※この作品はR-18です。

海賊王に、俺は、ならない!   作:銀猫

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今回はR18要素が少ないです。
オリキャラが登場します。

あと生存キャラの死亡描写があります。


22.廃墟の国の再会(ウタ)

アラバスタ遠海

 

 

 

「やー、楽しかった」

 

 

アラバスタを出て夏島の気候と海風で快適な航海となったゴーイング・メリー号。

その甲板では女子会が開かれており、ノジコが先ほどまで滞在していた国との別れを惜しんでいた。

 

 

「楽しんでもらえたのなら私もうれしいです」

 

 

そう嬉しそうなのはアラバスタの王女ビビだった。

本来ならアラバスタまで彼女を護衛するのが仕事だったのだが、その後も彼女は同行した。

 

 

 

 

「パパ…いえ、お父様。お話があるの」

 

 

国王コブラと反乱軍リーダーのコーザの会談を終えた翌日。

両名による終戦の宣言で国内は緊迫した空気から解放された。

 

これからは同じ志を持ちながらも戦っていた者同士での復興を目指すのだが、真剣な表情でビビが父親にそう言った。

 

 

「――なに?彼らの船に乗りたい?」

 

 

切り出したのはこの国の英雄でもある一団と共に旅に出たいということだった。

幼いころから宮殿の外に忍び出たり、地元の子供とグループを作ったりと冒険心があった。

しかし、それとはわけが違う。それはビビ自身もわかっている様子だった。

 

 

「この国が今大変だってのは分かってます。だけど、私…世界を見たいんです。いずれお父様の横でこの国を導く一人となった時のために」

 

「ビビ…」

 

 

この国を思って世界を見て回る。確かに国を導く指導者には情勢を見極めて世界を知るスキルが必要不可欠だ。

いずれは護衛を付けて世界を外遊させることもあるかもしれないとは考えていた。

 

しかし、ビビを守り、国を助けてくれたあの一団になら預けられるとコブラは思った。

 

 

「彼らは了承してくれるのか?」

 

「ルフィさんには『黙って連れて行って王女誘拐だと言われたくないからちゃんと話してこい』と言われました」

 

 

つまりはビビの父親であり国王のコブラが了承したら乗船を許可するということだ。

それならコブラが止める理由もなかった。

 

 

「行ってきなさい、ビビ」

 

「! ありがとう、パパ!」

 

 

先ほどまでは「お父様」と言っていたのだが、嬉しさのあまりか「パパ」と呼んでしまった。本人は気づいてないようで、コブラ自身にとっては「子供だな」と感じた。

しかし、それならまだ身を引くことはできないなと、ビビが帰国するまでに国をより良いものにしようとあらためて決意をした。

 

 

 

 

「…ふふ❤」

 

 

だが、コブラは知らなかった。

会話をしているとき、ビビの子宮内にはパンパンに精液が入っており、足首まであるスカートの中では少し垂れていたことを。

大事な話の中でも膣内は常にヒクついており、愛おしそうにペニスを思い浮かべながら話をしていたことを。

 

 

そして、同行の目的は国のために世界を外遊するのではなく、ルフィのオチンポにいっぱいハメてもらうためだということも知らなかった。

 

 

 

「あれだけ盛大なパレードしたのに、今の王女様の姿を見たら国民は卒倒するんじゃないの?」

 

「いいじゃないですか!この船では王女ビビじゃなくて船員兼オナホのビビなんです!」

 

 

ビビの恰好は王女らしいドレスではなく砂漠越えの時にノジコが着ていたような薄いシャツとビキニパンツと、ラフと言えば聞こえはいいが夜の裏町にいる娼婦のような服装をしていた。

 

 

「って、私が着せられた服がエロいみたいに言わないで!」

 

「あら、実際卑猥だったわよ?それに宮殿内でオナニーしていたのは誰かしらね」

 

 

改めてあの時の格好を指摘されて顔を赤くするノジコにミス・オールサンデーことニコ・ロビンがクスクスと笑う。

 

政府がクロコダイルを討伐した後、コブラがルフィ達にお礼とビビへの送別として宴を催したいと申し出た。

それなら船で待機している船員も、と翌日に合流したナミ達にロビンが寝返ったことを明かした。

 

今は船員の1人として振る舞っている、とルフィが言ったら

 

 

「振りじゃなくて仲間にしてくれないのかしら?」

 

 

