博士に触手を取り上げられたマリアと翼
明日からの自慰は物足りないだろう
だが悲観することはない
他に人生の楽しみを見つければ良いのさ…
マリアと翼は仲がいい
特にマリアは翼のことが大好きだ
つばさ…おはよ
つばさ…なに食べる
つばさ…つばさ… …
1日に何十回と名前を呼んでいるだろう
ふたりで居れば何をしても楽しい
今日は何時逢えるかな…
つばさと逢うまでに時間があった
マリアは思いにふける…
触手は私を絶頂までイカせてくれた
とっても…とっても…気持ち良かった
私の身体は快楽を覚えてしまった
触手にね…
そして…雄ザル達はもっと…
もっと気持ち良く…失神までさせられた…
だけど…雄ザルが相手では…ボツよね…
調達に知れたら「不潔ッ!」って言われそう
でも…
新しい触手は全然使い物にならない
夜は身体が疼くわ…
どうしたら良いのかしら…
どうしたら…
どうしたら… …
翼が部屋に入りマリアに声を掛ける
が、聴こえていないようだ…
マリア…
マリア…?
マリア!
何をボーッとしてるのだ
考え事でもあるのか?
あっ! つ、つばさ…
いつの間に来てたの?
考え事って…
わたし、こう見えて悩み多き乙女よ
ところで…つばさ…
あなた夜は身体が火照って来ないかしら?
わたし…求めてるのか…熱く…なるのよ
そうか…マリアはそうなのか?
求めてるって…何を?
愛…とか?
だとしたらマリア…
博士なのか?
でも…正直、博士が相手で良いのだろうか?
そうね…つばさ
博士か…
私の身近にはあの人しか居ないわ
いろいろ問題あるけどね
だとしてもマリア…
他の人にも目を向けた方が良いのでは?
あなたが良ければ指令とかどうかな…
歳は離れてお父さんみたいだけどね
話…してみようか?
やめてっ
つばさ!
指令に話しなんて
わたし…恥ずかしいわ
そうか…
もしマリアが良ければ…と思ったけど
話はヤメとくよ
わたしよりも…つばさ?
あなたこそ緒川さんとはどうなのよ?
彼ならお似合いなんじゃないかしら?
い、いや、マリア…
彼はマネージャーだけど
そんな関係にならないって
ホントよ
この話し合いはこれで止めようよ
◇
その日、ふたりの話しはそこまで
他愛もない話だったわ…
そう思いつつも
指令には何かにつけて良くしてくれてるし
気に掛けてくれてるし
何よりも温かいのよね…
マリアは指令が気になりはじめる
風鳴指令をはじめSONGの人達は
私たちFISを受け入れてくれた
皆揃いも揃っていい人ばかり…
その長の風鳴指令のことよく知らなかった
今さらだけど…もっと温かさに触れたい…
思い立ったマリアは行動が早い
最速最短で本人直撃である
翌日の日曜日には任務が休みを良いことに
風鳴弦十郎邸へ押し掛ける
風鳴指令…
おはようございます
朝から突然にお伺いしてごめんなさい
折り入って相談があるのだけど…
入ってよろしいかしら?
ああ?
なんだ…マリア君か
今日は休みだったな
どうしたのだ? こんな朝から相談とは…
まあ…入りなさい
指令は彼女を居間に案内する
どうだ?
カンフー映画でも観ながらお話しするか?
畳の部屋で胡座だと落ち着くだろう
どうだ?胡座は良いぞ
指令? 私は女の子ですよ!
正座いたしますわ
それで…カンフー映画ですか
指令の力の源ですよね?
でも取りあえず映画は無しで良いわ
そして彼女はおもむろに話し始めた
風鳴指令…
私をSONGに迎えてくれてから
良くしてくださり感謝しています
お陰さまで行く宛の無かった私にも
居場所を見つけることができました
そして…これからもお願いします
な、なんだ…マリア君
相談って言うから何かと思えば
そんなの事だったのか
いいえ指令
そんな事 って小さいことはありません
居場所があるってことは私にとって
どれほど心強かったことか…
今は将来の夢を見る事ができます
そしてもっと…人の温かさに触れたい
そう言って彼女は正座を崩し横座りになると
太腿から爪先まで生足がはだけた
そして彼女の色気に指令が怯んだ隙にマリアは
正面から指令の肩に腕をまわし
胸に顔を埋めて身体を密着させた
風鳴指令…
とっても…暖かい…
お願いです
暫くこうさせて下さい…
貴方の温かさを肌で感じていたいのです
風鳴指令…いえ弦十郎さん…
ずっと…こうして…
突然の事に指令は驚きつつも
彼女の心の声を感じ、邪険にせずに
気が済むまで好きなようにさせた
自分の胸にマリアが抱きついている…
艶やかな長い髪からはリンスの香り
頬は血色よく赤みかかっており
触れあったお互いの胸は、相手の心拍を
感じるほどに高鳴り始めた
何をしているのか解ってるのかな…マリア君
こうして続けてると…
後戻り…出来なくなるじゃないか
君…は止めて下さい…弦十郎さん
わたしは…後戻り…したくない
マリアは本気である…
弦十郎は覚悟を決めた