※この作品はR-18です。

海賊王に、俺は、ならない!   作:銀猫

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今回はシロップ村の断章みたいな感じの話です。
あまりR18要素は少ないですが、ご容赦ください。


07.暗殺計画(マキノ カヤ)

 

「あっ、あのっ…私、その…」

 

「今更、隠れてみる必要もないだろ」

 

 

朝、日課の自家発電をするつもりだったが、いつもの場所にはルフィと、マキノと名乗った美女。

 

最初、ルフィがいることに驚くが「ナミたちから聞いた」と言われて逃げることもできない。

 

 

「俺たちのセックスが見たいなら見てもいいぞ」

 

 

まるで今から料理を作るから見ていけと言う軽さで許可をするルフィ。

だがカヤも、昨日の光景を思い出してか、見たいと言う気持ちが強くなった。

 

 

「まあ、こっち勝手にやってるからな。見たかったら好きにしろ」

 

 

そう言うとルフィはズボンを脱ぎ始めた。

既に勃起しているペニス。それを見るだけで、カヤは自分の股間が疼くのを感じた。

 

 

「(あれが……男の人の……)」

 

 

医学書でイラストでなら知識として知っている、初めて見た異性の男性器。

大きく弓形に反り、脈打つ血管が浮き出た太い肉棒。

 

 

「(あんなのが、女の中に……入るんだ……)」

 

 

想像しただけでも興奮してくる。今まで自慰で使っていた指とは比べ物にならない大きさに思わず唾を飲み込む。

 

 

「(い、いけない……これはただの見学…ルフィさんのご好意だから)」

 

 

もう頭の中から「見ない」と言う選択肢が消えてるのにカヤは気づいてない。

するとマキノは近くの木に手をついて、ロングスカートを捲った。

 

 

「(こっちも…綺麗…)」

 

 

シミひとつない綺麗な下半身。

前戯を済ませていたのか、はたまた何もせずにこれからの行為を想像してか、マキノの陰部は既に濡れそぼっていた。

 

 

「んっ……あぁ……」

 

 

艶やかな声を出しながらマキノは自ら腰を振って挿入の準備を整える。

そして後ろを振り向いて、期待に満ちた目でルフィを見つめた。

 

本当なら自分のことを棚に上げて「はしたない」と思うべきところだが、カヤはそんな考えは一切なかった。

ただ目の前で繰り広げられる淫らな行為に見惚れていたのだ。

 

 

「はあ……んっ……早くぅ……お願い……」

 

「そう焦るなって」

 

 

マキノは尻を突き出し、膣内への侵入を待ちわびていた。

ルフィも応えるように腰を進めていき、亀頭が秘裂に触れる。

 

 

「んっ…あ、あぁ!」

 

 

少しの抵抗の後、勢いよく肉茎が挿入された。

マキノも体を震わせ、軽く絶頂を迎えたようだ。

 

 

「今日は一段と締まりが良いな」

 

「だってぇ……あ、ああん!凄いっ!」

 

 

パンッと音を立てて肌がぶつかり合う。

激しいピストン運動が始まり、マキノも歓喜の声を上げる。

こころなしか、下腹部がルフィの形を押し出す様に膨れているように見えた。

 

 

「うわあ……」

 

 

激しく交わる2人を見て、カヤも無意識に右手が自分の股間に伸びていく。

左手で胸とクリトリスを刺激し、右指で膣内へ挿入していく。

 

 

「ふああっ!!ルフィ、もっとぉ!!」

 

 

マキノの声にカヤの動きが早くなる。

目の前で繰り広げる圧倒的な性の蹂躙。

 

そう、これだ。

 

自分が抱えてたストレスに見合う自傷行為。野外露出じゃ足りない解放感。

 

 

「(ああ……ダメ……イク……イッちゃう……!)」

 

「マキノ……!出るぞ!」

 

「出して!中にいっぱいちょうだい!」

 

 

一際強く打ち付けると、マキノの体が痙攣し、地面に崩れ落ちた。

同時にルフィも果て、大量の精液が中に出されるが、半分ほどが抜けてマキノの体へと降り注ぐ。

 

 

「(すごい、匂い)」

 

 

昨日より近づいてるため、鼻腔の奥にまで蔓延する雄の匂い。

まるで極上のソースみたいにマキノに纏わりつくソレに、無意識に喉が鳴った。

 

 

「ふぅ…どうだ?」

 

「ふぇっ…!えっ、あっ、とても…素敵です」

 

