【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話 作:月見ハク
俺とアヤは、和室に敷いた布団の上で絡み合っていた。
「んぁっ……ぼーやん、あっ……きもちいいっ、うんっ、そこ……きもちいいよ……」
薄いシーツを被り、正常位でつながっている。
ゆっくりアヤの
優しく、体をほぐすようなセックスだ。
室内には、朝の光が淡く降り注いでいる。
ちょっと前にスマホを確認したら、朝の五時だった。
もう少し、この幸せを堪能したら、自分たちの部屋に戻るつもりだ。
昨晩、アヤに後背位で中出しした後。
俺たちは猛烈な脱力感と眠気に襲われて、二人で布団を敷いて、倒れ込んだ。
アヤは「目覚まし、セットしなきゃ……」と言い残してまぶたを閉じた。
俺も、スマホに手が届く前に寝落ちしそうだったので、神様に祈った。
「目覚まし、お願いします」と。
――起きろ。
直感に起こされ、スマホを見ると朝五時だった。
二時間も眠れていないが、多少は体が回復している。
隣を見ると、全裸のアヤが俺のほうを向いて寝息を立てていた。
股間がムクムクと
そういうわけで、俺はアヤを優しいキスで起こし、そのまま自然と手足を絡ませ、まどろむようなセックスを始めたのだ。
「――アヤ、そろそろ、出していい?」
「うん、いいよ……朝だもんね……」
アヤは目を閉じたまま、ニヘラと微笑んだ。
なんで朝だといいのだろうか。
どうやら、アヤはまだ寝ぼけている。
無理もない。
さすがに睡眠時間が足りなさ過ぎる。
アヤは、睡眠をこよなく愛する子だ。
今も一日八時間以上は寝るのだと、この前自慢していた。
たったニ時間、それもハードな運動後の睡眠としては、不十分なのだ。
だから、さっきからアヤがふわふわした感じなのか。
正直、反則級に可愛い。
「うっ、出る……!」
「んっ――」
ほとんど腰を動かしていないのに、アヤのぬくもりと膣内の
肉棒が脈打ち、この仮眠中に生産されたであろう精液を注ぎ込む。
体がブルブルと震えるほど、気持ちいい。
「ぁっ――んっ、あっ……」
アヤも、目を閉じたまま快楽に感じ入っていた。
「アヤ、愛してるよ」
「ん……」
アヤが起きていたら、決して言わない言葉を掛ける。
なぜか、直感がこの言葉を禁句にするのだ。
アヤに言ってはいけないと。
だから今、直感が止めなかったということは。
寝ぼけまなこのアヤには、届いていないのだろう。
俺は、愛する幼馴染にそっと唇を重ねた。
***
「ぼーやん、誰もいない?」
「うん、いないよ」
俺は階段の踊り場で、二階の廊下をうかがっていた。
一階から、アヤが心配そうに見上げている。
まあ、堂々と上がっていっても誰にも見つかることはないのだが。
気づかれることも、感づかれることもない。
この三日間に起こったことは全て、俺とアヤだけの秘密になる。
そう、直感が告げている。
「じゃあ、私先に行くから……ぼーやん、見張っててくれる?」
「ああ、ここで見てるよ」
まあ、もし仮に誰かが部屋から出てきたら、俺が見張っていようが意味はないと思うのだが。
アヤがタンタンタンと、階段を上がっていく。
俺もその後ろ姿を途中まで追いかける。
アヤはタッタッタと、二階の廊下を早足で駆けていく。
自分の部屋の前にたどり着くと、こちらを見て軽く手を振った。
俺も、軽く手を振り返す。
アヤは、何かを確認したかのようにコクンと頷くと、部屋の中に入っていった。
俺は、壁に寄りかかり。
階段の中腹にズルズルと腰を下ろした。
片手をおデコに当て、深いため息をつく。
「可愛すぎるだろ……」
初めて恋に落ちた少年のように、心臓が高鳴って仕方がない。
いや、実質初めて恋に落ちた少年のようなものなのだが。
まさか昨日以上に、今日こんなに好きになっているなんて、誰が想像できるだろうか。
手に入れた安心感で、気持ちのタガが外れたのだろう。
――落ち着け。
直感が、俺の心を鎮めた。
分かっている。
翻弄されたら、上手くいかなくなるのは。
分かってるから。
――落ち着け。
――落ち着け。
無理だ。
しばらく収まりそうにない。
――落ち着け。
――落ち着け。
――落ち着け。
――落ち着け。
結局俺は、知り合いに「ぼーやん寝相悪すぎじゃね?」と肩を揺すられるまで、階段でうずくまっていた。
***
朝食の時間、食堂にやってきたアヤは、それはもう眠そうだった。
