※この作品はR-18です。

性技の指揮官:ORE NIKKEがえちえちで困る   作:もみにい

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03

 シフティーが確認した所、発電所内部に繋がる排水路から潜入できることが分かった。シフティーちゃん有能!さすが天使!

 

「ここ?」

 

「塞がってますけど?」

 

「建物の一部が倒壊し、入口を塞いでしまったようです!う〜ん……ちょっと待ってください!他のルートを探してみます!」

 

「突き進めばいいんじゃない?指揮官様!なんかすっごく調子が良いの!こんな瓦礫ぐらい、ぱぱっと退けられそう!」

 

「でも、瓦礫が多すぎます」

 

 突き進むと言うアニスに対し、ネオンは残念そうに頭を垂れる……何を言っているんだコイツは?

 

「ネオン、お前の火力は何のためにある?」

 

「!!」

 

「えっ……大丈夫かな?爆音すると思うけど」

 

「周辺でラプチャーの反応はありません!安全です!」

 

 シフティーによるフォローが入り、ラピが行動を開始する。

 

「では、始めます」

 

「ちょっと待ってください」

 

 銃火器を構えようとしたラピを制すは、火力の申し子。

 

「??」

 

 不思議な顔をするラピを見据えたネオンの眼鏡が煌めいた。

 

「ここは私に任せてもらえませんか?」

 

 そうだ。お前はそれで良い。

 

 そう……それが良い。

 

「ネオン……あとは任せた」

 

「はい、師匠!」

 

 分かりあった二人に、これ以上の言葉は要らない。

 

「え〜マジ」

 

「ほら、ラピ、アニス……休憩だぞー、休むぞー」

 

「なるほど……ラッキー」

 

「……はぁ」

 

 さて、お手並み拝見。てか、どうなってんだあのポーチは……スカートに引っ付いてんのか?

 

 パンツを丸出しにしたままのネオンが、精神を統一した。

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

「がれきの消滅を確認!排水路への進入が可能です!」

 

「……ふぅ」

 

「お疲れさん」

 

 労いの言葉に対し、額から流れた汗を拭い、やりきったネオンは振り返り頬を上気させる。ちょっとえっちぃな。

 

「私、分かったんです。相手が何であれ、火力があれば解決できないことはないって!答えは火力!火力が全てです!」

 

 俺はフッとニヒルに笑いかけ、意味もなく遠くを見る。更にキラキラと瞳を輝かせたネオンが満面の笑みを溢した。

 

「本当にありがとうございます……少し迷いがあったんですが、背中を押してもらった感じです」

 

「気にするな」

 

「火力の道を進むものとして、極意と向き合えた気がします」

 

 そんな道があったのか……。

 

「そんな道あったのね」

 

 言っちゃったよ。

 

「師匠!これからは、師匠と呼ばせてください!改めてよろしくおねがいします!師匠!」

 

「ふっ……頼んだ」

 

「はい!師匠!」

 

「……勝手に呼び方を変えるな」

 

 ラピが俺にしか聞こえない程度にボソッと呟いた。なんだかんだ、上手く回っているようだ。

 ラピも呆れつつ、心なしか雰囲気が丸くなった気がする。張り詰めた弓みたいな感じだったからな〜この娘。

 

 

 排水路は狭く……そして、臭かった。

 

 全員が四つん這いで進む。眼前でぷりぷり揺れるアニスのお尻にできる限り顔を近づけ、匂いを誤魔化す。甘ったるい匂いで肉棒がギンギンに熱り立ってしまった。

 

「……へっ?」

 

「どうしたのシフティー?」

 

「……へっ!?……い、いえ、な、何でもありません!」

 

 挙動不審なシフティーとは……珍しい。

 

「あの、一言言わせてもらってもいいでしょうか」

 

 先頭であるラピの後ろ、ネオンが神妙に切り出す。

 

「何?」

 

「吐きそうです」

 

「……嗅覚センサーをオフにすることを勧める」

 

 何だそれ……羨ましい。

 

「それを切ってしまうと何というか、人間からあまりにも遠ざかるみたいでちょっと」

 

 流石ネオン。サスネオ。

 

「はは、変なこと言うね」

 

「心だけは乙女ですから」

 

「私は乙女を諦めるわ」

 

 な……なんだと!

