※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 夢幻の想像者(ファンタジー・クリエイション)   作:ナハト・リコリス

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今回は堕天使のレイナーレ達の退治に向けての準備と、アーシアの入学準備等になります


第三話 カラス駆除への準備と開始

アーシアを保護し、ソーナとアーシアとの会談が終わった次の週になり、俺達は生徒会室での昼飯と報告会をしていた。

 

ただ前回と違うのは、ここに前回参加していない木場が参加しているだけである。

 

「それで、そのアーシアちゃんって子は大丈夫なの?」

 

「大丈夫だよ。何しろ俺達零課の中で最強格のグレイフィアがアーシアの護衛についてるし、おまけに堕天使達には認識できない術式がある翻訳機を渡してる。おまけに今は家じゃなくて、零課の職場施設で寝泊りしてもらってるからな」

 

「何故そちらに?」

 

「実はアーシアの学力がここの入学試験を受けても微妙に合格するラインじゃないんだよ。とはいっても、一部の科目で少し点数が足りないのと、翻訳用のアイテム無しで喋りたいって気持ちもあるから、日本語の勉強も兼ねて向こうにいるんだ。流石に零課の施設に喧嘩を売るほどの阿呆はいないだろ?」

 

俺がそう言うと、皆が納得した。

 

何しろ戦闘面での零課の職員の強さは戦闘系に関しては、俺を基準に上下させてもいい位で、零課の職員には元から戦闘系以外の非戦闘職員がいるのもあり、非戦闘要因のいる施設には数名だが戦闘系の人員が交代で常駐している。

 

そのなかで特にグレイフィアは現魔王であるセラフォルー・レヴィアタンと女性悪魔の中で双璧をなしたと言われるほどの実力者で、ここにいる面々は過去に模擬戦をして手も足も出せずに呆気なく敗北した経験があり、その強さは折り紙付きなのだ。

 

おまけに零課の施設には色々と結界なども張られており、下手に侵入しようものなら零課の職員全員に、施設内の防衛設備まで稼働し、最上級悪魔が束になっても潰せるクラスの施設なので、裏側に対する安全という意味ではこれほど安心できる場所は無いのだ。

 

つまり堕天使サイドも、悪魔のディオドラですら攻めて来たら確実に敗北するのが確定しているので、それでも来るようなら、それはただの馬鹿でしかない。

 

「それを聞いたらよく一誠君は勝てたよね、グレイフィアさんに」

 

「俺も本当にあの時は運が良かっただけだぞ?何しろ滅茶苦茶にあの時のグレイフィアが消耗してるのが分かって、それをついただけの卑怯な戦法だぞ?現に今は模擬戦しても全部負けてるからな」

 

実際問題だが俺自身も未だにグレイフィアを相手にした場合、ベッドの上以外で勝てた試しが無い。

 

こっちも現状でできる全てを使って戦っているのだが勝てたことが無いので、これに関してはマジで泣きたいと思うほどでもある。

 

「それで堕天使側はどうなったの?」

 

「昨日監視班からの報告でボロを出した。予想通りにアーシアの神器狙いなのが完全に確認できた。すぐさま零課の決議で決まったんだが、アーシア本人の意志もあって、明日の夜に廃教会にアーシアが行き、アーシアに手を出した瞬間に俺達が強襲し、カラス共は全員駆除し、神父共は全員捕縛扱いにする予定だ。なので、木場と子猫ちゃんは捕縛参加してくれ。朱乃さんはリアスに廃教会内の事案を知られないように情報規制を頼みます。ソーナ達は何時ものようにセラフォルー様に報告してください。その後は静観を」

 

俺がそう言うと全員が頷き、その後の報酬に関しては、木場は何時ものように俺達サイドとの模擬戦で、子猫と朱乃さんは俺との一日デート券で手を打つことにした。

 

序にアーシアもこの作戦に参加させるのに零課の面々も止めたのだが、アーシアはレイナーレ達とちゃんと話したいとし、決して曲げない意志を示したことで俺達も折れたのだ。

 

 

木場としては俺や他の零課の職員との模擬戦は色々と為になるらしく、俺としても結構勉強になったりもするので、木場との模擬戦は楽しみの一つだったりする。

 

