出てくると同時にベッドに倒れ込んだ
もう体が限界だった
もくもくとした湯気の中、あいつも出てくる
うずくまるように体を曲げて近付いてくる
「うっ···いっ···はぁ···あぁ···いっ···あっ···」
もう今は服を着る気力もなく、素っ裸のままだ
頭がボーッとしながらベッドに仰向けに寝転がっていると、何かが俺の上に覆い被さってくる
まだ火照りがまったく引いていないその体は、同じ境遇のまま俺の胸の上で息を必死に整えようと、肩を上下に動かすのだった
端から見れば、このままお互いの時間と体が許す限り求め合う流れに見えると思う
しかし今二人して、俺がゆかりに押し倒されたような状態でベッドに横になって動けないのには理由がある
浴室で俺たちは、確かにお互いの体を繋いで交じり合うことになった
なったにはなった、なったにはなったんだがそこからが大変だった
ゆかりの体に収まった瞬間に彼女は悲鳴のような声を上げて、そこからゆかりは喘ぎ声ともうめき声ともとれる声を出しながら硬直し、体をくの字に折り曲げてお尻を付き出したまま動けない状態になっていた
キュッとお尻の穴が締まった状態のまま、時おりお尻が小刻みに震えてきて、俺がゆかりを支えるために少し動いただけで、中が脈動するように締め上げてくる
根本から先まで暖かいジェルに包まれているような感触だった
ゆかりは経験がない、それが本当だということは俺が少し引き抜いてみてわかった
ドロッとこびりついてくるゆかりの体液に合わせて赤い液体も少し入り混じってにじみ出ており、それがゆかりの割れ目の外側から雫となって床にポタポタと落ちて、お湯に溶け込んだまま排水溝へと流れていく
「れい···じ···さっ、ごめ···今ちょっと···うご···けな···いっつ···!あっ···!それ···無理です···!無理無理!動くの···ダメです···!そのまま···!あっ···んっ···!」
ゆかりがなるべく痛がらないようにまた少し抜いてみたが、その動きに合わせて血が滴る間隔が早くなったため、現状ゆかりと繋がっていることで若干止血された状態になっているみたいだ
ゆかりの状態も状態なので、今は抜くのを諦めてそのまま現状維持を続けることにした
とりあえずそのままパートナーが落ち着くまで動かないでいなさいと、姉さんが飲んだくれてた時に教えてくれた知識がこんなところで役に立つとは
姉さん曰く、''これ''はスポーツと似通ったところがあるから、万が一の時は人間の構造を考えて落ち着いて行動することと教えられた
とにかくそのまま立っているのはお互いに下半身に負担がかかる
支え続けるのも限界がある
ただでさえゆかりは下腹部の感覚がするどくなり今も敏感に反応していて、人間の構造を考えるなら浴室の室温の上昇と初体験の緊張で体の体温と心拍数が上がった分血圧が上がり出血量が増える状態になっている
ゆかりはもう半分パニックでどうしたらいいのかわからない状態になっているなら、尚更座ったほうがいい
これ以上の続行は不可能だと判断した
俺はまずゆっくりとゆかりにしゃがむ込むように諭す
「あっ···!いっ···ぎっ···!あっあっ···うっ···!ぐっ···!」
ゆかりは腰がガクガクで力が入らず、いつ崩れてもおかしくない
それでもゆかりは言われた通りにゆっくりとしゃがんでいこうとしていたため、徐々にしゃがみ込んでいくゆかりが倒れて怪我をしないように俺は全身に気合いと力を入れて支えながら、俺自身もゆっくりと床へと腰を下ろしていく
いきなり引っこ抜けないように細心の注意を払い、ゆかりの腰を引き寄せてお尻を俺の下腹部に押し当てながら支え続ける
抜けていくのはマズいが入っていく分にはゆかりもそれほど苦ではないようだ
ゆかりが痛がらないようにするのが最優先だった
「よいしょっ···。大丈夫か、ゆかり」
俺がまず床に膝をついてゆかりが四つん這いになるような体勢になったが、それではゆかりがさっきとあまり体勢が変わらずいくらなんでもかわいそうだったので、ゆかりの上半身を起こしながら俺が床に仰向けに横になり、ゆかりが自分の膝を床につけて俺の体に跨がるような体勢に変えた
「はぁ···はぁ···はぁ···」
この女の子座りのような体勢が大分楽なのか、ゆかりの呼吸はさっきよりも落ち着いていて、締め上げてくる力もさっきと比べると少し弱まり、時おり力が入って締めてくるような、そんな間隔によって訪れるようなものに変化していた
俺もどっと疲れて、仰向けになったまま天井を眺める
