…二人っきりの寝室。
鬼姫は注連縄を外し、ゆっくりと服を脱ぐ。男はまだ脱がなくて良いと笑うも、鬼姫には勝手がわからない。
「…取り敢えず。」
しっとりとした声でそう言うと…男は鬼姫…ヤマトの顎を上げ、唇を引っ付ける。初めは事故でした口同士の接吻も二人にとってはもう挨拶のようになっていた。
「んふっ…。」
長い…長いその接吻にヤマトは息を漏らす。
男の———バンドラの舌が唇を割り、彼女の歯をなぞるように動いていた。ヤマトもその舌の侵入を許す。
口の中で舌と舌を絡め合う二人。
唇を離せば、二人を透明な橋が繋ぐ。
息が扇状的に漏れ、ヤマトは少し身体が熱いことを感じた。
…今すぐ、服を脱ぎたい。
自身の理性と頭に警笛を鳴らすその欲望にヤマトは煩わしく思っていた。バンドラはふっと笑うと、そのヤマトの服をゆっくりと脱がしていく。
「これで男は無理だろう。」
「…五月蝿いなぁ。ボクだって、好きで大きくなったわけじゃないもん。」
がばりと羽織を開けるとその中からは支えを無くした豊満な乳房がポロリと出る。ヤマトはバンドラの意地悪な言葉にムッとしながらそれを両手で下から上げた。
シルクのように白い肌とうっすらと浮かぶ腹筋。
「…触っても良いよ?」
ヤマトは目を背けながらそう言う。
…正直、ここから逃げ出したいくらい恥ずかしい。顔は茹蛸のように真っ赤になり、身体も服を脱いでいるのに真夏かのように熱かった。
バンドラはその言葉にふっと笑うと、腹筋の線をなぞるように触れる。
…ゆっくりゆっくりとお腹を触られる感覚はヤマトにとって痒いだけ。その手がゆっくりと上へと伸びる。
「にゃっ!?」
…乳房に手が触れただけでヤマトは大きくそう漏らした。バンドラはそのことを解ったかのように悪戯に笑うと、その大きな乳房を焦らすように弄る。
下から持ち上げるように揉めば、形の整ったそれは歪んでいく。…ヤマトは不思議に思っていた。知識こそないが、26年間、付き合っていた身体。そりゃ、胸を触った機会なんて数えられないほどある。しかし、自分で触るのとバンドラが触るのは全くもって違った。
「うあっ…んっ…あふっ…。」
触られれば触られるほどヤマトの口からは艶やかな声が漏れる。そこには男と名乗っていたヤマトの姿はない。一人の女だった。
…ヤマトの乳房の先、ぷっくりと立つ何か。
バンドラはピンク色の乳頭を指でピンっと弾く。
「ひゃんっ!?」
「…気持ちいい?」
バンドラは優しく笑うとその乳頭を指で転がす。
ヤマトは目に涙を浮かべて声を押し殺していた。…声を出したら気づかれる。誰にも見られたくない。バンドラはそのことを知りつつも、その乳頭を転がし続ける。
「ば、バンドラぁ…んっ…ふわっ…頭変になるぅ…。」
「…可愛いよ?ヤマト。」
…気持ちいいが嫌だ。嫌だが、悪くない。ヤマトの頭の中ではそれがぐちゃぐちゃになっていた。
バンドラはそのまま口を右胸へと持って行く。
ヤマトは怖かった。何がされるか、わかったもんじゃない。だが、止められなかった。
バンドラはその乳頭を口に含む。
舌でコロコロとゆっくりと転がすように舐められる乳房。
「あうっ…やぁっ…あうぁっ…!!」
左手でゆっくりとヤマトの首筋を撫でる。
…まるで赤ん坊のようにヤマトの乳房を舐め、転がし、バンドラは軽くそこに歯を立てた。
「ひゃうっ!?あっ…やめっ!!んっふぁっ!?」
歯が当たった瞬間、ヤマトの背筋に電撃のような感覚が走った。段々と漏らす息も体も熱くなる。じんわりと脇に汗をかくヤマト。それでも構うまいとバンドラが舌を這わせる。
「…ふぁ…。」
「…そろそろ下…いこうか。」
バンドラのその声にヤマトは静かにこっくりと頷く。バンドラはまるで赤子のようにヤマトのズボンを脱がすと、そこにはじんわりと湿った赤色の透けたパンツがあった。
「…おまえ、こんなのどこで?」
「…好きな人とする初夜は気合い入れなさいって…ブラックマリアさんが…。」
不貞腐れたようにそう言うヤマト。
バンドラはニヤリと笑うとそのパンツの上からその湿った跡を指でなぞる。
「んっ…そんな…きゅ、うにっ…あっ…んあっ。」
色っぽい声を漏らすヤマト。