因みに木場自身も俺と同じく禁手に至れそうなのだが、あと少しだけ足りない感じだと周りからは言われており、本人も【足りない何か】を探していながら、強くなっていっている。

 

 

子猫と朱乃さんのデートに関しては、関係を結んでからはこれまで何度かしており、お互いに認識阻害のアイテムをつけてのデートなので、学園の噂にもならないようにしていたりする。

 

アーシアに関しても同じようにデートとなったが、アーシアの場合はこの事件後に学園への入学と、零課の治療員としての就職が決まっている。

 

デートに関してはグレイフィアを混じえての生活物品の買い付けも兼ねているので、アーシアも納得していたりする。

 

と言うかだが、デートの話になった際に周りの面々の圧が怖かった(汗)

 

 

 

因みに今回のと規模は違うものの、何度か管理者であるリアスが知らないだけで、ここにいる面々だけで処理した案件は多数有り、その度にリアスの評価を裏で下げているのだ。

 

まぁ兄であるサーゼクス・ルシファーも、セラフォルー経由であるが、この手の方面を知ってしまい、どうしようかと迷ってはいるみたいである。

 

こちらとしてはリアス・グレモリーの自業自得なので、どうなろうと知ったことではないのだがな。

 

 

 

序にはぐれ神父達側が捕縛なのは簡単で、法的に罰して教会側との交渉も兼ねているからだ。

 

零課は日本独自の人外対策を目的とした特殊機関なのだが、実は教会側、つまり天界側とは凄く仲が滅茶苦茶に悪いのだ。

 

 

過去にも日本で事件を起こした三大勢力による抗争事案を何度も抗議したのだが、三大勢力側は全く聞く耳を持たない上に、こちら側で保護対象とした存在を抹殺しにかかるなど、三大勢力側は日本政府としても頭の痛い存在なのだ。

 

その中でも特に教会側が酷く、自分達の神の教えこそが正しいとして、こちらからしたらテロ行為とも言える事案や、信者に対しての扱いで狂信者とも言える存在に近い存在を生み出したりと、政府としても宗教的な面も有るので、一番頭の痛い問題なのだ。

 

おまけに零課の仕事妨害もあったりし、零課としても困った案件でもあるので、はぐれ神父とはいえ、大量にいればそれだけでも向こうとの交渉材料にはなるのだ。

 

何しろこちら側でただ殺すよりも、向こうに政治的なダメージを与えられ、引き渡した存在がその後どうなろうとこっちは興味すら無いからだ。

向こうで殺されようが、放置されてまた来ても、同じようにして何度でも返してやるだけだしな。

 

「それとディオドラの件はどうでしたか?」

 

「そちらの予想通りの当たりでした。こちらで調べた限りでも、当時アーシアさんのいた地域ではあらゆる小競り合い等の報告は無かったそうです」

 

「やっぱり自作自演か。もしもディオドラのゲス野郎が来たらこっちで確実に葬りますので、皆は知らないふりをして下さい」

 

俺がそう言うと、ディオドラの事を知った面々が頷いた。木場達は当初は知らなかったらしいが、こちらからの情報開示で納得し、逆にディオドラの所業に怒っていたくらいである。

 

同時に同じ悪魔陣営である面々が勝手にディオドラに対して何かをするわけにはいかないので、俺達零課の面々で潰すことは決定しているのだ。

 

と言うかだが、アーシアの事情を知った面々が即座に協力体制をしかれたので、グレイフィアですらあまりの早さに頭を痛めたほどで、俺ですら唖然とした程である。

 

まぁそれだけアーシアの性格や雰囲気、心の良さが零課の面々を動かしたのだろうと思うと、ある意味怖いと思ったほどだ。

 

 

その後細々とした部分を話し合い、今日は終わりとなり、次の週からはアーシアは学園の生徒になる手筈となるのであった。

 

同時に堕天使達の終わりは近づくのであった。

 

 

 

堕天使 Sids

 

廃教会にいる堕天使達のリーダー格であるレイナーレは、未だにアーシアが見つからないことにイライラしている様子であった。

 

「どうなってるのよ!!アーシアは日本にもう到着してるはずなのに、何で見つからないのよ!!!」

 

