若いきつねと三十路のたぬき 作:負けた社畜
GWは終わったんだ。無かった。俺には無かったんだよ、ロック。
─追記─
フォント修正しました。最大攻撃力は下がったけどクリ率上げて火力確保
サンキュー特殊タグ自信ニキ!
───朝、である。
今日も無事目覚められたことに感謝しつつ、最大の危機を迎えていた。俺が何をしたというのか。いやナニしてるのは俺なんだけども。
レム睡眠とノンレム睡眠というものがある。
ノンレム睡眠は、身体と人間のコアともいえる脳のすべてが仕事を終え深く眠った状態を指す。例えるならばパソコンの電源をシャットダウンし何も処理をしてない状態だろうか。脈拍や血圧、呼吸が安定し免疫を整えたり成長ホルモンが分泌されるのがノンレム睡眠である。だから成長期に夜更かしはしちゃだめだぞ。
それに対しレム睡眠はパソコンのスリープとも言える状態。夢を見るのもレム睡眠の内に脳の記憶を整理する働きによって引き起こされるからと言われているし、眼球が動いたり、意識的ではないが体の至る所が活動して自律神経機能の影響で血圧や脈拍などが不規則になる。人の体はこのノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返し、深い睡眠と浅い睡眠の間隔が狭くなっていき、目覚めへと登っていく。
このレム睡眠中の働きによって引き起こされるのが夜間勃起現象というものである。
これはスケベドリームで興奮したとかじゃなく、生殖機能の維持などで体が反射的に引き起こしたもので、実は成人男性は寝ている間に数回股間が元気になっているらしい。
朝勃ちというのはレム睡眠の作用によってもたらされる勃起が目覚めに重なった事が主な要因であり、だからマイサンがI'm fine!と高らかに主張するのは全くおかしくないのだ、が。
下半身から強烈な膨張感と、棒を股に挟んで横向きになって寝ているようなゴリゴリ感、ジリジリと皮が引き伸ばされているかのような疼痛が脳に流れ込んでくる。
俗にいう朝勃ち……なのだが、通常半勃ちぐらいで収まるはずの肉槍がそれはもうイキり散らしていた。
まるで尻穴からアイアンインゴットでも打ち込まれてんのかと疑いたくなるぐらいに、バキバキになった我が息子がスウェットとパンツをブチ破りらんばかりに勃起して「今すぐ解放しろ」と大暴れ。
……それだけなら適当にシャワーで冷水をぶっかけて強制
しかし、タマの裏側にポンプでもあるかのように激しく脈打つ肉槍は、向かいに眠っているバリキャリ女のふとももに挟まれ
抱きつくように眠っている彼女は目を覚ます気配がなく、腰を引いて勃起を遠ざけたいところであるが、これもしたくてもできないでいる。
言い訳をさせてもらうと俺はベッドを部屋の隅に置いていて、後ろは壁が聳え立っている。
ホテルのように壁面に対して垂直にベッドを設置してあるならとにかく、俺の背後は壁。さすがの俺でもケツアタックで壁破壊は無理だ。決して彼女の生ふとももを堪能しているわけではない。断じて。
つーか来客用布団敷いたじゃん……。なんでまた昨日と同じ状態になってんですかバリキャリ女さん……?
なん、なに?もしかして貴女は何かに抱きつかないと眠れないの?
いま俺に課された命題はこの
しかし、昨日以上にガッツリ抱きついてる彼女から抜け出すにはどうすればいい?
「……んっ…」
頼む…!眠っていてくれ!なんだったら寝返りうってあっち向いてホイ!
彼女の目元に二、三度力が篭もると、ゆっくりと瞼が開いていく。
──終わった。
俺先生の次回作にご期待ください。
「おはよう」
「…………おはよ」
朝よわよわかよ。
できればそのよわよわ状態のまま、何も気付かずに離れて欲しい。
「……」
「……」
「……ねぇ」
「…………」
答えは、沈黙。
こういうのは反応したら負けだ。平静を装え。朝起きたら肉勃起を太ももに突き入れられてるとか、もうそれだけで通報してもおかしくないし、されて当然の事である。
じーっとこちらの目を覗き込む彼女の、深い瞳が口よりものを言う。うん、とっても言いたいことは分かるんだけど俺自身どうしようもなく途方に暮れてるんだ。
「かたいのがびくびくしてるんだけど」
「ごめんなさい」
無条件降伏。こんなのナニをどうしたって俺の負け。
彼女の太腿の合間に先端を突っ込み、びっくんびっくん脈打ってる男根をどう弁明しろっていうのか。傍から見れば俺が手を出しているようにしか見えない。
お互いの吐息が鼓膜を揺らす。ゆっくりとした吐息を意識して深呼吸して身体から余計な力を抜こうとするが、すればするほど研ぎ澄まされてゆく感がある。いつもなら、ちょっとすれば治まってくれるはずの朝の猛りが今日に限って全く大人しくならない。
もう、絶対あの滋養強壮!ドリンクのせいじゃん。
牡蠣や山芋等の亜鉛などを多分に含む精力増進効果の強い食品ばかりいただいた事も良くなかった。いや、ある意味すげー元気にはなったんだけど。
化学反応を起こしたそれらが燃料に置き換わり、スーパーノヴァでも起こすのかと問いたくなるレベルで身体が精力を猛リロードしている。
「身体はどう?しんどくない?」
「お陰様でめちゃくちゃ元気」
「ふふっ……そうみたい」
