生まれ変わりたい、何かを変えたいと願う女性の物語でもあります。
セックスで傷付いた心をセックスで癒したい。
矛盾している様にも感じられますが人間はそういうものだと思っています。
【2005年 10月2日(日曜日) 千葉県宮本市本郷 アパート貧荘・火村あかりの自室内】
晴れた日の昼下がり、アパート貧荘は一見騒音も聞こえず静寂に包まれている。
このアパートに住んでいるのはあかりや豊の様に高校卒業を機に一人暮らしを始めた大学生や金に余裕が無い社会人が多い。
その為休みの日には羽根を伸ばそうと殆どの者が外出していた。
殆どの住民が出払っている中、火村あかりの部屋もまた鍵がかかりカーテンもかけられていた為家の中には誰もいない様に見える。
だが室内では既に淫らな宴が始まっていた。
「ハァ、ハァ……」
生まれたままの姿を晒し繋がっていた2人は、沙織が一度射精した為陰茎を抜き休憩を取っていた。
「やっぱりあかりはんの身体は凄いわ。
あれから姉やんともしとるけど、快楽のレベルが違うで」
「来て即服を脱いでセックスって言うのはちょっとせわしなかったわね。
沙織ちゃんが我慢出来なかったみたいだからしょうがないけど」
沙織は8月にあかりのいる千葉県を訪れ、性行為に溺れたあの日から暇を見つけてはあかりの部屋に転がり込む様になった。
流石に大阪から千葉への遠出の為、足繁く通えはしなかったがそれでも最近は2週間に1度のペースになりつつある。
「チンポが痛くて我慢出来なかったんやもん。
あかりはんの膣内に何度も出したかったから昨日は抜いてへんし……」
荒い息を吐きながら恍惚の表情を浮かべる沙織。
陰茎は射精の余韻に浸っているかの様に時折ビクビクと痙攣していた。
スタイル抜群のあかりと比べると胸が小さく、少女体型の沙織ではあったが似つかわしくない凶悪なモノが付いている。
そのアンバランスさがあかりを興奮させ、沙織もまたあかりの完成された肉体の虜になっていたのだった。
「あはッ、大人しゅうなってたチンポが復活してきたわ。
あかりはんがエロいからやで」
座っていたあかりの膣から出てきた自身の透明な粘液を見て、沙織の陰茎はまた硬度を取り戻し始める。
「沙織ちゃん、本当にタフねぇ……
1回位じゃ準備運動にもならないみたい」
「この時しか無いんやから出来る限りあかりはんの中に入れていたいんや。
部屋の中にいられるギリギリの時間まで楽しませてもらうで」
先程あかりの中で暴れていた時と同じ位の大きさまで回復した沙織の陰茎が、再びあかりの膣に近付く。
「ちょっと待って。沙織ちゃんに見せたいものがあるの。
沙織ちゃんもきっと驚くと思うわよ」
あかりは彼女の熱く滾る陰茎を見ながら立ち上がり、全裸のまま別室へ向かう。
沙織も痛い程硬くなった肉棒を隠さぬまま彼女の後を追った。
2人が性行為を繰り広げていたのは近くにシステムキッチンがある居間だったが、あかりはベッドルームに沙織を案内した。
「ごめんね、待たせちゃって!
