※この作品はR-18です。

あなたに捧ぐ恋の夢   作:雨期

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多少の胸糞描写があるかもしれません。


第八話【R-18】

 戦いを終え本陣に戻った龍見達は、今回の成果について孫堅に報告した。龍見は自身が捕らえた張宝の事は言わなかったが。

 

「よく生きて帰ってきたね。張角達についての情報がないのは残念だけど、戦力を削っただけ良しとするかね」

 

「まあこちらにも被害がなかった訳じゃない。後で物資を譲ってくれ」

 

「その程度ならお安いご用だよ。劉備軍もそれで構わないかい?」

 

「はい、ありがとうございます。馬淵さん、私が直接応援に行けずに申し訳ありません

 

「軍の大将が部下の危機でもないのに動くもんじゃないさ。というか実力的に劉備が来てもなぁ」

 

「あぅ」

 

 この場には関羽も居たが、龍見は遠慮なく劉備にそんな事を言った。関羽としては別に龍見が劉備を貶しているとは感じなかったし、何より正論のため何も言わなかった。

 

「しかし疲れた。今日は一日寝よう」

 

「貧弱だな。その程度では生き残れんぞ」

 

「俺が疲れたのは精神面の話だ。術は相手や戦況に合わせて変化させる必要がある。しかもさっきまでヒーリングを続けていたから休んでねぇんだ」

 

「分からんな」

 

「肉体労働と頭脳労働の違いとでも思ってりゃいい。ファァ…………」

 

 大きく欠伸をした龍見はゆっくりと自陣へと向かい始めた。華雄もそれに着いていくように出ていき、それを合図とするように一同解散をした。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 あくまで保護という形で捕らえられた張宝は用意された一室で、寝台に寝転がりながらこれからを考えていた。

 

「逃げ出そうにも監視は厳しいし、姉さん達の助けを待とうにもそもそも捕まってる事が伝わらなきゃ助けもないだろうしなぁ。もう、頭を使うのは人和の仕事なのに…………妖術を使う、としてもあの天の御使いは私とは比べ物にならない妖術使いだから駄目かしら」

 

「随分無意味な思考を張り巡らしてやがるな」

 

「! 御使い! 乙女の部屋に入るのに何も無し!?」

 

「捕虜が騒ぐな。さて、張角達の居場所を大人しく吐け。そうすればてめぇの今後について考えてやらんでもないぞ」

 

「お断りよ」

 

 張宝は強い意思を持って龍見の要求を振り払った。ここで断ればどうなるかは分からない。それでも姉妹は売れないのだ。龍見はわざとらしく大きな溜め息をつくと、何か呪文を唱え始めた。その口元は小さく笑っていた。

 

「召喚」

 

「ひっ!? な、何よそれ」

 

「触手だ。てめぇに俺の手で触るのは穢らわしくて仕方ねぇからこいつで代用するんだよ」

 

「ど、どうするつもりよ!」

 

「使えねぇなら殺す。だがただ殺すだけじゃつまんねぇから犯す。良かったな女で。死ぬ前に快楽を味わえるぞ」

 

「いやぁっ!! 誰か!!」

 

「叫んでも無駄だ。ここいら一帯の兵は全て出払わさせた」

 

 地面から生える触手が張宝の手足に絡まり、張宝は張り付けにされるかのように大の字にさせられた。更に他の触手が蛸の吸盤のように服に張り付くと、一気に服を引き裂いた。

 

「やあぁぁぁああああああああああっっ!!!?!?」

 

「貧相な体だな。こんなものに興奮する奴の気がしれん。それとさっきから騒がしい」

 

「ムグッ!?」

 

 龍見が腕を動かすと、それに連動するように触手が動き、張宝の口へと突っ込まれた。先が男性器のような形をしているそれを突っ込まれた彼女の不快感はどれほどのものか。そんなものは知らんと言わんばかりに複数の触手を操る龍見は張宝の肉体を犯していく。