ふわりと微笑んだ彼女が髪をかき上げ、額同士を触れ合わせる。これ、顔が近くて変な熱が上がりそうなんだけど。
「ん。熱は大丈夫そう」
幸いな事に体調は快方へ向かった。頭のフラつきや倦怠感もなく、むしろ普段よりも調子が良いかもしれない。ぐっすり寝た後の爽快感の様なものすらある。
──その時、不意に肉槍からぞくりとした感触が駆け上がってきた。
太ももから解放され、肉槍が持ち上げた天幕の隙間から下着の内に入り込んだ彼女の手が勃起を包み込み、あやす様に裏筋と先端をすりすり♡と撫でる。
いつもよりずっと長い時間勃起し続けた肉槍は、ただ彼女の指先が輪郭をなぞっただけで腰がびくりと引き攣るほどの快感を伝えてきた。
「この子、ずっと硬いままだね」
「なんででしょうね……」
彼女は母親か我が子を慈しむような表情を浮かべて微笑んだ。
その表情とは裏腹に、中指と薬指は娼婦でもやらないようなねちっこい手つきで、カリ首の
「いっかい
「……たぶん」
「分かった。ちょっと腰上げて?」
するりとスウェットと下着が下ろされ、腹ゴムに引っかかった肉槍がしなってバチンッ!と腹を打ち反り返った。
幾本もの血管が浮かび上がり、まるで葉脈のように凹凸を浮かべる幹。血が溜まりすぎてドス黒く染まった肉槍は闇堕ちでもしてるんじゃないかと不安になる。
「んーと…これ、大丈夫かな……」
昨日彼女が足に塗り込んでいたローションだか乳液だかを手に取り馴染ませると、両の手は再び肉槍を包み込んだ。
少し冷たい溜まりに先端が触れる。
トロみのある液体が塗り伸ばされれば、突っ張るように抵抗のあった滑りは良くなりくちゅくちゅ♡と湿り気のある音をたて始める
「ぐっ……!」
ぱちぱちと焦燥にも似た快楽が肉槍から腰を駆け上がり背筋を粟立たせ、その刺激は寄せては引く波のように何度も背を伝ってきた。
片方の手は指の段をカリ首に引っ掛けて水音を響かせ、もう片方の手は根元から先端に向かって行く動きを何度も繰り返す。
反復する手の動き。指の肉が沈むぐらいの握力。それらは液体で緩和され、むしろ増幅される快感。浮き上がる血管が何度も遮断されては即座に血液が満ちてより強固に肥大していく。
「すっごい…ドクドクしてる……」
彼女の手の動きに呼応して早まっていく心臓の脈動。抑えていた呼吸も加速度的に空気を求める度合いを増し、やり場のない
破裂しそうだ。いや、爆裂しそうだ。
彼女は没頭しているようで、馴染ませるようだった手の動きもずいぶん速くなる。
大人しくならない呼吸を携えたまま視線を下に向ける。お互い余裕がなかった、だからだろうか。
俺のTシャツを着ている彼女の襟元は、男のサイズではかなりダブついて中が覗けてしまう。
横になった事で重力に寄せられ、少し長くなった白い肌の谷間。
速くなった手の動きに揺すられ、緩く波打つ柔らかそうな果肉。
支えのない果肉に押し上げられ、Tシャツに浮かぶ色濃い欲情。
それが視界に入って、興奮が最高潮に達する。
自分でも、もう少し余裕があると思っていた。そんな前触れもなかったから。だから夢中になっていた自意識が、唐突に突き上げてくる絶頂に気づいた時にはもはや手遅れで。
「やべっ……
「えっ!?少し我慢できる…!?」
おそらくもう
手の中で爆発的に脈打ち始め裏筋をボコリと腫らした肉槍に、彼女も俺の絶頂を悟ったのだろう。だが射精を受け止められそうな物は身近に無く、急すぎた事で姿勢を変えることも
「……ッ!」
彼女は速度を保ったまま幹を
肉槍だけを突き出した滑稽過ぎる姿勢。
脈打つ最中の幹を彼女の手が優しく撫で
「あ……んっ……熱っつ……♡」
ぎゅっと太ももに挟み込まれた肉槍が彼女の
肉槍の脈動する間隔が長くなっていき、やがて射精は治まった。最後の一滴まで
「……いっぱい…
耳元に寄せられる唇から紡がれた一言。たった一言。彼女は全て
それだけじゃない。今の一言にはこの先を受け入れるという、そんな意味まで含まれているような気さえした。過剰な自意識が先へ進ませようとする。このまま組み伏せて犯しても彼女ならすべてを受け入れてくれる、と。
「……ごめんね。ティッシュ取ってもらっていい?」
「ああ……悪い!すまん!」
一瞬で現実へ引き戻される。
布団を捲って起き上がり、近くのティッシュを手繰り寄せて彼女へと渡す。酷くすえた臭いと湿った空気がようやく霧散した。
彼女はティッシュを何枚か取り受け皿を作ると足をゆっくりと開いていった。
あまりに濃い、液体とも言っていいのか分からないほどのモノがへばりつき糸を引く。まるで昨日食べたとろろをそのままぶち撒いたと言っても通じそうだ。ティッシュで拭き取るとその黄ばみ具合がよく分かる。どんだけ濃いんだよ。
粘り気が取れるまで何枚もティッシュを消費してようやく彼女の太ももは現状復帰した。しかし酷く濃いオス臭までは取れず、このままでは彼女も気持ち悪いだろう。
「えっと……シャワーどうぞ」
「君は?」
「俺は息子と対話するから」
「んふっ…対話……ふふっ。分かった、先にお借りするね?」
とくんっ♡
脱衣所の扉を閉めて彼と一旦距離を取る。
……恥ずかしいからだ。顔が熱い。
いやだってさ、ちょっと待ってよ。なんで私抱き着き癖出ちゃってんの?
