※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 夢幻の想像者(ファンタジー・クリエイション)   作:ナハト・リコリス

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今回は一誠が原作と同じ赤龍帝になる回になります。

同時に元赤龍帝の弟とリアスの二人に対しての地獄の始まりでもあります


第十九話 新たなる赤龍帝の誕生

俺が本気である禁手を使って浩二とリアスの二人を相手にして戦っていたのだが、余りにも二人が弱過ぎた。

 

「その程度か?弱過ぎて話にならないな」

 

二人は俺の言葉に怒って更に攻撃をしてくるが、どちらにしろ相手ではない。

 

リアスは【滅びの魔力】を持っているが、俺はあらゆる魔法や水等を切り裂くことができる姿にどちらかの剣を変化させれば対処可能で、もう片方で浩二を攻撃すればいいだけだからだ。

 

オマケに浩二が禁手の赤龍帝の鎧を纏った上に、初手でリアス自身が耐えられる最大倍加を使い、リアスは倍化して砲撃とも言えるリアスの攻撃がきたが、そんなものすら今の俺の状態にはダメージ等は一切なく、ただ単に倍加させるのにかかった時間と魔力を消耗するだけで終わる羽目になったのだ。

 

自身の神器による禁手で発生する魔力消耗があるが、それを抜きにしても相手にならないといえた。

 

だがしかし、禁手を使ったのは【二人を完全に終わらせる】のに必要だったからだ。

天界の長・堕天使の長・魔王様達のいる場所でのテロリストに加担行為で確実に二人は消されるが、その前に俺自身がしておきたい事もあったからなのだ。

 

「な、何でだよ!!何でお前なんかに!!!」

 

「・・・やはりか。終わらせるか、全てを(ボソッ)」

 

同時にとある確信を持てたのもあり、俺は二振りの剣を最強の姿とも言える【10番目の姿】に変え、TMCを浩二に、DBをリアスに対して使ってダメージを与えた。

 

俺の攻撃で吹き飛ばされ、浩二は壁にぶつかって赤龍帝の鎧が解除され、リアスは元仲間とも言える者達の場所にまで吹き飛ばされた。

同時にリアスは元仲間達の手によって拘束された。

 

そして俺は禁手を解除し、魔王様達のいる方向に歩いて行った。

 

「リアス・グレモリーですが、すみませんがこちらで預かります」

 

「・・・リアスをどうする気だい?」

 

魔王ルシファーではなく、リアス・グレモリーの兄として聞いていると判断し、俺は正直に話すことにした。

 

「・・・リアス・グレモリーは生かします。但し、色々と処置等をして、俺達のような存在とは別の、表よりの裏舞台の世界で、その道の存在として生きてもらいます。それ以外は言いません」

 

「・・・そうか。君の思っている処分でリアスを裁いてくれたまえ」

 

俺の言う内容を理解してくれたのか、魔王ルシファーは了承してくれた。

同時に俺の中でやろうとしていた事が成功したのを確認し、俺は浩二の方に目を向けた。

 

内容的にはリアスはまだマシだろうが、浩二に関しては完全に別だからだ。

俺は気絶した浩二にある細工をし、浩二を蹴りで起こした。

 

 

 

蹴り起こされた浩二は動こうとしたが、身体を雁字搦めにされている事に気づいた。

 

「俺の神器で創り出した特性の拘束具だ。今のお前は何処にでもいる普通の高校生位で、それを外すことはできねぇよ」

 

俺がそう言うと罵詈雑言を並べ、更に浩二はこの状況を打破する為に力を使ったらしいが、周りから恐ろしい程の殺気が出され、その場で失禁し、同時に能力を解除した。

 

「な、何で(震え)(T_T)」

 

「それがただの拘束具な訳ないだろ?そいつはお前の持つ【認識を操る】能力で、【自分への好意】とかに変える部分を【自分への嫌悪】になるようにしたんだよ。良かったな、ここにいる面々に殺されなくて」

 

