※この作品はR-18です。

海賊王に、俺は、ならない!   作:銀猫

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11.ローグタウンの準備(ノジコ カヤ)

ローグタウン

 

 

偉大なる航路に通じる海路に一番近く、海賊王ゴール・D・ロジャーが生まれて処刑された町であるために「始まりと終わりの町」、「大海賊時代の始まりの場所」とも言われる島だ。

その港へ停泊した羊船、ゴーイング・メリー号。接岸を済ませた船の甲板では乗組員たちの話し合いが行われていた。

 

 

「それじゃあ、改めて確認ね。この島でやることがいっぱいだからそれぞれで役割分担をします。まず一番大事なのは偉大なる航路の情報。ナミちゃんはその情報集め」

 

「ええ、わかってるわ」

 

「私は食料の買い出しをするからカヤちゃんは生活用品。ノジコちゃんは船番をお願いね」

 

「はい!」

 

「まあ、仕方ないか」

 

 

各々で必要なものを揃えるが、その中で船が誰かに盗まれたりしないように残る人も必要だ。

そうなると、残るは船長のルフィだ。もちろんこの少人数かつ女性陣が動いてるのにただ一人ウロウロしているわけにはいかない。

 

 

「ルフィは荷物持ち。能力でカヤちゃんと私の買ったものを小さくして船にまで運んで」

 

「わかった。じゃあまずはカヤの方に行って生活用品をもらってからマキノの方に行くよ」

 

 

ルフィの能力はものの大きさや重さの情報タグを張り替えたら簡単に持ち運びができる。

荷物持ちをするならうってつけの使い方だろう。

 

 

 

 

さて、こうしてローグタウンの滞在が始まった一行。

その様子を見ていこう。

 

 

まずは情報収集をするナミ。

情報を集まる場所と言えば酒場だった。

 

 

「へえ、偉大なる航路(グランドライン)へね。それだと記録指針(ログポース)が必要になるな」

 

記録指針(ログポース)?」

 

 

カウンターで酒と、少しばかりのチップを積めばバーのマスターが気前よく話をしてくれる。

ちなみにその際のテクニックはマキノに教えてもらい、酒場を経営する身としては知ってる情報を話すだけでお金を落とす客はたとえ女子供だとしても無碍にはできないとのことだった。

 

だからナミはわざとお金が入った財布の中身を見せるようにして代金を置いて話を切り出していた。

 

 

 

偉大なる航路(グランドライン)はそれぞれの島で鉱石だったり天候だったりとかで磁場が狂う。だから太陽の位置や星である程度の方角が分かるけどコンパスは全く役に立たねぇ」

 

「それじゃあどうやって航海を…」

 

「さっき言った記録指針(ログポース)は特殊な作りになっててな。島の磁場を観測して次の島への方角を示すことができる。俺はここで長年酒場をやってるけど、偉大なる航路(グランドライン)に入ったことのある連中は口をそろえて言うよ。『何があっても記録指針(ログポース)しか信じられない』ってな」

 

 

船の航路に関わる大事な道具。それを知らずに行っていたら最悪漂流していたかもしれない。

そう思うとナミはさらにお金をテーブルに置いた。

 

 

「それで、その記録指針(ログポース)ってのはどこで手に入るの?」

 

「いやぁ…売ってたりすることなんて見たこともねぇから俺も知らねぇんだ。誰か持ってるやつから貰うかぐらいしかないんじゃないかな」

 

「…むー」

 

 

今後偉大なる航路(グランドライン)で必須になる道具が手に入らない。そうなれば手詰まりとなる。

しかし、重要な情報であることは間違いない。

 

 

「ねえ、それってどんな形?」

 

「そうだな…ああ、アレだ。あそこにいる連中のテーブルにある奴だ」

 

 

マスターが顎で指す先ににはどう見ても荒くれ者がテーブルで酒を煽っているところだった。

そのテーブルには腕時計のような形のコンパスがくっついた見た目の道具が転がっていた。

 

