※この作品はR-18です。

若いきつねと三十路のたぬき   作:負けた社畜

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ど〇兵衛のCMに心奪われたッ!!抱きしめたいな!!ガンダム!!!





若いきつねとワンタンうどん

 

 

─23:26

 

 

ターミナル駅から数十分、無機質な電子音に見送られ改札を出た。時は夕焼けをすっ飛ばし間もなく日付を跨ごうかというところ。

 

その日の内に帰り着いた事を喜ぶべきか、はたまた定時退社できなかったことを哀しむべきか。駅前はまだ賑わいがあるものの、少し裏道へ目を向ければそこは暗い静寂が満ちていた。

 

───退社直前に『先輩!助けてくださいっス······!』と後輩から泣きつかれたのが数時間前。

 

聞けば、締切寸前のデータ作業において指定されていたモノと違う旧版を参照してしまっていたらしく、確認を取ろうにも相談できそうな社員は手が空いていない。

違和感を持ったまま進めたが、発注値が全く違う代物が出来上がってしまったようで······。それを提出した所、案の定バリキャリ女に差し戻しを喰らい(バチボコに言われ)途方に暮れていたらしい。

 

うん、俺も別件で忙しかったしね?

気持ちは分かるんだけど、確認5分で終わるものが手直し3時間かかるようになるから、違和感あったらそこでしっかり報連相しような。だいたいろくな事にならない。

あと主な原因は『資料_原版』『更新版』『更新版_2次』『新版』『最新版』『最新版_2次』『最新版_後期』とか、てんでバラバラの資料を類似タイトルで紛らわしく保存する上司(ハゲ)の野郎である。

共有フォルダでそれは事故るから止めろって言ったよな······?

 

ちなみに当の上司(ハゲ)は、キャンプでテントを張ろうとしてハンマーを持ち上げた際に腰をやらかし1週間の休暇である。そろそろ腰をやった理由で打線が組めそうだゾ。今回は5番遊あたりに据えようじゃないか。

 

1(右)くしゃみ2発目でグキッ

2(ニ)草刈機を持ち上げようとしてベキッ

3(中)女性社員の荷物を変わろうとしてバキッ

4(一)孫を抱っこしようとしてゴキッ

5(遊)ハンマーを持ち上げてビキッ←new!

6(三)スキー中にピキッ

7(捕)咳してズキッ

8(左)ベッドから落ちてボキッ

9(投)段差に躓いてウギッ

 

以上のスターティングメンバーです。なお投手は右のアンダースロー。何やらマウンドでのたうち回っています。腰を大事にしましょう。

 

 

 

─23:51

 

とまあ、そんなこんなでお手軽疲労困憊。適当にコンビニで飯を確保。足取りノロく帰ってきたわけである。

 

晩飯は新発売と銘打たれたワンタン麺にした。よくよく見ればお馴染み赤いパッケージであるうどんの発展系らしく、縦に長い容器のおかげでワンタンうどんである事に気づかなかった。

 

てっきり中華麺を買ったつもりだったが、帰宅してしまった後に今更言っても詮無きことだ。別に、麺の違いがあるぐらいで騒ごうとも思わないし、しくじったのは俺サイドなのだから立てる腹もない。

ただでさえ今日の顧客は非常にデリケートで、ゴリゴリに神経をすり減らした。もう店仕舞いじゃ。

 

思考を回す事さえ億劫だ。

ケトルからお湯を入れ、ボーッと待つ。あれやこれやと浮かんでくる思考をお湯に溶かして、ローテーブルの前で胡座をかきベッドへと(もた)れかかった。

 

 

そういえば、そろそろ洗剤が無くなりそうだったな。あー、シャンプーも切れかけてたっけ。あとハンガーと排水口のぬめり取りと·······。

 

「うわっ♡変態おじさん(敗北者)じゃ~ん♡どうしたのそんなFXで有り金溶かしたみたいな顔して♡マジウケるんですけど~♡」

 

トイレットペーパーとかもそろそろ補充しとかないとな。いざ無いとめちゃくちゃ困るんだよなアレ。ゴミ袋もいるか。あ、明日ゴミの日じゃん出さなきゃ。

 

「ちょシカトとか酷くなぁい?」

 

しかし、後輩のやつは明日バリキャリ女に再提出できるだろうか。差戻し喰らった案件見る時のアイツめっちゃ怖ぇんだよな。

 

「おじさ~ん?麺伸びちゃうよ~?」

 

仕方ないから俺も一緒に頭下げに行くか·······。

一応まだ期限内ではあるもののアイツの部署が超特急で仕事しなけりゃならない事は確定だし、いつものお詫びで外回りから帰る時に菓子折りでも買っていくとしよう。

 

 

「1+1は?」

 

 

「みそスープ」

 

 

「······し、死んでる··········」

 

 

目の前をぶんぶんと横切る小さな手。おかげで俺の脳は再起動を果たした。

その腕にそって顔を向けていけばこちらを覗き込む生意気そうなツリ目。透き通るような金糸の髪の頭頂には対になった三角耳。どう見ても狐っ娘ですありがとうございました。どうやらまだ脳が働いていないらしい。

 

そんな彼女が身に纏っているのは、チャイナドレスのような形状の服だ。深めに入ったサイドスリット、ヒラヒラとした前垂れ、肌が見えるように編まれた組紐。スリットから覗くVバックらしきショーツ(しまかぜパンツ)の紐。

身体に貼り付いてボディラインをより綺麗に飾ってみせる乳白色のシルクに似た光沢のある布は、触れば指先が滑っていくようになめらかな感触を想像させる。

 

·········ともすればワンタンのように見えなくもない。

 

「おじさん、伸びるよそれ」

「ん、あぁ確かに。いただきます」

 

蓋を外すと些か締まりの無くなった麺と、ふやけたワンタンがお目見えした。箸で掬い口に運べば味の染みた薄皮が溶けていって肉の旨みが滲み出る。

ほんと、ワンタン麺ってだけで普通の麺よりもお得感するのなんでだろうな。

 

「おじさんが虚無顔で麺啜ってんのマジでウケるんですけど~♡」

 

ケラケラと笑うきつね。何がそんなに面白いのか分からないが、楽しんでもらえてるようでなによりだ。言い返す気力も湧かないのでそのまま食べ進める。

 

 

「·······」

「·······」

 

 

ずるずる。

 

 

「······ねぇ、おじさん?」

 

 

ずるずる。

 

 

「ほんとに大丈夫?」

 

 

ずるずる。

 

 

「······大丈夫?おっぱい揉む?」

「揉む」

 

 

ずるず······ん?

