※この作品はR-18です。

ぼっち・ざ・せっくす!   作:麻戸産チェーザレぬこ

5 / 5
 お気に入り、感想、評価ありがとうございます。

 美少女(文庫)作家さんたちって、エッチシーンをよく纏められるなぁって思いました。
 難しい。

 あと、下北沢の大天使虹夏エルちゃんママは絶対こんな感じのえっちな身体してると思います。


ノンケぼっちちゃんが喜多ちゃんと虹夏ちゃんに承認欲求が満たされるおサンドイッチプレイをされては喜多ちゃんとセックスしてしまう回 本番編

 畳の上で拘束玩具プレイを強制されているリョウを放置して、結束バンドの3人は脱衣場へ入る。そのなかで虹夏がリョウのマットを持っていて、郁代がスポーツドリンクを3人分持っていた。

 

 そこには照明がついてるが、電源を入れていないため、室内から漏れ出る明るさだけが頼りだった。 

 

「ホシゾラガキレイダナ~」

「いやぼっちちゃん、ここからじゃよく見えないでしょ」

 

 たははは――そう笑いながら虹夏は首に巻いていた水玉のリボンを外して籠に入れる。

 

「後藤さん、リョウ先輩とあんなにしていたのに、やっぱりまだ緊張してるのかしら」

 

 郁代は片膝を抱えるようにあげて、フリルのついた白の靴下を脱ぎ始めていた。その際、彼女の太ももを護っていたスカートがずりりと落ちて、太ももが露になる。少し焼けた健康的で程よい肉付きをしている。

 

「なるほど~」

 

 虹夏は頷き、ひとりの両肩に手を置いて強張った肩をほぐす。虹夏の肩もみは絶妙な気持よさだった。おそらく三十路近い姉の肩を揉んで得た神の手だろう。

 

「だいじょうぶだよ~ぼっちちゃん。リョウとは違って、私たちは狼のように襲ったりはしないから」

「あっはい、ありがとうございます……ぁっ、きもちぃぃ」

「そうよ後藤さんっ。私たちはどっちかで言えば、してもらう、方だけど、今回は後藤さんをなるべくリード出来るよう頑張るわね」

 

 靴下を片足だけ脱いだ郁代がひとりに熱い視線を送ってウインク。

 

 ひとりは逃げ出したいが、2対1では到底かなわないので諦める。

 でも、リョウとしてしまったことでハードルは低くなっていた。たかだか回数が増えるだけだと、割り切れるぐらいには。 

 

 さっきまでひとりの強張りを解していた虹夏がニヤッとした顔つきとなり、ひとりの耳元でささやく。

 

「ん? ぼっちちゃんちょっとは緊張緩んだかな」

「あっ、えっと、まぁ……」

 

 ひとりは、自身の心が虹夏にこじ開けられたように感じられた。

 そんな事を思っていると、裸足になった郁代がひとりの両手を取って、両手の甲にキスを降らす。手の甲にキスをした郁代は、さっきよりも目をとろんとさせている。

 

「これから、わたしは、素敵な後藤さんの手(あなたたち)にご奉仕いたします♡ そして気持ちよくしてもらいますね……」

 

 そう言って今度は、郁代は片膝をついてひとりの左指一本一本に赤ん坊のほっぺにチュウする感覚で口づけ。ひとりの指先が郁代の潤った唇に触れるたびに指を軽く吸われる。

 恥ずかしさなのか、嬉しさなのか、キスするたびに郁代の頬っぺたが赤くなってゆく。

 

「すすすすす、素敵な手ですか!? うへぇっ……」

 

 美少女に自分の手を褒められて、その上キスもされて、ひとりの寒い心に多幸感が満ち満ちてゆく。自身の生き様を認められたような気がして。

 ひとりのガードがどんどん緩くなってゆく。バンド結成出来るように毎日6時間ギターを弾いてきたものの、学校で友人どころか知人すらできず陰キャを拗らせた負け犬の手にとって、郁代の愛の儀式は重要であった。

 

 だっ、だめだぁ……きもちよす「ぎて何でもゆるしちゃいそうになるぅ~~ッ」

 

 普段から何でも許しているくせに、よくそんなことが言えるものだ。そして、心の声が途中から口にも出てしまっていた。

 

 左指すべてにキスをした郁代は最後に左薬指を「れろぉぉ~……♡」と愛おしそうにゆっくり舐めまわす。郁代の咥内の温かさと、舌のヌルっと柔らかな重みを感じる。唾液で指が汚れるも言いようのない征服感も抱く。それに郁代の扇情的な鼻息が皮膚を伝いくすぐったい。

 

「あっき、きたさんっ!」

 

 これでは結婚指輪をはめての誓いのキスだ。左薬指を堪能したのか唇を離して、郁代はインディゴのワンピースを脱いでいく。首周りがシースルーの黒いトップス――プリティでくすみない桃尻と――お尻に食い込む紅紐の白ティーバックが顕れる。

 そうして郁代はひとりの右手にしっとりした唇を近づける。

 

 ひとりに献身的な郁代と、その幸福に包まれて震えるひとりを見て虹夏がひとりの肩から手を離し――ぺちぺちと軽く自分の頬を叩いた。

 

「ふたりだけで盛り上がっちゃって……ずるいから」

「ふぇっ……?」

 

 虹夏は籠にいれた水玉のリボンを手に取っては、ひとりの首筋に浮かぶ塩味の露を拭きとる。

 幸せの海に浮かんでいたひとりだったが、虹夏の行動に疑問を抱く。

 

「そ……あっにじかちゃんのたいせつなりぼん汚れちゃいます!!」

「ぼっちちゃんの汗は汚くないよ? ぼっちちゃんは美人さんだし、むしろご褒美だよ」

「ふぁ? ふぁ……」

「そ。ごほうびなの……あたしとおねえちゃんの。だから、ぼっちちゃんは私に体をあずけて?」

 

 いまだ状況を読み込めないひとりを尻目に、虹夏は目を細めて丁寧に拭きとる行動をする。肩、首、頬っぺた、そしてうなじと手を向かわせる。

 

 汗を拭きとっていた虹夏はぽけ~と、のぼせたような顔つきになった。

 彼女の視線はひとりの首筋――白い柔肌に注がれていた。

 

 普段のひとりの肌は、溢れ出る陰のオーラのせいで肌に鮮度がない。けれども、リョウとえっちしたこと、郁代に手を褒められたこと、そしてまた今からえっちすることで生存生殖本能が高まり、ひとりの肌に鮮度が戻っていた。瑞々しく透明感もある若いもちもち肌。

 

