でもって一章ラストです。
エロで始まってエロで終わってしまった……w
「ここ嘗めてもいいですよね?」
そう言いながら優一郎がペニスを抜いてしまう。ぬめる音を立ててペニスが抜けた瞬間、立城はびくりと震えた。優一郎が身を屈めて股間に顔を近づける。
「木龍神だから花なのかな? 水輝さんが女性体をとった時のここも詳しく見たかったなあ」
呟くように告げて優一郎が立城の陰部に息を吹きかける。立城はうっとりとした目で熱い息をつき、震える声で紡いだ。
「僕は……基本的に、は、ラベンダーの……花を」
モチーフにして身体を構成しているから。そう告げて立城は息を潜めてベッドについた腕に力をこめた。熱い舌先がくすぐるようにクリトリスに触れている。温い呼気と優一郎の舌の動きに立城はまた欲情していった。際限などないのではないかと思えるほどの強い欲求がこみあげる。
「なるほど。機体が龍神の宿体として、親和性が高い理由が良くわかってきました」
ふむ、と頷いて優一郎が改めて舌を伸ばす。陰唇の間を舌で舐められた立城は小さな悲鳴を上げて身を竦めた。漏れた愛液が肌を伝い落ちる。優一郎は立城の腿を両手に抱え、昂奮にひらいた膣口に舌を差し込んだ。ペニスとは異なる柔らかく蠢く舌に執拗に愛撫され、立城は掠れた声を漏らした。クリトリスは赤く勃起しきっている。優一郎が指先でクリトリスを弄りながら舌で立城の膣口を舐める。立城は二箇所の性感帯を攻められてあっけなく達してしまった。
「宿体によって龍神の能力って変化するみたいですね。こちらの身体のほうが、三割ほど力の総量が勝っています」
納得顔で優一郎が頭を上げる。肩で息をしながら立城はぼんやりとした視線を優一郎に向けた。
「多輝である程度のデータは収集できていたんですけど。彼女の場合は、どこまでが枷による制限なのか判断つかない時もありますからね」
そう言いながら優一郎が立城の手を取る。引かれるままに身体を起こし、立城は呼吸を整えるために深呼吸をした。
「多輝は……僕にも、力の限界がどこなのか、よく判らなくて」
力なく呟いて立城は何気なく視線を動かした。優一郎の股間ではペニスが硬く屹立している。それを目に留めた立城は思わず生唾を飲んだ。乾ききった唇を舐めて目を上げる。
「もしかして、銜えたいとか?」
くすくすと笑って優一郎が首を傾げる。立城は慌てて視線を逸らした。だがすでに手遅れだったらしい。優一郎は楽しそうに笑い続けている。
「銜えてもらってもいいですけど、ひとつ約束していただけますか?」
母上にとっても悪いことでは無いと思います。そう続けた優一郎を立城はうろたえながら見つめた。勃起しきったペニスを目に留めただけで、下腹部にはどうしようもない疼きが生まれている。だが立城はそれを押し隠して何、と訊ねた。
「次に、我慢しきれなくなった時に、少年体でここを訪れていただけますか? 僕はお相手できませんが、満足していただけるように準備を整えておきます」
次に我慢できなくなった時。立城は欲求を堪えて懸命に考えを巡らせようとした。だがどうしても優一郎の考えていることがよく判らない。それに欲求が強すぎて冷静に考えることすら出来ない。立城は答えに窮して視線を泳がせた。
優一郎と交わす約束なのだ。人とのそれとは訳が違う。
「あの……」
困惑の果てに立城はおずおずと切り出した。
「そうだ、このままここに逗留します? 母上にはリハビリが不可欠だと思います。ぜひそうすべきです。母上、よろしいですよね?」
「え、ええと……あの?」
にっこりと笑って流れるように語った優一郎を立城は戸惑いの目で見つめた。それからちらりと視線を下げる。立城は勃起しきった優一郎のペニスを見つめて口許に指を当てた。舐めたい。咥えたい。その欲求が我慢できなくなる。
「一人だと不安でしょう? 僕はあなたの息子です。こんな時くらい、息子を頼りにしてください」
優しい言葉に立城は警戒を解いた。うん、と頷く。それから立城は恐々と目を上げた。
「あの、でも……」
しばし迷ってから立城は覚悟を決めて頷いた。
「僕、男性だと童貞だけどいいの?」
早口で告げる。恥ずかしさに俯いて立城はシーツを握りしめた。
「最初は意識の無い人形を相手にしてもらいます。とりあえず、水輝さんと対峙できるだけの自信を取り戻すまでは、ここに居てください」
優しい声で言って優一郎が手を伸ばす。ふわりとした感触を覚えて立城は焦って顔を上げた。優一郎が微笑みを浮かべて立城の頭を撫でている。立城は真っ赤になってまた俯いた。
「さあ、どうぞ」
にっこりと笑って優一郎が立城の手をペニスに導く。立城はごくん、と唾を飲んで膝で優一郎に擦り寄った。長い髪を背中に追い払い、股間に顔を沈める。濡れた先端に軽く口づけ、立城は舌先で静かに亀頭を舐めた。唇を窄めて鈴口を吸う。ペニスに残っていた精液を吸い出して立城は舌で唇を舐めた。
「母上、上手ですね? 父上の仕込みですか?」
「うん」
立城は素直に頷いて細くした舌でなぞりながら唇で形を確かめるようにして亀頭を口に含んだ。頭をじわじわと下げながら、唇で作った輪でペニスをゆっくりと扱いていく。そうしながら立城は唾液の満ちた口の中で舌を踊らせた。広く伸ばした舌をペニスの裏側にあてがい、吸い込みながら頭を下げていく。
「父上の遺志を歪めないでください。僕という息子がいることを忘れないでください。僕は全てをかけてあなたを護った父を尊敬しています。もちろん、育ての父も尊敬していますけど」
うっとりとした目をしながら立城は夢中でフェラチオを続けた。ペニスの根元までを口の中に導いてから、唇を少し開けて空気を唾液に混ぜ込みながら頭をあげる。亀頭の先端までを扱いてから再びゆっくりと頭を下げる。そうしながら立城は胸の中で呟いた。
僕も真也に出会えたことをとても幸せに思うよ。真也もそう思ってくれていたと自惚れてもいいのかな。
もしそうならそれを誇りに生きていくことが出来る。
熱くいきり立ったペニスを熱心に愛撫する。立城には見えなかったが、優一郎が心の声に応えて微笑んだ気が、した。
次から二章なのですが。
一章は半分が水輝、半分が立城のターンのみでした。