 

反射的に何か口走った気がする。今は発言を口に一任していたので脳内議会の決定ではないのだが、お口大臣は先走って何かを失言した。ここは大人力(ちから)で揉み消すしかない。

 

「うっわ······そこだけ即答とかヒくんですけど······」

「提案したのはそっちだろ」

「キッモ」

 

おい、あんまり強い言葉を使うなよ。泣いてまうぞ。

 

「まあ?ラストワン賞だし?FX全額溶かし顔してるおじさんに免じて?10分だけだったら?貸してあげない事もないけど~?♡」

 

ぐい、と背筋を伸ばし胸を張るきつね。滑らかな生地がうっすらと持ち上がり、小さいながらも布地の下の確かな柔らかさを物語る弧線。

ふむ、引っ掛かりのないラインと布の持ち上がり方的にノーブラであろう。

 

無意識のうちに視線が吸い寄せられてしまい、きつねはそれに気付いてニマァ~と頬を吊り上げた。

 

「こんな小さいのでもいいんだ?♡ロリコン♡」

「うるせぇ、おっぱいはみな等しくおっぱいなんだよ」

「キッッッッショ」

 

 

わァ·······ァ·········

 

 

心が泣いている。決壊である。もうドボドボである。冷静に考えなくても気持ち悪い発言なので弁明の余地もないが、溜めのあるキッッッッショは心折れちまったよ。

 

「きつね、俺は10分おっぱい権を行使するぞ」

「それ成人男性(おじさん)の発言としてどうかと思うんだけど」

「生物は重力(本能)に逆らえず、また、男はおっぱい(煩悩)に逆らえない」

「魂を重力に引かれて飛べない俗物め」

 

なんとでも言え。登山家はそこに山があるから登るのだ。ならば、そこにおっぱいがあるなら男として揉まねばなるまいよ。

 

きつねはやれやれと言った感じで盛大にため息を吐き、立ち上がるとぽてぽてと歩いてきて胡座(あぐら)の隙間めがけて腰を下ろした。

毛艶の良いごんぶとしっぽがモフりと太ももを撫で、小さくとも肉付きのある尻がすぽりとハマり込む。息子が反応すればちょうどよく感知できるポジションだ。

 

「ん、痛いの禁止、先っぽ禁止、直パイ禁止、欲情禁止。ちょっとでも乱暴だったら即中止。約束破ったらきつねうどん20箱お買い上げいただきまーす♡」

「俺は一向に構わん」

 

今の俺が求めるものは癒しの境界。我が心は不動。しかして自由にあらねばならぬ。即ち是、無念無想の境地なり。

 

 

─0:13

 

 

一対十指の、ほんの僅かな揺らぎをきつねの(あばら)へと這わす。指先だけ、柔肌が沈むことのないように伝えていく。やはり上質なドレスの表面は綻びもなく、指先は滑るように動いた。

 

「······んっ」

 

指が触れた瞬間、ぴくりときつねの耳が震える。

触れるか触れないかの瀬戸際、肌の弧線には逆らわない。掴んじゃいけない。挟んでもいけない。とにかくその表面を撫ぜる事。

豆腐の角を崩すぐらいの力を加えたなら、それでもう柔肌は感覚を慣れさせてしまう。

 

下乳から横を滑り鎖骨の下(デコルテ)へ、デコルテから胸中線を撫ぜ再び下へ。今度は反対周りでもう1回。小指で、薬指で、中指で、示指でだんだんと撫でる場所を頭頂へと近づけてゆく。

 

しかし、きつねとの契約は先っぽ禁止のため決して核心には触れない。

 

一本指が終わったなら、次は二本指。

示指と中指の二本を使い乳首を間に置いて、触れるか触れないかギリギリのフェザータッチで胸中線から横乳へ。

 

生地の滑らかな感触と、その下の柔らかさを感じながら進めていく。

 

「ふ、ンッ──」

 

吐息。漏れた声。耳鳴りがするような静寂が降りた部屋でそれは酷く響いて聞こえた。

 

少しすると感触が変わってきた所がある。何かが膨らむように段差を作り、滑らかな布は隠すことなく浮き彫りにする。

柔らかな果肉の詰まった山の頭頂がふっくらと、ぽっちりと、ぷっくりと。

 

しかし、契約は契約だ。触れてはいけない。薄布へ振動の伝達を任せ、悦楽の波打ち際を行き来する。

 

「ぅ、ぁ、あ·······♡」

 

指を、二本から三本へ────。

 

 

 

 

 

 

─0:16

 

 

ぷくっ♡

 

 

 

肌が粟立ってさらに感覚が鋭敏になり、先端が突っ張ったように際立ち、服越しでもありありとその存在を主張する。

 

(ヤバ······♡乳首()っちゃった·········♡)

 

焦らすように脇腹から這い回り始めた男の指は、割れ物を扱うような丁寧さできつねの輪郭を沿う。

時にはおっぱいの外側をつつーっとなぞり上げ、ある時は内側をとんとん♡とタップして、またある時は乳首の下ぎりぎりの乳輪あたりを爪先でかりかり♡と引っ掻く。

 

約束したのだから当たり前だが、男は律儀に乳首を避け続ける。

 

自分から吹っかけた取り決めなのに、それはきつねを惨たらしく焦らす結果にしかならない。

着ている服も良くなく、薄手のなめらかな生地は男の体温と指先の感触を絶妙なバランスに緩和して肌に伝える。ジワジワと追い詰められるような焦燥感。身体に纏わりつくような熱感。

 

 

ずくん♡……ずくん♡………

 

 

引っ掻いて欲しい。摘んで欲しい。捏ねて欲しい。

わがまま乳首はどんどん疼きを増していって、じくりじくり♡ときつねの身を苛む。

 

(「触って」なんて言えるわけない·······!)