 ある触手は控えめな胸に張り付き乳首を吸い上げる。ある触手は全身をくまなく愛撫する。ぬるぬるとした触手に無理矢理与えられる快楽から逃げようとする張宝だが、手足に絡まり付いた触手はびくともしない。

 

「ほら、ぶちまけろ」

 

ーービューッビュルルッビュッビュッ ビチャチャッ

 

「! んんーっ!? ふうぅんんんっ!!? ゲホゲホッ!!」

 

「触手の精を全身に浴びて、更には飲み込んだ気分はどうだ?」

 

「ハァハァ、サイテーよ!!」

 

「期待通りの解答すぎてつまらないな。ああ、言い忘れていた。その触手の精には即効性の媚薬効果があってな。そうら、膣が疼くだろう」

 

「そんな事、ない!」

 

 強がってはいるが、張宝の膣からは既に大量の愛液が生成され、下着から滴り落ちていた。それを察知したかのように大量の触手が張宝の股間へと集まった。

 

「この触手の特徴をもう一つ教えてやる。こいつらは異常なまでの繁殖力を持っていてな。例え排卵期ではない生物すらも強制排卵させて孕ませてしまうのさ。まあ

安心しろ。触手の子をお前が産む事はない。その前に死ぬからな」

 

 触手が下着を剥ぎ取り、張宝は全裸になった。触手は徐々に張宝の股間に近付き、我先に挿入せんと言わんばかりに蠢いている。

 

「た、助け…………」

 

「無駄だ。助けなんて来ない」

 

「誰でもいいから助けてよーーーーー!!!!」

 

「ああ、助ける。だから泣くな」

 

 地面から巨大な手の骨格が出現すると触手を纏めて引きちぎり、そのまま握り拳で龍見を殴り抜いた。咄嗟に防壁を張った龍見には傷一つ付いていないが、その顔は驚愕の色に染まっていた。

 そして部屋に入ってきたのは…………既に部屋に居る龍見であった。つまりはこの場に二人の龍見が存在しているのだ。

 

「オレの姿を真似るとはな。しかも下らんものだが術も一流。誰だてめぇは」

 

「その前にこっちの質問に答えろ。この部屋は空間をずらしてあったはず。どうやって侵入した」

 

「解呪するっていうごく普通の正攻法だ。かなり時間はかかったがな。それでこっちの質問は」

 

「……………………くくっ、まさかこれほどとは想定外ですね」

 

「あんた……太平要術をくれた…………」

 

 先に部屋に居た龍見の姿が歪んでいき、眼鏡を掛けた優男へと姿を変えた。いや元に戻ったというべきだろう。張宝は

 

「初めましてイレギュラー。私は于吉(うきつ)」

 

「于吉だと。道士が何故こんな事をする。いやそれ以前にイレギュラーだと? てめぇはこの時代の存在じゃねぇな」

 

「さてどうでしょう」

 

「答える気がないなら。ここで消え去れ! 地獄の冷気、我が声に応えよ! 摩訶鉢特摩(まかはどま)!!」

 

「遅い」

 

ーーバキッ

 

「っあぁ!?」

 

 術を発動しようとした龍見に何者かが蹴りを叩き込んだ。咄嗟の事に対応しきれなかった龍見の腕はポッキリと折れていた。

 

「ああ左慈、貴方が出るまでもなかったのに」

 

「いつまでもちんたらと遊んでいるからだ」

 

 左慈と呼ばれた鈍い金髪の青年。龍見の記憶が正しければ彼も道士だ。二対一。腕が折れ、張宝を守らなくてはいけない。この状況を打破する方法は龍見は一つしか持ち合わせていない。しかもそれも成功したとしてもリスクが大きなものだ。だが手段を選んでいられる状況ではなかった。

 

「第一あの女を犯す必要性がどこにあった。太平要術を与えても使えないのならばさっさと殺せば良かっただろう。馬淵龍見を殺すための餌にするとしても」

 

「左慈に使う触手の使い心地を試したくてつい」

 