 

何がとは言わない。いや、言えない。言い表せない。

 

それは今のセックスという行為そのものか、吐き出された精液の量と匂いか、ハメ倒されたマキノがなのか、一度だけでは満足しない猛々しい魔羅を隠そうとしないルフィか。

 

だが、納得いく返答だったのかルフィは「そうか」と言ってズボンを履いた。

 

 

「あっ…」

 

 

なぜか収められた異性の性器に対しての寂しさを感じてしまう。

 

 

 

「まあ、またいつでも見に来い」

 

 

 

善意に近い誘いのはずだ。人によっては嫌悪される性行為を興味が湧けばと勧め、嫌なら来なくていいと言う。

 

 

 

「嫌がる相手に無理はしないからな」

 

 

 

だがカヤの中では別の様に聞こえた。

 

 

 

「あっ、あの」

 

「ん?なあ、あれってお前の執事だよな」

 

「え?…クラハドール?」

 

 

ルフィが指差す先、この時間は屋敷にいるはずのクラハドールだった。

その手には指先から刀を生やした様な奇抜な手袋をしていた。

 

 

「あの先はうちの船を泊めてる入江だよな?行商人かなにか来るのか?」

 

「いえ、そんな予定は…嫌な予感がします。ルフィさん、見に行きましょう」

 

「ああ、だけど…」

 

 

頼れる執事のただならぬ様子に後を追うことにするのだが、ルフィはどこか呆れた表情だ。

 

 

「服、着ろよ」

 

「…あ」

 

 

そう言えば、日課のために裸で来たのだ。屋敷に戻らなければ服はない。かと言ってそれならクラハドールを見失ってしまう。

 

 

「…仕方ない」

 

 

そう言って、ルフィはいまだにアヘっているマキノを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ…何してやがる、ジャンゴの野郎…なぜ船がない…!」

 

「誰かと待ち合わせか?」

 

「!? お前…それに、お嬢様?」

 

 

苛立つクラハドールにルフィと、マキノの服を着たカヤがやって来た。

ちなみに服のサイズや精液はタグタグの力で違和感がない様にしている。

 

 

「お嬢様なぜこちらに?屋敷で寝ているはずでは…」

 

「昨日、うちのクルーと女子会をしていたそうだ。今から送り届けるとこだったんだが、お前を見つけてな」

 

 

嘘は言ってない。結果的に「全裸の」女子会にはなったがカヤがなぜ屋敷を抜け出したかまでは事実ではないだけだ。

 

 

「それで、お前はなにしてるんだ?ジャンゴってやつと待ち合わせか?」

 

「…ええ、そんなところです」

 

「ふーん?妙だな、俺は昨日海軍のプリンプリン准将からその名前を聞いた」

 

 

ジャンゴを知っていると言えば、クラハドールの雰囲気が変わった。

そのナイフのように鋭い感覚を肌で感じてからカヤは無意識にルフィの服の裾を掴んでしまう。

 

 

 

「昨日、海軍がこの近海で捕らえた中にクロネコ海賊団って連中がいたそうだ。ほかの海賊の移送中ってことで護衛艦もついてて十分な戦力もあったから、幹部以下は難なく捕縛できたらしい。だが、船長が見つからないから注意してくれって伝言を聞いた」

 

 

「………」

 

「その名前がジャンゴだったな」

 

 

「クラハドール…?」

 

 

海賊団の船長との人目を気にしたような待ち合わせ。しかし、カヤの中のクラハドールとは思えない行動に困惑していた。

 

 

「そう言えば、もう一つ気になることを言ってたな。そのジャンゴは2代目船長で、初代は3年前に捕えられて処刑されたとか」

 

「えっ…?」

 

 

その年数なら最近になって気にしていた。なぜなら目の前にいる男が屋敷に勤める様になったのが3年前だからだ。

わざわざその記念に眼鏡を用意するほど備えていたはずだった。

 

 

「…何が言いたい?俺が初代だとでも?」

 

「ああ、そうだって聞こえなかったか?キャプテン・クロ」

 

 

その名前を耳にした瞬間、クラハドール――いや、クロは獰猛な目つきを向けた。

 

 

「なら仕方ない。恨みはないが…俺の計画のために死ね!」

 

「っ!?」

 

 

一瞬のうちに間合いを詰め、5本の刃で切りかかる。

常人では目で追いつくことも叶わない。

 

 

「あっ、ぶねー」

 

「なにっ…!?」

 

 