レイナーレは自身をグレゴリの長であるアザゼルに認めてもらうために、アザゼルの愛を受け取りたいだけの手段として、自身を至高の堕天使になるために必要な神器の保有者であるアーシア・アルジェントを事前に一週間前にはこの町に来るようにちゃんと準備したにも関わらず、何故かはぐれ神父や同じ堕天使仲間ですらアーシアを見つけられないでいたのだ。

 

何しろアーシアの持つ神器【聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)】は回復系の神器で、しかも悪魔や堕天使であろうと回復できる品物であると聞いたからだ。

 

それほどの力なら人間が持つのはおかしく、至高の堕天使たる私のような者が持つのがふさわしい物と思ったのだが、その持ち主自体が現れないことに怒りを顕にしていた。

 

「あんた達、ほんとによく探してるの!!」

 

「本気で探してますよ(汗)おまけに本人の容姿も写真とかで教えてもらってますが、全く見つからないんですよ」

 

はぐれ神父達や同じ堕天使達もアーシアの写真をもらっており、はぐれ神父達からもレイナーレが彼女の保有する神器を抜き取る話は知っている。

 

更に死体とは言えここまで綺麗な彼女を貰ってもいいと話になっており、死体でも楽しもうという話すら存在していたのに、その相手が見つからないのでは神父達も話が違うため、色々と困っていたりしたのだ。

 

そして彼女達も、自分達の会話などが監視・盗聴されていると知らず、同時に自分達の終わりが近いことも知らずにいるのだから、まだある意味幸せな時間なのかも知れない。

 

堕天使 Sids

 

 

 

??? Sids

 

どうなってる?

 

あの馬鹿なカラスを使って、折角■■■を手に入れようとしたのに、まだ見つかってないだと?

 

はぐれ神父共に関してはフザケた真似を使用としているが、それは仕方無いと諦めた。

何しろそれだけの価値は有るのだから仕方無いが、私の物に手を出させはしない。

 

後カラス共の少し様子を見て、そして僕の理想を叶えてやる。

 

あぁ~、早く会いたいよ■■■

君との再開と、そして君が真実を知ったときにどんな顔をしてくれるのか、今から楽しみだよ

 

 

??? Sids

 

 

一誠 Sids

 

そして決行の日の朝となり、アーシアにはイヤホンを付け、そして俺が事前に創っておいたアイテムを渡しておいた。

 

「アーシア、気をつけてな」

 

「はい。行ってきますね、一誠さん」

 

そしてアーシアは廃教会に向かって行った。

一応アーシアの護衛も向かい、アーシアの様子を監視しながら、状況によっては決行時間を早めるだけだからだ。

 

そして夜になり、俺は監視しながらアーシア経由で盗聴していた零課の面々と合流し、俺達の予想通りに堕天使達はアーシアから神器を抜取ろうとする準備を始めていた。

 

地下に儀式用の祭壇を作っていたのは知らなかったが、これくらいはまだ想定範囲内でもあった。

 

因みに最強格のグレイフィアはこの場には参加しておらず、後々の事後処理方面を担当していていないのだが、これくらいなら問題はないので仕方ないと思った。

 

「全く、向こうの術式の関係とはいえこんな囮作戦は二度としたくないですね」

 

「だな。さて、お前はさっさとお姫様を助けろよ?そんで」

 

「分かってますよ。じゃ行ってきます」

 

そう言って俺は持っていたアイテムを起動させ、アーシアがいたはずの場所に転移し、俺が現れたことで堕天使のリーダー格の女が驚いていた。

 

「な!?ア、アーシアは一体何処に!!」

 

「俺と場所を入れ替えたんだよ。アーシアには事前に俺と場所を入れ替える転移アイテムを渡してたんでな。まぁそんなに遠くには行って無いぜ?一応この教会の敷地内だからな」

 

俺がそう言うと、堕天使は怒りに震えていたが、同時に上が騒がしいことに気づいた。

 

「まさか、これもお前のせいか!!」

 

「日本政府直轄対人外対策室零課、神永一誠」

 

そう言って俺は最近貰った零課の手帳を懐から出し、堕天使に掲示した。

 