 

「島によってまちまちだが、その島の磁場を観測できる場所に一定の時間いればログが貯まる。そしたら次の島への方向を示す。偉大なる航路(グランドライン)で万が一記録指針(ログポース)を紛失なんてしたら漂流する未来しかない…ああ、いや。永久指針(エターナルポース)っていう砂時計みたいなモンもあるな。そっちは島の磁場を記録して何があってもその方向を示すらしい。偉大なる航路(グランドライン)で島と島を渡る商船なんかはそれで航海してるらしい」

 

 

「へぇ…いい情報ありがとう」

 

「おう、まいど」

 

 

最期のチップを置いてテーブルを立てば金をはずんだことに感謝してかそう言ってマスターが見送った。

 

 

「これが記録指針(ログポース)…文字盤も何もないわね。まああとは例のおじいさんに聞いたらわかるでしょ」

 

 

店を出て記録指針(ログポース)を見るナミはコンパスと違うそれに特別感を感じ、持ち得た情報をルフィに話して航路について話し合おうと考えた。

ちなみに、先ほどまでいた店では記録指針(ログポース)がなくて騒ぐ集団がいたそうだが、マスターは「まさかな」と思っていたりいなかったり。

 

 

 

「にしても、天気悪いわね…気圧も下がってるし、雨が降りそうだわ」

 

 

情報収集を終えてから服でも見て回りたかったのだが、天気がひどくなる前に船に戻ろうとナミは町を歩く。

 

 

 

「【チェンジ】」

 

 

その町の中、スーパーの前で買い終えた商品に能力を発動させるルフィ。

商品の持つ『大きさ』の情報をそこら辺の石ころの『大きさ』を読み取ったタグと入れ替えることでマキノ一人では持つことができない量の食糧があっという間に木箱一つ分にまで縮んだ。

その木箱には先にカヤから受け取った日用品も入っている。

 

 

「はー、あんた、悪魔の実の能力者かい?この子一人であの量をどうするかと思ってたんだけど、便利な力ねぇ」

 

「おばさまは悪魔の実を見たことがあるんですか?」

 

 

ルフィが悪魔の実の能力者ということにどこか納得してる店主にマキノがそう聞いた。

すると「この町の海軍のお偉いさんが能力者なのよ。不愛想だけど市民に対してやさしいのよ」と教えてくれた。

 

 

「スモーカー…だったか」

 

「え?」

 

「そう!知ってるの?この前なんか3段のアイスクリーム持った子供がぶつかっちゃってね。それでも怒らずに『俺のズボンがアイス食っちまった、これで5段アイスを買いな』ってお金を上げてたのよ~」

 

 

おそらくそのスモーカーを意識してか似てないモノマネで良さを語る店主。

ちなみにルフィは別にスモーカーのことを聞いたことがあるわけではなく、前世の記憶で偉大なる航路(グランドライン)にまで追いかけてくる海兵だということを覚えていたからだ。

 

 

「(まあ、俺は海賊じゃないし、このまま会わなかったらいいだけだしな)」

 

「まいど~」

 

 

原作だと確か砂の国とかでも遭遇して面倒だったような覚えがあるが、そもそも追いかけてこなければ遭遇することもないだろうと思った。

それは置いておいて、これでルフィとマキノがローグタウンでやる担当は終わった。カヤは観光するといっていたがどうするか。

 

 

「ルフィはどうする?私はカヤちゃんを探して町をめぐるけど」

 

「そうだな…荷物もあるし、船に…ん?」

 

 

2人そろって歩いていると近くの裏路地から怒号のようなものが聞こえる。

町のトラブルに首を突っ込むこともないが、その声に交じって子供の鳴き声のようなものも聞こえた。

 

 

「なにかしら…ルフィ、行ってみましょう」

 