 虹夏がゆっくりと口を開けば、彼女の白い歯とひとりを味わおうと突き出た舌が見えてくる。そのまま虹夏はひとりの首元にかみつこうと口を近づけた。

 ひとりの白魚のような肌と接触する直前で、虹夏は踏みとどまった。

 虹夏はちらりと視線だけひとりに向ければ、彼女は郁代のご奉仕フェラに「お……♡ あ……♡」と爛れた幸せそうな声を上げていた。

 

 何をおもったのか、歯を引っ込めて虹夏は吸血鬼のまねごとを辞める。

 まぁ、あのままひとりの首筋に歯をたてればひとりはその痛みで警戒心が戻ってしまうのは確かである。

 それでも山田リョウであれば強引に行っていただろうが、虹夏にはそれが出来なかったよう。

 

 そんな虹夏は代わりとしてひとりの耳元でささやくことにした。

 

「ぼっちちゃんの肌ってとっても可愛いねぇ」

「?」

「あたしは勿論、陽キャ代表喜多ちゃんよりも……綺麗♡ うらやましいなぁ」

「あっ、えとぉそのぉ、虹夏ちゃんと喜多さんの方がとても綺麗ですよ」

「ふふっ……ありがとうぼっちちゃん。でもぼっちちゃんの肌温かいし、心が安らぐんだよ? それにぼっちちゃん……」

「???」

「護ってあげたくなるし、でもかっこよくて、どん底におちゆくあたしを……なんどもすくってくれた……あたしの王子さまで……あたしのヒーロー♡♡ ……すき♡♡ ……いっちゃったっ♡」

 

 虹夏の告白にひとりは固まった。

 

 ――あの虹夏ちゃんが、私を結束バンドへ導いてくれた、いつも優しくしてくれる大天使虹夏ちゃんが……こんな私をかっこいいって……王子さまって……にじかちゃんのヒーロー!! もももとっと!! もっと言われたい!!! みぃぃいいいたされるうううううううう!!!!!

 

「あっ虹夏ちゃん……」

「どうしたの? あたしのぼっちちゃん」

「あっ、もっと……もっとほめてくだひゃい」

「……すき、大好き♡ かっこいい♡ 愛してる♡ 面白かわいい♡ ちょ~~~かわいい♡ アイドル顔負けの可愛さ♡ 少年アイドルよりもかっこいい……いけめん♡ 抱いて♡ ギター神テクのおうじさま……神の子ぼっちちゃん♡ 色白♡ お目々くりくり小動物ちゃん♡ ぼっちちゃんのギターの音いちばんだいすき♡ きょにゅ……ヴィジュアル美人ちゃん♡ 透き通るような美味しそうなみずみずしいお肌のぼっちちゃん♡ お勉強してたぼっちちゃん偉い偉い子ちゃん♡ あたしのヒーロー♡ いまのぼっちちゃんとおってもかわいいよぉ…………ふぅ~~……♡♡♡」

「あっ……あっ……あっ……! あっ――!!」

 

 虹夏の耳ふ~がとどめとなって、ひとりの顔はとろとろに溶けた。

 

 ――だ~~めだ~~……むりぃぃぃいいいいッッ↑↑↑↑

 

 指にご奉仕し終わった郁代も虹夏と同じように、虹夏の反対側でひとりにささやき始めた。

 

「私と伊地知先輩を抱いて脱陰キャしましょ♡♡♡」

 

 そうして囁く郁代に、ひとりは郁代のヨダレまみれになった自身の手を郁代の瑞々しい手に絡めとられる。

 

 そんな、両耳から伝わる幸福がひとりを興奮させる。

 

『可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いッ♡♡ 大好き大好き大好き大好き大好き大好き♡ だいすきだいすきだいすきだいすき♡♡♡ 愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる♡♡♡♡♡ ぼっちちゃん(ごとうさん)♡♡♡ セックスしようね♡♡♡』

「あっはいぃ~」

 

 ま、また流されちゃったけど、別にいいよね!! 売れてるかっこいいバンドマンとか絵師って可愛いファンの子とセックスしてるって言うし、ていうか承認欲求満たされるうえにあの(・・)気持ちいいを味わえるんだし!!!

 わ、悪くないかも!!

 

 気持ち悪くゆるみきっていたひとりの頬っぺたに、左右からキスをされる。

 

「ミ゜!!」

 

 ひとりは昇天した。そうして体が溶け始める様に脱力していく。

 

「……後藤さん溶けちゃいましたね」

「褒められすぎてメルトダウンしちゃったんだよ」

「いつもであれば後藤さんのこれってちょっと厄介なんですけど、今は好機ですね!」

「そだね!」

「では私は後藤さんの上を脱がすので伊地知先輩は下の方をお願いします」

「おっけーい」

 

 溶けているひとりがあれよあれよと脱がされてしまう。

 ただ、意識だけはあった。

 今までならこの状況を恥ずかしいと思って固くなっていただろうが、そうではなかった。地中海やドバイでバカンスしている王様が美人な女家臣に服を脱がしてもらい、自身は美味しい酒やジュースを飲んでいるといった、カースト上位者の気分だった。

 

 心がぽわぽわしているひとりが一糸まとわぬ姿となり、ひとりはそこで人としての形を取り戻した。

 

「おはよう後藤さん」

「あっ、すすみません。服をお手数かけてしまって」

「いいよぉ~そんなの。まぁ、そんなに思うなら喜多ちゃんのことでも脱がしたら?」

「え? いいんですか伊地知先輩っ、ありがとうございます! お願いね後藤さん」

「あっはい」

 

 さっそく、ひとりは郁代をてにかける。はじめて、ふたり以外の他人の服を脱がす。

 目をきりっとさせて、美しいシースルーを脱がす。

 

「ごとうさんの目、かっこいいわ」

「あっありがとうございます」

 

 脱がしたそこには四葉のクローバーが刺繍された白いブラジャーと、それに覆われる控えめなふくらみがあり、その下のお腹周りは運動部の助っ人に呼ばれていた程に健全にスマート。ただ、腹筋は割れていない。

 

「……ちいさくていいなぁ」

「! ちょ、ちょっと後藤さん? それって……」

「おおお落ち着いて喜多ちゃん!! 今の発言は私にもグサッと来たけど、ぼっちちゃんほんとに肩固かったし! 辛そうだったもん。ぼっちちゃんだよ? 悪気ないに決まってんじゃんっ」

「そ、そうですよか!! でもね後藤さん。あまり人に対して小さくていいなって言わないでね」

「あっはい……でもほんとにいいなぁ。首とか肩とか疲れるし、たまあに変な視線がおっぱいに向けられるもん……」

「あ~……それはぁ。ごほん! じゃあ後藤さん? 次も脱がしてくれるかしら」

 

