※この作品はR-18です。

性技の指揮官:ORE NIKKEがえちえちで困る   作:もみにい

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ストーリーが進みます。当分ガッツリえろは無い……かも!ごめんっ!!


2章 原作 CHAPTER04〜休暇〜0?
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 命令に従い召集に応じた俺に対し、アンダーソン副司令閣下は自然体のまま話を進めた。

 

「久しぶりだな。足を折った人を呼び出してすまない。今回は、大変な事件があったと聞いた」

 

「は!」

 

 大変な事件……か。どこまで知られているのか。眼の前のナイスミドルが味方とは限らないのが怖い所だ。

 

「こちらも、彼女には手を焼いていてね。今回の件に関して君への咎めは無い。むしろ良く生き残ったものだ」

 

「は!」

 

 首謀者も当然分かっていると……。俺への咎めという点は気になるが、下手に突っ込むと藪蛇になりそうだ。

 

「そう堅苦しくなる必要はない。楽にしたまえ」

 

 はあー……嫌な予感がする。こういう事を言われる時は……大体が悪い時なんだよな。

 

「ふむ……以前、君は私に訪ねた。マリアンの侵食について、何か知っているのかと」

 

 細められた瞳が鋭く俺を見据える……どうやら、ここからが本題なようだ。

 

「……教えて、頂けるのですか」

 

 ラピはマリアンの侵食を、アークから始まったものである可能性が高いと俺に言った……発電所奪還作戦後の会合時、去り際に俺は口を滑らせた……その時は笑って誤魔化されたが、どういう風の吹き回しだ。

 

「秘密厳守を約束するなら、私が知っていることを話してあげよう」

 

「……分かりました」

 

 約束はするが、約束を守るかどうかは俺が決める。

 

「……全く誠意を感じないが、約束は約束だ……話してあげよう。アーク内でニケに侵食させて地上へ上げ、作戦を邪魔するやつらがいる」

 

 俺の反応を見るように閣下は言葉を区切り、話を続けた。

 

「ふむ、これも正確な表現ではないな。個人なのか団体なのかも不明だから……とにかく、私たちは彼らがラプチャーと内通していると判断した」

 

 私たち……か。それが誰を指しているのか……いちいち含みを持たせるのは閣下の悪い癖な気がするが……それを俺に伝えた所で、閣下を白だとは断言出来ない。

 

「驚かないのだな」

 

「は、予想は出来ておりました」

 

「そうか……君が出会ったコードネーム・トーカティブ。思考し言語を駆使するラプチャーだ……ニケの脳にコードを埋め込んで、自由自在に意志を操作する、いわゆる侵食は人類には扱えない技術。ラプチャー固有の技術と見て間違いない。そんな固有の技術がアーク内でニケに埋め込まれ、地上へ送られる」

 

 閣下の目つきは話が進むにつれ鋭さを増していく。

 

「内通者がいるとしか考えられない」

 

「……閣下は検討がついているのでは?」

 

「いや、調査は進めているが依然として不明だ」

 

 カマをかけてみたが……閣下は反応を示さない。閣下がもし黒ならば俺にここまで話すメリットはあるのか?

 

「そして、そんなことは、普通の市民にできることではない。防護壁を操作できる権限、誰にも気づかれない単独回線が使えるほどの……アーク内でもしっかりした立場にある人物に違いない」

 

 閣下は自身がそこに含まれる事を分かっている。俺に多少なりとも疑われている事も……俺の主観としては、閣下は白だという前提で話を進めて良さそうだ

 

「私は彼ら、もしくは彼を捕まえたい。君も同じ気持ちだと信じている」

 

「当たり前だ」

 

 俺の吐いた言葉には力が籠もった。あの日のことを忘れた事など一度もない。借りは必ず倍にして返す。それが……どんな結果になろうと、変わらない俺の答えだ。

 

「内通者はトーカティブと繋がっているようだ。これは間違いない。だから君は、これからトーカティブの追跡に力を入れてくれ。そうすれば自然と真実に近づくだろう」

 