「はぁ…」

 

 

子供好きなマキノはもしも子供が何かに巻き込まれているというのなら放置することもできず、先に行ってしまった。

お人よしに呆れて、ルフィも仕方なく後を追う。

 

 

「くっ、人質を解放しなさい!」

 

「へへっ、やなこったぁ!」

 

「はなしてぇ!!」

 

 

こっそりと様子を伺えば、人気のない広場にガラの悪そうな男が数人。ナイフをもっている男のところには小さい女の子が捕まっており、泣きながら震えている。

その男たちは一人の女を取り囲むようにして立っている。

 

 

「おら、痛めつけられたくなかったら刀を置きなぁクソ海兵!」

 

「くっ…卑怯な…私への復讐ならその子は関係ないでしょう!!」

 

 

 

どうやら男たちは何かをやって、その逆恨みに子供を人質に取ってるというわけだ。

別に放置してもよかったのだが、マキノは「どうしよう、どうしよう」と助ける気満々だった。

 

 

「(…問題はナイフ持ってるあいつだな。下手に刺激したり無力化したらその拍子に刺さりそうだ)」

 

 

能力で無力化もできるが、子供への安全も考えるとそれは得策ではない。まずは子供を助けからではないといけない。

 

 

「おら!さっさと武器を捨てろ!!」

 

「っ…。大丈夫です、私が助けますから」

 

「うぇっ、たすけてぇ…!!」

 

 

子供に安心させるように微笑む女海兵は腰に差した刀をその場に置いた。

すると「はいはい、没収ね~」と一人の男がその刀を持ち上げるとナイフを持つ男のところへと持っていく。

 

 

「さあ、その子を離しなさい」

 

「へ、ぶぁかぁ~!離すわけねぶべぇ!!!?」

 

 

ナイフを持った男の顔面に、先ほど刀を持ってきた男のエルボーがめり込んだ。それと同時に子供が男から引き離される。

 

 

「なっ!?おい、お前!!」

 

「なにして…いや、待て。てめぇ誰だ!!?」

 

 

仲間の突然の凶行に驚くが、よく見て気づいた。自分たちの仲間にこんな男はいなかったはずだと。

 

 

「【デタッチ】」

 

 

男がそう言うと、荒くれ者の仲間の男だったはずの男が見覚えのない人物だった。

どういうことなのか理解できなくて困惑していると男が手を振った。

 

 

「【オールコントロール ペースト】」

 

「ぐっ!?」

 

「力がっ…!」

 

 

そして、男が何かをしたことにより荒くれ者たちがその場に倒れ伏した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご協力感謝します!!」

 

 

あの後、女海兵が応援を呼んで荒くれ者性たちが連行されていく。

少女を親元へと返して女海兵が敬礼をしてルフィとマキノへと礼を述べていた。

 

 

「別に礼を言われるためにしたんじゃねぇよ。それよりなんだったんだ、あいつら」

 

「さっきの連中はイエス海賊団の残党です。船長が捕縛され、先日も下っ端が私に因縁を…」

 

「あら、海兵さんが船長を捕まえたんですか?」

 

 

マキノが少し感心したように言うと海兵は慌てたように「い、いえ!私ではなく上司のスモーカーさんです!」と訂正をした。

名前に聞き覚えがあるマキノは「それって言ってた…」とルフィの方を見る。

 

そのルフィもその女海兵が誰なのか気づいた。

 

 

「(こいつ、スモーカーの部下の…たしぎだったか?ゾロのライバルになる)」

 

 

おっちょこちょいの天然海兵。だが砂の国とかで妙に存在感を見せたりしていたのを思い出した。

 

 

「ところで、あなたたちのお名前は…」

 

「名前を聞くなら最初は自分からがマナーだ」

 

「あっ!そ、そうですね、私はたしぎ。階級は曹長です」

 

「まあ、こんなに若くて可愛らしいのに曹長さんなのね!」

 