 ブラジャーを外せば、郁代のふるんと揺れたおっぱいからいい香りが漂いだした。ネガティブに陥りそうなひとりを引っ張り上げてくれる香りだ。

 ひとりはその心地よさに郁代の貧乳の谷間に顔を埋めた。もっと郁代の匂いを吸いたいのだ。

 

「うん……♡ んふぅ……♡」

 

 ひとりの鼻息が郁代のうっすらした乳房から、コリっと美味しそうなまっぴんくなキュートな二プルに伝わる。

 

「じゃぁ……下もぬがして」

 

 ひとりは屈んで、彼女の紅紐をほどくと白のティーバックが床に落ちる。

 郁代のおまんこに毛は生えておらず(ただ、痕跡はうっすらある)、花弁からは愛液が垂れている。花蜜の香りもおっぱいに負けず劣らずのえっちでいい匂いだ。

 ひとりの目の前にあるのは、完璧に厭らしい美少女の可愛いおまんこだった。

 

「その、ごとうさん……あんまり見つめられてると恥ずかしいの……♡」

「あっ、すみません!」

 

 ひとりはおまんこから距離をとり、郁代のことを頭から足までゆっくり見渡す。

 女らしい起伏はないが、それだけだ。郁代の身体は見るものに劣情を抱かせる美少女特有のすらっとした裸体。

 胸なぞなくとも郁代の身体つきは性欲をたぎらせる。可愛い胸は色気から遠いはずなのに、庇護欲と悪戯欲を刺激してその胸を自分好みに染めたくなるし、独占したくなる。スマートなお腹は美しくて、乳房の白さとは違って少し日に焼けている。温かみがあり、舐め心地がありそうな郁代のお腹である。郁代の脚はしなやかな筋肉と、艶やかな肌を備えて細長く、とても美しい。  

 

「ありがとね後藤さん。じゃあ次は伊地知先輩……ってもう上は脱いじゃってる」

「ん? だって、あたしが全部脱ぐまで待ってたら風邪ひいちゃうでしょ」

 

 虹夏は灰色のスポーツブラで、虹夏は苦笑しつつ脱ぐ。

 彼女も郁代と同じで胸が恥ずかしがり屋な同サイズ。ただ郁代とはちがって乳輪と乳首の色素が薄い。甘そうで眼に優しい色をしていた。それに、虹夏の乳首は陥没乳頭だった。虹夏ちゃんは明るいのに乳首は陰キャなんですねと思ってしまった。

 

「ちょっとぼっちちゃん! あたしのおっぱいそんなに見つめないで」

「あっ、えっとすみません」

 

 ――なんでぇ~私もみんなにおっぱい見られてたのに……。

 

 納得できないものの、ひとりは虹夏のスカートを脱がせに入った。

 

「あっじゃじゃあ脱がしますねスカート」

「ん? うん……あっ! ちょま――」

 

 虹夏の制止はすでに遅くひとりにスカートを脱がされてしまう。

 

「!! 伊地知先輩!? 噓でしょ……」

「あっ……にじかちゃ……!?」

「だ、だからやめてって言ったのに~~」

 

 伊地知先輩はパンツを履いていなかった。虹夏の秘所が丸見えだった。彼女の陰裂と太ももは洪水のように濡れ濡れである。

 また、そんな虹夏も恥毛は見えない。けれども、郁代やリョウとは違って毛深そうな跡があった。

 

「伊地知先輩ってそうゆう露出趣味だったんですか……!」

「ち、違うってば!! ただ勝負パンツを履き忘れたの!! ブラだってそのままだし。だって喜多ちゃんが約束した時間よりも早くきたから!! 急いでたんだよ」

 

 虹夏は赤面し、片手でおまんこを隠して露天風呂へ向かう。

 

「さっさと温泉に浸かるよ!!」

 

 ぷりぷりとお尻を揺らしてしながら2人を先導する。

 そんな虹夏のお尻をひとりはじっと見つめていた。

 

 ――虹夏ちゃんお尻ゆらしててかわいい……。

 

 

 

 

 

 夜中といえども真っ暗でもなく、ゆったりくつろげるような明るさだった。そしてとても静かだ。

 湯舟から伝わる温かい空気が3人を出迎える。

 

「ぼっちちゃんここに座ってね」

 

 虹夏がひとりをマットの上に座らせる。

 郁代はその間にシャワーを温水に調整していた。温水になったところで郁代は自分の身体を濡らし、次いで虹夏にシャワーを手渡して、その虹夏が体を流し終わった後にひとりに渡した。

 

 そして、虹夏と郁代は自分の手にボディーソープを垂らしていた。

 

「洗い流したかしら後藤さん? これから後藤さんの身体を洗ってあげるわねっ」

「あっ身体をですか!? 不器用すぎる自分でもできますけど」

「違うってばぼっちちゃん……今からするのはえっちなことだから、ぼっちちゃんを見下してるわけじゃないよ」

 

 あっ、ならよかったです。とひとりは安堵のため息を吐く。

 

 ――それにしても、私も随分と許すようになっちゃったなぁ……。最初は嫌がっていたけど、女の子同士でシちゃうあの気持ちよさを知っちゃって、思い出すたびに子宮がうずいちゃうんだもん……。

 

 そう思ってる間に、ひとりは無意識に自分のワレメを指でなぞりだしていた。陰裂をなぞればイイ気持ちになる。

 

 郁代と虹夏がひとりのオナニーを視界にとらえて、二人は目を合わせて笑った。

 

「おまたせぼっちちゃん!」

「後藤さんをいっぱい気持よくさせちゃうんだから」

 

 ひとりに近寄る二人の息は荒く、ひとりもそんな彼女らを見上げては切なげに息を漏らす。

 ただ、いくら身体をゆるしたとしても恥ずかしかった。そのためチラっと目を室内へ反らした。

 

「……あっリョウさん……ぐったりしてる」

 

 二人もひとりの視線の先へ目を向ける。

 リョウは大人しく力なく玩具責めを受け入れていた。普段のリョウからは考えられない淫靡な姿だった。

 今度は虹夏がため息をついた。

 

「はぁ……仕方ない。ぼっちちゃんは後でいただくとして、あいつを介抱しにいくかぁ……ていうかほんと受けだと弱すぎ」

 

 虹夏は手に着いたソープを洗い流して室内に向かう。

 

「二人も水分取りながら気を付けてヤるんだよ~。すぐ戻ってくるけどさ」

「行ってらっしゃい、伊地知先輩。……後藤さんと二人っきりでセックスなんてとても楽しいみ(キターン)♡」

「あっはい」

 

 ――喜多さんのキターンがなんかやらしぃ……!

