※この作品はR-18です。

性技の指揮官:ORE NIKKEがえちえちで困る   作:もみにい

35 / 39
この三人はキャラが強すぎなんですよね。
あまり推敲が出来ていないので、後々修正するかも知れません。


35 ☆ シュガー ☆ ミルク ☆ プリム

 前哨基地に常駐部隊が派遣された。部隊名はカフェ・スウィーティー、前哨基地に出来たカフェを最速で占領し住み着いたらしい。昨日の今日でカフェ・スウィーティー前哨基地店として営業を始めたと、ラピから報告があった。

 

 因みにマクスウェルとラピの戦闘は行われなかった……行われなかったと言うよりも、エレベーター前で待っていたラピの剣幕に、爆速でマクスウェルが逃亡したため不成立である。きちんとラピには謝罪と褒美を与えた……凄く可愛かった。なんか日に日に可愛くなるんだよな?どうしてだ?

 

 話を戻すが……正直、施設が余っているので有効活用してくれるのは助かる。助かるが……舐められる訳にはいかない。今後正規ルートで前哨基地に来てくれる仲間に対し、示しがつかない―――そんな事を考えながらカフェに来たのがいけなかった……今思えば、最初からクライマックスだった気がする。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 という訳で、カフェ・スウィーティー前哨基地店に来てみたんだが……店内には大型のコーヒー自販機が有るだけだった。

 

「ん?……カフェ……なのか?」

 

「見て分かんねーのか?コーヒー自販機だ」

 

 奥からひょっこりと顔を出した少女に睨まれる。

 

「……カフェ……だよな?」

 

「カフェだ、つってんだろがッ!……ん?」

 

 眉間に皺を寄せた黒髪で目つきの鋭い少女が、肩を怒らして近づいてくる。カフェに入った瞬間のお出迎えにしては、随分と荒い歓迎だなと苦笑した。

 

「おい……もしかして、あんたが指揮官の兄貴か?」

 

「此処の指揮官は、俺しかいないな」

 

「やっぱか!……カーッ!デッケーッ!!良い身体してんじゃねーか!」

 

 バンバン身体を叩いてくる目つきの鋭いヤンキー入ってそうな少女。多分ニケなんだろうな。俺に怯んだ様子もない。それにしても、随分と普通の格好をしている……昨日のシュガーと言い―――やっぱりラピ達が特殊なんだろうか?

 

「なあ、なんで自販機なんだ?」

 

「ほほう、指揮官の兄貴って奴は、そんなことでガタガタ言う奴だったとはな……はっ!興ざめだぜ」

 

「い、いや、そういう訳ではないが―――」

 

「ああん!?メニューだって3種類もあるんだぞ。シュガーコーヒー、ミルクコーヒー、プリムコーヒーってな!」

 

 ガンを付けられて捲し立てられながら、考えてみた……いや、こんな大型自販機の癖して三種類って、す、少なくないか?……だ、駄目だ、話についていけない。

 

「……」

 

「喜んでちょうだい、パートナー。一番最初のお客様ってことで、特別にシュガーコーヒーを試飲させてあげる」

 

 昨日知り合った銀髪赤目のクール美女が、店内にも関わらずバイクに腰掛けていた―――うん、バイクにはツッコまないでおこう。

 

「さぁ、飲んでみて」

 

 自販機から取り出したシュガーコーヒーとやらが投げられ、危なげなく受け取った。

 

「ん?―――サンキュー……シュガー、お前此処の部隊だったのか」

 

「ほら、飲んでみて」

 

 ……人の話を聞かない所は、いつも通りみたいだな。

 

「あん?シュガー、抜け駆けか?兄貴と知り合いだなんて聞いてねーぞ」

 

「……胸を揉みしだかれる仲よ」

 

 ……は?こ、コイツッ!?

