※この作品はR-18です。

【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話   作:月見ハク

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幼馴染の持ち場に潜り込んだ(十五日目 金・午前)

 ユカリと、学校内をブラブラと歩く。

 校舎から正門までは、出店が立ち並び、焼きそばやたこ焼きの匂いが漂ってくる。

 

 ユカリがチラッと俺のほうへ振り向いた。

 

「ぼーやんは、お化け屋敷Tシャツ着ないの?」

 

「ああ、買わなかった」

 

 ユカリも、Tシャツは着ていない。

 

「分かるなぁ。私もああいうノリ、苦手なときある。ぼーやんも、でしょ?」

 

「いや別に」

 

「ふーん……」

 

 するとユカリが立ち止まり、俺のほうに向き直った。

 

「一応私はブラウスの下に着てるよ? 見てみる?」

 

 そう言って、ブラウスのボタンに手を掛ける。

 

「……いや、いいよ」

 

「そう」

 

 ユカリは前を向き、また歩き出した。

 俺もそれに続く。

 

 出店通りに差し掛かると、焼きそば屋の中から声が掛かった。

 

「ユカリ~、焼きそば食べてって~! あ、もしやデート中!?」

 

 ユカリと俺が焼きそば屋に近づくと、中にいた女子が俺を見て……「あぁ」とつぶやいた。

 

「なんだぼーやんかぁ。デートなワケないね」

 

「デートに見える?」

 

 ユカリが興味深げに、その女子に聞く。

 

「う~ん……ギリ見えない」

 

 結局ユカリは焼きそばを買わず、また出店通りをブラブラ歩き出した。

 その後も、何度か声を掛けられる。 

 

「あれ、ユカリとぼーやんとか、珍しい組み合わせだね~」

「お、ユカリ! ぼーやんと仲良かったんだー」

「ユカリ、ぼーやんあんまり連れ回さないようにね~」

 

 相変わらず、俺は安心マンらしい。

 たまたまお互い時間が空いて、タイミングが合って、ヒマだから一緒に回ることになった――そんな風にみんなには見えているのだろう。

 

 出店巡りが終わり、校舎に入る。

 下駄箱のところで、ユカリが俺に囁いてきた。

 

「ねぇ、気付いた? みんな私たちを見て、一瞬あれって顔したの」

 

「そうだっけ?」

 

「そうだよ。前だったらさ、ぼーやんが女の子と歩いてても、誰もあんな反応しなかったはずだよ?」

 

「そうかな」

 

「そうなんだよ。ぼーやん、雰囲気変わったから」

 

「そうなんだ」

 

 俺は、スタスタと歩き出す。

 ユカリも後ろを付いてきた。

 適当に廊下を歩く。

 

「まあ私たち、まだデートしてるカップルとは見られないみたいだけど」

 

「だろうね」

 

「私は、そういう目で見られてもいいんだけどな」

 

 ユカリが、隣で微笑んでいる気がする。

 多分、上目遣いで。

 

 テクテク歩いていると、廊下の突き当たりに『ベストカップル賞 投票はこちら!』と書かれた箱が置かれていた。

 思わず立ち止まり、中を覗いてみる。

 投票用紙が何十枚も入っていた。

 

 ユカリも一緒に中を覗く。

 

「ね、知ってる? ベストカップル賞に選ばれると、最後、キスするらしいよ」

 

「キス?」

 

「うん。みんなでキース、キースって煽るんだって。アヤと仲いい子達が話してるの聞いた」

 

「ふうん」

 

「……興味ないの?」

 

「あんまりないかな」

 

 アヤは、後夜祭には行かせないから。

 

「そう、なんだ……私はぼーやんとなら、みんなの前でもキスしたいな」

 

 ユカリが、投票箱の中を見ながら言った。

 俺は、とりあえず黙っておく。

 すると、ユカリが俺のほうを向いた。

 

「ねぇ、キスしてもいい?」

 

「よくないかな」

 

「ディープなやつは?」

 

「だめかな」

 

「だめか~」

 

 ユカリが軽い感じでつぶやいた。

 

 

 俺とユカリは一階の展示コーナーを適当に回り、二階に上がった。

 すると、ユカリが一歩俺の前に出て、スタスタと歩いて行く。

 占い館やカフェでひしめく教室棟ではなく、美術室や理科実験室のある別棟に向かうらしい。

 

 別棟は展示中心なので、教室棟よりは混んでいない。

 とはいえ、そこそこ人はいる。

 

