※この作品はR-18です。

barrenwort   作:Plot Must Die

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メリークリスマス!!! こちら渡我癒々エッチシーン(前半戦)になります!!! どうぞ今晩のオカズに!!!

ごめんなさい冗談です。


全部あげる

 

 

 

 屋内対人戦闘訓練があった日の夜。今晩の癒々は普段より甘えたがりで、明らかに不機嫌だ。べったりと被身子にくっついて一秒たりとも離れようとしないのは、まぁ普段とそこまで大差無いのだが、困ったことに言うことを聞いてくれない。いつもだったら被身子の言うことは素直に聞いてくれるのに、今晩はかなり反発してくる。

 例えば、お風呂に入ろうと被身子が提案すると、彼女をリビングのソファに押し倒して匂いを嗅いでくる。今日は授業で訓練があったし、一日家の外で過ごしていたのだから多少なりとも汗をかいている。だから被身子としてはしつこく匂いを嗅がれるのは気恥ずかしいのだけれど、癒々は全然止めてくれない。

 例えば、せめて着替えさせてとお願いすると、癒々は被身子と共に着替えが置いてある寝室へと移動。その後被身子を着替えさせることなく、ベッドに引きずり込んだ。もう一度被身子に抱き付き直して、胸に顔を埋めたまま微動だにしない。その上でやっぱり匂いを嗅いでくる。

 

 今晩の癒々は本当に御機嫌斜めで、扱い難い。服越しでもじんわりと伝わってくる癒々の体温を感じながら、被身子は天井を見上げることしか出来ない。少しでも動こうとすると、痛いぐらい抱き締められてしまうからだ。

 

「癒々ちゃん。その、ちょっと離して欲しいです」

「やだ」

「せめて着替えか、お風呂に」

「やだ」

「……今日の癒々ちゃんは、本当にやきもちさんです」

「被身子は、わたしのだもん」

 

 癒々の機嫌が悪い理由は、実は嫉妬の一言に尽きる。だから今晩は被身子にくっついて、片時も離れようとしない。何度も何度も匂いを嗅いで、時に自分の匂いを染み付かせるかのように額を擦り付けたりもする。まさかこんなにも癒々が嫉妬深いとは思わなかった被身子だが、実はそんなに悪い気はしていない。むしろ、少し喜ばしく思っているようだ。

 日頃から自分勝手で何を考えているのか分からない癒々が、今はストレートに気持ちをぶつけてくれる。それがどうしようもなく心を擽ってくるものだから、被身子はつい頬を緩ませてしまう。

 

「癒々ちゃん。大好きです」

 

 紛れもない本音を口にして、被身子も癒々を抱き締める。両腕に力を込めると、癒々は嬉しそうに吐息を漏らした。胸に埋まった彼女の顔はいつものように無表情なのだろうけど、被身子に抱き締められて喜んでいるのは事実だ。

 

「だから、チウチウして良い?」

「うん。今日もいっぱいして」

「……ふふっ。癒々ちゃん、チウチウされるの好きですよね」

「だって。ちうちうされると、嬉しい……」

 

 被身子に抱き付いてばかりだった癒々が、やっと離れた。起き上がった彼女はブレザーを床の上に脱ぎ捨て、ブラウスのボタンを外し、着崩した。それから被身子の隣にころんと寝転ぶと、彼女の右肩を指でつつく。

 それを合図に、被身子も体を起こした。彼女もブレザーを床に脱ぎ捨てて、直ぐに癒々の腰の上に跨がる。四つん這いになって癒々の両手をシーツの上に押し付けると、今日一番と言って良い笑顔を浮かべた。

 

「チウチウ、するね?」

 

 小さな両手をしっかり押さえ付けて、被身子は癒々の耳元で囁いた。もう既に息が荒くなっているのは気のせいじゃない。これからの事を考えて、興奮が抑えられなくなっているようだ。

 両手を押さえ込まれ、抵抗も何も出来なくなってしまった癒々はゆっくりと首を傾ける。熱のこもった被身子の瞳を、期待を浮かべた瞳で真っ直ぐ見詰めながら口を開いた。

 

「うん。ちうちうして」

「んふふっ。いただきまぁすっ」

 

 鋭く尖っている被身子の犬歯が、癒々の細い首筋に思い切り突き立てられた。まるで肉を噛み千切るかのような勢いで、容赦も気遣いも一切無い。どこをどう噛んだら、沢山血が出てくるのか被身子はもう知っている。

 

「っ、ふ……ぅ」

 

