【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話 作:月見ハク
俺とアヤは、同じペースで小刻みに
俺がアヤを何度も塗り潰していくように。
俺もアヤに塗り潰されるような感じがする。
いや、これはアヤの感覚かもしれない。
――きもちいい。
きもちいい。
ずっと。
一緒がいい。
互いの意識の境界線が無くなり、流れこんでくるものが、もはやどちらの感情なのか分からない。
「アヤっ……」
俺は、アヤの意識を探すように名前を呼んだ。
「ぼーやん……」
アヤの声が聞こえ、やっと自分の体の輪郭が掴めてくる。
「ぼーやん、まだ、ビクビクしてる……どうして……?」
耳元でそう囁かれ、俺は射精感に襲われた。
アヤの腰を引き寄せ、思いきり精液を注入する。
ビクン、ビクンと、肉棒が快感に跳ねた。
同時に、アヤの体が大きく震える。
「はっ、うぅっ――!」
アヤがまたも絶頂したのを感じながら、俺は精巣と尿道に残った精をすべて絞り出した。
実態をほぼ伴わない、乾いた射精。
それが尋常じゃなく気持ちいい。
時間の感覚がない。
どれくらい経っただろうか。
「はぁ、はぁっ……」
どちらのものとも分からない熱い吐息が、あたりに響いていた。
俺は、全身にほとばしる愛おしさを発散するように、アヤに口づけの雨を落とす。
火照った頬、閉じた瞼、汗ばんだオデコ、濡れた唇、細い首すじ、綺麗な鎖骨、柔らかい乳房、ピンと尖り立った乳首……チュッ、チュッと何回、何十回ものキス音を響かせていく。
終わったはずなのに、また始まりそうな気配が漂ってくる。
性感が、止まらない。
また、アヤを揺らしたい衝動に駆られる。
その時、近くの外灯がチカチカと点滅した。
――やめておけ。
神様の直感が警告を発した。
俺は、ハッとしてアヤの柔肌から唇を離す。
……危なかった。
このままでは、朝まで続けてしまうところだった。
さすがに、タイムリミットだ。
これ以上アヤを引き止めると、家族が心配してしまう。
それにきっと、アヤは俺と話をしたがっている。
俺は、いまだに意識をふわふわと漂わせているアヤの太ももに手を入れ、ゆっくり持ち上げた。
ヌププ……と肉棒が膣ヒダを引っ掛けながら、抜けていく。
それだけで快感が襲ってくるが、我慢だ。
渾身の理性で繋がりを断つと、アヤをゆっくり下に降ろす。
アヤはベンチから降りると、また俺の肩を掴みながら立ち上がった。
その拍子に、アヤの太ももを液体がツーっと垂れ落ちる。
俺は、ポケットからハンカチを取り出した。
すると、アヤが震え声で囁いた。
「だい、じょぶ……ティッシュ、持ってる」
アヤがスカートから、ポケットティッシュを取り出す。
「ぼーやん、あっち……向いてて」
言われた通り、体を背ける。
俺も、ティッシュをもらって局部を拭いた。
全身に淡い快感の
そしてしばらく、点滅する外灯をぼーっと眺めて待つ。
「はい、いいよ」
声のほうに体を向ければ、ブラウスを着直したアヤが立っていた。
しかし、ところどころブラウスとスカートにシワが寄っていて、事後の雰囲気を漂わせている。
髪の毛も少し乱れていて、なんというか……すごく色っぽい。
いかんいかん。
俺は脳内でほっぺたを引っ叩き、アヤをベンチの隣に座らせた。
火照った体に、夜風が心地いい。
濃厚に肌を重ね合った後だからか、さっきよりも、互いの距離が近い。
できるだけお互いを感じたい、接触したい。
そんな思いが交差する。
俺は片手でアヤの手を握り、もう片方の手で頭を撫で……ようとして止めた。
「ごめん、髪……乱しちゃったね」
「大丈夫、すぐ……お風呂入るし」
アヤは宙に浮いたままの俺の手を見て、ぷっと笑った。
「いいよ、触って」
本人の許可が降りたので、俺はアヤの頭を存分に撫でる。
サラサラの茶髪を指で梳かしていると、アヤが頭をコテンと寄せてきた。
「私ね……週末、時田とデートするんだ」
アヤが、緊張しながらそう告げた。
「週末って、文化祭の後?」
俺は、世間話をするような気軽な感じで答える。
「うん、文化祭の次の日……日曜日」
「へぇー」
「……もうちょい興味持てよー」
わずかに口を尖らせたアヤから、ほんの少し緊張が抜けていく。
「デートはどこに行くの?」
「まだ、決めてない……みたい」
「そうなんだ」
「それで、ね……」
アヤが、涙声になった。
握った手も、震えている。
次の言葉が紡げないようで、口がわずかに開閉していた。
ギュッと力んだアヤの拳から、心情が伝わってくる。
――こわい。
すごく。
こわいけど。
私。
