※この作品はR-18です。

【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話   作:月見ハク

27 / 88
屋上で決断した(十五日目 金・午後)

 暗幕で塞がれた机の下。

 その狭い空間の中に、俺とアヤの熱い吐息と、淫靡で甘い匂いがたちこめていた。

 

 愛撫し始めてから、どのくらいが経っただろうか。

 アヤの膣内は熱く、柔らかい肉ヒダが俺の指を求めるように圧迫してくる。

 

「んんっ……ふっ……ん゛んっ、ぁっ……う゛ぅ、うっぁっ……んぅっ――」

 

 アヤの体ビクッビクッと震えた。

 いや、もうさっきからずっと震え続けている気もする。

 アヤの膣肉がきゅうきゅうと俺の指を締め付け、吸い上げてきた。

 

「んっ、はぁっ……あっ、ぁっ……ん、はぁっ……う゛っ、んんんっ……」

 

 アヤの口や鼻から漏れる苦しそうな吐息が、俺の顔を温める。

 暗闇で視覚情報が遮断されているせいで、色っぽい喘ぎ声が俺の鼓膜を蕩けさせた。

 時おり中指を抜き、指の腹で膣口をなぞりながら張り詰めたクリトリスを撫でる。

 コリっとした可愛い突起を小刻みに刺激すると、またアヤが全身を震わせた。

 

 

『――次の組入れるぞー! これ終わったら午後交代なー!』

 

 時田の声が聞こえた気がした。

 かれこれ三十分ほど、俺はアヤをイかせ続けていたらしい。

 指どころか、手のひら全体がアヤの愛液にまみれている。

 

「アヤ……最後にもう一回、アヤのイってる声、聞かせて」

 

 俺はアヤの膣内に中指を埋め込みながら、親指でコリっと硬くなった肉粒も優しく捏ねる。

 二本の指を使い、内側と外側で、アヤの気持ちいいところを責めていく。

 

「ぁっ、まって、ぼーやん……もう、あっ、ん゛んっ、ぁっ、だめぇっ……あんっ、う゛っ……ふっ……んうぅぅっ――――!」

 

 アヤの腟内がきゅうきゅうきゅうと強く締め付けてくる。

 その柔らかい体が、グッと強張るのが分かった。

 やがてフッと脱力し、弛緩していく。

 しかしアヤの膣は、俺の指をゆるく圧迫し続けていた。

 

 暗幕の外を、もう何組目かの来場客が通り過ぎていくのが分かる。

 

 さっきからずっと、足首つかみ係は不在だ。

 それなのに、時田も、他の係の生徒たちも、誰も気にする様子がない。

 これも、神様の粋な計らいなのだろうか。

 まるで、世界から俺たちの存在が忘れ去られてしまったような気分だ。 

 

「アヤ、ごめん、夢中になった」

 

 少し、無理をさせてしまったかもしれない。

 とにかくアヤを塗り潰したくて、それだけしか考えられなくなった。

 

「……はぁっ、はぁっ……も、ぼーやんの、バカっ……」

 

 アヤは荒い呼吸を繰り返しながらも、なんとか言葉を発する。

 

「アヤ、俺……アヤしか、見てないから」

 

「…………うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくして、俺とアヤは暗幕の下から抜け出した。

 二人で、出口から堂々と出ていく。

 

 廊下に出ると、涼しい空気が火照った体を冷やす。

 俺もアヤも、汗だくだった。

 お化け屋敷の前には、まだ長蛇の列が並んでいる。

 しかし、その誰も、俺たちに視線を送ることはない。

 

 

 アヤは、手にポーチを持っていた。

 

「ちょっと、トイレ行くね」

 

 足首つかみ係は汗だくになるのが分かっていたので、あらかじめ替えの下着を持ってきていたらしい。

 

 

 俺は、女子トイレの前でアヤを待っていた。

 

「……お待たせ」

 

 アヤが出てくる。

 まだ、ほんのり頬が染まっている。さっきの余韻が残っているのだろうか。

 乱れていた茶髪はとかされ、スカートのシワも綺麗に整えられている。

 

 俺も、だいぶ汗は引いた。

 この後は、アヤとゆっくり文化祭を見て回る予定だ。

 

「屋上解放してるみたいだから、行ってみようか」

 

「うん、いいよ」

 

 屋上への階段を目指し、廊下を歩く。

 突き当たりに、ベストカップル賞の投票箱が設置されていた。

 ここは三階で、さっきユカリと回ったときには一階で見つけた。ご丁寧に、各階に一つ設置されているらしい。在校生しか投票しないのに、ずいぶんな力の入れようだ。

 