 首筋から走る強い痛みを感じると、癒々は嬉しそうに息を漏らした。両手を押さえ込まれ、首に噛み付かれることが癖になってしまっている。生きているという実感と、必要とされている実感。何より被身子と繋がっている気がして、心が跳ねる。

 被身子にチウチウされるようになってから、ほぼ一年。もう癒々は、日に一度はチウチウされないと落ち着いて眠れない体になっていた。

 

「はっ、ぁ……っ。んん……っ!」

 

 首に出来た傷口に吸い付かれると、小さな体が震える。少し甲高くて、可愛らしい声が寝室に響く。息は荒くなっていく一方であり、落ち着く様子は全く無い。目蓋をギュッと閉じて、押さえ付けられた両手に力を込める。被身子の手を握り返しながら、チウチウされることに夢中になっていく。

 そんな悦んでいる癒々を見て、被身子もまた熱を上げる。握った両手をもっと強くベッドに押し付けて、傷口に舌先を押し当てる。流れ出てくる血をしっかり味わうと、心臓が破裂しそうなぐらい胸の高鳴りが増す。

 

 もっと、もっと。心が欲しがる。

 もっと、もっと。体が欲しがる。

 

 チウチウする彼女も、チウチウされる彼女も、この時間を永遠に味わっていたいと蕩けた脳で考える。ずっとこうしていたい。ずっとこうされていたい。その為だったら、何がどうなっても良いような気さえしてくる。

 

「ぁっ、ん……っ! っは、ぁあっ!」

 

 漏れ出る声が、より大きくなってきた。自分だけが知っている癒々の鳴き声が心地好くて、自分だけが独り占め出来る癒々の姿が愛しくて。このまま彼女を好きなだけ蹂躙して、滅茶苦茶にして、グチャグチャにして、どろどろにしてしまいたい。そんな欲求ばかりが大きくなって、被身子は一度、癒々の首から唇を離した。

 

「……っ? 被身、こ……?」

 

 まだ事は始まったばかり。なのに被身子が離れたから、癒々は目を開いて物足りなさそうに息を整える。まだまだ体力には余裕がある。つまり、まだ血を吸われたって個性を使って血を増やせる。体に負担はかかるけれど、全然問題は無い。

 なのに、被身子がチウチウすることを止めてしまった。癒々としてはもっとして欲しいとまで思っているのに。

 

「……癒々ちゃん。あんまり、声出しちゃ駄目です。その、色々と良くないと思うので」

「……?」

「自分が、どんな声出してるか分かってますか?」

「声?」

 

 被身子からの問い掛けに、癒々は首を傾げた。つい数秒前まで彼女が漏らしていた声は、まるで恋人の情事の最中に出すようなものだった。ぶっちゃけて言ってしまえば、えっちな声である。

 

「……分からないなら、分からせてあげます。良いんですよね? 本当に、癒々ちゃんの全部を、貰っちゃっても」

「……? うん。全部あげる」

「……大好きです。癒々ちゃんが分かってなくても、分かってくれなくても。だから、だから……。

 私に、全部ちょうだい?」

「ん。全部あげ、ん……っ! ぁっ、ひみ……っ! ひみ、こ……っ!」

 

 一度中断されていたチウチウが、再開された。さっきよりも強く。さっきよりも激しく。

 結局、事が終わるまで癒々は声を我慢することは出来なくて。喉が枯れるまで、可愛らしい声を上げ続けることになる。

 

 

■

 

 

「んっ。ぁ……、っは、あ……っ!」

 

 首筋の噛み傷に強く吸い付かれ、癒々はゾクリと体を震わせた。覆い被さった被身子に両手を強く押さえ込まれて、傷口を蹂躙される姿は、餓えたケダモノに襲われた非力な獲物と何ら変わらないだろう。

 ただ、今の癒々が感じているものは生命の危機や命の終わりではない。何と言えば良いのか分からない、居心地の良さだ。こうやって被身子にチウチウされると、心が跳ねる。嬉しくて堪らなくて、切なくて堪らない。とても喜ばしいのに、何故か物足りない。もっと、もっとと、心が欲しがって歯止めが利かない。

 傷口を唇で挟まれると、息が詰まる。舌先が押し付けられると、喉が震える。呼吸は荒くなっていく一方で、ちっとも落ち着く気配が無い。

 

「ん……っ、ちゅっ。ぁー、む……」

「ぁっ、んん……っ! あ……っ、ふあっ!」

 