 

 ひとりはねっとりした情熱を郁代に向けられていた。

 

「おっ、おねがいひまひゅ」

「は~い♡」

 

 郁代はソープを泡たてて、ひとり、ではなく郁代自身の身体に泡を塗りたくった。

 郁代の行動にひとりは目を奪われる。郁代は妖艶に目を細めてすらりと伸びる腕、平たい胸――水に滴るお腹から鼠径部を――そうして股をと、鑑賞者をじらすようにゆっくり洗う。

 夕方のリョウも自身の身体を洗うのをひとりに見せつけていたが、なぜこうも美少女の洗体はうっとりするほど魅力的なのだろうか。

 ひとりが郁代を見つめていると郁代がひとりに向けてしっとりした微笑を浮かべる。

 

 ――明るくって可愛い喜多さんが、していい顔じゃない……!! 

 

 まさに性に乱れた牝猫の顔つき。

 

「じゃあイクね♡」

「あっひゃいぃ」

 

 ひとりは、郁代が足元からぬらりと絡みながら這い上がってくるような錯覚を覚えた。

 そして郁代に自分の小さな肩を撫でられる。ぬるぬるしたソープと郁代の質感のいい手に肩を刺激されくすぐったい。

 

「ん……♡」

 

 きゅっと目をつむってひとりは悩ましい声を上げる。

 そんな姿を目にした郁代は、今度はひとりの鎖骨をすりすりと指さきで洗う。鎖骨を洗われてひとりがマットに両手をついてその快感を受け入れる。

 

 完全に無防備状態になったぷるんと揺れる双乳に郁代の手が這わされる。

 郁代のその手つきはねちっこく味わう感じで、ひとりの羞恥をとことん煽る。火照る下乳をにゅるにゅると揉むように洗浄されて、郁代の親指にひとりの乳首が撫でられる。

 

「んっくぅ……♡」

 

 敏感な乳首が擦られて脳髄を快楽に侵される。

 そして乳首を郁代に摘まれてしまい、ひとりの快楽をせき止めるダムが決壊してひとりの目から涙がこぼれる。

 

「ごとうさんのおっぱいはとってもえっちで繊細なんだから、丁寧に洗わなきゃね♡」

 

 そう言われてしまい、ひとりの谷間ににゅるるんと右手が滑り込んだ。谷間の内側からひとりの白い膨らみはぐにゅにゅと歪められる。ひとりの泡々でぬるぬるな、見てるだけでも淫欲を高ぶらせるぷっくりした乳輪が、郁代の左手にゆっくりした指圧をうけてしまう。

 

「ひうっ……♡ あっ、んうっ……♡」

 

 郁代のねっとりしたおっぱい責めにひとりは法悦を抱いてしまい、気持ちよさで緩々になった口からヨダレを垂らす。ヨダレと共に口から出る吐息がいつもよりも熱い。

 

 郁代はそれに気をよくしたのかおっぱいを洗うのを辞めて、ひとりのお腹をこしょこしょとくすぐる。

 

「っひっ――っちょ……♡ き、きたさん……♡ うひゃっ……んっふ、ふふひひひひっ……♡!! いやぁ――ッ」

「後藤さんかわいいわ!!! もっと、もっとわたしで昂って!!!」

 

 郁代はキターン!と興奮しながらひとりの脇腹をくすぐっては、今度は下腹部を撫でまわす。

 

「むっふぅ……♡」

 

 ひとりが太ももをこすり合わせて郁代の愛撫を耐えようとする。

 郁代の下腹部の洗い方はひとりの子宮の位置を探るような手つきで、そのせいでひとりの子宮に淡い甘い痺れがはしる。

 

 ――喜多さんの手が子宮を押しつぶすような感じで……だめぇ♡ なんか、子宮がぁ……おまんこが……こみあげるぅうぅ♡

 

 ひとりの湿った息のリズムがだんだん浅くなってきて、それを契機に郁代がひとりの背中に回り込んだ。

 

「……はぁ、はぁ、きっきたさん……」

 

 ひとりは先刻まで処女だったので突然の打ち切りに戸惑ってしまう。でもこのソーププレイは序の口であるのだ。

 

「大丈夫よ後藤さん♡ 今度は、私のおっぱいで後藤さんのお背中を洗います」

「ふぁぁ? ッ……!」

 

 ひとりの背中に郁代のおっぱいが媚びを売るように、にゅるにゅると洗う。フニフニむにゅむと郁代のちっぱいはますます潰れる。ひとりは郁代のくにっとした乳首でクニクニと突かれたり、くにゅるる♡と甘く掻かれる感覚を味わう。

 

 ――喜多さん……貧乳だけど、わたしと一体化したがってるみたいに、おっぱいが吸い付いてくるっ……♡

 

 郁代のおっぱいはもち肌で、そのふくらみはひとりに幸福感を抱かせる。それに背中から伝ってくる郁代の体温も心地のいいものだった。

 

「っふ……♡ どうかしらッ♡ んっ、ごとう、さんっ」

「あっ♡ し、しあわせです……♡」

「そ♡ そうなおっ♡ んふっ……♡ くっ、ん――♡♡」

 

 ひとりも幸せに満ちた淫気を抱いていたが、郁代の方も情欲に支配されていた。

 大好きで尊敬する女の子の背中に洗うといった奉仕をしているのだ。郁代の心はひとり以上に幸せに満ちているだろう。

 

「かゆいところはないですか♡」

「あっありませぇん……」

「そうなの? でもわたしがしたいからまだ、っふ♡ ……するわ、ね……んっ♡」

「あっ……ぉふぅ♡」

 

 にゅるにゅる♡ にゅくにゅく♡ 

 ひとりは、上気している郁代に懸命におっぱいで背中を洗われる。ソープの泡々した感触に安堵感を覚え――郁代のおっぱいでヌルヌルでありながらスベスベで、むにっと、ふみゅっとしたキモチイイ触感に昇天させられる。

 

 ひとりは淡い快感に浸りながら思う。人を安心させる象徴として大きなおっぱいが挙げられるが、それは違う。喜多さんは小さなおっぱいであっても、愛しい人のために自身の繊細なおっぱいを使ってご奉仕をしている。その行為自体はとても温かい。それに、小さな愛くるしいちっぱいが愛という名の大役を背負って、眼前の壁へと果敢に挑む姿はとても琴線に触れる。

 それはチャンピオンに立ち向かうチャレンジャーのファイトスピリット。または、ひとり的にはロックのような生き様であり、応援したくなるし、自分の心まで燃え上がってしまう。観測者(おもいびと)を勇気づけるのだ。そして、想い人はちっぱいのパッションと愛に支えられて前へ安心して勇気をもって、一歩を踏み出せる。また、還ってこられる場所はちっぱいなのだ。つまり貧乳とは温もりと希望の象徴で、貧乳とはロック・ミュージックだ。

 

「ごとうさん……♡ すきぃ……んっ♡ ん……すき、なのぉ♡」

 

