※この作品はR-18です。

男娼と花騎士   作:イッチー団長

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今回はブリオニアちゃんのお話
クール系のキャラが乱れるのっていいですよね……


ブリオニアと情欲の湯

 カポンと、水の滴る音が耳に心地好い。

 ブリオニアは長い黒髪をタオルでまとめ、温泉に浸かっていた。火照ったうなじが艶かしい赤みを帯びている。

 うんと背伸びをする。今のところ、他に客はいないようだ。温泉や風景を独り占めするのは、普段騎士団で多忙なブリオニアにとっては、贅沢な時間だった。

 そこに、

「んっ♡ んぅっ♡」

 声が聞こえてきた。女性の声のようだ。岩の影を覗いてみると、そこには……

(ヘチマさん……!)

 この温泉の女将であるヘチマが、金髪の少年と性行為をしていた。岩に手を当てて、尻を突き出したヘチマに、少年がパンパンと腰を打ち付けている。

 

「あんっ♡ 気持ちいいよぉ♡」

 だらしなくよだれを垂らし、甘い声を上げるヘチマ。それを見ていると、ブリオニアの頬も赤くなっていく。

(何でこんな所でセックスしてるの……!)

 

 

 

────

「ヘチマさん!」

 温泉から上がるや否や、ブリオニアはすぐさまヘチマの元へ向かった。

「ひゃっ! どうしたの、ブリオニアちゃん。珍しく大声出して……」

「どうもこうも……さっきのは何!?」

「あぁ、デリへルだよ、デリへル」

 特に隠す様子もなく、ヘチマは言った。恥ずかしがっているのはブリオニアだけだった。

 

「ブリオニアちゃんにも紹介しようか? 溜まってるんでしょ?」

「た、溜まってない!」

「またまたぁ。男娼はいいよぉ。可愛い男の子なのに、チンポはすっごく大きくて、テクニックも大人顔負けなの♡」

「うぅ……」

 温泉で情事に及んでいたヘチマと少年の姿を思い浮かべてしまう。大きなペニス、熱い肉体のぶつかり合い、そして蕩けるようなヘチマの顔を……。

「……」

 いつの間にか、ブリオニアの股は濡れていた。

 

 

 

────

「どうも、ブリオニアさん。俺は翠(みどり)今日は宜しく」

「よろしく……」

 ゆったりとした浴衣からはだけた、白い肩を少年に抱かれる。

 ヘチマがデリへルとして呼んだのは、金色の短い髪が美しい、色白の美少年だった。背はブリオニアよりも少し低く、身体の線は細い。源氏名の通り、緑色の瞳が特徴的だ。

 

「ブリオニアさんの黒髪、凄く綺麗だね」

「あ、ありがとう……」

 少年に頭を撫でられると、ブリオニアの股はシーツを濡らしていく。

 桃色のライトが二人を照らし、情欲を更に誘う。

 

 

 

『ブリオニアちゃんには特別な部屋を貸してあげる。その名も……情欲の間!』

『名前が直球過ぎる……』

『いつもはお盛んなカップルに貸し出してる部屋なの。宿泊が終わる頃には、二人とも脱け殻みたいになって帰ってくよ』

『何それ怖い』

 

 

 

 この情欲の間、確かに空気感が違う。お香を焚いているようで、その匂いを嗅ぐと頭がくらくらしてくる。内股をもじもじ擦り合わせ、男根を挿入されたい衝動に駆られてしまう。

(これ……ちゃんと合法なヤツなのかな……)

 

「ん……んっ♡」

 二人はどちらともなく唇を寄せた。まだキスだけだというのに、身体は火照り、浴衣がはだけていく。互いの体温がねっとりと共有される。

(何か……変な気分……)

 

 翠は唇を離すと、ブリオニアの身体に舌を這わせていく。

「綺麗だよ、ブリオニアさん」

「んぅ……♡」

 火照った身体がビクンと震える。くぐもった声が漏れる。

(この子、上手い……)

 

