世界最強の男がTS憑依して範馬勇次郎に負けた挙句同意レイプされる話 作:白髪ロング娘スキー
「ただいまぁ~……」
玄関の扉が開くのに合わせて、帰宅の挨拶をした。
朝以来の家に、帰って来れたんだなぁと実感が湧いてくる。
別に朝に家を出て、夜に帰ってくるのは当たり前の事なんだけどね。
人一人を、私情で殺しに行ったという異常さが、それを際立たせる。
勇次郎が抱えていた私を玄関に下ろし、靴を脱いでさっさと家の中へと入って行った。
あの後、絹代が食事を終えるまでの間、私は勇次郎と互いに酌をし合っていた。
勇次郎のコップに酒が無くなりそうになる度に、私が瓶を持ってコップに酒を注ぎ。
流石に自主的にはやってくれなかったけど、私が要求すれば、勇次郎は機嫌良さそうに、酒を私のコップに注いでくれた。
最終的に飲んだ量は、私が4杯と半分で、勇次郎が瓶3本と2杯に私の飲み残し。合計で4瓶と3杯分となった。
病弱軟弱貧弱ボディなこの体は、その癖して意外にも酒に強かったらしい。
思考を若干熱に浮かされながらも、私は
因みに、絹代は一滴も酒を飲む事は無かった。
あまり強い酒は飲めないらしい。あと、私の世話があるから遠慮するとか。
嫌がる人に無理に飲ませるものでもなし。少し残念に思いながらも、私と勇次郎だけで飲んでいた。
杯で計算すれば、13杯は飲んでいた筈の勇次郎は、顔を赤くするでもなく、澄ました顔のまま、足取り確かに松葉杖を手に取り私に渡してきた。
松葉杖を受け取り、絹代に肩を貸してもらいながら立ち上がる。
テーブルの前まで行き、ゆっくりと腰を下ろした。
「ふぅ……」
「お風呂を沸かしてきますね」
「ん、お願い」
絹代が脱衣所の扉を開け、袖を捲って風呂場へと入って行った。
少しして、ジャーっというシャワーの音と、ザシザシというブラシの音が聞こえてきた。
多分、浴槽を掃除しているのだろう。
勇次郎は何をしてるのかな、と勇次郎の部屋を覗いてみれば、勇次郎は部屋の真ん中で腕立て伏せをしていた。
いや、立てているのは指一本。指立て伏せだ。
親指一本だけを床に立てたまま、もう片方の手は腰に当ててピンと足を伸ばし、そのままゆっくりと体を下ろしては上げてを繰り返している。
……なんで指立て伏せ?
「飲酒後の筋トレは体にも効率的にも悪いわよ?」
「あの程度の酒で酔わねェよ。所詮は嗜好品、俺が影響される事は無い」
私の言葉に返事を返しつつも、指立て伏せは継続して行う勇次郎。
体を下に沈める度に、指を立てている腕の筋肉が膨れ上がり、上に持ち上げれば、漏れるようにして小さく吐息が吐き出される。
しかし、何回繰り返しても勇次郎の顔や体に変化は無く、やはりあまり身になっているようには思えない。
やっぱりやめといた方がいいんじゃない?