 

きつねのプライドは折れることを良しとしない。それは明確な“負け”だから。懇願(おねだり)してしまえば最後、きつねは敗北者(おじさん)に負けることになる。それは許せない。絶対許せない。

 

何よりもムカつくのは尾骶骨(びていこつ)辺りに感じる男の雄がピクリとも反応してないことだ。ろりぷに尻肉を当ててやってるんだからちょっとやそっとぐらい甘勃ちしろちくしょうめ。

 

 

ぞわっ♡

 

 

きつねを撫でる指が3本に増えた。両手あわせて6本の指が勝手気ままにきつねの胸を弄ぶ。

身体中を這い回る熱を逃がす為に、きつねの背筋は無意識に(よじ)れて止まらない。欲しがるように胸を張ってはビクリ♡と肩を丸めてゾクゾク♡と背筋(せすじ)を這い上がってくる快感に耐える。

 

三本の指は器用に乳首だけを避け、乳輪の淵でタップダンスした。ちょっとぐらいなら目を瞑ってやろうと思ったが、ここまで頑なに触られない乳首はじんじん♡と痒みにも似た疼きを訴え続ける。

 

「はぅ♡······♡゛···んッ♡ぁっ!ぃ······!」

 

 

─0:19

 

遂に指は全ての本数が着地し、膝頭(ひざ)(くすぐ)るかのように乳肉を弄ぶ。触れて、乱れて、乱して、触れて、山の頂きを目指してはまた散開していく十指は頑なに乳首に触れてこない。

 

(ちくびかゆい!ちくびかゆい!!ちくびかゆい!!!)

 

服越しだろうと誰が見ても勃起していることが分かるぐらいイキり散らした乳首は、ずっと充血したまま、むずむず♡と、じくじく♡と、ずきんずきん♡と疼きを訴え続ける。

 

きつねの精神はもはや限界に立たされていた。

プライドがどうとか、負けがどうとか、そんなものは粉と化して砕け散り、欲望が脳内いっぱいに支配する。

 

痒いところをめちゃめちゃに引っ掻いてほしい!いいと言うまで弄ってほしい!摘んで、コリコリって音がするくらい!思いっきり!

 

「ね、おじさん······♡」

 

乳首を焦らされつづけ火のついた情欲は、やがてきつねの下腹部でぐるぐる渦巻く。熱く熱く締め付けられるような下腹部は、ごぽり♡と音が鳴ったと感じるぐらいに粘性のある蜜が溢れかえり、乱暴な絶頂を求めていた。

 

「きつねは寛容だからぁ♡···あっ♡ちょ、ちょっとぐらいだったら触っちゃっても···許してあげちゃおうかなぁ♡ぅん゛ん゛♡♡」

 

きつねは布石を打った。これで乳首にちょっと指が触れてしまったところで自分が負けた事にはならないし、うっかりイってしまってもきつねの尊大な自尊心(プライド)は傷つかない。出血大サービスだ。

 

だが、男の指はそれでもギリギリを攻め、核心に触れない。

 

·······もどかしい、もどかしい、もどかしい、もどかしい、もどかしい、もどかしい。

 

 

5

 

 

「······お、おねがい」

 

 

4

 

 

きつねの漏れ出た懇願に応えるように、男は人差し指だけを下乳に這わした。

 

 

3

 

 

遂に、遂に触ってもらえる♡気持ちよくしてもらえる♡

 

 

2

 

 

だんだんと人差し指は輪郭を登ってくる。もう指は乳輪まで差し掛かった。

 

 

1

 

 

(あっ♡···先っぽ♡触れ······♡)

 

 

 

 

 

 

 

 

─0:24

 

 

 

 

 

 

 

ぱっと、本当に最後の最後、(すんで)のところで男の指は離れていった。冷水を浴びせられたように静まり返る思考。身体はあかあかと燃えるように熱く締め付けられるように疼く。なのに、なんで。

 

「あ·······なん、で···?」

「契約の10分経ったからな。ありがとう明日も仕事だし俺寝るわ」

 

男は短く礼だけ言うと胡座を崩して、ベッドへと潜り込んでしまった。

 

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

 

 

なんだァお前······?

 

 

ふざけんなよ

 

 

ふざっけんな!!そこはかりかり乳首こねて引っ掻いて転がし回してアクメさせて痙攣イきマンコにチンコぶっ込んで奥歯ガタガタ言わせたるところだろうがッ!!!今まで散ッッッッ々こっちをレイプしてチンポの味を覚えさせたくせに、自分だけ満足してグースカピーとかいつもの妖怪種付けプレス(わからせおじさん)はどこ行ったんだ!!

 

性欲を掻き立てられ身体に放火されたごとく熱を持て余したきつねは、ここまで来て放置プレイを選択する男の愚行にブッチブチにブチ切れた。

尊大な自尊心(プライド)なんてどうでもいい。10分前の自分の言動も忘れ子宮(本能)は赴くままにリビドーを募らせていく。

 

「ふー······!!ふー·········!!!」

 

男はきつねとの契約を守ったまでだが、誘い受け体質のきつねはこのまま襲われるものだと無意識下で心も身体も期待(錯覚)していた。

このままじゃ雌として大負けもいい所だ。それが本人もよく分からないぐらいにピキった理由なのだが。

 

 

 

 

─0:27

 

 

 

 

······しかし、男が襲う体力もないほど疲労していたなら?

 

 

ベッドへ潜り込んだ男は数分と経たずに静かな寝息へと変わっている。風呂どころかシャワーを浴びていないし、なんなら服すら部屋着へ着替えていない。靴下だけを脱いでその辺へ転がしたまま。

 

裏を返せば、こんな時間に虚無顔カップ麺をキメる社畜(おじさん)が疲れていない······わけがない。なにせこんなきつね耳ロリ美少女を前にしたら仕方ないが、なんの社会的葛藤や抵抗もなく10分おっぱいを要求するレベルなのだから。しかもその間オスの象徴は沈黙を保っていると来た。

 

いくら子宮(本能)がムラ着火ファイヤーしていても、きつねとてそのくらいの分別はつく。その辺の畜生とは違う高貴な高貴なおきつね様なのである。

 

そう、だから、仕方ないから、しょーがなく、お疲れのおじさんに免じてチン嗅ぎオナニーで済ませてやろうというのだ。

 

「はー·······♡ はー·······♡」

 

ふとんを捲り、四つん這いで潜り込めば、ふとんの中いっぱいに充満した香り(スメル)が鼻を突く。密閉された雄の臭いが肺いっぱいに満ち満ちてきつねの意識がくらりと白む。ずくん♡ずくん♡と嗅覚から連鎖して刺激を受けた雌が、かぁと熱くなって膣内を締め付けた。

 

かちかちとベルトの金属音を鳴らして、スラックスのホックをぷちりと外し、拘束を解いていく。一つ一つ雄を抑え込んでいる障壁が、雌の手でどんどんと取り払われていく。鬼が出るか蛇が出るか、はたまた別の何かが出るか。何れにせよ、もう、きつねは止まれない。

 