と、仲間に加わることを所望してきた。

ちなみにマキノは最初から歓迎して、カヤは「ルフィさんが決めたことなら」と判断を委ねた。

ノジコとビビも一晩体を重ねた間柄から自分と同類(ルフィの奴隷)だと感じて敵意はないそうだ。

 

逆にナミとたしぎが反対したが、金に目がないナミは「そう言えばクロコダイルの宝石を持ってきたわ」と買収し、たしぎはまたルフィの手マンでアヘっていた。

 

こうして新たに仲間にビビとロビン(その際に本名を明かした)を加えた一行。

次なる目的地を目指して記録指針(ログ)を目印に進んで――いなかった。

 

 

「あ、ナミさーん!左に逸れてます!」

 

「ん…いや、いいわ。風向きが悪いからこのまま進んで」

 

 

永久指針(エターナルポース)を持って航路を見ていたカヤの報告にナミは前進を指示した。

 

この永久指針はナノハナでエースから渡されたモノだ。

エースは多くは語らなかったがルフィはコレの行き先を理解してる様だった。

 

 

「にしても、一体どこに向かうの?」

 

「エレジアよ、ナミちゃん」

 

 

行き先が不透明だというのを愚痴れば意外にも応えたのは女子会のお茶請け代わりに焼いたクッキーを持ってきたマキノだった。

 

 

「エレジア…?あの島に何の用が?」

 

「たしぎ、知ってるの?」

 

 

マキノから渡されたクッキーを全員が取りやすい場所に置きながらたしぎはエレジアという島について説明を始めた。

 

 

「はい。かつては音楽の国と呼ばれるほどに音楽が盛んで、有名な作曲家に自分のイメージに沿った曲を作ってもらう、なんて変わった名産もあるほどでした。しかし、今から10年ほど前に…一夜にして国は滅ぼされました」

 

 

「滅ぼされた、って一夜で?」

 

 

信じられない話だ。エレジアの規模は分からないが国を一夜で滅ぼすのは七武海以上の軍事力があるとしか思えない。

 

 

「私も海軍に入る前ですし、管轄も違うので詳しくは無いですけど、話を聞かせてくれた先輩が言うには四皇の1人、赤髪のシャンクスの仕業だと」

 

「…え?赤髪って…」

 

 

その名前なら前に聞いたことがあるナミは、同じ様に心当たりがあるノジコとカヤと顔を合わせるようにマキノを見た。

 

 

「え、マキノさん。赤髪と関係が?」

 

「10年ほど前にフーシャ村…私とルフィの故郷を拠点としてた時期があるの。あ、支配してとかじゃなくて船の停泊としてね?」

 

 

フーシャ村に赤髪が滞在していたことを聞いたことがなかったたしぎたちは四皇と面識があることに驚いていた。

マキノがたまたま立ち寄っただけと説明すれば、カヤも覚えがないが幼馴染のウソップの父であるヤソップが赤髪海賊団に入ったのも同時期だったことを思い出した。

 

 

「その赤髪って相当な海賊なんだね」

 

「うーん…?あまり乱暴なイメージはなかったけどね。フーシャ村の人たちと仲良くしてくれたのは事実だけど」

 

「でも、なんでそんな人が国を滅ぼしたのよ」

 

「それは……わからないわ」

 

 

 

ナミの質問にマキノは答えられなかった。

 

この世界は4つの海と偉大なる航路からなっている。

基本的に島で永住する人間が他の海域の情報を得る必要はないし、ましては偉大なる航路の国が滅んだとしても東の海の辺鄙な村にそのニュースが届くはだいぶ遅い。

 

滅ぼされたエレジアがかつて赤髪海賊団が遠征に向かった場所だと知っていたマキノだが、その事実を確認する前に彼らはすでに村から離れていたため確かめようがなかった。

 

 

「…それで、なぜそのエレジアへ?」

 

「ナミちゃん達には前に話したけど、当時の赤髪海賊団にある女の子が乗ってたのよ」

 

「…あ、確かルフィが最初に使い始めた子?」

 

 

ローグタウンに向かっている時にルフィとマキノの馴れ初めを聞いた時にそんな子供の話があった。

たしぎ達も自分の所有者の昔話が気になったが口を挟めば脱線してしまうため黙っていた。

 

 

「その子はエレジアへの遠征に同行したきり、帰って来なかった」

 

「確か音楽の勉強って…あれ、でも…」

 

 

 

