同盟が切れてしまった翌日、龍見は呉の全員を集めていた。本来客人である龍見にそこまでの権力はないのだが、炎蓮に頼んだらすぐに話は通った。
「龍見、全員を集めてまで話すんだ。相当重要な事なんだろ?」
「はい。簡潔に伝えますと、同盟期間が終わりました」
「ほう、それはそれは」
龍見の言葉に一部から殺気が漏れる。あくまで警戒心から出たものであり、本当に殺すつもりなどないだろう。龍見からすればその切り替えの早さは尊敬すら出来る。
「つまりは今のあんたは敵ってわけだね?」
「極端に言えばそうなります。だからといって敵対するつもりはないですよ。情報を漏らすつもりもありません。他と比べて呉で過ごした期間は短いですから術の指南も満足に行えていないので、延長の契約を」
「龍見、そんなの気にしなくてもいいんだよ」
炎蓮はそっと龍見を抱き寄せた。そこには実の母のような慈愛しか感じられない。
「さっきはあんな事言ったけど、ここにいるみんながあんたを信頼しているし、信用もしている。変な契約なんて必要ないんだよ」
「炎蓮、さん………………」
「まあ、信頼しているからって何もしないわけじゃないけどね」
「へっ? ペヒョッ!!?」
奇妙な悲鳴を上げて龍見は気絶した。首を極められて落とされたのだ。先程切り替えの早さに感心したばかりなのに、炎蓮の優しさに甘えた龍見の完全敗北である。
「よし確保。じゃ、交渉は私と蓮華でやるから付き人はいらないよ。行くよ、蓮華」
「えっ、えっ? は、はい!」
龍見を肩に抱えた炎蓮は蓮華を連れていった。残された者達は何が起こったのかよく分からずに呆然としていたが、祭だけは一人笑っていた。
「くははははっ!! こ、交渉か。確かに間違ってはいないとはいえ………………くっ、ふふ………………策殿、小蓮様、家族が増えますぞ」
「あっ………そういう事………………交渉は交渉でも性交渉ね………………」
「そうなったら龍見はお義父さん? お義兄ちゃん?」
「私の場合年上の義弟になるかも………珍しいものではないとはいえ私がそうなるとは思わなかったわ」
ーーーーーーーーー
「うぅっ………………」
呻き声を漏らしながら龍見は目を醒ました。記憶ははっきりとしている。ただ何故炎蓮に気絶させられなければないないのか心当たりがなかった。状況確認のために周囲を見回す。どうやら炎蓮の部屋らしく、自分が寝かされていたのは布団の上。これといって何かされたという感じもない。
「ふーむ、何を考えているんだ?」
ーーガタッ
戸の開く音がした。反射的に顔を向けると髪を湿らせ、少し火照った顔をした炎蓮と蓮華と目があった。風呂にでも行っていたらしい。
「随分と早いお目覚めじゃないか。もっとしっかりと極めておくべきだったかね」
「えっ、と、龍見、大丈夫?」
「加減をしてもらえたお陰で何も問題はないよ。んで炎蓮さん、これはどういう事です?」
「説明するから隣失礼するよ」
炎蓮はドサッと龍見の隣に腰を下ろす。風呂上がりのその姿はどこか欲情的だ。蓮華も遠慮がちに炎蓮とは反対側に座って龍見を挟み込む。
「あんたが言った同盟延長だけど、こっちとしてはやるつもりがない」
「確かに信用しているとは言われましたが、同盟については続けるとは言いませんでしたね。ではこれからのオレの処遇はどうなります?」
「これから提示するのを好きに選びな。まずは敵国の兵として捕虜になる」
「遠慮したいですね」
「ならうちの軍門に降る。いい待遇は用意するし、董卓にもこっちから手は出さないようにしてもいい」
「月を裏切るのは無理です」
「そう言うと思ったよ。じゃあ最後だ。私と蓮華の旦那になる」
「………………?」
理解が追い付かずに首をかしげる龍見。しかし徐々に言葉の意味を理解していき、ぱくぱくと口を動かしながら何とか反論し始めた。