 ……話の終わりを感じ取り、少しばかり気が緩んだ俺の耳は閣下の小さな呟きを拾った。

 

「……ピルグリム……」

 

 ピルグリム……その言葉に僅かに反応した俺を閣下は見逃さなかった。

 

「……君はピルグリムを知っているのか?」

 

 誤魔化すことはできそうに無い。

 

「……トーカティブとの戦闘時、助けられました」

 

「やはりか……どのような姿をしていた?」

 

 脳裏には眼前に舞い降りた白銀の長い髪と無骨な……機械が剥き出しとなった右腕。うっすらとしか見えなかった素顔は、意志の強い大きな瞳が金色に輝き脳裏に焼き付いていた。

 

「白銀……白銀の―――」

 

 俺の答えに閣下は少し考え―――

 

「……そうか。では、直ぐに準備して地上の北部へ行ってくれ」

 

 俺を殺しにかかった。

 

「―――は?」

 

 おいおい……可怪しくないか……いい感じに仲間になる流れだったはずだ。何故いきなり俺を死地に追いやろうとする?

 

「君を助けたであろうピルグリムが北部に現れたらしい。彼女なら、トーカティブの行方が分かるかもしれない。会ってみるといい」

 

 そんな遠足感覚で言うんじゃねぇぞッ!やっぱ駄目だ。お前は黒だッ。

 

「か、閣下……お言葉ですが、この脚で地上へ迎えと?」

 

 この野郎最初からそのつもりだったな……だからカウンターズを全員連れての召集命令か……クソが。

 

「そこは心配ない。イングリッドが特別に用意した外骨格がある。それを使うといい」

 

 はいはい、俺の反論も予想済みですと……外骨格か、そこまでして俺に行かせたい理由が、ピルグリムとトーカティブ。

 

「……拒否権は?」

 

 ピルグリムなら良い。だがトーカティブに遭遇すれば……死闘は免れない。

 

「当然無い。その為の外骨格だ。彼女たちは神出鬼没、追跡もできない。この機会を逃す手は無いだろう」

 

 言いたいことは分かる……分かるが……いつか殴る。

 

「……分かりました」

 

「研究基地の座標をシフティー君に伝えておいた。取り敢えずそこに向かいなさい。着いたら、研究基地で何をすべきか、教えてくれるだろう」

 

 目が死んだ俺を残し……そう言い残した閣下は会議に向かった。

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 閣下からのありがたい招集命令が終わり、外骨格を付けた俺はカウンターズと合流すべくロビーへ向かう。正直、行きたくない。行きたくはないが、あのピルグリムに用が有ることは俺も同じ。退路も潰され、覚悟を決めた。

 

 外骨格を付けた事で歩行に支障は無く、左脚を駆使すれば咄嗟の回避も問題ない。すれ違う人達が一様に二度見してくるのは、俺が怒りを抑えているからだろうか?

 

「―――何か質問はあるか?」

 

 カウンターズに作戦を説明した所、真っ先にラピが反応した。

 

「今回はカウンターズの単独任務ですか……指揮官、私は反対です。せめて他の分隊との共同作戦であるべきです」

 

「そうよね。脚が治ってからじゃ駄目なの?」

 

 俺を案じてくれるのは素直に嬉しい。でもな……。

 

「拒否権は無いらしい」

 

 遠くを見詰める俺を見て、ネオンだけがきょとんとしていた。

 

「指揮官様……一緒に逃げる?」

 

 小さく呟かれた言葉に頷けば、冗談ではなく本気で俺と逃げてくれる気がする。

 

「……いや、……。こんな物まで貰ったんだ、前に進む……これが終わったら休暇でも貰おう」

 

 外骨格を叩き、任務に望む姿勢を見せるとアニスは拳を握り決意を固めた。

 

「指揮官様がそう言うなら……うん、守ってあげるねっ」

 

「行きましょう、師匠!そして、火力の真髄を学びましょう!」

 

 まぁ、ネオンはそうだろう。その感じが俺は嫌いではない。

 

