【書籍化】クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話 作:月見ハク
息を吸って、吐く。
ぴったりと密着した彼女の胸が、同じタイミングで浮き沈みする。
互いの呼吸が寸分違わず合い、まるで一つの生き物になったようだった。
彼女の熱い体温が俺の中を巡り、肌と肉棒を通して彼女に還っていく。そんな一体感に、俺は味わったことがないほどの幸福を感じていた。
やがて、互いの鼓動が落ち着いてくる。
「アヤ、このまま寝ちゃってもいいよ」
すぐそばにある耳元にささやく。
「ぼーやん……ねむいんでしょ」
さっそく見破られた。
彼女の温かい体を抱いていると、どうにも眠気が襲ってきてしまう。この心地いい柔らかさも悪い。
「アヤが眠そうだなと思って」
「ううん……起きる。シャワー浴びたいし、あと……夕飯食べよ? 私、作るから」
「食べる」
俺は食い気味に即答した。
のそのそと起き上がり、アヤの手を引いて起こす。
真っ暗な部屋の中、枕元に用意してあったウェットティッシュや普通のティッシュでお互いの体を拭き合い、脱ぎ捨てていたパンツとズボンを穿いた。
手を繋ぎながら二人で部屋を出て、薄暗い廊下を歩く。
「なんか、昔ぼーやんがウチ泊まりに来たときみたい」
確かに小学生の頃、アヤの家にお泊まりしたときもこうして夜、暗い廊下をトイレまで歩いた記憶がある。
でもそのときは。
「こうやって二人で、手を繋いで歩くのは初めてじゃない? どっちかっていうと昔林を探検したときみたいだなと思ったよ」
「あ、確かに」
ちょっと楽しそうな話す彼女の手を引き、階段を降りる。
玄関を通り過ぎ、暗い廊下を進み、洗面所にたどり着いた。
壁をなぞりながら明かりのスイッチを入れると、振り向く。
「うっ……」
「え、なに?」
思わず唸ってしまった俺に、アヤがびっくりした声を上げる。背後をチラリと見ているので、お化けか何かだと思ったのだろうか。
正直、お化けがいても目に入らなかっただろう。
それほど俺の視線は、彼女の煽情的な格好に釘付けになっていた。
全裸に、白いブラウス一枚。
胸元は第二ボタンまで外され、汗に濡れた首筋や胸の谷間が見えている。張り付いたブラウスが体の輪郭を際立たせ、二つのふくらみの頂には突起が透けている。
ブラウスの裾からは白い太ももが伸び、デリケートゾーンが見えそうで見えない。
さっきまで隅々まで裸を堪能していたというのに、この中途半端に隠された姿も息をのむほどエロいから困る。
「……ごめん、アヤの格好が可愛すぎて見惚れてた」
「う……なんじゃそりゃ」
言いながら彼女がタックルしてくる。体を寄せれば俺から露出部分を隠せると思ったのだろう。
やばい。立て続けに二回も射精したのにもう勃起しそうだ。
「……シャワー、アヤも一緒に浴びる?」
「うん……あ、やっぱだめっ。服、洗濯しなきゃだし……ぼーやんのも」
「そっか」
「それに……一緒に入ったら出てこれなくなりそうだし」
その瞬間、風呂場でアヤを後背位で犯しまくる光景が思い浮かんだ。
確かに一緒に入ったが最後、朝まで抱き潰してしまう気がする。
「さ、ぼーやん先入った入った。洗うから制服とかシャツとか脱いで」
彼女に促されてワイシャツや肌着、ズボンやトランクスを脱ぐ。
全裸になり、服を彼女に手渡す。
俺の股間から恥ずかしそうに目を逸らすアヤを襲いたくなったが、ぐっと堪えて風呂場に入った。
ざっとシャワーで汗を洗い流して五分くらいで出ると、バスタオルを体に巻いた彼女がいた。
「あ、ぼーやん早いね。はいこれタオル」
「ありがとう」
なんとなく彼女が俺の裸を凝視しているような気がして、妙に恥ずかしい。
「パジャマそこに置いてあるから」
「うん、ありがとう」
「じゃあ私もささっと浴びてくるね。リビングで待ってて」
「ああ、分かった。暖房付けておくよ」
バスタオルを脱ぎ捨て風呂場へ入っていくアヤの白い後ろ姿を見送り、俺は用意されたパジャマを手に取る。
上下緑色のスウェットだった。てっきりお父さんかヒロト君のパジャマを借りるものと思っていたが、考えていれば二人とも俺とはサイズが合わない。
だから、これもアヤが俺のために買ってくれたものだろう。
俺は体を拭くとスウェットに袖を通し、リビングへと向かった。
***
リビングのソファーから、ぼーっと窓の外を眺める。
カーテンの隙間からは地上に降り注ぐ粉雪が見える。いつの間にか雪が降り始めていたようだ。
静かなアヤの家に、遠くでシャワーの音だけが響いている。
緑のスウェットはほのかに柔軟剤の香りがした。彼女と同じ匂いだ。
その落ち着く香りに身を委ねていると、シャワーの音が止んだ。
