※この作品はR-18です。

世界最強の男がTS憑依して範馬勇次郎に負けた挙句同意レイプされる話   作:白髪ロング娘スキー

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第十九話 月下の交わり【前戯】

 

 子宮は好きに使え。

 そう言った瞬間、私は勇次郎にキスをされていた。

 しかも、唇同士を触れさせるバードではない。

 いきなり舌を差し込んでくるディープキスだ。

 

 いや確かに好きに使えとは言ったけど、いきなりおっぱじめる普通? というかここが何処だか分かってる? 公園のド真ん中だよ? しかも冬の深夜なんですけど?

 そんな私の心の中でのツッコミなど勇次郎に伝わる筈も無く。

 歯茎の隙間すらも舐めとろうかという程に、勇次郎の舌が口の中を動き回る。

 

「んじゅ……ぷはっ、んんぅッ……」

 

 熱い。あれだけの激闘をした後というのもあるが、単純にこれは勇次郎本来の舌の温度だろう。

 それに込められた熱が、少しずつ私の口腔内に伝わって行くのが分かる。

 とはいえ、流石にいきなりは止めろと手で勇次郎を押し退けようとして、手が砕けていた事を思い出した。

 それでも何とか退いてくれないかと、必死になって腕を勇次郎の背中に叩きつけて抗議する。

 しかし勇次郎は私の抵抗など知った事かとキスを止めない。

 私の目を真っ直ぐにじっと見つめながら、舌を縦横無尽に暴れさせている。

 

「んじゅっ……っぷぇ……ッんぅ! んぅー……」

 

 口の中を遠慮なしに舐めまわしてくる舌が、呼吸の為に一度離れる。

 その隙に歯を噛み締めて口を閉じれば、勇次郎は気にもせず、むしろ楽しそうにその分厚い唇でこちらの唇を食んできた。

 唇が引っ張られ、出来上がった口腔の隙間に舌が再度差し込まれる。

 だが今度はもう侵入はさせない。

 全力で歯を噛み合わせ、勇次郎の舌を拒む。

 一旦止めてくれと勇次郎を見れば、勇次郎は小さく鼻を鳴らして私の胸へと手を伸ばした。

 

 させるかと手で邪魔をするが、指の使えない手でどうにか出来る筈も無い。

 いともあっさりと両手首を纏めて片手で掴まれ、頭の上に固定させられてしまった。

 もう片方の手で着物の帯が外され、絡まった糸を解く様にして私の着物が脱がされていく。

 腕が使えないからと、唯一無事な左膝を叩きつけてもみるが、所詮は病弱な女の体。

 消力などの技術も無しに勇次郎ほどの大男をどうにかする手段は無い。

 

 やがて黒無垢の前が完全に開かれ、私は襦袢一枚の姿にさせられた。

 その襦袢すらもが伊達締めや腰ひもを解かれ、あっさりと剥かれてしまう始末。

 こうなってはもはや私にはどうしようもない。

 冬の寒空の下、私は勇次郎の手によって何も隠す事の出来ない、生まれた時のままの姿にさせられてしまった。

 今はまだ戦闘の名残で体に熱が残っているが、すぐに冷えて来るだろう。

 

 勇次郎の大きな手が私の乳房へと被せられる。

 別に性的興奮を覚えている訳でもない女体など、どう触れられようがそう簡単に快感を覚えたりはしない。

 なので抵抗しようと思えば、意味があるかは兎も角として、抵抗自体は出来る。

 とはいえ、ここまでくると流石に諦めもつく。

 そもそも、この状況で私が出来る事が何もないのだから諦めも何も無い気はするが。

 

 私は勇次郎の子供を産んであげるという約束をした。

 なのでこのまま獣のように無理矢理犯されようとも、私は我慢する。

 我慢はするが、それでも男に犯される事が嫌である事に変わりは無い。

 いくら触っても一切反応が無いのを見て、勇次郎が飽きて止めてくれる事を祈ろう。

 

 ……そこで、ふと思い出した。

 この体、開発され切ってなかったか? と。

 

「んんんんぅじゅっ!? んぐっ、くふっ」

 