 アヤの足が投票箱の前で止まる。

 すると、女子たちが声を掛けてきた。

 

「お、アヤも休憩ー? アタシら吹奏楽見に行くけど、アヤも行く?」

「あら、ぼーやんも一緒じゃん、二人で回るの?」

「あー時田くん、午後は実行委員の雑用あるんだっけ」

 

 この子たちは確か別のクラスで、アヤのバドミントン部仲間だ。

 

「あ、うん……」

 

 歯切れ悪く、アヤが答える。

 

 すると女子の一人が、投票箱に近づいてニンマリ笑った。

 

「アタシら、アヤと時田に入れといたから、覚悟しろよ~!」

「アツアツなの頼むぜ~」

「なんか衣装とかも用意されてるらしいよ?」

 

 とても楽しそうに、盛り上がっている。

 一方のアヤは、目を見開いていた。

 

「え……衣装?」

 

「なんか赤ずきんちゃんの仮装するらしいじゃん。で、時田はオオカミ。アヤ、時田から聞いてないの?」

 

「うん……」

 

 アヤが無表情で頷く。

 

 俺は、そんなやり取りをぼーっと見ていた。

 アヤの赤ずきんの仮装は、ちょっと見てみたい気がする。まあアヤを食べてしまったのは俺だが。

 ……そんなくだらないことを思えるくらいには、心に余裕がある。

 以前の俺からしたら、考えられないな。

 

 

 バドミントン部仲間たちと別れた後も、アヤはしばらく投票箱を見ていた。

 

 しばらく待つか。

 

 俺は、階段横に設置されている自動販売機に近寄る。

 そういえば、アヤも俺も、何も口に含んでいない。喉がカラカラだ。

 

「アヤ、何飲む? (かかり)お疲れさまってことで奢るよ」

 

「うん、ありがと」

 

 アヤが、俺の隣に並んだ。

 俺は小銭を取り出し、自動販売機に入れる。

 

「アヤからどうぞ」

 

「私は……」

 

 アヤは、まっすぐりんごジュースに手を伸ばしかけ、引っ込めた。 

 

「飲み物、ぼーやんの選んだのが、飲みたいな」

 

「そっか」

 

 俺も、今のアヤはりんごジュースを飲みたいだろうな、と思っていた。

 だから迷わずそのボタンを押す。

 

 ガコンと落ちてきた、小さいサイズのペットボトルを手渡す。

 アヤは、「サンキュ」と言って、その場で飲み始めた。

 

 コクコクと、アヤの喉が(せわ)しなく動く。

 よほど喉が渇いていたのだろう、アヤは一気に飲み干した。

 

「ふぅ……じゃあ、行こっかぼーやん」

 

「ああ」

 

 俺もミネラルウォーターを買い、飲みながら階段を上がる。

 

 

 屋上の扉は、開いていた。

 扉の上には飾り付けがなされ、『憩いの休憩広場』と書かれた看板が掛かっている。

 

 屋上には、大勢の人がいた。

 広いスペースに簡易ベンチが設置され、その全てが埋まっている。

 一般の来場客はおらず、在校生の男女――カップルだらけだった。

 なるほど、ここはそういう場所らしい。

 確かに、ベンチや手すりのあたりに、ハートの飾り付けが多い気がする。

 

 一応、アヤに聞いてみた。

 

「場所、変える?」

 

「ん、別にここでいいよ。涼しいし」

 

 そう言って、アヤは手のひらで顔を扇いだ。

 

「ああ、アヤは暑がりだもんね」

 

「もう、誰のせいでっ……」

 

 少しムッとしたアヤが、俺を睨む。

 その顔には、まださっきの余韻が残っているように見えた。

 

「じゃあ、手すりのとこ行こうか」

 

「うん」

 

 手すりまで歩く間にも、アヤは色んな生徒に声を掛けられていた。

 さすが、男子からも女子からも人気がある子だ。

 みんな、隣にいる俺を見ても、眉一つ動かさない。

 俺への謎の信頼感も、相変わらず折り紙付きだ。

 

 二人で手すりの所まで行くと、近所の家々の屋根が見渡せた。

 そういえば、屋上に来たのは初めてかもしれない。

 眼下には、校門と立ち並ぶ出店が見下ろせた。

 ちょうどお昼休み時だからか、少し客足が増えてきたようだ。

 