すぅー……♡ はぁー……♡

 

鼻から吸って、口から吐く。呼吸器を循環した空気が入れ替わってそのままきつねの意識を殴ってくる。

 

頭隠して尻ふりふり。勝手にうねる尻尾がふとんをモゾモゾと動かしきつねは更に深みへ潜り込んでいく。

 

「くっさぁ·······♡」

 

布団の中はむわぁ♡と男の臭いでいっぱいになった。チャックを下げて露わになったボクサーブリーフに盛り上がるシルエット。排泄器も生殖器も兼ねたそれがいい匂いなわけがない。

 

ただでさえこの男はギットギトの性欲を溜め込む淫猥常習犯なわけで、今回も例に漏れず竿の下の袋はパツパツに張っていた。口の中に唾液が溢れる。これはあれだ。臭い物への防衛反応とかだから。違う、ちがうから。

 

 

──気づけば、きつねの手は自身の胸と股に伸びていた。じくじく♡と痒みにも似た疼きを発し続ける患部に、もはやたまらず緩和の為の先兵を送ったのだ。

 

「ふ···♡すーっ······♡くっさ······♡うげっほ!くさいよこんなの······♡すーっ♡」

 

下着の盛り上がった部分、特に臭いの濃い竿の裏側にぐりぐり♡と鼻を押し付け深く深く吸気する。蒸れた生地が発する、すえた臭いに脳内回路がバチバチと火花を上げ始め、ついつい()せてしまったがそれで吸い込んだ空気に余計彼の臭いが含まれて···連鎖する。

 

 

かりかりっ♡ぎゅっ♡かりかりかり♡♡♡

 

「ん······っ♡!いっ♡!!」

 

ずっとずっと痒みを訴え続けた乳首を、爪先で掻き毟る。えも言われぬ擽ったさと痺れが背筋を駆け上がってきて、同時に駆け降りていった。

頭の回路がショートする。浮遊感に輪を掛けて酩酊感が迫り、熱さが渦巻いて下腹部へと溜まっていき、それがまた疼痛を煽って子宮が捩れるような締付けが熱く熱く身を焦がす。

 

そっちを何とかするために、もう片方の手指がショーツの上からクロッチ部分を押し込んだ。ぐじゅり♡といった粘っこい水音と指先にまとわりつく生温い感触がきつねの濡れ方が普通じゃない事を示していた。

 

 

すぅー♡すぅー♡はぁ♡ ぁっ♡ すぅぅぅう♡ぁぁぁぁぁあ♡♡♡

 

 

この臭いヤバい······♡

 

発情期でもないのに無理やり本能を叩き起され、セックスしなきゃと身体が躍起になる。スイッチがガチりと押し込まれ、加速度的に熱く蕩けていく。

 

ぐじゅ……♡ じゅく♡じゅぐ♡じゅく♡じゅぷ♡ぷぷっ♡ぐじゅじゅ♡

 

クロッチ部分を撫でていた指は、いつの間にか中指と薬指が主役となって、ショーツの上から強く押し込まれるようになり始めた。

秘裂をぐじゅぐじゅ♡となぞっては、ぷくりと膨れた肉豆をぐりぐり♡と円を書くように動いて溜まりすぎた熱を何とか放出しようと試みる。

 

「あ♡゛···あっ!んぅあ…クリきもちっ♡ あ゛♡あぁっ♡だっめこれ···ああっっ゛♡···あぁ♡······!」

 

膣口から溢れ出たメス汁がショーツを突き破って指先を滴る。あまりに多い汁気を吸いきれず、薄布は下着の意味を成さぬほどに貼り付いた。

 

臭いと、乳首と、クリトリス。布団の中にはこってりとした淫臭が溢れかえって、まるでセックスのあとのような臭いへ至っていた。オスの性器の臭いとメスの濃ゆい発情臭、淫らな水音とメスの嬌声。一つおかしいのはオスが眠りへ旅立っている事か。

 

「寝、るッう゛♡···場゛合じゃ♡ないよ···!おじさぁん♡···あ♡」

 

嬌声を、蕩けた甘イキ声をありったけ金玉へぶつけてやる。もっともっとぐつぐつと煮詰められろ♡もっともっとせーえき濃くなれ♡濃すぎて射精が辛くなって苦しめ♡

 

こんな健気で(オナニーで)可愛くて(発情して)献身的な(食べ頃な)メスを放っておくとかどれだけの贅沢だと思ってんだ!

 

「あっ♡···ッ♡イきそっ······ッ♡♡あぁ♡♡ああぁ!!♡···ぁぁぁ♡゛♡♡ぁぁっイッ…イ゛く゛♡♡…イく゛♡♡······イッ♡♡♡」

 

きつねの思考から制御を外れた腰が一度、二度強く跳ねる。しっぽが総毛立って2倍ぐらいに太くなり、ぎゅっぎゅっぎゅっ♡と身体中の筋肉が緊縮を繰り返す。足の指先は握解を続け、蕩け落ちた奥底の白濁した本気汁が膣口からごぽごぽ♡と吐き出された。

 

頭の中がぱちぱちと燻る。イッた後の余韻と浮遊感がきつねを包み、荒くなった呼吸を治めるために、深く々く肩で息をする。きつねが深く呼吸したのは男の股ぐらの上。鼻先を1番臭い(ニオイのキツい)所に突っ込んだまま。

 

それが良くなかった。

 

ゆるゆると、乳首とクリトリスを()ねる手が止まらない。膣の奥、臍の下、メスを司る器官からの発熱が止まらない。巡る血潮を伝って熱は身体中に食い込んでいく。

 

そしてオナニーの間、きつねの鼻先をぐりぐり♡と押し付けられた刺激によって肉槍は臨戦態勢へと移行する。オナニーの間、きつねの甘イキ声を浴びせられ続けた睾丸は詰めに詰めた精子を更に濃縮して新たな精子を作り出す。

きつねの目の前で、下着を引き裂かんばかりに怒張していく肉槍。脈打つ度に体積を増してきつねの鼻先を押し返してきて、より濃く重たい臭気が花開くように溢れ出て鼻腔を埋めつくしていく。

 

性欲の果て(ハートマーク)が瞳に刻まれたきつねにはもう、それを閉じ込めておくことはできなかった。

 

 

 

 

 

 

─0:52

 

 

 

 

 

 

ぶるんッ!