 ならば。

 わたしもロックな喜多さんに答えなければ無作法というもの、だ。

 

「あっき、喜多さんのおっぱいすすすすすう、すきですっ……!!」

「え?」

「喜多さんのおっぱい温かくて、ずっと、喜多さんがそばにいてほしいですッ」

「……ご、ごとうさぁん♡ ……んっぐ! ひっく……うれしぃ♡」

 

 ひとりは郁代からぎゅ~~っと後ろから抱きしめられる。先ほど以上に郁代のちっぱいが感じられる。それに郁代はすすり泣きをしているらしいが、とても喜んでいる。

 

「なら……いつか後藤さんに私のおっぱい飲ませてあげるわね♡ そしてわたしも後藤さんのおっぱいを飲むから」

「あっはひっ!」

 

 懲りずに後先考えずにひとりは了承してしまう。

 

「名残惜しいけど、じゃあ次はお股で後藤さんの腕を洗うから」

 

 郁代はひとりの目に自身の胴体を向ける様に、ひとりの右腕に跨がった。

 股に挟まれた腕にソープとは違った、ヌルヌルと蜜のような液体に触れる感覚を覚える。

 

 ぬちゅるん♡ ぬちゅるん♡ いやらしく腰を動かす。汗を垂らし淫靡な笑みを浮かべながら、華奢で可憐な郁代は、両太ももとおまんこでひとりの腕にて泡踊り。時折、ひとりの汚れを知らない美白でやわい腕に、おまんこで弧を描くように腰を回したりする。

 スクールカースト上位に君臨しながら誰にでも優しい美少女陽キャJKが、陰キャバンド女に媚びる姿はとても背徳的だった。

 

 生々しい話だし、曲がりなりにもひとりは純情乙女なのでけっこう嫌な話、十中八九、喜多郁代は小中、及び秀華高校男子生徒のオナニーオカズランキングでぶっちぎり1位で、殿堂入りする美少女だろう。スクールカースト関係なしに男どもの妄想の中で郁代は抱かれたり。凌辱されていたり。または誰かに凌辱されているところを妄想主に助けられ、妄想主に勝手にお清め純愛セックスされたりと。等々(とうとう)そんなオカズに。

 けれども、彼らはリアルな体温を感じる事が出来ないし、彼女の性感帯も、下着も、郁代の身体の抱き心地も、喘ぎ声も膣孔のニオイもすべて空っぽな幻覚。彼らは郁代への劣情を、空虚な喜多郁代にしか、注ぎ込められない。

 

 けれどもひとりは哀れな彼らとは違っていた。

 郁代はひとりに媚びをうりながら、二人で気持ちよくなれる様に性奉仕をしている。

 S級アイドル郁代の夜の露天風呂で見せる淫乱姿はひとりだけのものだった。

 股を見ていたひとりだったが、ゆっくりと視線を郁代の視線にあうように上げれば、郁代は目を♡にしてこちらを見下ろしていた。

 思わず、「あっ、あっ」と口から漏れ出てしまった。

 

「後藤さんってかっこいいくせに、可愛くってズルいのよ♡♡♡」

 

 ズルいと言われても、なんて返せばいいのか分からない。

 ただ、郁代がとても淫猥なアオハル美少女JKだというのは分かった。

 

 見下ろす郁代は唇をなめずったあと、腰の動きをとめて左腕に移る。絹の様でありながら吸い付くような綺麗な太ももと――泡立ち愛液にぬれるホトにむにゅうっと挟まれた。温かくて極上に柔らかい。

 ゆったり前後運動しては、太もも同士を擦り合わせるようにぬりゅぬりゅひとりに媚びる。

 

 郁代は右腕と同じ体勢で左腕を洗っていたが、ひとりは左手にくすぐったい違和感を覚える。郁代の左手が長虫のように絡んできた。

 ひとりは左手を強張らせたが、郁代の手がその強張りを解きほぐすように左手で舐めまわす。

 にゅちゅっ♡ にゅちゅっ♡ と音をたてるように。固まっていた左手も、腕からつたう淫らで柔らかな快感と、郁代の献身的な左手按摩によって少しづつほぐれゆく。ひとりのほぐれ切った左手の水かきに、郁代の左手の指が滑ってきて、ひとりの左手と絡まりあう。

 

「ごとうさんの指も……だいすきなの♡♡♡」

 

 ひとりの左手が郁代に弄ばれる。そこは肉体的性感帯ではないけれども、ひとりの精神的な性感帯だった。

 

 ――やめて……♡ やめて喜多さん♡♡♡ わたしの大切な場所を厭らしさで塗りつぶさないでぇ……♡ 息が、あがっちゃう……! 恥ずかしいのぉ――ッ♡

 

 呼吸を震わせて、ゾクゾクとした悩ましい官能に襲われながら、切なげな瞳で郁代を訴える。キスされた時はえっちではあるも称賛と婚姻のようであった。でも、今されているのは色欲に染まりきった行為である。

 ああ、どこもかしこも熱い。子宮と心の奥底から恍惚とした何かが押し寄せてくる。婬乱によって自分を失ってしまう。だから、喜多さん。私をたすけてください。

 

 郁代は先ほどまで浮かべていた笑みを消して、ただし腰と左手による淫らな清浄はやめず――ひとりの目をじっと見つめ返していた。

 

 それは、短くて長いような時間だった。

 

 郁代は再度笑みを見せる。

 その後にひとりの左手は解放された。郁代の股も左腕からはなれた。離れる時に、ひとりの腕と郁代の股の間には、ソープと愛液がミックスされた粘っこく泡っぽいジュースがねらぁっと淫らに繋がっていた。

 ようやく解放されたというのに、ひとりは郁代に与えられた温かさを淫靡な刺激を寂しいとも思ってしまう。

 

「ひっ――後藤さんこっちを向いて」

 

 郁代に言われた方向に顔を向けると、郁代が優しい顔でほほ笑んでいた。

 

「あっきたさ……むちゅ♡?」

「んむちゅ♡♡♡」

 

 舌を絡ませない程度の、少し情熱的なキッスをされた。

 その時の郁代はとても可愛かった。

 郁代は唇を離して言う。

 

「今度は下ね、後藤さん♡♡♡」

 

 

 

 

 

 洗い合いっこした二人はゆっくりと湯船に浸かっていた。

 二人が浸かる湯舟の近くに、マットとドリンクが置かれていた。

 

「後藤さんってば、やっぱり洗う手さばきも上手なのねぇ。後藤さんのせいで軽くイっちゃったわ」

「あっ、喜多さんも! とても気持ちよかったです」

 

 ひとりがそう言うと、郁代が抱きついてきた。

 

 ちゃぷっと水面が揺れる。

 