「各自、装備品の点検を済ませた後、地上へ上がる。準備が終わり次第出発するから手短にな」

 

 話を区切り、一度解散しようとした俺に対し、アニスから声がかかった。

 

「ちょっと待って指揮官様……北部の研究基地に行くのよね?」

 

「そうだ……どうした?」

 

「う〜ん……私が知る限り、あそこは通行証がないと、入ることすらできないって」

 

 は?……あの野郎……どういうつもりだ。

 

「研究基地とはいえ、防護用の武器が充実しています」

 

「そうそう、ハチの巣になりかねないわけよ、指揮官様」

 

 二人の呟きが更に後ろ暗い考えを助長させる。やはり消しに来ているのか……。

 

「アンダーソン副司令官から、何か貰ったものはありませんか」

 

「何も……通行証か、貰ってくるか」

 

 ついでに一発殴り、真意を聞き出そうと踵を返した俺は通路に歩を進め……光りに目が眩んだ。

 

「No.その必要はNo.」

 

 眩しいんだよッ!クソがッ!!

 

「……何ですか?急にどこからか光が……」

 

「……ちょっと、このミラーボールのライトは、まさか!」

 

 眩んだ目が視力を取り戻し……巫山戯んな!な、なんだコイツ……化物か!?

 

「Yes!そのまさかDESU!アークのEntertainmentを担当するテトララインのC!E!O!」

 

 眩い光を背に、俺とさほど身長が変わらない大男が姿を見せ……肌に張り付いたボディースーツに身を包みポージングを決めていた。

 

「マスタングDESU!Everybody!SayEntertainment!」

 

 ……この世界には、変態しかいないのか?

 

「エンターーーーーーーテイメント!」

 

「うるせぇ!!」

 

「「……」」

 

「……うわ」

 

 おい、ネオン……感嘆するな。ベクトル違いの変態同士、シンパシーでも感じるのか?

 

「OhNo.アニス、拍手はどうしましたKa?」

 

 大男がくねくねと距離を詰める姿は、これ以上見ると目が腐りそうだ。

 

「……こんにちは、社長……久しぶり、ですね」

 

 テトララインのCEOって事は、アニスにドスケベ衣装を着させた変態だったはずだが……この変態が本物だとは思いもよらなかった。

 

「FaceがよさそうですNe」

 

「あ、はは……そうですか」

 

「じゃあ、そろそろReturn?」

 

「え……いいえ、まだちょっと」

 

「Oh……AllRight、アニス。私は待てますYo」

 

 アニスと変態の間に身体を差し込み、背に庇う。サングラスから覗いた目を見れば、この変態がアニスを大切に思っている事は分かった……だが、アニスを返すつもりなど更々無い。

 

「何時まで待っても、アニスを返すつもりは無い」

 

「指揮官様っ……」

 

「Oh……You.YouがCommanderですNe?」

 

「……そうだ」

 

「Hm……Goodな目!Northの研究基地へ行くんですNe?」

 

 胸元から一枚のカードを取り出した変態は、俺に差し出てきた。

 

「Meが通行許可証をあげまShow。But、このPassはちょっとSpecialなものDESU」

 

 ……正直触りたくない。あんなピチピチスーツを来たオッサンの隙間から出てきたカード……む、無理だ。

 

「あ……どこからか音楽が聞こえてきました」

 

 ネオン言う通り……コミカルな音が響き。

 

「よく見てくだSAI、Commander!一回しか見せませんkara!」

 

 マスタングは流れてきた音楽にあわせてダンスを踊った。

 

 割れた腹筋まで分かる張り付いたスーツ。鍛えられた強靭な肉体が無駄に躍動し、吐き気が増す。刈り上げられた髪はラインが入り、前髪だけが長く残り、ダンスに合わせてゆらゆらと揺れる。実に……実に不快な光景だ。髭面でサングラスをかけた変態が、両手を広げ止まった。

 

「ぅ……ぅっぷ」

 

 ……目が腐る。

 

