※この作品はR-18です。

イシュメルガ=リィンでやりたい放題   作:それって

5 / 19
VS 《C》

 

――――――7月26日。夏至祭初日。

 テロリストによる皇女誘拐を、俺たちⅦ組A班は已(すんで)の所で防ぐことが出来たが。

 逃走した実行犯の一人ギデオンを追跡すると、往生際でヤツは強力な魔物を召喚した。更にそこに想定より早く現れた《C》が、俺に対して一騎打ちを挑んできたのである。

 

 

 視界の隅では、フィー、ラウラ、マキアスの3人だけで暗黒竜のなれの果て(ゾロ=アグルーガ)に立ち向かう姿。

 

「敵戦力不明……本気でかからないとヤバいかも。ラウラ、お願い」

「――――承知した!」

 

 しかし、怪我の功名か、冷戦状態だったフィーとラウラが戦術リンクを修復(・・)して善戦してくれている。地下道なので、敵も巨体で動きが制限されているのが幸いしたか。

 

 

 園遊会の会場(クリスタルガーデン)にエリオットを置いてきたのは失敗だったか? ――いや、そちらに《C》が行った場合を考えると間違いではなかったはずだ。

 エリゼの安否が最優先。俺は、エリオットのARCUSに通信を入れた。

 

『戦闘中に舐めた真似をしてくれるじゃあないか!』

「―――優先順位があるだけだ」

 

 エリオットと通話しつつも、片手で(・・・)紅雪刀を持ち、《C》の振う横薙ぎを静謐に受け止める。―――よかった、向こう(クリスタルガーデン)は何事もないようだ。

 

『な……!』

 

 俺の上位者ムーブを前に、踏鞴を踏み、警戒、そして憤懣の気配を隠せない仮面の男。―――《C》の獲物は、双刃剣(ダブルセイバー)。両端に刃を持ち真ん中を持ち手とする独特な近距離間合いの武装。

 

 対する俺は、鬼の力を使用せず、八葉一刀流中伝(・・)の範囲内の戦技(クラフト)と導力魔法(アーツ)だけで戦うことに決めた。舐めプではなく、とある懸念(・・・・・)があったので保険を掛けている。

 

 その上で―――ひ(・)ね(・)り(・)潰(・)さ(・)せ(・)て(・)貰(・)う(・)。

 《C》にはこの場所に、クレア率いる鉄道憲兵隊(T・M・P)を誘い込み、地下道を爆薬で倒壊させること(足バースト)で一網打尽にして脱出するという目論見がある。

 俺たちは彼女を呼ぶ餌。クレアが到着するまでの《余興》で遊んでやるというわけだ。だが、今回は逆の立場になってもらうぞ。

 

 

「燃えさかれ―――滅ッ!」

 

―――参の型『業炎撃(ごうえんげき)』。火傷・気絶対策をしていない《C》にはうってつけの戦技(クラフト)だ。強力な反面、気を炎に変換するため、スタミナの消費が激しい。俺はそれを『フォース(マスタークオーツ)』による自動習得アーツである『メルティライズ(士気向上魔法)』で闘気(CP)を十分に高めて補う。

 

 大上段からの火炎のうねりを《C》は躱しきれずに、着込んでいるボディアーマーにダメージを受けた。マントの一部も焼け焦げている。

 一度膝を突くが―――再度立ち上がり、そして爆発的に闘気を高めた。

 

 

『士官学院Ⅶ組、リィン・シュバルツァー。よもやここまでとは……!』

「――頭が高いぞ(・・・・・)。テロリスト・リーダー《C》!」

 

 

 相手の肩書きとフルネームを❝セットで❞呼びつけ合うのが、ゼムリア世界での作法(軌跡しぐさ)なので、俺は空気を読んで、あえて驕慢な態度を作り、それに応じた。

 

 

 そこから剣戟の応酬が続く。戦いは一方的に俺が攻め続け、《C》は後退し続けることになった。「斬」特化型の剣士――太刀に膂力(STR)を100%乗せてSランクの斬撃を振るうことができる俺に対し、ダブルセイバーが斬突Aとバランスに寄っている《C》は打ち負け、受け流す他ない。

 

 回避が主軸となる対人戦において、複数属性を持っていることは、アドバンテージにならない。さらに《C》は――中身が❝アイツ❞なのであれば、大きな怪我を負うことができないというメンタル的なハンディもある。それだけでアリバイが崩れるからな。

 

 

 

 されど――。

 

 

 

 《C》は一度不(・)自(・)然(・)に(・)大きく後退し、ダブルセイバーを構えた。

 この場にいる全員を見据えられるポイントだ。

 

『終焉の十字―――』

 

 やはり来たか。この状況において唯一力量差をひっくり返せる可能性がある、回避不能戦技(Sクラフト)。

 後先を考えない全力必殺の一手。

 

 避けられない―――。避ければ、背後の3人も戦闘不能を免れないだろう。

 マキアスは『アダマスシールド(対物理シールド魔法)』が使用できるが、今から駆動(詠唱)していたのでは間に合わない。

 

「蒼(あお)き焔(ほのお)よ―――」

 

 ゆえに、こちらも『蒼焔ノ太刀(そうえんのたち)』で対抗(Sブレイク)する。

 俺が相殺しきるしかないことを《C》側も読んでいるはず。こちらをある意味完全に信頼しての攻撃だった。次の一手(・・・・)がある。それはなんだ?

