若いきつねと三十路のたぬき 作:負けた社畜
同僚「
俺 「
同僚「
俺 「
頭の下の柔らかな感触とゆっくりと髪の毛を撫でる手に、沈んでいた意識が段々と形を整え始めた。それは人肌のように暖かでいて、ゆったりと
低反発枕はあれど、こんなふうに抱擁される枕なんてあるだろうか?じゃあいったいぜんたいこれは何なんだと、普段使っている枕よりも極上な質感のそれに疑問が浮かぶ。陽射しの匂いがして、思わず頬擦りしてしまうような母性を感じ、一瞬で疑問は霧散した。
「んん······もう、くすぐったいですよぉ?」
耳朶を撫でる落ち着いた声。頭の中へすうと染み込む微睡みの呼び声に、違和感を感じるべきなんだろうが、俺の心はまるで凪いだままでいた。
「起きてるのは分かってるんですから···ね?」
耳の
「狸寝入り···なんてたぬきが言うのも
すぐに元の緩やかな調子へ戻った声音は慈愛をも含み、手のひらはまた髪を撫でていく。なんだ、なんなんだこの桃源郷は。働きすぎで俺は召されちまったのか?もうちょっといい逝き方したかったぜ。
「でもでも、たぬきさんは、そろそろ起きてくれてもいいと思うんですよね」
その言葉は半覚醒状態だった俺を緩やかに引っ張り上げる。投げ出していた四肢の感覚が確からしいものになり、血の通う人間へと至って行く。
寝起きの喉というものは、存外上手く発声をしてくれない。出そうとした声は低く渇いたもので「あぁ」とか「うぅ」だとか変な音にしかならなかった。
「お、起きました?」
顔の上に掛かっていた影はどうやら彼女の胸が描き出したもので、その向こうに特徴的な垂れ目の瞳が覗き込む。霞んでいた視界の焦点が合ってきて、初めてこの極上抱擁枕が膝であると分かった。
肌触りの良いセーターと、さらさらとした生地のフレアスカートも手伝って高級クッションなんか比じゃないしっとり質感が生み出されていて、あぁ···このまま耳かきなんてされようものなら即·成·仏間違いなし。
「おはようございます······」
「おはようございます♡」
四肢の感覚が戻っては来たが、それで身体が動かせるかと言われればすぐには無理だ。意識と身体が乖離している。目も見える。感覚もある。だけども弛緩した筋肉は1歩たりとも動こうとしない。
「んー?まだねむねむにゃんですか?しょうがない人ですねぇ。えい」
顔の上半分が柔らかな感触で覆われた。じわりと温かく、形容しがたいふわりとした甘い香りがして視界が暗くなる。瞼の先には明かりがあるはずなのに、これはいったいどういう事か。
「ちょっと恥ずかしいですけど···おっぱいアイマスクですよ~······♡」
なんだって?
怠けていた意識が、一斉に動き出す。心臓から強く打ち出された血潮が一気に管を広げ身体が熱を感じ取り始めた。
後頭部には太もも、前頭部はおっぱい。柔らかさの挟撃は男を仕留める脅威の万力。
これを膝パイサンドと呼ぼう。
急激に巡りだした血潮は、寝起きの身体に劇薬過ぎた。速すぎる流れは必然的に柔らかい所へ集中する。つまり、まあなんだ、股間があっさりと起き上がってしまったのである。
意図していなかったものである事をここに表明したい。いや、勃起なんて意図したものでないことが大半なんだけども。
「ん~?この子に
つつくの止めて!3割だったものが5割になり、8割になり、ぐいーんとパンツとスボンを押し上げつつある。ちなみに東京スカイツリーの最寄り駅は2つあるけど、片方は
·········ダメだ。何とかして思考を寄せないように頑張ったが、『スケベ』と言われるよりも、『変態』と言われるよりも、『えっち』って言われるのが最も股間にクると思う。以上、俺の性癖開示。
持ち上がった山の頂きを突っついていた指は、パッと開くと指先を立て
痛みは伴わないが、勃起が治まるにはちょっと刺激が強すぎる。より海綿へ血が流れ込み、幹に蔦う血管がめりめりと拡がっていく。
かり♡かり♡かリ♡かり♡カリ♡カり♡
この射精までへと至らない緩い刺激が、もどかしい。しかし煽るような手は止まらず、肉槍が下着共々破りかねないレベルにまで勃起を硬くした。
「痒いところ辛いところはありませんか~?」
有りまくる。困ってるぐらいに有りまくってる。
「言ってくれないと分かりませんよぉ?」
俺の頭を膝に乗せながら、その豊乳で挟み、チンコを煽る······なんだこの女、サキュバスか何かか?
