本土に移動した俺は変わり果てた東京の町並みに驚愕した
「う、うおお! 全体的に町並みが綺麗になってやがる……」
16年も経過してるんだからそりゃそうか
しっかし町並みもそうだが家電や服装も色々変わったみたいだな
とりあえずで作った服だがとりあえず問題は無いか
しっかし外見が15歳程度だからこの時間だと目立つか?
まぁ認識阻害しているから大丈夫か
さてさてネットに侵入してっと……へぇ、今Wi-Fiって便利な物ができたのか
16年前にもあったっけか?
『接続中接続中……接続完了』
「うお! 動画とか写真とかでネット溢れ帰ってるなすげーすげー! へー、今のお金って前の新札と変わってないのな。変わったの500円だけか……しっかし今は世界中にインフルエンザよりも怖いウイルスにウクライナでロシアがバチバチに戦争してるとかこえーな。ふーんロボットってもっとドラえもんポイのできてるかと思ったけど違うのな……家があったところなんかビルになってる……親父やお袋どうなったかな……調べて見るかぁ」
俺は住んでいた所の市役所のサイトにアクセスし、そこから内部データをハッキングする
「高道高道……親父5年前に、お袋も死んでるか……ちっ!」
俺は舌打ちした
墓あばいて蘇生しても良いが自分の親父やお袋を実験材料にするのは嫌だった
「……やっぱ国会議事堂や首相官邸は場所変わって無いのな……って今の首相、官邸に住んでないのかよ。どれどれ……お! 近いじゃん」
今の首相……宍道誠(ししどう まこと)は私邸に住んでいるらしく念力で空中を飛びながら光学迷彩と認識阻害発生機でそこまで行き、塀を乗り越えて普通に侵入する
「さて、首相はどこかな~」
どうやら風呂に入っているらしく風呂場に脱がれた服が置かれていた
「お邪魔しまーす」
「ん? ……だ、誰だ!!」
「寛いでいたところ申し訳ない。宇宙人でーす」
「はぁ?」
「とりあえずお風呂終わったらで良いので喋りましょうよ!」
「ちょ、ちょっと待て! お前はなんだ! どうやって入った!」
「いや、壁からスーッと」
「壁からスーッと!? 警備員も居たハズだが」
「あ、俺本気出せば見えないんでほら」
宍道首相から見たら俺の姿がいきなり消えた様に見えるだろう
「う、うわぁぁぁ!?」
「落ち着けって、俺もハゲの男のフルチン眺める趣味無いんだよ」
とりあえず俺はリビングに移動して腰をかける
「ふぇ!? あ、あんた誰よ!」
「あ、どうも宇宙人です。首相と話あるんで少しお邪魔しますね」
「だ、誰か!」
外に出ようと首相夫人がドアノブを動かすが開かない
「え! え?」
「あ、この空間支配しましたので外に音が聞こえることはありませんし逃げ出すことも隠れることもできません。まぁ少し落ち着きましょうか」
俺は鎮静作用のあるノイズを発生させる
「あ、あら……取り乱しましたわ」
「そうそう落ち着きましたかね。少し宍道首相について色々お聞かせてくださいな」
「ええ、良いわよ」
何が起きている……いきなり風呂場に宇宙人を名乗る男が現れたかと思えば、今は富子と仲良くお茶をしながら話している
この異様な光景を前に私は恐怖が止まらない
「あ、宍道首相どうも」
「う、うむ」
「あなたの分のお茶も入れてますから座ってお話しましょ」
「富子……」
「少し発狂しそうだったのでリラックス効果のあるノイズを発生させました。効果は1時間半なのでもう1時間で切れるでしょう」
私はとりあえず席に座る
「要件はなんだ」
「まぁまず自己紹介から……16年前は俺も地球人でした。しかし余多の宇宙人による改造により宇宙人と同化してしまい、私の体内は既に人間ではなくなりました」
俺はコップを念力で持ち上げ、少し飲む
「この様に超能力も手に入れた……が代償として数百人の同族を犠牲にしてしまったという罪悪感もある。生き残るために俺は……っと話が逸れた。俺は今は宇宙人だが、宇宙人が地球に侵攻してくる予定はとりあえず無い。俺が知っている宇宙人達もまた経済的活動下にあり、地球侵略は彼らにとってデメリットがあまりに大きく不採算らしい。その為地球人を年に15人程度拐い、宇宙船で実験を繰り返した。生き残りは俺と2名の男女だけだ」
「……なるほど君の身の上話はある程度理解した。要求は?」
「要求というか取引だな。俺はまず鳥島を拠点に活動しようと思っている。活火山と海に囲まれて資源が豊富だからな。だから鳥島を購入したいというのと8名分の日本国籍が欲しい。あと資材と食料、種や苗等をいただきたい。その代わりに今蔓延しているコロナウイルスの治療薬を作り方付きで提供しよう」