 俺は、独り言のようにつぶやく。

 

「みんな忙しそうだな」

 

「ふふっ……ずいぶん他人事だね」

 

 アヤが可笑しそうに笑う。

 

「俺の出番は明日だからな」

 

「ぼーやんは一日中、照明係だっけ?」

 

「ああ。アヤは脅かし役なんだっけ」

 

「私はね、ゾンビだよ」

 

「……ゾンビ?」

 

「そ、ゾンビのメイクして、通路の陰に隠れて……お客さん来たらバッて飛び出して、あ゛あ゛あぁぁ……って言って近づいていくんだ」

 

 アヤが楽しそうに言った。

 

「それは、恐そうだ」

 

「やってあげようか?」

 

「いや、いいよ。明日の楽しみにしておく」

 

「そんな期待されると、プレッシャーだな……っ」

 

 どんなプレッシャーだよ、と笑いそうになってしまう。

 まあ、とびきりの変顔を披露できるアヤだ。

 明日もとびきりグロテスクな姿を見せてくれるのだろう。

 

 

 明日か。

 

 いよいよ明日は、文化祭の最終日だ。

 

 明日、俺はアヤを完全に奪う。

 多くの人の前で。

 多くの人に、見せつける形で。

 

 

「アヤ~~! やっほー!」

 

 眼下の出店のほうから、アヤの友達らしき子が手を振っている。

 アヤも、手を振って応えていた。

 

 

 この日常も、明日には変わる。

 

 ちょうど体育館のほうから、吹奏楽部の演奏が聞こえてきた。

 おごそかというか、壮大な感じの、テレビで何度か聞いたことがある。

 確かオペラで有名なトゥーラン……なんとかという曲だ。

 

 学校中が、漏れてくる演奏に包まれる。

 こういうの、文化祭ぽいなと思う。

 

 俺は、体育館のほうを眺めながら考える。

 

 明日、あの中で後夜祭が開かれて、最後にベストカップル賞の発表がある。

 

 俺がやるべきことは二つあった。

 一つは、みんなにアヤと俺との関係を知らしめること。

 二つ目は、時田にアヤを諦めさせることだ。

 

 二つ目は、あまり難しくない。

 神様の直感が、そう告げている。

 

 でも一つ目のやり方については、いまだに決めあぐねている。

 

 俺は、この一週間ずっとその方法を考えていた。

 神様の直感も、いろんなシミュレーションを見せてくる。

 

 ――ベストカップル賞の壇上に上がり、時田の目の前でアヤにキスをする。

 

 これでアヤが確実に手に入るなら、全然できる。

 だがそれは、あまりいい方法じゃない。

 その瞬間は生徒たちもワーキャー騒ぎ、ドラマチックな感じになるだろうが、その後が修羅場だ。

 アヤの友だちや時田は、もちろん納得できるわけもない。

 面倒な事後処理が、アヤにも降り掛かってくる。

 

 

 ――壇上で時田に殴られて、俺が時田を組み伏せる。

 

 そんな未来の記憶も見た。

 だがこれも、後々の面倒さでは大差ない。

 それどころか、アヤにショックを与えてしまう。

 

 

 ――アヤをベストカップル賞には行かせず、俺が一人で壇上に上がり「アヤは俺が奪いました」と宣言する。

 

 これが今のところ、劇的かつ、確実にアヤとの関係を知らしめる方法だ。

 

 だがこの場合、アヤが壇上に飛び込んでくる可能性が高い。

 そうなると、やっぱりアヤの立場が危うくなる。

 どうにか、アヤを来させないようにしないと。

 

 

 みんなに、アヤと俺との関係を知らしめるのは簡単だ。

 しかし、アヤを傷つけない形でとなると、難易度が格段に上がる。

 

 神様の直感が、今も忙しなくシミュレーションをしているのが分かる。

 

 

 体育館のほうを眺めながら考え込んでいると、吹奏楽部の演奏が、穏やかな旋律に変わっているのに気づいた。

 

 ふと、俺の腕にアヤの肩が触れている。

 

 

「ねぇぼーやん」

 

 アヤが、俺のほうを向いた。

 俺も、アヤのほうに体を向ける。

 

「ん?」

 

「ちょっと(かが)んで、ゴミに髪ついてる」

 

 アヤが手を伸ばしてきたので、俺も膝を曲げる。

 

 ん? ゴミに髪?

 それを言うなら髪にゴミじゃ――。

 

 ――キス、したい。

 

 え?

