結論から先に言おう。
ルフィがアーロンを圧倒した。
「あぁ?何だテメェ」
アーロンがいるというアーロンパーク。そこに一人でやってきたルフィ。
ナミが連れてきた、ココヤシ村の未来を託すという男の話に村人は静かに経緯を見守っていた。
その際に、まとめ役のゲンゾウによって、ナミが背負っているものは村の住人全員に知らされ、そのナミがすべてを託すというのなら自分たちもそれに賭けるということになった。
そしてルフィ一人でのアーロンパーク襲撃。無数の魚人に対して、ルフィ一人。
ナミが託すというから自分たちもそれに乗ったが、流石にあまりにも多勢に無勢でここまでの命だと覚悟した住人たち。
「お前がアーロンか?」
「…下等種族が、このおれに何のようだ?」
魚人たちの中で偉そうにふんぞり返っている男がアーロンだと分かったルフィ。そして周りの魚人たちを見回した。
「【オール・コントロール ペースト】」
「…は?」
ルフィが何かを言うと、魚人たちは自分の体に異変を感じた。立ち上がれず、身動きが取れない。
その姿にナミはルフィが何をしたのか分かった。
この場にいる魚人全員に赤子の情報を貼り付けたのだ。魚人と言えど、生まれたばかりで立てる訳はない。
その力を身を以て知っているナミは、改めてこの能力の強力さを感じた。
「テメェ、おれに…何を…!!」
「お、赤子の筋力でも動けるのか。さすが魚人だな。いや…これは能力が弾かれてるのか?」
唯一、アーロンだけがヨロヨロになりながらも立ち上がった。
魚人の筋力かと思ったが、自分の力がうまく作用してないようにも思った。
「まあ、【チェンジ】」
もしかすると強者には効きにくいのかも、とウタやマキノでは出ない現象にまだまだ研究する余地があるなと分析していた。
「下等生物め…!!コロス…!!」
「ふーん、でも、今のお前…その下等生物だろ?」
「…は?」
周りの魚人や村人がアーロンを見て騒いでいた。一体何なのかわからないアーロンは目についた自分の手を見て驚いた。
「なんだ…なんだ、これはぁぁ!!!!」
その手には水掻きがなく、色も魚のような青ではなく肌色。よく見れば自分の足や、自慢のギザギザの鼻も変質していた。
そしてアーロンパークの窓を見た。薄暗い室内では明るい外の光が反射して鏡のようになっている。
そこに映るのはサメの魚人ではなく、人間に変わっていた自分の姿だった。
「どうだ?下等生物だと見下した種族になるのは」
「嘘だ、こんな…テメェ、ふざける、ふざけるなぁ!!!」
ルフィに掴みかかろうとするが、赤子の筋力に変えられ、更には魚人の10分の1の筋力しかない人間にされれば、立ってるのがやっとだったアーロンは前のめりに倒れた。
「…通報を受けて駆けつけたのだが、どういう状況なんだ?」
そこにやってきたのはアーロンと繋がっている海軍のネズミ――ではなく、こっそりと出された他の支部への救援要請を受けてやってきたプリンプリン准将だった。
そこからの話は早く、海軍支部大佐のネズミの汚職の調査、ココヤシ村とゴザの村の復興、無力化したアーロンたちの連行と、あっという間に進んだ。プリンプリンは「正義を掲げる者として謝罪する」と告げ、精力的な協力を約束してくれた。
これによりアーロンの脅威が去った島民たちはお祭り騒ぎ。宴が催された。
もちろん、その中心はルフィと連れのマキノ。そして今までアーロンに虐げられていたナミの3人。
そしてこの宴にはナミへの餞別も含まれていた。
「わたし、コイツらと一緒に行くことに決めたの!」
ルフィを連れてきた時、なぜルフィに肩入れするのか聞かれてナミはそう言った。おそらくアーロンを倒せばついてくるだろうと思っていたルフィは平然としていたが、マキノは「えぇ!?ナミちゃん、せっかく故郷が平和になるのに!?」と驚いていた。
「マキノさん、私の夢は世界中の海図を描くこと。もちろんアーロンなんかみたいに無理やりさせられるんじゃなくて私の意思で。そのためには船に乗ることになるわ。けどね、誰でもいいってわけじゃない。命を託してもいいと思った相手…ルフィの船で!それに二人共航海術もまともに無いんでしょ?利害は一致してるはずよ!」