しばらく待っていると、トタトタと彼女が歩いてくる音が聞こえてくる。
「ぼーやんお待たせ~」
「うっ……」
湯上がりのアヤに、魂を打ち抜かれる。
彼女は白いモコモコしたパーカーに、下は薄い生地の水色ジャージ姿だった。ショートの茶髪はハーフアップで結ばれており、白いうなじが見えている。
なんてことないラフな格好なのだが、お湯で火照った頬や漂うシャンプーの香り、うっすらと湿った髪の毛がなんとも色っぽくて、俺の股間がまた直立しそうになる。
「ぼーやん、また『うっ』て言った」
唇を尖らせる仕草も、見惚れるほど可愛い。
きっと体も心もリラックスしているせいで、無防備に色気を醸し出してしまっているのだろう。
「ああごめん、またアヤに見惚れちゃってたわ」
「私もぼーやんに見惚れちゃうことあるよ? たくさん」
からかわれたお返し、という口調だ。
俺は事実を言ったのだが、どうもアヤは真に受けていないっぽい。
「お腹すいたし一緒に何か作ろうか? 外は雪降ってるから出前も難しそうだし」
「え、雪!? おわっ……ほんとだ」
彼女がドタドタと前を横切り、カーテンを勢いよく開けた。
「このぶんだと、明日は積もりそうだね」
「あ、じゃあ雪合戦しようよ!」
アヤが少年のような顔で振り向く。
「いいよ。俺負けないから」
「私もなかなかのもんだよ? 負けても恨まないでね」
不敵な笑みを浮かべるアヤと明日の約束をしたところで、お腹がぐぅと鳴ってしまった。
「あ、ごめんごめんっ、お腹すいたよね。ハンバーグでいい?」
「ハンバーグ、もしかしてアヤが作ってくれるの?」
「うん……練習したんだ。前にぼーやん、私が作ってる夢見たって言ってたでしょ、その……一緒に暮らしてる夢だったって。だから練習した、食べてっ」
「もちろん食べる」
「んふ、いい返事だね」
そう言うとアヤはまた俺の前を横切り、上機嫌にキッチンへと向かった。
「……で、どう? お味のほうは」
ソファーの隣に座ったアヤが、緊張した面持ちで覗き込んでくる。
「こんなにうまいハンバーグ初めて食べたかも」
「お、そっか! よかったぁ~……最初ヒロトに食べさせたときは『姉ちゃんこれ味しねー』ってめっちゃ文句言われたんだよ」
「このチョコも、めちゃめちゃ美味しいよ」
「ふふ……まごころいっぱい詰めたからね」
皿の上に二十個ほど乗っかったチョコをつまみに、ハンバーグを頬張る。
ふとリビングの時計を見る。もう日付が変わる頃だった。
俺たちはいったい何時間、情事に
アヤを見れば、満足そうにハンバーグを口に運んでいる。その両眉がふっと上がった。これは彼女がささやかなイタズラをひらめいたときの顔だ。
「そーだぼーやん、ビールでも飲もっか」
いひひ、と笑う顔が可愛い。確かになかなかの悪だくみだ。
まあ、彼女も本気ではないだろうけど。
「いや、アヤお酒弱いよね。シャンパン一口くらいしか飲め……」
しまった。これは未来の記憶で見た彼女だった。
「ぼーやん、私お酒まだ飲んだことないよ……」
「予想だよ。アヤは多分、お酒飲んだらすぐ赤くなっちゃうなと思って」
「赤くならないし」
「どうかな」
「ならないし」
ぷくっと膨れる桃色の頬が可愛い。
二人で深夜に他愛ない話をして、彼女の手作り料理を食べていると、本当に同棲しているような気分になる。
「ぼーやん」
「ん?」
「なんか私たち、一緒に住んでるみたいだね」
「多分、同棲し始めたらこういう毎日が続くんだと思うよ」
ささいなことに笑い合える日々がずっと続くんだ。だから、何も恐れる必要はない。
「そっか……楽しみだな」
彼女がふんわりと微笑む。さっきの思いをぶつけ合うようなセックスを経て、すごく素直になった気がする。
俺はハンバーグのお皿をテーブルに置いて、アヤに向き直った。
「アヤ、大事な話がある」
「ん、なに?」
この切り出し方で、まったく警戒せずにハンバーグを頬張る姿が愛おしい。
「専属の話、断ったよ」
ゴクン、と彼女が口の中のものを飲み込んだ。
「えっ、えと……どうして?」
アヤを不安にさせたくないから。嫉妬を抱いたまま過ごしてほしくないから。嫉妬の反動で快楽に依存する姿なんて見たくないから。
そんなことを言ったら、きっと彼女は責任を感じてしまうだろう。だから用意していた言葉を告げる。
「千春さんに頼ってたら、自分の力で稼げる男になれないと思って。そう思って、専属にならなくても二人で十分な暮らしができるように、別の……もっといい仕事先を探してたんだ」
あんなに忙しい日々を過ごさなくてもいいように。
アヤとできるだけ多くの時間を過ごせるように。
少しでも寂しいって思わせないように。
不安なんて、微塵も感じさせないほどそばに寄り添うために。
「で、いい感じのところが見つかりそうだよ」
「……そう、なんだ」