 びくん。と、小さな体が大きく震える。首から走る痛みなど、もう殆ど感じられない。いや、正確に言うならば今は痛みすら心地良い。

 夢中になって血を啜る被身子は恍惚とした笑みを浮かべながら、癒々の血をただひたすらに堪能する。口いっぱいに広がる彼女の味が、ケダモノにさせられた少女を忘我の境地へと連れ去っていく。この情事の最中に、被身子が理性を取り戻すことは無い。

 何せ血を吸う度に、大好きな癒々が、はしたない鳴き声を上げるのだ。まるで被身子を誘うかのように、被身子を煽るかのように。しかも今晩は、どれだけ好き勝手しても良い。毎夜毎夜好きなだけ癒々の血を吸っているけれど、今日はその更に向こうへ行ったとしても咎められることは無いのだ。許可はとっくに出ている。もう被身子は、癒々の全部を貰っている。

 

 だから。どんな事をされたとしても、癒々は絶対に嫌がらない。被身子が何をしたって、受け止めてくれるのだ。

 

「っは、癒々ちゃんの、……へんたい」

 

 一度チウチウすることを止めて、被身子は癒々の耳元で囁く。そして目の前の耳たぶに、ふーっと息を吹きかけた。それだけで、されるがままの少女はびくっと体を震わせる。返事は無いけれど、吐き出す息が更に熱っぽくなったのを捕食者は見逃さない。

 血が溢れ出てくる傷口を指先で押えながら、被身子は妖艶な微笑みを浮かべる。そして、左手でブラウスのボタンを上からひとつひとつ外していく。

 

「もっと、カァイイとこ見せて?」

「っ、ん……っ! ふあ……っ!?」

 

 すっかりその気になってしまっている被身子は、再び傷口に唇を重ね、左手をブラウスの中へと差し込む。彼女が手のひらに感じるのは、まったくと言って良い程になだらかな癒々の乳房。柔らかさとは殆ど無縁で、掴むどころか摘まむことも難しい。そんな未成熟で初な胸を、飾り気も可愛さもないスポーツブラの上から優しく撫で始めた。

 すると、癒々が一際甲高い声を上げた。初めての感覚に戸惑っているのか、喘ぎ声の中に困惑の色が混じっている。これから彼女の初めてを貰うのだと考えると、被身子は強い征服感で心が満たされる。

 

「んっ、ちう……。ちうちう」

「んぁ……っ、ぁっ、ぁあ……!?」

 

 チウチウされながら慎ましい胸を手のひらで撫でられると、どうしても背筋が震える。くすぐったいような、むず痒いような何かに襲われて、それから逃げるように顔を背ける。知らない感覚に翻弄されて、癒々は少しだけ怖くなってしまう。こんな感覚を味わうのは初めてで、どうやって受け止めたら良いのか分からない。押し寄せる何かが快楽と呼ばれるものであることを、彼女はまだ知らないのだ。

 だから。今はただ、流されるままに喘ぐことしか出来ない。被身子の手が動く度に喉が震えて、より一層被身子を、無自覚に煽ってしまう。

 

「ふあ……っ、んっ! ぁっ、んぁあっ!」

「んっ……ふふっ。ほんと……癒々ちゃんはえっちです。こんなに、気持ち良くなっちゃって……あむっ」

「んっ、っ、あぁっ! ぁっ、んっ!」

 

 逃げたくても、逃げることは許されない。片手はシーツに押し付けられているし、仰向けのままでは幾ら体を動かそうとしても被身子の手はしつこく胸につきまとう。彼女の手が動く度に、癒々はどんどん喘ぎ声を大きくして未知なる刺激に溺れていく。もう口を閉じることは一瞬だって出来なくて、なのに我慢の仕方も分からなくて。

 

「っ、んん……っ! ひみ、こ……っ、ひみこ……っ!」

 

 自由な右腕を被身子の背に回して、指を立てることしか癒々には出来ない。血を吸われながら胸を弄られるのが気持ち良すぎて、快楽の波に溺れながら何度も何度も被身子を呼ぶ。そうしなければどこまでも登り詰めそうで、どこかに沈みきってしまいそうで。だから、縋るように被身子にしがみつく。

 そんな可愛らしい姿を見せ付けられている被身子は、ますます興奮が昂ってもっと意地悪したくなってしまう。いつもは無表情ばかりの癒々が、今は自分の名前を呼びながら大きく喘ぎ続けている。甘えるような声を漏らしながら、どんどん気持ち良くなっている。それが嬉しくて、嬉しすぎて。

 

 もっともっと、癒々を滅茶苦茶にしてしまいたい。

 

「ふあっ!?」

 