沙織ちゃんが獣みたいに求めてきたから時間がかかっちゃった」
ベッドルームはシングルベッドと押入れのみで構成されたシンプルなもので、人の気配は感じられない。
だがあかりは沙織では無い『別の人物』に対して言葉を発していた。
「あかりはん、どういう事か説明してほしいんやけど」
振り向き何も言わずに笑みを浮かべたあかりは、押入れの襖を横にずらして開ける。
「ど、どうも。お久しぶりです」
そこには生まれたままの姿で体育座りをしている比呂子の姿があった。
「う、うわッ!比呂子はん」
反射的に沙織は存在を主張していた剛直を手で隠したが、最早それは隠し切れる様な大きさでは無い。
「先輩から『服を脱いで、隠れていてほしい』と言われた時には驚きましたけど、予想通りの反応で何だか嬉しいです」
押入れから外に出た比呂子。
押入れの隅には着てきた服がきちんと畳まれて置かれていた。
「今更隠したってしょうがないじゃない。
比呂ちゃんにはもう沙織ちゃんの身体の秘密はばれてるんだし」
「そ、そんな……やっぱり勃起したチンポをあかりはんや姉やん以外の人に見られるのは恥ずかしいわ」
両手で何とか一番淫らな部分である亀頭を隠そうとしていた沙織であったが、あかりに手首を掴まれ勃起した陰茎を晒されてしまう。
「私は見るのは初めてですけど、男の人のと全然違うんですね」
脈打つ肉棒に触れ、まじまじと眺める比呂子。
胸の大きさは少し膨らんでいる程度で、沙織と大差が無い。
(ウチと身体つきが似とるんやなぁ比呂子はん……
ウチの身体からチンポを取っ払ったのが比呂子はんって感じやんか)
沙織はそんな事を考えながら、あかりから言われた『自分自身の性癖』を思い出していた。
「沙織ちゃんと私が性行為を続けてる事、比呂ちゃんは薄々気付いていてね……
色々あって吹っ切れたいから、沙織ちゃんとセックスしたいって私に言ってきたのよ。
私としては断る理由が無いし、沙織ちゃんだって私以外の女の子とセックスする事が出来るんだから文句なんて無いでしょ?」
あかりの言葉を聞きつつ、沙織は人に見られる事でさらに興奮すると言う事実を自覚していた。
(やっぱりあれなんかな。
背徳感みたいなモンなんやろうか。こんなにもウチのチンポがいきりたって……)
「近くでまじまじ見ると、こういうのって凄いんですね。
女性も興奮する様な形状なんでしょうか」
あかりも手は綺麗な方だったが、肌の美しさで若干勝る比呂子の指が怒張に触れる。
吐く息が陰茎を刺激した。
「あ、あかんて!
興奮しとるからそんなにしたら……」
一度射精したとは言え、ふたなりの精力は半端なものでは無い。
さらにクリトリスが変化したものなので感度が男性の数倍にもなる。
そのデリケートな陰茎を扱かれ、沙織は呆気無く達してしまった。
「くうッ!比呂子はん……」
透明な粘液が先端から噴出し、近くにいた比呂子の顔にかかる。
その脈動する陰茎の凄まじさに、比呂子も淫らな気分になりつつあった。
(こんなに出してもまだ硬いままだなんて……
熱くて、ビクンビクンって震えてる……)
「比呂ちゃん。こういうのって否応無しにエッチな気分になっちゃうでしょ?
人の性器にはそういう力があると思ってるのよ私は」
あかりはそう言いながら背後から沙織を抱き締め、耳元で囁いた。
「沙織ちゃんだって、比呂ちゃんとしたいでしょ?」
背中に当たる胸と、眼前に見える比呂子の未成熟な肉体を見て沙織の陰茎は射精したにも関わらず再び硬さを取り戻していく。
あかりは微笑むとシングルベッドに比呂子を寝かせ、その隣に自身も寝そべった。
「まずはほぐしておかないとね。沙織ちゃんは待ってて頂戴」
勃起した陰茎を比呂子に見られている事を感じ、沙織は自身が激しく興奮している事を認識していた。
(あ、比呂子はん……
ウチと同じで生えてへんのかな)
あかりはワザと沙織に見える様に比呂子の膣を晒し、指で優しく刺激を与える。
「それにしても驚いたわ。
比呂ちゃんが『混ぜてください』って懇願するなんて」
「先輩にはもう言ったじゃないですか。
色々あって、昔の自分とは違う自分になりたかったんです。
誰にだって忘れたい事はあります。
沙織さんにだって忘れたい過去はあるでしょう?」
沙織は比呂子のその言葉に対して、唇を噛みながら頷いた。
幼い頃から姉と自分が人と違う身体である事を知り、隠し続けた人生。
他人と心から仲良くなる事が出来ず、孤独感は増すばかり。
『本当の自分』を曝け出す事が出来ない哀しみがずっと心を苦しめていた。
姉とセックスをしてもそれは一時忘れるだけで根本的な解決にはならない。
(あかりはんにウチの心と身体を全て委ねた時、涙が溢れて止まらへんかった……
何時か、姉やんにあかりはんとしている事を打ち明けられる時が来るんやろうか。
いや、やっぱり無理かもしれんなぁ)
姉の香織が受けた心の傷が沙織よりも深いものである事は沙織にも解っていた。
沙織以上に殻に閉じこもり、妹以外に自分の本音を明かす事はしない。
そんな香織の孤独を沙織は誰よりも理解し、そしてその孤独から何とか解放したかったのだろう。
「比呂子はんの『傷』がどんなものなのか、直接ウチが聞く様な野暮な事はようせんわ。
ただ、ウチの身体でその傷が少しでも癒えるのなら使ってもらって構わんで。
それはウチがあかりはんにしてもらった事なんやから」
沙織の言葉を聞きながら、比呂子は頬に伝う涙を拭った。
「有難うございます」
「もう、2人共しんみりしないでよ。
これからもっと楽しい事が待ってるって言うのに」
あかりはそう言うと、既に濡れ始めていた比呂子の膣をまさぐりさらに刺激する。
身体を小刻みに震わせて快感に耐える比呂子には、小動物の様な愛らしさがあった。
(あかりはんの裸と比呂子はんの裸を見比べる事が出来るなんて、何か贅沢な感じがするわ)
全く毛の生えていない比呂子の膣は綺麗なピンク色を保っており、経験が殆ど無い事を物語っている。
「そういえば、比呂ちゃんは元々生えてないの?
