※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 夢幻の想像者(ファンタジー・クリエイション)   作:ナハト・リコリス

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今回はコカビエル・教会組・リアスと浩二の3組の扱いです


第十四・五話 向かう先

コカビエル Sids

 

あの生意気な小僧に転移をさせられたが、今自分がいる居場所が分からなかった。

 

「一体何処なのだ、ここは?」

 

空は青いのだが、何かしろの異物のような感覚があり、大地には建物等は周囲を見渡しても一切無く、ただの土の色をした場所だけで、所々に大小さまざまな穴が開いている。

 

「何なのだ、この場所は?あの小僧、私を何処に転移させたのだ?」

 

空を飛んで見ようかと思ったが、自分が感知できる範囲内で何故かこの場所では魔力等がほとんど無いと言えるほどの状態で、下手に魔力の消耗をしない為に徒歩で移動しているのだが、余りにも不気味な場所であるとしか言いようがなかった。

 

おまけに数十分程度は歩いたはずであるが、周辺の魔力等は感知できない上に、建物等は一切見つける事は出来ず、ただ単に大小さまざまな穴がある以外何も無い不毛の大地のみであった。

 

ここがどこか分からない状態で、おまけに周囲には何も無い状態で歩き続けるのにも、流石に武闘派で知られているコカビエルですら嫌気をさしていた。

 

 

だがしかし、それは突然終わった。

 

 

突然地面が揺れたかと思うと、不気味な生物が現れたからだ。

 

その姿などは自分も一切見た事の無い未知であるが、見た目に関しては醜悪と言っても過言で無い程で、ここまでの鬱憤を晴らすかのようにコカビエルはその生物達と交戦した。

 

だがしかし、コカビエルはこの生物達と戦うのでは無かったと知ったのは、戦いが始まって大分経ってからであった。

 

何しろ自分の魔力等の回復は遅い上に、敵は自身の光の槍の一撃で多数を一気に倒せているのだが、何処からともなく新たな増援が現れ、前に出すぎたことで後退すらできずにいた。

 

このままでは埒が明かないとし、自身の翼を広げて空を飛んでこの場から逃げようとしたが、それはコカビエルにとって最悪の悪手であった。

 

空を飛んで少しした瞬間、地上から無数のレーザー光線が発射され、疲れもあったコカビエルはその攻撃で翼を破壊され、地面に激突してしまった。

 

ズタボロになったコカビエルであったが、その場から逃げようとしたのだが、その時には自分の周りにはあの醜悪な生物が一気に襲われるのであった。

 

三大勢力との戦争を望んだコカビエルは、別世界に飛ばされ、何の救いの無い世界に存在する生物達によって蹂躙され、生きながら無数の肉片と血溜まりに変えられるのであった。

 

そしてコカビエルの死体があった場所は、数日後にはその世界に生きる人間達とこの生物との戦闘によって新たな穴の一つとなり、そこに何かあったのかを知る存在は誰もいないのだった。

 

 

 

 

教会 Sids

 

「君は破門だ」

 

日本から帰って来てすぐさま上司にそう言われ、私は持っていた聖剣エクスカリバーを取り上げられ、そのまま外に放り出された。

 

そしてその後は地獄だった。

ただ自分の家に帰るという数分の間に、私は元仲間達から襲撃を受ける羽目になった。

 

何とか対処しているが、逆に目の前にいる元仲間達から私は大罪人だから処罰すると言われ、私は笑うしかなかった。

 

だって目の前の元仲間達は、これまで神を信じてきていた自分の姿だからだ。

 

神様のいないこんな世界で、私が例え神の死という本当の真実を目の前の元仲間達に言った所で彼等は私のような背信者となった人間の言葉など全く信じる気も無いだろう。

 

 

あの事件からまだ二・三日しか経たず、神の死による不在に、自分が好きであった男の本性を知らされた私の心はもはやズタボロであった。

 

死にたくないという思いで何とかしているが、何故自分が死にたくないと思っているのかすら分からない。

 

前の自分なら神の断罪を受け入れていただろうに、今は受け入れられずにいた。

何故かは分からないが、生きたいと思う気持ちが強く、何とかしながら生き延びていた。

 

 

だがしかし、それは突然終わった。

 