 小さな体が、大きく跳ねた。胸を撫で回されるだけでも淫らに乱れていた癒々が、更に大きな声を漏らし、悶え始める。チウチウされながら慎ましい乳房を手のひらで撫でられるだけでも、喘ぎ声が止まらない。そんな彼女に、被身子が新たな責めを始めたのだ。

 

 飾り気の無いブラに覆われたままでも、とっくに自己主張をしていた固い蕾を指先でカリカリと引っ掻く。つまり、下着の上からの乳首責めだ。

 

「ぅあっ、んっ! ふあっ、それ……っ、それぇ……っ!」

「……っ♡ こうされるの、気持ちいい……?♡」

 

 ゾクリと、背中が震える。新たな責め方をした直後に、癒々があまりに敏感な反応を示すものだから、被身子は更に興奮してしまう。そしてその興奮が、彼女の体を昂らせていく。

 

「んっ、っ、気持ち……い……っ! ぁっ、ひみ、こ……っ! んぁっ、あっ!」

「もっと、気持ち良くなって? もっと、カァイイとこ見せて……っ♡」

 

 

 カリカリ。カリカリカリカリ。

 

 ブラの上から、誰にも虐められたことのない乳首が乱暴に蹂躙される。被身子の引っ掻きは力加減が絶妙なもので、我慢出来ないほど気持ち良いのに、それでいてどこか物足りない。それ故に、もっともっと気持ち良くなりたいなんて欲求が知らず知らずの内に芽生えて、癒々は自分から背を反らし胸を浮かせる。もっともっと、気持ち良くして欲しいから。もっともっと、こうされていたいと求めてしまうから。

 

「んっ、ふあ……っ! あっ、んぅ……っ! もっ……と、んん……っ」

「んふふっ♡ カァイイ……♡ んっ、ちゅぅっ」

「んあぁっ!?」

 

 乳首責めだけでも十分気持ち良くなってしまうのに、その上チウチウまでされてしまった癒々は更に大きく喘いでしまう。絶えることのない快楽が体の内で破裂しそうなぐらい膨らんで、どうしたら良いのか分からない。未知なるものを一方的に叩き付けられて、最初は小さかった恐怖が大きくなり始めている。だから、被身子の背中にとうとう爪を立ててしまった。

 

「ぁっ、んん……っ、あっ、ぁあっ! ひみこ、ひみ……こぉ……っ!」

「……っ、ぷはっ。そんな甘えられたら……もっと意地悪したくなっちゃう……♡」

 

 嗜虐的な微笑みを浮かべた被身子は、ますます息を荒くしつつも指の動きを止めない。快楽に振り回されて、それでもなお被身子を呼び続ける癒々をもっともっと滅茶苦茶にしてしまいたい。

 しつこいぐらいにニップルを優しく引っ掻きながら、性感帯である細い首筋に舌を這わせる。まだまだ行為は始まったばかりで、序盤も序盤。なのに癒々は乱れるに乱れて、背を反らすどころか物欲しそうにもじもじと腰を揺らす。そんな彼女を見た被身子は、あえて乳首責めを緩めた。引っ掻く速度を落として、今度はじっくりと一定のペースで固くなった蕾を弄り回していく。

 

「んっ、ふあ……っ。ぁ、んん……、っは、ぅう……」

「癒々ちゃん、顔……見せて?」

「ぁ、ん……っ。ぅう……やだ……」

「どうして? 癒々ちゃんのカァイイとこ、もっと見たいです」

「……っ、恥ずかしいから、だめ……」

「ーー っっ♡」

 

 この期に及んで、弄ばれるだけの少女は煽るようなことを言う。弄ぶ側からすれば、そんな懇願は聞き入れられない。むしろ、より強く欲情してしまうだけだ。

 現に、被身子は今の一言で更に昂った。癒々のたった一言が、どうしようもなく理性を溶かす。背中がゾクゾクして、息が荒くなる。

 

「ーー ぁ、は……っ♡」

 

 どこまでもどこまでも燃え上がる興奮から、彼女は笑ってしまう。美味なご馳走を前にした子供のように、仕留めた獲物を前にしたケダモノのように。

 もう、被身子は止まれそうにない。止まりたくない。

 

「ふあぁっ!? ぁっ、んんっ! ひあぁっ!?」

 

 ブラの下に滑り込んだ被身子の指が、未成熟な胸を容赦なく弄ぶ。小さな乳房を摘まみ上げたり、固くなった乳首を優しく引っ掻いたり、乱暴に手のひらで押し潰したり。

 薄い胸をぎゅうぎゅうと摘ままれると、ゾクゾクする。ピンと勃った乳首を引っ掻かれたり、押し潰されたりすると喉が震える。与えられる快楽は激しくなっていくばかりで、けれども癒々は困惑しながらも気持ち良さそうに喘ぎ続ける。