 

「あ?胸?……ばっ!?むねぇ!?……あ、兄貴……マジかッ!?」

 

「おい!誤解を招く言い方すんじゃねぇ!」

 

「え、あんなに激しく揉んだのに……遊びだったのね、シクシク」

 

「!!?オイッ、兄貴ッッ!表でろやッ!女を泣かせる悪漢だったとはなァ!拳で治療してやるぜッ!!」

 

「ミルク、ふぁい」

 

 いつの間にか側にいたダウナーな女が、気怠そうに片手を上げていた。

 

「ゴラァッ!!てめーも煽んなッ!!」

 

 長い灰色の髪を無造作に散らばらせ、頭部にはアイマスクが掛けられている……こ、コイツら……まともなのは格好だけかッ!?

 

「あんッ!?プリムも狙ってんのか?……許せねーッ、何で私を狙わねぇんだよッ!!鉄拳制裁ッッ!!」

 

「―――ッ、ッぶねッ……」

 

 ミルクと呼ばれた少女が拳を繰り出し、咄嗟に逸して防いだが……こ、コイツ!瞳がキラキラしてやがるッ!?

 

「!!?―――や、やるじゃねーか兄貴ッ!!は、早く外でやろうぜ!!」

 

 コイツぅ……喧嘩がしたいだけじゃねーかッ!!チクショーが!

 

「だあーッ!クソッ、あークソがッ面倒だ、やってやるよッ!!」

 

「へッ、そうこなきゃなッ!!行くぜ、兄貴ッ!!」

 

 シチュエーションが違えば良かった。初対面の少女が瞳をキラキラさせながら俺の手を掴み外に引っ張っていく……それが喧嘩目的じゃなければ、少しは嬉しかったよッ!!

 

「がんばえー……ぐう」

 

「私のために争う二人……これが修羅場……悪くないわ」

 

 おい、こらッ!!シュガー!テメーは後でキツイのお見舞いしてやるから覚えておけよッ!!

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 成り行きでミルクと喧嘩をすることになってしまったが、自分の力を確認するチャンスではあった。ラピとの模擬戦は複数回行っているが……どうしてもえろえろになってしまう。真面目にやっていてもラピが意図的に隙を作るため、どうしてもそっち方面に流れるし、俺も意図的に辱める方向に進んでしまう……いや、別にそれが嫌なわけじゃないんだ。模擬戦のラピは滅茶苦茶に可愛いし。組み敷いたラピに甘い声で誘われるのとか……控えめに言っても最高だ。

 

「兄貴!準備は良いか!?」

 

 おっと、思考が逸れていた。今は目の前の事に集中しよう。

 

「……来い」

 

 圧倒的強者というモノを少女に教え込むことにしよう。例えニケの膂力を持ってしても超えられない壁がある事を、少女に身を持って体験させてやろうという意志を込め―――自然体のまま呟いた。

 

「!!?……な、なんだ?隙がねぇ!?」

 

「来ないのか?」

 

「ッ!?ッ、るっせーッ!行くぞッ!!」

 

 真正面から急速に距離を詰めたミルクが放った拳を、やんわりと受け流す。勢いのまま身体を反転させ、肩から衝撃を拡散させる。発勁を面で受けた少女は、体重差があろうと簡単に宙を舞った。

 

「―――ッッ!!?……ぅあ?っと……ま、まじかッ!?」

 

 空中に投げ出された身体をくるりと回転させ着地したミルクに対し、指をクイッと曲げ挑発する。

 

「来い」

 

「―――!!!お、おお!!すっげー!!」

 

 瞳をキラキラさせながら、速度の上がった少女の拳を散らしていく。捌きながら、捌きながらってッ―――痛ぇんだよ!力強ぇんだよ!!なんで受け流してんのに、こんなに痛ぇんだよッッ!!