「······股間が辛いです」
「そうですねぇ、辛そうですねぇ♡」
エェ!!?そこはもうちょっと刺激を強めていただけるところでは······。
しかし、これもいい塩梅ではあるが、足りない。燃え上がる肉槍は押さえつけられ解放を求めどぐどぐと、より濃厚なリビドーを募らせていく。
刺激に慣れさせない為に、少し経ったらこんどはタッピングが浴びせられる。面の刺激から点の刺激に変わる緩急がエグい。161km/hストレートからの92km/hチェンジアップみたいな、あの待ち切れずつんのめってしまうような感触に、肉槍が脈打ち不満を露わにした。
つつつぅ~~♡♡♡ とんっ♡とんとんっ♡♡♡
裏筋をなぞり上げてくんのは反則だろッ······!?
びきりびきり♡と割れてしまいそうなほど張り詰めた肉槍が、パンツとズボンに押さえつけられている事が堪らなくストレスだ。そんな肉槍の鈴口を割るように指先がほじくり、情け容赦なく刺激を浴びせ続ける。
おチンチンが破裂してしまう!! !!! !!
「あの、マジで辛いっす······!」
「イジメ過ぎちゃいましたか?狸寝入りしたお仕置です♡」
離れていく彼女の手を残念に思いつつ、しゅるしゅると衣擦れの音がする。ぷちり、ぱさっ。一体なんの音がしてるのか皆目検討もつかない。ふと、おっぱいアイマスクが外され視界が開けた。
「······!」
ぷるんっっ♡♡♡
捲り上げられたセーターの中から、目の前いっぱいにまろび出た肌色。
それをこの角度から見るのはなかなか新鮮で、隠れた先端が小高い丘となりふっくらと主張するパフィーニップル。下乳には、本人は気づいていないだろうが
「何もしないんですか?」
「何かしていいんですか!?」
息を飲んだ。
目の前に晒された果実をどうしたらいいのか分からない。眺めるなり揉むなりしていいものなのか非常に判断に迷う。いや、欲を言うならめちゃくちゃしたいが。
あれ、あの、面接で『私服でお越しください』とか言われるああいうどうしたらいいの感。
「ふふっ♡好きにして良いんですよ♡······吸ったりとか」
吸う······ッ!?
確かに、何のためにあるのかと問われれば、それは赤子に授乳する為と答えるだろう母性の象徴。柔らかく、温かく、生まれから死ぬまで男にとって永遠の揺り篭。反面、届きそうで届かない場所に成る魅惑の果実。だから大人が吸うとなると、途端に話が変わってくる。しかし良いと言われたなら断る理由もない。甘い体温と香りを存分に感じながら指で乳輪をなぞる。なぜこんないい匂いがするんだろうか。俺なんてすぐ汗臭くなってしまうのに。
少し熟れた薄いブラウンの先端は恥ずかしがって隠れていて、人によってはさぞ興奮するだろう陥没乳首というやつだ。
「ふ、ンッ······♡」
なめらかな肌触りのそこを、円を描くように
触り続けていると変化が訪れた。ふっくらとしていた乳輪の頂、窪地の淵が盛り上がり、より煽情的に突き出してくる。
ぷくっ♡
むくむく♡と、巨峰の粒ほどの果肉が恥ずかしそうに顔を出す。
男の股間が昂る事も、女の乳首が
それほどまでに、肉感を帯びた陥没乳首の開花は鮮烈で、俺の視線を釘付けにした。
「そ、そんなに見られたらさすがに恥ずかしいと言いますか······」
ぴんっ♡!
