おもむろにゆかりは立ち上がる
もやっとその部分の湯気が晴れる
使っていたタオルをゆかりが手にとって
ただゆっくりと俺の背中にまわった
両手の指がタオル越しに背中に当たる感覚
しなやかに伸びるその細い指先など
ただその感触を背中で確かめる
「どうでしょうか···気持ちいいでしょうか?」
ゆかりの問いかけに、俺は短く返事をして頭を縦に振る
するとゆかりは''そうですか''とボソッと呟くと、再び黙々とタオルで俺の背中を洗っていく
湯船から上がってからどれ程の時間が経ったのだろう
すっかり湯気でモヤがかかり、暖まった浴室で二人、男と女が身を寄せ合って過ごしている
きっと、それ程時間は経ってない
いつもならもう既に再び湯船に浸かって、風呂から上がって誰かしらとテレビでも見てる筈だが、ここは全く環境が違っている
ゆかりは何かを期待しているのか、俺も本能的にそれを受け入れているのか、その時が来てお互いに求め合うその瞬間をこの世に生きる生物として欲しているからなのか、心臓が高鳴っていく
今か今かと待ちわびているのか、ゆかりの息づかいも深く、艶かしいものに変わってきているのだった
「···ゆかり、そろそろいい。ありがとう」
「あ···はい···。わかりました···では···」
背中に当てられていたタオルの感触が無くなる
ゆかりが俺から少し離れるのがわかった、しかし一向に元の場所に戻る気配がない
ゆかりの吐息が何か物陰に隠れるようなこもったものに変化したのがわかり、ゆっくりと振り返ってみると、そこには俺に背を向けて座っているゆかりの姿があったのだった
「あの···今度はその···、お、おねがいします···」
そう言うゆかりは、俺の隣の自分が座っていた場所から椅子を持ってくると、俺に背中を向けてちょこんと座る
自分の腕を落ち着きなく触りながら、少しだけ振り返って俺に目線を送り、俺に背中を洗うように促してくる
まるでグラビア雑誌に載っている写真のような容姿と、濡れた髪の毛、そこから滴る水滴がうなじを流れ、肩を伝い、スラッとした肩甲骨を流れて尾てい骨、そして椅子に密着しているお尻の中へと流れていくその生々しい光景に、思わず俺は少し身構えてしまった
「···いいのか?触るぞ?」
「どうぞ···お好きに···お願いします」
ゆかりは少し椅子の上で腰を動かしてお尻の位置をずらして姿勢を整え直すと、背中を差し出して構えている
もう覚悟を決めるしかないようだ
壁に掛けてある鏡の下に置いてあった、ゆかりが持ってきていた小さなポーチの上に乗っているタオルを手にとって、横にあった備え付けのボディーソープを少しタオルに垂らす
よくよく考えてみたら、このボディーソープも高級品なんだろうか
ゆかりが痛くないようにしっかり泡立てると、俺はそのタオルをゆっくりと背中に押し当てるのだった
「んっ···」
ゆかりから吐息が漏れたが痛がる様子はない
俺はその背中が傷つかないようにゆっくりと擦っていく
この感覚がどこか懐かしい
時おり、タオルから滑って外れた指がゆかりの背中を撫でるが、その肌は男のものとは全然違うザラっとした感覚ではなく、みずみずしくて、引っ掛かりがなく指がスッと落ちていくような大人の女性の肌だった
子どもっぽいところもある、あどけない調子を見せるときもあるが、体はしっかりと大人になっている
「痛くないか?」
「ええ、全然。もう少し強くしてもいいくらい···。随分と優しいですね、普段と違って」
「言ってろ、まったく」
ふふっ、と肩を少し揺らしてゆかりが笑う
上から下へ、首もとからお尻の少し上あたりまで洗ってやると、ゆかりは''ふぅっ''と満足そうに息を吐きながら俺に身を委ねているのだった
少しの間そうしていると、ゆかりがおずおずと声を掛けてくる
「零次···さん、あの···」
「···なした?」
痛かったのだろうか?
