※この作品はR-18です。

魂の座 三部 暁の姉妹   作:伊駒辰葉

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エロシーンがあります!
このエピソードで七章は終了です。
あ! TS警報発令します!


紫の双子のような 1

 不意に優一郎の身体が淡い闇色に包まれる。それを見て取った立城はなるほど、と呟いた。誓約の管理者は使用される力の色に染まるらしい。立城は優一郎をじっと見つめながら宝珠に突き入れた指を素早く出し入れした。時折、指を根元まで埋めて宝珠の中を捏ねる。そうしているうちに優一郎の身体はゆっくりと組み変わっていった。平たかった胸に二つの膨らみが現れる。短かった髪が伸び、シーツに広がる。そして身体が全体的に細くなり、その分、着ていた服がぶかぶかになる。

 

「こんなものかな」

 

 そう呟いて立城はそっと手を引き上げた。元々、優しかった優一郎の顔の作りが今はすっかり女性のものになっている。その頬はうっすらと赤く染まり、感じている情欲の深さを示している。服越しに判るほどに優一郎の乳首は勃っている。欲情しきった優一郎の身体をしばし眺め、立城は静かにベッドの縁に腰掛けた。

 

「んっ、たつきさん……あれ?」

 

 ふと、優一郎が目を開けて呟く。立城はそんな優一郎に微笑みを向けた。優一郎が戸惑ったような顔をして自分の身体を触る。

 

「気に入って貰えたかな?」

 

 そう言って立城は手を伸ばした。ベッドに手をついて身体を傾け、優一郎の顔を覗き込む。

 

「この部屋、姿見ありましたよね?」

「鏡? ああ、それなら」

 

 立城はにっこりと笑って指を鳴らした。その瞬間、天井のベッドの真上の部分が全て鏡になる。ほら、と笑って立城は天井を仰いだ。そこには目を丸くした優一郎の姿が映っている。

 

「予想に反してかなり美形ですね。こうすれば」

 

 そう言って優一郎が目を閉じる。軽く優一郎の髪が浮かんだかと思うと、それは根元から一気に紫色に染まり変わった。立城はそんな優一郎を見て苦笑した。開いた優一郎の目は紫色に変化している。

 

「やっぱり、母上の息子ですね」

 

 優一郎がにっこりと笑う。そうだね、と返事して立城は肩を竦めた。

 

「意外と冷静だね。もう少し動揺するかと思ったよ」

 

 困ったように笑って立城は言った。優一郎は確かめるように何度も自分の身体に触れている。その手が胸の膨らみに触れる。その瞬間、優一郎は微かに呻いて目を細めた。

 

「ん、女性の性感ってこんなふうなんだ。なんだか好きになれそうにないかも」

「へえ。そう? けっこういいと思うけど」

 

 眉を少し寄せて呟いた優一郎に立城は笑い混じりに返した。そうかなあ、と呟いた優一郎が両手で強く乳房を握る。すると持ち上げられた乳房の先にある乳首がはっきりとシャツに浮き出た。

 

「欲情してますね。さっきまで男性体だったときも興奮してたから当然なのか」

 

 自分の胸元を覗き込んで優一郎が呟く。立城はゆらりと手を伸ばし、シャツに浮き出た優一郎の乳首を指先で撫でた。軽く指の間に挟んで柔らかく捏ねる。

 

「気持ち良くない? 頭の中がぼんやりして、溶けそうな感じ、しない?」

 

 そう言いながら立城は指先だけで乳首を愛撫し続けた。軽く身震いした優一郎の頬がより赤くなる。

 

「いえ、これが快感なのかと言われたらなるほどと思うんですけど」

「ふうん」

 

 くすくすと笑って立城は一度、立ち上がり振り返ってベッドに片膝を乗せた。今度は両手で優一郎の乳首をつまむ。シャツ越しに乳首を捏ねながら立城はさりげなく身を屈めた。

 

「ぐっ、駄目かも……。立城さん、濡れてるうちに僕を抱きます?」

 

 柔らかな乳房に半ば埋め込むようにして乳首を捏ねると、優一郎がそう言って目を閉じた。立城はにっこりと笑ってベッドに上がった。スーツのジャケットを取りながら優一郎に声をかける。

 

「じゃあありがたくそうさせてもらうよ。僕も昂奮してきたし」

 

 ジャケットを床に放り、ネクタイを片手で緩めながら立城は余った手を優一郎の股間に伸ばした。服越しに軽く優一郎の陰部を撫でる。すると優一郎はびくん、と身体を跳ねさせて息を飲んだ。

 

「あっ、うわ、気持ちいいんでしょうね。……これ」

 

 困惑したような声で優一郎が呟く。立城は苦笑しながらゆっくりと優一郎の股間を撫でた。優一郎は自分の感じている快楽に納得出来ないらしい。

 

「頭で考えて感じるものじゃないしね。ほら」

 

 そう言って立城は指を強く押し付けて優一郎の陰部を刺激した。確かめるように指の腹で執拗にその部分を捏ねる。立城は服越しに優一郎のクリトリスを捉えていた。

 

「くあっ……だめ……かも。気持ちいいんでしょうけど、精神的に萎えてくるから……」

「何故?」

 

 不思議に思って立城は手を止めた。優一郎が乱れた息を整えるためにか深呼吸をする。

 

「男の時もそうなんですけど。ヒューマノイドではなく、生身の人間相手にフェラチオさせても気持ちいいのに逆に萎えちゃうんです」

「へえ。そうなんだ」

 

 感嘆の声を漏らして立城は優一郎の股間から手を離した。出来れば気持ち良くなって欲しいとは思うが、不快感を覚えているならそれはちょっと無理なのかも知れない。立城は顎に手を当ててしばし思案した。




優一郎に適性があるかないかは別(棒
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