なお今回R-18ですが全編を通してふざけにふざけたギャグです。
魏にはこの時代としては一風変わった料理屋が存在している。全室個室の完全予約制。電話もないこの時代に似つかわしくないやり方だが、店の徹底した管理により表に出したくない話をする場として各地からの客足は絶えない。そして今日もとある一組の客がやってきた。
「すみません。予約していた董卓と郭嘉です」
「お待ちしておりました。手形確認の方よろしいでしょうか?」
「はい」
この店では手形を残し、次の予約の時にはその手形を合わせて確認するという事になっている。月も稟も常連のため店側も顔を把握しているが、例外はない。
「ありがとうございます。ではこちらへどうぞ」
料理の注文は必要がない。予約時に決めておくためだ。部屋に通された月と稟は出された水を飲んで一息つくと話を始めた。
「始めますか、稟さん」
「ええ、遂にこの時が来たかと思うと胸が踊りますね」
「うふふ、私もです。では第一回妄想委員会をここに開催します!」
「ワー!」パチパチ
「今はまだ二人の同志ですが、いずれは各国から逸材を集めて巨大組織としていきましょう!」
「現在の候補はうちの流々と呉の穏殿、蜀の翠殿と朱里殿、雛里といったところですかね。蜀は将来有望ですね」
「ただ一部扱いが難しい方々もいらっしゃいます。注意が必要です」
この二人の扱いが何よりも難しいと皆が思うだろう。勝手に会員候補を妄想していたところへ料理が持ってこられる。
「失礼します。お料理をお持ち致しました」
「どうぞ」
「予約されていた品でお間違いないでしょうか?」
「問題ありません。ありがとうございます」
「流石にここの料理は美味しそうですね。あ、第一回の議題ですが、食べ物が関わっているんですよ」
「私達の議題で食べ物?」
稟は不思議そうな顔をしていた。主にこの二人の妄想はスケベな事が前提だ。食べ物と言われてもピンと来ないのだろう。
「昨日龍見さんと魏へやって来た時の事なんですが………………」
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今回の魏への訪問は完全に月の個人的なものであり、かなり自由な時間があった。買い物も趣味である月は思う存分にそれを堪能していた。そんな時に龍見の姿を見かけた。各地に妻がいるために定期的に色々な国を渡り歩いている龍見に用事もなく遭遇するのは意外と貴重だったりする。
「いざ選ぶとなると迷うな………………」
「龍見さん、こんにちは。何を見ているんですか?」
「ん? 月じゃないか。今日はどうした。会議でもあったか?」
「私用ですよ。お買い物ならお手伝いしましょうか?」
「そうだな………………やっぱり女性は甘いものが好きか?」
「好きな人は多いと思いますよ」
成る程と納得した龍見は様々な食材を買い集める。贈り物のようだが、手作り菓子になるらしい。
「いつもこうやって贈り物を作っているんですか?」
「いや菓子の類いは初めてだ。向こう、天がバレンタインでもなきゃこんな事はしなかったろうさ」
「ばれんたいん、ですか?」
「ああ、そういう名前の行事でな。オレもアテナ様が贈り物をくれたから知ったんだが、簡単に言えば普段世話になっている人に感謝や愛情を込めて贈り物をする日だ」
オレの国ではだいぶ歪んでいるけどな、と苦笑いしながら話す龍見。元々どんなものなのか月も聞いたが、長くなるという事で断られてしまった。
「その日にはお菓子を送るのが一般的なのですか?」
「国によるかな。ただ菓子と言ってもこっちにはない洋菓子ってのが一般的で………………」
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「ちょこれいとにくっきい、けいきなんて名前のお菓子があるみたいですよ」
「あの、月殿」
「何ですか?」
「贈り物を送られる側になる私にその話をしても良かったのですか?」
「………………てへっ♪」
「可愛いので許します。ですがそのお菓子がどう我々の妄想に繋がるのですか?」
「それはですね、ましゅまろというお菓子の説明を聞いてもらえれば稟さんなら分かります」
「ほう、それはどのようなお菓子で?」
「ましゅまろは白くて丸いお菓子だそうです。とても柔らかくて指で押すと潰れてしまうほどだそうですが、弾力もあって潰れても戻るくらいだそうです。食べれば舌触りがとても滑らかで甘みも強いと言われました」
稟は説明を纏めて頭の中でマシュマロを形作っていく。だがピンクの脳細胞がその方向性をどんどん歪めていく。
「理解しました。つまりはおっぱいですね」
何も理解していなかった。
「流石は稟さん。私の見込んだ通りその結論に到りましたね」
月は稟の何を見込んでしまったのだろうか。
「それと先程のちょこれいとですが、一般的にはちょこと略されるそうです」
「ち○こですね、分かります」
その結論は誰も分からないし、分かりたくないだろう。
「極めつけはましゅまろには中にちょこの入った種類もあるそうです」
「おっぱいでち○こを包むと。これは卑猥ですね。更に言えば純粋にお菓子について教えて下さったであろうご主人様の想いを踏みにじって、こんな妄想に耽る今この瞬間が最高に堪りません」