「な、ななな、何を言い出すんですか!? どこをどうすりゃそうなるんです!!?」
「そうよ母様!! そんなの聞いていないし、その、覚悟も………………できて、いないわけじゃないけれど………………」
「なんだい二人とも、そんなに動揺するような事じゃないだろ。龍見が旦那になるって事は家族になるって事。家族の仲間には手を出さないからわざわざ同盟なんて結ぶ必要はないってわけさ」
「その理屈はどうなんですかね?」
「それにだ」
炎蓮は龍見の瞳をじっと見つめた。嘘は言わせないという雰囲気だ。
「こっちはあの時と違って覚悟してるんだ。そっちの覚悟、聞かせてくれるよな?」
「覚悟なら炎蓮さんに求められた時から出来ています。流石に最後の選択肢が旦那になれってのは驚きましたけどね。それよりも蓮華、覚悟が決まっているなら不躾な質問になるが、本気で俺でいいのか?」
「勿論よ。龍見が複数の女性との関係を持っていてもいいの。そんな事で龍見を嫌いになったりなんてしないわ」
「だが常にお前を見てやれるわけじゃないぞ。一緒にいれる時間だって限られる」
「理解しているわ。それに愛した相手と常に一緒に居られないのは龍見だって同じでしょ? なら我慢できるわよ」
「くく、やっぱ不躾な質問になったか。炎蓮さん、蓮華、オレで良ければ二人の婚約者となります」
「その言葉、撤回は許さないよ」
「二言はありません、っと」
はっきりと言い切った龍見を炎蓮は抱き締めた。ここに連れてこられる前にこのような体勢で気絶させられたのを思い出し、龍見は思わず体が強張ってしまう。
「龍見、夫婦になるなら敬語くらい止めるべきじゃないかい?」
「そう、だな。なるべくは気を付けるよ」
「なら呼び捨ててみなよ。ほら練習練習」
「……可愛いよ、炎蓮」
少し悪戯をしたくなったのか、慣れない甘い声を出して炎蓮の耳元に囁きかけた。それを聞かされた炎蓮はより強く龍見を抱き締めた。龍見からは見えていないが、その顔は真っ赤に染まっていた。
そんな二人の様子を見せつけられていた蓮華は龍見の手を掴んで引っ張った。
「いつまでそうしているのよ。貴方の妻はこっちにもいるんだからね」
「ごめんごめん。無視していた訳じゃないんだ。何かしてほしかったら言ってくれ」
「何でもいいなら、抱いてちょうだい」
「へー、蓮華も言うようになったじゃないか。でもあんたに出来るのかい?」
「可愛いの一言で固まる乙女な母様に言われたくはないです」
「んぬっ!? ほ、本当に言うようになったね」
「あ、ははは……蓮華、初めてだよな。気を付けるが、痛すぎたりしたら言うんだぞ」
「ええ、そうするわ」
「ま、娘のお手並み拝見といこうか」
龍見は蓮華の服を手際よく脱がしていく。想像以上の早さに蓮華は経験の差を実感してしまう。龍見も服の下に隠されていた豊満な肉体に思わず生唾を飲みこむ。
「流石に大きいな」
「もう! 見すぎよ!」
「男だからしょうがないだろ」
龍見の目線を気にしたのか胸を隠す。その姿がまた欲情的に見えてきて興奮してしまう。そんな邪な気持ちが表に出てきてしまったのか股間が段々と膨らんでいく。蓮華はそれに気が付くと少し笑みを浮かべて龍見に飛び掛かった。
「えいっ!!」
「うわっ!? どうしたんだよ」
「私だけ裸なんてずるいわ。龍見のも見せてもらうから」
「ふ、服引っ張るな!」
ーーペチンッ
無理矢理脱がされたズボンから勃起しきった逸物が飛び出し、蓮華の顔を当たる。それに蓮華は嫌な顔ひとつせず、逸物を掴むとそのまま口へと運んだ。
「お、おい、慣れてないのに口でやる必要なんて、うっ……」
「こりぇが、たちゅみの、おいひぃ……」
先っぽを咥えながら口内で亀頭を舐め回していた蓮華は徐々に逸物を呑み込んでいく。ゆっくりとだが、初めてではまず不可能な喉奥まで容易に進めていった。