もう。
ぼーやんに、こんなで
もう、時田とは付き合えない。
でも。
やっぱり、こわい。
私。
なんでこんな。
ダメダメなんだ。
ぐらぐらと揺れ動くアヤの心を感じながら、俺は姉貴の言葉を思い出していた。
――女が別れを決意する時はね、もう散々男がやらかして愛想を尽かし切った後なのよ。
姉貴なんて、他に気になる男ができたら今カレなんてどうでも良くなる……なんて豪語していたのだが。
アヤは、ずいぶんと違うようだ。
いや、そうじゃないな。
アヤだって、時田にはもう見切りを付けている。
トラウマも克服してきてて。
別れる決心もついた。
でも、心の奥底で。
最後の最後に。
恐くて仕方がないんだ。
アヤは悪くないよ――。
――言うな。
思わず言おうとして、直感に止められる。
だから代わりに、アヤを抱きしめた。
アヤの呼吸は、不規則だった。
心臓が激しく脈打っているのを感じる。
アヤ、悪いのは全部俺だから――。
――何も言うな。
口から出かかって、またしても直感に止められる。
……分かっている。
俺が、アヤに時田と別れる言い訳を与えて。
俺に流されるままに別れて。
俺に依存させてしまってはダメなんだ。
そんなことはもう、アヤも分かっている。
だから、言わない。
俺はただ無言で、アヤを抱きしめた。
アヤが、俺の腕をぎゅうと掴んでくる。
焦がれるようなアヤの気持ちが、伝わってきた。
――どうしよう。
どうしよう。
私。
こんなに。
ぼーやんのこと。
好き。
好き。
私。
ぼーやんが。
好きだ。
俺のほうこそ、どうしよう。
心の声で、アヤに告白されてしまった。
正直、心臓が止まりそうだ。
俺は、無言のまま、硬直してしまった。
「……」
「…………」
しばらくして。
俺の服で、アヤはゴシゴシと涙を拭き始めた。
俺は、「いいよ」という意思を込めて、アヤの頭を撫でる。
「ふぅ」とアヤが一呼吸置く。
言葉を続けることにしたようだ。
俺の胸元を見つめながら、口を開く。
「それで、デート……でね、言おうと思うんだ」
「なんて?」
「……別れよって」
アヤは、ついにそれを口にした。
「そっか」
俺は、アヤの額にキスをした。
アヤは「うん……」と消え入るようにつぶやき、
「デート、楽しんでおいで」
「いや、別れ話するんだけど」
おっと……。
つい、いつものクセで言ってしまった。
時田とデートすると聞いたときは、いつもこう言って送り出していたから。
アヤは眉毛をハの字にして、困ったような顔を作った。
かと思うと、からかうような表情で「ふふっ」と笑う。
まだ、アヤは怯えている。
別れ話を切り出したとして、時田が「別れたくない」と言いすがってきたら、それでもはっきり告げられるだろうか。
もし女友達のことが、よぎってしまったら。
過去のトラウマが、暴発したら。
それに、文化祭ではベストカップル賞の発表が控えている。
別れ話の前日に、それは酷過ぎるだろう。
だがもちろん、アヤをそんな舞台に立たせるつもりはない。
アヤは、別れると言葉にした。
行動すると決めた。
なら俺も、俺のやれることをやるだけだ。
ひとり淡々と決意を固めていると、アヤが話しかけてきた。
「あのさ、ぼーやん」
「ん?」
「もうちょっと、だけ、こうしてたい……だめ?」
吹っ切れたアヤは、俺に堂々と甘えることにしたらしい。
アヤの後頭部が、俺の胸のあたりに寄りかかってくる。
まるで座椅子にだらしなく座るように、無防備に体重を預けてきた。
まだ別れ話もしていないというのに。
アヤは肩の荷が降りたかのように、リラックスしている。
ヘタしたら、このままスヤスヤと眠ってしまいそうだ。
「アヤー、ここで寝るなよ」
「だってぼーやん、頭にしっくりくるんだもん」
「俺は枕じゃないぞー」
いや、一生アヤの枕になるつもりではあるのだが。
「ふふっ」
アヤは楽しそうに、後頭部をスリスリとこすりつけてきた。
猫みたいな仕草だ。
控えめに言って、可愛すぎる。
正直、「もうお腹がいっぱいだーっ」と叫びたい。
以前の俺からしたら、夢のような状況だろう。
これ以上、アヤが手に入るなんてことがあるのだろうか?
――ある。
直感が、そう断言した。
俺は、文化祭でアヤを完全に手に入れる。
誰の目にも明らかな形で。
アヤを時田から奪い取る、決定的な何かが起きる。
そんな揺るがぬ確信がある。
いよいよ明日は、文化祭初日だ。
……いや、もう今日か。
公園の時計の針が、午前一時を指していた。
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