 

「足元な、もうちょっと視野を広く持て」

 

 重心が完全に拳に乗ったタイミングを見計らい、軸足を払った。このまま倒れるしか無かった少女の瞳はギラギラと光を帯び―――俺は追撃に備えた。

 

「ッ―――舐めんなッ!!」

 

 地面に付いた手が回転し、軸を瞬時にズラしたミルクの蹴りを両手でガードし、後方に飛ぶことで衝撃を殺す―――殺しても少し痺れるんだが?膂力ではやっぱり勝ち目が無い。

 

「―――ッ!ああ、今のは良かったな」

 

 瞳で語らなければ満点の奇襲だったが、それを言うのは少し野暮だろう。

 

「ほ、ホントか!!」

 

「あ、ああ」

 

 途端に瞳をキラキラさせ、眉間の皺も無くなった。嬉しそうにミルクがはにかみ……やっべ、ちょっと可愛いとか思っちまった。

 

「や、やっぱそうか、咄嗟に出たんだけどよ!なんかしっくり来たって言うか、めっちゃ気持ち良く蹴りが出せたぜ!!」

 

「そりゃ良かったな……で、まだやるか?」

 

「ふーふー」

 

 出来もしない指笛を鳴らそうと頑張っているシュガーを指差し、ミルクに問いかける。チラリとシュガーを一瞥したミルクは、自身が見世物になっている事実に頬を染め、小さく呟いた。

 

「ま、またしてくれるか?」

 

「何時でもは無理だけどな、暇な時なら良いぞ、コマンドセンターに来てくれ」

 

「な、なら明日は!!」

 

「……明日ぁ!?……まあ、いいか……昼前にでも来いよ、相手してやる、飯も食わせてやるよ」

 

「ま、マジかッ!!―――兄貴!私は兄貴に一生付いて行くぜッ!!」

 

 ―――こ、これは、飯に吊られたのか?

 

「ミルクが行くなら、当然私も行くわ」

 

「迎え……」

 

 プリムと呼ばれた女がだらんと俺により掛かりボソリと呟いたまま―――

 

「ぐう」

 

 ―――眠った。

 

「おい?何でコイツは俺に寄りかかって寝てるんだ……クッソ重いんだが」

 

「パートナーって凄いのね。プリムに潰されない人間なんて初めて見たわ」

 

「流石兄貴だなッ!!」

 

 おい、誰かこのカオスをどうにかしてくれッ!!

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 寝入ったプリムはミルクに抱えられて店内の地面に文字通り捨てられた。それでも眠っているんだから、流石というしか無いだろう。

 

「パートナー、早くシュガーコーヒーを飲んでみて」

 

「あ?……ああ、ありがとな」

 

 シュガーコーヒーを一口飲んでみる……うん、これは……珈琲として飲んだら駄目な奴だ。この甘さは珈琲への冒涜だろ……甘ったるい飲料として飲めば―――まあ、そこそこ美味いと思う。

 

「……まあ、美味いぞ」

 

「そう。よかった。人間が飲んでも死なないみたいね。ってことはニケが飲んでも問題ないわ」

 

「おいこらッ!―――マジで言ってんのかテメェ!?」

 

 人の身体で実験すんじゃねぇッ!!

 

「いい、売ろう」

 

 何時起きたんだテメェは!?アア゛ッ、シカトしてんじゃねぇぞプリムッッ!!クソが、揉みしだくぞッ!!

 

「おい!ほら見ろ、心配すんなって言っただろ?」

 

 ―――テメェもかミルクッッ!!明日は覚えておけよッ!!忘れねぇからなッ!!

 

「おい、テメェらッ、俺の話を聞けッ!」

 

「ん?」

 

「ぐう」

 

「あ?どうしたんだ、兄貴?」

 

 取り敢えず、またもや俺に体重を預けグースカ眠り始めたプリムのダルンダルンなシャツの隙間に―――手を突っ込んだ。

 

「―――?」

 

「「!!?」」

 

「おい、こら、人の体を枕にして、グースカ寝てんじゃねぇぞ」

 

「……ぅ、ぁ……手、強っ♥」

 

 どいつもコイツもノーブラでぷらぷらさせやがって、揉んで下さいって言ってるようなもんじゃねぇか、そんなに揉んで欲しいなら、存分に楽しませてやるよッ!!