 

彼等よりも上の教会の人間がこの場に現れ、私の断罪は無くなってしまったらしい。

 

元仲間の彼等は背信者となった私を倒せないことに苛立ちを募らせていたが、この命令が大天使ミカエル様からだと言われると、驚きながらも渋々私への攻撃は無くなったが、怪我を癒やしてくれるような事は無かった。

 

 

その後私はゼノヴィアと久しぶりに再会し、大天使ミカエル様と謁見となり、私達二人は日本の対人外対策室である零課に出向派遣される事となった。

しかもその任期期間に関しては無期限とされた。

 

「何故そのようなことに?それに何故私達を派遣することに?」

 

「彼等の方から先のエクスカリバー事件は我々天界側がバルパーやコカビエルと裏で手を組んでいたのではと、向こうからの報告書に記載されていたからです。おまけにこの話はあなた達二人にも話してるそうですね?」

 

「えぇ。とは言っても、それは向こうが我々からの話を聞いた上で予測した可能性の事案みたいな話でしたが?」

 

「その可能性とした話を世界中にぶちまけると我々は脅されたのです。何しろ今の世界はネットやSMSでそのような憶測すら一瞬にして世界中に広まりますからね。これをしないための条件として、あなた達の出向による我々天界や教会と零課との窓口を造ることだったのです。今回の事件を理由に、向こうもこちら側の情報を得たいようなので」

 

流石に言われた話には納得できたが、こんな事態になるとは思わなかったが、それでもこの場所に帰って来る事はもう無いのだと知らされた、何故かそこまで悲観するような事は無かった。

 

そして私達は日本に再度舞い戻ることになった。

ただし、今度は永久に向こうでいられるように話などは済ませての事案になるが、私達にとっては良かったのかも知れないと思うのであった。

 

 

 

一誠 Sids

 

 

コカビエルの事件が終わって数日が経った。

今回来ていた教会側の二人は向こうに帰ったら確実に殺されるだろうと思ったので、俺が二人にもした予想事案を記載した報告書を提出し、それで二人の助命になるようにしておいた。

 

脅し文句も記載した扱いなので、天界側も流石に残されたら面倒な事案になるのは避けたいだろうから、あの報告書を見たら二人の殺害は止めるだろう。

 

まぁもし遅かったら仕方ないが、それでも天界側に対しての布石にはなれるだろう。

 

 

そしてリアスと浩二の二人であるが、今回に関してはお咎め的な事案は無いが、今後は何があっても事件に首を突っ込まないように厳重注意の事案となった。

 

 

流石にタカさんやユージさんに対しての怪我の方面もあってこっちからしたら余りにも弱過ぎる事案なのだが、理由を言われたら仕方無いと諦めるしかなかった。

 

何しろ今回の事件を起こした首謀者が聖書にも名前が記載されている堕天使コカビエルで、おまけにバルパーとの協力があったとはいえ、この駒王町を吹き飛ばすような術式まで使われていた事もあり、今回はある種の特例としてここまでの寛大なご処置となったらしい。

 

おまけに二人に関しても、本来なら滅びの魔力の力でヤバい事態になるかも知れないのが、対象であったケルベロスで威力が少し弱くなり、軸線上に二人がいて、後は二人の力であれだけのダメージになっていたと言う事実なのもあり、腹立たしいが抑えるしかなかった。

 

 

だがしかし、そのおかげなのかあぶ刑事の二人は慰謝料をたっぷりと貰った上に、悪魔側が景色の良い上にサービスも凄く良い病院への入院を楽しんでいるらしい。

 

 

逆にリアスと浩二の二人は監視の目が強くなった上に、今回の事案でリアスは実家からの支援が完全に打ち切られ、完全に兵藤家で生活する事になったが、実はリアスの卒業と同時に二人は全てが終わるように話がついてしまった。

 

 

まぁその際には俺がリアスを担当することになったのだが、それも仕方ないと諦めるのであった。

 

 

同時にこれから先で何も事件が起きなければいいなぁと思うのであるが、そうはならないのであった。




コカビエルが転移させられた場所ですが、マブラヴのオルタネイティヴの世界です。

つまりBATA達にグチャグチャにされて死んだ扱いです。

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