 

「んぁっ、あっ、んん……っ! ふあっ、ぁあっ!」

「ん……っ♡ ちゅっ、れろ……。ちぅう……♡♡」

 

 好き勝手に胸を弄り回しつつ、チウチウすることも忘れない。大好きな癒々の体はきっとどこを触ったとしても敏感に反応するのだろうけど、特に反応が大きいのは首筋だ。傷口に舌を這わせたり、血を吸い取ったりするだけで彼女はどんどん気持ち良くなっていく。

 せめてもの抵抗なのか、それとも本当に恥ずかしいだけなのか、癒々は顔を横に向けて表情を見せてくれない。だから被身子はもっと意地悪したくなってしまう。もっともっと癒々を喘がせて、滅茶苦茶にして、本当に彼女が自分のものなのだと実感したい。

 直ぐ目の前の細い首に噛み付き、更なる気持ち良さを一方的に叩き付ける。

 

「んん……っ、ぅあっ! っは、んぅうっ! やっ、これ……っ、来ちゃ……っ、なにか……っ、んぁあっ!」

「っっ♡ もうイくの?♡ 良いですよっ、イッちゃって……♡♡」

「っ、ん……っ! あっ、ぁあっ! ふあ、んんん……っ!」

「イッて……♡ イくとこ、見せて……♡ ぁんむ……っ♡」

 

 もう、限界が近い。ずっと大きくなり続けている快楽が限界寸前まで膨れ上がって、癒々をどこかへと押し上げようとしている。今日初めて、淫らな快感に晒された彼女はイくということが何なのか分からない。考えようにも、考える暇が無い。こんな気持ち良さは知らない。知らなかった。それをこうして被身子に教えられ、されるがままに流されていく。

 気持ち良くて、気持ち良くて。本当は少し怖いけれど、まだこの悦びに身を浸していたい。欲しがりな癒々が、この快感を我慢することなど出来る筈がない。

 

 だから。またチウチウされて、乳首を強く引っ掻かれて。癒々は、初めての絶頂を経験することとなる。

 

 

「っあ!? ぁあ……っ、あ! んっ、ふあぁああ……っ!!?」

 

 

 一番大きな喘ぎ声を上げながら、癒々は絶頂へと押し上げられた。大きく背を反らして、被身子の背中に爪を立てて、足をピンと伸ばしながらイッてしまう。視界が白く弾けて、何も考えられなくなって。だけど、気持ち良すぎて心が軽くなる。ずっと背負い続けていた重いものがどこかに消えたような、疼き続ける物足りなさが解消されたような、そんな解放感。

 こんな感覚は知らない。今、初めて知った。事が始まってから、もうずっと初めてばっかりで。それが、自分は被身子のものになったんだと癒々に実感させる。

 

「ぁっ、ふ……っ、は、ぁ……っ、はーーっ」

 

 絶頂が、収まり始める。快楽の波が少しずつ少しずつ引いていって、身体から力が抜けていく。今はそれすら心地良いもので、癒々は息を整えながら目蓋を閉じる。これで終わったのだと、彼女は思った。だから疲労感に身を預けて、ピクリともしない。

 凄く、気持ち良かった。被身子に乱暴されることが、嬉しくて嬉しくて堪らなかった。癒々はそう思っている。そう思っているから、動かないでいる。でもそれは、油断である。油断でしかなかった。

 

「ふぁあっ!?」

 

 また、癒々は甲高い声を上げて今度は腰を浮かす。絶頂した彼女を見た被身子は更に気分を良くして、次はスカートの中に手を伸ばしたのだ。チウチウと乳首責めの二つは、まだまだ前座の域を出ていない。被身子からすれば、むしろ本番はこれから。ここで終わりなんて勿体無いし、終わらせることは絶対に出来ない。

 

「もっと、もっと気持ち良くしてあげる♡」

「ひぁっ!? あっ、ぁっ、んんんっ!」

 

 本番は、これから。

 ついさっき感じた絶頂が大したことじゃないのだと、癒々は一晩かけて思い知らされることになる。

 

 彼女達の夜は、まだまだ終わりそうにない。

 

 

 

 

 

 





申し訳ありませんがエロ書くの苦手なので今回は前戯までです。続きはいつかということで、どうかひとつ。次回更新は来年のクリスマスで良いですか???
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