 やわやわと優しく揉んでくるだけのそれに、全身に電流が流れたかのような強い衝撃を受けた。

 抑えようも無い過剰な快楽を叩きつけられ、体が反応してしまう。

 予想外の快楽に思わず声を出してしまい、緩んだ歯の隙間に勇次郎の舌が侵入する。

 無理矢理口を閉じれば勇次郎の舌を噛んでしまうため、もう歯でガードも出来ない。

 そんな私の反応に、一瞬勇次郎の手が止まった。

 眉を寄せ、何故か少し不機嫌そうに再度動き出す。

 

 指が肌に食い込み、乳房の中にある芯を歪めるようにして揉みしだかれる。

 先ほどよりも遠慮が無く、力こそ弱いが鷲掴むかのようにされるそれに、開発され切った体は否が応でも昂っていく。

 腹の底から発される甘い熱、それに呼応するかのように頭の中まで侵食されたように茹り始める。

 それは先ほどの、脳がオーバーヒートを起こしていた時の、焼けるような茹り具合とはまた違うものだった。

 蕩ける、という表現が一番近いか。

 

「んっ……んちゅ……ちゅぷっ……んじゅっ」

 

 歯の垢一つすらをも存在を許さぬとばかりに口腔内を蹂躙する舌。

 それを何とか自分の舌で押し出そうとする度に、勇次郎にあやすかのようにして舌を絡め捕られる。

 勇次郎の舌の動きからして、舌技の力量自体にほとんど差は無いと思うのだが、胸を揉まれる度に気が散って上手く抵抗出来ない。

 ぴちゃぴちゃと水気を帯びたいやらしい音が口内から響く。

 

 口腔内に広がる、明らかに私のものではない少し苦みのある唾液が、私の唾液と融け合う。

 じゅぞぞッ、と混ざり合った唾液が私の舌ごと勢いよく勇次郎に吸われ、少し量の減った唾液がまた私の口の中へと戻されてきた。

 意図を察して嫌だと首を振れば舌で喉仏を突かれ、咽た隙に舌で押し込むようにして喉へと唾液を流し込まれる。

 キスで封をされているために吐き出すことも出来ず、コクリと喉の動くままに体がそれを飲み込む。

 

 自分の物ではない唾液を体内に無理矢理に流し込まれる不快感。

 異物感に満ちたそれは、されど胃の中へと落ちると痒みにも似た疼きへと変化する。

 腹が熱くなり、吐き気が愛飲欲へと変わっていく。

 

「んくっ……ちゅぷっ……けほっけほっ、ぶじゅっ」

 

 ディープキスに加え、胸を揉まれている所為で過剰に快楽が叩き込まれ続けている。

 興奮する体は自然と息を荒げ、鼻での呼吸が出来ないために酸素は肺から出てゆくばかり。

 快楽に関係なく、単純に苦しい。

 

 がっつき過ぎだ、息が出来ないッ! と膝で勇次郎の横腹をド突く。

 すると勇次郎は口を窄めて、僅かに唇同士の結合部に隙間を開けた。

 ここから空気を取り込めという事か。

 完全に主導権を勇次郎に握られている事は気に食わないが、このまま呼吸が出来なければ死んでしまう。

 大人しく酸素を肺へと取り込んでいく。

 

「すぅー、ふじゅー……んじゅっぷぅっ……すぅー、ちゅぷっ!?」

 

 二呼吸した直後、キスが再開させられる。

 多少余裕こそ出来たものの、完全に息が整った訳ではない。

 なのに勇次郎は遠慮なしに舌を絡め、際限なく唾液を流し込んでくる。

 唇同士が結合しているために吐き出すことも出来ず、飲み込まなければ勇次郎の唾液で溺れてしまう。

 腹の疼きが増すのは嫌だが、苦渋の末、仕方なく私は自らそれを飲み込み始めた。

 無理矢理飲まされている筈のそれが、何故だかとても愛おし……くないッ! 愛おしくなどない!