擦る手を止めるとゆかりは自分の肩を撫でながらこちらを見ている
何か言いづらい事があるみたいな、そんな様子でいたので黙って待っていると、ゆかりは脇の下から後ろに手を伸ばして俺が持っていたタオルを掴んできた
「これ···もう···大丈夫なので」
「···ああ、わかった。やめるわ」
そう返事をすると、ゆかりはタオルを俺から取って自分の膝の上に置く
ホッと一息ついた、むやみやたらに女の体なんて触るもんじゃない
···奏や唯みたいにあっちから引っ付いてくる場合は別として
細いし若々しいしいい匂いはするし、男の本能を刺激してくるのだ、フェロモンとでもいうのか
奏はスッとしたような、家で使ってる家具とか部屋の香りも混ざっているのか、爽やかな匂いがするし、唯はコロンとかマニキュアとかなのか、香水とも違う匂いがまず漂ってきて、続いて髪の整髪料の匂いがする
朝乗っかってきて起こされる時なんか特にわかりやすい
とにかく、ゆかりが落ち着いたみたいでよかった
「あの···まだ···」
「まだ?」
「はい···タオルは少し痛くなってきたので···その、手で···お願いします···」
ゆかりはやはり止まらないようだ
というよりもう、止まる気配がない
積極的に触ってもらうように仕向けてきている
俺の頭の中でさらに葛藤が激化していく
ゆかりは散々はずかしがりながら、自分の体を包み隠さず見せてくれている
お互いもう何も知らない歳じゃない、何をされてもきっと文句は言わない
俺が経験者だとわかっていて、信頼して体を預けてくれている
頭が割れそうだ、ここまでしてくれるゆかりのプライドを傷つけたくない
だけどゆかりは本当に恐がってないのか?
ここでゆかりを拒んだら、立ち直れないほどショックを受けたらどうしよう
もう自分に自身が持てなくなってしまうかもしれない
頭の中でせめぎ合う
本当に嫌ではないのか、そういう目的ではないのかもしれない、さっきの密着もからかっているだけなのかも
本当はそういうことはやめてほしいのかもしれないし···
「その···零次さん」
いつまでも触らない俺に業を煮やしたのか、ゆかりが話し掛けてきた
「零次さんはきっと···迷っていらっしゃるのですね。私のこととか家柄とか、それに···私自身の気持ちのことも」
図星だった
そんなに俺はわかりやすいのか?
何故だと聞くと、表情に出ていて鏡越しに丸わかりだと言われた
「やっぱり、そうなんですね」
「···いや」
何も言い返せなかった
どう答えたらいいのか、答えがでない
考えていると、ゆかりが俺の手を握ってくる
そのゆかりの手にはボトルから出したボディーソープの固まりがあって、手を合わせられた事で俺の手に渡ってくるのだった
「私の事を大切にしてくれてるから、迷ってくれている。それだけでも私は幸せなんです。だけど私はその先の···それを越えた幸せを感じてみたい、今の私は普段の私ではなく、ただ一人の女なのですから」
「···ゆかり」
「零次さんは本当に···とても、優しい方ですね」
俺は背を向けているゆかりの背中のそばで、渡されたボディーソープを両手で擦り合わせ、手の中で泡立ていく
「···じゃあ、いくぞ」
「···はい」
俺は泡立てた手を、まずはゆかりの肩に置いた
その瞬間、ゆかりが鼻からゆっくりと息を吐いたのがわかる
さっきのタオル越しとは違う、ゆかりの体温がダイレクトに手のひらに伝わって、指先までそれが広がっていく
手を滑らせて上から下へと動かしていくと、ボディーソープの滑らかさとは違う確かな肌の艶やかな質感がさっきよりハッキリと伝わってきて、今までの育ちの良さと、日頃どれだけ気を使って体調管理をしているのかがわかった
「あっ···んっ···」
ゆかりから声が漏れる
右から左へ、俺は撫でるようにゆかりの背中を上下に洗っていく
傷つけないように細心の注意を払いながら、ゆかりが恐がらないように
そのシミやできもの一つない綺麗な肌色の肌はとても魅力的で、そっちから手のひらに吸い付いてくるほど瑞々しかった
ゆかりはなすがままにされたまま、俺は端から端へ全部洗い終わると、ゆかりはおもむろにその場に立ち上がった
シャワーで洗い流すのかなと思ったが、どうやら違う
「こ···今度は、足のほうを···お願いします。この、腰の下から···」
ゆかりの言う腰の下とは、今まで洗っていた部分から下側···そう、お尻を含めた足の爪先まで、下半身全部の事を言っているみたいだ
ゆかりと俺の間に、妙な雰囲気が漂い始めてくる
鼻の奥がツンとするような、懐かしい感覚