 

拘束から解き放たれた雄の象徴が天を貫かんと聳え立つ。“本体が眠っている事など俺に関係あるのか”と言わんばかりに青筋を浮かべた様相は雌へ畏怖と興奮を齎すのには充分で。

 

イッた後にも関わらずきゅん♡とお腹の奥が捩れ、ぞわぞわ♡と膣襞が騒ぎ出す。子宮も膣もありったけの潤滑油をぶちまけ、ふやけて緩んだ膣口の端から清水のようにとろとろ♡と滴り落ちていった。さっきよりも疼きはなお酷くなっていく。

 

「もぅ、無···理······♡」

 

クリオナでイッてしまった今、融解した理性を保つことは不可能。火をつけられた蝋燭が焔によって崩れ落ちていくように、きつねの理性はもはや(てい)を成していなかった。

 

過去に享受してしまった快さを、頭の中がまとめて吹き飛ぶような性交の悦楽を思い起こし、思い出し、思い返し、自身に刻みつけられた深さを嘲笑する。

 

なんだ、初めから期待してたんだ。こうなる事を。

 

もっと奥深くでイキたい。自身の細指じゃ満足に届かない、いちばん気持ちいいところ(ポルチオスポット)乱暴に(優しく)掻き回して(甘やかして)ほしい。

 

そんな願いを込めて、ショーツをずらしてきつねは男に(またが)った。屹立する肉槍に自身の秘裂を擦り付け、躾のなってない犬のように腰を揺する。

 

かくかく♡へこへこ♡

 

「ん♡······ぐッ♡♡」

 

たまにぐちゅり♡と肉豆に亀頭が擦れ、不意に訪れる鋭い刺激でぶぴゅり♡と愛液が噴き出た。声の放出を横隔膜へ任せ、クリトリスが肉槍の表面の凹凸を感じられるぐらいまで腰を押し付けて振りたくる。

 

蜜に塗れた肉槍がどんどん濡れ光っていく。ローションをまぶしたように白濁に塗れた肉槍と恥丘とが粘ついた銀糸で繋がって、何本も何本も繋がって、挿入には過剰なぐらい繋がって、クリトリスがニュルニュル♡と擦れて堪らない。

 

「ん゛ぁ゛っ!おじ···さん······?♡挿入(はい)っちゃうよ?···んっ♡···ほらほら♡!」

 

ちゅこ♡ちゅこちゅこ♡ちゅこ♡ちゅこ♡

 

膣口と鈴口でキスをする。亀頭をくぷっ♡と咥えこんでどんどん飲み込もうとする自らの貪欲さに呆れつつ、何とか引き剥がしては鈴口をクリコキする。

きつねのおまんこローションに(まみ)れたビッキビキの肉槍と、奥の奥の肉襞までとろとろ♡にできあがったメス穴。いくらきつねの穴っぽこが小さいといえど、このまま腰を下ろしたら根元まで一呑みしてしまうに違いないからきつねは素股を続けた。

 

こんな傘をかっ開いた極悪カリ高ちんぽで躾られ(わからせ)たら即トぶに決まってる♡

 

だって、このちんぽには1回も勝てたことがない。

奥を抉るぐらい(なっが)くて、膣内を隙間なくごりっごりに埋められるくらい(ぶっと)くて、雌の中を耕して掻きむしって絶対に自分の子種を逃がさない為と傘を広げる高いカリ首で、しかもどんな生活をしてる(メスを犯してる)のか知らないが、初めて分からされた時よりも鍛えられた肉槍はメス殺し度が増している。だから、少しの怖さもあってきつねは膣口をコキ合わせるに留めていた。

 

本体が寝てるから、この暴挙。絶対に逆転されることのない安心感。

 

「入り口だけ、で···あん♡······ぅう゛♡コくの気持ちいいね♡···ッ?♡♡゛おじさん♡♡♡」

 

素股から蹲踞の姿勢に移って腰を反らし、騎乗位とも呼べない何かで亀頭の先端だけを咥えては前後にストロークさせて性器同士を擦り付ける。

 

この肉バイブ硬いなあ♡

 

夢中になって事に及ぶきつねは、徐々に上り詰め始めていた。ジワジワと迫り来る絶頂の予感に背筋を震わせつつ膣口で亀頭を咥え込み腰を回す。そんな簡単にイッてしまったら面白くないだろう。

 

「んん···♡挿入(いれ)たい?♡♡♡」

 

夢中になって事に及ぶきつねは、気づいていなかった。寝ているはずの男の手がきつねの腰骨を捕まえようと動いたのを。肉槍の角度が自身のおまんこにぴったりと合わされてしまったことを。

 

 

 

 

 

─1:18

 

 

 

 

 

「はいだめ~♡♡♡おまんこお預け────」

 

 

ずぷんッッッ!!!♡♡♡

 

 

♡~??♡゛♡゛?♡?!♡!!!♡♡゛♡!!!゛!゛

 

 

ごちゅっ♡

そんな音と共に強い衝撃がきつねを揺らした。何が起こったか分からないきつねの脳内へ膨大な快楽電流が流れ込み回路が音を立ててショートする。

バチバチと目の奥で火花が飛んで意識が明滅し、言語として機能を放棄した声が勝手に奥底から吹き出て、堪らず口の中から舌が放り出た。

 

一突き、一閃。

 

「あ、お───」

 

うそっ······挿入(はい)って···る·······?

 

肉槍がきつねのとろとろまんこをゴリッゴリに割り拡げ、自らの屈強さを容赦なく刻みつける。奥底の赤ちゃん袋は叩き潰され、ただただ震えて許しを乞う(アクメ散らかし)ていた。

 

「お前人が気持ちよく寝てんのにさぁ、チンコ勝手に使ってオナニーしやがって」

「お゛♡···ご♡······ごめ゛んな゛さ」

 

きつねの柔肉に指がくい込んで、腰骨を逃がさないように力が籠る。

 

「ちょっと我慢できないからこのまま(オナホ)使わせろ」

 

下からの強烈な突き上げで子宮がドチュられ、きつねの体が浮き上がり、脳内で意識が破裂した。鋭利なカリ首が奥から口まで余すことなく膣襞を引っ掻き、浮き上がった浮遊感が腹の内部を掻き混ぜて体全体が戦慄(わなな)いて止まらない。

重力は万物等しく作用し、跳ね上げられたきつねの身体もまた下へ向かって落ちる。しかし腰骨を握った腕が降下を加速させ、更に男の腰が力強く突き上げた。

 

ばちんッ♡!!ばちゅんッ♡!!じゅっぷ♡!!ばちゅんッ♡!!♡ずちゅん♡!!じゅぽっ♡!!ばちんッ♡!!ばちゅん♡!!