「零次さん···はぁ···あの···わたし···」
「ん···?どした?ゆかり?」
ゆかりが話し掛けてきたので顔だけ起こして見てみると、肩で息をしながら顔を少しうつむき気味にしているゆかりがいた
その表情は見えないが、ほんの少しだけ肩が震えていて、その息づかいの中に嗚咽が混じっているような気がした
「···ゆかr」
俺が話し掛けるよりも一足早く、背中を向けたままゆかりがこちらに振り向いた
完全に顔にかかってしまっているそのご自慢の綺麗な濡れた長髪、その奥にあったゆかりの表情が見える
目に大粒の涙を溜めて口元がプルプルと歪んでいて、それを悟られないようにするためか視線を合わせたのは一瞬で、すぐに顔を斜めに反らした
「うっ···がっ!あっ···!」
「お、おい」
再び俺に完全に背を向けたと思ったら、ゆかりがモゾモゾと動き始めた
ぺたんと床についていた膝を起こして両足を床につけると、体をひねってそのまま回転させて俺と向かい合うような体勢になろうとしている
「いっ···!あっ···んぐっ···!」
「無理するな、無理するなってゆかり」
「い゛っ!あ゛っ!」
俺がやめるように言うがゆかりは聞く耳を持ってくれず、最終的にゆかりの体勢が180度変わって向かい合う状態になると、ゆかりは俺の胸の上に手をついて再び膝をつき息を整える
相当我慢したのか、その息づかいの中に微かに掠れたような声が混ざっていた
中は潤滑が良かったのかすんなり方向が変わり、変にねじれて持っていかれることもなかったが、動くたびに血が接合部からにじみ出る
なんとかゆかりはそれでも耐え忍び、体勢が変わる頃には中の当たり方が変わり、手前にあおられる形になり多少さっきより無理が無くなった
「はぁ···はぁ······」
もうゆかりは俺の胸についている手と腕が震え始め、いよいよ倒れ込んできそうな状態でいた
そうなってしまいそうになると、やはりゆかりは辛そうに表情を歪めて踏ん張り、その目からは涙がこぼれてくる
抜いてやりたいところだが、ゆかりが動くことによる刺激と生理現象で収まる気配がない
今日だけはそんな男の本能を恨んだ
「よっと···ゆかり、落ち着け。大丈夫だ、ゆっくりでいい」
「はぁ···うっ、ううっ···」
俺は上半身を起こして、ゆかりの腰まわりに軽く手を当て、胸に倒れ込ませるようにして支える
ゆかりもそれに応えるように俺の背中に手をまわして抱きついてきた
バスタオル一つない、完全に二人裸の姿で身を寄せ合う
その身長差から都合が良かったのか自分の顔を隠すようにゆかりは俺の胸に額をつけると、スンスンと肩を震わせる
「ごめんなさい零次さん···私···その···初めてで···」
「それはまぁ、なんとなくわかってたから大丈夫だ。それよか、経験があるっていうほうが色々心配になるわ。初めてだったんだから、だからほら、泣くな」
とりあえず涙を指で拭いてやった
芸能界で活躍してるんだ、素人目線だがそういう裏の営業もあるんじゃなかろうかと考えてしまうが、そうじゃないみたいで安心した
最初のあの事件もあるし琴歌の一件もあるし、常にそういう目と危険にさらされているんだから、油断はできないだろう
あの専務のことだから何かあったら手は打つだろうけど、琴歌に迫ったあのベテラン俳優がどうなったのかはちょっと気になっていた
ほたるが仕事で会ったのが最後だったなあれは
「でも···それじゃあ零次さんが···楽しめないというか···」
「気にするな。体が第一だ、無理はさせられない。それに俺のほうこそ···悪い、治まりがつかなくて」
「それは···零次さんも一人の男性だということがわかって···良かったです。それに···痛っ···!」
ゆかりは下を向くと、一度にじみ出る血を見て再び顔を上げる
しかしその顔は自身の体の状態に反して、涙を流しながらもわずかに笑顔が浮かんでいた
「私···やっと···やっと受け入れてもらったことも、受け入れることができたことも···嬉しくて、それに···痛いですけど···嫌ではないです」
それだけ言うとゆかりは俺の背中に手をまわして、胸の中に頭をうずめて静かになった
俺もその間になんとか抜ける状態にならないものかと心を落ち着かせようとするが、ゆかりがふと尋ねてくる
「その···零次さん、聞きたいことがあるんですが···」
「なんだ?」
「初めてその···元カノさんと···つ、繋がった時も···こんな感じだったんですか?」
ゆかりからそんな質問が飛んできた
やっぱりそういうことって気になるもんなのか?