 

「ぁ♥ ぁ♥ 駄目、そこ♥」

 

「そこじゃ分かんねぇんだよッ!何処がダメなんだ?アア゛、ここかッ!?」

 

 ぷっくりと膨れた乳輪を絞るように揉み込み、乳首をぎゅうっと摘む。

 

「―――しょこっ♥」

 

 こりこりと捏ねくり回し、強く摘み上げた。

 

「ひぅ♥」

 

 両手でたぷたぷと揺らし、ぷっくり乳輪をなぞるように手を這わす。

 

「プリム、俺を枕代わりにしたら、こんなもんじゃ済まさねぇからな、分かったら返事しろッ!」

 

「……ひ♥ ふぁい♥」

 

「よし、言い返事だッ!」

 

 絞るように揉み込むのが好きみたいだからな、ご褒美だ。

 

「ひぅ゛♥♥」

 

 身体から力が抜け、床にへたり込んだプリムは、そのままぴくぴくと身体を震わせ、ぐっすりと寝入ってしまった。満足そうな顔をしてるのがムカつくが―――次だッ!

 

「ミルクッ!!コッチ来いッ!」

 

「え、ええ!?わ、私は何もしてないだろッ!!」

 

「来いッ!!」

 

「は、はい!!」

 

「座れ」

 

 従順に椅子に座ったミルクの背後からガッシリと胸を揉みしだき、首筋に吸い付いた。

 

「ひぐっ、あ、ああ、兄貴ッ!?こ、これヤバいってぇ♥」

 

「ヤバいかどうかは俺が決めるんだ。お前が決める事じゃねぇ」

 

「ふぐぅ……ふぁい♥」

 

「ちゃんと喧嘩の相手はしてやるから俺で実験すんじゃねぇ、分かったか?」

 

「わ、分かったッ!!ぜ、絶対にしない!約束するッ!」

 

「お、意外と聞き分けが良いな……良い子だ、ご褒美やるよ」

 

 真っ赤に染まった耳に口を近づけ、軽く噛み付いた。両手でガッツリと張りのある胸を揉みしだきながら、息を吹きかける。

 

「んぉ゛♥ んぉぉ゛♥ や、んぅ゛ぅ゛♥」

 

 腰が砕けたミルクが身体を震わせのろのろと立ち上がり、プリムの上に倒れ込んだ。

 

「テメェが一番罪深いんだよ―――」

 

 こんな光景を見ても未だ無表情を貫いているシュガーは、頬が真っ赤に染まっていた。

 

「なぁ、分かってんのかシュガー?」

 

「―――パートナー、や、優しくしてね」

 

「ああ、優しくしてやるよ、ちゃんと優しくなぁ!」

 

 シャツを捲りあげ、そこそこの巨乳がまろびでる。二人の痴態を見て興奮したのか、ツンと上を向いた突起を強く掴んだ。

 

「んぐっ゛、そ、それ……強いっ。お、女の扱いが、なって無いわね、パートナー」

 

 ふーふー言いながら言っても、説得力が無いんだよなァ……そういうことなら、ちゃんと優しくしてやるよ。

 

「んふっ♥ っっふ♥ きゅ、急に優しいのっ……んんぅ♥ 痺れるっ」

 

 コリコリにしこり上げた乳首を手の平で捏ね回し、下乳に舌を這わす。

 

「っふ、っふー♥ な、舐めっ、あんっ♥ すごっ♥ ぱ、パートナー、もっと、もっとして♥」

 

 言われなくてもヤッてやるよ。だが、乳首は舐めてヤらねーけどな。

 

「はぁはぁ、っふ♥ ぁんぅ♥ もっと、凄い♥」

 

 抱き締められる腕に力が籠もり、胸に顔が押し付けられた―――!?コイツ、力加減が出来てねぇ!?やっべ、頭が潰れかねんッ!!