 

暴れ馬の背に放り出されたきつねは、ただただ悶え狂いながら掴まるしかなかった。雲呑色チャイナ風ドレスの前垂れだけが懸命に結合部を隠そうとするも、もはや何をしても意味が無い。

 

「あ゛ぉん♡!あ♡っ゛!!···んあ゛っ♡!あっっ!!ん゛っ♡゛おっ♡♡♡んっっ゛♡っあん゛♡♡!!」

「きったねえアクメ声オプションなんかつけてねえぞ!チンコにクるだろうが!」

「ご♡!め゛♡!ん゛♡な!さ♡♡!ひょうじゅんッ♡!きのうッッッ♡♡!!れ゛ッすぅ!!♡♡♡」

 

天然ローション分泌機能が壊れてしまったのか、先程から突き上げられるたび結合部からぶしゃり♡ぶしゃり♡と汁が(ほとばし)る。恥丘同士がぶつかり合い、まとわりついた汁が膜を張っては切れていく。

 

ぐっぽ!!♡どちゅ!!♡ずぽっ♡!!ぶちゅん♡!!♡ぶちゅっ♡!!ばちんっ!!♡ぼちゅ!!♡ぐちゅっ♡!!

 

ロデオマシーンの方がまだ優しい。ベッドのスプリングがギシギシと音を立てて軋み、嬌声と、粘着質な水音と、肉と肉がぶつかり合う音が部屋中へ飛び散った。

 

「あ゛っ!♡···あ!♡あ♡!ああッッ!···お゛♡!あ♡!あっ゛!♡」

 

子宮が突き上げられて潰されるたび、頭の回路がバチンッ!と焼き切れていく。もうイッてるのかイッてないのかも分からない。

 

ずーっと気持ちよくて、何が気持ちいいのかも分からなくて分からなくて分からない。頭を振り乱し揺れる揺れる歪む視界。自らの四肢さえ在り処が不明。

 

だけど、膣内の肉槍がびきりと、より一層硬度を増した。思考じゃなく、身体が、子宮(本能)が感じ取った。

 

 

───射精、するんだ

 

 

射精()すからな!受け止めろよ!」

「あっ···!待っ······♡」

 

ひくひく♡と制御不能な痙攣が膣内から湧き起こり、肉襞の一枚一枚が粒立ってオスへと絡みつく。そんな事をすればカリ首にズタズタにされるのに······。きゅんきゅん♡と締まった膣襞は、やっぱり鋭利な亀頭でぞりぞり♡と刮がれてしまった。それで、深く深くきつねの意識は沈められる。

 

「あっ!!♡あぁぁ!!♡イく···♡!イッく♡!!おじさ···!!♡むりむりむり!!!♡♡♡もうむり!!♡♡♡イッ···!!」

 

亀頭が膨らみ、根元から先端までびっしりと、余す所なく血管が浮き上がる。きつねの膣内(なか)で肉槍が脈打ってのたうち回った。えずくように数回、男の腰がぎくぎくと浮き根元まで埋められる。

 

ずちゅん♡!

 

それを感じたきつねの膣内は膨らみ、最大限射精を受け止める準備をした。ちっちゃい子宮口は一生懸命に首を伸ばし、男の肉槍に吸い付いていく。ぎゅっ♡ぎゅっ♡ぎゅっ♡と肉襞が絞り上げるように収縮し、きつねの自意識に反して大いに射精を促す。

 

 

どぷッッッ!!

 

「あ───」

「ぐッ···!まだ射精()る······!!」

 

ドプッ!!!どぷッ!!どぐんッ!!びゅプっ!!びゅるッ!!どぶっっ!!! びゅるッッ!!どびゅ!どくんッ! どぷっ!!…びゅぶ!…… どくッ……

 

 

子宮口に叩きつけられた塊のような精液がじわりじわりと染み込んでいく。ずっと疼き続けていたおなかの奥がふわりと(ほど)け多幸感に包まれた。男の射精もじきに治まっていき、後にはずんと重たくなった下腹部が膣内射精(なかだし)された事を訴える。

 

きつねの脳内は過大な電流で焼き尽くされ、深イキの余韻から戻れなくなっていた。

 

「お、あ······♡おぉ゛·········♡」

 

ただただ、しがみついて震える。それしかできない。時たまびくり♡と痙攣が走るが、そんな事を気にする余裕もない。だから、ごろりと自分がひっくり返された事に何の抵抗もできなかった。

 

 

 

 

 

 

─1:55

 

 

 

 

 

 

膣内に居たままの肉槍は、再びビキり♡と血管を浮き上がらせ肉襞に精液を塗り込むように動き出した。もう充分本気汁(ローション)で溢れていた所に、精液が追加で投入され、もはや何の汁か液か分からないもので上書きされていく。

 

「······おっ、あぁ゛♡···はッ······♡··········」

 

男は身体を起こし、反対にきつねをベッドへと寝かした。脱力しきったきつねは四肢をだらけさせ、正常位へ移行してもなお反応がない。虚ろな目がぼんやりと宙を見つめ、口から譫言(うわごと)にもならない声を垂れ流す。

 

まだきつねの意識は混濁しているようで、言葉の返答はない。しかしいい所に擦れるたび、ひくひく♡きゅんきゅん♡と膣内が反応して痙攣する。

雄はそれを気に入って、カリ首を使ってねちっこく引っ掻く。

 

「お゛っっ♡·······う゛っ♡······」

 

ぐりゅ♡ぐりゅ♡にゅるにゅる♡

 

擦れば擦るほど吸い付く肉襞。細っこいきつねの見た目に反して肉槍を根元まで飲み込む貪欲な雌穴は、犯せば犯すほど具合が良くなることを雄は感じ取っていた。

 

男は覚えていなくとも、雄はこの穴を覚えている。

 

射精()し足りない。前垂れに隠された神秘(ベール)の向こうでは、きつねのぷにまんに醜く腫れた赤黒い肉槍が突き刺さっているのだろう。

 

ゆっくり引き抜いていくとカリ首にぷりぷり♡とした肉襞が幾重にも(こす)れていく。時間をかけて、一枚一枚全てを撫でるイメージで抜けるギリギリまで持っていき、また時間をかけて馴染ませるように押し込んでいけば、包み込むようにしゃぶりついて来る。

 

温泉に浸かっているかのような心地良さとメスを征服しているという充足感。火種に新しく薪がくべられ、熱は全身へ巡りだす。

 