 

たしぎの自己紹介にマキノが感心したように言うと「私はマキノ。こっちは船長のルフィ。新人の冒険者なの」と紹介する。

その名前を聞いて「ルフィ…?」となにか引っかかりを覚えたようにたしぎが反応した。

 

 

「あの、お礼に海賊の捕縛報酬をお渡ししたいのですが」

 

「いらねぇ、別に金に困ってるわけでもねぇ」

 

「ルフィ~!」

 

 

たしぎの申し出に断っていると情報収集をしていたナミがやってきた。少し慌てたようで、3本の傘を持っていた。

 

 

「ナミちゃん、どうかした?」

 

「もうすぐ結構大きな嵐が来るわ!」

 

「嵐ですか?」

 

 

ナミの進言にたしぎが不思議そうに返す。

確かに天気が悪いが嵐になるようにも見えない。

 

だがナミの力量を信用してるルフィは「うちの航海士は優秀だからな。信じたほうがいいぞ」と言ってナミから傘を受け取る。

 

 

「じゃあ私とナミちゃんでカヤちゃんを探しに行くから、ルフィは荷物をお願い」

 

「ああ。それじゃあな」

 

「あ、ちょ」

 

 

テキパキと動き出すルフィとマキノとナミにたしぎは引き留めることもできなかった。しかし、嵐なんて来るのだろうかと空を見上げると残党の連行を終えて報告しに来たマシカク軍曹に「嵐が来ます。住人たちへ建物への避難警告をお願いします」と指示を出した。

 

その指示に先ほどのたしぎと同じくマシカクは空を見上げて「嵐…?」と首をかしげていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この三人はローグタウンでは真面目に担当された仕事をしていた。

では残りの二人はどうだったかを見ることにしよう。

 

 

まずは船番のノジコから

 

 

「………ひまぁぁぁぁ~…!」

 

 

彼女はやることはきちんとやるタイプ。

皆がいない間にとミカンの手入れ、船の掃除、道具の手入れとやることをやっていた。

 

 

 

いや、やろうとした。

 

 

 

ただでさえ海上で潮風の影響を受けやすいため常日頃からナミがミカン畑を気にしており、カヤやマキノが自分たちの船だからと清掃を欠かさず、道具もローグタウンに到着する前に必要数の確認をした際に見ているためできることは全然なかった。

 

 

「はぁ~…誰もいない、よね?」

 

 

天気もあまりよくないため昼寝なんかやるつもりもないし、かといって読書も気分じゃない。

そうなれば、やることなんてひとつ。

 

 

やましいこともないので、島の船着き場に止めているため港には荷下ろしや補給などで人が多くいる。

船室にいても人の話し声や、どこかの船で怒号が飛ぶのが聞こえる。

つまり、どこかしらか人の気配がする。

 

 

「見えて、ないよね❤❤?」

 

 

見張り台に上ったノジコは下から見えないのをいいことに衣服を脱ぎだした。

曇り空の空気では少し肌寒いぐらいだが、火照った体には気持ちよくすぐに全裸になった。

 

 

「あは❤裸になっちゃった」

 

 

海上でルフィとセックスする際に裸になるとはいえ、それはあくまで周りにほかの船や人がいない場合だからだ。

だが、今でも近くに人の気配がしており、いつもと違うスリルがあった。

 

 

「カヤがハマるのもわかるかも…❤」

 

 

シロップ村でカヤが人知れずに野外オナニーを繰り返していたのも納得できそうだ。

見つかるかもしれないというドキドキと見つかったらと言う恐怖が心地よく、そしてそれが快感へと変わっていく。

 

 

「んっ❤……あっ❤!んぅ……❤❤」

 

 

手慣れた動きでクリトリスを刺激していく。片手は胸を揉みしだいていき、乳首を摘まんでいく。

指の動きに合わせて腰を振り、甘い吐息を漏らしていく。

 