鏡越しに見えるゆかりの表情がもう、頬が紅潮していて目がトロンと寝始めている
立ち上がったゆかりを見上げると目に入ってくるのは、細い腰まわりと、引き締まったお尻にスラッと伸びる無駄なく筋肉のついた太もも、ふくらはぎ、そして綺麗なその足元だった
普段は絶対他人に見せることのない部分、それどころか触らせるのだって許さない領域だ
生物学的に構造が違うのが体格でわかる
そんなところに手を付けられるのを、ゆかりから今か今かと待っている
「···わかった」
俺はそれだけ言うと、再びボディーソープを手にとってゆかりの腰にゆっくりと手を添えていく
「んっ···はっ···」
手のひらが腰のくびれに吸い付いて、腰骨に当たる
男よりも幅が少し広い、その中心にある臓器を守るためのその構造を手で感じるのは久しぶりだ
なるべく負担を掛けないように洗っていこうとするが、その前にゆかりに確認する
「···本当にいいのか?」
「どうぞ···洗うんですもの、仕方···ありませ···あっ」
徐々に下へと移動させていくその手が腰骨を越えると、その下の柔らかい部分を捉え始めていく
まるでものすごく柔らかい風船を掴んでいるような、それでも風船にはない人の体温をその手で感じる
中心の割れ目の中に手を入れないように注意しながら表面を撫でていると、時おりゆかりが筋肉に力を入れる
「零次さ···あっ、んっ···少しくすぐっt···いやっ···んっ···」
「あ、ああ。悪い···」
ゆかりが体を小刻みに揺らしてくすぐったがるので、早々に太ももへと移動させることにした
ここはすごい、さすがアイドルだ
日々のレッスンでどれだけ鍛えているかがわかる
余計な脂肪は一切なく、キチンとその足に沿って必要な部分にしか筋肉がない
それはそうか、ライブなどで何度も踊ったりするのだから必要なことだ
それにアイドルなのだからその見た目も大切だということを考えると、トレーナーの人たちがどれだけ気を使っているのかがわかった
そこからふくらはぎ、足先へと手をはしらせて丁寧に洗っていく
すね毛といった体毛もなく、綺麗に整っている足だ
本当に俺が触ってもいいのだろうか?
「···こんな感じでいいか?」
「···」
俺の問いかけにゆかりは答えなかった
とりあえず、見た感じは背中からお尻、そして足の先までまんべんなくボディーソープの泡で包まれていたので、シャワーで綺麗に流していく
俺が洗わなくても十分綺麗に見えたが女の子だ、そういうわけではないのだろう
「れ、零次···さん···」
「···今度はどした?」
俺はシャワーで自分の手を洗い流そうとしていると、ゆかりが息も絶え絶えといった様子で振り返りもせず話し掛けてくる
「ここが···ここも···」
ゆかりは鏡がある壁に手をついて体を支えると、ゆっくりとその閉じていた足を開いていって、''それ''を俺に見せつけてきた
さっきまで隠れていたその割れ目の中が徐々にあらわになっていって、その割れ目の中心部分にある穴が姿を現す
普段は''出す''ことを目的とする、周りよりも少し黒ずんだ色をしているその穴を含んだ一部分は、今は閉じているその中心の穴に向かって円を描くように何本もシワが寄っていって、そのまわりには穴を守るようにほんの少しだけ産毛が生えていた
他人に見せることのない、ましてや女の子ならそんなことはまずあり得ないゆかりの行動に、相当な覚悟を感じた
「零次さん、洗って···ください。早く···私···もう···はぁ···」
またさらにゆかりは足を開いていくと、今度はそのお尻の穴よりもさらに股間の前側、ゆかりの髪の色と同じ茂みが見えてきて、その奥にある割れ目がぱっくりと口を開いているのがはっきりと見えた
さっきの穴の部分とは違い、まわりの色に合わせて肌色が多く、少し見えるその割れ目の内部は綺麗なピンク色をしている
男にはない臓器の一部が、今か今かと何かを待っているかのように、たびたび伸縮を繰り返していた
俺は言われた通りに、その隠れていた股間の部分に手を添えてゆっくり洗っていく
「あっ···はっ···はぁっ···んっ···あんっ」
ゆかりが驚かないように、その股間の曲がりに合わせて滑らせるように前後に手を動かすと、驚くほどなんの抵抗もなくスムーズに洗っていけるのがわかった
お尻の穴のシワから続いて股間中心部の割れ目の中に少し指が触れて、そこは外の肌とは違ってさらにつやっとした感覚が残り他の部分より体温を感じる
そして、最後に前方の深い茂みに手が吸い込まれていく
「ひんっ···あっ···あっ···あっ···!あんっ!はっ···!はっ···!」