気にするなって普段から言ってるのに
「いや、その時は···そうだな、相手の体質というか、まぁ彼女は···苦しそうな様子はなかった。相手も初めてだったけど···それなりに形にはなったっていうか···」
俺は一体何を説明してるんだか
まさか学生時代の話をここで、しかもこんな状況で引っ張り出してくるとは思わなかった
「ゆかり?」
ゆかりがモゾモゾ動きだす
また膝を立てると、俺の背中にまわしてる手でしっかり背中につかまり、顔を上げて少し歯を食い縛り始めた
「うぐっ···あっ···!」
喘ぎ声というか、また痛がるような声を出し始めると、ゆかりはなんとその自分の体を微かに上下に動かし始めるのだった
俺の話を聞いて意固地になったのか、なだめてもその動きをやめようとしない
次第にその動きは大きくなっていき跳ねるような腰づかいに変わると、より一層そのゆかりの声は大きくなっていく
「あ゛っ!あ゛っあ゛っあ゛っ!いっ···!あ゛あ゛あ゛···!」
「ゆかり、やめっ、ゆかり、いいって」
いくらゆかりが上下に跳ねても、中が引き締まってまったく動かずスライドされない状態で、ゆかりの動きに合わせてまるで一つになったように引っ張られて戻ってくるだけだった
お世辞にも上手いとはいえず、ただ中から血がにじんでくるだけ
背中にまわされた指が段々と立てられていって、痛みに耐えるゆかりがその度に爪を背中に食い込ませてくるので、中々にヒリヒリと痛くなってくる
「ゆかり、もういい。今日はここまでにしておこう。だから···な?最初から上手にできるやつなんていないから」
ゆかりの腰を手で押さえてやめさせると、爪を立てるのをやめて、ゆかりも腕をだらんと俺の腰に下げる
「でも···ぐすっ···零次さんの元カノさんは···」
再びゆかりが涙をこぼす
これはもうメンタルのケアが必要なレベルだ
これからこういうことをする度にトラウマが甦るようになってしまいかねない
その時の相手も気の毒だし、なによりゆかりの将来が不安になる
「俺の元カノは関係ない。アイツはアイツ、お前はお前。同じ体をした人間なんていないんだから、こうなるのは珍しいことじゃない。元カノとはたまたま上手くいっただけなんだから。1から10まででこれが10だと思うな、ゆかりとしてはここからがスタートなんだ。これからお互いに理解しあっていくのが、お互いを知り合うってことなんだから」
ゆかりが自信を失わないように、そしてこれからのゆかりの人生のために、自分でも偉そうだと思ったけどアドバイスすることにした
いずれゆかりも誰かしらと家庭を持つことになるだろう
その時に相手がロクでもない奴でない限り、求められたら嫌な思いをすること無く応えられるようになれれば幸いだ
「じゃあ···その···」
「···なに?」
「これから···零次さんと知り合っていっても···いいんですか?」
「それはどうかな、俺にはそんな権利は無い」
そう言うとゆかりは頬を少しぷくっと膨らませて俺の背中をつねってくる
頭を俺の胸にドンッと軽く頭突きするかのように引っ付けると、不機嫌そうに頭をグリグリと押し付けてくるのだった
「そんな寂しいこと···言わないでください。あなたはそう思っていても、私が望んでいたら···どうします?」
「···どうもこうもない、今日みたいな流れはちょっと何度もは···お前たちに悪い」
「それは決めつけすぎです···。それにほら、零次さんだって···凄くドキドキしてます」
ゆかりはそのまま俺の心臓部分に耳を当てている
そりゃそうだろう、曲がりなりにも美少女と美女が勢揃いなんだ
そんな面々とこんなことをしたもんならイヤでも心拍数が上がる
「それじゃあ···今度は···上手くできるように頑張りますね。今はまだっ···!痛くて···私も···色々と教えてもらいたいところなんですが···い゛っ!」
ゆかりは自分から少し腰を動かしてみているが、やはりまだ痛いようだ
とりあえず抜くことを考えてみよう
「ゆかり、ちょっと···いいか」
「はい···零次さん···?」
ゆかりの背中に再び手をまわすと、俺はその背中を支えるようにしてゆっくりとゆかりを床に押し倒すように寝かせて倒れさせ、膝を立たせた