 

「あむぅ❤ちゅろろ❤」

 

 

自分で自分の乳首を舐め、さらに興奮を高めていく。次第に陰部から愛液が流れ出してきて太ももを伝っていくのを感じる。

大きく股を広げて、左手で乳房を揉んだまま右手を割れ目に持っていく。

 

 

 

「ああんっ❤❤❤!!もう少しっ❤❤もう少しっ❤❤!!」

 

 

 

クチュクチュと水音が響き渡り、その音でより一層興奮が高まって抑えようと思っても声が出てしまう。

すでに絶頂寸前まで来ているのだが、あと一歩刺激が足りなかった。

 

 

「ああぁぁぁぁ❤❤❤…――???」

 

 

ふと、気持ちの高ぶりに身をよじれば、目に入ったのはちょうど出航のために離岸する大型の貨物船。荷物をローグタウンに運び入れて戻るのか、あるいはローグタウンから荷物を入れて出航するのかは定かではない。

しかし、メリー号の数倍の積載量を誇る船は海賊にとっても格好の獲物だ。そのため、遠くを見渡せる見張り台がある。

 

船の大きさに比例して見張り台も高くすることができる。安全性の確保のためかその貨物船の見張り台も高い。それこそ、メリーを上から見下ろすほどの高さがある。

 

 

 

「あ」

 

 

つまりは、向こうからは小型帆船の見張り台にいる全裸で自慰をする女性船員が丸見えに見えるわけである。

 

 

 

「あ、あはは❤❤❤見られちゃった❤❤❤」

 

 

新入りだろうか、見張り台にいる年若い船員が双眼鏡でこっちを見て固まってるのが見えた。見張り台とは言え外から丸見えの場所に全裸の女がいたら面喰っても仕方ない。

本来ならノジコは羞恥心で身を隠すか、急いで服を着るべきなのだろう。

 

だが、ルフィと海上で交わって、家族であるナミ以外にもマキノやカヤに裸を見られるで嫌悪感が薄くなってしまいさらには今は自慰の真っ最中。

 

 

「んふぅ❤」

 

 

立ち上がると、見張り台ではためく旗をマントのようにして島の方からは見えないようにしている。しかしそれが余計に裸体を目立たせており、隠そうとしてないように見える。

それはさながらストリップ劇場の娼婦のようだ。尻を向けて腰をかがめてアピールすると、見せつけるようにして割れ目に指を滑り込ませる。

 

 

「おほっ❤見て❤私のオナニー❤❤指を出し入れしてるとこ❤❤❤」

 

 

指を2本入れるとグチャッグチョッと卑猥な音を響かせる。さらに足を大きく開いて蟹股になり、両手を上下左右に動かして激しく動かす。

すでに火照って出来上がっているからでは、視姦されているという羞恥心と合わさってノジコはすぐに達した。

 

 

「んほぉ❤❤❤イグゥ❤❤イッぢゃうううううう❤❤❤❤」

 

 

ビクッビクッと絶頂して、旗に捕まってゆっくりと倒れこむ間、貨物船の方を見れば双眼鏡をこっちに向けてる船員が見えた。

 

 

「い、いひひ❤ぴ、ーす❤❤❤」

 

 

妖艶に、淫らに、誘うような笑みを浮かべてピースサインをして見せた。

 

 

しばらくして賢者タイムを迎えたノジコは「バカなことをした」と反省するも、満足した様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、日用品をルフィに預けたカヤは町を観光していた。

片田舎のシロップ村では名所なんてなく、かの有名な海賊王が処刑された場所やローグタウン名物の屋台アイスクリームなどを楽しんでいた。しかし。

 

 

「きゃぁぁ!」

 

 

突然の豪雨。

 

 

横風もひどく住人は急いで帰路につき、屋台も店じまい。だが帰るタイミングを逃した人は雨宿りをしていた。

カヤもその一人となり、広場の飲食の出店の軒先に避難していた。

 