そう言おうとして、それよりも先に勇次郎が口を開いた。
「おい、輝夜。上に乗れ。重さが足りん」
「えぇ……? 一応私だって39キロはあるんだけど? 追加の重りにするには重いわよ?」
「女一人乗せただけで潰れるか阿呆ゥ。いいから乗れ」
さっさとしろと私を見て来る勇次郎。
松葉杖をつっかえ棒にして立ち上がり、勇次郎の元まで歩いていく。
放華のおかげで大分楽にこそなったが、痛いのに変わりは無い。
ジクジクと響く足の痛みを我慢しながら、勇次郎の横に立つ。
私だって、時たま抱き着いてくる女達を重り代わりに、そのまま筋トレを行った事もある。
だから、腕立てをしている体の上に乗るなら、まだ分かる。
けれど勇次郎がしているのは指立て。込められる力は、腕立て時と比べて実に約十分の一以下。
しかも、指立てをしているのは片腕だけときている。
もしも重さに耐えられずに崩れたら、最悪勇次郎が指を怪我しかねない。
求めたのは勇次郎だ。出来る自信はあるんだろうけど……
「……行くわよ」
声を掛けてから、勇次郎の背中に尻を乗せる。
痛む足を我慢しながら、崩れないのを確認しつつ、ゆっくり、ゆっくりと。
勇次郎はその間、特に何も言わず、指一本で体を支えたまま、私が乗りやすい様に体を伏せていた。
完全に尻が乗り、私の体重が勇次郎にのし掛かる。
しかし、勇次郎は息を漏らす事すらなくそれに耐え、私の着物の端を掴んで支えた。
そのまま体を起こしては沈めてを繰り返し始める。
出来ちゃったよ……
勇次郎の上で畳んだ足を横に流し、手を突いてバランスを取る。
キッチリ一定間隔で上下する視界。それは勇次郎の宣言通り、私を乗せただけでは勇次郎にはさしたる影響は無いという事を示していた。
勇次郎が潰れない事を確認し、安心して全体重を掛ける。
そうすると、感じるのは勇次郎の熱と筋肉だ。
さしたる影響は無いとはいっても、やはり女一人の体重は多少の重りにはなるのか、少しずつ勇次郎の肌に玉の汗が浮かび始める。
それぞれの筋肉のパーツの形状が分かる程に隆々とした、勇次郎の筋肉。
表面に浮かんだほんの少しの汗は、筋肉同士の隙間に落ちて小さな水溜りになる。
筋トレによって活性化し始めた筋肉が熱を持ち、それが私の手や尻へと移動し始めた。
私のものとは明らかに違う、熱の篭った体温が、私の中へと流れ込む。
「……ごめん、降りていい?」
「なんだ、厠か?」
「いや、その……」
降りてもいいか聞く私に、勇次郎は理由を尋ねて来る。
しかし、それに対して私は答えられなかった。
いやだって、筋トレする勇次郎が艶めかし過ぎて困るとか言えないじゃないッ!
ただでさえ、私を屈服させた、地上最強の生物とまで謳われる、世界最高峰であると断言できる男。
そんな男の上に乗って見下ろすという、恐らくは自分にしか味わえない、自分にしか許されないこの優越感。
移った熱が私の体温を上げ、何が起きても苦痛の声すら漏らさないであろう男が漏らす吐息に、私の胎が刺激される。
しかも視界が上下しているために、段々と騎乗位でセックスをしているかのような、変な錯覚にまで陥ってくる。
……いやいやいやいや、ただ上に乗って上下してるだけなのに、騎乗位は無いでしょ私。
なんでサラッと騎乗位とかいう単語が出てくんのよ。
ダメだこりゃ。性欲に頭が焼かれてる。思考がピンク一色だ。
あぁ~もうっ、この男ッ、スケベ過ぎんのよッ!!