俺だけ再び体を起こし、ゆかりの腰骨のあたりに両手を添えて腰が暴れないように固定する
「零次さん···」
床に寝そべったことでゆかりの中の力がさらに弱まって、これなら少し頑張れば抜けるかもしれない
もっとも俺が小さくすれば話が早いんだけども
最初からこうすればよかった
「この状況をひとまず何とかする。ちょっとだけ我慢してくれ」
「はい。あの···やさしく···お願いします···」
そう言うとゆかりは立てていた両膝を左右に倒して床につけるような体勢になり、完全に股が開いてその普段の隠れている場所が全て見えるようになっていた
その茂みと割れ目の先まで赤い液体が所々見える
さっきまで太ももの裏まで俺の腰に密着していたため、流れ出ていた血でその部分もうっすら赤く染まってしまっていた
密着していた俺の腰の部分も同様だった
「じゃあいくぞ、ゆっくりやるから。ちょっと試してみる」
ゆかりは意を決したのか俺から顔を少しそらして横を向き、少し口元が開いていることから痛みに備えているようだ
少しだけ中も強張る、それを少しでも緩めるために俺はもう一つの穴に指を這わせる
「···はっ、はぁ···んんっ···あっあっ···あっ···」
やっぱり、思った通りだ
入れる時に見たその穴の様子に俺は考えた
ゆかりは体に快感を感じると、お尻の穴にその反応が顕著に現れることから···
···あんまりこんなこと言いたくはないんだけども
本人のプライバシーに関わることだし···今はあくまで俺の想像だ、そういう事にしておこう
普段の生活でゆかりがそう···アレだ、欲求に耐えられなくなった場合にどこを使うのかと考えた
そこを刺激することができればもっと筋肉の緊張が和らぐはず
それで思い付いたのが、そう···''そこ''だ
神経が一番集中する場所だ、ただそれだけかもしれない
だが今は、この状況を何とかするために最も有効活用できる場所だった
「はぁ···ん···零次さ···んっ···」
そこの表面を指で撫でまわすとその穴がヒクヒクと収縮を始めて、中の筋肉もほぐされるように緩む方向に動き始めた
割れ目の最先端部分の小さな突起も、さっきと比べるとほんの少し大きくなっている気がする
ゆかりが感じている、これならタイミングが合えば抜けそうだ
ゆかりが痛がってない今なら、なんとかなるかもしれない
ゆっくりと、俺は少しずつ引き抜いていく
ゆかりのその入り口は俺の根本に吸い付くように一緒に引っ張られていくが、さっきよりも中が緩んでいたため、そこからある程度抜き続けるとズルッとズレてを繰り返す
「いっ···!んっ···」
その瞬間がやはり少し痛いのか、俺が腰に当てている手首を掴んできてそこそこ強い力で握ってくるあたり相当耐えているのがわかる
ゆかりはそれでもなお足を目一杯に開き続け、耐え忍ぶ体勢を崩さなかった
そして抜いていく事でわかる中の状況、目で見て始めてどういうことになっているのか理解できた
根本から中間部分に合わせてゆかりの体液に混じり薄く赤い鮮血が付着している
抜いてくことに合わせてそのゆかりと密着している隙間の部分からもポタポタとまだ血が滴ってくる
「いっ···いっ···あっ···!あ゛っ···!あ゛!あ゛っっ!!!!」
「もう少しだゆかり、もうちょっと我慢してくれ」
先端の返しの部分がそのゆかりの出血の原因の部分、裂けた部分を通過したのがわかった
「あ゛っっっ!!!」
ゆかりもその際に濁音混じりの叫び声を浴室いっぱいに大きく響かせる
そのほんの少し狭まった部分が引っ掛かっているのか、先端に少し抵抗を感じる
だがもう後にも引けない、しばらく小さくなる様子もないし、このままだったらゆかりが辛いだけだ
「ゆかり、いくぞ、少し踏ん張れ」
「ひっ···!ひっ···!ひいぃぃっ···!」
ゆかりが俺の手首を強く掴んで、目をギュッと瞑った
俺は引っ掛かりを感じつつも、それが一定の強さのラインを越えたのがわかった
もう通過しかけてる
「あ゛あ゛あ゛っ!」
「よしっ」
ニチッという粘膜が絡み合う音と同時に、俺はその狭まっている部分を通過した瞬間に一気に引き抜いた