確かにナミと出会う前にルフィに「航海士が必要だ」と言われていたマキノは「そうだけど…」と賛同するかどうか迷っていた。
だがルフィが「ああ、よろしくな。ナミ」と受け入れたことで「そうね、私も心強いわ」とナミを乗せることに決めた。
「ねえ、あんたらの関係ってなんなの?」
深夜まで続いた宴も、疲れて島民が寝始めて少しの住人が酒を飲みかわす程度に静まり返った村。
ナミは今まで聞けなかった関係を自宅でルフィに聞いてみた。
「ただのコックとかじゃないでしょ。第一…その」
「なんだ?知ってるんだろ」
「ッ〜〜!!!」
ナミと出会ってココヤシ村につくまで船で数日の旅だったが、その間にナミは船上でルフィとマキノが体を重ねている姿を目撃していた。そもそも船室がない小さな船なのだ。海上で行為に及べば360度全体から見られるのに二人共隠そうともしていなかったのだ。
「だから!それを!聞いてんのよ!!」
そしてその二人とともに行くと決めたナミだが、その関係が普通じゃないことを察していた。
聞こうと思っても普通とは言えない行為に、近づくココヤシ村の島民たちの心配、そして命を預けたルフィが勝てるかの不安もあって聞けるタイミングが無かった。
「誰にも強いてるわけじゃないぞ。おれとヤりたいやつとやってるだけだ」
「発言がゲスすぎるわよ」
「否定はしない。けど、ヤッてるときのマキノの顔、見たんだろ」
「っ」
たしかにそうだ。もしもマキノに無理やりしてるというのならルフィを軽蔑していた。しかし、マキノの顔は明らかに悦んでいた。ナミの中でマキノは「憧れの女性」とも言える存在になっていた。
泥棒をしていた自分へ向ける慈愛も、それを咎める厳しさも、受け入れてくれる包容力もナミにとって心地よいものだった。
そのマキノがルフィの体の上で見せる「雌の顔」が頭から離れなかった。
憧れの女性と同じものを感じたい、そう考えるのはおかしいことではない。
「まあ、航海士を入れての次の目的は船の購入だ。それまで狭い船内で迷惑かけるかもしれないけど望まない相手とやる気はないからな」
「…よく言うわ、私を犯そうとしてたくせに」
「あれは正当防衛だ」
服を砂にされて乱暴されると思ったナミに対してルフィはケロッと言った。
おそらく自分がついていこうとする男はこういうやつなのだろうと理解して、ナミは諦めたように大きなため息を付いた。
「…アーロンの一味になる時、村を1億で買うのともう一つ条件をつけた」
「?」
「私は女。男の集団に囲まれることになって性行為を強要されるかもしれない。だけど私は拒絶する、なんなら無理にされたら死んでやるってね」
それはただの口約束だった。しかし、それでも女性としての恋や行為に興味がないわけではなかった。だが、アーロンに身一つで置かれることになる以上、それを守っているという「状況」だけでも欲しかった。
「って言っても、アイツらは『下等種族の女に興味はない』『ガキの体を犯したところで満足するわけねぇだろ』って鼻で笑っていたけどね」
「言いそうだな」
人間にされるだけで絶望するような集団だ。性処理でも使うことを嫌っていてもおかしくはない。
「だからね…その、泥棒をしていたときも、純潔だけはなんとしても守っていた。だけど今後も守れるとは限らない」
「…ああ、それで?言っておくけどおれからヤることはないからな」
言わんとすることが分かってもはっきりと口にしないとやらない。そういう答えにナミは羞恥心で顔を赤くしていた。だが、意を決したように下を脱いだ。
「お願い、船長。私を犯して!」
月明かりの照らされたミカン畑。その光を浴びているのは全裸の美少女。
その場面だけ見れば著名な画家の絵画のようにも見えるだろう。
「あっ❤あぁ❤」
しかし、その一見神秘的な場面でも行われてるのは下劣な男女の営みだった。
少女の文字通り命より大事なミカン畑で、裸にされ、後ろからルフィに貫かれながらナミは歓喜の声を上げていた。
「は、激しすぎ……❤もっとゆっくりぃ……いぃっ❤」
「おいおい、『犯して』くれって言ったのはお前だろ。それなら俺のペースでやって文句を言われる筋合いはないはずだ」
「そりぇひゃッ❤!!」