だが、クロの指先についていたはずの刃が飛んだ。

まるで岩に切り掛かったかの様な硬さと反動があり、一方ルフィの体には傷ひとつなかった。

 

 

「貴様、何をした…!」

 

「さあな。……いや、いいだろう。俺はタグタグの実を食った情報人間だ」

 

「タグ…情報…?」

 

 

自分の能力を披露するルフィにクロは怪訝そうな表情をする。すると足元に転がる石を拾い「ペースト」というとそれが小振りなナイフへと変わった。

 

 

「物体に対して情報を与えて形を変えることができる。こんな風にただの石をナイフにしたりな。ついでにこの服も元は鉄板だ、業物ならともかくそんなグローブにつけた安物の刃物なんて通さねぇぞ」

 

「…なるほど、悪魔の実か。だが意外だな、そう安々とタネを明かすとは思わなかったな」

 

 

確かに戦闘において手の内を明かすのはよほどの自信があるか力を誇示したい愚か者だ。

しかし、ルフィはそのどちらでもない。力を見せながらも警戒を解かずにまっすぐとクロを見ていた。

 

 

「ああ、その代わりってにってわけじゃねぇが2つ、教えろ」

 

「…なんだ?」

 

 

ルフィが能力を教えたのは力を見せびらかせるためではない。

一種の取引、クロから話を聞くためだった。

 

 

「お前、3年間カヤのところで執事をしてたんだろう?…最初から、こうするつもりでカヤに近づいたのか」

 

「…愚問だな。世間知らずの小娘なんて甘い言葉をかければ簡単に騙される。現に今このときまで俺を疑うことさえしなかった」

 

「…クラハ…ドール…っ…」

 

 

カヤの中で信頼していた執事の一人の心の内を聞いて、カヤは自分の心が崩れていく感覚に陥った。

しかし、誰かを恨んだことがないカヤはその怒りをどうしたらいいのかわからない。両親を失った悲しみにも劣らない悲しさに涙が溢れる。

 

 

「…もう一つ質問だ。お前のその刃…血が付いてるな」

 

 

言われてクロも気づいたのだろう、右手の刃に付着した血を見て心の底から湧いてくる笑いが止められないように口を歪めた。

 

 

「クククっ…ああ、これか」

 

「…カヤを殺すことが目的なら障害となる人間…屋敷の誰かだ」

 

「!!?」

 

 

ルフィの言葉に、カヤは屋敷にいる誰かがすでにクロの魔の手にかかってるのを知った。

そして思い出した。クラハドールが屋敷に来てから3年の記念にカヤがお祝いをしたいからと全員に休暇を出したのだ。

 

万が一のときのために、自分が生まれる前から屋敷に仕えていたメリーを除いて。

 

 

「メリー…!?そんなっ…!!」

 

「おい、カヤ!!」

 

 

信じたくないというように、確かめに、あるいは助けに行くために屋敷の方へと走り出すカヤ。

しかし、相手はクロ以外にも潜んでいる可能性もあるし行方がわからない船長のジャンゴもいる。

 

 

「どこをみている」

 

「ッ!!」

 

 

一人になるのは危険だったが、それに気を取られているうちにクロが死角から右手を振りかぶっていた。

 

 

「死ね」

 

 

そのまま、顔に向かって振り下ろされた5本の刃。

これでルフィを仕留めれたとクロは思っていた。

 

 

 

 

 

「―――なっ…!!?」

 

 

しかし、その認識とは裏腹に先程と同じように5本の刃が折れた。ルフィの能力で服に変えた鉄板ではないところを狙ったはずなのに、なぜなのかクロは理解できなかった。

 

 

「悪いな。一つ言ってなかった」

 

「!!」

 

 

ルフィはその一瞬で右手をクロに向けて、嘲笑うかのように口角を上げた。

 

 

「タグってな、生物にも有効なんだよ」

 

「きさ――」

 

「【ペースト】!!」

 

 

クロに貼り付けられたタグ。かつてルフィが幼少期に修行をしていた頃の保護者代わりの山賊が、ある時に海賊との戦闘で負った身動きがとれないほどのダメージを切り取ったタグだ。

 

 

「ッ―――――!!!!」

 

 

瞬時に全身へ襲いかかる火傷や打撲などの激痛にクロは叫びを上げることもできずに倒れた。

一瞬で片が付いたことに、先日のアーロンとの戦闘で感じた感覚がないのにルフィは気づいていた。

 

 