 

『デッドリィィィィイイイイイ――――クロスッッ!!』

「斬ッ―――――!」

 

 ダブルセイバーの赤き十字と、蒼い極光の斬撃が交差する。

 直後、衝撃波のぶつかり合い。

 そして――――爆炎。

 

 瞬き、《観の眼》による未来が視えた。

――――自動操縦ライフルによる死(・)角(・)か(・)ら(・)の(・)遠(・)隔(・)狙(・)撃(・)。

 ザクセン鉄鉱山の偽装死の仕込みを、ここで切ってくるか。

 

 俺は紙一重で身をひねって弾道から逸れた。

 

『……!』

 

 お互い大技を切った直後。ギデオンたちの意識が一瞬こちらに向いたのを感じる。

 

 そこに。

 

「――――今だ、届かせてもらう!」

 

 ……今まで『エナジーシェル』やアイテムでの補助役に徹していたマキアスが、ショットガンでの狙撃を敢行した。

 目標は――――ギ(・)デ(・)オ(・)ン(・)の(・)持(・)つ(・)降(・)魔(・)の(・)笛(・)。

 

 ❝仕込み❞をしていたのは《C》だけではない。俺たちの方も笛を破壊する手筈について追跡しながら議論していたのである。

 マキアス・レーグニッツ。特殊な出自や戦闘訓練を受けてきた者が多いⅦ組の中で、「政治家の息子」という、普通の背景しか持たない平民出自。なのにやたら有能な眼鏡キャラ(ダドリー)枠だ。

 

 果たして、マキアスの弾丸は銀色の笛を貫いた。

 

―――崩れ去っていく、骨の竜王。

 ギデオンを護るモノが居なくなり、あちらの勝敗は決した。

 

「やった! ナイス、マキアス!」

「グッジョブ」

「ああ! あとは君を支援させてもらうぞ!」

「いや――」

 

 既に目的は達した。

 俺は鞘に紅雪刀を納めた。それを見て、《C》が動きを止める。

 

『……? 何のつもりだ』

「《C》、これ以上はお互い殺し合い(・・・・)になるだろう。ここらで手打ちとしないか?」

「あ……」

「リィン……?」

 

 俺の突然の提案に、その場の全員が疑問の声を上げる。

 

「―――へえ。察しがいいじゃねえか」

 

 高台から粗野な男の声がする。

 先ほどから解放戦線の幹部――巨漢《V》ヴァルカンに、眼帯の女性《S》スカーレットが高みの見物(・・・・・)を決め込んでいたのは気づいていた。

 

「な――いつの間に」

「4対4だけど――かなり厳しい相手だね」

 

 しかして―――

 

『…………フン、いいだろう。ここはお前の勝ちだ。

 覚えておくがいい、士官学院❝Ⅶ組❞の面々よ――

 今日、これより我らは《帝国解放戦線》を名乗らせて貰う。

 

――――撤退する!』

 

 ギデオンや他の部下を連れて地下道を走り去っていく《C》。

 それを、甘んじて見送った。

 

「……みすみす逃がすことになるとは」

「――あの笛を壊してしまえば、もう作戦継続はできないだろう。上出来だ。それに《C》はまだ余力を残していた。深追いは危険だ」

「まぁ、そだね」

「ふむ……」「悔しいが……」

 

 ラウラのぼやきに、俺が肩をすくめると、フィーがいち早く俺の戦況分析に同意し、戦闘態勢を解いた。マキアスもそれにならい導力銃を下ろす。

 

「エリゼたちが心配だ。一刻も早く戻ろう」

「…………それが本音?」

 

 その後、俺たちはARCUSでサラに状況を伝えつつも……来た道を引き返し、《クリスタルガーデン》に舞い戻った。無事なエリゼとアルフィンの姿を確認してほっとすると、帝都憲兵隊(H・M・P)に協力して事態の収拾に当たるのだった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 帝都の夏至祭は残り二日間ある。元々のクエスト依頼主であるクレア大尉にはねぎらってもらい、日程通りトリスタへの帰還を勧められたが、サラ教官・B班も合わせた協議の結果、Ⅶ組は特別実習を延長し、手分けして警備に協力することになった。

