ハイスクールD×D 夢幻の想像者(ファンタジー・クリエイション) 作:ナハト・リコリス
教会側の人間がこの町に来たと俺達は知ったのだが、その後で教会側の人間が行っていた場所がとんでもないため、この町に来ていた教会側の二人を家に連行することになった。
当初は警戒されたが、日本政府の人間だというと一応は信用して来てくれ、リビングで二人と話し合いとなった。
対応するのは俺・グレイフィアの2人だけで、悪魔側のメンバーもいるのであるが、今回は話に参加してもらうのは止めてもらった。
アーシアに関しては念の為に別室で待機してもらった。
「さてと、まずは自己紹介だな。日本政府直轄対人外対策室零課所属、神永一誠だ」
「同じく、グレイフィアです」
「私はゼノヴィアだ」
「私は紫藤イリナよ。それで、何で日本政府の人外対策の人間が私達を何で連行するような事をするの?」
「正確には君達が訪問していた兵藤家の元人間であり、現在は元この駒王町の管理者としていたリアス・グレモリー眷属である転生悪魔の兵藤浩二が原因だ。彼は我々組織の中でも特別監視対処存在であるため、彼に接触した可能性のあるこちら側を知る存在である君達に対してこのような処置をしたんだ」
俺がそう言うと、リアス・グレモリーに対してこの町の管理者として面会しようと思っていた事を言われ、兵藤家に訪問したのは紫藤イリナが元々はこの町でいたらしく、その際に久々に故郷とも言えるこの町に帰ってきたので、幼馴染である兵藤の家に訪問したとの話になった。
そんな話をしていると突然イリナが俺に対して指を指し、元浩二の兄である俺を思い出したのだが、俺は紫藤イリナに関しては全く覚えていなかった。
「ちょっ!!何でよ!!昔少しは一緒に遊んだのよ!!」
「今から十年近く昔の事なんて覚えているわけ無いだろ?それに、その当時の写真とかも兵藤家には有るだろうが、もう俺はあの家の子供じゃない。戸籍上も、俺個人としても、あの家の人間がどうなろうと知ったことじゃない。俺からすればそんな扱いの認識だ」
「ふ〜ん。やっぱり浩二君が昔から言った通りなのね。あんたは何時か自分達家族を不幸にする疫病神だって、よく言ってたわ」
「・・・そうか」
俺からすればそんな昔から弟である浩二に何かしろ恨まれていたのかと思ったが、零課の人間になったことで、この目の前の二人も浩二が狙っている対象なのだろうと思った。
そして紫藤イリナの話が本当なら、彼女もこれから先で何かしろで浩二達に関わりを持つ存在になるのだろうと予想をつけた。
「まぁいい。本来なら来日した理由をこの場で教えてもらいたいが、元管理者であるリアス・グレモリーに明日話をする予定だったと言うなら、我々もその話し合いの場に参加させてもらう。そうすれば後々での伝達ミスなんかも少なくてすむし、案件次第ではこちらも協力は一切惜しまないつもりだ」
「確かに、そうだな。なら我々はこれで失礼をさせてもらう」
「あぁ、それなら隣のマンションの部屋に泊まればいい。元々この家の隣のマンションは、魔王サーゼクス・ルシファーが三大勢力側と和平を結び、人外等が人間界での活動拠点として使う予定の場所だ。君達が泊まっても問題は無いだろう。君達に対して食事等は出さないが、寝泊まりするのはいいだろう。そちら側も色々と最近のこの町の事情を知らなかったようだからな。部屋代とかはとらないから、その分を食費に回せばいいだろう。キッキン等も有るから、自炊しても構わない」
俺がそう言うと隣のマンションの容貌を知っているので二人は唖然としたが、貰った金銭的にも良かったのか、二人はグレイフィアに連れられてマンションの方に移動するのであった。
そして夕食の時間になり、隠れてもらっていた悪魔側とアーシア、グレイフィアを交えての夕食となった。
「で、一誠君の予想はどうなの?」
「多分何かしろのヤバい案件だというのは分かった。おまけに二人とも【聖剣使い】だが、力量は木場、お前よりも下だ。聖なる気みたいなのを隠すのが余りにも杜撰すぎたからな」
木場は俺が彼女達が聖剣使いだと言うと一瞬だけ気配が変わったが、力量が木場より下だと知ると、皆が不思議そうにしていた。
だからこそ、彼女達がこの町に来た理由が一体何なのかと、俺達全員が不思議に思うのであった。
そして次の日の放課後、彼女達が駒王学園に現れ、俺達とリアス・グレモリー、それとソーナをいれた共同会談が行われたのだが、内容はあまりにも一方的なものであった。
彼女達が言うには、先の戦争で四散し、折れた破片を教会側が回収し、破片を元に錬金術を使って7つの特性を持つ7本の聖剣〘エクスカリバー〙を製造したらしい。
