発情期があるタイプのTS幼馴染の性欲を独占したい 作:しじままどせ
「ごめん、おれではどうしても自分で自分の胸に絆創膏が綺麗に貼れなくて、それで、助けてほしくて……」
公衆トイレの洋式便器に腰掛けて、上半身裸の小柄な美少女が申し訳なさそうに言う。
その表情はひどく頼りなく、不安げで、長い前髪のすき間から覗く大きな瞳はうるんでいた。
理生は今、胸を隠すために両腕でしっかりと胸を覆っていて、けれども指の間からはみ出る乳肉のせいでほとんど意味をなしていないような状態だ。頭がクラリとするほどの強烈な色香を感じてしまう。
そんな美少女とふたりっきりで、トイレの個室に入っている。手を伸ばせば触れられる距離。
「京介ぇ……、ごめん、おねがいだから……。京介じゃないと、できないんだ」
泣き出しそうな顔で懇願される。まるでいじめられているかのような表情だ。庇護欲と嗜虐心を同時にそそられる。
僕はごくり、と唾を飲み込む。
こんな状況なのに僕の股間は正直に反応してしまっていたからだ。ズボンの中で痛いくらい張り詰めてしまっている。
相手は僕のことを信頼しているのだ。その友情に応えなければならない。
息を吸って、吐く。
落ち着け。
ここで襲ったら僕らの友情もおしまいだ。そう自分に言い聞かせながら、僕は理生に近づく。
彼女の足下にひざまずく。
「じゃあ、絆創膏を貸して。胸を見せて」
「う、うん」
理生は恥ずかしそうにしながらも、ゆっくりと両手を下ろして、胸を露わにした。
「――ッッ」
目の前に理生の柔らかそうな乳房があった。もはや隠されていない、生のままのおっぱい。
手のひらに収まりきらないほどの大きさだ。着痩せするのだろうか。そしてピンク色の小さな乳首はピンと尖っている。
彼女の呼吸にあわせて上下して、ふるふると震えている。
卑猥というよりは、美しい。理生は女の子だ。その事実が深く刺さる。その体はあまりにも女性的で、そのことが僕の心を激しく揺さぶってくる。
このまま抱きしめたら、壊れてしまいそうだと思った。
「あんまり見ないでよぉ」
理生は顔を真っ赤にして、涙声で言った。羞恥に耐えられないといった様子だ。
胸を隠したいのに、自分で頼んだ以上は隠せない。そんな葛藤をしているのが伝わってくる。
「見ないと、貼れないだろ」
「うぅ……」
「ほら、胸を反って、両手を頭の後ろで組んで」
「こう?」
「うん、そのままじっとしてて」
理生は言われるままに胸を反らし、両手を頭の後ろに組んだ。理生は緊張しているのか、そのままぴくりとも動かない。呼吸をして、胸が上下しているだけ。あとは黙って僕の指示に従っていた。
胸だけではなく、理生のつるりとした腋のしたまでも、視界に入る。美しい、腋のくぼみ。そこは白くて、毛も生えていなくて、肌も滑らかで、とても綺麗だった。
僕は思わず息を飲む。落ち着け、落ち着け、と言い聞かす。
「じゃあ、貼っていくよ」
「う、うん」
理生は目をつむった。僕は絆創膏の端っこを持って、それを理生の右の乳房に近づけていく。
手が震えていけない。うまく貼れる気がしない。
僕の手が近づくにつれて、理生の体がびくんと震える。胸が上下にゆさっ♡と、揺れる。
このままでは貼れない。押さえないと。
もうちょっと近づて、僕は、理生の胸を下から持ち上げるようにして、手で包んだ。
――ふにょん♡
「――ひゃっ」
理生が驚いたような声を上げた。鈴が転がるような綺麗な声。僕は驚いて理生の顔を見る。彼女は目を開いて、僕のことを見た。
視線がぶつかる。理生の大きな瞳が潤んでいる。頬は朱に染まって、唇は半開きになっていた。
「……ご、ごめん、京介。変な声出た。大丈夫だから、お願い、続けて」
「……あ、ああ」
正直、めちゃくちゃ、柔らかかった。理性がブチ切れそうだ。なんで僕はこんなところでこんなことをしているのだろう。
理生の胸は柔らかくて、温かくて、ずっと触っていたくなるような感触だった。指に吸い付くみたいに形を変えて、僕を受け入れてくれる。
揉みしだきたい。
ぐにゅぐにゅと揉んで、弄んで、この柔らかさを堪能したい。そう思うけれど、それはダメだと必死に耐える。
「は、貼るぞ」
「ぅ……、ん」
胸に触れる手はそのままに、もう片方の手で絆創膏を摘んで、ぷっくりとした乳首に狙いをさだめる。
絆創膏を貼るために、乳首の先っぽに指先が触れた瞬間、理生が小さく「……んっ」と喘いだ。こいつ僕の理性を試してるんじゃないだろうな、と思う。
「……………」
なんとか甘い声を無視して、右の乳首を覆うように絆創膏を貼り付けた。
乳首は、コリッとしていた。
弾力があるのだけれどぷっくりとした自己主張があって、指ではじいてこねくり回したくなる感じ。もちろん、必死に我慢したけれど。
息を止めて絆創膏を貼り付けたけれど。
そうしてぺっとりと貼り付いた絆創膏は理生の小さな右の乳首をぴったりと包み込んでいる。
さすがに絆創膏で覆い切れなかった乳輪がはみ出ていて、それが余計にエロティックな雰囲気を醸し出している。
「できたよ」
「あ、ありがと……」
理生は恥ずかしそうに、絆創膏の貼られた自分の胸に目を落とした。
とても淫靡で、背徳的な光景だ。
「~~~~~~っっ」
両手で顔を覆った理生は、声にならない悲鳴みたいなものを上げている。羞恥心が限界まで高まっているのがわかる。
それから、もしかすると僕と同じように興奮もしているのだろうか。彼女の吐息からは熱っぽいものが感じられる。
「じゃあ、僕、戻るから……」
これ以上ここに居てはいけないと思い、立ち上がる。このままでは理性がぶち切れる。
本当に理性を保ったまま貼り終えられてよかった。では、退散。
と、そのときだ。
「──待って」
服の裾を掴まれた。
振り返ると理生がこちらを見上げていた。
「どうした?」
「……あの、その」
理生は大きな瞳を揺らしながら、言葉を探すように口をぱくぱくとさせている。
「まだ左の乳首が残ってるんだけど……」
左の、乳首。
まだあるのか、この淫蕩な乳首に貼る作業が。我慢をして?
──ぷちっ
と理性の切れる音がした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今作品はノベルピアにて先行連載しています。
もしよかったらそちらもどうぞ。