 

「切っちゃおっ……えっ?、んひゃっ!」

 

 巫山戯るなぁ!死なば諸共とはこの事だぁ!

 

「何?」

 

「し、指揮官様!」

 

「ずるいぞアニス。俺たちは一蓮托生じゃ無かったのか?……フゥー」

 

「そ、そそ、それとこれとは関係ないでしょ!……んひぃっ、や……やめっ」

 

「なんですかアニス?トイレですか?我慢して下さい」

 

「し、指揮官様が〜……んんっ」

 

「し、指揮官……な、何をされているのですか?」

 

 おっと、ラピちゃん……もしかして、むっつりかい?

 

「俺は何もしていないぞ、アニスには指一本触れていない」

 

「そ……そうですか」

 

 明らかな動揺。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

 

「んっ……息っ!息を吹きかけてるのぉ!やめて指揮官様ぁ!」

 

「鼻呼吸は辛くてな、どうしてもこうなる……我慢してくれ、俺にも嗅覚センサーがあればなー」

 

 おおん?嗅覚センサーを切るんだろ?俺たちの友情はその程度だったんだろ?なんだぁ、ここが良いのかぁ?

 

「んぅっ……ごめん、ごめんってばぁ!オフにしないからぁ……やめてぇ」

 

「……ごくっ」

 

 アニスの声に当てられてか、誰かが息を飲む音が……微かに聞こえた。

 

 

 それからしばらく進むも、道中ではアニスがブツブツと文句を言い続ける。

 

「もう……指揮官様のばかぁ」

 

 ばかぁ、か……クククッ、可愛い奴めッ!!

 

「……指揮官、大丈夫ですか?」

 

 ラピが提示報告のように安否を確認する。ここに入ってから三度目。だいぶ進んだはずだが。

 

「臭いな……」

 

「ひ、人のお尻の後ろで、そんなこと言わないでよね!」

 

「いや、アニスには助けられている。良い匂いがするからな」

 

「ひゃ……や、やめてよね!」

 

「止まれ」

 

「きゃあ!」

 

 ラピの言葉通り、ネオンが止まったのだろう。動きを止めたアニスの尻タブに顔が包まれた……甘ったるい匂いに包まれて気分が一気に楽になったが、一部が熱を持ち始めるからやめて欲しい。

 

「ちょ、ちょっと!し、指揮官様!?お尻……お尻に顔が当たってるっ!!」

 

「不可抗力だ。すまない」

 

 不可抗力ついでに鼻先でぐりっと押し込んでおく。

 

「ひぁん、やめ……喋らないでぇ!」

 

「不可抗力だ。すまない!」

 

 不可抗力だ。仕方ない。

 

「んはぁっ……ふっふっ……ラピ!な、なんで急に止まったりするのよ!」

 

「……」

 

「ラピ!!」

 

「……えっ、ぁ……光よ。内部に付いたみたいね」

 

「な、なら早く!外に出ましょうよ!……んあっ!」

 

 不可抗力だ。本当にすまない。

 

「いかが致しますか、指揮官」

 

 ラピ……君は……君という奴は……ナイスアシストォ!!

 

「外に出よう」

 

「あひっ……だぁ、だからぁ!喋らないでぇってばぁ!!」

 

 ふぅ……堪能した……いやいや、間違えた。

 

 不可抗力だ。仕方ない。

 

 これこそ火力の極意。

 ラッキースケベとは自分から飛び込むものだと極意を得たり。

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 発電所内部をシフティーの誘導に従って進む。

 

「当然のように内部も掌握してるわね。こんな地下までどうやって来たんだろ」

 

 要所要所でラプチャーが発見される。その姿はまるで人間が機械を操作するように、迷いなく移動しては装置を器用に触っているように見えた。

 

「ところで、あのラプチャーたち、何をやっているのでしょうか」

 

 ネオンの疑問も最もだろう。彼らは確実に何か目的があって行動しているようにしか見えない。

 

「機械の周りに集まってるね」

 

「……発電所を操作してるみたいだな」

 

「ええ?し……んむぅ指揮官様、ラプチャーが人間の文明を利用するわけ……」

 

 アニスがようやく俺の存在を許したようだ。

 