 夜の帳が下り、宿舎(旧遊撃士ギルド跡)のある《アルト通り》に向かう帰り際。

 

「ねえ。リィンってテロリストの襲撃があること、知ってたの?」

 

 たまたま二人になった時。不意にフィーがそんなことを言ってきた。

 

 解放戦線については、Ⅶ組全員が特別実習2日目にクレアから警告されており、3日目(夏至祭初日)はテロを防止する遊軍として参加していたのだ。怪しまれる点はなかったと思うのだが。

 

「―――まあ、ノルドでも戦ったからな。警戒はしていた。どうしてだ?」

「ん。初日の朝、よろしくってわたしに話しかけてきたよね。普段は避けてるくせに」

「それは……」

 

 意外に、いや、流石に見られてるな。以前フィーを避けてたのは、溜まっている男の目の前で無防備にお昼寝されたら、そのまま眠姦レイプしてしまいそうになるからというだけだが。「リィン、レイプして♥」と言っているようなものだろ、あれは。

 

「それで、リィンが発案した作戦も敵の配置を見てないのにわかっている(・・・・・・)みたいに的確だった。わたしを予備戦力として使うつもりだったけど、リィンの想定より弱かったっぽい?」

「……」

「あとは《C》との戦いもなんか変だったかも。リィンの方が圧してたけど試してたっていうか」

 

 名探偵フィーが爆誕していた。

 

「いや、正直言うと話しかけられなかったのは悪い、別件だ。仲良くしたいと思ってたけど切っ掛けがなくてさ」

「……」

「……秘密にできるか?」

「内容によるけど」

 

 ジト目。テロリストの襲撃がわかっていて、理由もなく告げなかったのであれば、確かに重大な裏切りと見なされても仕方ないか。

 

「―――俺は《C》の正体がトールズの関係者なんじゃないかと疑ってる」

「え……なんで?」

 

 先日聞いた解放戦線の主張と行動パターンを挙げ、そしてなぜ彼らが❝Ⅶ組❞と呼んだのかが疑問だった、と説明する。ノルド高原で名乗りを挙げたのはこちら側ではあった。しかし、大して近しくないテロリストからすれば士官学院生とは「軍人の卵」という認識で終わりで、クラスがどうとかはどうでも良いと思うのだ。

 

 まあこれは、解放戦線以外の敵全般も、組織名かのようにⅦ組、Ⅶ組言っているので、ぶっちゃけ軌跡しぐさからのこじつけであり、あとはボロを出している点を挙げていっただけだが、フィーは一定の信憑性を感じてくれたようだ。

 

 敵の人数を把握していたことについては、《観の眼》で説明可能だ。元々リィンの気配察知は卓越している。

 

「だから、この実習でも何かあるかもしれないとは最初から思っていた」

 

「フィーは、体格的に一致しないだろ? 元猟兵というのも学院に潜入するなら隠すだろうしな。初めからフィーと組むことを想定してたんだ。……誰を疑ってるかは確証があるわけじゃないから、まだ秘密な」

「……そんなこと考えてたんだね。わたしは全然分からなかった」

 

 細めていた目を緩めて、すごいね、と素直に感心してくれるフィーの頭を俺は撫でた。うんうん、それぐらいチョロい方が可愛いぞ。

 

 

 ドキリとさせられたのはそれぐらい。翌日以降、何事もなく夏至祭期間は終わった。

 

 

 最終日、翌日のバルフレイム宮。トールズ士官学院の理事長であり、自らが《Ⅶ組》の発案人であることを明かしたオリヴァルト皇子。それにアルフィン皇女とエリゼが、サラを含めたⅦ組全員の労いとお見送りの挨拶をしてくれている。

 

 あまりにも鮮やかに救ったせいか、頭ラーちゃんと化したアルフィン皇女殿下に、救出について何度も何度も回想され、礼を述べられている。

 

「それで、来年こそは、わたくしと踊って頂きたいのです――!」

「姫様――いい加減にして下さい。兄様は私と踊るので姫様とは踊れません!」

「えー? 少しぐらい、いいじゃない♪」

 

 きゃいきゃいと騒ぐ小娘二人。

 ……。なんだろうな。最初は悪い気はしていなかったのだが、エリゼいじり(エリゼをいじって良いのは俺だけだ)のダシにされてる感があって承認(モテ)欲求が満たされない上に。

 

「じぃー」「しらー」「……」「あはは……」

「若いっていいわね~♪」

「フフ、モテモテだなリィン」

「フン、難儀なヤツだ」「くっ、羨ましい……」

 

 被害が拡大していた。好感度調節中の多感なⅦ組女子の前でそういうムーブは本当に辞めて欲しい。

 