ゆかりの甘い吐息が、喘ぎ声に変わっていく
二人しかいない浴室によく響き渡っていて、その度にゆかりの体がヒクッと反応する
腰を少し震わせて、足が閉じそうになって俺の手を締め付けるが、ゆかりは再び足を開き俺に委ねていく
ゆかりの身体中の血液が集まってるんじゃないかというほどその股間が熱くなっていき、気持ちいいのかお尻の穴がヒクヒクと動き、まるで生まれたばかりの子鹿のように足をガクガクと震わせ始めたので、俺は慌ててもう片方の腕を後ろからゆかりのお腹にまわして倒れないように支えるのだった
「大丈夫か、ゆかり。ゆかり?」
「はぁ···はぁ···はぁ···」
壁に手をついたまま、ゆかりは自分でシャワーを取って、前側からお湯を股間に当てると泡を綺麗に取っていく
そして泡を落とし、シャワーを元の位置に戻したあたりで、俺はゆかりの体の変化に気づいた
お湯が滴っている股間の部分から、別の何かが出ている
それは水滴とも違い、割れ目の中からゆっくりと糸を引くように床に垂れていくと、途中で切れてお湯と一緒に床で混ざり合い、排水溝へと消えていく
「零次さ···、はぁ···はぁ···」
ゆかりは片方の手を後ろにまわしてきて、俺の腰に巻いてあるタオルをスルッと取っていくと、そのまま自分のポーチがあるほうに投げ捨てた
ゆかりはもう、見なくても俺の下半身の''それ''がどうなっているのかわかっている様子だった
再びゆかりは壁に手をついて立ち尽くす
「···ゆかり、もう洗い終わってる」
「はぁ···はぁ···わかってます···わかってます···大丈夫です···はぁ···大丈夫···です」
するとゆかりはそのまま体をくの字に曲げ始めて、お尻を俺のほうに突き出してくる
そのままの体勢で今度はさっきよりも広く足を開き、丁度俺の腰のあたりの高さになるように調整すると、頭を上げてこちらを向いた
その顔はもう、普段のゆかりとは違い完全にトロけていて、女として何をされるかわかっている顔だった
「大丈夫···大丈夫です零次さん···。大丈夫···私は···大丈夫···だから···」
再びゆかりは顔を正面に戻して、顔を下に下げる
股下からこちらを覗き込んでくると、俺の位置に合わせて、俺がそのまま前にでると自分の割れ目の中心に来るように、足と腰をほんの少し小刻みに動かして調整に入り、そして動きが止まった
「零次···さん···零次さん···零次さん···」
ゆかりが掠れ声で俺の名前を呼び続ける
もうあとは二人のタイミングを合わせるだけ
俺はゆかりの腰を少しお尻側の部分で両手で掴み、少しずつゆかりに近付いていくのと同時に、ゆかりがその場から動かずよろけない程度に若干引き寄せ気味にゆかりの腰に当てている手にほんの少し力を入れた
「んはっ···はぁ···はぁ···はぁ···!へ···?大丈夫です···大丈夫···」
喘ぎ始めるゆかりに狙いを定め、先端を直前までもっていった時に、息の荒いゆかりが心配になり声を掛けたが、ゆかりは腰をこれまで以上に突き出し、求めてくる
その姿を見た俺はゆかりと鏡越しで視線を合わせて、最後は二人で位置を合わせると小さく頷いた
お尻の穴がまるで痙攣してるかのように忙しなく動き、割れ目からはポタポタと床に糸が垂れる
「零次···さん···はぁ···大丈夫···」
ゆかりが顔を上げてこちらを向いた
「今日は···その···大丈夫···だから、そのまま···ど、どうぞ」
その言葉に合わせて、俺は先端をその割れ目に密着させて、擦るようにその''場所''を探す
その割れ目はもう、驚くほどに滑らかに滑り、抵抗がなかった
そして、接触した部分から少し前側のあたりにその入り口を見つけ、先端が少し引っ掛かった
先端からゆかりの体温が伝わってくる
「はぁ···はぁ···いん···いっ···いっ···」
だらんと顔を下に向けて声を絞り出すように喘ぐゆかり
ゆかりがつま先立ち気味だった足を地面にしっかりつけて、喘ぎながら衝撃に備えて踏ん張り始める
お尻の穴がこれまで以上にキュッと萎んだ
それがわかった俺は、ゆかりの腰を掴んでいる手の力を強めブレないように抱える
そして
「いっ···いっ···いっ···あっ···あ゛っ···!あっ···!!いっ···!」
ゆかりの喘ぎ声が徐々に濁音混じり強まっていき
そして···
「い゛い゛い゛い゛っ!!!!」
聞いたこともない、おもいっきり腹から出たゆかりの叫び声が浴室に響き渡ったのと同時に、それまで離れていたゆかりのお尻が俺の下腹部に当たり、勢いよく肌と肌がぶつかる音が浴室に響いたのだった