなさそうだ。

 指でぷにっと開くとピンク色の内部が見える。クリトリスもかなり小さめ。

 流石に弄ったこともなさそうだな。

 

 俺はその《公女の聖域》に顔をうずめ、手付けの意味で舌を差し込んだ。やはりしょっぱいな。ションベン臭いガキとか言うが、処女は手入れが雑だからそう言う格言があるのだろう。

 

「は? はぁ~~~~? なにやってんのあんた!? 犬!?」

 

 突然の行動に驚いたのか上から素っ頓狂な声が聞こえる。

 しかし気にせず俺は続けた。

 

「ひゃんッ!……ちょ、ちょっとそんなところ舐めないでよ、汚いでしょ!」

「ぷは……だから性欲処理に必要なんだって」

「せ、性欲処理ってそこまでやるわけ!?」

「ただ突っ込むだけじゃ味気ないからな。次はリーヴの番だ。俺のを触ってくれ」

 

 リーヴの秘所から顔を上げた俺は姿勢を直して自慢するように巨(おお)いなるおチンポをリーヴの眼前に突きだした。

 

「はぁ……わかったわよ。……すごく巨(おお)きく腫れ上がってるけどこれ、痛くないの?」

「痛くはない」

 

 リーヴは呆れたような顔で言う。

 うぇ……という感じでその愛らしい顔を歪めながらリーヴはちっちゃなお手々で一物をにぎにぎする。「嫌な顔」―――! 嬉々として扱いてくれる女ばかりだったのでこれは新鮮だ……!

 

 ……クク、処女(・・)のロリ姫に一物の扱いを覚えさせるわけだ。

 少し、醍醐味が分かってきたな。

 

「次はどうすればいいの?」

「そうだな……そのままだと痛いから亀頭にリーヴのよだれを垂らして潤滑油にしてくれ」

「んえぇ……自分の唾液だけど、触るのはちょっと気持ち悪いわね」

 

 リーヴの透明な唾が俺の亀頭に垂らされ、デコレーションされていく。

 ローションと違って暖かみがある液体だ。

 

「あとは上下にしごいてみてくれ」

「こうかしら?」

 

 しゅっ♥しゅっ♥しゅっ♥ リーヴの手コキが始まった。

 拙い動きだが、悪くはないな。

 

「初めてにしては中々上手いな。おチンポこきの才能あるかもな」

「要らないわ、そんなもの……」

「まあそう言わずに。もっと強く握れるか?」

「こう……?」

 

 一物を握りしめる手にぐいっ!っと力が入る。

 オナホ的圧迫感でいい感じだ。

 格闘技をやっているわけだし、力加減はお手の物というわけか。

 

「よし、じゃあ次は俺の手拍子(・・・・・)に合わせて手を動かしていくぞ」

「うん……」

 

 タン、タン、タン……!

「アン、ドゥ、トロワ! アン、ドゥ、トロワ」

 

 俺のリズミカルな手拍子に合わせ、Excellent判定の見事なリズム感でリーヴはしこしこ♥してくれる。気持ちいい。実際、上手い手コキはおまんこの次ぐらいに快感度が高い。

 リズムは加速していき、ほとんど拍手のようになった。

 

 そして―――。

 

「うおおっ、出るぞ!」

「きゃっ」

 

 どぴゅ、ぴゅーー♥ 

 

「きゃあああ!!」

 

 勢いよく飛び出る俺の精子たちに青ざめた顔で悲鳴を上げる公処女リーヴ。

 俺は少女の顔と胸にたっぷり顔射(胸射)した。

 

「あー、イったあとも、緩くにぎにぎしててくれ。扱く必要はない」

「うう、くっさい……」

 

 リーヴが手を離そうとしたので待ったを掛ける。イっている最中は激しく動かされたくないが、暖かいモノに包まれている感触からは離れたくない。

 手が離せない彼女に代わって、俺がティッシュで彼女の顔を拭いてやる。

 