喉奥で締め付けるような感覚、大量の唾液で温かくぬるぬるとなった口内。とても初めてとは思えないのだが、時々歯の当たる感覚から慣れていないのは窺える。
「ジュルルルル、ジュプッジュプッ」
少し待ってからストロークが始まった。先端ギリギリまで上がるとまたすぐに根本まで呑み込む。蓮華は一切苦しそうな表情も見せず、むしろ惚けているようだ。ここしばらく溜まりに溜まった龍見の性欲はそんな激しい口淫を何度も受け爆発寸前だった。蓮華が再び逸物を呑み込んだ時、龍見は蓮華の頭を押さえ込んだ。
「んんっ!?」
「すまん! もう、出るッ!!!」
ーービュルルルルルルッ ドクッ ビュッビュッ
「んっ……んぐっ、ゴクゴクッ……」
喉から食道、胃へと無理矢理流し込まれた大量の精液を、蓮華はむせる事なく綺麗に飲み干していく。最後の一滴まで口から漏らす事もなく、全て胃へと流し込んだ。
「蓮華、すげぇ良かった……って、もう離しても、おぅっ!?」
射精が終わっても蓮華は逸物から口を離さない。手をしっかりと腰へと回し、龍見の方から離れられないように制限までしている。まるで乳房を吸う赤子のような無邪気さで、されど婬魔のようにイヤらしく逸物をしゃぶり続ける。龍見が少し肩を押してもだだっ子のように首を振って拒絶する。
「あんたいい加減にしなよ! やるべきは子作りだろうが!」
「んんんんんっ!? ちゅぽんっ! いやぁ、もっと舐めたかったのにぃ……」
「そんなにほしけりゃ朝にでも舐めておきな。今は子作り優先だよ。いいね! 龍見も早く抱く! 待たされる身にもなりな!」
「「は、はい」」
これ以上待たせてはいけないと本能で察したのか二人はすぐに性交の準備に移る。先程まで舐められ続けていた龍見の逸物は既に勃起済みであるし、舐める事に快感を感じていた蓮華の陰部も愛液が溢れていた。
「入れるからな」
「うん、来て」
そっと挿入していった龍見はある違和感を感じる。処女膜が見当たらないのだ。焔耶も同じだったが、蓮華は焔耶のように動揺しているようには見えない。
「蓮華、随分と自慰をしたんだな」
「な、何の事?」
「自分で処女膜を破ったんだな。普段あんなに真面目なのにこんなに淫乱だったなんて、みんなが聞いたらどうなるか」
「いやぁ、そんな事言わないで」
「そうだな。こんな事言ってても意味ないもんな。ほら、少し体勢を変えようか」
なすがまま四つん這いにされた蓮華は、陰部に逸物をおもいっきり叩き付けられた。
ーーパァンパァンッ
「あっ、はぁひぃッ!! こ、こんな、獣みたいに……あはぁっ♪」
「はぁはぁ、蓮華みたいに性欲の強い子は、こういうのが好きだと思ったんだがな」
「好き! しゅきよぉ♪」
これまで自慰によって鍛えられた膣内は、初めて受け入れた逸物を強く締め付ける。龍見はそれを押し広げるように強く腰を叩き付ける。蓮華も逸物をより感じたいのか自ら腰を振り誘惑をする。
段々と呂律も回らないくらい快楽を感じている蓮華の子宮口は、先程まで蓮華が逸物をしゃぶっていたのと同じように亀頭に吸い付いていた。
「はは、上の口も下の口もそっくりだな! そんなにしゃぶるのが好きか!?」
「はひっ! もっと、もっとおぉぉぉっっ!!」
「射精(だ)すからな! 最後まで飲むんだぞ!!」
ーードクッドクッドクン ビュルッビュルルルルルッ
「あひぃぃぃぃぃぃぃっっ♪」
「はぁー……少し、やりすぎたか?」
「も、もっと……♪」
「そんなに腰がガクガクで何言ってんだい。そこで休んでな。龍見、あんたも休む?」
「いいえ。散々待たせましたからね。やりましょうか」
「敬語」
「あっ……あはは、ごめん」
「もう、仕方ないねぇ」
炎蓮は笑いながら龍見の頭を撫で回す。これだけ見ると夫婦というよりも親子だ。
「子供じゃないだから止めてくれよ」