ベシベシと勇次郎の背中を叩き、八つ当たりをする。
私の奇行に、勇次郎は意味が分からないと言った様子で、少しだけ眉を顰めた。
「何も無いなら続けるぞ」
「……うん」
続行される指立て伏せ。
親指の次は人差し指、中指、薬指、小指と満遍なく行われ、その次は逆の手で。
当然ながら、時間を掛ければ掛ける程に、勇次郎の体温は高まり、移って来る熱も熱くなる。
筋肉に溜まった汗が、筋肉の溝を伝い落ちていく様など、もう言葉では言い表せない。
排尿感にも似た股間の疼きに、体が浮き足立つ。
体を揺らしてそれを発散しようにも、勇次郎の筋トレの邪魔になってしまうであろうから、大人しくしている事しか出来ない。
強くなり続ける欲求に、私は目を瞑って自分の体を抱きしめて蹲る事で、なんとか耐える。
重りになる事を承諾した事を若干後悔した。
そのまま暫くして、脱衣所から絹代が出てきた。
お風呂が沸きましたよ、と一言。
ただそれだけの台詞に、まるで砂漠で行き倒れている時に、水を持った救世主が現れたかのような感動を覚える。
すぐさま勇次郎の背中から、転げ落ちるようにして降りた。
コロコロと転がる私を横目に見ながら、勇次郎が指一本のまま逆立ちをし始める。
「お、お風呂が沸いたらしいわよ勇次郎!」
「俺はもう少しやる。先に入って来い」
「そう……? じゃあ先にいただくわね」
松葉杖を取って脱衣所へと向かう。
既に絹代は私の分の着替えを用意して、そこで待っていた。
私の着物を脱がし、襦袢も脱がして裸にされる。
まるでお漏らしでもしたかのように、尻の部分だけ汗を吸って変色している着物に、絹代が少し困ったような顔をしていた。
ごめんなさいね、洗い物増やして……
同じく服を脱ぎ、裸になった絹代の肩を貸りながら風呂場に入る。
椅子に座って、絹代の成すがままに体を洗われる。
髪を洗われ、体を磨かれ、一日の汚れが落とされていく。
その手つきはもはや手慣れたものになっていた。
私を洗った後に、傷に染みない事を確認してから、浴槽へと放り込む絹代。
四肢の銃創は、皮膚が少しだけ引き攣ってはいたけれど、穴自体は塞がっていた。
お湯が入り込む事は無く、されど中の肉までは再生していないのか、触れると少しだけ深く指の形に皮膚が凹んだ。
本当に治りかけてる……と、少し呆れた様子を見せながら、次に絹代が自分の体を洗い始めた。
ぼうっと彼女を見ながら、どうするかと悩む。
……ぶっちゃけてしまえば、その悩みとは溜まった性欲をどうするかだ。
低俗すぎる悩みに、自分の事ながら頭を抱えたくなる。
しかし、割とこれは深刻な問題だ。
なにせ、勇次郎を真っ直ぐに見れないのだから。
私は、夕飯を食べる前の時点で、それなりに発情していた。
生理での不安定に加えて、命の危機にディープキス。
更にそこに酒が注ぎ込まれ、トドメにスケベ過ぎる勇次郎の筋トレときた。
もはや、私の性欲は限界に達しようとしていた。
勇次郎を見るだけで胎が疼き、股間に手が伸びそうになる。
これを晴らすには、オナニーをするか、セックスをすることで、溜まった性欲を晴らす以外に手段は無い。
……なんとなく、勇次郎は風呂に入った後、そのまま寝てしまいそうな気がした。
自分で言うのもなんだけれど、今の私はかなり分かりやすく発情している。
顔が熱いから、きっと真っ赤に染まっているのだろうし、股間の疼きがもどかしくて、手を股に添えながらモジモジと身体を揺らしている。
絹代など、私を見た瞬間にうわっと少し引いていた程だ。当然、絹代が気付くレベルなのだから、勇次郎が気付いていない筈も無く。
されど、脱衣所へと向かう私を見る勇次郎の目には、一切の性欲が含まれていなかった。
あの様子では恐らく、私からヤりたいと誘わなければ、勇次郎はセックスをしてはくれないだろう。
でも、それを直接言うのはあまりにも恥ずかしい。
確かに私は、自分は勇次郎の女だと宣言した。
元男であった事を示す証拠も、今や私の記憶の中にしかない。今の私は99%女だ。
男と交わる事への拒否感だって、もう微塵も無い。……ごめん嘘、勇次郎以外は無理ね。
勇次郎以外の男に抱かれる想像をしただけで、吐き気がしてくる。