ノジコが困惑するの無理はない。ルフィの所有物より自分が優先する道を選んだと聞いていた。

だが実際にはそのエレジアはとうに滅んでいた。それも自分が乗ってきていた赤髪海賊団によって。

 

普通に考えれば国を襲った際に乗船できない理由が発生したと考えるが、当時まだ10歳にも満たない子供がそうなる理由が思い当たらない。

 

 

 

「真実はわからない。だけどもしかしたらあの子は自分の意思で残ったんじゃなく、置き去りにされたんじゃないかってルフィはずっと考えて、エースも知ってたの」

 

 

幼少の頃からともに修業をしていたルフィとエース。

その中でウタのことを話したこともあるのかもしれない。

 

だからエースはエレジアの永久指針(エターナルポース)を白ひげ海賊団のコネで仕入れてルフィに渡すために持ち歩いていた、と言うわけだ。

 

 

「…ルフィにとって、大切な子なんだね」

 

「ええ、そうよ。ルフィにとってはね…あの子も、私も、みんなもね」

 

 

ルフィが気に掛けるということに少し嫉妬したがルフィは誰か一人を愛して大切にしてるわけではない。

リトルガーデンでMr.3に殺されかけたときに静かな怒りを露にしたように、所有物にした雌は平等に愛する。

それがルフィの愛情だ。

 

 

 

それから永久指針(エターナルポース)が差す航路を目指すメリー号。

時折視認できた島で補充や休息をとりながら進むこと2週間ほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エレジア?ああ、そんな名前だな」

 

停泊した酒場でグラスを拭いているマスターにエレジアについて聞いてみればそんな答えが返ってきた。

これまでなら滅んだ国の名前を知る人はあまりおらず、知っていたとしても覚えがあるぐらいだった。

 

しかし、やっとエレジアの近くまで来たようで「近くにそんな国が昔あった」と言う話を聞けた。

 

 

 

「結構盛んな国で毎週末に演奏会やら音楽祭やらが開かれていたらしい。定期便なんかでこの島にもよく旅行人が来ていたなぁ」

 

「それが今では…」

 

「ああ、実際に見たわけじゃねぇけど廃墟になってる。生存者も少しばかりいたみたいだけど、避難したり移住したり残ったのが確か当時の国王と小さい子供だけだったらしい」

 

 

その子供は間違いなくウタのことだろう。しかし、エレジアにいるのは他には元国王だけなのは少しばかり心配だ。国王が優しい人ならいいのだが、下手な環境では辛い目にあってるかもしれない。

そう思っていたら「あっ、そういえば…」と何かを思い出したマスターはグラスを拭く手を止めた。

 

 

「噂で聞いたんだが、2か月前にその国王様が死んじまったらしい」

 

「国王が?エレジアで?」

 

「いや、少し前からいろんな島で食料やら衣料品やらを買い出しをしてたみたいなんだが、その出先で倒れてぽっくり逝ったんだとよ。それでエレジアに行っていた交易船が契約主が亡くなった以上取引は終了だなんて言って前金だけ持ち逃げしてるなんて話を聞いた」

 

 

 

 

「…ねえ、ルフィ」

 

「……ナミ、みんなを集めてくれ。悪いけどすぐに出たい」

 

 

契約金の持ち逃げということはその行商人は2ヵ月前からエレジアに物資を届けてないということだ。

現在のエレジアが自給できる環境かは分からないが、もしも購入に頼っているのならウタはまともな食事ができない。

2ヵ月ともなれば貯蓄も底をついて危険なことになっていてもおかしくはない。

 

それを理解してか強行軍でもエレジアに向かいたいというルフィの要望にナミも「すぐに出航準備するわ」と応じてくれた。

 

 

 

 

―エレジア―

 

 

かつての繁栄の面影もない廃墟。

そもそも人が住んでいるとも思えないほどの荒れ果てた城下町は自然に飲み込まれかけており、日が落ちれば夜空の明かり程度ぐらいにしか島を照らさない暗闇。

 

 

「…………あ…」

 

 

その岸辺、飲み込まれるような真っ黒の海の上に浮かぶ船を見た【少女】が思わず声を上げた。

船は島で比較的崩れていない船着き場へと向かっていた。

 

 

「おねがい…おね、がい…!!」

 

それを見て少女は、必死に走り出した。

 

 

 

 

「案外近かったですね」

 

「けどこの暗闇の中で探すのは危なすぎるわ」

 

 