昨日も……その……、体調不良の彼に襲い掛かったまま辛うじて後始末だけしたけど、結局寝落ちしてしまって抱き着いちゃってたらしいし……。
来客用の布団まで用意してもらったのに、今日の朝だって彼のベッドに潜り込んでぐっすり。これについて私は全く覚えておらず気づけば彼の香りに包まれていた。
とくんっ♡
太腿に感じた強烈な熱の塊。
彼に限ってああなのか定かではないが、力強く勃起するさまは一昨日より凄まじく感じた。
確かに男性は朝起きる時に昂ってしまう事があると聞いた事はある。知識としてもある。あるにはあるが……だからってギンギンすぎやしないだろうか。あれは本気でメスを孕ませようとしてる状態だ。
とくんっ♡
ちょっとぐらい悪戯してくれても良かったのに……。
いくら無意識的にやってしまっていると言えど、好きでもない男のベッドに潜り込んだりしないよ。しかも、ノーブラでさ。
身につけているものを脱ぎ捨てて、カゴに入れておく。ぱさっと音を立ててカゴに入るTシャツが私の落胆を表しているよう。ひたひたと音を返してくるタイル床。
ぽたりと雫が落ちた。
とくんっ♡
蛇口を捻ってお湯を出す。水が床を打ちつける音。ぼーっと水が排水溝へ流れていく様をみて、ふと気づいたことがある。
……太ももに残る熱が消えない。
さっき朝勃ちで苦しむ彼のものを処理してあげたのだ。
触っただけでも火傷しそうなぐらいに熱く、私が握っても指が肌に沈まないほど硬く、今にも破裂してしまいそうなほどに脈打つ肉槍。
とくん♡
手で扱いて、彼が果ててくれたのはちょっと嬉しかった。
手近に受け止めるものがなく、咄嗟に太ももで挟んで射精を受け止める事になったが、彼はそれで興奮したのかすっごい量射精してたし……。
彼のものが脈打ち跳ねるたびに、太ももに叩きつけられる欲望の奔流。肉と肉の合間にくい込んでくるあっつあつの精液。
……とんでもない勢いだった。
あれを
どくんっ♡
シャワーの温度調節をぬるめにして頭から勢いよくかぶる。
忘れる為に。思い出さない為に彼の残滓を洗い流す。拭き取ったはずなのにまだ熱が食い込んでくる気がしてならない。
体温より低い
どくんっ♡
たらりと内腿を
身体を冷やしてようやく自覚した。私の中の炉心が轟々と燃えている。
下腹の奥。私を私たらしめた最奥の秘められた園。孕みたがりの欲しがり
なんでこっちにださなかったの……?ふとももなんかじゃなく、もっともっときもちいいところにだしてよ。ぜんぶぜんぶ、ぜんぶうけとめてのみほしてあげたのに。
どくんっ♡
シャワーを滑らせていく。頭脳と乖離した身体の境界。
ぐつぐつと沸騰するへその下にシャワーを当て、もう片方の手はおもむろに秘所へと伸びた。
「濡れてる……」
熱を溜め込む下腹の奥。少しでも大人しくさせようとシャワーを当てているのに、溶け落ちた熱が膣内に充ち満ちて、膣口から滾々と溢れる。
これでは朝から元気いっぱいだった彼のことを、笑ったりなんてできない。呆れるほどに私も発情してしまっていた。
どくんっ♡
「……んっ…♡」
シャワーが表皮を叩き、振動が皮下脂肪へ伝わり、更に奥の筋組織へ。筋組織は伝わる微細な振動を受け取って、支えている器官に微細な振動が溜め込まれていく。
私は少しでも落ち着けばいいと下腹部にシャワーを当てていた。どうやらそれは逆効果だったのかもしれない。
お腹の奥が熱く締め付けられるような感覚を伴い始め、深く紅い熱がずきんずきん♡と脈打ち始めた。痛みにも似た疼きを
どくんっ♡
いけない事だとは思ってる。けれども狂おしい位に伝わってくる熱い
指先に感じる自らの欲望の片鱗。軽くかき混ぜてみるとそれだけで堰を切ったように欲望の蜜が溢れ出した。力を込めずとも自らの内に飲み込まれていく指先。こんなに私の身体は欲しがりだっただろうか?
「んぅ……♡」
だめ…。このままじゃ治まりつかなくなる……♡
手首が折れ、指が折れ、指先の腹が〝いい所〟に触れた。私の中の柔らかい襞が途端に指に絡みつく。既に肉襞はほぐれてとろっとろになっていて、少し動かすだけでもとろみを含んだ蜜が纏わりついては溢れ出る。
どくんっ♡
堪らず〝いい所〟を押し込んだ。
ぐちゅ♡
「んっッ♡!!……♡♡!!」
少しでもこの熱が放出できるなら……。
そう思うと、思考と体がすんなりとリンクする。全く抵抗なく自らを慰め始めた細い指。女らしく、細くて、滑らかで。
───何もかも足りない指。
最奥まで串刺しにされる長さも、目一杯に膣内を押し広げる太さも、がりがりと肉襞を削ぎにくる嵩張った段差も、丸ごと焼かれそうな熱さも、まるで指なんて食い込まない岩のような硬さも、激しい脈拍で撃ち出される射精も。
足りない…………。足りない……!足りない!!こんな細指じゃまるで届かない!!
ぐち゛ゅ♡…ぐちゅっ♡ぐち…ゅ♡…ぐち…ゅ♡ぐ゛っちゅ♡!