 抱きつく郁代の平たい胸が温かい。とても静かな三カ月の夜にて抱きつかれると、自分のうるさい心音が郁代にも伝わるのではないか、そう思ってしまう。

 

 自分の心音をごまかす様にゆっくり息を吐き出す。

 5秒ほどだろうか。息を吐ききると郁代の身体が離れて、ひとりの背後に身体を伸ばした。

 何事かと目で追えば郁代はドリンクのキャップを開けていて、郁代はニコニコしてそれを渡してきた。

 

 ひとりはソレを受けとってごくごくと喉を身体を潤す。

 リョウとのエッチの時は水分補給とかなくて、身体も心も熱くなって何が何だか分からなかったなぁと思い出す。

 もういいかなと思って飲み口から唇を離す。すると、郁代がひとりのペットボトルを手に取りそれを飲んだ。間接キスだ。

 

「え? あっちょっちょと喜多さんっ」

 

 陽キャ美人が陰キャの飲みかけを口にする。その行為はいやがおうにも勘違いを誘発させるもの。

 ひとりが驚くのも無理はない。

 異性どころか、同性の友人ともしたことがない青春らしいシチュエーションなのだから。

 

「ぷはっ。後藤さんてば色々吹っ飛ばしてえっちなことしてるのに、おかしいっ♪ ま、リョウ先輩のせいで順序が狂っちゃったものね」

 

 郁代はペットボトルに蓋をして、ひとりの真正面になるよう動き出す。

 ひとりの正面に郁代が位置どると、微笑んでひとりの両肩に手をのばした。

 

「キスするわねひっ……ごとうさん♡♡♡」

「あっはい」

 

 時々「ひっ」と言葉を詰まらせる郁代。自分の症状が郁代に伝染したのかと、ひとりは少し思いや悩む。

 

 ――まぁ、こんなにも身体をまぐわっていればこうなるよね……。

 

 そう考えてるひとりの唇に、自分とは違う瑞々しい郁代の唇が重なる。

 ちゅっ――ちゅっ――ちゅ。

 

 キスをする事にもひとりはまだ慣れていなくて、唇を固く締めてしまう。対して、郁代を見れば比較的に自然体でキスの雨を降らしてくる。

 ひとりも、なんとか彼女みたいにしようと、口をちょっと開ける。口を開ければ唇も追従して柔らかくなるのではといった、自分でもよく分からない軽い考えで。

 それを見た郁代は何を思ったのか、「もういいかしら?」と言ってキスを中断した。

 

「私がマットの上で仰向けになって寝ころぶから、後藤さんは私に騎乗するように跨ってちょうだい?」

 

 郁代は立ち上がった。温泉に浸かっていた郁代の温かく濡れた身体は、先ほどよりも美しいと思ってしまう。そんな郁代のお腹を水滴が地へ吸い込まれるように垂れていく。

 

 ちゃぱん、ちゃぱんと温泉に波を発生させながら、郁代はマットの上にあおむけ寝した。ひとりもそんな彼女のもとへ移動すると、郁代は恥じらいながら、M字状に太腿を開かせた。そして両手で、とろとろホカホカのおまんこをくぱぁっと開花。

 太腿は頬ずりしたいほど魅力的に濡れていて――おまんこからは湯気が立っている。

 可憐な肉花は、パクパク咥えたそうにひくついている。郁代の牝としての本能がひとりを求めているよう。

 

 ひとりも、郁代の淫らな気に当てられて彼女に跨った。 

 

「後藤さんの手におまんこしてほしいの……♡ そしてわたしもこの手で後藤さんのおまんことなかよししたい……」

 

 はいと言う前にひとりは、股から片手を離した郁代に左手を掴まれる。そのまま郁代の操り人形のように、彼女の開かれた秘処を指でなぞってしまう。

 

「んふ……っ♡」

 

 郁代は嬉しそうに声を上げる。

 ぬめった綺麗な花弁を、ひとりが撫でるのを強制されていると、ひとりの肉厚の土手に指圧がかかった。

 

「ひゅっん――♡」

 

 郁代の左人差し指が犯人だった。

 

「はぁ♡ はぁ♡ これが、ひとっ、とりさんのぉおまんこなのねぇ……♡」

 

 そういえば、洗いっ子の時は郁代に乙女の園を弄られていなかったのを思い出す。とてもじらされ続けられたから覚えていたし、ひとりも郁代のクレヴァスを触っていなかった。まぁ、ひとりの場合緊張しきっていてそこを洗うのを忘れていたからだが。

 ひとりの土手はいともたやすく郁代のせいで柔らかくなってしまう。

 

「後藤さんのジューシーふっくらした大陰唇……あっ♡ 後藤さんと同じで弱くてかわいい……♡」

「あっ♡ っくぅ……そんなぁ♡ ひどぃぃぃ……♡」

 

 言われた内容は確かに酷かったが、それは甘美な言葉責めであり、ひとりは興奮してしまう。

 郁代の手責めは大陰唇を責め続けていたが、次第に小陰唇にまで忍び寄った。

 

「いやっ……♡ きっきたさん……♡ きたさんっ、きたさんっ」

 

 ひとりの濡れきった小陰唇は郁代の手によりじゅぷっ♡ じゅぷっ♡ と淫らな水の音を奏で始める。新たな快楽の波が、ひとりの身体の奥底からひとりを襲う。そのせいで、ひとりは涙目となってしまう。

 

「ああ……♡ ほんとうにかわいっ、すぎるのよ♡」

 

 また、肉体的快楽と一緒に来るあまったるい言葉責め。ひとりに恍惚とした表情で言う。 

 

 ――リョウさんとはちがう麻薬だこれっ! 悦びの渦へ、誘惑されちゃう!!

