「キスしてもいい?」
優一郎はそれには答えなかった。目を潤ませた立城に自分から唇を合わせる。立城はうっとりと目を閉じて口づけに応じた。濡れた陰唇をなぞっていた優一郎の指が膣口に潜り込む。立城は唇を開きながら小さく呻いた。
「凄い圧力のようなものを感じます。これが龍神……」
「あ、あんまり……弄らないで……激しくされる、と……声が」
出ちゃうから。そう言って立城は優一郎の肩に顔を伏せた。触れられるたびに身体が熱くなっているのが判る。立城は優一郎の肩に額を押し付けて懸命に声を殺した。
「この区画の外に漏れることはありませんから気になさる必要はありませんよ。斎姫には聞こえてしまうかもしれませんけどね。彼女の新しい聴覚センサーは感度高いですから」
するりと滑った優一郎の指がクリトリスをなでる。その瞬間、立城は全身に力をこめて瞼を強く閉じた。微かな呻きが漏れる。触られているだけでこれなのだ。ペニスを挿入されればきっと激しい快楽に襲われる。そうなったらとても声を抑えることは出来ない。
「い、つきさんに、聞こえたら」
「どう思うかな? 楽しみですね」
立城の言葉を途中で遮って優一郎が笑う。立城は慌てて顔を上げた。その瞬間、身体が宙に浮く。身構える間もなく、立城の膣口に優一郎のペニスが潜り込んだ。
「いた……あふぁっ! んっ、くぁんっ! あああん!」
僅かな痛みの後に強い快感がこみ上げてくる。一気に障壁を突き破ったペニスが膣内に深く挿入される。立城は激しい声を上げて背を仰け反らせた。優一郎が立城の腰を抱いた両腕を上下に揺する。
「もしかして、痛いのも気持ちいいんですか?」
くすくすと笑いながら優一郎が嬲るように立城の膣壁に亀頭を擦りつける。開いたばかりの膣口に強すぎる刺激を受けながら、立城は震える声を紡いだ。
「そ……んな、こと、ない」
立城の陰唇から漏れた鮮血は雫となって浮かび上がり、宙を漂って試験管の中に一滴ずつ落ちる。その様子を横目に眺めてから優一郎が小さく笑う。
「試してみましょうか」
そう告げて優一郎は背を伸ばした。立城の耳朶に優一郎が歯を立てる。その瞬間、立城はびくりと腰を震わせた。二人の腰が密着して奥深いところにペニスが届く。
「くはあっ! んっ、んふっ!」
自分から胸を優一郎に押し付けて立城は何度も腰をひくつかせた。蕩けそうなほどの快楽に囚われる。
「やっぱり感じてるじゃないですか」
意地悪く笑う優一郎を立城は潤んだ目で睨んだ。だが立城が反論する前に再び優一郎が腕を揺すり始める。立城は膣壁を勢いよく擦る感覚に震えながら必死で声を殺した。
不意に優一郎が片腕を離す。傾いた立城の膣の奥を亀頭が突く。それまでと違う場所を攻められた立城は我慢出来ずに声を上げた。
「んっ、あっ、あんぅ! ああん!」
片足を上げた格好で立城はされるがままに快楽に喘いだ。抽迭する優一郎の息も次第に上がってくる。触れた部分から無遠慮に注ぎ込まれる優一郎の力すら、立城の快感になった。立城も抑えることが出来ず、無意識に優一郎に力を注ぎ込んだ。やがて立城の身体を淡い紫の光が包む。
快楽に囚われた立城は夢中で優一郎にすがりついた。突き入れられる度に膣から愛液と血が漏れる。
「ついでだし、愛液も採取しとくかな」
のんびりと言って優一郎が白衣からもう一本試験管を取り出す。血が一滴ずつ採集される試験管に空の試験管が並ぶ。だがその様子すら立城の目には入っていなかった。
「お、ねがい……っ。もっと、奥に」
乱れた息の合間に立城は夢中で優一郎にねだった。
「では、寝室に行きましょうね」
にっこりと笑って優一郎が唐突にペニスを膣から抜く。立城は急に喪失感に襲われて嫌がって首を振った。だがそんな立城を優一郎が軽々と抱え上げる。空中に静止していた二本の試験管は優一郎の動きに合わせてゆっくりと宙を漂い始めた。
「もっと……してくれる?」
激しい焦燥感に苦しみながら立城は小声で呟いた。
「もちろんです。自分の限界を見定めようと思ってたところですし」
頷いた優一郎の顔にはにこやかな笑みが浮かんでいる。立城はほっと息をついて優一郎の胸に頭を預けた。
寝室のベッドに横たえられた立城は言われるままに開いた腿を自分の手で持ち上げた。露になった陰部を優一郎が覗きこむ。
「本当に綺麗ですね。まるで花のようだ」
そう言いながら優一郎が陰唇にそっと触れる。立城は熱い息をついて優一郎を見つめた。
「早く、ちょうだい」
掠れた声で立城はねだった。欲望の強さに羞恥も何もかもが吹き飛ぶ。立城は潤んだ陰部に指を這わせ、濡れた陰唇を左右に開いてみせた。優一郎がそんな立城を見つめて苦笑する。優一郎は屈めていた身を起こすと手早く白衣を取った。着ていた服を脱いだ優一郎がベッドに上る。
「ぐちゃぐちゃに突いてあげますよ」
屹立したペニスを右手に支え、優一郎が薄い嗤いを浮かべる。その表情を見止めた立城はそっと目を閉じた。瞼の裏側に蘇った姿を見つめてみる。だが不思議と以前のような感情は芽生えてこない。
膨れた亀頭が膣口を行過ぎる。立城は背を反らして高い声を上げた。覆い被さる優一郎の背に腕を回し、夢中で唇を合わせる。優一郎は立城の腰を両手にしっかりと押さえ、強い抽迭を何度も繰り返した。言われた通り、膣奥を乱暴とも言える勢いで優一郎の亀頭が激しく突く。
瞼の裏側に映っていた真也の姿が遠く、霞む。皮肉な笑みを浮かべた真也が立城に背を向ける。立城は次々に襲い掛かってくる激しい快感に喘ぎながら、胸の中でさよなら、と呟いた。
一際強い快感が全身を駆け抜ける。一気に絶頂に達した立城の身体が大きくひくつく。途切れ途切れに声を漏らす立城の膣壁が絶頂の訪れと共に脈動する。
エロエロになってる理由はあるのですが……。
追々出てくると思います。