「やんっ♡もう!イタズラっ子なんですから!」
いや、このおっぱいにイタズラするなって方が無理でしょ。
軽く弾いた大粒の乳首がピンッと戻ってくる様は知育玩具のような面白さと病みつき感がある。弾かれると、びくりと肩を丸めるぐらいに感度が良い事も
さてもう片方にもお出まし願おうか。先程顔を出してくれた方は適度に弾きつつ、膨れた方の乳輪をさわさわと触る。撫でても良いし、摘んでもいい。捏ねてもいい。しかし、もうひとつ方法があるだろう。
──吸い出すという方法が
乳輪に口付けをして、顔を寄せるとキメ細やかな肌が触れる。蜂蜜のようなほんのりと甘い香りを感じ、それは下乳など汗ばみそうな所ほど濃く感じた。
匂いの誘うがままに口を付け舌先を這わせていく。汗ばんでいれば塩辛さを感じるだろうが、ふつう肌の味なんて無味なことがほとんどだ。しかし彼女のそこは香りに違わず、うっすらとした甘みをご馳走してくれた。
飴玉を舐め溶かすように転がす事で、同じように蕾は花開き始める。底に感じる芯の硬さ。唇を尖らせて強めに吸ってみればぷりん♡と果肉が顔を出す。甘く感じる錯覚がより吸い付きを強くさせた。
「んっ…♡ 伸びちゃうから優しくお願いしますね?」
片方を吸い、片方を手慰みに弄る。両側を好きにできるとは、なんという幸せだろうか。これには泣き止まない赤ちゃんも思わずニッコリであろう。
ふと、下半身が苦悶から解放された気がした。視界いっぱいに広がる連峰で見る事は叶わないが、肉槍に指が絡みつく感覚。勘違いではないらしく彼女の手指は上下動して、その動きでたぷたぷ♡と揺れる柔肉は視覚にさえ訴えかける。
なんだ五感兵器か?やるか?俺は負けるぞ?
「これ、見えますか?」
親指と人差し指で円を作ったそれ。指輪っかとか、OKマークとかと言えば伝わるだろうか。
「これを~」
にこりと微笑んで、微笑んだ傍から表情には艶が宿り、赤い舌が指輪っかの内周をぐるりと舐めまわした。唾液が塗布され、てらてらと濡れ光る指と舌の間につぅーと糸が引く。
「こうして~」
指輪っかは向こう側へ飛んでいき、視線の先で
「にゅぷ♡」
亀頭どころか、先端からモノ自体が溶け落ちたような熱さが伝ってきて堪らず腰が跳ねてしまった。しかし手は止まらず寄せては返す波のごとく、カリ首の段差だけを引っ掛け上下動する。
「
甘い声と甘い体温。されど身を焼き焦がす苛烈な快感。その時、フレクサトーンと共に俺の脳内に一筋の閃光が走った。
·········これ、授乳手コキと言うやつでは?
今の今までおっぱいでいっぱいいっぱい略しておっぱいぱいになっていたから気づかなかったが、このシチュエーションはまさに男が求めてやまない夢。
その夢でも有り得ないようなシチュエーションに寝かされて、俺はもはや微睡みなんて彼方に投げ飛ばしていた。
こんなもん性癖とか、自らの誇りとか、主義主張とかどうでも良くなる。それを一緒くたに全て包み込む圧倒的な母性。
身体から無駄な力が抜けていき、ただただ膝に頭を任せ与えられた乳を吸う。あー、社会って何なんだろうな。
にゅぷ♡っにゅぷ♡ちゅぷ♡にゅっぷ♡にゅっこ♡にゅっぷ♡
「悪いものはぜんぶ
悪いものと来た。普段の不摂生不養生不健康極まる社畜生活で悪いものなんて溜まりまくりだ。疲労から不満から欲求までそれはもうメーターを壊しそうなぐらい溜まりまくってる。
だからこそ精神年齢デバフをかけられた
みゅぷ♡!ひゅぷ♡!にゅっぷ♡!こりゅ♡!じゅぷ♡!ちゅっぷ♡!
