水輝の手がするりと莢花の背中に回る。そっと抱きしめられて莢花は顔を上げた。今度は水輝が莢花の唇を塞ぐ。莢花はうっとりと目を閉じて身体の力を抜いた。脱力した莢花の身体を水輝がしっかりと抱き、唇を開く。されるがままに莢花は口を少し開けた。温かい水輝の舌が口の中に滑り込んでくる。
「お兄ちゃん、ここ、びちゃびちゃなの、わかる?」
口づけの合間に莢花はそう囁いた。水輝が小さく笑って莢花の股間を指でそっとなぞる。
「本当だ」
そう囁き返して水輝は淫水に濡れた指先を舐めた。それからまた莢花の唇に唇を合わせる。その場にゆっくりと莢花を押し倒し、水輝は苦笑した。
「どうなっても知らないぞ。ずっと我慢してたんだからな、おれは」
そう言って水輝が莢花の耳元に音を立てて口づける。莢花はその感触に震えながらぼんやりと天井を見上げた。その言葉は多分、今の水輝の本心だ。が、恐らく本当は向けられるべき相手は違うのだろう。それでも莢花はひと言も文句を口にしなかった。
「やさしく、してね……」
照れながら言った莢花を水輝が間近から見つめる。
「う。で、出来るだけ努力はする」
困ったように眉を寄せて水輝が言う。そんな水輝を見て莢花はくすくすと笑った。つられたように水輝が小さく笑う。
莢花の首筋に、胸元に優しく何度も口づけをした水輝が顔を上げる。触るぞ、と呟いた水輝が莢花の胸にそっと手を乗せる。その瞬間、莢花はぴくりと震えて首を反らした。
「んっ、いいっ! おにいちゃんっ!」
「そっか。かなり敏感なんだな、莢花は」
優しい笑みを浮かべて答えながら水輝が指先で莢花の乳首に触れる。
「ほら。もう凄くかたくなってる」
そう囁いて水輝が莢花の乳首を口に含む。途端に莢花の背筋にぞくりとしたものが伝った。言いようのない快感が後から後からこみ上げてくる。
「あんっ! お兄ちゃんの、えっちっ! ああんっ!」
甘い声を上げながら莢花は身をくねらせた。どっちがだよ、と苦笑して水輝が左右の乳首を交互に吸う。しばし乳首を口の中で弄んでから、水輝は手を莢花の股間に滑らせた。
指先がそっとクリトリスに触れる。莢花はびくん、と震えて背を反らした。強い快感がこみ上げ、触られている部分が熱くなる。
「んっ、お兄ちゃん、そこ、あついの……」
「ほほー」
にやにやと人の悪い笑いを浮かべて水輝が頭を下げる。腿を押し上げられた莢花は驚きに目を見張った。水輝が両手で莢花の腿を裏側から押さえる。
「あっ、やんっ! ああっ!」
莢花は高い声を上げた。水輝が舌先でクリトリスを舐めたのだ。莢花の反応に気をよくしたのか、水輝が何度もクリトリスを舌先でつつく。その度に莢花は甘い声を上げた。蕩けそうな感覚がこみ上げてくる。
「……おにいちゃんっ! もう、がまんできないっ!」
切ない声で莢花は言った。水輝が顔を上げて莢花に笑みかける。
「駄目。莢花はおれのを舐めまくったんだろ? もうちょっと我慢して」
そう言ってまた水輝が莢花の股間に頭を伏せる。今度は水輝は大胆に莢花のクリトリスを舌全体で舐めた。音を立ててクリトリスを舌で嬲り、唇で吸う。快感に翻弄される莢花の陰唇からは淫水が溢れて漏れ伝っていた。
やがて水輝が舌でゆっくりと莢花の陰唇を舐める。莢花は焦る心を懸命に抑えていた。
「あっ! んっ! ああん!」
「可愛い声だな。もっと声出していいぞ、莢花」
呟くように言って水輝が舌を陰唇の間に入れる。膣口に温かな舌を差し込まれた莢花は高い声を上げて仰け反った。しばし莢花を舌で弄ってから水輝が顔を上げる。莢花は全身で息をしながら水輝をうっとりと見つめた。
「莢花っていったことある?」
そう訊ねながら水輝が今度は指を莢花の股間に運ぶ。水輝は微かに笑みを浮かべて指を一本だけ莢花の膣口に差し込んだ。ゆっくりと中指を抜き差ししながら親指でクリトリスを捏ねる。
「あんっ! いくって、どこに? ああっ!」
言われている意味が判らず、莢花は喘ぎ混じりに問い返した。すると水輝がにやりと嗤う。その直後、水輝の指の動きが急に激しくなった。膣壁を指先で強く擦りながら抽迭のスピードを上げる。そうしつつ、親指でクリトリスを強く捏ねる。水輝の指の動きは的確に莢花の情欲を煽っていった。
よく判ってない莢花w