 

―――そこに救世主の(艶やかな低い)声が掛けられた。

 

「鉄血宰相……」

「フフ、諸君らにもその名が轟いているようで何よりだ」

 

 強烈な覇気。そして圧倒的な存在感を放つ男だった。俺以外のⅦ組全員が思わず息を飲む。はは……。

 

「リィン・シュバルツァー君だったか。……む、なぜ笑う?」

「いえ、失礼しました。なんというか……懐かしい感じがしたもので」

「いや……そうか。懐(・)か(・)し(・)い(・)か(・)」

「昔、お会いしたことがありますか?」

「ああ、君が幼子の頃に。……覚えているとは思わなかったが」

 

 リィンを忘れたことなどないだろうに。惚けるものだからうっかり失笑してしまった。大した役者だよな。

 

 自信たっぷりに語り出す、ギリアス・オズボーン。《帝国解放戦線(テロリスト)》について、もう構成員の洗い出しを始めており、Ⅶ組にもさらなる❝協力❞を約束するという。毎月、実技テストで戦っている『戦術殻(せんじゅつかく)』も、当然ながら彼(・)の(・)配(・)下(・)にある《黒の工房》から回されているものだ。

 

―――《工房》への命令系統はどうなっているのか?

 まず工房長アルベリヒが優先するのはイシュメルガであり、つまりその思考ユニットたる俺の命令に絶対服従である。

 ギリアスは吾(黒)の《起動者(ライザー)》にすぎず、イシュメルガ(吾)が「人としての器」を持った今、不要な存在だ。だが、ギリアスは心臓を俺(リィン)に移すことで不死者となっている。現段階では(・・・・・)契約を解除できない。そのため、アルベリヒには俺の状態をギリアスに秘匿させつつも、ギリアスへの恭順を続けて貰っている。この意味において、解放戦線の存在はギリアスに対する撹乱要因になっているので助かっていた。

 

 最終的にはレーグニッツ(マキアスの父)帝都知事や、今のところはまともなセドリック(アルフィンの双子の弟)皇太子までもが登場し、同じような礼を述べられることとなり……、❝称賛されるヒーロー❞側の苦労を身をもって体験した俺たちは、ようやくトリスタに帰還した―――。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 8月になった。

 原則休みのないトールズ士官学院にも、短い夏期休暇がある。正確には夏至祭の間から休みだったのだが、Ⅶ組は特別実習の分、潰れている。1日目はさすがに皆疲れが溜まっていたようで、一様に寮で突っ伏していた。

 

 貴族生徒にはそれに加え、さらに将来の領地運営の勉強という名目で一ヶ月近い帰郷が認められる。前回のリィンはずっと寮にいたが、今回、俺はそれを申請していた。5日にはトリスタを発ち、ユミルに戻る予定だ。

 

 それまでしばし時間がある。

 その日、俺は朝からまた列車で帝都にいき、聖アストライア女学院に向かった。

 

 ただし、今回の目的はエリゼではなく――――、

 

 同じサンクト地区内にある、貴族学生寮。

 その中でも警備が厳重で、特別扱いされた区画がある。

 

 

「あ、先輩。また忍び込んだ(会いに来てくれた)んですね」

 

 

 寮に幽閉され、ぼっち生活をしているミルディーヌ・イーグレット(・・・・・・)。

 

 ミント髪を腰(・)ま(・)で(・)伸(・)ば(・)し(・)た(・)、やや影のある少女だ。なお、ゼムリア世界にはミント髪とかピンク髪の人間が――深い黒髪や赤髪の比喩表現というわけではなく―――普通に登場する。ただし、シャロンの薄紫髪は銀髪の範疇とも認識されているようであるが。

 

――――初めて会ったのは、5月頃だったか。

 彼女の真名はミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン。前カイエン公爵の息女だ。しかし両親を海難事故で亡くし、当主の座を得ようとした叔父クロワールの企みにより、アストライアに幽閉・貴族社会から秘匿されていた。「ぼっち」だったというのは、未来知識でわかっていた。

 

 そして俺は、義妹のエリゼに会うという口実で乙女の花園、アストライア(女子校)に合法的に侵入が可能なのである。そのアドバンテージを活かさない手はなかった。探し出してナンパしてみたのだ。

 

 ぼっちの女というのは、ちょろい。

 つまり、「ヤレる(・・・)」。最初は、頼めば簡単にやらせてくれるだろうという下心まみれの行動力であった。

 

 JCが年上の男子学生にナンパされるとか、並みの男だったら怖がられるのがオチだろうが、そこは彼女の好みドストライクを踏み抜くリィンフェイスなので、多少警戒されつつも仲良くなれたわけだ。以来、一緒にボードゲームをしたり、こっそり学院を脱獄させてピクニック隊よろしく食べ歩きしたりしている。