 

 さっさと出て行け! と舌で押せば、そのまま勇次郎の口の中まで連行され。かといって嫌だと舌を奥に引っ込めれば、ざらついたそれで引っ張り出されてしまう。

 舌の裏にあるヒダを弾くようにして舐められ、ならばと舌を底に着けて守れば、今度は口蓋の粘膜をこそぎ取るように舐り回される。

 何処にどう舌を動かそうと逃げ道が無い。

 まるで口腔の肉が全て、勇次郎の玩具になってしまったかのようだ。

 

 次第に、勇次郎の指が胸を揉むだけでは飽き足らず、鷲掴んで軽く絞ったり、指一本だけを乳の表面に滑らせてみたりと遊び始める。

 胸に意識が向けば舌で弄ばれ、口に意識が向けば胸を弄られる。

 やがて、少しずつ頭がぼんやりとして来ている事に気が付いた。

 酸欠ではない。それとはまた違った、まるで意識の中に靄が掛かり始めているような感覚。

 

 そして気付いた。

 これ、絶頂の前触れだと。

 

「んんぅっ! んじゅんんっ!! んんんぅ!!」

 

 絶頂は嫌だ。

 過剰なほどの快楽は既に感じている。だが、絶頂の気持ち良さはそれの比ではない。

 ましてや、私が知っているのは男の絶頂。女の絶頂とは男のそれよりも深く、また長い。

 既に頭がイカれそうだというのに、そんなものを叩きつけられては、私の自意識がどうなるか。

 最悪、男と女で均衡を保っている今の私の意識が、女へと傾きかねない。

 

 嫌だと全力で体を暴れさせるが、両手は頭上に。足は勇次郎が股の間に居座っている為に、大きく動かせない。

 加えて私の反応で絶頂が近い事を察したのか、勇次郎が私に圧し掛かってきた。

 ただでさえ息苦しいのに、圧し掛かられた事で更に呼吸がし辛くなる。

 息苦しさで脳が埋まりそうな中、唯一他に感じる快感のみが強調されていた。

 

 舌は更に激しく動き始め、手が乳輪へと伸ばされる。

 二本の指で円を描くようにして乳輪をなぞり……そして乳首を抓む。

 そこでようやく勇次郎が私の口を解放した。

 勇次郎の口から伸びた唾液が糸を伸ばし、ふつりと切れる。

 口の中へと落ちてきたそれを、勝手に動いた喉が飲み込んだ。

 

「はぁっ……っふぅ……ふぅ……」

「イキそうか?」

「……絶頂、したく……ない」

「なんでェ? 気持ちいいぞ?」

「私のっ、性自認は男だって……言ったでしょ……絶頂したくないのよ……」

「そうか……」

 

 私を拘束したまま、指で乳首を弄んでいる勇次郎。

 小さく甘い痺れが走り続けている。

 子供は孕んでやるから、絶頂させるのだけは頼むからやめてくれ。そう懇願し続ける。

 やがて勇次郎は弄んでいた手を放し、小さくため息を吐いた。

 

「まったく、好きに使えと言ったのはお前だろうに」

「てっきり……突っ込んで、出して……終わりかと」

「俺はお前を気に入ったと言ったぜ。あと、これはな」

「……?」

「お前を俺の女にするための行為だ、輝夜」

 

 強く乳首が握られる。

 突然の暴挙に思考が停止。

 一瞬の猶予、刹那腹の底から湧き上がる様な熱が体を満たし始める。

 

「な、なんで、ぃや、いやだ、いっ」

 

 思考が、ホワイトアウトした。

 

「——————————————!?!?!?!?!?」

 

 火花が弾けるように明滅する視界、拒絶する心とは裏腹に胸を満たしていく多幸感。

 声にもならない声が喉から溢れ出していく。

 全身を浸す快楽の海から逃げようと体を暴れさせても、勇次郎に拘束されていてまともに動けやしない。

 せめてもと足をバタつかせてもみるが、津波のように襲い来る快楽の波濤はロクに減衰しやしなかった。

 かちかちと、食い縛っている筈の歯が震えた様にぶつかり合っている音が聞こえる。

 閃光のような快感に、浮かんだ涙で視界が歪む。

 

 そしてゆっくり、ゆっくりと静まっていく快楽の波。

 やがて虚脱感が体を満たし……自分が絶頂させられたのだと実感した。

 絶頂……してしまった。

 

「ぁ……ぐすっ……すんっ……っふ……ひっく……」

 

 泣くな、泣くな、泣くなっ!