「リズムは覚えられたか?」

「んー、大丈夫だと思うわ」

「じゃあ次はキスしながら手コキだな」

「えー!? まだするの?」

 

 再度、嫌な顔をしてくれるリーヴ。それだよ、求めていたのは。

 顎クイでキスの斜角になると、天井を見上げさせるような角度になってしまう。

 なので、少女をベッドの前に立たせ、俺はベッドに腰掛けることで位置を合わせる。

 

「ちゅ………え? んむぅ!?」

 

 セカンドキスから、舌をいれていく。

 

「ほら、リーヴも舌だせって」

 

 おずおず出されたちっちゃな舌を吸ったり噛んだりしつつ、手コキさせる。

 リーヴは律儀にイク寸前の激し目なやつをリズムキープしている。挿入こそしていないが、ロリ姫を拐かす犯罪的なプレイに新たな性癖の扉が開かれるのを感じる。

 

「ふぁ……ちゅぱっ……ぷあっ」

 

 ディープキスに慣れていないせいで息継ぎがうまくできないらしい。

 鼻呼吸すればいいだけなのに、一生懸命口を離そうとする姿が初々しい。

 

「やっぱ可愛いなお前」

 

 耳元で囁きつつ、乳首を軽くつまんでみる。

 

「ひゃうん♡」

 

 一端にメスの声を上げるリーヴは、しかし、処女膜から声が出ている。

 そのままこの少女のよく手入れのされた長髪に鼻を埋めて、くんかかんかすーはーすーはーしながら彼女の勃起乳首をいじり、手コキ奉仕を受ける。シャワーは浴びていないが、良いにおいがする。

 

 リーヴの小さな身体を抱っこし、胸元に持ってきてキスを続ける。

 

「んむ……んちゅ……れろれろぉ♡……でも、これじゃ、手コキ? できないわよ?」

「……ふともも、いや、ふくらはぎで出来るか?」

「んー? ちょっと大変かも」

 

 ベッドで俺が仰向けに寝転がり、その上にリーヴを乗せる。

 ムチムチの蒸れた太ももに挟ませて素股風に。そこから、太ももやふくらはぎでチンポの裏筋を刺激してもらう。これならキスしながらしこしこしてもらえるし、こちらもこの少女特有の美しくも幼い身体を満喫できる。

 

「んく……んっ……ちゅぅ♡」

 

 挿入しない分、お互い、キスに熱が入っていく。舌を絡め合い、吸い合い、歯形をなぞっていく。キスコキ特化。あえて挿入を縛ることで、先鋭化していく性癖。

 

 リーヴのふくらはぎに挟まれて、イキそうになった俺は、最後はリーヴの下腹部、クリトリスにおしつけるようにずりゅん♥とマンズリして果てた。思わぬ反撃に彼女も眉を寄せる。

 

 ぴゅー、ぴゅるるるる♥

 

「んふぅ!? ん……ん……ちゅる♡」

 

 金髪ロリ少女とよだれまみれのドスケベキスをしながら、足ピンムチムチふとももに包まれる背徳の素股射精。下手するとセックスより気持ちいいかもしれない。

 

 その後も俺たちはふくらはぎコキ、素股、足コキの複合訓練を続けていった。リーヴは流石に飲み込みが早く……フルアクセルで友達チンポの扱いを上達させていったのであった。

 

「はあ……上手だったぞ、リーヴ。ありがとな」

「ふんっ、まあ、私にかかればこんなものね。友人として(・・・・・)貴方にお返しできたならよかったわ」

 

 頭を撫でてやる。

 はじめての男友達の性欲処理をやり遂げたリーヴは……嫌な仕事から解放された開放感と早熟の天才としての自信に満ちあふれていた―――。

 




リーヴスラシルとの絆が深まった!
好感度(絆ポイント)ランクアップ!
★★★☆☆
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