天使擬きのライラを捕まえたアドルフことアルは川で体を洗った後雑魚モンスター狩りをライラと一緒にやっていた
ちなみにライラのステータス
種族 天使擬き
名前 ライラ ♀
年齢 1
レベル 2
HP 3
MP 12
体 2
頭 3
精神 5
魔力 10
器用 10
俊敏 4
教養 1
魅力 3
スキル
・飛行術
・初級回復魔法
・初級聖魔法
状態
アドルフの配下
こいつ1歳かよ……ってモンスターだしな
で、聖魔法のホーリーボールは中距離から聖魔法の魔力弾で攻撃する技でなかなか使い心地が良さそうだ
現れたウサギとか鳥を1発で倒してたし
「アルさんって実は凄かったりします?」
「なんで?」
「いや、熊普通に倒してましたし」
「念力のこと? いや、熊くらいなら雑魚だよ雑魚」
「そ、そうですか……ちなみに動物ですからアイテムはドロップしないですが、肉や皮はどうするんですか?」
「どうするって村にテレポートさせて換金するよ」
「テレポート……瞬間移動を会得してるんですか!?」
「そうだけど」
「念力の精密度もさることながらテレポートも使えるなんて……変態ですがテイマーとしては当たりを引いたかもしれませんね」
「当たり外れは別に良いんだよ。とりあえず仲間にできそうなのは仲間にする。無理そうなら倒す。動物は積極的に狩って換金物にする……」
「ラジャー!」
まぁここで出るモンスターで♀なのは天使擬きがごく稀であとは妖精くらいで、あとは化け蜘蛛とか巨大な昆虫くらいだからなぁ
ドロップするのも蜘蛛は丈夫な糸、昆虫は羽とか毒針くらいで油断しなければ大丈夫なハズ……
「ギャァァァ! 大蜂の大群!!」
「何してんねん」
ライラはどうやらドジらしい
頭に蜂の巣が乗っかってるから木でも揺らしたら蜂の巣が落っこって来たのだろう
「アルさん助けて!!」
「ライラテレポート! からの火魔法及び風魔法の合成……火炎放射!!」
ライラを俺の後ろにテレポートし、蜂の大群を手のひらから炎を吹き出し丸焦げにする
「……ふう、倒した倒した」
「れ、レベルアップしました……3レベも」
「あ、俺も1レベ上がったわ……よし! ライラ蜂の巣見つけ次第魔法で攻撃して誘きだして必死で逃げろ! こっちまで誘導したら火炎放射で焼き尽くすから」
「やですよ! 大蜂ですよ! 刺されたら体に穴空いちゃうじゃないですか! しかも毒で体力の低い私だと1回刺されただけで死にますよ!!」
「良い方法だと思ったんだけどな」
「あ、あとこの蜂の巣はどうしますか」
「卵とか幼虫をテレポートさせて蜂の巣は食べるか。幼虫とかも焼いて食べるか」
「……これ食べるんですか……蜂蜜だけじゃダメですか?」
「美味しいのに……」
俺は薪を集めて火魔法で着火して焚き火を作り、大蜂の子を焼いて食べる
外はカラッと中はプルプルしていて珍味って感じ
勿論旨いよ
ライラは蜂の巣ごとをナイフで削って蜂蜜と蜂の巣を食べていた
「食べすぎると腹壊すぞ」
「大丈夫ですモンスターなのでこれくらい!」
と大蜂の巣の一部をがつがつと食べている
人なら絶対腹壊す量を食べているが天使擬きなので大丈夫……なのだろうか
「俺の分も残しておけよ」
と俺は蜂蜜の一部を瓶に詰めてバックに閉まった
母さんへのお土産だ
すると焚き火の近くで笑い声がした
ライラのではない
よく見ると小さい緑の妖精が地面に落ちたライラの食べかすを食べていた
「妖精じゃん」
「フフフフフ」
「ライラ少し分けてやれよ」
「……あげる」
「フフフフフ」
「妖精ってテイムしないと笑い声にしか聞こえないんだな」
妖精はライラが切り取った蜂蜜がついた蜂の巣の欠片を美味しそうに食べ始める
『妖精
甘い物といたずらをこよなく愛するモンスター
小さな子供を見つけては森に誘い込み迷わせて泣く姿を面白がる
飽きると家に帰してくれる
甘い物を渡すと恩を感じて付いて回る
初心者にお勧めのモンスター』
「よーしテイムするか」
妖精は満腹になったのかすやすや眠っている妖精をゆっくり摘まむと俺は精液が入ったボトルを取り出し妖精を沈めた
「ごぼぼぼぼぼ」
「小さすぎて入らないから精液漬けにしてみたわ」
「いや、変態すぎません?」
ライラが軽蔑の眼差しで見てくるが俺は気にせずに数秒妖精を精液に漬けた
「ごぼごぼ……苦しかった……僕に何てことをするんだよ!」
「お、テイム完了」
「天使擬きのお姉さんこの人間ヤバくないかい? あぁもう全身凄い匂い……」
「アルさんはヤバイド変態だよ……もうテイムされちゃったから逃げられないよあなた」
「ええ! 甘い物分けてくれる優しい人だと思ったのに!」
「まぁまぁ変態だけどよろしく……妖精は成長すると大きくなるんでしょ」
「らしいね。まぁ人間大に大きくなった同族は見たこと無いけど」
「じゃあとりあえずセックスできるくらいの大きさ目指すか。妖精孕ませたいし」