現在はその内の1つは行方不明らしいが、それ以外を2本ずつ各教会側で保管されていたらしいのだが、その内の3本もの聖剣エクスカリバーが盗まれたそうだ。
しかもその盗んだ相手は堕天使の中でも上位にはいる【コカビエル】だと判明していると言われた。
この名前には聞き覚えがあり、先の大戦でも生き残った強者であり、しかも聖書にのるほどの存在だったからだ。
そして俺達にはコカビエルと裏で繋がっている可能性も有るとし、今回の事件に関わるなと言ってきたのだ。
「悪いがそれはできないな。零課としても、コカビエルのような大物存在が関わっていると知った以上、この国の平和を守るために調査はさせてもらう。同時に状況次第では、こちらも参戦させてもらう」
「分かった。そちらには宿の件もあるから、我々もこれ以上は言うつもりはない」
これで会談は終わりと思ったら、ゼノヴィアがアーシアを見て魔女と呼んだ後、アーシアに対して殺害をしようとしたので、流石にこれ以上は止めた。
「彼女はシトリー眷属候補としてここにいる。お前達は余計な戦争の火種を持ち込む気か?」
「何であろうと魔女と呼ばれた者を斬るだけだ。我々も背信者を好むつもりはない」
流石の発言に俺はキレ、アーシアの事を何も知らない教会側の二人を相手をすることにした。
但し、二人は負けたら零課のやり方に従ってもらうとした。
事前に木場と話し合いをしており、会談を何かしろの理由で壊すようなやり方をしたら戦いに参戦してもらう予定で、木場はゼノヴィアと、俺はイリナと戦闘になったのであるが、二人は自分達が持つエクスカリバーを使って戦ったのだが、余りにも弱過ぎた。
「力押しだけで僕に勝てると思わないでくれないかな?」
「くっ!?まさかここまでとは」
「俺も同じだな。武器を変化させても、基本が剣のままなら意味も無い」
「そ、そんな・・・」
呆気なく倒された二人を連れて一度家に戻り、帰り道にグレイフィアに教会側の二人がやらかした事案を連絡し、先に家に帰ったらヤバい事態になっていた。
「よう、一誠」
「連絡のあった教会コンビは何処だ?」
「・・・何でお二人がここにいるんですか?」
目の前に零課の職員の中でも上位に入るヤバ過ぎるコンビがいたので、俺としては全身から冷や汗を流しながらマジかと思ってしまった。
この二人、タカさんとユウジさんは元刑事なのだが、刑事時代にこちら側の事案に関わった上に二人揃って神器に覚醒したらしい。
その後は零課の職員の中でも表側に関わるヤバい案件の事案にしか二人は参加しないのだが、この二人が担当する事案全てが後々の事後処理が面倒くさいと言えるほどで、別名【あぶない刑事】と呼ばれる零課の中でも異端すぎる上に、ヤバ過ぎるコンビなのだ。
俺も何度か二人と一緒に仕事をしたのだが、その度に死ぬ思いを何度もしかけたのだ。
何しろこのふたりと一緒に最近関わったのでは、短距離弾道ミサイルを使ったテロリスト(一部は神器持ちだった)と交戦し、発射された弾道ミサイルの起動変更で発射した場所に戻ってくるようにしてしまい、危うく三人揃って死にかけたのだ。
因みにこのミサイルを使おうとしたボスに関しては、このミサイルが原因で死んだが、この二人と揃っての仕事案件は俺ですら異世界での生活よりも怖いのだが、この二人に気に入られたのが運のつきと思うしかないのであった。
「いや何、ここに来た教会コンビがうちの可愛いアイドルをバカにしたと聞いてな」
「そう言うこと。まぁその審議を調べに来ただけ」
流石に教会コンビがこの二人の前で変なことを言う前に止めようと思うしかなかった。
結果的には二人からは教会コンビはアーシアに関しての事案を全く知らなかったのが判明し、二人から足ツボマットの上で数分間正座させられるというお説教レベルで終わるのであった。
「俺達もコカビエルの捜索に参加する。まぁ、俺達は手出しはしないようにするよ」
「じゃあな〜」
二人が帰った後、痛みから解放された教会コンビがアーシアから治療を受けたが、アーシアが零課内でここまで愛され系アイドルみたいになるとは思わず、アーシアを泣かしたら恐ろしいことになるなぁと思うのであった。
タカとユウジですが、あぶない刑事のあのお二人をイメージしてください。あと一誠が関わってしまった事件はあぶない刑事リターンズの話です。
活動報告にゼノヴィアとイリナをどうするか書いておりますので参考にしてください。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=294880&uid=24153