私は小学校高学年の時にはもう生え始めたけど」
「薄くてみっともないので剃ってるんです。
先輩のはしっかり生えてるのでいやらしい感じが出てますよね」
あかりの陰毛は整えられており、生えるべき場所以外はちゃんと剃られていた。
「ウチも比呂子はんと似た様なモンや。
あかりはんみたいな生え方してればなぁ」
「沙織ちゃんだって成長すれば私みたいになるかもよ?
まだまだ可能性はあるわ」
あかりはそう言うと背後から比呂子を抱きかかえ、彼女の膣を片手で広げわざと沙織に見える様にする。
「せ、先輩……」
羞恥心で頬を赤らめ思わず両手で顔を覆う比呂子。
それに構わずあかりは比呂子の膣をいじくった。
「大分濡れてるじゃない。
もしかしたらもう入るかもしれないわ」
足を広げ、大事な部分を晒した比呂子に、先端から粘液をたらしている剛直が近付いてくる。
「ウチ、もう限界やわ」
先程射精したにも関わらずもう復活した陰茎が悲鳴を上げていた。
快楽に溺れたい、膣内に挿入して暴れ回りたい。
その思いが脈打つものから伝わってくる。
「比呂ちゃん、この恰好で入れてもらう?」
「は……はい」
あかりは大の字の様に両手両足を広げ、膣を晒している比呂子の近くに沙織を招き入れた。
「じゃあ、入れるけど……
どうせ痛いやろうから一気に貫かせてもらうわ」
ベッドの奥側にいる2人に膝立ちの状態で近付いた沙織は、怒張した欲望の塊の先端を比呂子の膣にあてがう。
膣口に脈動する先端が触れ、部屋には2人の荒い息遣いだけが響いていた。
「沙織さんのが……入ってきます」
熱い滾りがさしたる抵抗も無く自分の膣内に潜り込んでいく。
脈打つ肉棒を奥まで差し込まれ比呂子は沙織の肩に両手を預けた。
(きつい……あかりはんのとも姉やんのとも違う……
きつ過ぎて、常にぎゅうぎゅう締め付けてチンポを外に押し出そうとしとる)
異物を全力で排除しようとする膣内の動きを無視して剛直をさらに奥まで入れていくと、熱を持った入口に亀頭の先端が触れる。
「もうッ……これ凄過ぎやわ。
ウチのチンポを潰さんばかりに締め上げてくるから、全体がオメコの壁に触れるやんか」
比呂子の膣圧に勝る陰茎を少々乱暴に出し入れしていると、沙織は己の欲望がさらに硬くなってきたのを認識した。
「きつい……です。もっとゆっくり……」
(比呂ちゃん、初めてじゃ無かったのね。
沙織ちゃんとセックスしたいって言った理由はそこにあるのかも……)
あかりは快楽に溺れながらも苦しい表情を浮かべる比呂子の顔を見ながら、ゆっくりと彼女をベッドに寝かせた。
「あんまり乱暴にしちゃ駄目よ」
「頭では解っとるんやけど……
股間が疼いて我慢出来へんのや」
繋がったまま2人はベッドの上で性行為を続ける。
比呂子と沙織の顔が近付き、互いに赤く火照った頬を見る。
「沙織さん、気持ちいい……ですか?」
「ええよ。うねってオメコがウチのチンポに絡み付いてくるんやもん。
このままやとすぐにイッてしまいそうや」
沙織は比呂子を抱き締めた状態のまま腰だけを振り、比呂子は彼女の腰に両足を絡めた。
さらに激しく膣の中を行き来する剛直を、比呂子は健気に受け止める。
(豊さんのよりも大きくて、熱を持ってる……
膨らんできてるのが解る)
比呂子の狭い膣はあかり程その全長も長くない為、沙織の陰茎の先端部分が比呂子の子宮の入り口に触れた。