 

「あー、もう、びしょびしょ…」

 

 

横風もあり、雨宿りをしてるがひざ下が濡れるがそれでも外にいるよりかはマシだ。問題はここからどうするか。

ローグタウンで宿をとってないため、メリー号へ戻るかこのまま雨が弱まるかのどちらかしかない。

 

 

「―――…ん?」

 

 

なんか視線を感じて周りを見れば、同じように建物やほかの出店などの屋根の下にいる男たちがこっちを見ていた。

カヤが視線を向ければ慌てたように目をそらすが、チラチラと見ているのは間違いなかった。

 

 

「なにが…あ」

 

 

ここでカヤの恰好について説明する。

ナミやノジコは動きやすさ重視でシャツなどのラフな服にハーフパンツやショートパンツなどの丈の短い服でいることが多い。

逆にマキノやカヤはロングスカートのゆったりとした過ごしやすい服でいることが多い。

 

 

「やだ…❤」

 

 

そして今日のカヤの服は体のラインを隠せるほどゆったりとした真っ白なワンピース。それが今となっては雨水を吸ってべったりとカヤの身体に張り付いている。

シロップ村で露出していたためかブラジャーなんてつけておらず、ボディコンドレスのように胸や尻を強調するようになっているため胸がすけて見えるのだ。

 

そして周りの男たちはそんなカヤの姿を見ているのだ。

 

 

「っ…❤❤」

 

 

かつてはストレスから野外露出に走っていた。それは裏を返せばカヤの中にはそういった露出癖があったということだ。

シロップ村では全裸を見られることで破滅することを避けるために人気のない早朝の森の中でしていた。

 

しかし、シロップ村から離れてかつ知り合いもいない島。今の状況ならーー

 

 

「(見られても、仕方ないよね❤❤)」

 

 

 

突然の大雨で、濡れた服によって、裸が見えてしまう。それは不運な事故としか言えない。

町中で突然素っ裸になったわけでもない。着ていた服の上から見えてしまったのだ。

 

 

それなら堂々としても問題はない。

 

 

「おぉ…」

「やべぇな」

「ガチかよ…」

 

 

周囲にいる男たちがどよめくのも無理はない。カヤは本来なら透けて見える胸や乳首を隠すべきなのだが、むしろ強調するように背筋を伸ばした。水を吸った白いワンピースはむしろ胸が強調して見え、ほんのりと薄ピンクの乳首もくっきりと浮き出ていた。

 

 

「もう、ひどい雨❤」

 

「もうちょい、もうちょい!」

「か、屈めば…」

「バカ!バレるだろ!」

 

 

その男たちの声が聞こえてないふりをして、カヤはワンピースの裾を握って吸った水を絞り出そうと捻る。

自ら捲りあげるような動作に、カヤの股が見えそうになっており、そのギリギリのラインで男たちが歯ぎしりをする。

 

 

「あーん❤全然絞れない❤」

 

「はっ…」

「おい」

「やべぇな」

 

 

カヤはわざとらしく言いながら、更に裾を捲って絞る。気づいてないふりをしているが、すでに股が丸見えなほど捲れ上がっているのだ。おまけにカヤはノーパンだった。

 

まさか下着を見ようとチラチラしていた男たちも服が雨で透けて肌が見えた美少女がノーパンノーブラの痴女だとは思ってなかったようだ。

 

 

「はぁ❤もう、最悪❤」

 

 

口では嫌がっても、その表情を見ればわかる。この女、愉しんでいる、と。

そう思ったら堂々としてるのもまるで『立ちんぼ』という街角で売春をする女のように見えてきた。

 

 

「よ、よし…」

 

 

すると男の中のひとりが声をかけようとカヤの方へと向かう。

その目はどこかいやらしく、明らかにカヤを性的な目で見ていた。

まさか、カヤもやってくるとは思わず、少し焦った。

 