 

 とはいえ落ちぶれても貴族子女。ガードが緩いわけもなく、これまで性的な意味での進展はない。筆おろしの適格者候補からも外れていた(彼女に「私で童貞捨てたくせに」という伝家の宝刀を与えるのは危険すぎる)ので、今まで俺の中での優先度は低かった。

 

 それゆえの距離感。囚われのミルディーヌにとって俺はさながら、少女漫画とかで出てきそうな『ミステリアスで怪しいけど、気まぐれにやってきては鳥籠から連れ出してくれる、ちょい悪系の先輩』というわけだ。

 

 将来名乗ることになるはずだった『ミュゼ』という両親が付けていた幼名は、今は俺だけが独り占めして彼女を呼んでいる。これは岡惚れ不可避であろう。

 

―――ゆえに。俺は、ミュゼを正攻法でセフレに堕とす(・・・・・・・・・・・)と決めた。

 

 

「夏至祭では大活躍だったと噂で聞きましたが……、姫様たちに会わなくて良いのですか?」

「はは、あれだけ盛大に見送られて顔合わせるのも気恥ずかしくてさ」

 

 エリゼとは帰省時にたっぷり時間を作れる。なので、今回は、先日購入したエニグマを活用し『ホロウスフィア』で気配を消して、ステルス潜入することになった。気分は共和国工作員だ。

 

「今日は、君を誘いに来たんだ。時間はあるか?」

「え? はい―――きゃ、ぁああああああああああ!?」

 

 また食べ歩きかな?と予想したであろう彼女を、不意打ちで《精霊の道》の転位魔方陣(ゲート)にボッシュートした。

 はは、甘いな。

 

 今日はミュゼを遊園地(ミシュラム)デートにご招待する。理由は、幽閉されている彼女に今のうちに思い出(・・・)を作りたいと思ったから。

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

「こ、ここは……クロスベル自治州?! さっきのは、一体……」

「まあ……、極一部の者が使える《転位魔法》のようなものかな」

 

 《精霊の道》で飛んだ直後は現実感がなかったようだが、市街に入ると街並みからここがヘイムダルではないと理解できたようで、目を丸くして驚いていた。

 

 大陸横断鉄道で帝都からミシュラムまでいく場合、往復10時間以上もかかってしまう。

 流石に論外なので《精霊の道》でマインツ山道に出て、徒歩で湾岸区へ、水上バスでミシュラムにいくルートを使うというプランだ。

 ミシュラムに直行することも可能だが、《出口》はアーケードからやや遠い湿地帯になる。制服姿の彼女にそんなところを歩かせられない。

 

「こんな魔法があるなんて……」

「はは、普通にいくと列車込みで5・6時間はかかるからな。お忍びのお姫様をそこまで待たせるなんてできないだろう?」

「……それはそれで、乙だったかもしれませんけど」

「なら、帰りはそうしようか」

 

 湾岸区は先日行ったIBC(クロスベル国際銀行)ビルのあるオフィス街でもある。物珍しげに高層ビル群を眺めるミュゼに軽く案内してあげつつ、灯台下のポートから水上バスに乗り、船着き場からはまた歩き。

 

「潮の香りがしないのが不思議です」

「海岸都市の出身だったか? エルム湖は海じゃなくて湖だからな」

 

 高級店が立ち並ぶアーケードを通り抜けると、ようやく目的地のゲートが見えてきた。

 ……この微妙な立地の悪さは千葉のネズミ村に通じるものがあるな。

 

「わぁ。ここがあの、《MWL(ミシュラムワンダーランド)》ですか」

 

 階段を登ると、アーチ状の巨大なロゴが頭角を現し、マスコットゆるキャラである『みっしぃ』の着ぐるみが出迎えてくれる。

 ミュゼも学院の子が噂しているのを耳にしたことはあるらしく、ちょっとだけワクワクしている感じだ。

 

「今日は楽しもう、ミュゼ」

 

 先に入場し、戯けて手を出すと警戒半分好奇心半分といった感じで弱々しく握りかえしてくれる。最高の騎士(ナイト)ぶりだと思うのだが、まだ警戒されているみたいだ。

 

 俺たちはゲートを通り抜けると、広場の中央に設置された大きな園内マップを見た。主要な施設は九時方向に《観覧車》、十二時方向に《鏡の城》、三時方向の高台に新施設《ホラーコースター》の館がある。この世界においてここが最大級の遊園地であることを踏まえると、俺としては「少ないな」という感想になるが……、ミュゼは目を輝かせているのでいいか。

 

