※この作品はR-18です。

【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話   作:月見ハク

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幼馴染の家に誘われた(三日目 日・夕方)

 俺とアヤは、和室に敷いた布団の上で絡み合っていた。

 

「んぁっ……ぼーやん、あっ……きもちいいっ、うんっ、そこ……きもちいいよ……」

 

 薄いシーツを被り、正常位でつながっている。

 ゆっくりアヤの膣中(なか)に挿入して、リラックスして、たまに動かす。

 優しく、体をほぐすようなセックスだ。

 

 室内には、朝の光が淡く降り注いでいる。

 ちょっと前にスマホを確認したら、朝の五時だった。

 もう少し、この幸せを堪能したら、自分たちの部屋に戻るつもりだ。

 

 

 昨晩、アヤに後背位で中出しした後。

 

 俺たちは猛烈な脱力感と眠気に襲われて、二人で布団を敷いて、倒れ込んだ。

 アヤは「目覚まし、セットしなきゃ……」と言い残してまぶたを閉じた。

 

 俺も、スマホに手が届く前に寝落ちしそうだったので、神様に祈った。

 「目覚まし、お願いします」と。

 

 ――起きろ。

 

 直感に起こされ、スマホを見ると朝五時だった。

 二時間も眠れていないが、多少は体が回復している。

 

 隣を見ると、全裸のアヤが俺のほうを向いて寝息を立てていた。

 股間がムクムクと屹立(きつりつ)してしまうのは、仕方がないことだった。朝だし。

 

 そういうわけで、俺はアヤを優しいキスで起こし、そのまま自然と手足を絡ませ、まどろむようなセックスを始めたのだ。

 

 

「――アヤ、そろそろ、出していい?」

 

「うん、いいよ……朝だもんね……」

 

 アヤは目を閉じたまま、ニヘラと微笑んだ。

 なんで朝だといいのだろうか。

 

 どうやら、アヤはまだ寝ぼけている。

 無理もない。

 さすがに睡眠時間が足りなさ過ぎる。

 

 アヤは、睡眠をこよなく愛する子だ。

 今も一日八時間以上は寝るのだと、この前自慢していた。

 たったニ時間、それもハードな運動後の睡眠としては、不十分なのだ。

 

 だから、さっきからアヤがふわふわした感じなのか。 

 正直、反則級に可愛い。

 

「うっ、出る……!」

 

「んっ――」

 

 ほとんど腰を動かしていないのに、アヤのぬくもりと膣内の蠢動(しゅんどう)だけで射精してしまった。

 肉棒が脈打ち、この仮眠中に生産されたであろう精液を注ぎ込む。

 体がブルブルと震えるほど、気持ちいい。

 

「ぁっ――んっ、あっ……」

 

 アヤも、目を閉じたまま快楽に感じ入っていた。

 

「アヤ、愛してるよ」

 

「ん……」

 

 アヤが起きていたら、決して言わない言葉を掛ける。

 なぜか、直感がこの言葉を禁句にするのだ。

 アヤに言ってはいけないと。

 

 だから今、直感が止めなかったということは。

 寝ぼけまなこのアヤには、届いていないのだろう。

 

 俺は、愛する幼馴染にそっと唇を重ねた。

 

 

***

 

 

「ぼーやん、誰もいない?」

 

「うん、いないよ」

 

 俺は階段の踊り場で、二階の廊下をうかがっていた。

 一階から、アヤが心配そうに見上げている。

 

 まあ、堂々と上がっていっても誰にも見つかることはないのだが。

 気づかれることも、感づかれることもない。

 この三日間に起こったことは全て、俺とアヤだけの秘密になる。

 そう、直感が告げている。

 

「じゃあ、私先に行くから……ぼーやん、見張っててくれる?」

 

「ああ、ここで見てるよ」

 

 まあ、もし仮に誰かが部屋から出てきたら、俺が見張っていようが意味はないと思うのだが。

 

 アヤがタンタンタンと、階段を上がっていく。

 俺もその後ろ姿を途中まで追いかける。

 