 別棟の廊下を歩いていると、ふいに、ユカリが立ち止まった。

 俺のほうに向き直ると、ニコッと笑う。

 

「ありがとね、今日は付き合ってくれて」

 

「ああ、いいよ」

 

「まさか……浮気してくれるとは思わなかったよ」

 

「浮気はしないよ」

 

 俺が淡々と答えると、ユカリは「冗談冗談」と笑った。

 

 俺は、アヤ以外を見ないし、アヤ以外に心動かされることはない。

 多分、一生。

 

 とはいえ、今日ユカリのお願いを聞いたのは、直感が何も言わなかったから。

 だからこれは、アヤを手に入れる上で不正解ではないのだろう。

 

 それに――。

 

「ねぇ……どうして今日、付き合ってくれたの?」

 

 ユカリが聞いてくる。

 

「真剣だったから」

 

 少なくとも、神様に願いが届くくらいには。

 その重みは……俺が一番よく知っている。

 

 Tシャツを見せようとブラウスに手をかけた指が、震えていた。

 キスしていい? と聞いてきた目が、泳いでいた。

 神様の直感に従って、ガラにもないキャラを演じていたのだろう。

 

 いつの間にか、廊下はシンと静まり返っていた。

 

 さっきまで廊下で展示を見ていた人が、いない。

 廊下のベンチに座っていた人も、いなくなっている。

 

 廊下から、人が消え去った。

 多分、神様の――ユカリのほうの神様の計らいなのだろう。

 

「あー楽しかった」

 

 ユカリがスッキリした顔で言った。

 

 告白を、するのだろう。

 

「今、コイツ告白するんだろうなって思ったでしょ?」

 

 ユカリがからかうような口調で言った。

 

「うん、思った」

 

「ふふ、ぼーやんは分かりやすいからなー」

 

 それは多分、ユカリだからだ。

 ユカリがずっと好きな人を見続けてきたから。

 俺みたいに。

 

 

 ユカリが、フッと静かに笑った。

 おそらくこっちが、素の顔なのだろう。

 

「ありがとね……今日一度も、アヤの話、しないでくれて」

 

「ああ」

 

「私、リュウジくんのことが、好きです。ずっと前から、リュウジくんのことだけ見てました」

 

 静かな廊下に、声が響く。

 ユカリは、俺をまっすぐ見ていた。

 だから俺も、ユカリを見る。

 

「ありがとう。ごめん俺、ずっと好きな人がいるんだ」

 

「そうなんだ」

 

 ユカリは唇を震わせて、わずかに開いたり閉じたりしていた。

 いろんな言葉を付け足したいのだろう。

 

 でもユカリは、ゆっくりそれを飲み込んだ。

 

 

 少しの間があって、ユカリは手のひらで顔を扇ぎ始めた。

 

「はー、振られた振られた~」

 

 ユカリはごまかすようにニヘラと笑うと、また真面目な顔になる。

 

「ちゃんと、向き合ってくれて……ありがとう」

 

「ああ」

 

「さて、もうすぐ中間だし、私はもう勉強に専念するね! しばらくは勉強一筋だから!」

 

 ユカリは、そう言って笑いかけてきた。

 でもすぐ顔を曇らせて、下唇を噛んで俺を見る。

 

「……いや、違うか。新しく好きな人、頑張って探すよ」

 

「うん」

 

「それこそ神様にお願いしてみようかな~」

 

「うん」

 

「じゃあね、ぼーやん」

 

「うん」

 

 廊下に、人が増えてきた。

 その人ごみの中に、ユカリは歩いていく。

 

 俺も後ろを向き、反対方向へ歩き出した。

 

 

***

 

 

 お化け屋敷に行くと、教室の外には長蛇の列ができていた。

 中からは「きゃぁ」とか「うわぁっ」とか、お客さんの悲鳴が聞こえてくる。

 かなり盛況のようだ。

 

 確か、アヤの持ち場は出口のすぐ側だった。

 

 俺は人ごみをかき分け、出口から中に入る。

 そんな俺に、誰一人として注意を向けない。

 これも神様の力なのだろう。

 

 薄暗いお化け屋敷の中に入ると、向かって右手の暗幕の前に立つ。

 しゃがみこんで、下から暗幕をめくる。

 

「うわぁっ……って、ぼーやん!?」

 

 机の下、小さいほら穴のような空間に、アヤの顔があった。

 汗だくで、おデコに髪が張り付いている。

 