 

 今のひとりは郁代になされるがままだったが、今自分が感じている以上の気持ちよさを郁代に与えれば踏みとどまれるのではとひとりは思う。

 

 郁代のキュートなおまめ(・・・)をきゅっと親指で押してあげた。

 

「はぁあううううぁあああぁっ♡♡♡」

 

 郁代は陰核を刺激されると、甚だしい雌臭と共にぷしゃあああっと潮を吹いた。

 

「――ほ、ほとぉさぁぁん♡♡」

 

 郁代の見事な潮吹きを見せたが、ひとりは彼女の快楽の余韻に合わせることはせず、ひとりのリズムで郁代のおまめを可愛がり続けた。郁代が泣きながら「やめて♡ やめて♡」と懇願しても続けた。止めてしまえば、リョウと同じように郁代にすべてを持っていかれそうな気がして。

 そして、完全に蕩けきった郁代のヒクヒク物欲しそうにするおまんこに、ひとりは左指の中薬をじゅぷぷぷぅぅ♡♡ と淫らな音をたてながら挿入。

 郁代は瞬間にのけぞるような姿勢となって、眼を♡を浮かべて悦んだ。

 

「っ♡ あああ♡♡ きたぁ……っ♡ ごとうっさんのぉ……愛しいおゆびがぁぁあ――♡♡」

 

 ――ぎゅむむぅぅぅぅうう♡ 

 郁代のとてもヌラヌラした牝孔(めすあな)の襞達が、侵入したひとりの指に一斉に襲い掛かった。決してひとりの指を離すもんかと絡みあう。そして、他の襞にひとりを取られないようにと、襞同士が争いあうことで蠢(うごめ)きが活発化。不規則に淫らにうねる。

 常人とは違ってひとりの魂の性感帯である左手は、郁代から与えられるねっとりした性感をダイレクトにひとりの精神に伝えた。おかげで、貧弱なひとりの心は強烈な淫楽に支配されてしまう。ひとりの気が官能に染まれば、身体の奥もそれに比例するかのように、愛液をどんどん分泌させる。

 そして愛液のぬめりは郁代の愛撫を手助けし、サポートされた郁代の手マンによって、おまんこは淫猥な快感を与えられる。

 

「あっ♡ は、はなしてくださいきたさんっ♡♡ もう、たくさんなのぉ♡♡ いやぁあっ♡ わたしのこころが、おまんこっ♡ ――いっぱいよごれちゃう♡♡♡ えっちになるのやあっ♡♡♡」

「だめっすきっ♡♡♡ だめっぜったいだめよっ♡ あっ、はっ、っは♡♡♡ ごとおさんもッ、んっ、わたしとおちてぇ――♡♡」

「そんなぁ……ッ」

「だってぇっ、すきなんだもん♡♡♡ ごとおさんもっ、くぅんっ! だいすきな音を生み出すあなたの手も!! ぎじゅつもぉぉ♡♡♡」

 

 郁代がひとりに告白するたびに締まりは更によくなっていく。

 

「みみも、こころもごとおさんの音しってるの♡♡♡ だからぁ、ひくっ♡ おまんこでもあなたのおとをききたいのぉ!!」

 

 何をいっているのか分からないが、とてもえっちなことなのは分かる。

 それに、ひとりへの愛が深いことは理解していたけれども、ひとりが生み出す音への情念もここまでとは予想外だった。予想よりも斜め上でも斜め下でもなく、色欲方面へ堕落していた。

 

 興奮しきった郁代は快楽で瞳を潤わせ、柔肌ほっぺを汗で艶めかせ続ける。

 

「あなたの音をもっと、おまんこで、子宮でしりたいのぉ♡♡♡ ごとおさんのすごさをわたしのメスとしての本能にわからせてほしいっ……♡♡♡ そうしてっ、あっ♡ あとでごとうさんっ♡ にぃ……おんがえししたいっ! ちからになりたい♡♡♡」

 

 いけない。それ以上言わせてはいけない。

 郁代の愛が、ひとりをとことんだめだめ(えっち)にさせる。今まで知らなかった領域に堕とされる。

 速くたたみかけて郁代をオーガズムに到達させなければとひとりが思うも、それは叶わなかった。

 郁代の左手人中指がひとりの爛熟(らんじゅく)まんこをつんつん突きだした。

 

「んあっ♡♡♡ あっ♡ っは♡ んっ、んっ、んっ♡」

 

 郁代は今までのお返しなのか、それとも自身の手で喘ぐ愛しの彼女をじっくり鑑賞したいからか、ひとりに軽度な性感を与え続ける。

 でも、ひとりも郁代への蜜孔刺激はゆっくり単調勝ちになりながらも続けた。

 

「これがごとうさんの♡♡ えっちなかんしょくでっ、しゅきぃっ♡ けっそくばんどのみんなって、おまんこのしつかんいいのよねぇ♡♡♡ ふっぁ♡」

 

 ツンツンされたり、ぬめり輝く花びらを撫でられては、ぞわわわぁとした甘美な震えが全身を駆け巡る。

 

 ――げ、げんかいがきちゃう♡♡♡

 

 とうとう、ひとりを支えていた足と右手のふんばりが利かなくなり、ぐらっと郁代に倒れこむ。

 倒れるも、二人が怪我を負うことはなかった。

 

「はぁっ……♡♡ ごとぉさんそんなにわたしのことがすきなのねっ♡♡♡」

 

 違います偶然です。 

 確かに郁代のことは仲間として好きであったが、今は好きと快楽がぐちゃぐちゃに混ざり合っていて、正常な思考が出来ない。

 でも、どんな時でも流されるのがひとりであり。

 

「はひっ♡ んっ♡ ふっ♡」

「!! ひっ、ひとりちゃ……ひとりちゃんっひとりちゃん♡♡♡♡♡♡ すきっ♡ すきっ♡ すきっ♡ すきっ♡ もっといっしょになりましょっ♡♡」

 

 恍惚とした顔した郁代がぢゅぷぷぷ♡♡♡♡ とひとりの肉まんじゅうまんこに侵攻してきた。

 

「はぁああああぁぁああっっきたぁああ♡♡♡」

「ええっ♡ わたしはきたよっ――って!? んふうううっっっぅ♡♡♡」

 

 郁代がひとりのまんこに挿入した時、ひとりはその快楽のせいで郁代のなか(・・)でへこへこしていた指に妙な力が加わり、郁代のお腹側の膣を押し撫でた。互いに、きもちいいを分かち合う。まるで新婚初夜の営みであった。

 

「いいわぁ♡♡♡ はあんっ♡ あぁ――♡ ん~っ♡ もっとわたしに、ひとりちゃんをきざんでぇえッ♡♡」

 

 二人のおまんこから愛液と一緒に発せられるメスの熟れた臭いの中で、ひとりに不意を突かれたというのに、郁代は達成感に浸ったように悦に浸る。それを甘受しながらも郁代は、ひとりのきもちいいを探し続けた。

 

 そして、ひとりは愛液で濡れそぼった膣孔をどろどろ蜜液と共に、郁代の2本指で、じゅっぷじゅっぷねっとり撹拌される。ゾクゾクした悦びがひとりの身体中へ広がってゆくのを体感。

 あまりにも気をやってしまうほど気持ちよすぎて逃げたいが、法悦の糸に絡まれて逃げられない。

 性的歓喜で身体をビクビクさせていたら、膣襞を丹念に押し上げられた。声が出ないほどの快楽に酔いしれる。さらに郁代の愛を得ようと、郁代を歓迎するように数の子天井はウニョウニョご奉仕する。

 