俺がそう言うとビックリした顔になると同時に、何故自分がその手の能力を保持しているのかを知っているのかという風な感じになっていた。

 

俺は浩二がその手の能力保持者であることは突き止めていた事と、高校卒業後に殺処分扱いだったのを語った。

 

「さ、殺処分って、な、何でだよ!!」

 

「お前が余りにもやり過ぎだからだろ?その能力を使って気に入らない存在に対しての自殺やいじめ等の隠蔽。そして、元兄であった俺に対しての謂れのない誹謗中傷に名誉毀損。元両親までも使っての育児放棄並びに虐待。これだけ状況証拠や周りからの被害報告、序にこっちが色々として揃えた貴様の悪行三昧の証拠等の数々を考えたら普通だろ?」

 

流石の言葉に何も言えない様子だが、俺は殺しはしないと宣言した。

だがそれは、こいつが元弟だからといった家族としてではないからだ。

 

「お前がはぐれ悪魔認定されたからだ。序にお前はこれまでと違って何もできない奴に成り下がったんだ。そんな奴に対して時間をかけるのは面倒だからだな」

 

俺はそう言うと、左手に赤龍帝の篭手を展開した。

それを見た浩二が【返せ〜!】とわめいたが、そんなものすらないからだ。

 

「馬鹿かお前?本来なら神器は所有者の魂と繋がっている。お前が待っていたはずの赤龍帝の篭手が抜き取られた時点で悪魔であるお前は灰になるはずなのに、何で生きてると思ってる?」

 

そう言うと浩二はその事実を思い出したのか、何故というふうに困惑していた。

周りも同じように驚いていたが、これに関しては理由がある。

 

「この理由は簡単で、俺がお前達に使った剣の力だ。あの剣には【破邪】と【破魔】の力が宿している。あとは赤龍帝であるドライグ本人の意思もあって、お前から完全に分離させたのさ。俺と契約したドライグ本人からも、お前は歴代最強だと思わされていたらしいが、そういったのが全て解消されたドライグ曰く、お前は歴代の中でも最悪のクズで、使い手として認めていた事態が自分にとって最大の恥だと言われたよ」

 

そう、俺の使う禁手のあの二振りの剣には【破邪】と【破魔】の力が宿してあり、同時に赤龍帝の篭手の意志でもあるドラゴンのドライグが協力してくれたことで、浩二から神滅具ともされる程の神器を俺に移植させることができたのだ。

 

だがしかし、これはドライグやアルビオンのような二天龍とも呼ばれる上位の龍で、しかも本人達の意思が有る状態だからこそできた裏技的な移植法であり、本来なら神器対象者を殺してからでないと奪えないやり方なのだ。まぁ一部は俺自身の神器の禁手による特性のおかげとも言える。

 

「まぁそう言う訳で、お前はもう赤龍帝でも無い。序にお前の認識を操る能力は明日の朝日が上る時にはその拘束が消えて元に戻るが、朝日が上ると同時にお前は死ぬその日まではぐれ悪魔として生きていけ。まぁ一応だか遠くに転移させてやるよ。序にその拘束具のおかげで明日の朝までは安全に生きていられる。じゃあな」

 

俺はそう言ってランダム転移の術式を刻んだ転移石を浩二に投げ、浩二は拘束された姿で何処か遠くに捨てられる羽目になったのだ。

 

「いいのか?あんな奴を生かしておいて?それに能力も復活するなら、意味が無いだろ?」

 

「あぁ。確かに認識を操る能力は復活するぞ。だけど、今後あいつがあの能力を使っても、今と同じように【自分が嫌悪される】扱いなんだよ。それだけでなく、能力を使えばあいつは周りから【危険な犯罪者扱い】されるように、俺の神器の能力で永久にあいつの能力を改変してやったのさ。だからあいつははぐれ悪魔として処理されるか、人間達によって処罰されるだけさ」

 

序に言えばだが、浩二に関しては世間的には【死亡した】扱いになるように、悪魔側にも協力してもらっている。

例えあいつが自分の名前を名乗ろうと、家族も警察もあいつを信用したりしないだろう。

 