「俺も手伝うよ」

 

「へ?」

 

 俺はアヤのいる隣の机の下、狭いスペースに体を滑り込ませた。

 足から奥にねじ込んでいく。

 かなりギュウギュウで、なるほどこれは大変な持ち場だ。

 

「ちょっとぼーやん、どうしたの?」

 

 真っ暗な空間で、すぐ側からアヤの囁き声が聞こえる。

 お互い横になりながら、向かい合っているようだ。

 アヤの吐息が顔にかかる。

 汗だくになっているだろうアヤの、甘い匂いが充満している。

 

「アヤが寂しいかなと思って。暗くて狭いとこ、苦手だろ?」

 

「…………いいけど、ジャマしないでね」

 

 子どもをたしなめるような口調の中に、ほんのり喜びが混じっている気がした。

 

「どうやって脅かすの?」

 

「えっとね、あ、ちょっと待って、お客さん来た……!」

 

 アヤは少しだけ暗幕をめくった。

 真っ暗闇だった空間に、ほんの少し、外の赤い照明の光が入ってくる。

 うつ伏せの体勢でお客さんの様子をうかがう、アヤの真剣な横顔があった。

 

 近づいてくる足音は二つ。

 どうやら男女のカップルのようだ。今日は平日だから、大学生だろうか。

 「こわいよ、こわい……」と取り乱す彼女さんと、「もうすぐ出口だから」と頼もしくなだめる彼氏さん。

 その声が目の前に近づいてきたとき、アヤがバッと手を伸ばした。

 

「うわあぁっ!」

「きゃあああっ!」

 

 アヤがすぐに腕を引っ込め、暗幕を閉じる。

 

 カップルはそのままダダダッと走り、出口から出ていった。

 遠くから「いや急に足つかまれてさ」「なにそれコワすぎ……」という声が聞こえてくる。

 

 なるほど。

 これはビビるな。

 俺だったらその場で飛び上がってしまう自信がある。

 

「アヤ、手、踏まれないように気をつけてね」

 

「うん、気をつけてる」

 

 そう言ったアヤの吐息が、さっきより近い。

 

 手を引っ込めたとき、こっちに顔が近づいたのだろう。

 つい、アヤの頬に触りたくなる。

 しかし机の柱が邪魔をして、うまく手を伸ばせない。

 

『次の組、入れるぞー!』

 

 教室内に時田の声が響いた。

 

『いいぞー』『おっけー』という声があちこちから聞こえてくる。

 

 やがて、遠くのほうで野太い悲鳴が上がった。

 今度は、男性の三人組のようだ。

 

 

「ねぇ、ぼーやん」

 

 すぐ目の前で、アヤが囁いた。

 

「なに?」

 

「午前中……誰と回ってたの?」

 

 どうやら、ユカリと……誰か女の子と俺が並んで歩いている姿を、クラスの誰かに見られていたようだ。

 それが、どういうワケかここで足首つかみ係をしているアヤの耳にも入ったのだろう。

 

「ユカリと回ってたよ」

 

「そう、なんだ……」

 

 アヤが「ふぅっ」とため息をついた。

 

 お客さんの足音と大声が、近づいてくる。

 もうすぐ目の前を通るだろう。

 

 俺は、アヤに淡々と告げる。

 

「ユカリに告白された」

 

「ふぇっ?」

 

 アヤが素っ頓狂な声を発した。

 

 お客さんの足音が目の前で立ち止まる。

 「今なんか聞こえたぜ」「やべぇ」「カエルの鳴き声みたいだったよな」と、口々に戸惑いの声を上げている。

 アヤは多分、フリーズしている。

 代わりに、俺は腕をめいっぱい伸ばし、男の一人の足首を軽く掴んだ。

 

「うおぉぉいっ!」

 

 野太い絶叫とともに、男がその場で飛び跳ねた。

 俺は素早く手を引っ込める。

 男は地団駄を踏んで、床を蹴っている。

 「どうした!?」「くそっ、今つかまれたっ!」なんて言いながら、男たちが去っていく。

 

 危なかった。

 もしかしたら、アヤの手が踏まれていたかもしれない。

 

 ふぅと息を吐きながら、暗幕を下げる。

 

 すると、時田の声が教室内に響いた。

 

『アヤ―大丈夫かー?』

 

 俺は、いまだ固まったままだろうアヤに囁く。

 

「アヤ、返事して」

 

「あ、うん……大丈夫だよー! 踏まれてなーいっ!」

 

『オッケー、じゃあ次の組入れるぞー!』

 

 また、悲鳴が聞こえてくる。

 今度は小さい子どもを連れた親子らしい。

 さすがに子どもの足首を掴むのはマズいだろうか?