何度もお
同じ班の女子たちは、そんなアヤの頭を肩に乗せたり、撫でたりしている。
皆がニマニマしているのは、昨晩アヤが時田と一晩過ごしたと思っているのだろう。
「ぼーやん、大丈夫か?」
俺も、マカロニサラダのマカロニを、さっきから掴めずにいた。
眠気はもちろん、さっきから全身がダルい。
一晩で五回も抱いたのだから、当然だろう。
腰が痛くなったり、全身筋肉痛にならなかっただけマシか。
***
その後は、部屋に戻って帰り支度をした。
ベッドのシーツを畳んだり、なぜか増えてしまった荷物をバッグに詰め込んだり。
同室の誰かがスマホで流行りの曲を流して、盛り上がったりしていた。
俺は、そんな彼らに背を向けて、自分のベッドをぼーっと眺める。
一昨日の夜、ここにアヤを押し倒して、初めて胸を揉んだんだ。
「ぼーやんも、セイッ!!」
ルームメイトたちが、修学旅行最終日の変なテンションで声をかけてくる。
曲のサビを一緒に歌わないといけないらしい。
しかし俺はこの歌を知らないし。
とてもじゃないけど彼らのほうに向き直れないほど、勃起していた。
十時になったので、学校指定のワイシャツとズボンに着替え、一階にあるホテルの集会室に集合する。
学年主任の先生が眠たくなるような挨拶をして。
夏の修学旅行は終わりを迎えた。
そのままホテルの玄関ロビーに行き、迎えの観光バスが来るまで待機する。
みんなその場に荷物を置いて、談笑したり、ふざけ合ったりしていた。
それを、江藤先生が大声で注意する。
江藤先生は、何食わぬ顔で生徒たちを引率していた。
昨日あったことが、まるで夢みたいだ。
ただ、没収したデジカメは俺の尻ポケットに入っているし。
江藤先生も、俺と目を合わせようとせず、アヤにも話しかけようとしなかった。
アヤはといえば、荷物の間で体育座りをして、膝に顔をうずめている。
ブラウスからのぞく白いうなじや二の腕に、つい目が行ってしまう。
――落ち着け。
俺はアヤから目を逸らし、ロビーから伸びる廊下のほうへ行く。
昨晩あんなに暗かった一階の廊下は、今は明るい陽光に照らされ、ホテルの従業員が忙しそうに歩き回っていた。
自販機コーナーには、他校の生徒たちがたむろしている。
昨日、アヤに絡んできた男子生徒の姿は見えない。
階段を挟んで反対側の廊下、その先の和室に、従業員が入っていくのが見えた。
朝、アヤと頑張って後片付けをしたから、迷惑はかかっていないと思う。
「ぼーやん、ぼーっとしてんなよ!」
振り返ると、クラスメイトが玄関ドアから俺を呼んでいる。
観光バスが到着したらしい。
気づけば、ロビーに残っているのは俺だけだった。
アヤの姿も見えない。
俺も、急いでバスに向かった。
***
バスがロータリーを半周する。
車窓から見えるホテルの建物が、スライドしていく。
そのときに、駐車場の横を通り過ぎた。
ホテルの一階の部屋のうち、外灯の近くの部屋だけ窓が全開になっている。
「あ、閉め忘れた」
あの窓のところで。
俺はアヤに気持ちを伝えて、後ろからアヤを犯したんだ。
車窓の景色がぐるぐると変わり、木々しか見えなくなったころ。
俺のまぶたは重く閉じた。
バスの中で、俺はひたすら眠りこけていた。
途中、隣に座る時田が「昨日アヤと仲直りしたんだ」と報告してきた。
「ぼーやんのおかげだわ、あんがとなっ」
「あぁ……」
俺は適当に相槌を返していた気がする。
そうしたら、時田が「アヤは愛してるって言葉に弱いんだぜ」なんて言い出した。
「詳しく……」
眠気に抗いながら声を絞り出すと、時田が得意気に笑う。
「ここぞって時に言うとさ、アイツすっごい照れ笑いするんだ」
多分、それは苦笑いだ。
アヤの中で、「愛してる」が軽薄な言葉にカテゴライズされているのを悟った。
だから、神様の直感が禁句に指定したのだろう。
俺は、謎が一つ解けたことに満足し、また眠りについた。
***
京都駅に着くと、弁当が配られた。
新幹線の中で食べていい、ということらしい。
新幹線でも、俺は基本的に寝て過ごした。
他の生徒たちも、けっこう眠っていたと思う。
旅行疲れか、夜更かしのし過ぎか。
セックス疲れは、さすがに俺とアヤだけだろう。
トントンと誰かに肩を叩かれた気がして、目を覚ます。
生徒たちが荷物を持って、車内の通路に並んでいた。
どうやら地元のターミナル駅に着くらしい。
俺も急いで荷物を持ち、列に並ぶ。
