ドロップアウトした堀北鈴音が色々あってセックス依存症になるお話。 作:御米粒
これはダメだ……。女をどうしようもなく、ダメにしてしまう凶器だ。
鈴音は端正な顔を興奮に真っ赤に染めて、心の中で呟いた。
「あおっ、おぉおっ♡ おちんぽ激しすぎるぅ! あひぃぃぃいいんっ♡」
「やばっ! 鈴音ちゃん、止まらないよっ!」
結人は、四つん這いになった鈴音に覆いかぶさり、美乳を揉みしだき、一心不乱に腰を振っている。
腰砕けになるような快楽に鈴音は歓喜の嬌声をあげる。
日中から交わった結人と鈴音だが、深夜になった今も身体を重ねていた。
夕方までに結人は精を五回吐き出し、鈴音は二十回も絶頂した。
精魂尽き果てた二人は、重たい身体を引きずってシャワーを浴び、デリバリーしたピザで食欲を満たした。
二人ともある程度体力が回復したが、明日は結人が仕事ということもあり、早めに寝るはずだった。
それが、なぜ再びセックスをしているかというと、鈴音が原因だ。
抱きしめあいながらベッドに入ったのだが、結人の匂いを嗅いでいるうちに、鈴音が発情してしまったのだ。
鈴音は、羊の数を数えて眠るよう努力をしたのだが、なぜか羊が結人の顔に変わり、我慢しきれず自分を慰めだした。
初めは声を抑えていたが、指の動きが激しくなるにつれて、喘ぎも抑えきれなくなった。
すぐ隣に眠る女がオナニーをし出したら気づかないわけがない。
鈴音の喘ぎ声を聞き、結人の性欲も復活してしまい、二人は理性を抑えきれず求め合ってしまったのである。
「お゛っ、お゛おおぉぉっ♡」
オマンコの奥から愛液が失禁したように溢れ出て、チンポとの摩擦を滑らかになり、抽送はより激しくなる。
「ふか……い゛……! 子宮がズンって♡ 潰されちゃうっ♡」
「鈴音ちゃん、膣締めすぎだよっ!」
「だってぇ! だってぇ……っ! あなたのチンポが……あ、ぁぁぁああっ♡」
ぱちゅん、ぱちゅんと音を立てて、肌と肌がぶつかる。
ギイギイとベッドが軋み、二人の身体を激しく動く。
「もう無理ぃ……! らめ、らめなのぉっ♡」
「俺ももうすぐイクよ! もう少しだけ我慢して!」
「あぅ、う゛ぅっ、ふぁい……♡」
限界を超える欲求に、鈴音は悶絶する。
それでももう少し我慢すれば一緒に絶頂できる。
鈴音は知っていた。
二人同時に果てると、信じられないほどの快楽を得られることを。
「イクよ、
「私もイグっ……! らして! 早くらしてぇぇぇぇっ!」
「う、うぉ……!」
「あっへぇぇぇえ゛え゛えぇぇぇぇッ♡」
鈴音は膣内に熱いモノが叩きつけられるのを感じた。
(しゅごいっ♡ ゴム越しなのに熱いっ♡ 熱すぎりゅっ♡)
鈴音は短時間で絶頂を繰り返した。
これまでで一番大きな絶頂の波にさらわれたと思うと、また次の波が押し寄せ、降りることもできず、まともに声を出せぬまま絶頂の波にさらわれ続けた。
(鈴音ちゃんのマンコがチンポを離してくれないっ!?)
