黒井津さんへの淡い想いを秘めたウルフくんちゃんが悪の組織特有の淫魔王な身内の裏切りにより間違った男らしさを徹底的に追求させられ、無事えっち専用雌犬怪人として完成しちゃうやつ 作:デイジー亭
「……♡」
「う、ウルフちゃんっ! 死なないでっ!」
「アクラさん、やり過ぎですよっ!」
「黒井津ちゃん、人口呼吸ッ! 吾輩がやると破裂させちゃうっ!」
「ええい、アクラさん専用だけどそうも言っていられませんっ! んっ! じゅるるっ!」
「二人とも必死だなぁ」
ぶくぶくとザーメンプールからあがる気泡が絶えたあたりで、二人が続いて飛び込んだ。白濁に塗れた女体って、どうしてこんなに魅力的に映るのだろうか……独占欲が満たされるからかな。俺はのんびりとそう思いつつ、決死の救助活動を見守った。
「100数えさせただけなのになぁ」
「それは呼吸が出来てる前提よっ!」
「ぶーっ! 耳の先まで、抑え込んで漬けてたじゃないですかっ! んっ! じゅるるっ!」
お風呂に入る際の、当然のマナー。ちゃんと浸かって、100数えてからあがる。それを忠実に履行させただけなのだが。オリジナルも大層風呂好きだ……マゾメスどもから搾り取った、ミルク風呂も。デカ乳雌を大量に用意して、乳浴するのも大好き。だからやった、完全に善意だ。まぁ……触手で抑えつけて、強制的にやらせたのは失敗だったかもしれない。
「だってさ……」
「だってじゃないわよっ!」
「ぶーっ! い、幾らアクラさんでも、ウルフ君が死んだら許しませんからっ!」
「……ごめん」
彼女たちはとっても、仲間想いだ……ともすると、正義の味方よりも。俺に捧げてオナホにするのは良くても、殺すのはさすがに咎められる。まぁ当然か……でも、自分が制御できなかった。それは、自分が産まれた意味故……創られた
「俺は、チョロくない……!」
「何言ってるのよ、ド外道じゃないっ!」
「見てください、死にかけじゃないですかっ!」
「ぶーっ……♡」
「クソっ、かわいいっ!」
ザーメンプールを泳がされ、間抜けなアへ顔から白濁噴水を噴き上げるとんでもない無様な姿。銀色の髪が、ネバついた精液で輝きを失い……身体中にコビりついた白濁が白い肌を隠しても。それでもなお、俺の目には宝石を超えて……太陽みたいに輝かしい、俺のかわいいおもちゃ。一目見たその瞬間、どうしても欲しいと思ってしまった。
「かわいいなら、どうして殺そうとするのよっ!?」
「愛情表現が歪み過ぎですッ!」
「きみたちに何がわかるっ!」
そう、わからない……わかるはずが無い。だって言ってないから。恥ずかしすぎて言えない……実は彼女が、俺のド本命だなんて。街で見かけた瞬間に、夢中。その時から他の全てが色あせるぐらい、俺は彼女の虜になった。銀髪をなびかせる、愛しのきみ。きみのためなら、俺はどんなことも出来ちゃうんだ……悪の組織に、面接試験を受けて就職してしまうなんて。下っ端から真面目に働くなんて、アクラらしくないことをするほどに。
「好きなら素直に好きって言えばいいじゃない、いぢめる必要はないわっ!」
「私たちみたいに、すぐに堕としてあげればいいじゃないですかっ!」
「駄目なんだ……! 俺は、それを許されない!」
「誰が許すっていうのよ!? ワガママ放題の癖に!」
それは……造物主。俺だって素直に愛を囁いて、愛しい彼女と無限にイチャイチャしていたい。でも決して、それは許されない……存在意義の崩壊。アイデンティティの消滅を招く。クロエアクラに程昱アクラ。董卓アクラが妬ましい……あいつらのせいで、俺はこんな目に遭っているのだ。
「淫魔王アクラは惚れっぽくない! 一目惚れなんてしない!」
「何おかしなこと言ってるのよ、全乙女の憧れじゃない!」
「少女漫画、読んだことないんですかっ!?」
「クソほど読んだともっ! だから、それ故に……俺は、惨めなんだ」
「「……?」」
首を傾げる、俺の肉奴隷たち。トキメキをエサに、堕とした俺の性玩具。彼女たちに知られてはいけない、絶対にダメだ。彼女たちも愛してはいるが……自分が代償行為の結果だと知ったら、精神崩壊を引き起こしかねない。少女漫画みたいな恋を、俺は最愛の彼女と満喫できない。だって……証明してしまうから。
「一番オリジナルに近い俺は、素直になっちゃいけないんだ」