「ウチのチンポと比呂子はんの子宮がキスしとるよぉ」
比呂子を抱き締めつつ、さらに奥へと肉棒を入れていく沙織。
凄まじい快楽に口から涎が垂れていく。
「あかん……イキそう……」
沙織の狐の様な細目が開き、金色に光る瞳に比呂子の顔だけが映っていた。
「比呂子はん!」
咄嗟に沙織は比呂子の口に唇を合わせ、キスしたままの状態で比呂子の膣内に欲望の全てをぶちまける。
比呂子は透明な粘液が肉棒の痙攣と共に何度も吐き出され、激しく脈打つモノが膣の中に居続けようとするのを感じていた。
(豊さんともキスしたけど……
沙織さんともキスしちゃったんだ、私……今更だけど……)
セックスをしていたにも関わらずキスに特別な意味を見出そうとするのは、女性ならではの感情なのだろうか。
「チンポ汁止まらへん……
ウチのチンポが比呂子はんの子宮とキスしながら、その中に全部ぶちまけとる」
熱い剛直が膨張と収縮を繰り返し、比呂子の子宮の中へと容赦なく粘液を注いでいく。
比呂子はキスをしながら己の身体を求める沙織に対して、全ての感情を受け止める母性的な感情が生まれてきているのを自覚していた。
「ハァ……ハァ……」
沙織は萎えかけた陰茎をゆっくりと引き抜く。
膣から肉棒が引き抜かれたとたんに透明な液体が膣口から零れ落ちた。
「どうだった?沙織ちゃんとセックスしてみて」
あかりの質問に対して、比呂子は荒い息を吐きながら答えた。
「男の人より『がっついてる』って言うんですかね……
良い意味でも悪い意味でも性欲に忠実なんだなって印象を受けました」
獣の様に比呂子を求め、滾りを出し入れし唐突に果てた沙織に対して比呂子がそう思うのも無理は無い。
「まぁね。そこが沙織ちゃんの魅力でもあり欠点でもあるんだけど……
比呂ちゃん、男の人とエッチした事があるの?」
「……ノーコメントです」
口元に笑みを浮かべ、脱力感に全てを委ねながら比呂子はそのままの状態でベッドから動けずにいた。
(何故なんだろう……
ふたなりの女の人と身体を重ねただけなのに、救われた気がする……)
自分の『思い』とは無関係な人物と交わった事で、比呂子は気持ちが安らいでいく様な不思議な感覚に包まれていた。
自分が許した相手である『豊』の顔が脳裏に浮かび、比呂子は改めて彼に対して特別な感情を抱いている事に気付く。
(私はやっぱり、豊さんの事が好きになってるんだ……
沙織さんと交わった事で、それをより強く感じた気がする)
沙織とセックスしたいとあかりに言い出す程不安定になっていた心が、優しく解けていく。
一時しのぎの、『セックスは特別な行為では無い』と自分に言い聞かせる為の逃避だったのかもしれない。
そうであったとしても、比呂子にはそれが必要だったのであり、彼女自身も全く後悔はしていなかった。
比呂子の生まれたままの姿を見ていた沙織は、さらなる快楽を求めてあかりに近付く。
「あかりはん……パイズリって言うの……
ウチのチンポでやってみてもらいたいんやけど」
遠慮がちに視線を逸らしながらあかりにそう頼んだ沙織であったが、股間の状態は顔とは真逆の状態だった。
2度も大量に射精したハズのペニスが、完全では無かったものの勃起を始めている。
「そういえば、やってあげた事無かったわね。