どくんっ♡
ムキになって手の速度はより激しくなっていく。遂にはもうシャワーじゃ誤魔化しきれない水音が立つようになっていた。
「ん……あぁ…♡!んッ…ん♡ぅん♡♡!ぁん♡…!んっ!んん…♡゛っ!」
歯を食いしばって漏れ出そうな声を抑えつける。指はいい所まで来るけども、奥の中途半端な場所にも届かず、ただもどかしさが募るばかり。
子宮に重たく溜まった熱は加速度的に渦巻いていって、より強い刺激を、衝撃を求める。
このままじゃ甘イキはできる、けど……頭の中がぶっ飛ぶぐらいの深イキがしたい!
「はぁ……♡ はぅ……ん♡ んっ!」
膣内を慰めていた細指を引き抜いた。
べったりと蜜がまとわりついた指を開けば、何本もの糸が指先を繋げる。すごい粘性だ。ねちゃねちゃな粘り付き方だ。お湯で流したってすぐには拭えない事が物語っていた。
どれだけ膣内が、子宮が本気かよく分かる。
押し込まれて壊れたスイッチが外れない。回路が繋がったまま渦を巻き一箇所へと集束を続けて終わらない。
どくんっ♡
なんとか息子と対話して
他の社員の仕事を
電気ケトルって便利だよね。水入れてスイッチオンで5分もしないでParty Peopleしてお湯になる。本当に文明の利器だよ。電子レンジ、電気ケトル、電動歯ブラシは3大あった方がいい生活用品ランキング上位入賞品目である。(俺調べ)
お湯を入れてしばし、ざわざわと音を立て始めたケトルからほんのりと湯気が立ち昇り、中のお湯が暴れているのが見える。なら茶っぱを用意しようかと袋に手をかけた時、脱衣所の扉が開きひたひたと足音が近づいてきた。
「はー……♡…っ はぁ……♡」
ちょうどいい。彼女もシャワーから上がったのなら茶を飲むだろうか。ケトルを手に持ちマグカップへパックを入れ、要るかどうかを聞こうとした。
不意に、腹部に白い手が回されると共に背中へ柔らかな感触が纏わりつく。服越しなのに感じる柔らかさはどう考えても生身のもので。
「え……何してんの」
彼女は質問に答えない。
腹部に回された白い手が這い回り、すこし冷たさを伴ってが裾から侵入を果たした。背中には風呂上がり独特のジワジワと湿った温もりが移ってくる。
「……シよ」
「は?」
「シよ、えっち」
手はそのまま上がってきて胸板をすりすりとなぞり出し、指は乳首をカリカリと引っ掛けて弄ぶ。悪戯にしてはだいぶ悪質だ。
もう片方の手はそのまま下へ向かい、先程ようやく静まったばかりの肉槍を起こすように、にぎにぎと弱めの握力を掛けてくる。
一体何が起きた?
「今?」
「いま、すぐ」
耳元で紡がれる言葉と、それに混じって漏れ出す獣欲を無理やり押さえつけてるかのような荒い吐息。かりかりと突起を引っ掻く微弱な電流を、狙って敏感な箇所へ流してくる。
刺激を受けて海綿体へ血流が雪崩込み、めりめりと、彼女の手を押し返すように肉槍が持ち上がり始めた。
「いや、ゴムないから……っ」
「なくていい」
乳首を弄り回していた手が服から立退き、代わりに肉槍の下に実る
なりふり構わず与えられる刺激に会陰が脈を打ち始め、正直に反応してしまう肉槍は根元から芯が通り天幕の支柱へと成り代わる。
「ぐっ…それはダ
「やだ、シたい」
「なあ頼むって」
「どうしても……?生、気持ちいいよ?思いっきり腰ぱんぱんして、おちんちん気持ちよくして、いっぱいに詰まってるせーし奥でびゅーびゅー出すの」
「くっ…いやいやダメだから」
下半身は迅速に臨戦態勢を整えたが、揉めているのは首脳部である。今すぐシたい彼女と、絶対ゴムが必要派な俺が戦っていた。
「……分かったよ。なら買ってきたらしてくれるんだね?」
どちらも譲らず膠着状態に陥りそうになった所で折れたのは彼女の方であり、俺の外交的勝利が確定した。急所揉まれてるけど。
幽鬼のような雰囲気を漂わせ、彼女はショートパンツとTシャツを着直しモロに『風呂上がりですけど』みたいな格好でコンビニへ行ってしまった。
なんでそんなガンギマってんのバリキャリ女さん……。
「シャッセー」
うおわっ……。なんかめっちゃドスケベザエッチセックスなチャンネー来たじゃん……!今日の夜勤当たりっショ!?
てか、あれノーブラ……マ?
え……!?あそこゴム置いてあるトコじゃん、マ!?!??
平日の朝なんスけど……。
ウワッ!?!?箱ぜんぶ持ってきたァ!!!?
ドン!!
