※この作品はR-18です。

魂の座 三部 暁の姉妹   作:伊駒辰葉

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エロシーンありです!
TS警報です!


紫の双子のような 2

「困ったな。僕は是非、君と性交渉したいんだけれど」

 

 真剣に考え込みながら立城は呟いた。

 

「立城さんの力の回復が第一ですからね。何とか協力します」

 

 そう言って優一郎が目を閉じる。どうにかしてその気になろうとしているのだろう。優一郎が様々なことを脳裏に思い浮かべている。流れてきた思惟を見取った立城はため息をついて額に手を当てた。要するに優一郎はヒューマノイドにしか欲情しない性癖なのだ。そのことをついうっかり失念していた。立城は眉を寄せて軽く呻いた。

 

「あの、鋭意努力中申し訳ないのだけれど」

 

 出来るだけ優一郎の思惟を邪魔しないように、とは思ったがさすがに立城はそう声をかけて手を上げた。

 

「いえ! あの! 僕は凪さんは水輝さんの下に引き取ってもらうべきだと考えています。せめて、妄想するくらいは!」

 

 焦りながら優一郎が目を開ける。立城は苦笑して優一郎の頭を撫でた。触られるとは思わなかったのか、優一郎が首を竦める。

 

「君が凪さんを欲しているということはよく判ったから。……ええとね。僕に提案があるんだけど」

 

 そう言いながら立城は軽く首を傾げた。大人しく立城に頭を撫でられていた優一郎が不思議そうな顔をする。

 

「提案、とは?」

 

 しかし欲望とは際限のないものだな。そんな優一郎の声が直接頭の中に響く。立城は苦笑しながら肩を竦めた。

 

「君はヒューマノイドが好きなんだよね? それは機械の身体だからなのかな?」

「正直、わからないんです。なぜ、機械人形でなければだめなのか。例えば、肉の身体を持つ人形相手だったら、普通の人間を相手にするよりはマシでしょうけど、機械人形に比べれば、欲望を感じる度合いは著しく少なくなると思います」

 

 考えるようにひと言ずつゆっくりと優一郎が告げる。なるほど、と立城は頷いた。立城は優一郎の長い髪を静かに指にすくい取り、唇を寄せた。長い紫色の髪に口づける。

 

「機械の人形ならいいのかな?」

 

 目を伏せて優一郎の髪に口づけながら立城は告げた。

 

「完全な人形ではだめだと思います。人形でありながら、感情を持っていないと。停止した状態で抱くのは好きなんですが」

 

 そう言いながら優一郎が額を押さえる。どうやら混乱してきたらしい。立城はくすくすと笑って片目を開けた。戸惑ったような優一郎の表情が見える。立城は腰を上げ、膝立ちになると優一郎の手を取った。

 

「ちょっとね。かなり無茶をしているから長時間の維持は出来ないと思うけど」

 

 笑い混じりに言って立城は優一郎の手を自分の股間に導いた。優一郎は眉を寄せてはいるが、抵抗はしない。その手を立城は丸みを帯びた自分の股間にあてがわせた。

 

 陰嚢も膣もない、腿の間に優一郎の手のひらが触れる。立城は微かに身震いして優一郎を見つめた。そそり立ったペニスだけがぴくりと震える。

 

「これは?」

 

 戸惑いの表情のまま、優一郎が訊ねる。立城は小さく笑って優一郎の手を持ち上げ、今度は胸に引き寄せた。シャツ越しに優一郎の手が触れると、その部分が温かくなる。立城は自分の胸を優一郎の手に撫でさせながら笑った。

 

「ちょっと無茶し過ぎたかな。今ので射精しちゃった」

 

 困ったな、と笑いながら立城は身震いした。感じる快楽がいちいち深すぎるのは、女の性を強引に器に閉じ込めているからだ。立城は優一郎の手を握ったまま、軽く上体を倒して唇を噛みしめた。細い優一郎の指先が立城の胸の小さな乳首を軽く撫でて過ぎる。

 

「あの、母上……。僕はヒューマノイドフェチである以前に、ストレートですから」

「そうか……。それは、失敗だった、かな」

 

 息を途切れさせつつ立城は力なく笑った。立城は優一郎の手を離して深く息を吐いた。

 

「折角、機械の身体を作ってみたんだけど、ちょっと上手くなかったね」

 

 落胆した顔をして立城は身体を起こした。肩に入っていた力をため息を吐いて抜く。

 

「母上……。とにかく、処女を食えばいいんですから」

 

 そう言って身を起こした優一郎は腕を伸ばして立城の身体を引き倒した。驚きに目を見張る立城のベルトを優一郎が外す。

 

「いや、あの、出来るだけ不快感がないようにと」

 

 焦りながら立城は告げた。

 

「母上のためです。かなり痛いでしょうけど我慢しますよ」

「いや! あの! ちょっとま」

 

 中途で立城は声をなくして息を飲んだ。服越しに優一郎の手が股間を掠めたのだ。立城は力ない声を漏らして身体をよじった。思いついた時はいい方法だと思えたが、実際に機械の身体になってみると快感が強すぎる。

 

「や、やっぱり他の方法を考えてみるから!」

 

 これでは優一郎を抱くというより、されるがままになっているという方が近い。立城は慌てて言いながら優一郎を押し退けようとした。

 

「だめです。急がないと」

 

 きっぱりと言って優一郎が立城に圧し掛かる。優一郎を押し退けようとしていた立城の腕から自然と手が抜ける。立城はしばしぼんやりと天井を見上げてからはっと我に返った。いつの間にか優一郎は自分の下履きを取り、下着を脱ぎ捨てている。それを見た立城は慌てて身体を起こそうとした。




適性がない状態でやるとこーなりますw
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