 必死に涙を堪えようとする私の意思に反して、自然と嗚咽が漏れていく。

 口を噤んでもみるが、殺し切れなかった嗚咽がしゃっくりのように喉を揺らす。

 浮かんだ涙が溢れて目尻から零れ落ちて行く。

 みっともなくすすり泣く私を置き去りに、勇次郎は何かを思案するような顔をしながら再び胸を揉み始めた。

 先程散々揉んでいたからか、勇次郎の手はやたらとピンポイントに私の気持ち良い所に触れて来る。

 

「ぐすっ、んぅっ、んゃっ……」

「チッ、やはり開発されているな。政略の駒にするためか……? これほどの女を……身の程知らず共がッ」

「んゃああああああ!?」

 

 軽く捻る様にして捏ねられる乳首。

 視界を白い閃光の様に快楽の光が瞬く。

 苛ついたように何かを勇次郎が呟いているのが微かに見えたが、耳の奥で響く耳鳴りが煩くてよく聞こえない。

 腹の底から湧き上がる熱に思考が溶かされていく。

 つい先ほど初めて味わったばかりの感覚。

 また、絶頂させられた。

 

 だが私が絶頂したばかりだというのに勇次郎の手は離れない。

 むしろ積極的に胸だけでなく、私の体全体をすりすりと撫で回してくる。

 立て続けの絶頂で敏感になった体は、もはや私の支配下には無かった。

 

 ふと、勇次郎が私の腕を掴んで持ち上げた。

 立たせるつもりなのかと思えばそうでもなく。

 勇次郎は顔を私の腋に近付けて口付けし、舌を這わせ始めた。

 

「んぅ……んふふっ、ふあぁぁっ……」

 

 脇の凹みに丁寧にゆっくりと舌が這わされ、くすぐったさに思わず笑いそうになってしまう。

 だがそれも途中まで。

 執拗に、ねちっこく嬲られ続けたが為に敏感になった腋は、次第に甘い疼きを発し始めた。

 

「んぃっ……っぁ!? ……っふぅ……!?」

 

 ざらついた舌が肌を擦り、あまりの痒さに気が狂いそうになる。

 快楽が溜まりに溜まり、我慢の限界が来そうになると一気に絶頂させられた。

 そうして少し落ち着いた体に、再度腋舐めが行われていく。

 

「あっ……ふぁっ、んぅ……っひぃ……!?」

 

 暫くして脇から頭が離れ、顔をお腹に近付けられる。

 ねろりと円を縮めるようにして肌が舐められ、最後には臍の穴に舌を突っ込まれた。

 臍の穴に溜まった汚れを唾液で解され、こそげ取られていく。

 

「ぁっ、そこっ、きたなっ、んっひぃ!?」

 

 臍を舐められる恥ずかしさに耐え切れず暴れようとすれば、まさかの尻穴に指を置くという無言の脅しを行われた。

 レイプ紛いの事をされているのは別にもう構わない。ある程度は我慢出来る。

 だが流石に尻穴を犯されるのは、男として男とセックスしている気分になり、吐きそうになってしまう。

 もはや何も言えなくなり、大人しく勇次郎に舐められる。

 腹の上を温かい舌が動き回る感触は、まるで内臓を直接舐められているかのようで。

 とても気持ち悪い筈なのに、何処か甘美的な快感があった。

 

 やがて、腹を舐められるだけで絶頂仕掛けるほどになった頃に、腰だけを抱えられていた状態だった体が起こされた。

 勇次郎の胡坐の上に足を投げ出す形で座らされ、勇次郎と向き合う。

 そしてギュッと腕ごと体が抱きしめられ、私の首元に勇次郎が顔を近付けてきた。

 てっきり首も舐めるのかと思いきや、勇次郎は割と強く歯を立てて噛みついてくる。

 

「んぎぃぃいっ!? いッ、あああッ!!?」

 

 肌に深く食い込む歯、襲い来る激痛。

 まさかこのまま嚙み千切るつもりかと恐怖を覚えて暴れようとするも、腕ごと体が拘束されているために動けない。

 暫くして勇次郎が口を離すと、噛まれた場所にはくっきりと歯型が残っており、血が滲み始めていた。

 痛みに反応して浮かんだ涙が視界を歪ませる。

 それを指で拭った後、再び勇次郎が首元へと顔を近付けてきた。

 

「んっ、ふぁッ……っふ……!」

 