今まではしてくれる相手もいなかったでしょうし……」
当然、パイズリは胸を使って陰茎を扱き上げる技の為、豊満な胸が無ければ行えない。
沙織と同じ胸を持つ香織では、その形で沙織の欲望を満たす事は出来なかっただろう。
「沙織ちゃんはAなの?」
「Aやね。お情けで膨らみがある程度やから……
胸が大きいあかりはんが羨ましいわ」
「本当にそうですよ。
胸が大きい人は小さい人の哀しみが解らないんですよね。
肩がこるとかただの嫌味ですよ」
羨望の眼差しを向ける沙織と同じ様に、比呂子も胸の小ささを気にしていた。
子供の頃からAカップのまま。
もう少し大きくしたいと吸盤の器具も通販で購入し実践してみたものの効果は無し。
揉んでも揉んでも膨らまず今は諦めているものの、あかりの胸が少しだけ妬ましかった。
「私だってそこまで大きいワケじゃないのよ。
ギリギリDカップ位だから。
南屋さんの方がもっと大きいんじゃないの?」
南屋朋美はEカップ。
水泳の授業の時に目にしたが、その美しい胸の形に眩暈を起こしそうな程だった事を比呂子は鮮明に覚えていた。
「上を見たらキリがありませんけどね。
せめてCは欲しかったですよ」
貧乳である事が自分のコンプレックスの1つとなっている比呂子は溜息をついた。
「比呂子はんは余計なモノが付いてへんだけマシやん。
チンポ付きで貧乳とか罰ゲーム以外の何者でも無いやろ」
比呂子の溜息に対して少しだけ頬を膨らませながら沙織は正直な気持ちを述べる。
沙織は比呂子とは違い、露出度の高い服も気軽に選べない。
水着を着るのも怖い為プールにも行けないのだ。
「でも、この身体だから楽しめる事だってあるでしょ?」
あかりは意地悪そうな笑みを見せると、立っている沙織の近くで膝立ちの状態になり陰茎を胸で挟み込む。
「やん。本当にやってくれるんや」
「そりゃ、私がしてあげられるリクエストには出来る限り応えてあげたいもの」
硬度を取り戻し完全に勃起した陰茎を胸で挟んだあかりは、上下運動を行いながら舌で先端部分を刺激した。
「お、おほッ!気持ちええってそれぇ!」
嬌声を上げながら身体を震わせ、口元に手を持っていく沙織に構わずあかりは彼女の陰茎を攻める。
脈動する怒張を舐めながら時折咥え込み、さらなる快感を与えていく。
「やあぁ、何か出てきてまうよぉ」
先端から透明な液体が零れ落ち、あかりはそれを舐めながらさらに陰茎を刺激していった。
「沙織ちゃんのってどっちも透明だから、我慢汁なのか射精してるのか解り辛いわね」
「あひッ!あ、あかりはん。激し過ぎやろぉ」
剛直をひくつかせながら快感に喘ぐ沙織の姿を見ていた比呂子は、自分も興奮しつつある事を自覚していた。
(凄い……
先輩のテクニックも凄いけど、沙織さんもエッチな顔してる……)
挟み込んだ胸の間から顔を出す陰茎の先端を咥えて顔も上下させる。
あかりから与えられる二重の快楽に沙織の身体は限界を迎えていた。
「ああああッ!」
もう一度舌で舐めようとあかりが口を近付けた瞬間に沙織は凄まじい量の粘液を先端から発射した。
勢い良く飛ぶ透明な液体は射精量も多く、あっと言う間にあかりの顔を粘液で汚していく。
「あはッ、凄い量。
豊のより多いじゃない。涼介の方がもっと多いけど」
比呂子はその言葉を聞いた瞬間、口をぽかんと開け呆気に取られた。
「せ、先輩……?