肉槍を扱き上げる手は先端から漏れ出たガマン汁を味方につけて、より速度と圧力を増していく。
比例して与えられる快楽も跳ね上がっていき、急激に射精欲求が高まってきた。火にかけた鍋の水が沸騰しぼこぼこと音を立てながらせり上がってくるように、腰の奥底から吹き上がってきた奔流はもはや押さえ付ける事さえできないだろう。
乳房に吸い付いていることで俺は声を出せず、またアホになった身体を持ち上げて射精を受け止めることもできない。考え無しに快感を貪っていたが、ここに来て部屋を汚してしまうリスクが頭を過ぎった。
「ほぉら♡我慢しないで?♡」
まずい。ビキリビキリと青筋を浮かべた肉槍が射精させろとのたうつ。何とか瀬戸際で踏ん張るが、そんな事はお構い無しに
「大丈夫ですよ~♡お掃除は任せてください♡」
囁き声で頭の中がかき混ぜられらぐるぐると巡っていた脳は考える事をやめた。もう何もかも、この母性に任せてしまえば良いんじゃないか?
ぐぐぐっと垂れ下がっていたザーメンタンクが持ち上がり、カリ首が一気に傘を広げる。幹に蔦う血管が余すことなく浮き上がって
「
どぷっっっっ!!!!
「あは♡射精できたね♡もっともっと出し切ろ?」
どぷっっ!!!ドクッ!!どくッ!!びゅりゅっ!!びゅる!!!
「偉いねー♡よく頑張ったね♡」
どくっ!…びゅる!……とくっ……びくっ………
頭の中が真っ白になった。
玉の中身がそのまま出たんじゃないかと勘違いする程の量をぶちまけ、ようやく射精の蠕動が止まった。しゃぶりついていた乳房から口を外し大きく息を吸い込む。熱く火照った身体に冷えた空気が入り込み意識が身体へと戻ってきた。
「いっぱい♡れろっ······♡」
手に付着した夥しい量の精液を舌が舐め取っていく。
指先に纏わりつく粘っこい汁は指を広げれば吊り橋となり、閉じれば粥のような塊となる。それを舌は懇切丁寧に舐め取っていく。美味しくもないだろうに、まるで至上の甘味を口にしているかのような
「お掃除しますね?」
頭を上げクッションが入れられると、甘やかな体温が遠のいて行ってしまった。非常に残念であると言わざるを得ない。
未だ転がったまま四肢を投げ出している俺を横目に、彼女はしゃがみ込み再び肉槍に指を絡ませた。少し勃起の緩くなったモノが起こされ、熱い吐息が絡みつく。
「あー······んむっ」
まさかのお掃除フェラ······!?
指についた精液を舐め取った時の焼き増しで、粘液まみれだった棒に舌が這う。根元から先端へ。内腿を柔らかい髪が
れろぉ……♡
唇が数度往復しすっかり綺麗になったモノには、再び気力が流れ込み始め回復の兆しを見せていた。たぬきさんはそれを見るとニマッと笑みを浮かべ、舌で鈴口を割り尿道をほじくり始める。
これはヤバい。中身を直に吸われる鋭い刺激が走り、びくりと足に力が入ってしまう。残っていた精液もくたくたに吸い出されたにも関わらず、刺激に反抗するように肉槍だけが再び勃ち上がった。
「綺麗になりましたね~♡」
微笑みを湛えた彼女の手が緩く肉槍を扱く。その奥にある真意が読めない。
「綺麗になったからご褒美もらってもいいですよね?」
ご褒美······?一方的に俺が貰ってると思うんですけど·······?