「ふー…ふー……すぐ使うから袋要らないです……!」
「ア、ハイ」
す、すぐ使う……?どーなってんだってばよ……。
彼女の後ろでガチャリと鍵が閉められた。肩で息をしながら此方を見る
「はー……♡ はー………♡」
もう逃がさないと、退路を完全に絶たれてしまった。
さながら猛禽類が獲物を捉えるが如く両肩に食い込む指先。帰ってきた彼女におかえりの言葉もかける前に壁に向かって押さえつけられる。
「……もう、我慢……無理だから」
そう、一言。それだけ宣言すると、唇が奪われる。
視界いっぱいに彼女の髪と顔が広がって、重ねると言うよりも押しつけられた切望がお互いを押しのけ合いながら抱擁を交わす。鼻腔いっぱいに充満する剥き出しの性欲。
彼女自身が放つ何物でもない、淫靡な雰囲気はあまりにも濃い。
「ぷぁ……♡ …んむ♡」
呼吸を求めるために口を外しても、すぐさまに塞ぎ直しに来る。
まるでマーキングするかのように擦り付けられる身体が熱い。大腿部をわざと擦り付け、肉槍を挟んでグリグリと刺激してきて、与えられる刺激でみるみる内に血流が身体を巡り出す。
お互いが放つ熱量に、部屋の室温が段々と高まっていく。高まっていくのは温度だけか、それとも自らの爛れていく欲望か。
平日、皆、通学や通勤している時間だろう。電車に揉まれ、都会の雑踏に苛まれ鬱屈とした気持ちを引き摺って、自らの役割を果たしに行くんだろう。
そんな時間に狭い部屋の中で、退廃的な刻の流れに身を任せてお互いを満たす為だけのセックスをする。
ぴりぴりと包装を剥がして取り出された最後の理性。
お互いの口を貪りながら取り出された肉槍に防衛線が敷かれていく。被せられていく薄い被膜を彼女は至極残念そうにしながらも、その瞳には獣欲の色が濃く見えて燃え盛る。
彼女の手が肉槍を誘いながら、ショートパンツの裾をクイッとズラして秘裂を露わにした。今更気づく。その太ももにはとろとろと溢れ出た蜜が
「……♡」
肉槍の先端が秘裂を持ち上げ、柔らかく
場所を合わせるように少しだけ彼女が腰を揺すると先端が肉に沈む感覚がした。更に深くまで飲み込もうと前進し、恥丘が密着させんばかりにぐりぐりと押し付けてくる。
「ん…♡きたぁ……♡♡んん…んっ♡」
肉槍が秘裂を割った瞬間、白く濁った蜜が纏わりつき肉襞が奥へ奥へと誘い込む。
待ち望んだものを得た至福に彼女は眉尻が下げその端整な顔を綻ばせる。彼女の白い肌が上気して、その中に包む赤い血管が浮いて興奮を隠さない。
立ったまま繋がったこの体位だが角度的な問題で奥まで入れ辛い。正直肉槍は7割ぐらいの入り具合で、彼女の満足できる所まで入れているかも怪しい。しかも体勢が安定しないから早めにベッドなりへ移動した方がいいか。
「んっ♡……!ん♡んあ!…♡……ぁぅっ♡」
それでも彼女は捕食モードに入ってしまった。
腰を揺する様な小刻みな動かし方をするせいで亀頭やカリ首には執拗に肉襞が絡む。微弱な電流をずっと先端に流されているような痺れが腰に走り脳が
もう何年も離れていた恋人同士が、再会した時に交わす深い抱擁の如く上も下も繋がりを求めるが如く。
「お前……何箱買ってきたんだよ……!」
「いっぱいできるぐらい……♡」
身体をぐるり入れ替えて今度はバリキャリ女を壁に押し付ける。
相変わらずバカみたいに高い腰を引っ掴んで真正面から叩きつけ、いたわる事も気にせずに襲いかかった。熱に浮かされた艷めく唇を強引に貪って塞ぐ。
色濃く香る花のような匂い。鼻腔を満たす月下美人の香り。さながら匂いにつられてやってきた虫が縋るように、性欲を満たすだけの共依存。
ばちゅ♡ずちゅ♡ばちゅ♡ぶちゅ♡ぶちゅ♡どちゅっ♡
「あ♡…っ゛ぃ゛っ♡……♡…っあぁ♡…♡っんっんあ…っ…っ♡゛っぁ゛あっ♡」
腰の速度を上げてみると、先端から半分程度は膣穴が揉みこみ、幹の部分は溢れ出た蜜が潤滑剤の役割を果たし太ももコキとして手伝ってくれる。それぞれ別種のものが混じった新鮮な心地良さが感じられた。
へこへこと腰を擦り付ける様は、躾のなってない雄犬と変わらない滑稽さかもしれない。
おそらく、このままいけば射精へ到れる。だが満足かと言われればそうでは無い。彼女も何となく物足りなさを感じている表情だ。
そっと彼女が胸に手を突き、行為を遮って止めた。
何をするのかと思えばショートパンツを下着ごと膝まで下ろして、形のいいヒップを俺に向ける。自ら秘裂を割開いて膣口を晒したんだ。
開いた穴から覗く赤い肉の折り重なった柔襞の蠕動、白く濁った涎がごぽりと溢れる肉槍が押し開いた膣道の奥から、求めるようにヒクつく子宮口が待ち焦がれていた。
ふにゃりと蕩けた笑みを、凄まじく淫靡な表情を、俺に向けてくる彼女の瞳に映る衝動。
……そんなにしたいのか
───分かった。もう遠慮しねえよ…!
「……ねえ、後ろからして…♡」
彼に一旦待ったをかけた。
正面から抱き合って繋がる立位は密着感と抱擁感が凄いけれども、肉槍が奥まで来ないのだ。
私にとっては
私の中から引き抜かれ、勃起を続ける肉槍も天を衝く程に反り上がり不満をたっぷりと溜め込んでいた。
──私はお上品な
ショートパンツとショーツをズリ下げて、彼にお尻を向け、自ら尻タブを指で押し広げて膣穴を晒す。開いた花弁の秘された最奥まで、全て君にだけ捧げるよ。
きっと、今の私はとんでもなく下品で、女としての外面も取り繕えていない雌の顔をしているんだろう。彼の、全てを喰らい尽くすと決めた獣の表情。
暴れ回る肉槍を手で押え、彼は先端を膣口へにぢり♡と合わせた。
「はー……♡ はー………♡」
期待でどうにかなってしまいそう……♡
あの剛直が奥の奥まで穿いて、子宮をゴリゴリ押し潰してくるんだ。泣いても叫んでも止めてくれなくて、喉が潰れるまで鳴かされるんだ……♡
外からはしゃぐ子供たちの声が聞こえる。ひょっとして、登校する小学生達だろうか。楽しげに、笑い合うように。爽やかな挨拶を交わしている。
私は爛れるんだ。
ずんッ!!♡♡
「~~~~♡!!~♡゛♡♡!!!」
イッ……!?