アヤは、無表情だった。
でもその顔がだんだんと赤みを帯びていく。下唇を噛み、目端に涙を浮かべ始める。
「アヤ……?」
トスン、と彼女の頭が俺の胸に飛び込んできた。
「ぼーやん……ありがとね」
涙を押し殺した声でアヤがつぶやく。
これはマズいな。いろいろと勘付かれている気がする。
「なにが? 別にお礼を言われるようなことじゃないよ」
とりあえずシラを切ってみる。
「……ぼーやんのばか」
ついに俺のスウェットに顔を埋めてしまった。
震える頭を撫でていると、アヤが少しだけ顔を浮かせる。
「私もね……ばかなんだ」
「そうなの?」
彼女が何かを言いかけて、止める。喉に詰まった思いを必死に吐き出そうとしているようだ。
俺は静かに、アヤが口を開くのを待つ。
「私、ね……千春さんに、嫉妬してたんだ」
その言葉がフタをしていたのだろう。
「ぼーやんは絶対にそんなことないって、分かってるのに。なのにすごく不安で……こわくて、絶対、ぼーやんはそんなことないのに。いつも私を見てくれてるのに」
アヤが鼻をすする。涙混じりの声が震えている。
「それなのに、ぼーやんが千春さんの話するたびに、嫌だなって……仕事にも、行ってほしくないなって、思っちゃって……ごめんね。私、ぼーやんをちょっとでも疑うなんて、どうかしてるって思ってるのに、なのに……気持ちがあふれて止まらなくて」
ガクガクと震えだす肩をそっと包む。全部吐き出していいんだと、抱き締めることで伝える。
「こんな気持ち、ぼーやんに知られたくない。こんな汚い感情、知られちゃったら……愛想つかされちゃうかもって思ったら……こわくて、どうしようもなくて……だからせめて気づかれないようにって、笑顔で送り出してあげようって、思ってて」
ぐちゃぐちゃな思いを、アヤが一つ一つ言葉にしていく。
「だから我慢しようって……我慢したらきっと、ぼーやんと幸せになれるからって……そう思ったんだけど、ごめんね。私、アホな子だから……こんな気持ちも、ぼーやんに知ってほしいって、さっき……お風呂でね、思っちゃたんだ」
彼女の手が、俺のスウェットを握る。まるで叱られることに怯える子どものようだ。
「おねがいぼーやん、私のこと、嫌いにならないでっ……ずっと、好きでいて。私、こんなだけど、頑張って……ぼーやんとずっと一緒にいたい。一緒に暮らして、結婚して、あったかい家庭作って……それで、天国に行ってからも、一緒に……」
そこからはもう、言葉になっていなかった。
押し寄せる思いや涙がもう止まらないのだろう。
どの未来でも、アヤは本音を心の奥に隠していた。
それほど、汚い自分をさらけ出すのは覚悟のいることだったんだ。
そんな彼女が、勇気を振り絞って本音を伝えてくれた。
本当に、アヤはアホの子だ。
最高に可愛くて、愛おしくて……こんな子を――。
「嫌いになんて、なるわけないだろ」
彼女の肩がビクッと震える。
「俺がどれだけ昔からアヤのことだけ見てきたか、知ってる?」
「ご、ごべん、知らなくて……」
まったく。俺の片思いの歴史を語って聞かせたら、三日三晩じゃ収まりそうにないっていうのに。
「俺はアヤの全部が好きなんだ。可愛いところもアホなところも全部。だから、こうやってアホな子の部分も見せてくれて、本当に嬉しい」
「ぞんなに、アホって言わないでよぉ……」
本当に、この子は。
ああそうか。
この感情が。
「愛してるよ、アヤ」
「う゛ぇっ!? ……わ、私も」
アヤが慌てて顔を上げた。
顔面は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。表情もくしゃっと歪んでいて、きっと他の人が見たら引いてしまうのだろう。
こんなに可愛い泣き顔もないと思うのだが。
「私も、愛してる」
アヤが眉間にぎゅっとシワを寄せた。びっくりするほどのしかめっ面。
彼女が、一番嬉しいときの顔だ。
「俺もだよ」
そう念押しして頭を撫でると、ついに彼女の瞳から大粒の涙がこぼれ始めた。
相変わらず、アヤは泣き虫だ。
――――。
そのとき、最後のピースがカチリとはまった気がした。
不確定だった未来があるべき場所に収まったような感覚。
真っ暗闇だったビジョンに、一つ、二つと灯りがともっていく。
どうやら、またアヤに助けられたらしい。
彼女が恐怖を飛び越えて本音を明かしてくれたおかげで、二人の幸せな未来が拓けた。
直感が、新しい未来を急ピッチでシミュレーションし始めている。
「アヤ、ありがとう」
外では雪がしんしんと降っている。
静かな家の中で、俺は泣きじゃくるアヤをずっと抱き締め続けた。
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