彼女は立ち上がり、一言だけ「ごめんなさい」と言うとスカートをたくし上げて俺を跨いだ。ロングスカートの為に上がるのは膝上ぐらいまでだが、生白い足が見え少しだけドキリとしてしまう。
にゅるん♡
彼女が腰を下ろすとスカートのカーテンの向こうへ肉槍が隠された。影の中はムワッ♡とした熱気がこもり、熱く熱く溶け落ちそうな柔肉がある事を想像させる。
その想像通りに奥底で触れた媚肉は濡れそぼり、抵抗するどころか滑り放題だ。指先のガイドラインはにゅるにゅる♡と場所を合わせ、やがて彼女は───腰を下ろした。
「んんん♡♡♡」
にゅるるるるるる♡♡♡
少しの抵抗と粘膜の抱擁を感じた瞬間、肉槍の先端から溶けていくような灼熱が伝播して腰から下が無くなっていく。
秘匿された逢瀬。月が陰る柳の下。確からしい事は彼女と繋がったという証明できない虚数。
「これ···!
「ん~?あっん♡どっちでしょうね~?♡」
シュレディンガーの猫だ。あのスカートを捲って中を見ない限り、俺のモノが彼女に
いやでも···しかしですね······。
彼女が俺の上に乗ってぐりんぐりん♡と腰を回すと、肉槍は四方八方からみっちみっち♡と圧迫される。そこはとても熱く、甘く、柔らかく、幹からカリ首から亀頭まで余す所なく絡みついてくる。むっちむち♡な肉に擦れれば、奥から奥からトロけた蜜が溢れ出てきてより快楽度数は高まった───この感触は明らかに彼女の
前後にグラインドする腰つき。その度セーターからまろびでた乳房が揺れ、視覚的にも脳内を殴りつけてくる。着衣プレイもまた良いものだと主張する暴力的とも言えるほどの質量。圧倒的躍動感。腹部に掛かるちょっとした重みさえも心地いい。
「良いとこ···当たって·······♡!!」
じゅぷ♡!ぬっぷ♡!ぱちゅ♡!ぱんっ♡!ぱんっ♡!
ぐりぐり♡と肉槍の先端を最奥へ擦り付けるように腰を弾ませる彼女の動きは徐々に速度を増していく。しかしそれはスカートの蜃気楼に隠され見る事が叶わない。薄布1枚捲ってしまえばそれは露わになってしまう。
だが、そうしてしまえばこの行為は終わってしまう気がした。
攪拌。擦過。攪拌。攪拌。混合。攪拌。湿潤。攪拌。
ギラついた輝きを灯す瞳。腰の裏で焦げ付く快楽。一方的に与えられる快楽。包み込まれる快楽。人生の快楽。何故か俺は囚われた。何に俺は捕らわれた?