「おおお!」

 

 ネオンが感嘆の声を上げ、俺の中でネオンの評価が少し下がる。

 

「しっかり見ましたKa?では、今度はこのPassを見てくだSAI」

 

 マスタングが持ったカードが光りを帯び、輝きを強める。

 

「今、Meがやった動作を遂行するとPassがActivation!MyCompany!テトララインのTechnologyが集約されたPassなのDESU!」

 

「Wow!Technology!!」

 

 ネオン……頼む、もう黙れ。

 

「……技術の無駄使いにも、ほどがあるわ」

 

 半眼で呟くアニスには全面的に同意する。

 

「さあ、受け取ってくだSAI。Commander。今のDance、望むならもう一度お見せしまShow」

 

「……いや、頼む、止めてくれ」

 

 吐き気を催す邪悪とはお前の事だ。

 

「Oh、これくらいのDanceは一発で覚えるのですNe。VeryGood!」

 

 違うッ!出来ることなら今直ぐ忘れたいが……忘れたくても忘れられそうに無い。夢に出てきそうだ。

 

「あの……社長」

 

「Yeah」

 

「ありがたいんですけど、なんで社長が急に……」

 

「GoodQuestion.Myアニス」

 

 あ?……Myアニス、だとッ。

 

「カウンターズ。Youたちは知らないかもしれませんGA。Youたちは今、アークでHotです。VeryHot.Entertaimentを率いる者として、未来のStarになるかもしれない人に、借りを作っておいたほうがいいからDESU」

 

「マスタングって言ったか、アニスは俺のだ。取り消せッ」

 

 そこだけは、譲れない。

 

「Oh!!CrossFireHurricane!!Good!!訂正しまーSU!アニス、良かったDESUNE!!」

 

 無駄に高い身体能力で回ったマスタングは、アニスに向き直り、微笑んだ。

 

「……あ、その……はぃ♥」

 

「では、Mission頑張りなSAI。エンターーーーーーーテイメント!」

 

 嵐のような時間が過ぎ去り……全員が疲れを感じる中、ネオンだけはニコニコと笑っていた。

 

「テトラの社長はすごく派手な方ですね!」

 

「……ぇへへっ♥」

 

「アニス……自重」

 

「!?えっ……も、もう、指揮官様ったら♥ ……はあ……目がチカチカする」

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 地上に上がった瞬間……冷気が身を襲った。

 

「マジか……真っ白じゃねぇか」

 

 体質上寒さには強いと思っていたが……寒い。

 

『通信状態をチェックします!みなさん、聞こえますか?』

 

「俺は聞こえてるぞ」

 

『ありがとうございます指揮官!他のみなさんはどうですか?』

 

 久しぶりのシフティーの声に癒されながら、遊ぶ二人を見つめた。

 

「アニス〜!え〜いっ!」

 

「うあっ!こんなに大きいのは反則よ!」

 

 雪合戦に勤しむ二人は普段通りの薄着だった。羨ましい、俺も遊んでいいだろうか?

 

「指揮官。大丈夫ですか?」

 

「……寒いが、何とかな」

 

 事務的に心配してくるラピの手が数度握られる。

 

「……我慢出来なくなったら、言ってください」

 

 多分葛藤してるんだろう。任務中……特にオペレーターがいる場合、以前と同じ様に振る舞うよう二人には頼んだ。それを守り、表情に出さない所は流石だが……端々に愛情が滲み出ている。

 

「わかった」

 

 そんな不器用なラピと違い、アニスは自由を得た魚のように伸び伸びと行動している。こういう適応能力はアニスの方が高いらしい。

 

「ふん。分かってないようね。雪合戦で大事なのは、大きさじゃないのよ」

 

「生産力よ、生産力!早く作って早く投げるの。こう……やって!」

 

「きゃあ!」

 

「あははは!」

 

「おほほほ!」

 

「ら、ラピも、行って来て、良いぞ」

 

「いえ、私はあのような事はしません」

 