うそっ……!?イッてる……!?
膝ががくりがくりと痙攣し、折れそうになる。いや、実際に折れた。しかしがっちりと腰に食い込むようにして押さえる彼の手によってそれは許して貰えなかった。
目の前がチカチカする。頭の中がパチパチと焼ける。だけど、串刺しにされた子宮が一番灼けついてる。
イッてるのに、私の身体は腰を跳ねさせて絶頂を伝えているのに、彼は「主人が帰ったぞ」とでも言うかのように腰を揺すり、肉槍の先端でぐりっ♡ぐりっ♡と
痛むツボを指圧マッサージで
たぶん、中途半端に自慰してしまったのが良くなかった。下腹部に溜まり続ける熱をどうにかしようとシャワーを当てたのも良くなかった。水が肌を叩く低振動で子宮はすっかり
だからって一撃でイくなんて、私のおマンコ弱すぎやしないだろうか。
「もう、我慢しねーから」
耳元で囁かれる
ずるぅぅぅうう♡
「ぁん゛んんっ♡…!んんんっ♡♡!…んん♡゛ん♡」
ゆっくりと彼の腰が引かれると、極限まで嵩張ったカリ首が削るように膣襞を引っ掻く。それだけで私の浅ましい自意識は簡単に混濁させられた。
もとより清らかな訳では無いけども、黒いインクを垂らしたならば水は総じて黒くなる。彼というインクが垂らされて全て彼に染められて。
ずちゅん♡ずちゅ♡ばちゅ♡ぶちゅ♡
頑張って締め付けようとする柔襞へ、子宮と膣が分泌した特製潤滑液がたっぷりと絡み、すっかり覚えた彼の形に合わせて括約筋が躍動する。喜んで抱きつく。
「あっ♡奥…!奥゛♡いい…っ゛!!奥っい…い゛から♡もっと…♡゛!!」
ばちゅばちゅ♡と腰を叩きつける刹那の間にも、ぐりゅぐりゅっ♡と奥を捏ね回す事を忘れない。
ぶつかり合う肉の音にはずいぶんと粘ついた音が混じって何度も玄関に転がっていく。そろそろ溢れ返ってしまう頃合いだろう。
「した…ぉ゛かっ…たのっ♡!…こう♡゛したっ゛か♡っ…た♡のっ!!♡」
「もう少し…!真面目なっ!奴だと思ってたよ…!」
違うよ…!全然違うの!今までしてきた
どちゅ♡!ぱちゅ♡!ぱちゅ♡!ぼちゅ♡!ばちゅんっ♡!ばちゅん♡!ずちゅん♡!
彼に出会ったのが社会人で良かった。高校生の時に出会ってたなら、きっと無責任セックスしてとっくに子供でも作ってしまっていただろう。大学生の時に出会っていたなら、日がな一日彼の家に転がり込んで春も夏も秋も冬もずっとセックスして留年まであっという間だっただろう。
きっと慣れもする。衝突もする。対立もする。仲直りもする。笑いもする。泣きもする。
それでも、もっと早く出逢いたかった。塗り潰された思春期。焼け爛れた青い春。
青春があるなら、盛夏があっていいじゃないか。秋麗があっていいじゃないか。寒中があっていいじゃないか。もう戻らない時の砂。
おっきいの来た……!
私の事なんかまるで考えずに子宮が絶頂しようとしてる。膣がイこうとしてる。ちょっとは私の事も考えてよ……!!
ホントにそう!いつもそう!タイミングも選ばずに勝手に疼いて!勝手に欲しがって!幸せホルモンいっぱいばらまいてさぁ!
私の頭の中、幸せでいっぱいにされちゃうじゃんか……!彼とのセックスを幸せな事だと思っちゃうじゃんか……!!もっと欲しくなっちゃうじゃん……!!!
「ごめ…んっっ♡…イキ…そっ♡……♡゛♡」
嘘。もうさっきからずっと甘イキしてる。きゅんきゅん♡
彼は返事をしなかった。言葉を返してくれなかった。
けれども
君もイキそうなんだね……♡いいよ……一緒にイこ♡
ぐちっ♡!ズちゅ♡!バちゅんっ♡!バちゅん♡!
「♡゛一緒にイこ…!君…も♡イッて!♡ッ…私もイ゛くか…らぁ♡!」
頭の中で火花が散り、視界が白へ黒へと明滅する。腰の下から放たれた絶頂電流が脳へと流され、全身の筋肉が制御不能で引き攣った。
「イッ───♡゛♡♡!!!」
───!!!