 

「あの、いくらでしてもらえるんだべ?」

 

「な、なんのことですか❤?」

 

 

まさか直接的に売春の取引に来るとは思わず、カヤの声が上ずった。

とぼけてはいるが、男の目は間違いなくカヤの胸へと向いている。

 

 

「3万ベリーでどうだ?もちろんホ別だべ」

 

「いえ、あの、だから…❤」

 

 

 

正直カヤは困っていた。それは立ちんぼに勘違いされたこともそうだが、目の前で男に厭らしい目で見られることに興奮してしまっているのだ。

同じようにルフィに裸を見られることはあるが、あくまでそれはカヤが自らの意思で裸を晒しているからだ。おまけにルフィの場合は裸が見たいのなら有無を言わさずに脱ぐように命令をする。

 

そのため、このように下劣な目で見られることがなくてドキドキしているのだ。

 

 

「5万でどうだ?」

 

「あ、えっと……あ、あはは❤」

 

 

押しに弱くてはっきりと断ることができないカヤは愛想笑いを浮かべるが、今の彼女の情緒はめちゃくちゃになっている。

視姦される快感と、見知らぬ相手が迫る恐怖と、受けてしまった後にどうされてしまうかの期待感と、ルフィを裏切ってしまうという背徳感と。

 

 

「じゃあ」

 

「やっと見つけた、カヤちゃん」

 

「え、あ、マキノ、さん」

 

 

カヤの愛想笑いにOKかと思った男がカヤに手を伸ばそうとした間をマキノが割って入った。

大きな傘をさしてカヤの身体を隠すように立つマキノは安心させるように微笑む。

 

 

「もう、こんなにびしょ濡れになって。風邪をひくわ。早く戻りましょう」

 

「は、はーい…」

 

 

保護者のような立ち振る舞いのマキノに連れられて行くカヤ。それを見ていた男たちはお楽しみがなくなったことに残念そうにして雨に打たれていた。

しかし、その保護者と一緒で安心してるはずのカヤがとても引きつっていることには誰も気づいてなかった。

 

 

「マ、マキノさーん??あの…怒って…??」

 

「うふふ、そんなことないわよ。ただ、ちょっと」

 

 

そう笑うマキノ。しかしその笑顔を見て、カヤの顔が青ざめる。

 

 

 

これはやばい。やばすぎる。

 

普段怒らない人は怒らせると怖いという話がある。今はまさにそれで笑顔のはずなのに目が笑ってないのだ。

 

 

「カリーナちゃんっていう泥棒さんが来た時も、当番をサボって露出してたんでしょ?それなのにまたこんな格好で…」

 

「えっと、その、それは雨で不可抗力っていいますか…」

 

「そうね。こんな人前で裸を見せるのは仕方ないわ。けど、誘惑するのは話が別よ?反省してないのなら…」

 

 

そう妖しく嗤うと、ツゥーとカヤの首元を指でなぞった。まるで罪人の尋問のようにびくびくするカヤは無言でそれを受けていた。

 

 

「お仕置きは必要かしらね❤」

 

「お、お手柔らかにお願いします…」

 

 

 

 

―ゴーイング―・メリー号―

 

 

「――というわけで、ローグタウンを出たらリヴァースマウンテンへと向かうわ」

 

 

嵐の中、しっかりと港へ停泊しているゴーイング・メリー号の船室では今後の動きについての打ち合わせがされていた。

偉大なる航路(グランドライン)の島々の特殊な磁場に、記録指針(ログポース)の存在。さらに特殊となっている入口。

 

あまりにも規格外な情報だが、その分入るタイミングは見極める必要がある。

 

 

「よし、じゃあ天候の回復を待って出発だ(折を見てあの女海兵を堕とせればいいが、危険な橋なら我慢するしかないか)」

 

 