『……あの、雪合戦中にすみませんが、聞こえていますか?』

 

「聞こえてる」

 

『ありがとうございます!ラピだけでも答えてくれて本当に良かったです!北部はエブラ粒子の濃度が薄めです!ですので浄化シーケンスを作動させる必要はありません』

 

 どいうことは、比較的危険度も低いという事か……良かった。

 

『研究基地までの道は簡単です!特に障害物もありませんし、ルートもシンプルです!ただ、問題は雪と氷です!アークでは雪や氷の規模がどれくらいなのか、知る術がありません!ですので気をつけてください!特に氷には気をつけてください!』

 

「氷より、雪がやばそうだが?」

 

「指揮官。氷は私達を耐えられるか未知数ですのでご注意を、ニケは体重が重たいですから」

 

 ああ、そういうことか。

 

『指揮官!女の子にそんなこと言わせるなんて、最低です!』

 

「……すまんかった」

 

「歩いた方がよろしいですね。アニス。ネオン。いい加減、そろそろ出ぱっ……」

 

 ラピの丹精な顔に雪玉が直撃し言葉を遮る。一瞬だけ怒気が立ち昇った気がする。

 

「……」

 

「あれ?当たったぁ!」

 

 雪玉が飛んできた方向には、振りかぶったままのアニスが喜び。視界の端でラピが地面を掴んだ。

 

「わあ、アニスってもしかして野球選手出身とかですか?この距離から当てるなんて」

 

「「いえーい!」」

 

 ハイタッチを決める二人にはラピが見えていないようだ……これが報いか。

 

「私、才能あるかも?……へぶっ!」

 

「ぶふっ……何で私もですか〜!」

 

 豪速球を的確に命中させたラピは、佇まいを直し俺に向き直った。

 

「ラピ……鼻に雪が入ってる」

 

「///っ……ふんっ、出発しましょう、指揮官」

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 北部はラプチャーというより自然との戦いだった……そして俺は自然には勝てない事を身を持って実感した。出発当初は晴れていた天候がいきなり悪くなり、吹雪で前も見えない。

 

『ラピ通信の感度が弱くなっています!何か変わったことはありますか?』

 

「突然吹雪が激しくなった。視野が悪すぎる」

 

『近くにバンカーがあるはずです!地図上では肉眼で確認できるはずですけど、見えますか?』

 

「……いや、見えない」

 

『では方向と距離をご案内します!北北西へ移動してください!』

 

「ラジャー」

 

 吹雪は強くなる一方で、景色が変わらず前に進んでいるのかも分からない。汗を掻かないよう注意し進んでいたのが裏目に出た。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 本格的に不味い……かなり、歩いたはずだが……ま、まだか?

 

「シ……フ、ティー……」

 

「……シフティー、聞こえる?……通信途絶を確認……指揮官。こうすれば少しは暖かくなりますか?」

 

 ラピの手が頬を優しく包み込む。

 

「……あったかい」

 

「うわぁ、ラピったら大胆ですね!」

 

「少しでも体温を上げないと、ネオンも手伝って」

 

「はい!」

 

「指揮官様、唇が真っ青じゃない!……これはいけないわ。ネオン」

 

 二人は示し合わせたように、ネオンに視線を送った。

 

「服を脱いで、指揮官様を抱きしめて」

 

「……はい?」

 

「体を密着させて、指揮官様の体温を上げるのよ!」

 

「ア、アニスがすればいいじゃないですか。私より色々な面で大きくて、面積も広いですし」

 

「……わ、私は……その、いいよ」

 

「どうしてですか?私は合理的な提案をしているだけです」

 

「だ、だってっ……恥ずかしぃ……し、止ま―――ぅ」

 

 アニスが何を言ったのか聞こえなかったが、頬は熱を持ち、随分と暖かそうだ。

 

「……私だって恥ずかしいんです!」

 

「イ、イヤならイヤって言ってよね!」

 

「私が師匠を嫌がるわけないじゃないですか!アニスこそ師匠が嫌いなんじゃないですか!?」

 