鈴音の下腹部が痙攣したように轟き、結人のチンポに吸いついていた。
少しでも多くの精液を搾りつくそうとしているのだ。
(もう出ない……)
精液を出し尽くし、結人は脱力する。
鈴音も息が絶え堪えで、焦点の合わない目でベッドのヘッドボードを見つめている。
圧倒的快感。
鈴音は幸せだった。
何もかもが満たされているように感じた。
「鈴音ちゃん、超気持ちよかったよ」
「わ、わたひもぉ……気持ひよかったぁ♡」
「俺たちって相性抜群じゃない? 鈴音ちゃんもそう思うでしょ?」
「思ぅ……♡」
「だからさ、ずっとここにいてよ」
「ふぇ……?」
「俺、鈴音ちゃんのこと好きになっちゃったみたいなんだよね」
「す、好きぃ……?」
「そう。もう鈴音ちゃんがいないとだめになっちゃった」
結人は鈴音を心から手放したくないと思った。
鈴音が結人に夢中になったように、結人も鈴音に夢中になってしまった。
「わ、わたひがいないとらめぇ……?」
「そうだよ。俺には鈴音ちゃんが必要なんだ」
「あっ……」
鈴音が自殺を決意した理由は家族からの勘当だが―――正確には違った。
家族からも見放され、自分を必要としてくれる人間がいなくなったと思ったから、彼女は死を決意した。
誰からも必要されない。
そんな私が生きる理由なんてない。
だから鈴音はあの世に旅立とうとした。
それがどうだ。
この男は自分が必要だと言ってくれた。
「ずっと一緒にいてよ」
結人が言葉を重ねるたびに、鈴音の幸せが上書きされていく。
「うん。いりゅ……ずっと、あなたと一緒にいりゅぅ……」
「本当っ!?」
「ほんとぉ」
「やった! 鈴音ちゃん、大好き!」
「あぁ……♡」
「愛してるよ鈴音ちゃん」
「うぁ……♡ わ、わらひもぉ、愛してりゅぅ……♡」
鈴音の心は歓喜に震えていた。
(私がいないとだめなんて……。本当に仕方ない人なんだからぁ……)
結人から愛の告白を受け、鈴音は幸せの絶頂だった。
「鈴音ちゃん、恋人になった記念にキスしよ」
「んぅ……ちゅっ」
恋人になってからのファーストキスは、とびっきり甘い味がした。
二人は幸せを噛み締めるように、息をするのを忘れるくらい、深い深い口づけを交わし続けた。
(あぁ♡ この人には私がいないとだめぇ♡ 私がいないと生きていけないのぉ♡)
幸せの絶頂にいる鈴音だが、一つだけ忘れていることがある。
それは、自身が認識していたことなのだが、快楽によって脳みそが蕩けている彼女は思い出すことができない。
それは……
(あんっ♡ 彼のチンポがまた大きくなってるぅ♡)
女をダメにする凶器が刺さったまま、告白を受けてしまったことだ。
しかし、挿入しない状態で告白をされても、結果は変わらなかったかもしれない。
それほどまでに、鈴音は結人にどっぷりはまってしまった。
兄から見放され、高校を退学させられ、両親から勘当を言い渡された。
そして、今日―――彼が与えてくれるのは快楽だけじゃなくなった。
愛情。
兄も両親も与えてくれなかったモノ。
結人は、自分の足りない部分を満たしてくれる大切な人になった。
そんな人を鈴音が好きにならないはずがない。
「ねぇ、もう一回しましょ……♡」
この日から、鈴音の求愛対象は結人ただ一人になった。
「もちろんだよ」
結人は近いうちに思い知ることになる。
愛情と性欲が混じり合った鈴音の異常な愛を。
――――――
次の日、朝食をとると結人は仕事に出かけてしまい、鈴音は家に一人になった。
ソファに座って、しばらくぼんやり窓の外を眺めている。
鈴音は、何かしていないと家族のことを思い出すかと思ったが、それは杞憂だった。
(昨日の夜は凄かった)
フラッシュバックするのは、結人との情事ばかりだ。
日中から発情した二人は、休憩を挟んで深夜まで求め合った。
正常位、後背位、座位、騎乗位。
結人は性を吐き出すたびに体位を変え、鈴音に新たな刺激を与えた。
おかげで、彼女はすっかりセックスの虜になってしまった。
(また今日も抱いてくれるわよね。だって私は彼の……)
鈴音は結人の彼女になった。
最後の情事を終えると、結人は鈴音に告白をした。
鈴音は彼の愛を受け入れた。
だからかもしれない。
結人が仕事に出かけてから二時間も経っていないのに、鈴音は心も身体も寂しくて寂しくて仕方なかった。
(だめね。どうしてもあそこが疼いてしまうわ)
昨日までの彼女なら自身の性欲を認められなかっただろうが、結人の彼女という免罪符を得た鈴音は素直に自分の気持ちを認められるようになった。
彼女が彼氏とのセックスを待ちわびるのは当然のことだ。
これが鈴音の考えだ。
だから自分の性欲は異常じゃない。
たとえ彼の朝勃ちを見て興奮しても、密かにトイレで自分を慰めても、それは雌として当たり前のことなのだ。
「んっ……♡」
熟睡している彼を起こさないよう声を押し殺してオナニーした鈴音だったが、再び襲ってきた雌の本能を抑えきれなくなってきた。
「やっ♡ 下着汚れちゃうのにぃ♡」
トイレに移動して下着を脱いでからしようかと思ったが、それすらも待てないほど鈴音のあそこは快楽を求めていた。
「んぉっ♡ あっ……んはぁッ♡」