 アヤはタッタッタと、二階の廊下を早足で駆けていく。

 自分の部屋の前にたどり着くと、こちらを見て軽く手を振った。

 俺も、軽く手を振り返す。

 

 アヤは、何かを確認したかのようにコクンと頷くと、部屋の中に入っていった。

 

 

 俺は、壁に寄りかかり。

 階段の中腹にズルズルと腰を下ろした。

 片手をおデコに当て、深いため息をつく。

 

「可愛すぎるだろ……」

 

 初めて恋に落ちた少年のように、心臓が高鳴って仕方がない。

 いや、実質初めて恋に落ちた少年のようなものなのだが。

 まさか昨日以上に、今日こんなに好きになっているなんて、誰が想像できるだろうか。

 手に入れた安心感で、気持ちのタガが外れたのだろう。

 

 ――落ち着け。

 

 直感が、俺の心を鎮めた。

 分かっている。

 翻弄されたら、上手くいかなくなるのは。

 分かってるから。

 

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 

 無理だ。

 しばらく収まりそうにない。

 

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 

 

 

 

 結局俺は、知り合いに「ぼーやん寝相悪すぎじゃね?」と肩を揺すられるまで、階段でうずくまっていた。

 

 

***

 

 

 朝食の時間、食堂にやってきたアヤは、それはもう眠そうだった。

 

 何度もお(はし)からご飯がこぼれ落ち、うとうとと船を漕いでいた。

 同じ班の女子たちは、そんなアヤの頭を肩に乗せたり、撫でたりしている。

 皆がニマニマしているのは、昨晩アヤが時田と一晩過ごしたと思っているのだろう。

 

「ぼーやん、大丈夫か?」

 

 俺も、マカロニサラダのマカロニを、さっきから掴めずにいた。

 

 眠気はもちろん、さっきから全身がダルい。

 一晩で五回も抱いたのだから、当然だろう。

 腰が痛くなったり、全身筋肉痛にならなかっただけマシか。

 

 

***

 

 

 その後は、部屋に戻って帰り支度をした。

 ベッドのシーツを畳んだり、なぜか増えてしまった荷物をバッグに詰め込んだり。

 同室の誰かがスマホで流行りの曲を流して、盛り上がったりしていた。

 

 俺は、そんな彼らに背を向けて、自分のベッドをぼーっと眺める。

 一昨日の夜、ここにアヤを押し倒して、初めて胸を揉んだんだ。

 

「ぼーやんも、セイッ!!」

 

 ルームメイトたちが、修学旅行最終日の変なテンションで声をかけてくる。

 曲のサビを一緒に歌わないといけないらしい。

 しかし俺はこの歌を知らないし。

 とてもじゃないけど彼らのほうに向き直れないほど、勃起していた。

 

 

 十時になったので、学校指定のワイシャツとズボンに着替え、一階にあるホテルの集会室に集合する。

 学年主任の先生が眠たくなるような挨拶をして。

 夏の修学旅行は終わりを迎えた。

 

 

 そのままホテルの玄関ロビーに行き、迎えの観光バスが来るまで待機する。

 

 みんなその場に荷物を置いて、談笑したり、ふざけ合ったりしていた。

 それを、江藤先生が大声で注意する。

 江藤先生は、何食わぬ顔で生徒たちを引率していた。

 昨日あったことが、まるで夢みたいだ。

 

 ただ、没収したデジカメは俺の尻ポケットに入っているし。

 江藤先生も、俺と目を合わせようとせず、アヤにも話しかけようとしなかった。

 

 アヤはといえば、荷物の間で体育座りをして、膝に顔をうずめている。

 ブラウスからのぞく白いうなじや二の腕に、つい目が行ってしまう。

 

 ――落ち着け。

 

 俺はアヤから目を逸らし、ロビーから伸びる廊下のほうへ行く。

 

 昨晩あんなに暗かった一階の廊下は、今は明るい陽光に照らされ、ホテルの従業員が忙しそうに歩き回っていた。

 

 自販機コーナーには、他校の生徒たちがたむろしている。

 昨日、アヤに絡んできた男子生徒の姿は見えない。

 