「私からすりゃ子供さ」
「ふーん。つまり炎蓮は子供とこういう事をするんだ」
ーークチュッ
「んっ、ふふふ、さっきから思っていたけどあんたこういう時は強気なんだね。でも嫌いじゃないよ」
頭を撫でられたお返しとばかりに炎蓮の陰部を弄る龍見。もう十分すぎるほどに潤っているが、それでも弄るのは止めない。
「あ、うふ、そこいいよ。んんっ、もうちょっと強く」
「ここか?」
「ひゃっ!? ちょ、ちょっと! 豆を強くしごくのは、ひ、ひきょ、うぅん!!?」
「一度イっておこうか。ちゅるるっ!」
「す、吸うのは、んあぁぁぁぁぁッッ!!?!」
ある程度炎蓮の快楽が昂ってきたところで陰部へとしゃぶりついた。全体をむしゃぶるようにしながら、淫核を中心に攻め上げた。炎蓮もその攻めには耐えられず達してしまい、龍見の顔に潮がかかる。
「こ、このぉ……ほんとに性格変わるねあんた」
「炎蓮が可愛いからだよ」
「ま、また可愛いって……ふんっ!!」
「おわぁっ!?」
少し怒った炎蓮が龍見を投げ飛ばして寝転ばせる。倒れた龍見は腰に重みと逸物を包み込まれる気持ち良さを感じた。
「ふふん、次はこっちの番だよ」
騎乗位で龍見の逸物を呑み込んだ炎蓮は余裕を浮かべて龍見を見下ろしている。蓮華の若く強い締め付けとは違い、柔らかく包み込みながらも締め付ける部分は蓮華以上に強く締め付ける炎蓮の膣内はまさに名器と言うに相応しいものだ。
「あんたの二回も出したのにまだこんなに硬いなんて……そんなに溜まってたのかい? それとも元々?」
「ど、どっちでしょう」
「ん~、どっちでもいいさ。フニャチンじゃどっちも気持ち良くなれないからね!」
激しく腰を上下させる炎蓮。膣内は逸物に合わせて形を変え龍見を絶頂へと導く。更に目の前で爆乳が汗と僅かな母乳を散らせながら揺れ動く様子は視界からも興奮を誘ってくる。しかし龍見は耐える。男の意地として先にイキたくはないのだ。
「はぁっ! はぁっ! いいよ! よく、我慢できてるね!! そういう、根性、大好きよ!!」
「うっ……も、う、限界……」
「いいよ! 先に果てても私がイクまで何度だって搾り取ってやるから!!」
「んなこと、させるか!」
龍見は目の前で揺れている爆乳に手を伸ばし、その両乳首をつまみ上げた。刺激を受けて噴き出す母乳が龍見の顔にかかり、突然の快感に驚いたのか膣は更に逸物を締め上げる。結果龍見は自爆した。
ーードビュルルルルッッ ドクンドクンドクン
「~~~ッ……イって、しまった」
「あーーー、ふぅ……大丈夫、私も最後の一撃でイっちまったよ…………あんた性欲強いね。三度目の射精だってのに溢れるくらいに出てきてるよ……これならまだやれるね」
「え゙?」
陰部と逸物の間から溢れ出る精液を掬い取り、炎蓮は口角を上げながら呟いた。すっとんきょうな声を上げる龍見。そして寝転がりながら休んでいた蓮華が起き上がる。
「私も参加します!!」
「流石は私の娘だ。良く言った! じゃあ龍見、二人同時だけど、頑張ってくれよ」
「えっ、あっ、ま、待って、助け…………」
翌朝、肌艶のいい炎蓮と蓮華が脱水症状寸前の龍見を引きずる姿が目撃されたそうな。
龍見の嫁がこれ以上増える予定は未定なのです!
以下やっちまった龍見の事後報告
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龍見『あ、詠? 聞こえているか?』
詠『朝っぱらから何よ』
龍見『その、呉でもやってしまってな』
詠『はいはい御馳走様。それで相手は? 恋に伝えておくから』
龍見『孫堅と娘の孫権』
?『親子丼!? やりますねぇ!!』
龍見『……今、変な』
詠『気のせいよ』
龍見『いや、月のような声を』
詠『そんなわけないでしょ。月は術なんか使えない。いいわね?』
龍見『アッハイ』