投げ出された掌に手を重ね、指を絡めて逃げられないように縛りつけた。小さく柔らかな掌は覆い隠され、細く白魚のような指が時たまぴくりと握ってくる。

 

 

ぬるるるるるるる~~♡♡♡♡♡♡

 

 

あ゛あ゛あ゛あ゛♡?♡♡!♡♡♡!??♡♡!!?」

 

わざと膣内のへそ側を狙ってカリ首で引っ掻くようにしてみると劇的な反応が返ってきた。

薄ら眼は刺激に見開かれ、霞んでいた意識が無理やりに引き戻されたようで困惑した表情を浮かべて周囲を見回す。そして、自分が押さえつけられている事を悟ったらしい。

 

「ま、まっれ、おじさッ······♡ わらし、まらイッひゃばっかなのぉ♡」

 

可哀想な事に舌も上手く回らないようで、回復までは時間を要するだろう。

汗で額に貼り付いた髪。涙で頬が濡れ、口元には唾液が滴り、治まらない熱で上気した肌。荒く呼吸の度に上下する胸。男が握れば折れてしまいそうなほど細いくびれ、しかし開いた骨盤と、尻や太ももの肉付きは確かな性を感じさせた。

 

そして今この瞬間にも、俺が、少女の中にいる。

 

 

ビキビキビキッ!!

 

かあと身体が熱くなって、心臓から送り出された血液が巡って海綿へなだれ込み、メスを犯すには過剰なまでの勃起を引き起こした。

 

あまりに硬く、あまりに鋭利、あまりに重い。研ぎ澄まされた打ち刀のような反りを感じた膣内は、引き裂かれぬよう懸命に潤滑油を肉襞へまぶす。ただそれはオスにとって具合を良くする事にしかならなくて。

 

 

ぞりゅりゅりゅるるる!!!♡♡♡

 

「あああああああ♡♡♡♡♡!!」

 

指と指を力任せに絡めた結びは、恋人繋ぎのなり損ない。

しかし複雑に噛んだチャックのように不規則で離れ難い繋がりは、振りほどくにはあまりに固い。

しっかりと交互に指を交わすとか、そんな事を気にする余裕がないほど興奮したオスとメスの呼吸は徐々に徐々に合わさっていく。

 

ずりゅっ♡……ぬりゅりゅっ♡…ずちゅっ♡ばちゅっ♡!ばちゅん♡!ずぷっ♡!どちゅっ♡!

 

ゆっくりと覚え込ませるような動きだった腰が次第に加速していく。

 

「おひさ······!まっ!あっ♡!···あぅっ♡!!あ゛っ♡!いっ♡」

 

すっかり男の形に変えられてしまった膣内は、回復していないきつね本体を置き去りにして肉槍に喜んで吸い付く。

 

根元から、血管の浮いた凹凸のある幹から、鋭利なカリ首から、張り詰めた亀頭まで肉襞の一枚一枚が粒立って包み込み、きつねのぽかぽか体温も合わさって極上の雌穴(オナホ)へと相成った。

 

オスはオナホから与えられる快楽を貪るように腰を振る。もっとも、それはメスにとっても頭の中が融解して溶け落ちるような快感をもたらして。

 

「あ♡゛!あっ♡♡!…あ!!♡♡゛!っっあ゛♡゛!あっ゛!♡」

 

薄桃色だった秘裂と膣襞は、興奮した充血と肉槍の擦過で柘榴の如き紅に染まり蹂躙の激しさを物語る。

多量に分泌された愛液と、子宮が吐き出した本気汁と、男が出した精液と、きつねが吹いたハメ潮と······他にもあるだろう様々な液体がミックスシェイクされたどろどろ汁が肉と肉の間で何回も糸を引く。

 

このまま永遠に続きそうに思われた抽挿だが、不意に終わりは訪れた。

 

───男の睾丸が袋の内でぎゅうっと持ち上がる。一定だった男の腰が奥へ奥へと肉槍を埋める様な動きを見せた。肉槍の先端がきつねの子宮口を捉え、大事な大事な赤ちゃん部屋をこじ開けるようにぐりぐりと身を揺する。

 

しゃせーだぁ♡しゃせーするんだぁ♡がちがちのおちんちん♡びきびきのおちんちん♡どくどく~って♡ちっちゃいおまんこにあふれるくらいどぷどぷっていっぱい♡しきゅーいっぱいになってもびゅるびゅる~って♡されちゃうんだ♡そんなのむりだよ♡むり♡きつねちゃんいっちゃう♡だってしきゅうおっきいのいっちゃうから♡おまんこふかくいっちゃうから♡いっしょにいこ♡いこ♡

 

きつねの脳は危機を察知した。男に散々雌穴を耕されボコボコにされた思考回路でも理解した。ブッ蕩けた子宮が発したメッセージを受け取り、このまま膣内射精キメられたら深イキすると理解した。

戻ってこられなくなる。またトンでしまう。過電流(オーバーカーレント)で脳内が焼き尽くされる。

 

「まっれ···♡!あぅっ♡!おひさん゛!!···お゛♡!······しゃせーらめっ♡!!しゃせーしひゃら♡!きつねトんひゃう゛!!♡♡」

 

必死に言語化し、発声。何とか許しを乞う。

 

「うるせえぞ」

 