「(アーロンみたいな抵抗された感じがない…アイツは東の海で最高金額の賞金首だ。それに比べてこいつは3年間潜入していたブランクが有る。やっぱり強者には効きづらいのか?…それより、カヤだな)」

 

 

考えたところで答えが出ないが、今後残る課題だと思った。

それに考えるより先に屋敷に向かったカヤを追わなくてはと判断した。

 

 

「ルフィー、なにしてんのー?」

 

 

騒ぎに目が覚めたのか船番をしていたナミが起き上がった。

横には昨日差し入れを持っていったきり帰ってこなかったノジコもいる。

 

 

「ナミ!ここにいるカヤのところの執事を縛り上げてくれ!」

 

「えっ、なんで!?」

 

 

入江にカヤの屋敷の執事がいることもそうだが、なぜそれを縛っておく必要があるのか。

だが、それをいちいち説明する時間も惜しい。

 

 

「訳は後で話す!それと森の中にマキノが全裸で倒れてるから回収しておいてくれ!」

 

「だからなんで!!?」

 

 

森の中でマキノが裸でいるという状況に理解が追いつかずルフィを引き留めようとするナミの声を背に、屋敷へと急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メリー!しっかりして、メリー!!」

 

 

屋敷に入れば奥の部屋からカヤの声が聞こえる。

他の敵の存在を警戒していたがカヤが無事ということは安全なのだろうと判断して声の方へと向かった。

 

 

「あ、ああっ!ルフィさん、メリーが!メリーが!」

 

「…出血が多いけど、息があるなら大丈夫だ。少し離れてろ」

 

 

ルフィに言われ、カヤは心配そうにメリーの横から離れた。

浅く激しい生きを繰り返すメリーに対してルフィは手を向けた。

 

 

「【デタッチ】」

 

 

メリーの体にある傷に関する『情報』を切り取った。

傷が塞がり、命の危険を脱したメリーの息遣いも穏やかになっていく。

 

 

 

「…大丈夫だ。傷は塞いだ」

 

「…良かった…本当に…」

 

 

大粒の涙を流して、その無事を喜ぶカヤ。

だが、その手は喜びとは別のことに震えているのにルフィは気づいていた。

 

 

 

 

キャプテン・クロを捕らえたと連絡を入れたら、プリンプリン准将はすぐにやってきた。

北の入江でクロを引き渡せば「君たちは新人の冒険家なのだよね?なぜここまで有名な海賊を倒せる?」とどこか疲れたような様子で言われた。

 

 

ちなみにその時「良ければ海軍に入らないかね?」と誘われたが丁重に断った。

 

 

ルフィ自身目立つことにしたくはないということと、カヤの「村の人達を不安にさせたくない」という意志を汲んでかこの出来事は公表はされなかった。

海軍としても3年前に処刑した人物が替え玉だったという事実は隠したかったのだろう。上層部の判断を伝えてくれたプリンプリン准将は不本意そうだったが。

 

 

 

 

「ルフィさん、お嬢様を守ってくださりありがとうございます」

 

 

意識を取り戻したメリーは自分の体に傷がないことで一瞬クラハドールのことは夢かとも思ったが、襲われたときの部屋の損壊とカヤの説明に少しショックを受けていた。

だが、ルフィがクロを倒して更には治療をしたことと、クロからカヤを守ったことに礼を述べた。

 

とは言え、傷を塞いだが失った血が戻ったわけでないためカヤには「今日はゆっくり休んで」と言われてベッドに押し込められてしまった。

 

 

怒涛の1日が終わり、一息つけるようになる頃には夜になっていた。

 

 




はい、というわけでVSキャプテン・クロでした。

戦闘自体はあまり重要ではないですが、大事なのは【ペーストの効き目】ですね。
アーロンは少し抵抗されましたが、クロに対しては特に影響がなく発動できてます。
今後強い相手にはある程度の抵抗がされるということになります(つまり覇気使いには抵抗されます)


あと、原作だとクロネコ海賊団の襲撃を『ウソ』にしてますが、この作品だと「アーロン達に沈められなかったプリンプリン准将が偶然クロネコ海賊団を発見・捕縛した」ということで襲撃自体起こってないです。
一応、ジャンゴだけは事前確認で先に上陸してウソップ海賊団と出会ったりクロと話したりしてますが、自分の海賊団が壊滅したときいて逃げました。

……なんかプリンプリン准将が階級あげそうだな。これ。


次回はシロップ村編最終回です。
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