 まずは無難に鏡の城を見学。城内は時計とプラネタリウムが散りばめられた幻想空間。最上階には『願いを叶える鏡』というものがあり、二人で鐘を鳴らして願い事をした。

 次に行ったのはホラーコースター。レールで進む乗り物と射的ゲームを組み合わせたような体験型アトラクションだ。ミュゼにやらせてみるとオバケに「きゃあきゃあ♪」言いつつも最高スコアを叩き出し……小休憩ということになった。

 

 売店でアイスクリームを買って戻ると変な教授に絡まれている――ということもなく。ベンチにちょこんと座って待っていた。

 

「はい、どうぞ。待たせちゃったか?」

「いいえ。ありがとうございます、先輩」

 

 そのまま二人で並んで座り、エルム湖を眺めながら俺はストロベリーアイスを頬張る。ミュゼは当然ミントにしておいた。うへぇ、甘酸っぱい。

 

「あの……なんで私を連れ出してくれたんですか?」

「あー、何か別の思惑があると思ったか?――実は、特になにもない」

「え。」

「ミュゼは――いつからは知らないけど、女学院に閉じこもりなんだろう?

 ならこういう所になかなかこれないんじゃないかと思ってさ。迷惑だったか?」

「迷惑じゃ、ありませんけど…………でもそっか。同情してくれたんですね」

「うーん、それもないとは言わないけどな。俺もミシュラムは初めてだし、どうせなら可愛い(・・・)女の子と行きたかったから誘ったんだ」

「~~~~っ、そ、そうですか」

 

 水っぽい雰囲気にされそうだったのでリア充野郎(ロイド)流に口説いて避わす。

 顔に赤を差すミュゼは攻めの防御というか、こちらから攻めると糞チョロい。蠱惑的な分校時代からのミュゼしか知らなかったリィンとして、まだ❝芋❞っぽさが残る今のミュゼはなんだか新鮮に感じられた。

 

 そもそも《精霊の道》を使うのを考えると選択肢は多くない。日常にあまり接点がなく、秘密を共有できる人物と考えるとぼっちのミュゼしか居なかった。Ⅶ組は俺以外全員帰郷しないため、夏季休暇を寮で過ごしている。三食その世話をするシャロンは忙しく、連れ出すのは憚られたのだ。

 

「……でも。それにしては手慣れすぎている感じがしますけれど?」

「そうか? 妹にしている感じで接してるんだが」

「エリゼ先輩ですか」

「ああ。まぁ最近は男兄弟が鬱陶しくなったのか、素っ気なくて寂しいんだけどな。学院ではどうだ?」

「……なるほど。先輩も苦労しますね。……いや、これはチャンスなのかしら」

 

 ジト目の後、なぜか悟った風な顔になり、一人で納得しているミュゼ。

 その後は心なしか距離感が近づき、カップルのように腕を組みながらお土産コーナーを物色し、最後に観覧車に乗った。

 占いの館は避けた。間違いなく女難の相が出て、地雷になりそうだったためだ。

 

「今日は……楽しかったです、本当に」

「それはよかった。ちなみに今日のことは女学院でも秘密にしてくれると助かる。妹より先に女の子と行ったと知れたら口をきいてもらえなくなるから」

「フフ……どうしようかしら。でも二人だけの秘密ということなら♥」

 

 ミシュラムの美しい夕焼けを背後に、蠱惑的に口元に指を当てるミュゼ。

 秘密作りの一環とかいって、このまま抱き寄せてキスぐらいはできるムードだが、あえてしない(・・・・・・)。今回は思い出作りだから。

 

 かわりに頭を撫でると「……ぁ…………」と軌跡しぐさをみせ、悪い気がしていないのは明白だった。

 

 

 ミュゼを頂くのはいつでもできそう(ヤレそう)だ。だが、ミュゼの中で❝一生消えない想い人、なおかつ、いくら酷い浮気をしても許される男❞になるのには、いまだ準備期間が必要だろう。

 

―――分かっている。確かに暗示を掛ければ一発かもしれない。だが、「綺麗な思い出」があって、その積み重ねで逆らえない情婦に堕とすことにも意味があると思うのだ。その方がセックスも燃える。

 

 ミュゼには俺のことが大好きすぎて、本命彼女(ホンカノ)のいる俺に振られても諦めきれずに、嫉妬の感情に涙しつつも、お情けでの浮気セックスを乞う、立場ザコザコのそんな都合のいい女の子になってもらう。

 

 そして、俺に残った良心(リィン)としても暗示での催眠には反対しているが、ミュゼには教官時代、散々エロカワ誘惑されて困らされた経験もあるため、この策略なら強く否定できないというわけだ。愚かなミュゼよ。悪戯にリィンを蠱惑したおのれの行いを悔やむがいい―――。

 

 俺の腹黒い胸の内も知らず、ミュゼはご機嫌だった。

 