「前言ってた、本物の淫魔王ってやつね? そいつ、よっぽど厳しいのね」
「アクラさんも、苦しんでいた……?」
「……」
淫魔王アクラは惚れっぽい。一目惚れした女を、すぐさま最愛にしてしまうほどに……そんなこと、淫魔の王の沽券にかかわる。だから俺が創られたのだ……惚れっぽすぎる自分を否定するために。特別誂えの、オリジナルに限りなく近いコピー。振るえる力も、他のコピーとは比較にならない。でも……一目惚れ、してしまった。
「オリジナルの最愛はもう居ないなんて、認められるわけないだろ……!」
彼女たちに届かぬよう、蚊の鳴くような声で絶叫する。そう……淫魔王アクラは、女を壊しながら成長した。壊した最初の女が誰かなんて、どうでもいい……はずが無い。だって、淫魔王が一目惚れするタチだったとしたら……アイツは自分の最愛を最初に壊した。一番愛せるはずの、とびっきりの最愛を。だから、もう居ないから。一目惚れを認めたら……自分が幸せではないと、認めてしまう。
「ん……アクラ?」
「お、おはようウルフくんちゃん。気分はどうかな?」
「んうー……」
眠り姫の目が覚めた。寝ぼけまなこを擦る仕草に、どきりとする……彼女を見ているだけで幸せだ。こんな大がかりな舞台を創らせ、監禁して独占したいと思ってしまうほどに。でも、終わり……諦めなければならない。彼女はきっと、俺のことが嫌いになっただろう。だってそうだろう? クソみたいな扱いをした……尊厳を徹底的にすり潰し、終わったマゾメスに仕立て上げた。
「感想をどうぞ、どうだい? 反省したかい?」
「んっ」
「う、ウルフくんちゃん?」
だから、これはきっと夢だ……よろよろと歩いてきた彼女が、俺に抱き着いてくるなんて。怯えて泣き叫んでもおかしくない、ちょっとは警戒しろよ馬鹿。酷い目に遭わせたんだぞ、精液まみれの身体で俺に抱き着くんじゃねぇ。言おうとした言葉が、喉を通らず消える。彼女のザーメンリップに彩られた桜色のくちびるが震えるのを、じっと待ってしまう。
「だいすき♡ もっと、いぢめて……♡」
「は?」
「おれ、アクラの物になりたい♡ 責任取れよ、馬鹿……♡」
「はぁぁっ……?」
夢見るルビーがうっとりと蕩ける。この馬鹿犬、一向に反省していやがらねえ。さらにお仕置きをねだってくる。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ……大事に大事に壊したんだ、俺のことを嫌いになってくれ。
「言っとくけど、負けないからな♡ お前の管理下で、
「……」
「おれのデカ乳も、下半身も。丸ごと全部お前の物だけど……ぜーったいに、諦めてやんない♡」
「……」
「だって、お前おれに負けて欲しくないんだよな? 責任持っておれを男らしくしろ♡」
この馬鹿犬。俺の言ったことを忠実に守るつもりだ。あんなクソみたいで陰惨な調教を、まだまだ満喫するつもりでいる。嘘にもきっと気づいてる、男らしくしてやるなんて戯言。最初にデカ乳を躾けてやった時に、どんな馬鹿だって気づくはずだ。でも彼女は、絶対にその嘘に気付こうとしない。だから俺も調教をエスカレートさせた。それは……何故?
「なん、で」
「おれ、馬鹿だけど鼻はいいんだ♡ 目は曇ってたけど……相性最高だぜ、おれたち♡」
「……犬かよ」
「狼だよ。がおー」
すんすんと首筋を嗅ぎたてる、彼女の鼻。狼は鼻がいい、きっと彼女は嗅ぎ当てたのだろう。一番相性のいい香り……狼を再現して創られた故に、彼女は本能に忠実だ。相性のいい男女の香りは、お互いを惹き合わせる。遺伝子が告げる、幸せにしてくれる相手。俺は目で、彼女は鼻で。お互いの最愛を見つけてしまった。じゃあしょうがない。
「クソッ。計算違いだ……キスしようか、馬鹿犬」
「わんっ♡ ん~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡♡♡」
くちびるが触れ合った途端、跳ね回る柔らかくてほかほかした温もり。ぶびゅぶびゅと垂れ流すミルクが、俺の胸板を濡らす……嬉ションまでしやがった、ふんどし越しの股間が生暖かい。デカ乳揉みしだくたびに、びくんっ! と震えてくちびるねだる……愛し過ぎる、俺の最愛。ああ……ごめんオリジナル、死ねカス。鬱オナでもしてれば? 俺はこの馬鹿犬と幸せになっちゃいまーす♡