「ちょちょちょ! え! 僕孕まされるの!?」
「こいつセックスモンスターだから成長したら頑張りなさい」
「あ、名前はエメラルドね。髪の毛と目の色が緑だから」
「あ、安直!!」
こうして妖精のエメラルドが仲間に加わった
種族 妖精
名前 エメラルド ♀
年齢 1
レベル 1
HP 10
MP 20
体 1
頭 2
精神 5
魔力 20
器用 15
俊敏 10
教養 1
魅力 5
スキル
・初級風魔法
・飛行術
状態
アドルフの配下
テレポートで村長こと父親の屋敷の前にライラとエメラルドを連れて飛ぶ
「す、凄い本当に一瞬で景色が変わった」
「何今の凄い!」
「親父居るか」
「なんだ? アルか! よく来た! どうだった外は」
「これ換金してくれよ」
「おお、熊に鹿にウサギ5羽と鳥3羽か……お、教えた通り処理もしてあるな関心関心、内蔵はどうした?」
「テレポートで引っこ抜いて地面に埋めてきた」
「よし、上出来だ。後ろのモンスターは……ははーん、早速テイムしたな」
「ええ、自慢のイチモツで落としてきた」
「流石俺の子だ! 本格的な旅には何時行くんだ?」
「とりあえず日帰りで1ヶ月くらいレベリングしてから出ようと思ってる。慎重位が冒険者はちょうど良いだっけ?」
「ああ、それで良い。しっかり準備が出きるのであればそれに越したことはないからな」
親父はガハハと笑うと頭を撫でた後、お金と物を交換し、家にワープした
「ただいま」
「あらお帰りなさい……あらあら女の子モンスターを2体も捕まえたのね! 凄いじゃない」
「とりあえずね。で、レベリングを1ヶ月しっかりしてからこの村を出るよ」
「それが良いわ!」
「あとこれ母さん」
「あら! 蜂蜜じゃない」
「天使擬きのライラがゲットしたのの一部」
「どうも」
「可愛い子じゃない! 大切にしなさいよアル」
「はーい」
「今夜はどうする? ご飯は食べる?」
「全員道中で食べてきたから良いや。お風呂とサウナ使って良い?」
「ええ、構わないわ! 水風呂も用意しておくわね」
「ありがとう母さん」
ライラとエメラルドも汚れているためお風呂に案内する
ライラとエメラルドはモンスターだったためお風呂に入るのは初めてだが、嫌がる事無くスライム石鹸(スライムのドロップアイテムを加工した物)で体を洗い、シャワーで汚れを落としてから湯槽に浸かる
3人(エメラルドは小さいのでほぼ2人分)で入ると浴槽は狭いがポカポカに温まり、俺はそのままサウナと水風呂に入って整うまで堪能した
ちなみに熱源は魔石と呼ばれる物を使っている
魔石の加工技術があるお陰で開拓の村かつ辺境な村でも食事以外は普通に生活していける
ただ食事だけは調味料や香辛料、塩や砂糖が少ない為味がとにかく薄い
それだけが現代日本から転生してきての不満点だ
ただ町に行けば味の濃い食事ができるらしいのでここから中間の村を通り町に行けば娯楽も沢山あるらしいので楽しみだ
「アワアワ!」
「キャッキャッ!」
「また体洗ったのかよ。1回で良いんだぞ」
「でも綺麗になるよ!」
「だね!」
彼女達はモンスターだったから温かいお風呂や石鹸で体を洗うの等が初めてなのだろう
いや、しかし
「ペッタンコだな2人とも……ロマンが無いロマンが」
「ロマンって胸ですか! 見てなさい成長したらボインボインになりますからね!」
「おう頑張れ頑張れ」
自室に戻った後俺はノートにガリガリと今後の自分及びライラとエメラルドの育成方針や冒険に必要な道具をピックアップしたり、今日の下見で動物やモンスターが居そうな場所、効率の良い倒し方等を書いていった
「アル先寝るよ……襲わないでね」
「襲わねーよ。エメラルドも寝ろ。明日も早いからな」
「意外……見境無く襲うものかと思ってた」
「だよねー」
「うるせぇ、俺は本気で成り上がろうと思ってるんだよ。それにはまず戦力が居る。ライラ、エメラルドお前達は大事な俺の戦力だ。ビシバシ鍛えて強くならなければ困るんだよ」
「私はとりあえず天使になって人類認定されたいかな」
「僕も大妖精になれば人類認定されるからそこまで強くなりたい」
「おいおいその程度で満足かよ。もっと先を見据えようぜ」
「「先?」」
「決まってるだろライラ、エメラルドお前は神を目指せ。モンスターの最終到達地点だろ」
「「……神」」
「その為には色々やるべきことが沢山ある。ダンジョンアタック、冒険者ギルドのランク上げ、ジム巡り、リーグ戦……富と名誉と力全てが無い時にまず上げるべきは力だ。力を得れば地位も富もついてくる」
「まずはお前らにも念力を教えてやるから覚えてみろ。便利だぞ」
俺は話ながらもノートにどんどん書いていく
今日の良かった事、反省点、改善点と……
この世界でどれだけ強くなれるか……強くなって家族で巨大な組織を運営して……莫大な富を得る
富、名誉、力……俺は全て手に入れて成り上がってやる