 階段を挟んで反対側の廊下、その先の和室に、従業員が入っていくのが見えた。

 朝、アヤと頑張って後片付けをしたから、迷惑はかかっていないと思う。

 

「ぼーやん、ぼーっとしてんなよ!」

 

 振り返ると、クラスメイトが玄関ドアから俺を呼んでいる。

 観光バスが到着したらしい。

 気づけば、ロビーに残っているのは俺だけだった。

 アヤの姿も見えない。

 

 俺も、急いでバスに向かった。

 

 

***

 

 

 バスがロータリーを半周する。

 車窓から見えるホテルの建物が、スライドしていく。

 

 そのときに、駐車場の横を通り過ぎた。

 ホテルの一階の部屋のうち、外灯の近くの部屋だけ窓が全開になっている。

 

「あ、閉め忘れた」

 

 あの窓のところで。

 俺はアヤに気持ちを伝えて、後ろからアヤを犯したんだ。

 

 車窓の景色がぐるぐると変わり、木々しか見えなくなったころ。

 俺のまぶたは重く閉じた。

 

 

 バスの中で、俺はひたすら眠りこけていた。

 

 途中、隣に座る時田が「昨日アヤと仲直りしたんだ」と報告してきた。

 

「ぼーやんのおかげだわ、あんがとなっ」

 

「あぁ……」

 

 俺は適当に相槌を返していた気がする。

 そうしたら、時田が「アヤは愛してるって言葉に弱いんだぜ」なんて言い出した。

 

「詳しく……」

 

 眠気に抗いながら声を絞り出すと、時田が得意気に笑う。

 

「ここぞって時に言うとさ、アイツすっごい照れ笑いするんだ」

 

 多分、それは苦笑いだ。

 

 アヤの中で、「愛してる」が軽薄な言葉にカテゴライズされているのを悟った。

 だから、神様の直感が禁句に指定したのだろう。

 

 俺は、謎が一つ解けたことに満足し、また眠りについた。

 

 

***

 

 

 京都駅に着くと、弁当が配られた。

 新幹線の中で食べていい、ということらしい。

 

 新幹線でも、俺は基本的に寝て過ごした。

 他の生徒たちも、けっこう眠っていたと思う。

 旅行疲れか、夜更かしのし過ぎか。

 セックス疲れは、さすがに俺とアヤだけだろう。

 

 

 

 

 トントンと誰かに肩を叩かれた気がして、目を覚ます。

 

 生徒たちが荷物を持って、車内の通路に並んでいた。

 どうやら地元のターミナル駅に着くらしい。

 

 俺も急いで荷物を持ち、列に並ぶ。

 

 列の前のほうに、アヤの茶色い後頭部が見えた。

 少し髪の毛が乱れているので、彼女も起きたばかりなのだろう。

 

 ターミナル駅に着くと、駅のエントランスに集合し、点呼を取って解散となった。

 「さぁ~帰るか~」と誰かがつぶやく。

 

 スマホを見ると、午後の二時。

 生徒の半分くらいは、思い思いに遊んでから帰るのだろう。

 駅構内のカフェに入っていく生徒もちらほらいる。

 

 アヤの姿を探すと、ちょうど時田が声を掛けているところだった。

 女友達たちが、アヤの背中を押している。

 これからデートにでも誘うのだろう。

 

 大荷物を持ったまま遊び歩くのって、けっこうシンドいと思うんだがな。

 

 すると、お腹がグーと鳴った。

 

 新幹線に乗る前に配られた弁当が、手付かずだ。

 家に帰って食べるか。

 

 俺は一直線に、地元行きのローカル線のホームへ向かった。

 

 

 電車に乗るとすぐに、まぶたが落ちてくる。

 でも不思議なもので、地元の駅が近くなると自然と目が覚めた。

 

 見慣れたホームに降りる。

 見慣れた改札を出て、見慣れた駅前広場に出る。

 

 見慣れた横断歩道の前で、立ち止まる。

 