加速度的に激しく強くなっていく肉同士の叩打音。
「ごめんなさいぃ♡······もう、イッても···いぃですかぁ···?」
限界はすぐだった。もうそこまで来ていた。跳ねるような動きは震え混じりの小刻みな痙攣へと変わり肉槍は
余裕のない上擦った嬌声が漏れ、やがて堰を切ったように噴き出す。彼女が仰け反った弾みで肘と肘に挟まれた胸がぎゅっと寄せられ谷間が深くなる。下腹部が波打って深めの絶頂を感じさせた。
「もっとシたいのに···あぁぁ♡だめイくイくィッ······♡♡♡♡!!」
一際大きい波が来たらしい。いやいやと首を振り髪の毛は振り乱され、眉毛は八の字に垂れ、悶絶ともとれる表情······またはトロ顔。そんな顔を無防備に雄へと晒しイッたのだ。この女は。
びくんびくん♡と大きく尻を跳ねさせ、暫く強ばっていた身体が脱力し俺の胸へと倒れ込む。胸板で彼女の胸がトロけて変形し、柔らかさと重みと温かさが覆い被さってきた。
その奥に、早鐘を打つような鼓動を感じる。
それと同時に、気付いた。
夢だ。これは夢だ。ふわふわと浮いた自意識と通う血潮が、俺の鼓動じゃないと言っている。これは脳が見せた幻だと言っている。
まさかこんなのが現実な訳が無い。起きたら膝枕されてたむっちり美女と欲望のままなし崩し着乱しックスとか、物語だったとしても安直すぎる。『出会って2秒で即合体』とか『即落ち二コマ』でももうちょい捻るだろう。
「イっちゃいましたぁ······♡」
たぬきさんの潤んだ瞳と目が合った。熱に浮かされて上気した頬。汗ばんで額に貼りつく髪。
2秒前の思考はどうでも良くなった。
俺はまだイッてない。夢だろうと何だろうと······もちろんこれは夢でぶっ放せば現実ではパンツとスウェットが犠牲になるだろうが、それでも最後までしたい。
まだ呼吸荒く惚けるたぬきさんの丸々とした尻を鷲掴みにする。何だかよく分かっていないようだが、もう逃がす気は無い。膝を立てて、腰浮かし────突き上げた。
ずん!!!♡♡♡♡
「ヵはッ───」
突然の衝撃に目を白黒させて顔を振り上げたたぬき。
「待っ···!今イッたばっかり······!」
そう言われて待てる奴が居るだろうか?···いや、居ない。自分勝手に振る舞い、俺はまだイッてないのだから当然だと腰を突き上げた。
ずん♡!ぱんっ♡!ずちゅ♡!ぱん♡!ぱんっ♡!ぬちゅ♡!ぱんっ♡!
肌と肌、粘膜と粘膜。何度も何度も、破裂音にも似た音が響く。その度に耳元で甘ったれた嬌声が零れ出て、鼓膜に飛び込み頭の中に入り込んできた。
腰に掛かる柔らかな重みも、指が沈み込む豊かなボリュームの尻も、肉槍を余す所なく咥え込む肉壺も全てを喰い尽くすつもりで腰を叩きつける。
「お、ねがい···!まって······!ま゛って♡!まって♡!まっで♡!イッ、たから···!イ゛キま゛した、から······!!」
「んなメス声耳元で出されたら治まるわけないでしょ!」
何よりも、自身でもっとしたいと言ってたじゃないか。そんな風に都合よく切り取って独りよがりにこみ上がってくる精へと身を任せた。
ばちん♡!ばちっ♡!ずちゅん♡!ばちゅん♡!どちゅ♡!ばちゅ♡!ばちゅん♡!
脳髄が溶けていく。背筋が溶けていく。腰が溶けていく。手足を焼き尽くす灼熱感。全てが塗り潰されて消えていく。
「やだっ♡!やだっ♡!やだっ♡!······また、イッちゃう、から!深い゛の、来ちゃうから!」
ひときわ強く腰を突き上げ、掌はひときわ強く尻を鷲掴み、最後のトドメとばかりに肉槍を埋め込んだ。カリ首に削り尽くされたトロトロ肉襞と強い殴打でひしゃげ震える子宮に銃口が突き付けられる。ただただ震えるしかない無力な雌は、雄を受け入れるしか無くなった。
「う、あ────!」
どぽっッッっ!!ドプっ!!どびゅびゅっっっ!!!!
ぐっぐっと腰が勝手に動き、より奥深くへ先端を擦り付ける。一瞬膨らんだ彼女の膣内は痙攣を伴って強く収縮し、肉と肉は隙間なく密着して種汁を飲み込んだ。叩きつけられる奔流はより深みへと殺到してたぬきの最奥を満たしていく。
どくっ!!!どくっ!!!ビュクッ!!びゅりゅ!!!