彼の
肉と肉がみっちみちに行き場を無くして、痙攣と膨張が重なって、壊れてしまいそうな脈動が伝わってくる。
パチンパチンと目の前で星が飛び、意識が混濁して、それでも執拗にぐりぐりと先端を子宮口に擦り付けられて絶頂から下ろしてもらえない。
肉槍が脈打つたび、膣奥で膨満感が膨れ上がって全身に震えが伝播していった。
ぬ゛ろん♡
「ん゛…ぉっ♡」
ぜんぶぜんぶ引っ掻き回した肉槍が引き抜かれ、一緒に膣内の膨満感が解消される。だけど、それで感じたのは
少しして、ようやく落ち着いてきた呼吸。
視界も光を取り戻してきた所で目の前に影が落とされる。私の本気汁でべとべとに塗れたコンドーム。その先端部である精液溜まりは歯を立てれば容易に飛び散ってしまいそうな程に子種汁を内包していた。
彼の手がゴムを抜き取っていき、パチリと先端から外された。それは重さのあまり下垂した水風船の様相を呈し、彼の1回の射精がどれだけの量なのかを物語っている。
あれだけ射精してなお、幹に何本も血管を浮き上がらせた禍々しい肉の槍が眼前に突きつけられ、鼻腔にオスとメスの酷く入り交じった臭いが感じられた。
───ズキッ♡
痛みにも似た狂おしい衝動が私の身体を内から貫いた。
ちゅ……♡
びくりびくりと震える先端に口付けして、えづきそうな程に喉奥へ迎え入れる。
射精直後の敏感チンポを吸い上げると尿道に残った後垂れがぷくりと雫になって亀頭に浮かび上がり、その度に舌で舐め取れば苦味と塩味の入り交じった濃いオスの味がする。
じゅぷ……♡じゅぷ♡…♡゛♡ぢゅるるる♡♡…♡゛
射精で少しだけ緩まったはずの勃起がぴきり、ぴきりと回復し、根元から女を鳴かす杭へと変貌していく。ギラついた目。私を見下ろす視線。どこまでも私を狂わせる熱情の坩堝──。
本来、このトイレという空間はひとりで使用するものだ。更に言うなら排泄をする為の不浄の宮。いくらなんでもここでスるなんて
だが、俺も彼女も理性の歯止めなんてとっくにぶっ壊れてどこかへ飛んで行ってしまった。
狭い空間にはもはやキャパシティオーバーな熱量と匂香が充ち満ちて、僅かな衣擦れや身動ぎでさえ鼓膜を揺らす物音になる。
便座へ浅く腰掛け、彼女はその長い足をV字のように持ち上げて雄を誘う迎え腰で待ちわびていた。秘裂からは白濁した子宮汁がしとどに濡れ、仄かな光でさえ反射して濡れ光っては興奮を隠そうともしない。
玄関で、キッチンで、脱衣所で、浴室で、ベッドで──……。この狭い1Kの部屋が、どこもかしこも余すことなくヤリ部屋と化してしまっていた。
肉槍には、もはや形骸化した意思を保つだけのコンドームを被せて、
だというのに彼女がお掃除フェラで滾りを込めれば、すぐに根元から硬度を取り戻し煮え滾ってしまう。
「ふー……♡ ふー……♡゛」
朝だと思っていた時計はとっくに正午なんて飛び越して、太陽だって今日の勤めを終えて退社してしまった。出社した人達がそろそろ帰宅し始めたっておかしくない。
ぐちっ♡
もう、
彼女を
「…いいよ……♡」
──杞憂だったから。
彼女もまた、満足していない。もっともっとシたいと、本懐を遂げていないと目が訴えているから。その目に狂って、
驚くほどに抵抗なく飲み込まれていく分身。彼女の温もりが伝わってきて、次いで焼けつくほどの熱が伝わってきて、先端から溶けていってるような快感が腰から全身へ伝っては弾けた。
ずちゅ♡!ぶちゅん♡!ばちゅ♡!ぼちゅ♡!
「おっ♡゛!…おぐっ゛♡!!~~しきゅう゛♡゛あぁああ゛あ゛♡♡…腰ッぱんぱん♡♡…つよすぎっ♡゛!!~~♡♡゛♡…!♡゛んッ♡!!」
ぎゅっ♡と根元を噛み締めてくる膣口も、細身の体躯からは分からないほどぬっちり♡と絡む厚い肉襞も、亀頭を磨き上げるように
結合部はどちらが分泌したのかも分からない撹拌液が飛び散り、糸引き、互いを繋げ、べちゃりと混ぜ合わさってはぷつりと切れる。空気を取り込んで泡立ち、淫らなメレンゲと相成った
八の字に下がる眉。快楽に歪んだ笑顔。目尻に浮かぶ雫。普段あれだけ会社で辣腕を振るう彼女がトロ顔晒して求める姿に下腹部の根底からグツグツと煮えた征服欲が湧き上がってくる。
腰の裏を伝って、雄の加虐性がにじり寄ってきた。もうそろそろ、決壊も近い。
肉槍の先端から痺れるように、感触が薄くなっていって、どうしようもない焦燥が下半身を曖昧にさせる。射精直前の何もが遠くなるフィーリング。
「イきそ……?♡…ん゛っ♡!良いよ…♡イッて♡…♡゛もう、私も
、イくから♡…!♡あ゛ッ!んっ…♡!」
心臓と肺がギュッと握られ、浅い呼吸を繰り返す。溶けていく。腰から下が融けていく。睾丸が精の塊を押し出し、精嚢が溶かし液を混ぜて液体化させたものがぐずぐずと精管を割広げ奥底からせり上ってくる。
もう少し……。もう少し、彼女の肉襞を借りて
ギクギクと、油の切れた機械みたいに直線的な動きで腰を突き込む。
────ズるッ
あ……?
突如、肉槍の先端が更なる溶融を始めた。
まるで彼女の肉穴が烈火に包まれ、丸ごと火にかけられた如き熱が駆け巡る。亀頭が、ついでカリ首が灼かれもはや腰を動かす事さえ困難だ。
「あッ♡゛!イッ♡゛!!~~♡゛♡イくイく♡♡!!! イッ♡゛…く゛♡……゛~~!!?~~!~~~♡♡゛♡゛!!」
───熱ッ…!
何が起きた………!!?アツい……!