元々零課の職員は手帳等の身分証は無かったのだが、警察とかと協力体制をとらなければいけない事態等になった際に必要というのと、何かカッコいいからという理由でつい最近零課の司令が決めたのだ。

 

見た目は警察手帳のような形で、真ん中に五芒星が描かれ、その中心には【BP】と描かれている。

序にこれで零課の職員と通信もできる物なのだ。

(見た目的には特捜戦隊デカレンジャーのSPライセンスのカバー模様が勇者警察ジェイデッカーのエンブレムになった感じ)

 

 

因みに俺は零課の司令とは会っていないが、グレイフィアは仕事上何度か会ってるらしいが、秘密のほうがカッコいいからと、独特の美学がある人物らしい。

 

「対人外法第一条、零課の職員は、いかなる場合でも犯人を礼状無く逮捕することができる」

 

手帳を前に出し、そう言いながらゆっくりとリーダー格の堕天使に近づいて行った。

 

「対人外法第二条、零課の職員は、相手が人外と認めた場合、自らの判断で相手を処罰することができる」

 

「死ねぇ〜!!」

 

そう言って少し飛んで光の槍を出したが、俺はそれを余裕で回避し、同時に手帳を元に戻し、この場で創り出した日本刀を持って素早く堕天使の翼に切り裂き、片翼の姿にしてやった。

 

翼を斬られた痛みと、浮かんでいた状態を維持できずに地面に落ちた堕天使が顔を上げた瞬間、その首筋に俺は日本刀を当てた。

 

「第二条補足、場合によっては抹殺することも許される。だが、お前達にはグレゴリの長であるアザゼルより処分許可は出てるから、これに関しては意味が無いがな」

 

俺がそう言うと堕天使のリーダー格は驚いた顔をし、俺の言ったことを嘘だと大声で叫び、更に攻撃をしてきたが、そんなものは俺には一発も当たらずに儀式の場所を壊すだけで、残っていた翼すら斬られた挙げ句、斬られた痛みでわめき散らす間に更に両手を切断した。

 

「うるせぇぞ、雑魚カラスが。あと、最初から楽に死ねると思うなよ」

 

「あ、あぁ……わ、私の…翼と腕が……至高の堕天使たる私の……【オマケだ】ぎゃあ〜!!」

 

あまりにも下らない事を言い出したカラスの残った両足も切断され、余りにも呆気なくダルマにされた自称至高の堕天使(笑)は、一気に顔から地面に叩きつけられた。

 

ダルマ状態にされ、切断された四肢から勢いよく血を吹き出しながら、その場で切断された痛みで泣き叫びながら、その場で動くだけであった。

 

俺はその様子を呆れながらも見つつ、リーダー格とは言えあまりの弱さに呆れつつも、アーシアを自分の欲望のためだけに殺そうとしたこいつに慈悲等は無く、わざととどめを刺す時間を長引かせ、苦しみをじっくりと与えてから殺さなければ、俺の気がすまないからだ。

 

 

そして痛みが少しは引いたのか、綺麗な女としての顔が滅茶苦茶に血や涙、土埃などで醜い状態になった顔を上げ、俺に対して呪詛のような言葉を口に出すのであった。

 

流石の俺もこの手の手合はもう慣れているし、これ以上カラスの言葉を聞く気もないために、さっさと楽にしてやるかと思った瞬間、俺が転移してきた場所から、正確にはアーシアを張り付けにしようとした十字架の後ろの壁から【大量の邪気】が吹き出し、その邪気の闇から俺としても想像しなかった【厄災】の顔が見え、俺はトドメを刺さずにこの儀式の場から撤退し、同時にこの場に来ている面々に対しての非常事態宣言を発令した。

 

「対降魔戦闘用意!更に出現個体は大型の可能性有り!!」

 

短いが、危険度が高過ぎる俺達全員に分かる通信の後、俺は急いでこの地下儀式場から抜け出し、地下の【あれ】が地上に出ようとして、天井が崩れ、更に完全に倒壊寸前の廃教会から何とか壊れた天井部から脱出するのであった。

 

 

そして何とか教会近くの森にいたアーシアや木場達、零課の面々と合流したのだが、同時に倒壊した教会の地下から這い出た最悪の敵との交戦が始まろうとしていた。

 