初めての性行為に頭と体がついてこれてないナミ。ルフィはそんなナミを気遣うこともせず自分のペースのまま腰を打ち付けていた。
もうすでに限界を越しており、大事なミカンの木に体を預けるようにして股からは体液をとめどなく巻き散らしていた。
「はぁ…仕方ないな」
「あっ❤はぁ❤はぁ❤お、おわりゅ❤?」
ため息交じりに呆れたようなルフィの言葉にこの苦痛よりも辛い快楽の時間が終わりを告げたのかと思った。
しかし、ルフィは右手をナミの腰に当てると「【ペースト】」と言った。
「ふぇッ❤!?にゃにぃこれぇ❤からだあつぃ❤❤」
「フーシャ村の発情期の家畜の情報をペーストした。ほら、これでどう、だ!」
「おほぉ❤❤❤」
疲弊しても身体のそこからセックスを求める体。それは動物の雌が雄を受け入れるための体であり、ルフィの体に合わせて作り替えられた体だ。
そのため、ルフィの新たな一突きでそれまで以上の快感と幸福感が襲い掛かった。
しかし、先ほどまであった限界や痛みなどは無くなり、あるのは性の悦びのみ。
そして、動物的本能でわかる。ここから先は普通の生活では感じることができないほど、気持ちいいものだと。
「あへぇぇ❤しゅごいぃぃぃ❤」
「うわ、すげえ顔。これが雌の顔か」
女性としては完全に終わっている雌の表情。ウタやマキノでも見てきたがナミは今までの虚勢の反動からか、より一層の醜態を晒していた。
夜のミカン畑に響く一人の少女の淫乱な声と肉を打つ音。
「(ナミ、すごい声を…)」
その声を物陰から聞いて、こっそりと覗いていた人物が一人いた。
似てない顔つきと違う色の髪を持つナミの義姉――ノジコだった。
彼女は宴を終えて家に戻ったはずのナミがいないことに気づいた。虐げられることがなくなり、そして文字通り旅立ちを迎える義妹と話をしたいと思うのは自然なことだろう。
そのために探しに行こうと家を出たのだが、ミカン畑から聞こえた獣のような声に害獣でも出たのかと様子を見に来たのだ。
だがその声が探していたナミの嬌声で、大事な思い出のミカン畑で体を重ねているとは思いもしなかったのだ。
それもこれから乗る予定の船の船長であるルフィと。
最初は無理やりなのではと思った。もしそれならたとえ恩人でも、と思っていたがむしろナミから誘っていることが分かった。
本当なら妹の逢引きを盗み見するわけにはいかないのだが、そのナミの声と交わる音で、ノジコの身体の中に何かが入った。
「あっ…ふぅ❤んっ❤」
ほんのわずかに離れた妹の雌の声と生々しい水音を聞きながら自分の胸と股を触るノジコ。
村の中ではサバサバした性格で、妹のことがあっても村の人気者でもある彼女。
「あほっ❤!おおきぃ!ルフィのおちんぽおおきい!!」
「はぁ❤はぁ❤はぁ❤」
しかし、ノジコに男性経験はなかった。誰かと恋仲になるのはどこか、自分を犠牲にしてるナミに対しての罪悪感があったからだ。
誰かとの幸せを手にしたら、それはナミへの裏切りになるのではないかと心のどこかで思っていた。
「いいっ❤❤!だして❤❤!!なかにだしてぇ❤❤」
「あ、あぁぁ❤!」
だが、そのナミはルフィによって女の、雌としての幸せを、快楽を味わっていた。
それにノジコは姉としての嬉しさもあるが、どこか寂しさも感じていた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
自分の指で達したノジコ。一方のナミは次のラウンドを開始してかまた喘ぎ声をあげていた。
その光景を見て、ノジコは下腹部に熱を感じた。
ルフィに犯される妹。そんな妹の姿を見て自分も女としての欲情してしまったことに恥ずかしさを覚えた。
それと同時にこの場にいることが辛くなり、その場を離れた。
村の宴は数日にも及んだ。
ルフィとマキノは「ナミにも準備があるから」と数日の滞在を予定しており、その間は夜毎に宴が催されていた。
昼間は航海の準備と復興の手伝い、夜は宴と言うサイクルを繰り返していた。
「あおッ❤ほぉ❤ふぅ❤」
そして宴の後、毎晩ルフィはナミを犯していた。
場所もミカン畑だけでなく家や森、時には彼女にとって辛い記憶のあるアーロンパークなど。
どこでも関係なくルフィはナミを犯した。
今ではナミはルフィに従順になり、ただ気持ちよくなるためだけにセックスをする雌になっていた。