「…みなさぁん…これほどいてぇ…痒いぃ…」

 

 

話し合いの最中、カヤは股と乳首に山芋をすり潰したのを塗られて全裸で拘束されていた。

最初は「痒い痒い!!」と騒いでいたが、体力を消耗してぐったりとしていた。

 

 

「あら、もう限界?痒いのはここ?」

 

「ひぃん❤筆で触らないでぇ❤❤!!」

 

 

弱音を吐くカヤのぷっくりと膨らんだ股を筆で触る。ただでさえ痒くて敏感になってるところに筆のサラサラとした触感が快感を通り越して辛かった。

しかし、マキノは笑顔で筆を動かす手を止めない。

 

 

「遠慮しなくていいのよ?痒いんでしょ?」

 

「やぁっ❤さわさわしないでぇぇ❤!!」

 

 

 

「マキノさんだけは怒らせたらダメね」

 

「そうね…」

 

 

 

 

 

―双子岬―

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

偉大なる航路(グランドライン)の入り口を通り抜けた先の岬。

そこに響き渡る二人の男女の悲鳴と立ち上る水しぶき。

 

 

「ぷはっ!くっ、またしても…!!」

 

「屈辱ッ…!!」

 

 

「なんど来ても無駄だ。いい加減諦めろ」

 

 

海から顔を出して悔しそうにする男女に対して、花のような髪(?)の老人が疲れたようにそう諭す。

しかし、男女は「そうはいかない!」「私たちの町のためには必ず仕留めるわ!!」と言い、ありきたりな捨て台詞を吐いて逃げて行った。

 

 

「…流石に、腹の中まで入りこまれるのは焦ったな」

 

 

初めて(・・・)体内への侵入を許したことに、双子岬の灯台守であるクロッカスは焦りの色を見せていた。




原作だと到着後各々の準備を終えて偶発的に集まったゴール・D・ロジャーの処刑台がある広場でいろいろとありましたが、大前提でルフィたちがフッ飛ばさなかったからバギーはオレンジの町から移動はしてるかもしれないけど偉大なる航路へとは向かってないです。

それに一行はアウトローでもないので海軍に追われて嵐の中を出航することもないです。
つまりは時間がある状態でナミが偉大なる航路の情報を集めることもできるので記録指針を(盗んで)入手してます。


そしてルフィとマキノはたしぎと遭遇してます。
本当はここで手を出してとかも考えましたけど、さすがに海軍相手にそれは無茶が過ぎるので泣く泣く諦めてます。

さて、問題はここから。


まず船番のノジコ。暇のためオナニーを始めます。
ちなみにもし残っていたのがカヤは言わずもがな、ナミやマキノでも同じことをしてたかもしれないです。
感覚的に言えば『暇だから自宅でオナニーをしていたのが外から丸見えだった』と言う感じですね。

幸か不幸か、旗は風見用でマークとか入ってなかったので何の船なのか、どこの誰かまでは分かってません。これは目撃した新入りの一生のおかずになるだけになりそうです。


そして観光中に雨に打たれたカヤ。

偶然にも彼女の服装が真っ白なワンピースだったため、ノーパンノーブラがデフォになってる彼女の肌が丸見えになってました。
ただ、不可抗力で事故と言うことをいいことに調子に乗りました。


その頃の双子岬ではあのクジラをめぐっての争奪戦が繰り広げられています。
ただ、原作だとグランドライン入りを強行した麦わら海賊団が遭遇してますが、こっちではローグタウンに停泊しているために出会わず、そのまま話が進んでいます。



さて、次はグランドライン突入…の予定だったんですが、まだ少しローグタウンに残ります。
お察しの方もいるかもしれませんが、彼女の乗船の話となります。


先に行っておきますが、残念ながら次話はエロ要素なしとなります。
そのため、現状2週間前後で1話の投稿間隔ですが、次は29日、次々話は4月5日に投稿する予定です。
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