最低の所業である。龍見がこの場にいれば嘆いていたに違いない。
「では準備運動も終わりましたし、本番に入りましょう。ましゅまろ(意味深)でちょこ(意味深)を包む妄想を始めましょう」
「ちょこはご主人様として、ましゅまろは我々だけでは少々力不足では?」
「龍見さんがいるなら恋さんは必須ですよね。龍恋は正義。あとは白いましゅまろという事で紫苑さんでいきましょう」
妄想に巻き込まれる三人もいい迷惑だろう。とここで稟が悩ましげに唸った。
「とても良いのですが、我々の必要性がなくなりませんか? いえあの三人でも十分に御馳走様なのですが」
「? どうしてですか?」
「あの二人のましゅまろに包まれてはご主人様のちょこも頭すら出せなくなって「甘い! それこそお菓子のように!」な、何ですって!?」
「考えてもみて下さい。龍見さんですよ。変身したり分身したり洗脳できたりする人なんですよ! ちょこの大きさくらい自在に決まっています!!」
そんなもの決まっていないのだが、稟はその言葉に衝撃を覚えてしまった。妻である自分は龍見の事を理解したつもりでいたのだ。だというのに龍見の可能性を見ることが出来ていなかった。そう感じてしまった。
「うっ、わ、私はなんと、情けない。ご主人様を、こんなに軽視するなど」
「顔を上げてください。大丈夫ですよ。龍見さんならそんな事は気にしないはずです。さあ、再開しましょう。私達の妄想(ゆめ)」
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全裸で寝転がる龍見。そこに付いている逸物、ちょこは異常なまでに巨大だった。成人男性の二の腕ほどの太さもあり、長さは1mはあろうかというほどに長い。その周りには同じく全裸の月、稟、恋、紫苑がいる。
「ああ、なんと立派なちょこでしょう。私のましゅまろで包めるかしら」
「紫苑、一緒にやろ」
「そうですね。龍見さん、失礼しますね」
恋と紫苑が龍見の左右から近付く。そして二人の胸、ましゅまろが龍見のちょこを包み込む。二人の巨大ましゅまろでやっと包めるほどの大きさのちょこはまだ先が大きく出ている。
「じゃあ私達は先っぽを包みますね」
「ご主人様の亀さんこんなに大きくなって。スゥー、ハァー、とっても臭くて素敵ですよ」
「稟は相変わらずだな。月は慣れないだろ。あまり無理するなよ」
「龍見さんは優しいですね。でも、こんなにお汁が漏れていますよ」
月は龍見の脚に、稟は龍見の胸元に乗っかりちょこへと近付き、拳よりも大きな亀頭にしゃぶりつく。更に下の二人に邪魔にならない程度に上半身をちょこへと押し付ける。ましゅまろの大きさが劣る月と稟だが、上半身全てを使うことによって奉仕する。
「みんな、気持ちいいよ。すぐに、出ちまいそうだ」
「あらあら。でも仕方ありませんよね。四人のましゅまろに奉仕されているんですもの。たくさん出して下さいね」
「龍見の玉、ずっしり重くなってる。いつ出してもいいよ」
「ご主人様ぁ、濃いちょこ汁、いっぱいいっぱい飲ませてください」
「普段詠ちゃんとばかりですから男の人のを飲む機会ってないんですよ。楽しみです」
全員が暴れるちょこをましゅまろで押さえつけながら、玉や竿、亀頭や鈴口にむしゃぶりつく。少しするとちょこの根本からお目当てのものが沸き上がってくるのを全員が肌で感じた。やがてそれが頂点まで到達すると間欠泉のように大量に噴き出した。
ーードビュルルルルッ ドクッドクッ ビュッビュルルッ
液体というよりも固形物。濃厚すぎる白濁のちょこ汁は頭から爪先まで「失礼致します」
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「新しいお料理をお持ち致しました」
「ありがとうございます」
「おお、これも美味しそうですね」
妄想を中断されたというのに二人の顔は非常に晴れやかだ。何せ妄想内で龍見がイったのと同時に二人もイって賢者モードなのだ。多少の邪魔など気にもならない。
「ふぅ、ばれんたいんとは良いものですね。いつか天に行ってみたいものです」
「どんな世界なのでしょうね。さて、一休みとして料理を食べましょうか」
二人はまだ見ぬ天に想いを馳せながら料理を口にする。今後もこのふざけた女子会は続いていくだろう。
これは酷い!! 何なんだよこの二人!! R-18シーンはともかく、二人の会話はスラスラ書けるから困る。
では恒例の裏組織紹介です。
聖堂合唱団
本部はローマ。全世界の教会に所属している女性でのみ構成されている。男性のみで構成されている聖堂騎士団という組織もある。基本的に悪魔や西洋のモンスターを浄化するのが仕事。
表向きには名前通りに教会の合唱団として活動しており、慈善事業にも積極的。
代表は盲目のシスター、アイ(17)。元々盲目の孤児であり、とあるシスターに拾われて育てられる。無意識で魔力をエコー代わりにして盲目でも比較的不自由なく生活していたが、7歳の頃に龍見と出会い、魔力を使って物を視る念視を教わって以来その才能を開花。視る事に特化し、千里眼、過去視、僅かながら未来視すら可能。しかし普段はその能力を龍見の監視にのみ使用するヤンデレ系少女。なお龍見は気がついて遮断した模様。
裏組織紹介じゃなくて人物紹介だこれ