それはそれで、女に染まった証なのだろうけど。
だけど、それでも、自分から誘うとなると話は別だ。
快楽で頭が茹だった状態なら兎も角、素面で抱いて欲しいと誘うなど、恥ずかしいにも程がある。
じゃあオナニーをすればいいとなるかもしれないが、胎が、身体が勇次郎を欲しているのだ。
こんな状態でいくら自分を慰めようと、余計に欲求不満になるだけだろう。
肉棒を。膣一杯に入りながら、更に押し込んでくるほどの、あの大きい勇次郎の男性器を受け入れたい。
子宮を直接小突かれ、女を刺激されながら、何処までも気持ち良くなりたい。
この際限なく昂り続ける疼きを、何とかして晴らしたい。
ううぅぅぅぅぅぅ…………どうすれば……
どん詰まりに陥り、頭を抱える。
そんなピンク一色の思考は、体を洗い終わった絹代が浴槽に入って来る事で中断された。
ふぅ、と息を吐いて気持ちよさそうに湯船に浸かる絹代。
彼女を見て、それがふと口をついて出る。
「ねぇ絹代。誘うのが恥ずかしいんだけど、どうすればいいと思う?」
主語の無い台詞。
しかし絹代にはその言葉の意味が分かったのか、困ったような顔をして私を見つめ返してきた。
「……一応、私も経験は無いので、ロクな事は言えないんですけどね」
「藁にも縋りたいのよォ……」
情けなくも、全力のSOSだ。
これはこれで少し恥ずかしくはあるが、勇次郎に直接誘いを掛けるよりは大分マシだった。
ん~っ、と少し悩んだ後に、絹代が口を開く。
「相手に襲わせる、とか? 押してダメなら引いてみろと言います。引けないなら、相手に押させるというのはどうでしょう」
「押させる、かぁ…………誘うのが恥ずかしいのに、それは難しくない?」
「そこに関しては頑張って下さいとしか……」
いやだって、押させる=誘うじゃない。
誘うのが恥ずかしいから、何とか出来ないかって話なのに、結局一周回って同じ結論に辿り着いてるんだもの。
誘っていると思われるのが恥ずかしいから、どうにか出来ないかって悩んでるのに……
「直接言わない手段も、色々と有りはしますが……相手の布団に裸で潜り込むとか、相手に自分の部屋に来させるとか、ひたすら擦り寄ってセックスアピールをするとか」
「裸突貫とセックスアピールは無しね。恥ずかしいわ。部屋に来させましょう」
「輝夜様……」
即答する私に、絹代が呆れたような目で見て来る。
いやだって、恥ずかしいんだもの……仕方ないじゃない。
今まで、女を抱く時は何時も相手から誘いを掛けて来ていたんだもの。
これまでに、私から抱きたいと相手に迫った事は一度も無い。
それで拒絶されたらと思うと怖かったし。
縮こまる私に、絹代が深いため息を吐いた。
「じゃあ、一緒に誘い文句を考えましょうか」
「絹代大好き!」
「はいはい」
——— ———
風呂から上がった私は、リビングに座り込んでいた。
絹代は既にこの家にはいない。風呂から上がった後、そのまま私に頑張ってくださいとだけ告げて、自分の家へと帰って行った。
今、この家の中にいるのは私と勇次郎だけだ。
その勇次郎はと言えば、未だに筋トレを続けていた。
片足一本だけを地につけ、空気椅子のように足を組んだまま動かない。
細かい時間は数えていないが、私が風呂から上がり、トイレに行って帰って来てもまだ続いていた辺り、30分ではきかないだろう。
風呂上りの暖まった体は、すっかり冷めていた。
暫くして、ビチャッと水音を立てて勇次郎が動いた。
息を吐き、固まった筋肉をほぐすように首を傾けて鳴らしたり、つま先を立てて足をグリグリと回している。
上着を脱いで上半身裸になると、軽く上半身を上着で拭って汗を取り、そのまま脱衣所へと向かい出した。
その背中に、あー、あー、とわざとらしく声を上げる。
勇次郎がこちらを向いた。
私を見下ろす勇次郎に対し、私は立ち上がり、勇次郎の元へと歩み寄る。
そして後一歩で勇次郎に触れるといった所で、ワザとフラついて勇次郎に抱き着いた。
勇次郎を見上げながら顎を引き、目線は勇次郎の頭の少し上に。背筋は反り返る程に真っ直ぐ伸ばす。
さァ、絹代イチ押しのポーズはどうだ! アイドルなどが写真を撮る時によくやる、一番可愛く見える体勢らしいぞ!