「ほ、本当か!」
「島の土地代を除いた他の物の値段がだいたい5億円だが、そんなのコロナウイルスの抜本的な治療薬の利権に比べたらカスみたいな金だろ。信用も上がる。それでどうだ」
「もし話が本当であればとんでもない利権を得れる。外交にも使えるカードだ。しかし、私とてデータを改造するには大きなリスクがいるのだが」
「そこら辺は俺がやる。各省庁のデータベースに侵入して改竄を行うことにする。なに10分もあれば終わる。俺があんたに話をしたのは誠意のためだ。隠れようと思えば幾らでも隠れられるからな。で、俺の存在は政府の重鎮のみに伝えろ。マスコミ等には漏れないように情報封鎖もできるが、骨が折れるからな」
「わかった」
「あと基本的に俺には不干渉で頼む。子育てが忙しいからな。あ、あと若くて鮮度の良い自殺者や病死した死体数体や居ても居なくても変わらないような奴数名治療薬作るのに必要だからピックアップして回収するぞ」
「死体は良いが、生きてる人間は……」
「クローンが作れるようになれば問題ないんだが実証実験にどうしても生きてる人間が数名必要なんだよ……うーんそうだな治験バイトってことにするから。希望があれば帰すし」
「まぁ洗脳等の技術がある以上こちらからこれ以上何か言っても無駄だろう。とりあえず今は君が居る方が日本にとってメリットがでかい。故に要求を飲もうじゃないか」
「OK、交渉成立だ。俺の名前は高道幸也」
「宍道誠だ」
私は彼と握手をする
せいぜい利用してやる宇宙人
「あ、これ俺に直接連絡が行くスマホだ。通話とメッセージ、画像と動画の添付とカメラ機能しか付いてないからよろしくな」
「あ、ああ」
「さーて次はっと」
俺はとりあえず病院の霊安室に侵入し、鮮度の良い遺体を漁る
「……コロナで暗いご時世なのか自殺者多いな」
とりあえず遺体を持ち帰ったのがわからないようにダミー人形を置いておく
適当な骨と素材で作ったが、ボタンを押せばスキャンが始まりたちまち目の前の人間に似せることができる
まぁ本当に姿が似ているだけの人形なので死体擬きしかならないが死体を入れ換えるのには便利である
「あーあ、ガリガリに痩せちゃって……中学生くらいか? 可哀想に」
とりあえず自殺した大学生と病死した女子中学生、事故死の若い男をピックアップし、ダミー人形と入れ換えて縮小カプセル(モンス◯ーボールとかポイ◯イカプセル擬き)に入れて持ち去る
「さーて後は消えても問題なさそうな人か……まぁな~んか絶望してるっぽい子とか浮浪者で良いな」
ネットとかで自殺したいみたいな人をピックアップしたり、監視カメラから浮浪者を探していく
「うーん、時間かかるな。先に戸籍作るか」
俺はピックアップしながらデータの改竄を始め、近くの自販機をエラーを起こして10円玉を幾らか拝借する
その10円玉を使い近くのコンビニのコピー機にて戸籍謄本を出力する
「ほい、完了、後は後日パスポートでも作ろうかね……とピックアップ完了……ホーン家庭環境劣悪系が良いか。まぁ金さえあればなんとかなるっぽいから色々やるかぁ」
今回は生きている人は見送り、久々の東京観光をして鳥島に戻るのだった
「さーて、戻った戻ったで、カチューシャにライアン育児できたか」
「一通りはなぜか知識があったのでできました」
「子供達かわいいですね……我が子と思うと愛せますが……凄い複雑です」
「まーええわ、とりあえず今後の予定話すぞ」
「「……はい」」
「まずクローン技術の確立、生活水準の向上、大型金属3Dプリンターの量産、金属生成装置の大型化をやっていく」
「「はい」」
「それに付随してお前達2人の強化改造も行っていく……良いな」
「「はい」」
持ってきた死体の蘇生を行っていく
脳細胞が死滅しているが、魂という物が体にへばり付いているのでそれを超技術で解析していく
「ほーん、男は教師だったのか……当たり引いたかもな。JDは体つきだけやな。馬鹿で彼氏にフラれたくらいで自殺するなよ……こいつは子供孕むだけの機械にした方が良いな。まぁ色々使い用はあるが……ガリガリはとにかく健康体になるように調整しないとだな。それだけで色々とデータは取れるか」
とりあえず死後1日以内なので死滅していない細胞及び止まった心臓を動かすために人造臓器に総取り替え、魂の癒着と血液を黄金の血(どんな人間にも輸血可能な血)に変えていく
「あーあ、大学生は目玉が飛び出てるから義眼にしないとか……いや、死後で眼球の細胞なんかはすぐに死ぬから全員総取り替えだなめんどくせぇ」
そうブツブツと文句を言いながら手際よく蘇生及び改造を行っていく高道であった