島を出航して日が落ちながらもなんとかエレジアへと到着した。永久指針(エターナルポース)が差すのは間違いなくこの島だが、カヤが持ったランタンの明かりで周囲数メートル程度しか照らせてない。

自然の風化によって建造物の倒壊をよく知っている考古学者のロビンは探索には反対だ。それはノジコ達も同じようでウタのことが心配なマキノもこの中で探しに行くのはためらっていた。

 

 

「港近くの建物にいたらよかったんだけどな…」

 

「少なくとも探索は明日に、ん?」

 

 

たしぎがウタの捜索を翌朝にすべきだと進言しようとした時、島内から物音が聞こえた。

その反応に全員が島を見れば暗闇の中で動く影が見えた。

 

 

「人?」

 

「もしかして、そのウタ?」

 

「…いえ、それにしても…」

 

 

探しているウタなのかと思ったが、マキノはその影がとても小さいことに気づいた。

それはウタの容姿などを知らないナミ達にとっても別人だと思うほど小さく、年端もいかない子供だとわかった。

 

 

「――はぁっ、はぁっ、あ、あのっ!!」

 

「え…?」

 

「お前…」

 

 

ランタンの光に照らされてやっとその姿を見てルフィとマキノは困惑した。

その影は、少女は、ボロボロの衣服に汚れきった身体で、特徴的な『赤褐色と灰色のツートンカラーの髪』の下で縋るような瞳を向けていた。

 

 

「ご、ご飯を、売ってください!お願いします!」

 

「えっ?あっ、ご、ご飯?もちろん、いいよね。…ルフィ?」

 

 

あまりにも必死な様子にノジコは戸惑いながらルフィに聞くが、ルフィは――いや、マキノも信じられないようにその少女を見ていた。

だが、あまりにも反応がないことにビビが「ルフィさん!」と声をかけてやっとハッとした。

 

 

「あ、ああ。マキノ、料理を作ってくれ。できる限り胃にやさしいやつを」

 

「わっ、わかったわ」

 

「ビビとノジコはマキノを手伝ってくれ。残りはついてこい」

 

 

ルフィはそう指示を出して少女を抱え上げた。

「きゃぁっ!」と驚く少女は反射的にルフィの首に抱き着くが、むしろその軽さにルフィは驚いた。

子供にしても軽すぎる。

 

 

「母親は――どこだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マキノさん、さっき何に驚いてたんですか?」

 

 

栄養満点の卵粥を作り、それを運ぶノジコは前で明かりを灯してロビンが能力で生やした腕を看板代わりに足を進めるマキノに聞いた。

 

 

「…あの子、ウタちゃんにそっくりだった」

 

「えっ…?」

 

「でも、ウタさんはルフィさんと歳は変わらないですよね?」

 

 

あの少女の年齢はわからないが、少なくとも5歳かそこらの見た目だ。

歳の離れた妹なんてマキノは知らないし、年齢的にはエレジアに置き去りにされた後に生まれていた。

 

そうなれば十代半ばか前半でウタ産んだ子供ではないかと思った。

 

 

「それに…あの子の目とか、色とか、子供の時のルフィにそっくりなの」

 

「……あの、ルフィさんとウタさんが最後に会ったのって、10年前なんですよ、ね?」

 

 

ビビが戸惑うのも無理はない。

ルフィとマキノは少女がルフィとウタの娘だと感じた。

だが、それが正しければーーウタは10年前、つまり9歳で子供を産んだことになる。

 

 

「わからないわ。私の勘違いなのかもしれない。だけど、全部ウタちゃんに聞けばわかるわ」

 

「そ、そうね!あ、ここみたい、です」

 

 

ロビンの腕が示す部屋。そこにウタと少女が腹を空かせて待っているはずだ。

 

 

「おまたせ!マキノさんの特製、卵、か、ゆ…」

 

 

 

部屋へと突撃したノジコ達。

だが、徐々に言葉を失うのは部屋の中にあった光景のせいだ。

 

 

「ふーっ❤ へーっ❤ ふーっ❤ へーっ❤みゃ、いりぁじだぁ❤❤」

 

「ほらほら、まだ勝負はついてないぞ〜」

 

「んぉ"ッ!?お、おぐぅ……!!お、おねがいぃ、もうゆるひ……お"お"お"お"お"お"お"お"」

 

 

ルフィの激しい手の動きでベッドの上で踊るように激しく痙攣して汗やら愛液やら涎やら母乳やら涙やら尿やら、体液という体液を撒き散らす少女とよく似た女性ーーウタの姿がそこにはあった。