同時に這い出た厄災の両腕には、片方には堕天使が、もう片方には男性が捕まっていたのだが、誰か分からないので聞いてみると、アーシアが答えてくれた。

 

「あれは、ディオドラさんです」

 

「えっ・・・」

 

流石の俺も驚いたが、周りからも確認するように顔を見たら頷かれたので、余りにもいきなりの展開に、事情を全く分からない俺は唖然とするのであった。

 

そしてアーシアの護衛についていた人が簡単に事情を説明してくれた。

 

 

ディオドラは俺がアーシアと入れ替わり、教会を襲撃したと同時に現れ、アーシアを善人ぶった顔で助けに来たと行ったらしい。

 

アーシアも護衛も流石の驚いたが、話し合いの中でアーシアはディオドラの元に行かないと宣言したら、豹変して襲ってきたらしいのだが、それと同時に俺からの緊急通信と、別口で外にいたカラス共を倒した零課の職員がディオドラに攻撃をし、倒壊寸前だった教会にまで吹き飛ばしたらしい。

 

因みにはぐれ神父の大半は捕縛し、一部逃げた存在もいたらしいので追跡をしようとしたら、俺からの緊急通信で取りやめる事になったらしい。

 

「・・・どう考えてもここのカラスと裏で手を組んでたな。カラスの所業で死んだアーシア本人を狙ったわけか。目当てのものを得たら、証拠隠滅でカラスを消すか、カラス共が何をしようと無視したかのどっちかだな」

 

「だろうな。何しろアーシアちゃんが死んでも、自分の保有する悪魔の駒で転生悪魔にすればいいんだ。神器保有者のアーシアちゃんよりも、元聖女のアーシアちゃんの心と身体を狙ってたのは目に見えてるな」

 

そして俺達の目の前で厄災は姿を表し、小山のような20m級の化物【降魔】の出現に、おまけにその両手にはカラスのリーダーとディオドラがいて色々と喚いていたが、降魔にはそんなことは関係なく、その場で二人をまるでお菓子を口にするように開いた口の中に放り込み、二人を咀嚼したのであった。

 

流石のシーンに、木場・子猫・アーシアの三人は顔を青くし、アーシアに至っては気絶する寸前で、俺はアーシアを戦闘区域外に誘導するように行ったが、アーシアはこの場から離れないと言った。

 

流石の言葉に俺達も声を荒げたが、アーシアは俺達の顔を見ながら返事をした。

 

「この事件が終わったら、私は皆さんと同じ一員になるんです。だから、今ここから逃げるわけには行きません!」

 

覚悟を決めた目をしたアーシアに俺達は何も言えず、呆れながらもアーシアの参戦を了承し、降魔に向き直った。

 

降魔は堕天使とディオドラを喰ったことで、口から卵のようなものを2つも吐き出し、吐き出した2つはすぐさま姿を変え、人間と同じサイズの降魔が現れるのであった。

 

事前に木場や子猫ちゃんも降魔との戦闘を教えたので、新たに生まれた降魔の相手に二人も参加し、俺は大型降魔との戦いに向けていくことにした。

 

「なら、俺も一気に行きますか!」

 

そう言って俺は禁手を発動させ、鬼の顔が描かれた音又【変身音叉・音角】を生み出した。

そして展開した音叉を近くの木を叩いて鳴らし、鬼の顔を額にかざすと、俺の全身は紫の炎に包まれた。

 

流石の事態に木場達は驚くが、零課の面々に止められ困惑していると、俺は気合を入れて炎を振り払った。

 

その時の俺の姿は鬼のような姿で、事情を知らない木場達は唖然としていた。

 

「俺の禁手で使える特殊戦闘形態の1つだ。あれだけ巨大な降魔を相手にするのにはこいつが一番なんでな。人間大ならこいつを使わなかったがな」

 

そう言った後、俺は巨大降魔との戦いにゆくのであった。




一番最初の禁手の姿は、仮面ライダー響鬼です。

何故響鬼かと言うと、サクラ大戦シリーズの降魔は怨念の塊なので、清めの音を使う響鬼との戦いにしてみました。

序に個人的に響鬼が好きなライダーでも有りますので
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