無慈悲。射精直前の獰猛なオスを煽る結果にしかならなかった。

 

~~~!!?♡゛♡?!♡♡゛♡!!!゛

 

終いには口付けで発声すら塞がれた。手は強固に結び付けられているし、きつねと男の体格差ではどう頑張ってもひっくり返すなんでできなくて。

 

キスハメ、なんて、はんそく

 

どびゅっ!!!どぷっっっ!!どぷっっ!!ぶびゅっ!!!どくっ!!どぶっ!!ドブっ!!ブビュビュビュ!! びゅぷ!!びゅるる!どぷっ!ドプッ!! どぷっ!!…びゅる!…びゅっ… どぽッ……

 

 

肉槍が脈打つたびきつねの子宮(なか)が、ずん!と重たくなる。二度目の射精。二度目だと言うのに一射目よりも濃く重たい精液。肉槍と肉襞でみっちりと埋まった膣内に行き場などなく、きつねの子宮にどぽどぽと注がれた。

 

 

「お゛っ♡···ほぉ♡······!あ···!ぃあ゛♡゛······!♡゛♡」

 

 

きつねは下腹部を小刻みに痙攣させながら、ただ喉が鳴らしただけの音を垂れ流す。射精を終えたオスと深イキして思考をぶっ飛ばされたメスのぜいぜいとした荒い呼吸が静寂な部屋にこだました。

 

のるるるる

 

「ぁ゛あ♡?ぃ゛···ぉ♡」

 

ぬぽんっ

 

「おひっ゛♡」

 

───ぼぷっ♡!!ごぽぽ♡♡♡ぶぷっ♡!!

 

 

膣穴から肉槍が引き抜かれ、栓を失った精液が一気に逆流する。下品なげっぷと共に糸束のような精液が噴き出し、夥しい量が注がれたのだと示した。ひくんひくんと膣穴が呼吸するたび、精液の塊がぼぷりと出てくる。

 

きつねは意識を手放してしまったらしい。大股を広げたまま四肢を放り投げ、荒い呼吸で胸が上下する。時おり、びくりと痙攣で身を引き攣らせてはまた脱力した。

 

 

「あー···喉渇いちまった」

 

冷蔵庫から水を取りだし男はがぶ飲みする。

掠れきったスポンジに水分が染み渡るような感覚。自分が思っていた以上に水分と体力は流失していたようで身体はもっとよこせと訴えた。

 

 

 

 

 

 

─3:22

 

 

 

 

 

 

未だにのびたままのきつね。男はその股間を隠していたチャイナ風ドレスの前垂れを捲る。

 

むわぁ……♡

 

惨状が広がっていた。

 

ぐちょぐちょに汚れた鼠径部。その中心にぴったりと閉じていたはずのきつねのスジマンは、男の肉槍で散々耕されぽっかりと口を開けていた。

擦過により真っ赤に充血した陰唇と粘膜。開いた膣穴と、その中に覗くひくひく♡と蠢く肉襞、でろりとした汁をこれでもかとご馳走され溺れている子宮口。

 

───びきり

 

射精して落ち着くかと思われた肉槍が甘勃起から本気へと移行する。まだまだ目の前にいるメスを犯せと思考へ流れ込んでくる獣欲。

 

「最後まで使わせてもらうか······」

 

躾け(わからせ)てやらないとな。生意気な口を利けないようにしてやる。

 

きつねの身体を横へ向け、松葉崩しという体位にする。柔軟性に富むと言ってもきつねが身体を痛めぬように片方の足を抱えて自らの身体を差し込んだ。

 

「ぉ······♡」

 

亀頭を合わせるとぴくりときつねの身体が反応し、吸いつこうとしてくる。それを感じながらほぐれきった膣穴へ肉槍を埋め始めた。

 

「あ······♡あぁ······♡ぃいあ♡」

 

ぬぷりと亀頭が飲み込まれると、そのままさしたる抵抗もなく根元まで容易に受け入れてしまうきつねの膣穴。

とろとろ♡になった膣襞と、にゅるにゅる♡と滑る膣口の締め付けが肉槍を包み、あなた専用の雌穴(オナホ)です♡だから酷いことしないでください♡と懸命に縋り付く。

 

「起きろよ」

「おごっ♡!?!!?」

 

しかし、オスがそんなもので優しくしてくれたら、この地球上の生物は繁殖していないのだ。だから、このオスもその残忍さを振りかざしてきつねの膣穴を抉り始める。きつねの絶頂なんかお構い無しに。

 

 

 

 

 

 

─6:14

 

 

 

 

 

 

ベッドに転がるきつね。

 

松葉崩し、バック、寝バックとオスを受け止めた膣穴(オナホ)は、数時間前までスジマンだったと言っても信じられないほどほぐれきってその口から精液を垂れ流していた。

 

ぼぷっ!……ぶびゅ…!どぽッ……

 

チャイナ風ドレスもしわくちゃで飛び散った液でいたる所が染みており、適切な処置をしなければガビガビ一直線だろう。

 

「お゛♡···おぉ゛······♡ う···あ♡ あっ······♡」

 

熱に浮かされ、その口は嬌声とも呼べぬ脱力した喘ぎを垂れ流す。

 

 

いくらなんでもあんまりだ。

ただ寝ているオスを煽って肉バイブでクリオナ素股しただけなのに。まさか一晩中ハメ潰されるなんて誰が思うだろうか。朝まで寝かせないぞ、という事がどれほど酷で激しいか身をもって味わった。

 

少しずつ白み始めた空と、小鳥が鳴く声がする。

一睡もできない朝チュンを迎えたきつねは重たい下腹部を擦りながら何とか身を起こす。

 

全身を苛む疲労感。喉はガラガラ、怠すぎる手足、痛む腰、ボサボサの髪、シワだらけの服。

 

「さいあく······」

 

あの男、自分の精力を自覚して欲しい。何発もみっちみちに精液を詰め込まれた子宮(おなか)が膨れ、細っこいきつねの下腹部は見た目で分かるほどポッコリしていた。

 

辛うじて記憶を飛ばす(まじな)いだけは掛けたけど、肉体だけはどうしようもない。今日1日、あの男は猛烈なセックスの疲労を引きずり続けるだろう。それでも仕事に向かったのだから、体力がどうかしてる。

 

 

「いい気味」

 

 

また、ラストワン賞になったら呼ばれちゃうんだろうか。きつねの思考と関係なく、子宮がとくん♡と高鳴った。

 

 

 

 

 

 

─9:20

 

 

 

 

 

「うわっ···先輩どうしたんスか······?」

「なんでかな···昨日マジで一睡も出来なくてさ······」

 

 

 

 

 






きつね(ワンタンメンのすがた)
返り討ちにあう。どうにか主導権を握ろうとするもやっぱり分からせられた。たぶん遺伝子レベルで向いてない。おキツネ様にお勉強させてもらって?


布団に入ったはずなのに目がギンギンで眠れなかった。実際は別のところがギンギンだったお話。



気づけば1.7万文字。おっかしいな~~~他の小説書いてる時ぜんぜん文字数いかないのにな~~~~~????今回初めて射精擬音を描写しました。えっち漫画感が増しますね。これはこれで良いかと。

思えば残業してる時に年越しカップうどん食ってて思いついた弊作品も、もうそろそろ1周年とかうっそだろお前。またまた~······マジ?皆様の癖ェ!とおシコリ報告に感謝しつつおキツネ様人気に戦慄。1話しか出てこないけど1番続編希望きてて草です。

年度跨ぐまでにはこの小説も〆たいと思ってますですよ。年内にもう一本イケたらドピュりたい······頑張ってシコシコ書きます。


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