 舌は胸から腹に下りていき、そしてブリオニアの最も大切な部分へ……

「ひゃぅっ♡」

「可愛い声が出たね」

「も、もう……変な所舐めないで……」

「変じゃないよ。凄く可愛い」

 

 部屋のお香のせいか、あるいは翠のテクニックのせいか。ブリオニアは自然と脚を広げ、桃色の秘肉を翠に見せるように広げた。翠もペニスを固くそそり立たせていく。

 

「くっ……んっ♡」

 大きな亀頭がブリオニアの割れ目に入り込み、秘肉を押し広げていく。それが奥に向かうごとに、ブリオニアはくねくねと身体をくねらせる。

(すご……おっきい♡)

 頭の中が真っ白になる。いつもは思慮深いブリオニアが、何も考えられなくなり、顔を綻ばせてよだれを垂らしている。

「凄くだらしない顔になってるよ」

 そう言って、翠はブリオニアのよだれを舐める。ブリオニアは自然と彼の身体を抱き締めた。

 

「ふぁぁ♡ す、凄い……♡」

 ペニスが最奥まで埋もれた。圧迫感と異物感があるが、それ以上に快楽が勝っている。

「狭いけどすんなり入ったね。ビショビショだったからかな?」

「も、もう……♡」

 翠の言う通り、シーツはブリオニアの愛液で濡れている。

 恥ずかしがるブリオニアをよそに、翠は一旦腰を引き、一気に最奥を突いた。

 

「んおっ♡ おっ、あぁ♡」

 パチュ、パチュと淫らな音が鳴り響く。肉体と肉体がぶつかり合う音だ。それと共に、結合部からは愛液が飛び散っていく。

「ブリオニアさんの腟内、気持ちいいよ」

「わ、私も……翠君のチンポ気持ちいいっ♡」

 

 ブリオニアは自然と脚を翠の身体に絡めてしまう。同時に、舌と舌も絡まり合う。下半身は激しくぶつかり合うが、上半身は優しく絡み合っている。

「わ、私、もう……♡」

 ブリオニアの背が弓なりに反り、甘い嬌声が上がる。

 全身がビクンと跳ね、結合部からはプシャッと液体が飛び散った。

 

「ふぁ……あぁ……♡」

 蕩けた顔で結合部を見つめるブリオニア。身体は未だにビクンビクンと痙攣している。自慰のそれとは比べ物にならない程、甘い快楽を味わっていた。

 

「どうだった?」

 ブリオニアの黒髪を撫でながら、翠は爽やかな笑顔で聞いてきた。あれだけ激しく交わっていたのに、ほとんど汗をかいていない。体液まみれのブリオニアとは対照的だった。

「き、気持ち良かった♡」

「悦んでくれて俺も嬉しいよ」

 そして優しくキスをする。激しい交わりから一転、恋人のような甘い至福の時間が過ぎていく。

 

 

 

────

「ふぅ……凄かった……」

 その後再び交わり合い、ブリオニアは3度絶頂し、翠は2度射精した。ドロドロと熱く濃い精液が、今も子宮に残っている。

 体液まみれの身体を洗うため、ブリオニアは情欲の間にある個室の温泉に浸かっていた。

(何か……普通の温泉より熱いような……別に温度が高いわけじゃないのに……)

 ブリオニアが違和感を覚えた、丁度その頃、

「ブリオニアさん、お背中流します」

「っ!?」

 

 翠が戸を開けて入ってきた。タオル一つ身に纏っておらず、ガチガチに勃起したペニスが露出している。何度も致したというのに、凄まじい絶倫っぷりだ。

「み、翠君! べ、別にいいから……」

「まぁそう言わずにさ♪」

 

 翠はブリオニアの隣に腰掛けた。ちゃぽんと水音が反響すると同時に、二人は唇を合わせる。

「ん……ぷはっ♡ も、もう……強引なんだから……」

「ブリオニアさん可愛いからね。サービスだよ」

「それ、お客さん全員に言ってるんでしょ? 全く、商売上手なんだかんっ♡」

 話を遮るように、翠は再びブリオニアの唇を奪った。同時に、指が股の間に入り、くちゅくちゅと音を立て始める。

 

「んっ、あっ、あんっ♡」

(おかしい……さっきより感じてる……♡)

「ここの湯って特別製らしいよ。媚薬が入ってるんだって」

(ヘチマさんっっっ!!!)