「…………二度と近寄るな」

 

 幸いにも道士の二人は言い争いをしている。龍見はその間に少しずつ呪文を唱えていった。それに早々に気が付いたのは于吉だった。

 

「おやおや、何かするおつもりですか? 健気ですね」

 

「厄介な事をされると面倒だ。それにこいつは元々殺す予定だったしな。次はその首をへし折ってやる」

 

「……………………」

 

「死ぬが」

 

ーーパシッ

 

「…………お前から死にたいか、張宝」

 

「五月蝿いわよ、ばーか」

 

 龍見へと近付いていった左慈の動きを止めたのは張宝が投げた湯飲みだった。簡単に受け止められてしまったが、気を逸らすには十分すぎた。そして呪文を唱え終わるまでも。

 

「冥府の扉を開帳し、今こそ現世に姿を現せ不死の王。神降(かみおろし)」

 

 その瞬間はとても静かなものだった。何の前触れもなく龍見の眼前に出現した黒い靄。それを見た于吉と左慈は一気に距離を離した。

 

「神を喚んだだと!? 聞いてた以上に規格外だぞ!!」

 

「不味いですよ左慈」

 

「言われずとも分かっている!!」

 

『我を喚ぶは何人ぞ?』

 

「久し……ぶり、ハデス……の、おやっ…………さん。あいつらを、やってくれ」

 

『龍見であったか。我を喚ぶのは命を無駄にする行為。止めるよう忠告したはずであったが、よもや外史、その上この状況では致し方あるまい』

 

「于吉! 逃げるぞ!! 分が悪すぎる!!」

 

「言われずとも!!」

 

『如何様にする?』

 

「逃がして、いいさ。これで…………もう、近寄る気は失せるだろう…………」

 

『では我は帰還しよう。これ以上現世に留まれば龍見のみならず周囲に死を振り撒きそうなのでな』

 

 黒い靄、ハデスが消え去ると同時に龍見は大量の血を吐いた。黄巾党との戦いの後で体力、精神力ともに削れている状態での神降。ハデスを還したのも単にこれ以上保つ体力がなかったためだ。

 

「ゴフッ、ゲホッ…………簡易詠唱で、おやっさんを喚ぶのは……キツいな」

 

「ね、ねぇ、あんた大丈夫なの?」

 

「問題ねぇ。しかしすまんな……あんな不審者の侵入を許す、なんて……カハッ」

 

「もう喋らなくていいから!」

 

「そうも、いかん。じょ……うかの光、彼の、者を癒した…………まえ。アンチ…………ドート」

 

 優しい光が張宝を包み込んだ。張宝の肉体を蝕んでいた媚薬による疼きがそれにより消失する。

 

「あんた…………」

 

「はは、せい、こう」

 

「何か騒がしか…………どういう状況だ、これは

 

「よ、華雄…………この子に、服を…………俺は、寝る」

 

「貴様も腕を怪我しているではないか! すぐに軍医を呼ぶから待っていろ!」

 

「そりゃ、たすか……………………」

 

「え、ちょっと、起きなさいよ!」

 

「気を失っただけだ。お前はさっさと何かを羽織れ」

 

 張宝は一先ず替えの服を着て、華雄は軍医を呼ぶと同時に月達へと今回の事件の報告を行った。龍見の負傷の報告を受けた月は即座に恋を送り、龍見には後方支援に徹するように命じるのであった。




龍見の必殺奥義炸裂! という事で神降の説明をします。

神降
降霊術の一種。喚べる神は龍見が契約した神に限り、その数は五神。本来大掛かりな準備をして一日掛けて神を喚ばなくてはいけないが、例外的にハデスとある一神のみ呪文を省略する簡易詠唱で喚ぶ事が可能。しかしハデスは今回のように簡易詠唱で喚んだ場合、魂の一部のみしか喚べない。それでもこの世界では敵無し。

強キャラの予定がチートキャラに。まあ詠唱する必要があるからタイマンで使えるもんではないんですけど。
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