龍見が神降の準備をする時に詠に連れられて出ていった月だったが、政務を済ませるとそそくさと戻ってきた。どんなものが完成しているのか気になってしまったのだ。そのタイミングは微妙に悪かった。
「えっ、ええっ!? な、なんで地和さんが龍見さんのものを…………わわ、おっきい…………恋さんはあれを中に…………」
実物を見る事など幼い頃に父親のものを見て以来な上、勃起したものなど当然初めて見るので目を離せなかった。
「…………あ」
これまで妄想で補っていたものの実物がある。その事実が月を動かした。いつ誰が来るかも分からない部屋の前で扉の隙間から見える光景をおかずに自慰を始めた。
「ん……ふぁ…………すごい…………はぁぁ」
いつかは見たかったものが目の前にある。それによってどんどん行為も熱を帯びていくが、それも一瞬にして冷める出来事が起こる。
「!」
月は自慰を止めてすぐに走り出した。地和が体勢を変えた時に目が合ってしまったように思えたのだ。実際地和は龍見の逸物に夢中で気が付いていなかったのだが、完全に見られたと感じた月は自室に戻って鍵を掛けた。
「見られちゃった。あんな、いやらしい事をしているのを……………………でも…………」
月の股は先程まで自慰をしていた時以上に濡れていた。月自身も異常だと感じたが、受け入れざるを得ない。自分は人に見られて興奮しているのだ、と。
「わた、し……あぁん、へんたい、みたい…………」
指が止まらない。もっともっと快楽に溺れたい。そんないやらしい姿を誰かに見てもらいたい。そんな欲望が内から溢れ出す。
「あれ、鍵が掛かってる。月ー、いるのー?」
「詠、ちゃん…………今開けるね」
なんとタイミングの良い事だろう。大切な親友が来てくれた。きっと自分の欲望を満たしてくれるために違いない。月の思考はどんどんと暴走していく。そして月は乱れた服装のまま鍵を開け、扉を開いた。
「月、今回のさく、せん…………えっ、ど、どうしたの!?」
「詠ちゃん、お股のむずむずが無くならないの…………手伝って」
月が詠の手を掴み、ゆっくりと自分の股へと触れさせた。その瞬間、詠の理性が砕け散った!!
「月!!」
「きゃっ!?」
その小さな体からは到底出てくるはずのない力で月を抱き上げると、詠はそのまま寝具へ直行し、月を押し倒す形で倒れ込んだ。
「はぁはぁ、月ったらボクをこんな風に誘惑するなんて。もうこんなにびちょびちょじゃない。一人でやってたの?」
「やっ、んん……うん、一人で」
「一人でなんて勿体ない! ボクがやってあげるからね!!」
強めに月の陰部を弄っていたかと思うと、詠は顔を月の股へと埋めた。
「ひはわへ~♪」
「え、詠ちゃん! そ、そんな、ところで喋っ、ひゃん!?」
「ちゅぷ、んんん、ぴちゃ……はぁぁ、おいひー。蜜が溢れてくる~」
詠は止まらない。否止められない。月も流石に押し返そうとするが、詠から与えられる快感によってまともに力が入らない。
「可愛いお豆がぷっくりしてる♪ いただきまーす」
「あ、そこは、ひゃあぁぁあぁぁああん!!!」
クリトリスを軽く噛まれた月は一気に絶頂へと駆け上がる。陰部からは愛液が吹き出し、詠の顔を濡らす。詠にとってはそれが快感らしく、実に幸せそうな表情を浮かべている。
「ね、ねぇ。ボクのも舐めて」
「はぁ、はぁ……詠ちゃん、の? うん……ぺろっ」
「あ、ああ……いい、いいよ月…………! ボクも、あっ、まだ舐めて、あげるわね」
お互いの陰部を舐め合い、快楽を高めていく。そんな中、詠はキュッと締まっている月のアナルが気になった。そしてなんの遠慮もなく、そこへ指を突っ込んだ。
「! あぁぁあぁ!! そ、そこ、らめぇぇええぇぇぇぇっ!!!」
「えっ…………へぇ、そういう事」
指はすんなりとアナルに入り、月はこれまでないほどの艷声を上げた。明らかに初めての反応ではない。
「月ったら一人でこんなところも弄ってたんだ。そうよね。処女は大事だもんね」
「いや…………ひぐっ!?」
「嫌じゃないでしょ? ほら、指が二本目もすんなり入っちゃった。普段どれだけ弄ってたの? 言ってみて」