 

 二人は湯の中で繋がった。そして湯から出て、繋がったまま身体を洗い始める。

「こ、これじゃあ洗ってるんだか汚してるんだか分からない……」

「まぁいいじゃん。そういうお店もあるし」

 ボディソープをヌルヌルとブリオニアの尻や背に塗りたくる翠。ブリオニアの身体は思わずピクンピクンと反応してしまう。

 

「う……んぅ……♡」

 自然と腰が動き、膣がペニスをギュウギュウ締め付けていく。

「ブリオニアさん、凄く気持ちよさそうだね」

(も、もう……どうにでもなれ……)

 ブリオニアの中で何かがプッツンと切れた。同時に腰の動きが激しくなっていく。ぱちゅんぱちゅんと肉のぶつかる音が温泉内に反響していく。

 

「あっ、気持ちいいよぉ♡ もっとして、もっとぉ♡」

 自分からキスをおねだりし、手足を抱きつかせる。それに応えるように、翠もピストンを強めていく。

「はぅ♡ 凄いぃ……凄いよぉ♡」

「俺のチンポ、そんなに好き?」

「好き好きぃ♡ チンポ大好きなのぉ♡」

 騎士団きっての軍師が少年のペニスを飲み込み、激しく乱れている。関係者がこの光景を見たら腰を抜かすのではないか。

 普段聡明そうなその顔から、だらしなくよだれが垂れている。的確な指示を伝える落ち着いた声色が、今は甘い嬌声に変わっている。

「しゅごい……しゅごいのぉ♡」

 切ない喘ぎ声が、温泉中に響き渡るのだった。

 

 

 

────

「んっ、んっ……♡」

 温泉で何度も交わったが、ブリオニアも翠もまだまだ物足りない様子だった。

 脱衣所で、バスタオルで身体を拭きながら、後背位で繋がる。床にポタポタと水滴が滴っていく。

 

 まだ髪も湿らせたまま、二人は布団に潜り込んだ。火照った身体にシーツの感触がこそばゆい。

「はっ、んっ、ちゅっ♡ じゅぷっ♡」

 どちらともなくキスをし、どちらともなく腰を打ち付ける。

 まるで発情期に入った獣のようだ。

 

 結局、二人の営みは一晩中続いたのだった。

 

 

 

────

「さて、ブリオニアちゃん達どうなったかな~」

 旅館の廊下を小気味良いリズムで歩いているのは、この旅館の女将、ヘチマである。

(ブリオニアちゃん、男娼とするのは初めてみたいだったし、満足出来たかな……?)

 期待と不安を抱え、情欲の間へ向かおうとした、その時である。

 

「ヘチマ……さん……」

 廊下の向こうから、黒い人影が見えた。はだけた浴衣に、透き通るような白い肌、長くボサボサの黒髪。どんよりとした負のオーラを背にしている。

「あ……あわわ……」

 ヘチマは悟った。あれは人ならざる者だと。逃げなければ……捕まったら最後、向こう側に引きずり込まれる!

 

「ぎぇあぁぁぁ!!!」

 腰を抜かし、四つん這いになって逃げるヘチマ。その尻を、黒い影はぼんやりと眺めているだけだった。

「ヘチマさん……どうしたんだろう……?」

 致し過ぎて生気を失ったブリオニアがそこにいた。

 

 その日、桃源郷の霊媒師が集い、除霊の儀式が行われたのはまた別のお話である。




男娼の源氏名は宝石から取っています
現実の源氏名は花の名前から取ることが多いですが、花騎士と被りまくってしまうので……

ここまで読んで頂き、ありがとうございました
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