 帰りは《精霊の道》でトールズの旧校舎から出て、トリスタ駅から鉄道に乗り、アストライアまで送った。騒ぎになっていたら使用人たちに暗示を掛けなければならなかったが、上手い具合にバレずにすんだようだ。

 

 

「それじゃ、またな。ミュゼ」

「先輩。その、また来て下さい」

 

 帰り際、名残惜しそうに鉄格子の窓から手を振るミュゼが可愛かった。

 流石に疲れたな。今日は早く寝よう……。

 

「――――おかえりなさいませ、リィン様」

 

 としたが、一度トリスタに戻った時にシャロンが見ていたらしく……。

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 みんなが寝静まった深夜―――。

 201号室。部屋に入るなり、シャロンに無言で抱きしめられた。

 

 別に他の女の子とデートしていたのをどうこう言われるわけではない。ただ、マーキングというか……別の女の匂いがあるとシャロンはそれをさりげなく消そうとしてくるんだよな。縄張り感覚なのか?

 

 突っ込むのもどうかと思うので俺の方も特に何も言わない。数日間抱けなかったシャロンを抱きしめかえし、愛することだけを考える。

 

 今日は、オーソドックスに正常位だ。

 

 シャロンは隙あらばマウント騎乗位で奉仕しようとしてくるので、このままだと「女を知る」という名目上の目的からずれて、ただただシャロンの愛欲の虜になってしまう。気づいた俺は自主的に正常位を願い出て、練習させてもらっているわけだ。

 

「そ、そう……そこです……んっ、おっ、お上手ですわ♥」

 

 本音はともかく、美人のお姉さんメイドに褒められると男としては舞い上がってしまうだろう。これまでの開発の結果、激しいピストン運動に、シャロンは苦しげな表情を浮かべながらもしっかりと応えてくれるまでになった。

 それが嬉しくて、俺は更に激しく抽挿を繰り返した。

 

「上手です♥ リィン様のご立派なモノの形、はっきり覚えてしまいますっ♥」

 

 お互いに――シャロンの頭部のホワイトプリム以外は――生まれたままの姿。

 騎乗位だとメイド服姿のままでパンツだけ脱いで奉仕してもらうことが多いのだが、正常位だと皺になるので脱いでくれる。もちろんメイド服エッチも性癖的には全然大好きなのだが、素っ裸で抱き合えるのはやはり密着感がいい。嬉しい誤算だ。

 

 シャロンの腰を掴み、気持ちいいところを探すようなグラインド。粘膜がくちゃくちゃ♥と俺達の愛を奏でる。そうこうしているうちに、早くも俺の射精(Sブレイク)の機会が訪れる。

 

「んっ、一緒にいけるか? シャロン」

 

 囁くと、シャロンが「は、はい……♥」と口にする前に下の口が先にきゅ♥と締まり返事を返した。

 指でシャロンのクリトリスをいじって帝都に行く前に覚えさせたクリイキをさせようとするが「その必要は、ありませんわ♥」と静止される。

 

 膣内(ナカ)でイケそうなのか。

 ならば、最後に強く子宮に届(・)か(・)せ(・)て(・)も(・)ら(・)う(・)ようにチンポを突き入れると、そのまま停止する。

 

「「イク/イキますっ~~~~♥」」

 

 陶酔した表情でイク宣言をするシャロン。

 彼女を妊娠させるためにドクドクと精子を吐きだす俺のチンポにシャロンのおまんこはきゅんきゅん♥と打ち震えた。

 

「もしかして、膣内でイケたのか?」

「ふふっ、はい……♥」

「フフ、嬉しいな。ありがとう、シャロン」

「も、もう……こちらの方こそ、ですわ」

 

 男からすると理解しにくいが、外イキ・クリイキと膣イキは違うらしい。

 性感開発の結果、シャロンは俺の一物を膣で扱くだけでイケるようになったのだ。

 前回は愛を囁かれることでイっていたが、今回は俺の巨(おお)いなる一物で、俺の動きでイカせることが出来た。

 

 絶大な征服感が胸を衝く。

 

 嬉しい。ようやく本当の意味で、シャロンと一つになれた感じだ。

 俺は彼女のご主人様として、感謝の意味でも、ご褒美のキスをした。

 

「ちゅ……ぢゅる……れろぉ♥」

 

 その後も俺は疲れを忘れて、シャロンと激しく求め合った。

 

 

 ――――――。

 

 

 ミュゼとデート後、シャロンにしっぽり絞られた、けだるい翌日。

 

 休みなので食事を摂る時間はみんなバラバラ。シャロンといえど流石に全員分の朝食を作ることはなく、早起きのアリサに合わせ、希望者には作り置き。他の者は気まぐれに自炊したり、駅前の喫茶店などで外食するという感じだ。俺も作り置き組で、いつもより遅い朝食を取り、部屋で横になっていると……食器洗いを終えたシャロンが不意打ちで俺の部屋を訪れた。