「大丈夫。ゆっくりと慣れよう?」
ヤマトの耳元でそう囁くバンドラ。
ヤマトのパンツをゆっくりと脱がすと彼女の秘部が露わになる。透明な粘液が彼女の秘部から粘りと伸びる。バンドラはその秘部へ右腕を伸ばした。
「ふみゃあっ!?」
…まだ粘液で糸を引く割れ目に人差し指と中指を入れるバンドラ。温かな割れ目は指を飲み込んで離さない。しかし、ヤマトは自慰などしたことがない。指の先しか入らないほど口は狭く閉ざされていた。
バンドラはヤマトの足をガバッと開く。
「やっ!?こらぁ〜っ…!!やめっ…!!」
ヤマトは顔を真っ赤にして、もがく。バンドラはその割れ目に口をつけ、舌を這わせた。…やり方はわからない。ただ水音を立てて、舐めるだけ。
「んっ…あうっ…ぁっ!!汚いよぉ…!!そこ、ダメになる…!!」
「…濡らしとかないと挿れた時、痛いぞ?それでも良いのか?」
「…うぅ…。それは…やだけど…。」
羞恥心とくすぐったい感触からか、ヤマトは視線を晒していた。その目には涙を浮かべる。バンドラは気にせず、指を蜜壺に入れて優しく解く。
「んぁ…あっ…ボク…ぉとこのこなのにぃ〜…!!」
「今だけは素直になりなさいな。」
「ふあっ…!!ひゃっ!?…うぅ…。」
ヤマトの顔が赤く色づく。
普段はボーイッシュで頼れるバンドラのパートナーであったが、布団の中のそれはただの少女だった。
「ふぁあぁあっ…!!」
…びくんびくんっと体が跳ねるヤマト。はぁ…はぁ…と肩で息をして、目には少し涙を浮かべていた。性行為についてはヤマトは何も知らない。今、腰が浮くようなこの感覚も…。
「…さてと、そろそろ良いかな。」
バンドラは甚平を脱ぎ捨てるとその狂気的とも言わんばかりのイチモツが現れる。ヤマトの双乳でも隠し切れるかどうか。ヤマトはそれを見て、生唾を飲んだ。烏賊のような匂いがヤマトの鼻に通り、体を熱らせる。
「…どうした?」
「ううん…ただ…ボクばっかり悪いから。」
ごくりと生唾を飲みこむとヤマトはその血管浮き出る陰茎の先に唇をつける。蒸せ返るようなその匂いに、これが今から自分に入るのだ…と脳が危険信号を告げていた。それは恐怖からか或いは…期待からかはわからない。
「…さ、いいよ。」
「…なにを?」
「うっ…。意地悪…しないでよ…。」
冗談だと笑うバンドラ。ヤマトも顔を真っ赤にしながら、口元に手をやり、隠す。バンドラはヤマトの脚を広げて、その肉壺に…挿れた。
「んひゃあぁぁぁっ…!?」
ズブズブと入る感覚にヤマトの身体が震える。優しく入れたのではあるが、ヤマトの股を軽く血の滴がつーっと伝っていた。
「く…くぅ…。」
「…大丈夫か?」
「ん…んうっ…大丈夫…。だんだんと…きもち…よく…なってきたぁ…。」
そう言いながら艶やかな声を漏らし、ヤマトはバンドラを見る。バンドラも興が乗ってきたのか、腰を動かし始めた。その動きとともにブルンブルンとヤマトの豊かな双乳が揺れる。
「んあっ、激しっ…あうっ…やっ…んんぅっ!!」
「ヤマトのナカ…いいっ!!くっ…!!」
すっかり蕩けてしまったヤマトの顔。バンドラはそんな彼女の顎を優しく上げるとそのまま唇を合わした。舌を這わせて十数分。ヤマトの腹筋も汗で光り輝いている。
「んぅっ…!!んぅぅぅっ…!!」
…ヤマトの腰が激しく浮く。
唇を離せば、舌がだらんと下に向き、口を少し開けてはぁ…はぁ…と息を漏らしていた。バンドラがヤマトのワレメから自身の肉棒を優しく抜き取る。
「んあっ…。」
どろりと粘度の増した白濁液がヤマトのワレメから垂れ出ている。バンドラもふぅ…とため息を吐くとそのヤマトの頭を優しく撫でた。
「…よく頑張ったな。今日はもう…。」
「…やだ。」
「…ん?」
潤んだ目でヤマトがバンドラを見る。
「やだ。…もっとやる。」
「…腰痛めるぞ?」
「…だって…気持ちよかったんだもんっ。」
両手の指を突っつきながら、そう言うヤマト。バンドラはふっと笑いながらも今夜は寝れないなと思いながらそんなヤマトの頭を優しく撫でた。
「わかった。付き合うよ。」
「〜〜っ!!やったっ。バンドラ、大好きっ。」
「はいはい。」
そう言いながら、バンドラはヤマトの腕の中へゆっくりと入っていった。