ビクりと彼女の膣が痙攣して、肉槍が強烈な締め付けに合う。
根元の、さらに深い恥骨までをも密着させるぐらいに肌同士がぶつかり、肉槍の先端には子宮口が齧りつき、カリ首付近の厚い肉襞が揉み込むように射精を促した。
絶頂した彼女の腕は首元へ巻き付いて、足が腰へ回されて、強烈に抱きすくめられる。
これ、ゴム破れて……る?
やけにシンクロして感じる1枚1枚が粒立った柔肉襞と、グチョドロにかき混ぜられた本気汁のヌトつきを塗りたくってくる子宮口。彼女の膣はガッチリとイキ締めして、痙攣しながらも肉槍を絞り上げ逃がさないようにロックをかける。
ヤバいヤバいヤバい……!早く抜かないと中出ししちまう……!!!
尻穴に思いっきり力を込めて射精を押さえつけようとするが、精液の奔流は既に会陰の堰を切り、ドクンドクンッと肉槍の脈動に合わせて昇っていく。
「足のホールド放せ!!
「いいよ……?そのまま……!!」
抱きつく彼女の手足によりいっそう力が込められ、強く、強く抱き寄せられて。
「マジでッ!!!ヤバッ……!!」
「
精液の塊が裏筋を膨らませ、一気に肉槍を駆け上がっていく。
────!!!
「~~~~♡~~♡゛♡゛♡♡!!!!」
尿道をガリガリと削りながら、睾丸と子宮口が直結したかのような勢いで中身が吸い出されていく。壊れて吹き飛んだ蛇口でもこんな勢いでぶちまけたりしないだろう。
肉槍と肉襞でみっちりと隙間の詰まった膣内に精液の行き場は無く、ゴムが破れたことで解放された亀頭が傘を広げて栓をするせいでどぷどぷと注がれる欲望は加速度的に重さを増していく。
「ぜー……♡ はー……♡」
残っていた全てを吸い出されて軽くなった睾丸。
朝から芯の入りっぱなしだった肉槍の脈動が弱くなっていき、張り詰めていた緊張が緩やかに弛緩していく。
いつの間にかお互い汗だくになっていたことに気づいた。
……そりゃあこの狭い空間の中でずっと激しい全身運動をしていたのだから当然の帰結か。首に巻きついていた手も、腰をホールドしていた足も、だらりと力が抜け垂れ下がった。
力を無くした肉槍が彼女の膣内から排出される。案の定と言うべきかコンドームは根元にリングだけを残して見るも無惨に職務放棄していた。
その証拠にぼぷっ♡という下品な音と共に噴き出した白濁液の束がぼとぼとと重力に囚われていく。
「足外せって言ったじゃねーか……」
まだ肩で息をする彼女は頬だけをふにゃりとトロけさせる。絶対分かっててやりやがった……!
ふと、コンドームが中で破けたのだから、彼女の膣内には破片が残っているかもしれない可能性に気づく。そうなってしまってはまずい。
未だ脱力して体を預ける彼女には申し訳ないけども、強引に抱え上げ、脚を開かせる。ゆるく開口してヒクヒクと蠢く園へ指を挿入し掻き出していく。
ぐち♡ぐちっ♡ぐちゅん♡ぐちょっ♡
「んん゛!……ん゛♡ひっ゛♡…!何゛して…るの゛ぉ゛!?♡」
「いや……中に残ってたらマズイだろ」
「やらぁ゛!!♡……♡゛せーえ゛き…!♡゛♡゛♡出てっち…ゃう゛……」
何やらよく分からない事を
「……シャワー浴びて飯にしようぜ」
「…………うん」
ムスッとした表情になってしまったバリキャリ女さん…。間が長いってぇ……。
湯気を燻らせて、2つ。テーブルを挟んで置かれた白いパッケージのうどん。非常食として買い置きしていた餅の入ってるやつである。
ポピュラーな赤いの緑いのと、カレーの黒いのはよく見かけるけども、この白いやつはあんまり見ることがない。
だからついつい買ってしまうのだが、彼らもこんな場面でリリーフ登板とは夢にも思わなかっただろう。これが俺とバリキャリ女の朝兼昼兼夜飯である。不規則極まれり。
「その、すみませんでした」
「ん……?」
「事故とはいえ……その、中に……」
「あぁ…ピル飲んでるから大丈夫だと思う。あらかた指でほじくり返されたし」
そんなじっとりとした目を向けないでください死んでしまいます。
ピルを飲んでいるから絶対安全という訳じゃない。彼女に月のものが来るまでは懸念が残る。
ずるずると啜ったうどんが喉を通り、腹へ至ると仄かな熱が全身へ巡る。ずっとプールで泳いだ後のような虚脱感を引き摺った身体には、少し優しく感じられた。
「えっと……ありがとう。看病と…あと色々」
土日を挟んで来週からは、また散々っぱら彼女へ迷惑を掛ける事になる。やだなぁ……外回り直帰してえなぁ……。
「んーん。あと嫌いだったらこんな事しに来ないからね」
そう言いながらうどんを啜る彼女の、耳は薄らと朱に染まっていた。
「U美さんや」
「なんだいI子さん」
「あれヤったと思う?」
「そりゃもうあんな肌ツヤッツヤだったらねぇ。答えでしょ」
「でもなんで課長あんな落ち込んでるの?」
「返事聞きそびれたんだって」
「あぁ……」
「じゃあ」
「いっちょ仕掛けますか」
「うふふ」
「おほほ」
バリキャリ女(部屋着のすがた)
実は何かに抱きつかないと眠れない。家では愛用のイルカ型抱き枕がある。
男
なんだかくしゃみが止まらない。
というわけでバリキャリ女さんは白い餅入りうどん食ってたら思いついたお話です。
つづきはまた今度。