列の前のほうに、アヤの茶色い後頭部が見えた。
少し髪の毛が乱れているので、彼女も起きたばかりなのだろう。
ターミナル駅に着くと、駅のエントランスに集合し、点呼を取って解散となった。
「さぁ~帰るか~」と誰かがつぶやく。
スマホを見ると、午後の二時。
生徒の半分くらいは、思い思いに遊んでから帰るのだろう。
駅構内のカフェに入っていく生徒もちらほらいる。
アヤの姿を探すと、ちょうど時田が声を掛けているところだった。
女友達たちが、アヤの背中を押している。
これからデートにでも誘うのだろう。
大荷物を持ったまま遊び歩くのって、けっこうシンドいと思うんだがな。
すると、お腹がグーと鳴った。
新幹線に乗る前に配られた弁当が、手付かずだ。
家に帰って食べるか。
俺は一直線に、地元行きのローカル線のホームへ向かった。
電車に乗るとすぐに、まぶたが落ちてくる。
でも不思議なもので、地元の駅が近くなると自然と目が覚めた。
見慣れたホームに降りる。
見慣れた改札を出て、見慣れた駅前広場に出る。
見慣れた横断歩道の前で、立ち止まる。
ここからいつもの日常に戻るはずなのに。
まだ夢の中にいるような、ふわふわした感じが続いていた。
「ぼーやん?」
耳をくすぐる猫のような声。
振り返ると、アヤが立っていた。
なんとなく所在なさげに、こちらを見つめている。
俺は、一瞬で目が覚めた。
「アヤも、直帰したんだ」
「うん……ねっむくて」
アヤの手には、弁当の袋がぶら下がっていた。
「一緒に食べようか」
俺も、手つかずの弁当を見せる。
二人で笑い合い、近所の公園に向かった。
***
午後のうだるような日差しの中。
俺とアヤは、家の近所の公園で、黙々と弁当を食べていた。
一応、屋根のあるベンチに座っているが、かなり暑い。
これは長居はできそうもない。
にも
「アヤ、眠そうだね」
「そんなことないよー、バスでも新幹線でもたっぷり寝たもん」
「アヤ今日、箸からポロポロご飯落としてたよ」
「それ朝の話じゃんっ」
「あー朝か」
こうやって気の抜けた話をしていると、修学旅行前に戻った気分になる。
気を遣わない、幼馴染の関係に。
「……ぼーやんだって、マカロニ落としてたくせに」
アヤが、ニヤリと微笑んだ。
「見てたんだぜ」とでも言いたげな顔だ。
それは不敵な少年のようで。
瞳には、これまでとは違う熱っぽいものが宿っていて。
――落ち着け。
――落ち着け。
――落ち着け。
――落ち着け。
――翻弄されるな。
神様の直感が、俺を
言われなくても、分かってるよ。
「マカロニは、滑りやすいからな」
俺は、表情一つ変えずにつぶやいた。
「お米だって、つるつるだし……」
アヤが、少しだけムスッとした顔になる。
機嫌もだんだん悪くなっているようだ。
アヤが、「あー暑いね」とか言いながら、髪の毛をうなじの方からかき上げる。
汗がにじむ首すじが、目に飛び込んできた。
色っぽすぎる。
――落ち着け。
――落ち着け。
――今はまだ。
「アヤは暑がりだからなー」
俺は、またも素っ気ない顔でつぶやく。
「……ぼーやんだって汗だくじゃんか」
アヤがさらにムスッとした感じで言った。
弁当を食べ終わり。
公園の自販機でそれぞれジュースを買い、出口へ向かう。
公園を出たら、俺とアヤの家は真逆の方向だ。
俺は、出口の前で立ち止まる。
「わわっ」
アヤが驚いた声を発した。
ムニッと、俺の背中にアヤの胸が当たる。
俺の真後ろを歩いていたのだろうか。
違う。
無意識かもしれないが、アヤは今、自分から密着してきた。
さっきからずっと、アヤは色仕掛け……というほどあからさまではないが、ぎこちなくアピールをしてきているのだ。
アヤの心が流れ込んでくる。
――このまま帰りたくない。
こんな関係、おかしいのに。
どうしてだろう。
今日はもっと一緒にいたい。
ぼーやんのバカ。
いったい何を考えてるの?
私、朝からずっとヘンだ。
私一人、ヘンになって。
馬鹿みたい。
なんだか、ムカムカする。
振り向くと、眼下のアヤと目が合った。
俺の目を不機嫌そうに、睨みつけている。
――家に誘え。
やっと、直感の許可が降りた。
今日は、姉も両親も、帰りは遅くなると言っていた。
朝からずっと家に誘いたかったが、ずっと直感に止められていたのだ。
俺は口を開く。
「アヤ、今日うちに――」
「――ぼーやんうち来る?」
アヤの言葉のほうが、早かった。