そんなカワイイポーズを取る私であったが、勇次郎の反応は薄い。
黙ったまま私を見下ろし、何がしたいのかと軽く眉を上げた。
ならば更に台詞で追撃ッ! ついげ……うぅ、恥ずかしい。
〜〜〜っ、恥ずかしいけど、よし、覚悟は出来た。
さぁ言え私! 言うんだ私!
絹代と散々練習はした。
バッチリですよ! とお墨付きだってもらった。
一見誘いに見えない誘い。 私を抱く気の無い勇次郎に、私を抱かせる誘い!
その第一歩!
「きゃラッ!? ……体が暖まったからか、お酒が回ったみたいね。少しフラつくわ」
噛んだ上に声が裏返ったが、ちゃんと言う事が出来た。
まず、酒が回った事を伝える。そうする事で、何を言っても全ては酒のせいだと、責任を酒に押し付ける事で、羞恥心を和らげる事が出来る。
誘うのが恥ずかしいなら、少しでも恥ずかしく感じる要素を減らすのだッ!
「ならもう寝ろ。その体での飲酒は初めてだろう。さっさと寝て体を休めろ」
「ん〜、でも眠くはないのよねぇ。気分が昂っちゃって……ん、勇次郎、今日は私の部屋に来ないでね」
「あん?」
突然出てきた関係のない話題に、勇次郎が首を傾げた。
そこで繰り出すトドメの一撃! 誘いの言葉!
絹代と頭を悩ませながら考えに考え抜いた、誘いに見えない誘いの言葉ッ!
さァ言え、言うんだ私ッ!
羞恥心を捨て去れッッ!!
「ふぅー……いや、その、ね? ……酔っちゃってて、おかしな姿を晒しちゃいそうだから、恥ずかしくて……」
「……?」
「そ、それでも私の部屋に入りたいって時はね! ……さ、3回……扉をノック、してちょうだい……」
「……ほぉ〜ん?」
勇次郎が、にやりと口角を上げた。
抱き着いている私の手を剥がし、私の顎に自身の手をやって、触れるだけのフレンチキスをする。
特に何かを言うこともなく、勇次郎はそのまま脱衣所に姿を消した。
それを見送ってから、私は自分の部屋へと入り、部屋の扉を閉めた。
扉に背中を預け、ふぅーっ、と深く息を吐く。
……頭を抱えて蹲る。
……言っちゃった。
言っちゃった、言っちゃった、言っちゃったっ!!
勇次郎に誘いを掛けちゃった!
因みに、先程の私の言葉を要約するとこうなる。
いやぁー酔っ払っちゃったなー!!
もしも今夜部屋に来られたら変な事になっちゃうかもしれないなー!!
だから今夜は絶対に来ないでほしいなーー!!
それでも用事あるなら3回ノックしてね!!
……つまりはそういう事だ。
しかも、勇次郎はそれを聞いて笑った。
無視するでもなく、再度寝ろと言うでもなく。
ただ、面白いものを見たとでも言いたげに笑い、なんならキスまでしてきた。
明らかに、私の発言の意図を察していた。
~~~~~~~~~ッ、はッッずッッ!!!!
しばし蹲ったあと、のろのろと立ち上がる。
さて、勇次郎を待っている間、何をしようか。
もはや羞恥心が一周してしまったのか、荒れ狂っていた心はフラットになっていた。
逆に、やってやると意気込みすら出来ている。
何をして待っているか。
……まぁ、オナニーよね。
勇次郎が前みたいに、前戯をして濡らしてくれるのかは知らない。
けど、してくれない場合の事も考えて、事前に濡らしておく事は大事だろう。
してくれるならしてくれるで、別に二度手間になる訳でもないしね。
私は身に着けていた襦袢を脱ぎ、裸で敷かれた布団に尻を落ち着けた。