鈴音は秘所を弄り続けた。
やがて下だけで物足りなくなると、上着とブラを捲り、乳房と乳首も弄りだした。
女の悦びを知ってからの自慰は格別だった。
胸を揉んでも、乳首を摘まんでも、痛みしか感じなかったのに、今では快楽しか感じない。
もっと刺激が欲しかったのか、鈴音は試しに乳首をギュッと抓ってみた。
当然、痛みが襲ってきたが、すぐに気持ちよくなった。
クリトリスはどうだろうか。
そこも同じだった。
通常なら痛みしか感じないはずなのに、快楽に変換されて、下品な声と液体を出してしまう。
「いっぐううぅぅぅぅぅッ♡」
十分ほどで鈴音はアクメに達した。
それも息切れするほどの絶頂だ。
おかげで彼が気に入ってくれた下着は愛液でびしょびしょになってしまった。
数分で絶頂痙攣が収まった鈴音は下着をはきかえると、昼食を取ることにした。
(確か冷蔵庫に適当なものが入ってるって言ってたわよね)
キッチンにある冷蔵庫を開けたところ、鈴音は絶句した。
「なぜ冷蔵庫にカップラーメンが入っているのかしら……」
試しに冷凍室を開けてみると、そこにはアイスしか保管されておらず、野菜室は空っぽだった。
どうやら食べれるのはカップラーメンのみのようだ。
鈴音は改めてキッチン周りを確認する。
家電は冷蔵庫、電子レンジ、電子ケトルの三台のみ。
IHコンロは未使用のように綺麗だ。ていうか実際に未使用なのかもしれない。
備え付けの食器棚には、お皿とコップが二個ずつ置かれている。
シンク下収納は、塩と胡椒の調味料があるだけで、調理道具は一つもなかった。
(もしかして彼って……)
結人に保護されてからの食事を思い返す。
初日は彼が買ってきてくれた牛丼とスーパーのお弁当、昨日は豚丼と宅配ピザだった。
鈴音は結論に至った。
結人は自炊できない人なのだと。
カップラーメンを食べながら鈴音は決意した。
(私が彼の健康管理をしないと)
彼女として結人の健康面をサポートしなければならない。
幸い料理は得意な方だ。
彼も私が料理すれば喜んでくれるはず。
『鈴音ちゃんの料理美味しいよ!』
彼ならそう言って褒めてくれるに違いない。
「ふふふ」
料理を褒めてくれる結人を想像すると鈴音の顔がほころんだ。
麺が唇の端から零れるほど、頬が緩みっぱなしである。
「あっ」
テーブルを汚していると鈴音が気づいたのは、妄想してから暫く経ってからのことだった。
何かしていないと、結人のことを思って自分を慰めてしまう。
彼は頑張って仕事をしているのに、彼女の自分だけ堕落しているのは申し訳ない。
昼食を終えた鈴音は、まず掃除をすることにした。
それも大掃除並に徹底的にだ。
けれど、十畳一間の部屋のため、一時間ほどで掃除は完了してしまった。
掃除を終えた鈴音はタブレットで最寄りのスーパー、ホームセンター、家電量販店を検索した。
このタブレットは、好きに使っていいと結人が貸してくれたものだ。
スマホは解約されたようで、気づいたら電波が立っていなかった。
けれど、鈴音は何とも思わなかった。
むしろ本当に勘当されたのだとわかりすっきりした。
お店を検索したところ、スーパーは徒歩10分、他は車で15分以上かかる距離だった。
どうやら自分が通ってた中学の地域より田舎のようである。
(彼には申し訳ないけど、帰宅したら連れていってもらうしかないわね)
結人が帰宅したのは20時になろう頃だった。
夕食の際に今後は鈴音が家事を担うことを伝えたところ、結人は快く承諾した。
むしろ鈴音の手料理がいただけることに歓喜したまである。
スーパーで購入した半額弁当を食べ終えると、鈴音は結人に車を出してもらい、まずは家電量販店に向かった。
結人は最愛の彼女が使用するので最新式の炊飯器を購入しようとしたが、お金がもったいないと鈴音が固辞した。
「本当にこれでいいの?」
鈴音が選んだのは、最大五合炊きができる一万円弱の炊飯器だった。
「ええ。二人暮らしにはこれで十分よ」
「そっか」
続いて二人が向かったのはホームセンターだ。
そこでは調理道具一色と食器をいくつか購入した。
「ふふふ、若夫婦ですって」
帰り道、鈴音はご機嫌だった。
理由は会計時にパートのおばちゃんに夫婦と間違えられたからだ。
「なら本当の夫婦になるために子作りしちゃおうか?」
「えっ……?」
結人が冗談を言ったところ、生真面目な鈴音は真に受けてしまう。
「そ、それは……だめよ。私はまだ15歳だし……」
孕んだ自分を想像したのか、鈴音がお腹を擦りながら慌てて拒否した。
「それに、まだ二人での生活を楽しみたいもの……」
「鈴音ちゃん!」
「きゃっ!?」
そんな鈴音を愛しく思い、結人は赤信号で止まった際に彼女を思いっきり抱きしめた。
「ちょ、ちょっと……苦しいわよ」
「だって鈴音ちゃんが可愛すぎるから」
「あぅっ……」
普段の彼女なら運転中に危険行為をするなと注意しただろうが鈴音が怒ることはなかった。
「帰ったらたくさんエッチしようね」
「……うん♡」
「今日も気持ちよくしてあげるから」
「期待しているわ♡」
青信号に切り替わっても、二人はしばらく抱き合ったままだった。
鈴音ちゃん完堕ちでした!