部屋に入るまで全く声が聞こえなかったのに扉を開ければ響く嬌声は、おそらくルフィのタグで音をシャットダウンしていたからだろう。

 

 

「おねがいしましゅ、お、おわっでぇ!おわっでよおおお!おねがいじましゅう!!」

 

「いい加減負けを認めたらどうだ?」

 

 

「ま、まっげましゅ!ま、まいりました!だから、も、もぉやめ……んぶう"ぅぅ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロビン、どういう状況??」

 

 

 

何がどうなってこんなカオスなことになっているのか一番冷静であろう仲間に聞いた。

 

 

遡れば、少女の案内で比較的安全な道を通って着いたのは今全員がいるエレジア城だった。

 

崩れた城門の隙間を通り、最低限の整理がされている場内を進んでたどり着いたのはおそらく客室。

ルフィに抱えられたままの少女は「ここで、ママ寝てる」と言った。

 

 

「――……………!」

 

 

ほぼ無意識に、何か覚悟したかのようにルフィはそのドアノブを掴んで開けた。

城であったであろう品の良い家具は長い年月で埃が溜まり始めていたが、ベッドだけは綺麗に整えられていた。

 

 

「ウタ…!」

 

 

そして、そのベッドで人形のように横になる若い女性。

少女と同じように赤と白のツートンカラーの髪はまともな手入れがされておらずボサボサで、頬がやや痩せこけており、体も線が細い女性というより木の枝のようにガリガリにやせ細っていた。

 

 

「ママッ…!!」

 

「ウタ、起きろ!ウタ!」

 

「……うぅっ……あ…れ…?…あ、はは……へん、だな……ルフィが、いる…?」

 

 

薄っすらと目を開けたウタは力なく笑っていた。

おそらく現実と幻の区別がついてないのかもしれない。

 

 

「ああ、俺はここにいるぞ、ウタ!」

 

「…ゆめ、かな…でも……ルフィと…あえて…よかったぁ…」

 

「おい、しっかりしろ!」

 

「でも……残念…だなぁ…どーせなら、また…勝負…したかったぁ……わたしが、勝つけど…」

 

 

まるで死の間際のようだがウタの言葉に呼びかけていたルフィが「ん?」と首を傾げた。

確かにフーシャ村にいたころは勝負と称してウタの体をアレコレ調教していた。

 

しかし、アレはウタが負けた罰ゲームとしてだ。

 

 

「何言ってる、俺が全勝してただろ?」

 

「出たぁ…負け惜しみぃ…わたし、の…183戦、全勝だよ…」

 

 

 

そう言って笑うウタ。だが、ルフィは「…そうか」と言った。

なんとなく、今のルフィの雰囲気が変わったことに気づいたナミは「ママが起きるまで隣の部屋に行きましょ」と有無を言わさずに少女を連れて部屋を出て行った。

 

 

そのまま、ウタの膝を手で開いてスカートを捲り上げればあまり清潔とは言えないパンツが露わになった。

 

 

「…え?」

 

 

その時になってやっと目の前にいるルフィが幻覚なんかではなく、本当にそこにいることに気づいて目を見開いた。

しかし、それでもまだ意識がはっきりしていないのか、状況が理解できていない。

だが、そんなことはお構いなしにルフィは下着をズラして指を入れた。

 

 

「ひゃあ!?ちょ、ちょっとぉ!!なにして……!!えっ!?本当にルフィ!?」

 

「まだ寝ぼけてるみたい、だ、な!」

 

「んほおおおおっ❤❤!!」

 

 

指で膣奥にあるウタのGスポットをぐりっと押し込めばウタの体がビクンッと跳ね上がった。

 

 

「ゆ、夢じゃ、ないぃぃっ❤ルフィの指で、イっちゃったあああァっ❤❤」

 

「目が覚めたか?」

 

「覚めたッ❤!!覚めたからッ❤❤!!」

 

 

先程まで死の間際にいたような女性とは思えないほどの乱れようだがルフィは「まだ寝ぼけてるみたいだ」と言って指の動きを止めない。

 

 

「ちがうぅぅっ❤ほんとうにっ❤❤」

 

「へぇ?ところで、誰が全戦全勝だって?」

 

「あ」

 

 

先ほどの発言を思い出したのか、サッとウタの顔色が悪くなる。

 

 