 

「――んっ」

 

 アヤの、唇の感触。

 

 アヤの両手が、俺の頬をぎゅうっと押さえた。

 予想外のことに、脳がフリーズする。

 

 一瞬にして意識が、まだ見ぬ未来から今に引き戻された。

 

 アヤの唇が、求めるように俺の唇を押してくる。

 応じて開くと、アヤの舌が滑り込んできた。

 

「んっ……ん、んちゅ……んっ、んっ……」

 

 吹奏楽部の穏やかな演奏が続いている。

 

 俺たちは、屋上で、キスをしていた。

 

 そう、ここは屋上で。

 他にも、大勢の生徒たちがいる、屋上だ……!

 

 口内でアヤの舌を優しく押し返し、唇を離す。

 

 こんな公衆の面前でキスをしたら、学校中にすぐ噂が広まる。

 時田と付き合っているはずのアヤが、屋上で幼馴染の男とキスなんて、格好のスキャンダルだ。

 時田との関係、女友達たちとの関係、他にもいろいろ……崩れてしまう。

 それは、アヤが最も恐れていたことだ。

 

 アヤ、どうして――。

 

 そう言おうとして、止めた。

 アヤが、俺をまっすぐ見つめている。

 その表情には、覚悟だけがあった。

 

 だから、俺は確認する。

 

 

「もう、いいの?」

 

「うん、もういい」

 

 アヤは、柔らかく微笑んだ。 

 

 その瞬間、パァッと視界が開けた気がした。

 神様のシミュレーションが、音を立てて崩れ去っていく。

 

 視界の端で、生徒たちがこっちを見ているのが分かる。

 呆然としている者、口に手を当てて息を呑んでいる者、「え!?」と声に出して驚いている者。反応は様々だ。

 

 キーンと耳鳴りがする。

 この共鳴する感じ……なんとなく、ユカリが近くで見ているのが分かった。多分、屋上の入り口のところに……。

 

 しかし、アヤの心の声が俺の意識を塗り潰す。

 

 ――ぼーやん、キスしたい。

 ぼーやんと。

 もっと。

 

 

 アヤは、決めた。

 傷ついてもいい、それでも俺と一緒になると。

 そして今、行動した。

 神様の――俺の予想すら飛び越えて。

 

 なら、俺も遠慮はいらないな。

 

 俺は、アヤの頬に手を添えると、唇を押し付けた。

 引き寄せ、かき抱く。 

 アヤの小さい体を包み、溢れる気持ちを伝える。

 

「んちゅっ、んっ、ちゅぁっ……んぁっ、んっ、んっ、んれぉっ……」

 

 アヤの柔らかい舌を舌で絡め取り、口内に引き込み、吸い上げた。

 甘い唾液と一緒に、アヤの喉奥から淫らな音が発せられる。

 アヤの舌がヌルリと、俺の口内で絡みついてきた。

 じゅる、じゅるという互いの吸引音が響いて、脳が蕩けそうだ。 

 

 アヤが俺の首に手を回して、離さない。

 俺も、アヤの後頭部に手を回し、離れないようにする。

 

 ――ぼーやん、好き。

 

 好きだよ。

 

 大好き――。

 

 

 アヤの心情が、とめどなく流れ込んでくる。

 

 「え、うそ……」という声が遠くから聞こえた。

 多分だが、下の出店通りのほうから、何人かがこちらを見上げている。

 そんなことを気にしたのも一瞬だった。

 アヤの唇がわずかに動き、一気にそちらに意識が向く。

 演奏の音も、もう聞こえない。

 

「んっ、んっんっ……んちゅれぉっ、んぁっ……」

 

 膝を曲げていたはずが、いつの間にか俺は体を伸ばして立っていた。

 身長差があるせいで、アヤは背中を反らせて顎を真上に向けている。

 その上向いた口内に、舌を落とす。

 

「んん゛っ……」

 

 夢中でアヤの熱をむさぼり続ける。

 

 

 ――もんだ……ない。

 

 

 神様の直感が、何かを告げた気がする。 

 しかし、それはアヤの吐息と舌が絡まる音に遮られた。

 

 これが正解だろうが、不正解だろうが、どっちでもいい。

 

 俺とアヤは、もう決断したのだから。

 

 

 






文化祭編+海沿いラブホデート&頑張ったヒロインを幸せにする書き下ろし5万字が収録された電子書籍下巻が、大好評配信中です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQC35CL4
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。