ゆかりの体温よりも低い、浴室の室温に涼しさを感じる
「はぁ···!はぁ···、はぁ···」
もう完全に力が抜けたのか、ゆかりは寝転がったままだらんと腕も足も床につけて息を整えている
俺もそんなゆかりの開いた足の間に座り込むようにして腰をおろすと、うなだれるようにして心を落ち着かせるのだった
目線の先に見えるのはゆかりの割れ目、俺が引き抜いたことで止めるものがなくなり、血が細く線のように流れを作って、お尻の穴を伝い床に流れていた
そこまで量が多くないので、もう止まる頃だろう
続けて見えるのが俺の先端部分
根本から中間までは鮮血が目立つが、そこから先は何だかドロッとした黒っぽくて赤い塊のようなものも付着していて、先端が特にそれが目立ち、一度付着したあと押し潰されたかのように先端が包みこまれていて、そこそこ赤黒くなっていた
俺自身に痛みはないのでゆかりのもので間違いないだろうが、これもゆかりから滴る原因になっていたのだろう
「はぁ···零次さ···はっ!零次さん···!それっ、見ないでください···!まって···!見ないで···!恥ずかしい···!」
ゆかりは必死に腕を伸ばして壁に掛かっているシャワーを取ろうとするが、膝がガクガクで上手く動けてない
代わりに俺がシャワーを取って、お湯で俺とゆかりを洗い流していく
「ご、ごめんなさい···何から何まで···」
俺に付いている鮮血と黒っぽい塊、そしてゆかりから流れているものと付着しているもの、そのまわり付近についているものも含めて全部洗い流して綺麗にする
こんなことをするのは久しぶりだ
元カノとはもうちょっとロマンチックだったが、今回ばかりはそうもいかないようだ···勉強になった
洗っていくうちに漂ってくる匂いも···何だか懐かしい
鉄くさいような血の匂いと、後はゆかりの···なんといえばいいのか、なんかのクリーム?
よくチーズの匂いと言う人がいるけどちょっと違う、本当にどう表していいのかわからない
「あ、あの···私、もう今月は出てこなくなってたので終わってると思ってて···、綺麗に洗ったつもりなんですが···」
「いいって、言うな。わかってるから。女じゃないから詳しくは知らんけど。俺にわざわざ言うことじゃない」
一通り洗い終わると、シャワーを元に戻して再び二人して一旦落ち着く
「···あの」
ゆかりも上半身を起こして向き合うが、体育座りのまま申し訳なさそうにこちらを見ているのだった
「零次さん、ごめんなさい···私、ちゃんと出来なくて。誘ったのは私なのに···不甲斐なくて···」
「だから、いいって。最初から上手くできるやつなんていな···だっ、もう、ほら泣くな」
またみるみるうちに目に涙を溜めていたので、ゆかりの手を取ってやった
きっと上手くできる時が来ると言ってやると無言で頷いていたが、これは少し時間がかかりそうだ
「ですが···零次さんも···お辛いのでは?男性はその···最後は···、しゃ···射精をするものだと本で···」
「それを言うなら俺だってお前を満足させてない」
とりあえずまずは風呂から出ることにした···出ようとしたんだが、ゆかりが半分腰が抜けたような状態になっていたので、なんとか支えながら脱衣場へ向かい、体を拭いてやる
特に、血が出ているところは入念に拭いてやった
もう止まってきているようだ、よかった
俺も簡単に自分の体を拭くと、脱衣場を出てベッドへと倒れこんだ
涼しい、そう思ったのも束の間で、すぐに同じ境遇の奴が上に覆い被さるように倒れこんでくる
「···ゆかり、今は勘弁してくれ。めちゃ疲れてる」
「でも、申し訳なくて···む、胸とか···触ります···か?」
そういうゆかりだったが、今はいい、ゆっくり休もうと言って風呂から出てきたというのに裸で抱き合ってしばらくそのままだった
部屋の空調が丁度いい
まったくお嬢様ってのは···どう扱ったらいいのかわからない
「これが、男性の···」
その間ゆかりは興味深そうに俺のそれを指で触ったり軽く握ったりしていた
俺も散々ゆかりを触るどころか処女を奪ってしまったため、特に文句も言わずさせたいようにさせてやった