 完全に無視されていたからな……。殴られなかっただけマシだと思う。ニケの膂力で殴られたら……流石の俺でも衝撃を殺すのに苦労する。多分、本気でやられたら死ぬ……かなぁ、流石に。

 

「……アニス、よく見て。操作してる」

 

「……本当に?」

 

 ラピが指差すラプチャーは数体で大きなモニターをコントロールしているようだった。

 モニターには、おそらく発電所内部の地図。大きな円の内部に矢印が付いたマークが出現……嫌な予感がする。

 

「戻るぞ」

 

 即座に告げる。これ以上は必要ない。奪還は不可能。調査も十分だ。

 

 俺の言葉に反応したラピが敬礼する。

 

「ラジャー。シフティー、退却ルートを確っ……」

 

 風を切る音にしては、異質だった。

 

 弾丸が発射されるような轟音はなく、異様なまでに静かに……しかし一瞬の内にラピの頭部が……落下した。

 

 世界が急速に色を失う。色の消えかかった世界で落ち行くラピと目が合い。

 

 全身の血が沸騰する。

 

 筋肉を総動員させ爆発的に加速。落ち行く頭部を抱きとめ、その勢いのままスライディング……遮蔽物に身を隠した。

 

「ラピ……必ず助けるッ!!」

 

 光が消えゆく瞳に告げる。

 

 これは誓いだ。

 

 誰のためでもなく、俺の魂に誓う。

 

 必ず助ける!!

 

「ラ、ラピ!」

 

「ふ、ふざけるなぁー!!」

 

 敬礼したままの身体が倒れ崩れるまでの間に、各自の第一行動は終了した。

 

「ハッハッハッ……ンッ」

 

 全身から滝のように汗が吹き出る。この身体では本来出せないであろう力の行使。強引に力を発揮した反動は確かに俺の身体を蝕んでいた。

 

「チッ」

 

 失敗した……今の身体で出力を出し過ぎた。右足の筋肉が、恐らく断裂している。

 

 クソッ……思考も纏まらない。落ち着けッ、とにかく……落ち着け。

 

 動ける。

 何も問題ない。

 

 心臓の高鳴りを沈めるため、息を止める。

 

「……フッフッ……フッ……ッ被害は!!」

 

 鼓動は未だ安定しない。しかし、頭は冷静になった。

 

「大丈夫!指揮官様!!」

 

「モーマンタイです!師匠!」

 

 考えろ!考えろ!!何が……何が必要だッ。

 

「指揮官様!!大丈夫!頭が無事ならラピはまだ死んで無い!絶対に離さないで!お願い指揮官様!!」

 

 ……アニス。

 

 ああ、まだ……ラピは死んでいない。

 

 ニケは、脳が無事なら体は替えがきく。だが、知識として知っているのと、同じニケであるアニスから直接言葉にして聞くのとでは、情報の重みが違う。

 

 アニス……ありがとう。

 

 想像より遥かに重いラピの頭部。

 

 焦点の合わない瞳が俺を見ている気がした……出来る限り優しく瞼を落とし、ラピを抱きしめる。

 

 もう、大丈夫だ。俺に出来ることをやれ。

 

 俺なら出来るッ。

 

 必ず全員で生きて帰るッ!!

 

「な、何、この振動?」

 

 再度決意を固めた俺を嘲笑うかのように、地面が振動する。一際大きく不気味な気配が高速で迷いなく近づいてくる。

 

「タイラント級を感知!識別信号!グレイブディガーで確定!」

 

 ああ、モニターのマーキングは……お前かッ。

 

「あの土を掘るやつね……!ここで戦うのは自殺行為だよ指揮官様!ラピもいないのに!」

 

 グレイブディガーがどんなヤツか知らねぇし、タイラント級がどの程度ヤバいのかも知らねぇが、とにかくやべぇヤツが……来るッ。

 

「シフティー!退却ルートッ!!」

 

「はい、当該位置の鉱車はまだ稼働します!線路に沿って外部へ出ることが可能です!」

 

「よし!行くよ、指揮官様!ネオン!」

 

「はい!」

 

 

 さぁ、命がけの鬼ごっこだ。

 

 必ず……必ず助けるぞ……ラピ!!

 

 

 

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