涼介さんともエッチしたんですか……」
「成り行きでね。
比呂ちゃんも驚くと思うわよ涼介のを見たら。
大根みたいなおちんちんだったもの。
涼介もコンプレックス持ってるみたいだから、今度沙織ちゃんとエッチしてもらうってのも面白そうね」
飽くなき2人の性欲に比呂子は白旗を上げたい気分になった。
この世界は気軽に足を踏み込めるものでは無い。
比呂子ではその領域に入る事は出来ないだろう。
「へぇ、そんなに大きいんや。
確かにそう言われると見てみたくなるわなぁ」
萎えずに脈動を続けている陰茎を晒しながら、荒い息を吐きつつ沙織はそう言った。
射精して萎えかけたペニスも、強精剤の力があれば何度でも雄々しく立ち上がる。
沙織はあかりが用意していた『カタクナールΩ』により、あかりとの性行為を堪能していた。
「ひゃあッ……凄いってそれぇ。
チンポそんなにオメコで扱かれたらおかしくなってまうわ」
ベッドの上に仰向けの状態で寝そべった沙織の上に、あかりがのしかかってくる。
既に何度も体験している騎乗位での性行為も、あかりの膣壁が与える快感により決して飽きる事が無かった。
「ホンマ、麻薬みたいや……
何度してもあかりはんとはセックスしたいって思うからなぁ」
「お互いに満足出来るならそれで良いのよ。
比呂ちゃんも見てるだけじゃなくて参加しなきゃ」
比呂子は全裸のまま逆向きの状態で椅子に座り、背もたれの部分に体重を預けている。
疲れたのかただボーッと2人の性行為を見つめていた彼女は、あかりに声をかけられ我に返った。
「いや、あかり先輩のタフさに感心してて」
比呂子も沙織との性行為を2度しているが、あかりは薬の力に頼る事無く沙織の性欲を受け止め続けている。
しかも受け身になる事無く積極的に動いている彼女の有り余る体力は、自分には絶対に真似出来ないと思わされるものだった。
「何事も経験よ?
どうせセックスするなら色々な体位を試してみた方がお得じゃない。
比呂ちゃん、まだ騎乗位はやってなかったでしょ。
交代してあげるからやってあげなさいな」
繋がっていた陰茎がぬるりと抜け、ビクビクと痙攣している。
あかりは比呂子の背後に立つと彼女を立ち上がらせた。
「私、あかり先輩みたいには出来ませんよ?
結構疲れてますし……」
「人は皆違うんだから、同じ様にする事を目標にする必要は無いのよ。
比呂ちゃんには比呂ちゃんの良さがあるの。
人と比較してばかりじゃつまらないわ」
比呂子は昔から虐めを受けていた為、自己肯定感が極めて低かった。
自分は駄目な人間だから酷い目に遭うのだと思い込み、常に変化を望んでいた。
だが無いものねだりをしても得られるものは何も無い。
南屋朋美のモデルの様な豊満な肉体に憧れたとしても、比呂子がそういった身体になれるワケが無いのだ。
火村あかりは雨宮比呂子が西園久緒と同じ様に自分に無いものを羨んでいる事に気付いていた。
まずは、己にも優れている部分がある事を教える事。
彼女はそれを比呂子に教えるべきだと思っていた。
「比呂ちゃんだって、沙織ちゃんを気持ちよくしてあげられる。
私と同じ様に出来る人なんて誰もいないのよ。
貴方が出来る事をしてあげて」
沙織は自分の身体に欲情し、既に2回も比呂子の膣内に精液を放っているのだから魅力は充分ある。
セックスにおける『自分らしさ』とは何なのか比呂子には解らなかったが、とにかく挑戦してみようと思えた。
(あかり先輩は何時も私の背中を押してくれる。励ましてくれる。
私も笑ってくれる先輩の期待に、沙織さんの期待に応えてあげたい)
比呂子はガチガチに硬くなっていた肉棒の先端に膣口を合わせ、ゆっくりと沈めていった。
あかりの手助けもあり手間をかける事無く挿入に成功した比呂子であったが、先程とは全く違う感覚に驚いていた。
(ベッドに寝そべって入れられた時はただされるままだったけれど、自分が上になっているとモノが入っているのがよく解る。
沙織さんのオチンチンが切なそうに脈動して、私のアソコの中で存在を主張してくるわ)
硬度自体は正常位でした時と変わらないが、沙織の肉棒はあかりの膣内で射精しそうになっており『おあずけ』をくらった事で余計にひくついている。
沙織の目にも涙が滲んでおり、早く溜まったものを全て吐き出したいと訴えている様に見えた。
(アグレッシブに動く事は出来ないけど、刺激を与える位なら……)
比呂子は合体した状態のまま腰を僅かに浮かせ、そのまま前後に動いた。
狭い膣が沙織の肉棒に触れ、優しく絡み付きながら揺すってくる。
「きっついオメコがウチのチンポを締め上げながら擦ってきて、凄いええよ。くうッ」
先程の少々乱暴だが強烈な快感とはまた違う、ソフトな快感に酔い痴れる沙織。
ガチガチに勃起していた剛直がさらに膨れあがり、射精したいと訴えていた。
海綿体に血液が集まった肉の槍は、まるで心臓が膣の中に潜り込んできたかの様な錯覚すら感じさせる。
激しく脈を打ち、鈴口が鯉の口の様にパクパク動いて粘液を出したいと呻いていた。
「どうですか、私……
沙織さんを気持ちよく出来ていますか?」
「当たり前やんか!