「んっ、あっ、また…❤」
そしてノジコはその行為を毎回覗き見していた。妹の姿をおかずに自慰をすることに嫌悪感もあった。
しかし、あの晩の二人の行為が頭から離れずにいるのだ。
「(なんでこんなことを……私って、こんなにも変態だったの…?)」
ナミのあられもない姿を見ながら自分の性癖に疑問を抱くノジコ。
しかし、聞こえるナミの嬌声に無意識に手が伸びて、自慰を続ける。
そんな日が続いた。
「えっ、明後日?」
ここ数日の習慣となった宴の片付け。その最中にナミから明後日の朝に出港すると言われたのだ。
「プリンプリン准将が東の海で偉大なる航路にも耐えれる船がないか探してくれて、シロップ村ってところの資産家が型落ちだけど持て余してる船があるから買取に行かないかって」
「そう、なの」
いつか出港するのは理解していた。むしろナミの旅立ちの準備待ちだったから長く滞在していたのかもしれない。
だが、いざとなると少しだけ寂しくなる。子供の頃はアーロンの支配が終わったらまた一緒に、という希望もあった。
だが大人になるにつれて現実を理解したことで、それも失ってしまった。
ここは義姉として、笑顔で見送るべきなのだろう。
「じゃあ、皆にも伝えて…宴、一層豪勢にしないとね」
「もう、騒ぎ過ぎよ。…けど、ありがとう。それで、今夜の宴が終わった後にちょっと話したいな。場所は…ベルメールさんの墓の前、いい?」
断る理由なんてない。ここ数日は出航の準備や宴の中心と言うことで落ち着いて話すこともできなかった。
それにゆっくりと話ができる機会はもうないのかもしれない。
ナミもそれを考えて場所を養母の墓の前に指定してきたのだろう。
ナミが明後日に旅立つという話はすぐに広まった。
たった一人で村を背負っていた娘の門出に村人たちは代わる代わる声をかけ、またその身を預かるルフィにも「死ぬ気で守れ!」「ナミちゃんを頼んだ」と改めて念押した。
中には「綺麗なツレがいるのにナミに手を出すなよ!」と警告する村人もいる。
それを聞いて、ノジコは毎晩の二人の性交を思い出す。そうだ、これから二人は船上で夜と同じように体を重ねるのだと。
そう思うと自分の股が濡れて、体の奥底で何かを求める感覚があった。
「いく…❤いく…いく…❤❤…いくっ❤」
そして気付けば、物陰に隠れて自分を慰めていた。
「…サイッテーだ、私」
そして終われば嫌悪感に苛まれる。そんな一日を過ごしていた。
クリスマス、年末年始だからと言って何かしらの特別話を作るにしても時間もネタもなかったため、通常運転です。
この作品のメインはR18なので戦闘描写については今作のように一瞬で終わらせる予定です。
あと文字数もできる限り6000~10000前後で整えたいので、一度全部作って霧のいいところで分けるスタイルなので今回のようにぶつ切りのようになることも今後あると思うのでご了承ください。
さて、まずはナミですが、海上からココヤシ村まではおそらく数日の航海かじゃないかなと。
その間に海の上でマキノを使うルフィの姿をナミは目撃しますがルフィはナミに手を出してませんでした。
理由としてはルフィ自身タグを使ってナミの体の自由を奪うなり発情させて犯すなり手段はありましたが、それをしたところでナミが「自分の意志」で言い出さない限りハーレムに加わらないと考えていたからです。
現にもしも無理やりしていたらルフィに対して心が離れていましたが、一度も手を出さなかったためある意味での信頼を勝ち取って同行する意思が芽生え、マキノとの行為から自分もと言う流れになりました。
そして、ノジコの自慰。
ナミの立場から本人もあまり村にいい顔できないから彼女も彼女で孤独だったんじゃないかなぁと思ってます。
そのため、恋愛もしてなければ性行為も未経験です。
また、ナミに対しての後ろめたさもあるだろうし、その感情で本人もついやってしまってます。
次回はお察ししてる方もいますが、ノジコを落としにかかります。
あとは、船についてはプリンプリン准将からの勧めでカヤのところに買い取りに行く形にしました。
…原作だと特に何も考えずにカヤのところに行ってたけど、無償でもらうつもりだったのかな??