 ただでさえホカホカだったひとりの身体が、子宮から熱い性欲がにじみ出て、ますますヌクヌクになる。

 ひとりがそのえっちな熱で眉を悩まし気にハの字にしていると、郁代がひとりに声をかけた。

 その声は今まで以上に淫乱であり、耳が孕んでしまいそうだった。

 

「うそぉぉ♡♡ りょうせんぱいっ♡ んっ、いじちせんぱいとせっく、スぅっ♡ しちゃってりゅうぅぅ……♡♡♡」

「ふぇぇぇ……♡」

 

 玩具でぐったりしていたはずのリョウが、虹夏を押し倒していた。

 遅い遅いと思っていたら、二人でまぐわっていたのか。

 

「んっ♡ あてつけなんですかぁ♡ りょうせいんぱいっ♡ だったらぁわたしにもりょうせんぱいっ♡ とぉ……貝合わせおしおきされたいです♡」

 

 郁代は相変わらずだったが、ひとりは呼吸を荒げていた。

 初めて見るのだ。私以外のメンバーが他のメンバーと気持ちよさそうにセックスしているのが。生で見る他人のセックスは、自身のセックスとは違った興奮性がある。

 それに……。

 

 ――虹夏ちゃんが、なすすべもなくリョウさんにおまんこされてる……。

 

 あの陰鬱な台風ライブでもみんなを引っ張っろうとした結束バンドのリーダー虹夏が、私の高校中退印税生活というどす暗い夢も背負ってくれた虹夏が、わたしをヒーローだと言ってくれた虹夏が。

 室内で盛る二人の声は聞こえないものの、二人してとても気持ち良さそうなのは理解る。醸し出すオーラと、リョウと虹夏の身体の乱れ具合から理解ってしまう。

 

「――ッッ!!!」

「っふ……♡ ひとりちゃん今……んんっ♡ とぉおおっても締まったわね♡ やけちゃうんだからっ♡ だめっ♡ ひとりちゃんだめだけどいいのそれで♡」

「ちっ!? ちがっ♡」

 

 昂った郁代はさらに自身の膣襞の動きをクネクネさせて搾り取ろうとし、ひとりのオマンコを愛撫する手をヌリヌリ執拗に責めたてる。

 

「!? らっらめぇ!! ほんろにらめえなんですきたちゃ♡ はっ♡ は♡ んふうううっ♡♡」

 

 よく分からない感情がひとりに渦巻いているものの、はやく喜多郁代を、今度こそダウンさせようと、郁代の膣孔をあえてスローに撫で上げる。

 

「ひゃうっ!?」

 

 郁代はひとりのペースに慣れてきたと思っていたが、唐突にリズムを狂わされた。無防備状態の郁代のおまんこにとって、それは劇的な性感であり、郁代の膣はそれに感激するようにひとりの手を揉み殺しに来た。

 そこで一瞬郁代は隙を見せた。

 その一点を、ひとりは見極めて。

 

「ぢゅむむむむうむうううう♡♡♡♡♡」

「んんちゅうううむちゅ……♡♡♡」

 

 ひとりは郁代の口をふさいだ。

 郁代の口はとても甘い味がしていた。ひとりの舌のテクニックはお世辞にもうまいとは言えないが、情念だけは凄まじい。

 なにより、郁代はひとりに求められることが嬉しくて、ひとりの思うがままに咥内を蹂躙されていた。

 舌がナメクジのように絡み合う。二人の顔に互いの情熱的な息がかかり、ムードを高める。

 ひとりが郁代の甘美な咥内をねぶりまわしていると、ごくんと液体を飲まされた。

 

「ぢゅむ♡ ごきゅんじゅるるるぅぅん♡!?」

「んんん~~ちゅっぱぁ♡ ちゅぽぉぉむん♡♡」

 

 そして今度は郁代に咥内を責められてしまう。その舌戯(したわざ)はひとりのヨダレをすいとる動きであった。

 舐められて、郁代の甘い善い香りがひとりの咥内に蔓延してうっとりする。

 恥ずかしいがとても気持ちの良い濃厚なキスだ。

 

「れろぉぉ~♡ ぢゅるるるうぅぅう♡♡ むちゅうう♡ んんむぢゅう♡」

「ちゅぷぷぅぅ♡ おっぷ♡ んむむううう♡♡ むちゅりゅりゅぅぅぅう♡♡」

 

 上と下の口からは淫らな音が演奏される。

 ひとりと郁代の、夜の露天風呂での熱く求めあうはしたないミュージック。

 

「んむぢゅぷぁああ♡♡ き、きたさんっ♡♡」

「ちゅぱぁあ♡♡ んっ、んっ、んっ♡ ひとりちゃん♡♡」

 

 ひとりの奥底が点滅しだし、どんどん速くなる。

 

 ――あああ……きた♡♡♡♡♡

 

「あっ♡ あっ♡ イっ♡ いっく~~~~んッッ♡♡♡♡♡」

「あつい♡ つい♡ やっ♡ はっはぁッ、あーーーー♡♡♡♡♡」 

 

 待ちに待ったオーガズムを迎えて二人は熱い息を切らしながら多幸感に包まれる。ぽかぽか蕩ける心と身体。

 そして二人の膣は大胆に震えていた。絶頂を極める膣孔とその最奥――子宮は互いの愛液を飲みたそうにごくごくしていた。

 ぐったりするひとりと郁代は、お互いの体温を確かめるように重なり合っていた。

 

 

 

 

 マットの上で、郁代とひとりはくったりしていた。

 ひとりは、リョウとやっていた時は連続していた気がするが、さすがに疲れがたまっていたようだ。それに、よく分からないがとても気だるかった。といっても爽快感はあるのはあるが、なんでか後ろめたかった。

 

 そんな不安と満足感を抱いてしまっているひとりをよそに、郁代が潤んだ瞳でひとりに言う。

 

「ひと――、ごととりちゃん……♡」

 

 ひとりのほっぺたにやわらかいキッス。郁代はひとり呼びをためらったのは、素面に戻ったからだろうか。

 そして、ひとりはその愛情を、柔らかい熱さを感じながら、ぽおわぁ〜とした顔で受け入れた。おかげで不安は少し解消された気がする。

 

 ――喜多さん、わたしのなまえかんじゃったけど、わたしとの距離をつめようとしてる……みたい?

 

 エッチの最中に下の名前呼びされていたが、ひとりは気づいていなかった。

 

「もう少ししたら部屋にもどりましょうか……♡♡♡」

 

 郁代はひとりに抱きついて幸せそうに、ひとりの体温を感じながら目をつむる。

 

「へや……」

 

 ひとりが部屋へ視線を向けると、部屋の二人も余韻に浸っていた。

 ひとりは思う。おそらく、次の相手は……。

 ひとりはなんとなく予測した。すると、ひとりの子宮が軽くうずいた。

 

 

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