比呂子はんのオメコもウチのチンポをイカせてくれるからぁ……大好きやでぇ」
涙を流しながら荒い息を吐き、比呂子の顔を見つめてくる沙織。
肉棒の状態からもその表情からも、絶頂が近く余裕が無い事が伝わってくる。
彼女の欲望を解放してあげなければ。比呂子はそう思い腰の動きを早めた。
(上下に激しく動く事は出来ないけど、ロデオの様に身体を揺らせば沙織さんを気持ちよくしてあげられる。
私も、あかり先輩とは違う方法で沙織さんを満足してあげられるんだ……)
比呂子とのセックスで、呆けた様な表情をしていた豊の顔が彼女の脳裏に浮かぶ。
あの時と同じ様に、自分にも火村あかりとは違う『武器』があり、それを使いこなす事が出来れば強くなれるのだ。
比呂子はそう思える様になっていた。
「もうアカン。出る、出るッ!
比呂子はんの中にぶちまけてまうぅぅぅ」
射精の瞬間は、豊の時とそこまで大差は無い。
上半身、下半身、股間の全てがビクビクと震え、肉棒の先端から透明な粘液が溢れ出す。
比呂子はそれを全て受け止め、そのまま沙織の身体に覆い被さった。
強精剤の効果なのか、精液を吐き出した後も肉棒は比呂子の中で痙攣しながら硬度を保っている。
モノの脈動から射精されている事を感じつつ、比呂子はその快楽に身を委ねていた。
「比呂子はん、元々狭いし感じると万力みたいに締め上げてくるのがメッチャ気持ちええで……
チンポ全部が膣壁に直接触れて扱かれるのも最高やわ」
紅潮している顔と、涙と涎。
沙織の顔は彼女が御世辞では無く本気で絶頂を迎えた事を示していた。
「比呂ちゃん、私は貴方の身に何があったのかワザワザ聞く様な野暮な事はしないけど……
沙織ちゃんとのセックスで、何かを掴む事が出来たのなら嬉しいわ」
人と比べるのでは無く、自分の武器を研ぎ澄ませて戦うのが正しい人生の歩み方。
個性と言う星は他の星より多少暗くても確かな輝きを放っている。
比呂子は『自分らしさ』に気付き、少しだけ強くなれた様な気がしていた。
宴はその後も続き、沙織が帰宅した午後3時過ぎには部屋の中が大変な事になっていた。
「あーあ、床がベトベト……フローリングの床で良かったわね。
比呂ちゃんはシャワー浴びてきなさいよ。後は私が片付けておくわ」
服を着ずに掃除を始めたあかりは先程まであれ程淫らに沙織と交わっていたと言うのにまるで疲れていない。
驚異的なタフさに比呂子は舌を巻いた。
彼女はようやっと起き上がり、立ち上がる。
(沙織さんの性欲を受け止める事が出来るのは先輩だけだわ……
私じゃ無理。私が同じ事をしたら壊れちゃう)
ふらつく足取りでシャワールームに向かう比呂子を見ながら、あかりは次の『企み』を考えていた。
(比呂ちゃんが沙織ちゃんとセックスしたのは予想外だったけど、これで楽しみが増えたわ。
涼介はおちんちんの事があるから沙織ちゃんの身体の秘密をばらす心配が無いでしょ。
バリエーションを増やせそうね)
鼻歌を口ずさみながらテキパキと部屋を綺麗にしていくあかり。
2人での宴は時間をかけて人数が増えていき、さらに激しさを増す事になるのだった。