「まさか、あんなにヘコヘコ腰振ってた女が負けを認めてないなんて言わねぇよなぁ?」

 

「ご、ごめんなさい……!!わたし、ルフィに勝てたことないですぅぅぅぅッッッッッッ❤❤❤❤❤」

 

「だーめ。思い上がった雌犬の躾は飼い主がしっかりしないとな?」

 

 

 

 

そして今に至る。

 

 

アレから勝負と称したルフィによる一方的な責めが続いていた。

その間何度もウタの「敗北宣言」があったが「三本先取」や「聞き取れない」などルフィが責める手を止めることはなく、むしろ激しくなっていった。

声が聞こえなかったのもルフィのタグで声を消して「聞こえないなぁ」と続行させるためだったようだ。

 

 

 

「みゃ、まっ、け、まりぇ、しゅ」

 

「ルフィ、そこら辺にしないとウタちゃんご飯食べれないから、ね?」

 

 

何度目かわからない敗北宣言にマキノが助け船を出せば「仕方ないな」とやっとルフィの手が止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ルフィ、マキノさん、それにみんな、ありがとう」

 

 

なんとか回復して少し冷めた卵粥を食したウタと隣の部屋から呼んできた少女。

久しぶりのまともな食事に涙を流して完食するとウタは改めて礼を言った。

 

 

「それで…ウタちゃん。色々聞きたいけど…その子供は」

 

「あっ…うん、紹介するね」

 

 

卵粥を食べて満腹になったからか、うつらうつらと舟を漕いでいる少女を膝の上に乗せて優しく頭を撫でながらウタは答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

「この子は『オト』。私の…私と、ルフィの娘」




はい、というわけでウタとの再会とオリキャラのオトの登場となります。

実を言うとこの後にオトの出生についてウタから説明がありましたが、ダラダラと長くなってしまったのでカットして以下の説明に纏めます。



オト

ウタの娘
外見はウタを小さくしたような見た目だが髪色はウタより黒みがかっている。
また目はルフィに似ている。

年齢は9歳だが、体格は5歳児ぐらいで言動も幼い。


10年前に初潮がきたウタがその後1度だけルフィとのセックスで身ごもった。
ウタがエレジアに置き去りにされた後に妊娠が発覚。
10歳になるウタに出産は危険だとゴードンに言われるも、ルフィとの【繋がり】でもある子供を諦めたくないため危険を承知で出産。

しかし、廃墟となったエレジアでは慢性的な栄養不足で年齢に比べてはるかに成長不足。
そのうえでゴードンとウタ以外に人がいないエレジアではコミュニケーション能力も一部未発達で見た目も相まって年齢よりもずっと幼く見え、またちゃんとした教育も受けてないため一般的な教養もあまりない。

父親というものについては理解するが、子供を作るのに必ず必要だとは思っておらず「自分には父親がいない」と思っている。




大体はこんな感じです。
あとは赤髪海賊団がウタを置き去りにした時は妊娠の兆候はなかったため全然気づいていません。

ゴードンについては、ファンの方々には申し訳ないですが「原作では自身とウタとのギリギリの生活」ということにして、そこに幼くて一層気を使わなければならない赤子のオトも加わったことで負担が増して亡くなったことにしました。


理由はほぼほぼ私的な理由なのですが…「もしもゴードンが生存してるのならウタ(とオト)を船に乗せるのが不可能」だと判断したためです。

ゴードンが生きてエレジアにいるのにウタが「じゃあね、ゴードンさん!ありがとう!」っていって船に乗る流れには絶対にならないと思いました。
ゴードンへの恩義よりルフィへの奉仕が勝る、っていうことにするのも可能ではありますが、エレジア滅亡の真実を知るゴードンが快く送り出すとも思えなかったので…

ちなみにウタはエレジア滅亡に気づいた映像電伝虫は(原作で拾った時間より先に迎えに来たので)まだ拾っておらず、今後も拾わずに真実には築くことはないです。
それと配信もしてないので「世界的に有名な歌姫」でもなくなってます。
理由は単純でオトの養育が忙しくてそんな時間がないから。
作中みたいに起き上がれないほどの空腹で配信をすることもできませんし…


とまあ、長くなりましたが要約すると

・ウタはオトという娘を生んだ
・ゴードンは亡くなっている
・エレジアの滅亡を知らず、配信もしてない

の以上が原作と違う点になります。



さて、次回は1週間後にこの続き――
久しぶりのウタとのセックスとオトとの近親相姦とのなります。
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