 

「アヤ、子ども連れの場合って……アヤ?」

 

 アヤの反応がない。

 

 なんとか腕を折り曲げて、アヤの肩に触れてみる。

 アヤの心が伝わってきた。

 

 ――ぼーやん。

 告白された。

 誰に?

 あ、ユカリか。

 ぼーやん、告白された。

 ぼーやんが。

 告白。

 なんて、返事したの?

 

 私は、まだ……伝えてない――。

 

 

 暗幕の中が暑いからだろうか、アヤの思考も朦朧としていた。

 

 アヤが、口を開く。

 

「断った……の?」

 

「断ったよ」

 

 アヤの口から、小さな吐息が漏れる。

 まるで、安堵するような。

 

 予想外だった。

 

 こんなあからさまにアヤへの好意を伝え、肌を重ねて。

 何度も中に出して。

 俺の、この重苦しい気持ちはイヤというほど伝わっているはずなのに。

 

 アヤがこんなに動揺するなんて、予想外だった。

 

 少し、苛立つ。

 アヤがここまで不安になるのは、俺たちの関係性が定まっていないからだ。彼氏と彼女でもない、ただの幼馴染でもない、友だちともいえない。

 しっかり立ってられる地盤がないから……アヤはグラグラした不安定な場所で、怯えているんだ。

 

 早く、アヤの居場所を、アヤが安心できる場所を作ろう。

 俺がどっか行くかもなんて思えないくらい、もっともっと塗り潰そう。

 

「アヤ……」

 

 手探りで、アヤの唇を見つける。

 指先でなぞると、アヤがちゅっと吸ってきた。

 

 この柔らかい唇にキスをしたいが、机の支柱が邪魔でこれ以上顔を寄せられない。

 

 仕方なく、俺はアヤの下半身に手を伸ばす。

 横向きに、こちらを向いて寝ているアヤのスカートは、すでに太ももの付け根までめくれていた。

 

 俺は内股のラインをなぞりながら、目当ての湿地帯を探り当てる。

 汗と、多分それだけじゃないもので濡れる布地を、そっと押す。

 湿り気のある、ふにっとした感触。

 

「ぁっ……」

 

 アヤが、か細い声で鳴いた。

 

 俺は、アヤの下着の表面に手を這わせながら、一度通り過ぎる。

 そして、お腹のほうからパンツの中に指をねじ込み、一気に手のひらを滑り込ませた。

 

「あっ……ぼー……やん、んっ……!」

 

 すんなりと、アヤの性器全体を手のひらの中に収める。

 ああ、だから神様の直感は今日、俺を早起きさせたのか。

 迎えに行かなかったら、アヤは今日ハーフパンツだった。

 ……地味だけど、ありがたい。こうしてアヤの敏感なところをむさぼれる。

 

 中指全体を、アヤの柔らかい割れ目に埋め込んでいく。

 その指先は、とめどない愛液で溢れる濡れ穴をとらえていた。

 中指をくの字に曲げ、膣肉の中へ挿入する。

 

「やっ……ぼーやんっ、んむっ、んっ……んみゅっ、んぁっ……」

 

 アヤの口から、可愛い嬌声が漏れ出す。

 静かにという意味を込めて、アヤの唇に当てた指に力を入れる。

 アヤのほうも俺の指に唇を押し当て、声を抑えようとした。それでも堪えきれないのか、次第に唇で挟み込んでくる。

 指をアヤの口で愛撫されているようで、くすぐったくて、気持ちがいい。

 暗闇で視界が遮断されているせいか、アヤの感触がより鮮明に感じられる。

 

 

 暗幕の外で、子ども連れの足音が止まった気がした。

 「パパ―、もう終わりかなぁ?」「もう出口だからな」「ぜんぜんこわくなかったねー」「お化けさんも加減してくれたんだよ」。

 

 親子の気配が、出口に消えていく。

 

『あと30分したら午後組と交代だ! それまで頑張ろー!』

 

 教室内に、時田の声が響いた気がする。

 

 

 暗幕の中。

 狭苦しい空間で、俺たちは互いの触感をむさぼりあっていた。

 

 

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