 元々あった出血や返り血と、噛み傷から零れた血が混じり合い、それらを纏めて勇次郎が舐め取っていく。

 血が滲む度に吸い出されていく喪失感が、何故か少しだけ心地よい。

 私を抱き抱えていた手は、いつの間にやら女性器へと向かっており、陰唇ごと恥丘を掌で覆うようにして撫で回していた。

 大きな手はとても暖かく、外気に触れて冷えていた膣分泌液が温められていく。

 不思議なもので、少し暖められたというだけで、感じていた快感が倍以上に膨らんだかのような錯覚さえ覚える。

 

 小陰唇が割り開かれ、中の膣口を指でゆっくりとほじられていく。

 膣分泌液がたっぷりと塗された事でぐじゅぐじゅに蕩けた膣口は、侵入者を抵抗する事すらなく受け入れた。

 

「処女膜はあるのか。黒無垢に鈴蘭……なるほど、これは俺への配慮という事か。……チッ、余計な事を」

「あ、あ、んぃぃいっ……んぅっ」

 

 体の中に他人のものが入っている事への異物感に眉を顰め、されどそれ以上の官能に全てが押し流されていく。

 潤った膣壁が指で擦られる感覚は、今までにやられたような突発的な快感とは違い、じわじわと体全体が暖められていくような気持ち良さがある。

 それと同時に、排尿感にも似た何かを漏らしてしまいそうな感覚もあった。

 股の奥に何か疼くそれは、私が昂れば昂るほどに漏れ出してしまいそうになる。

 

「っぁ、まっ、ゆ……じろっ、もれちゃ、もれちゃう! てっ……とめてぇっ!」

「そのまま構わず漏らせ。俺が掻き出してやる。お前はそのまま俺の指を感じて締め付けていろ」

 

 勇次郎はそう言って親指で尿道口を刺激し始める。

 しかし、仮にも20代後半だった男が、性行為中とはいえおもらしなど御免被る。

 なんとか堪えようと、股間に力を入れた。

 ……が、勇次郎はそんな私の我慢など知った事かとばかりに、膣の中でも特に感じる部分を押し込みながら親指を振動させる。

 

「だめっ、だめぇっ、このぜっちょだけはだめぇっ!?」

「イクと言え。その方が喋る数が少なくなって楽になる」

「~~~~~~~!!!」

「そら、どうした。早くしろ、漏れちまうぞ」

 

 イクのは女だ。

 射精(だ)すのが男。

 絶頂はその間。

 崩れそうな均衡をなんとか保つため、そう定義して発していたその単語。

 しかし勇次郎はそれを崩そうと、遠慮なしに愛撫を続ける。

 込み上げてくる衝動は止まる兆しを見せない。

 勇次郎のちょっかいも相まって、抑える意味など無いかのように際限なく高まり続けていく。

 

 漏らして人としての尊厳自体を無くすか、また一つ女へと傾くか。

 悩んでいる暇など無い。

 

「ッッッ……っく、いく! わかっらから! イクからてぇとめてぇ!」

「別に俺は手を止めるとは言ってねェぜ。そらイケ」

「んぁあ!? う、うしょっ、うそつき! いッ、イっちゃ……ぁぁあああああああッッ!?!?」

 

 最後まで勇次郎は手を止めない。

 やがて後戻りすら出来ない程に昂ったそれが、抑えごと全てを叩き壊して溢れ出す。

 プシッ、プシュッといやらしい水音を立てて、固まった愛液のような粘体が秘所から排出されていく。

 白く濁ったそれは勇次郎の手を汚し、迷彩ズボンへと垂れ、地面に敷かれた黒無垢へと落ちていった。

 

 勇次郎の片腕は私を支えるのに使われ。

 一番敏感であるクリトリスは振動に揺られるのみ。

 正真正銘、尿道口と膣だけでイカされた。

 これまでに味わった頭を焼く様な鋭い快楽ではない。

 じわじわと体全体に染み込んでいくような、そんな甘い愉楽。

 

 痙攣する膣は、勇次郎の指をしっかりと咥え込んで離さない。

 キュンキュンとしきりに伸縮を繰り返し、勇次郎の指へと甘えるように抱き着いていた。

 力の抜けた体が勇次郎の胸に寄り掛かる。

 血と汗の混じったその饐えた匂いが、何故だかとても心地好く感じて。

 

「っぁ……」

 

 目尻から零れた涙が、勇次郎に舐め取られていく。

 私にはそれが、気持ち良過ぎたが故に流れたのか。

 それとも、均衡が崩れたが故に流れたものなのか。

 区別がつかなかった。

 

 

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