オマケだが、元両親にかけられていた浩二による暗示は全て消しておいた。

まぁ元両親がこれから先どうなろうと俺には関係無い。どんな理由であろうと、俺はあの二人の息子では無いし、息子に戻るつもりすらない。

 

神永一誠として生きると決めた時から、兵藤一誠に戻るつもりは無いし、これから先の未来であの二人から何かあったとしても、俺はもう二度と自分の親だと認める事はもはや無いのだから。

 

「俺が受けた苦しみの少しは味わってもらわないとな。まぁ悪かったら俺以上の地獄を見るかも知れないが自業自得だ」

 

何しろ俺は嘘は言っていない。明日の朝日が登る頃には拘束具は消えてなくなるようにしたのは事実だからだ。

 

 

ただそれがあいつが死ぬまで【自分への好意】を得る為に力を使っても、周りには【自身への嫌悪】として扱われるようにしてあるのだ。

 

しかもあの拘束具によって、あいつの使う能力のシステム上の内容全てにおいて【好意】になる部分が、全て【嫌悪】になるように変更したものなので、あいつはこれから一生保有する能力の力ではなく、自分自身の力だけで生きていかなければいけないのだ。

 

だがしかし、今のあいつは死人であり、しかもはぐれ悪魔認識された存在が、まともに生きられる訳が無い。

 

 

世間的にあいつは死者になった人間で、保険書も無ければ、身分証明書となるものすら無い。

 

更にはぐれ悪魔認識を受けた以上、あいつを助けるような奴は基本的にはテロリストのような危険思想とも言える連中しかいないが、実力が一般人レベルしかない貧弱な転生悪魔に利用する価値があるとは思わない。

 

つまり、今のあいつを助けるような存在はいないのだ。助けた所で利用する価値はほぼなく、助けて使うとしても、そのための理由は目的地に移動する為の生きた爆弾にされるか、鉄砲弾がお似合いなのだ。

 

「じゃあな、浩二。今度は少しでも良いから良き人生を歩めるように祈ってるよ」

 

俺は一応だかそう祈りながら、あいつのこれから先の人生に幸せがある事を祈るのであった。

 

 

そして同時に俺は新たなる赤龍帝として生きていくのであった。

 

 

 

浩二 Sids

 

拘束具を着けられた状態で転移させられた浩二は、何処かの山の中にいる事に気づいたが、自分をこんな目に合わせた一誠に対して恨み言を大声で叫んだ。

 

「あのやろ〜!!見てろよ〜〜!!」

 

本人はこんな扱いをされるような事はなく、自分は全く悪くないと思っており、一誠への怨みをつのらせるのであった。

 

だがしかし、本当の意味で地獄をあじわうとは思わない浩二は、朝日と同時に拘束具が消え、怒り任せに森の木々に蹴りを入れたりするも、元々主人公であった一誠よりも高い魔力を保持するように転生時に頼んでいたが、しっかりとした魔力運用は殆どした事がなく、ただ木を蹴るだけで終わった。

 

そして山から下りたのだが、手持ちの金が無く、近くに見えたコンビニに入り、認識操作の力でタダで食料等を奪えばいいと思ったが、逆に万引き犯とされて捕まりかけた。

 

その後も能力を使って金や食料を得ようとしても全て失敗し、それどころか警察に追われる羽目になった。

 

「な、何でだよ!何で俺がこんな目に〜〜!!」

 

何とか水だけを得て逃げたが、元々高校生である浩二にとって、三度の食事無しはキツく、オマケに安心する事すらできない状態は、精神的にも堪えるものであった。

 

これまで認識操作の力で色々とやってきたツケが回ってきたと言っても過言ではないが、浩二は自分は全く悪くなく、一誠やその仲間達が悪いとしか思わなかった。

 

 

そして後に一誠達にとって最悪な事態になるとは、この時は誰も思わなかったのであった。




浩二に関してはこれで一時的に退場させます。

次はリアスへの制裁?回になります
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