「そ、そんな。言えないよぉ」
「そっかー。じゃあお仕置きとして三本目も入れちゃおうか」
「あう……二日に、一回」
「そんなにやってたんだ。でもよくちゃんと言えたわね。ご褒美あげないと!」
ーーズブズブッ
「ひぃぃん!?」
ーープシャアァァァァァッ…………
不意打ちぎみに指を三本入れられた月はまるで噴水のように潮を噴いた。
「い、いりぇないっひぇ、いっひゃのにぃ…………」
「お仕置きとして三本目を入れるとは言ったけど、ご褒美に入れないなんて言ってないわ。今の月、最高に可愛かったわよ。チュッ」
「詠ひゃんの、いじわりゅぅ…………」
ーーコンコン
「! だ、誰!?」
「この城で扉を叩くのはオレくらいだろ。しかし詠も居たのか。探す手間が省けた。月と一緒に来てくれ。作戦会議だ」
「…………ねぇ、いつからそこに居た?」
「たった今だが、何か聞かれたら不都合な事でもやっていたのか? なら今度防音の術でも教えようか?」
「お願い、するわ。月、着替えて早く行きましょ」
「もう、いっぱい、イッひゃよぉ…………」
「そういう意味じゃないから!!」
ーーーーーーーーーーーー
「たっちゃん助けて! 邪神がいるよ!!」
「落ち着けミーちゃん! 顔に引っ付くな! 貂蝉は邪神じゃない。まあ人とも言いがたいが」
「人じゃない!? やっぱり邪神じゃないか!! あんな邪神初めて見たよぉ。ニャルちゃんやアンラちゃんより凶悪に違いないよぉ」
「あたし、ニャルラトホテップやアンラマンユと比べられるとは思わなかったわぁん…………」
会議室では貂蝉相手に日本トップクラスの祟り神がビビるという奇妙な光景が繰り広げられていた。そこへ着替えを終えた月と詠がやってくる。
「お、遅れてすみません」
「あんたら、何してんのよ?」
「いやミーちゃんが貂蝉を怖がってな。ミーちゃん、そろそろみんなに挨拶してくれ」
「うぅ、ミシャグジです。祟り神やってます」
「なんや不安やなぁ。そんな神様で大丈夫なんか?」
「大丈夫だ。問題ない」
「ねねとしては神様の力を使った作戦を早く知りたいのですが」
「うむ、では発表しよう。今回の作戦はこれだ」
どこから出したのか大きな紙には疫病大作戦と書いてある。
「疫病とは。祟り神ならではというところか」
「意外と華雄は理解が早いな。とりあえずめっちゃ苦しいけど死なない程度の疫病をミーちゃんに流行らせてもらう。こっちに近寄れば近寄るほど効果が上昇するとんでも疫病だ」
「私達は、大丈夫?」
「安心しろ。オレらは勿論、一般市民には影響しない。神様だからこそやれる事だ」
「そこの邪神でもやれそう」
「だからあたしは邪神じゃないわよぉ。食べちゃうわよ?」
「ひぃっ!?」
「これなら誰も血を流さずに済みそうですね」
「だが死なない程度だから、無理をしたら突破可能だ。まあ相手もそこまで馬鹿では」
「甘いわ。あっちの大将は袁紹よ」
詠のその言葉に全員が袁紹を思い浮かべる。金髪縦ロールが病気の軍を高笑いしながら行軍している姿が容易に浮かんできた。しかも袁紹は病気のびの字も感じさせないほど元気だ。そんなイメージである。
「ミーちゃん、一人だけ特別な呪いと幻覚を頼む。それと北郷一刀には手を出さないでくれ。オレの親戚の親友なんだ」
「いいよ。でもちょっと条件があるなぁ」
「はいはい。貂蝉、ミーちゃんと同じ部屋に入るな」
「さっすがたっちゃん! 分かってるぅ!」
「ひどいわぁん!!」
「じゃあちょっと使いの白蛇で捜査してくるね」
「袁紹は金髪縦ロールが特徴だが、そうじゃなくてもあの態度を見ればオレがあんな事を言った理由が分かりそうだな」
『うんうん』
「全員に同意されるなんて…………僕、どんな人か気になってきたよ。あ、終わったらみんなで鬼ごっこだよ! 約束だよ!」
「ああ、約束だ」
「よーし、張り切っちゃうぞ!!」
おめでとう ムッツリスケベ月ちゃんは スケベ月ちゃんに 進化した
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