「あ、あ、あ、
最後の一滴まで逃がさぬように掌は尻を鷲掴んだまま、粥のような粘度の孕ませ汁をありったけ注ぎ込む。共に絶頂の波に攫われ、俺とたぬきは粘膜を繋いだまま仲良く漂流した。
びゅる……びゅく♡……とぷっ………
身体を水へ浸すように脱力し、四肢の力がなくなっていく。急に倦怠感がのしかかってきて沈んでいくような意識。感覚と現実が曖昧になっていって色が無くなるように滲んでいく。そんな中でたぬきはそっと身を起こすと、腰にかかっていたスカートを捲りあげた。
彼女の淡い茂みと下に刻まれた秘裂、花弁が広がった先に肉槍を目一杯飲み込んだ結合部があった。収まりきらなかった白濁液が端からどろどろと溢れていて、そこで何が起きたのか説明すらバカバカしい様相を呈していた。
「
下腹部を撫でさすり、トロ顔でたぬきは言う。やっぱりガッツリ
よく分からないが、意識が落下するような気がして跳ね起きた。
「うおわぁぁぁ!!」
ドゴンッ!
なんとも情けない声を上げ跳ね起きた俺は、ローテーブルに足を打ち付け思わず悶えた。たまにあるよね?なんか落下したような感覚になって飛び起きるやつ。
「ぁぁぁあ······」
目の前に星が散り、頭をぶつけたわけでもないのにクラクラとする。でも邪魔くさいぐらいに勃起した股間をぶつけなくて良かった。こっちだったら星が散るどころじゃなかった。フロイト先生も爆笑だっぜ。
ちくしょうめぇ!何だってんだ!せっかくおっぱいぷるんぷるんな夢を見ていたような気がしたのに······。今から寝直せば続きを見られるんだろうか。
テーブルの上には湯の入った緑のカップそばが鎮座している。どうやら、食す準備だけして寝落ちした······らしい。そもそも、そばを用意していた記憶もないんだが。
しかし、周囲を見渡しても見慣れた壁と天井。紛うことなき俺の部屋。現状から判断するに帰宅→無意識にカップ麺を作る→待ってる間に寝落ちという流れだろう。いや、確実にダメなやつの動きしてるやんけ。
「ビックリしたぁ!もう!危ないですよ?」
そうですよね。俺もそう思います。そばが零れなくて良かった良かった。もう、少し伸びてしまっているかもしれないがカップ麺が勿体ないし頂くとしよう。
·········ん?
机の向かい側には緑色のセーターを纏った女性が座っていた。茶色の髪と特徴的な垂れ目、ショートボブのヘアスタイルがよく似合い、セーターをこれでもかと持ち上げるお山は圧巻の一言。しかしぷにっと柔らかそうな雰囲気が全身から醸し出され、人懐っこい笑顔がよく映えていた。え?なに?どういう事?俺はn度見した。
「えっと、どちら様で?」
「あっ、申し遅れました!わたしたぬきと申します!」
「たぬき」
いやまあ確かに、今食べようとしているのは某緑色のそばだけども······。
彼女の頭頂部には丸っこい耳が生えているが、あれ本物?ちょっと待ってくれ。俺は今、夢から覚めたハズなんだが夢世界の住人のような人が目の前にいる。
薄らぼんやりとした記憶の断片を探ろうにも、霞を掴むように思い出せない。俺は目覚めたはずだ。お湯の注がれたカップ麺は確かに熱い。感覚がしっかりとある。
しかし俺という意識は覚えていないのに、記憶に無いはずなのに、身体ははっきりと反応を示した。
「ゆっくり召し上がってくださいね♡」
それすら─────夢。
たぬき
おなかいっぱいご馳走された。満足。つやつや。
男
なんか夢見た。けど内容が無いよう。
https://syosetu.org/novel/335986/
オネ=ショタスキーに脅されました。俺は悪くないです。