 

 

「あら? 今日は、皮を被ってらっしゃいますのね。

 

―――――可愛らしいですわ♥」

 

 リィンのおちんぽは、通常時は抜刀型(仮性包茎)だ。

 

 八葉一刀流の全ての型を叩き込まれ、伍の型で❝抜刀術❞を使うため、当然ではある(リシャール大佐も当然包茎だろう)。それに勃起時の伸びしろが大きいので、支障は全くないのであるが。

 

 《性欲異常現象》が起きてからは、夜はCPが無尽蔵に高まっているし、朝は朝勃ちしているので今までシャロンにこの仮初めの姿を見せることはなかった。……実習やデートで精神的に疲れていたのに加えて、さらにシャロンにたっぷり出させたからか。油断だったな。

 

「油断していた。――あまり見ないでくれると助かるんだが――」

「ふふっ、それは出来ない相談ですわ♪ では失礼してお掃除をさせていただきますね?」

 

 言うや否や、彼女は桃色の唇を一なめして濡らしたのち……

 俺の皮被りチンポをあえて剥かずに(・・・・・・・)唇に含むと、口の中で皮に舌を射し入れた。そのまま吸い上げるようにしながら、ゆっくりと剥いていくのだ。

 

「んむ……くちゅっ……あむ♥」

「うおっ……!」

 

 俺は思わず声を上げてしまう。

 俺の一物は子供チンポから急激に膨張し、シャロンの口内温室で人知れず大人の階段を数段飛ばしで駆け上がっていく。

 カリ首まで露出したところで、ちゅぽんっと音を立てて口から出したシャロンは妖艶な笑みを浮かべた。

 

「あら? もうこんなに大きくなって……昨晩もあんなに出しましたのに……シャロンめのお口で"お抜き"してよろしいでしょうか?」

「あぁ……頼むよ」

「はい、かしこまりましたご主人様♥」

 

 もっと皮で遊びたかった(悪戯したかった)のか、少し不満げなシャロンだが、再び彼女の口にすっぽりと包み込まれる。

 就寝の間、わずかに熟成されていたチンカスをこそぎ取るように皮を被っていたカリ裏部分を重点的になめ回すと、今度は喉奥まで使ってディープスロートしてきた。

 

「じゅぽっ!……ぐぷぅ……ずろぉ~♥」

 

 シャロンは当初、極力音を立てないお上品な――否、暗殺者的なしゃぶり方をしていたのだが、この方が俺の興奮を煽ると知ると、一切の躊躇もなく音を立てるようになった。

 防音装置がなかったら廊下にまで聞こえるような、下品極まる音が響く。

 

「んふー……ずぼお、ぢゅるるる……♥」

 

 シャロンは口を窄めて吸引しつつ、時折鼻息を吹きかけてくる。

 その度にゾクッとした快感に襲われる。

 やがて限界を迎えた俺は、彼女の頭を押さえて思いっきり腰を突き出し、起きてから初めての射精をした。

 どぴゅるるるる!!

 

「んぶっ!? んぼぼっ……んんっ♥」

 

 突然大量の精液を流し込まれ、驚いた様子を見せたものの、すぐに全てを受け止めてくれた。

 全て飲み干した後、尿道に残った分まで丁寧に舐め取りながら顔を上げる。

 

「お射精、ありがとうございますご主人様♥ 気持ち良かったですか?」

「ああ、いつも通り、最高だ……」

 

 シャロンの頭を撫でる。

 

「ふふ、それは何よりですわ♥」

 

 

 いつものやりとりをした後、お互い(と言ってもこちらはほとんどすることがないので余韻に浸るだけだ)後処理をしながら。

 

「時に、ご主人様? 本日はいかがいたしますか?」

「うん?」

「先程申し上げた通り、他の皆様は外出されたようですし、今日は夕方まで予定もないのですけれど……」

「そうなのか……。なら、せっかくだし、二人で出かけるか?」

 

 このままネンゴロもいいが、シャロン側に時間があるなら別のところに行っても良さそうだ。《精霊の道》を説明し、二人でクロスベルに行くことを提案する。シャロンに使うアダルトグッズでも一緒にみようかな。

 

「まぁ、素敵ですわね。それなら早速準備いたしましょう。まずは身支度を整えませんと♪」

 

 嬉しそうな笑顔を見せると、シャロンはすぐに部屋を出て行った。

 

 俺は、昨日と違う女と連日デートとしゃれ込むことにした。そろそろ、トロフィー:プレイボーイを獲得していてもおかしくないだろうな。

 




シャロンとの絆が深まった!
好感度(絆ポイント)ランクアップ!
★★★☆☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。