 ここからいつもの日常に戻るはずなのに。

 まだ夢の中にいるような、ふわふわした感じが続いていた。

 

 

「ぼーやん?」

 

 耳をくすぐる猫のような声。

 振り返ると、アヤが立っていた。

 なんとなく所在なさげに、こちらを見つめている。

 

 俺は、一瞬で目が覚めた。

 

「アヤも、直帰したんだ」

 

「うん……ねっむくて」

 

 アヤの手には、弁当の袋がぶら下がっていた。

 

「一緒に食べようか」

 

 俺も、手つかずの弁当を見せる。

 

 二人で笑い合い、近所の公園に向かった。

 

 

***

 

 

 午後のうだるような日差しの中。

 

 俺とアヤは、家の近所の公園で、黙々と弁当を食べていた。

 一応、屋根のあるベンチに座っているが、かなり暑い。  

 これは長居はできそうもない。

 

 にも(かか)わらず、俺たちの食べるスピードは遅かった。

 

「アヤ、眠そうだね」

 

「そんなことないよー、バスでも新幹線でもたっぷり寝たもん」

 

「アヤ今日、箸からポロポロご飯落としてたよ」

 

「それ朝の話じゃんっ」

 

「あー朝か」

 

 こうやって気の抜けた話をしていると、修学旅行前に戻った気分になる。

 気を遣わない、幼馴染の関係に。

 

「……ぼーやんだって、マカロニ落としてたくせに」

 

 アヤが、ニヤリと微笑んだ。

 「見てたんだぜ」とでも言いたげな顔だ。

 それは不敵な少年のようで。

 瞳には、これまでとは違う熱っぽいものが宿っていて。

 

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――翻弄されるな。

 

 神様の直感が、俺を(いさ)める。

 言われなくても、分かってるよ。

 

「マカロニは、滑りやすいからな」

 

 俺は、表情一つ変えずにつぶやいた。

 

「お米だって、つるつるだし……」

 

 アヤが、少しだけムスッとした顔になる。

 機嫌もだんだん悪くなっているようだ。

 

 アヤが、「あー暑いね」とか言いながら、髪の毛をうなじの方からかき上げる。

 汗がにじむ首すじが、目に飛び込んできた。

 色っぽすぎる。

 

 ――落ち着け。

 ――落ち着け。

 ――今はまだ。

 

「アヤは暑がりだからなー」

 

 俺は、またも素っ気ない顔でつぶやく。

 

「……ぼーやんだって汗だくじゃんか」

 

 アヤがさらにムスッとした感じで言った。

 

 

 

 

 弁当を食べ終わり。

 公園の自販機でそれぞれジュースを買い、出口へ向かう。

 

 公園を出たら、俺とアヤの家は真逆の方向だ。

 俺は、出口の前で立ち止まる。

 

「わわっ」

 

 アヤが驚いた声を発した。

 ムニッと、俺の背中にアヤの胸が当たる。

 俺の真後ろを歩いていたのだろうか。

 

 違う。

 

 無意識かもしれないが、アヤは今、自分から密着してきた。

 さっきからずっと、アヤは色仕掛け……というほどあからさまではないが、ぎこちなくアピールをしてきているのだ。

 

 アヤの心が流れ込んでくる。

 

 ――このまま帰りたくない。

 こんな関係、おかしいのに。

 どうしてだろう。

 今日はもっと一緒にいたい。

 ぼーやんのバカ。

 いったい何を考えてるの?

 私、朝からずっとヘンだ。

 私一人、ヘンになって。

 馬鹿みたい。

 なんだか、ムカムカする。

 

 

 振り向くと、眼下のアヤと目が合った。

 俺の目を不機嫌そうに、睨みつけている。

 

 ――家に誘え。

 

 やっと、直感の許可が降りた。

 

 今日は、姉も両親も、帰りは遅くなると言っていた。

 朝からずっと家に誘いたかったが、ずっと直感に止められていたのだ。

 

 俺は口を開く。

 

「アヤ、今日うちに――」

 

「――ぼーやんうち来る?」

 

 アヤの言葉のほうが、早かった。

 

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