「な、何っ……!?私は指揮官様が大好きよ!!」

 

「……えっ……」

 

「あっ――///////ぅぅ」

 

「指揮官、速やかに移動しましょう。バンカーに着いてから暖まりましょう」

 

「……ぇ……ラピ、それはどういう意味ですか?」

 

「ネオンが指揮官を温めればいい。嫌いじゃないんでしょ」

 

「……ぇ、ぇぇええ!!??」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 そもそも……ここまで天候が急激に変化するなんて聞いてねぇ……マジで殺しに来てんじゃねぇだろうな。

 

「指揮官、バンカーを発見しました。もうすぐです。吹雪が収まるまで待ちましょう」 

 

「……そうしよう」

 

「ラピ、先にバンカー内部を確認してくるわ」

 

「ん?ラプチャーが入れそうな大きさではないと思いますけど」

 

「他の何かが、あるかもしれないから。指揮官様にそんなもの、見せられない……行ってくるから、少し待って……うん?」

 

 アニスは立ち止まり。

 

「前方にラプチャー発見!」

 

 告げられた言葉に、全員が警戒を深めた。

 

「……何!」

 

「くそ!吹雪のバカ!こんなに近づくまで気づかないなんて!」

 

 即座に武器を構えた三人は戦闘態勢に移行した。

 

「エンカウンター!」

 

 ラピの号令に従い三人がラプチャーに向かって駆け出し……小型のラプチャー数機は身体を寄せ白く発光し……大爆発を起こした。

 

「うそっ、えっ……爆発した?」

 

 轟音は収まらず、自然が猛威を振るう。

 

「雪崩っっ―――指揮官っ!!」

 

 駆け寄るラピの焦燥した顔を最後に……暗闇に包まれ―――意識を失った。

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 白い……真っ白な部屋で……ボヤけた少女は口を開いた。

 

『あなたの名前は何?』

 

 俺の名前……――――。

 

『■■■■?あは、変な名前』

 

 変な……。

 

『あなたはどうしてここに来たの?』

 

 どう、して?

 

『うん?病気なんでしょ?当然でしょう、ここ病院だし』

 

 病、院?

 

『私も病気だよ。何だっけ……脳が何とかかんとかって、言ってたけど』

 

 何時まで経っても……少女はボヤけ、輪郭しか把握が出来ず。

 

『あぁ。自己紹介がまだだったね。私の名前は……』

 

 少女は虚空に消えていった……。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「女王様。こっちで、誰か寝てます」

 

 瞼が薄く開き……ピンク色が目に入る。何か、大切な夢を見ていた気がした……。

 

「……ん?」

 

「こんなところで寝ちゃいけませんよ〜、早く起きてくださ〜い」

 

 体を揺すられるも、起き上がれない……体温が下がりすぎた。銃を持った白い服を来た金髪の……女王様と呼ばれた女と視線が合い……瞼が落ちる。

 

「ふぅん……まだ生きているのね。すごいじゃない……アリス。早く運びましょう」

 

 確か……雪崩に巻き込まれ、どうにか這い上がろうとしたとこまでは覚えている……。

 

「はい、女王様!」

 

「そこを持ってくれる?私がこっちを持つから……あ、アリス。そんな荷物を持つような持ち方ではダメよ……そう、そこをそうやって持って」

 

 体を強引に持ち上げられ……意識が落ちていく。……どうやら、助かった……ようだ。

 

「待ちなさい、そこは触ってはダメ。そこは、かなり親しくなってからでないと、触れてはならないの」

 

「でも、女王様。ここを持った方が安定しますよ〜。硬くて握りやすいです!」

 

「硬っ……アリス!やめなさいっ」

 

「ええ〜〜、どうしてですか〜、女王様〜」

 

「やめなさい」

 

「硬くて握りやすいんですよ〜」




新イベ……良いですね。非常に好みです!(何処がとは言ってない
ココアもいいけど……ソーダに全力です!!

マスタングは書くのが面倒なんで、次があってもダイジェストっす。
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