 

「ふぅふぅ―――ぁぁああ♥ ―――〜〜〜♥♥♥ な、なに……これぇ♥」

 

 咄嗟にズボンの隙間から手を突っ込み、自己主張の弱い突起を捏ねるように押し込んだ。力が抜けた腕から頭を抜き取り、シュガーのベルトを外し、ズボンのチャックを降ろす。

 

「なぁ、濡れすぎだろ……しゃーねー、もっかいイッとけ」

 

 分かってはいたが、黒いショーツは濡れて色が濃くなっており、ねっとりと蜜に濡れたショーツの隙間から指を差し入れて、肉を掻き分けた。

 

「あぁぅん♥ くぅぅ♥ それ、すごぃ♥ ―――っ♥ っう♥ ぁ……ま、またくるぅ♥」

 

「イクって言うんだよ、ちゃんとイクって言え」

 

「あん♥ ぁ♥ ぁ゛あ♥ ―――いくぅ♥ いくっ゛ぅ゛―――♥♥♥」

 

 ビクンと大きく跳ねたシュガーの肉から指を抜きとり、優しく突起を捏ねてやる。深い絶頂の後に優しい甘い痺れを伴う快楽が、最高に気持良いらしい……誰が言ってたとは、言わないがな。

 

「―――〜〜〜♥ はぁん♥ ふーっ、ふぅぅ♥ ぅぅんっ♥」

 

「おら、お前の汁だ、ちゃんと舐めて綺麗にしろ」

 

「んんぶっ、はふ、はふっ♥ んぢゅ、ちゅぱ、ちゅっぱ♥ れろっ♥」

 

「やれば出来んじゃねぇか。おい、シュガー、ちゃんと言う事聞けるか?」

 

 瞳を潤めこくこくと頷くシュガーに満足した俺は……途端に冷えた頭でこの惨劇をどうするか考えた。倒れ込んだ二人の視線をビシビシと感じる―――チラリと二人を見ると、ごくりと喉を隆起させたミルクと……さっきまでの眠そうな瞳を見開いて、食い入るように見詰めるプリムの姿があった。

 

「パートナー、もっと、もっとして♥」

 

 うん―――どうしてこうなったッッ!!?

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 ニケは快楽に弱い。それは俺が発見した心理だろう。今まさにそれを実践してしまった俺は、この状況をどうすればいいか―――必死に考えていた。

 

「ねえ、パートナー、キスに興味は無い?私は凄く興味津津なの」

 

「枕……する……わくわく」

 

「兄貴……そ、その、良い子にするからよ……さ、さっきの、もっかいしてくれよぅ?」

 

 こ、此処はカフェだよな?違法風俗店じゃないよな?……ハア、現実逃避は止めよう。自分が撒いた種だ……どうにかしなければ。というよりコイツらを此処で放置すれば、コマンドセンターまで特攻をかけてくる予感がぷんぷんする。

 

「取り敢えずな、プリムは重い、シュガーは顔を近づけるな、ミルクは太腿を擦るな」

 

「「「!?」」」

 

 如何わしい店でも、こんなにベタベタ引っ付かねぇぞ。いや、分かってる。分かってるんだ。俺が怒りに身を任せた結果―――いや、途中からは楽しんだ結果か……その結果、このカオスが生まれた事は分かってる。別にコイツら可愛いし、抱くのは全然良いんだ。だが、コイツらが何の目的があって前哨基地に来たのかが分からん。抱いて欲しいから嘘を付く可能性もある。むしろシュガーは喜々として冗談ばかり言うだろう。

 

「お前らのリーダーは誰だ?」

 

「ん」

 

 二人の視線がプリムに向き、ダルそうに上げられた右手が俺の希望を消し飛ばした―――プリムかよ……詰んだ。

 

「……分かった、ちょっと待ってろ」

 

 どういう基準でリーダー選んだんだよ。一番喋らねぇじゃねぇか。情報が一番手に入らねぇ……。

 

「何処行くのパートナー、逃さないわよ」

 

「逃げねぇよ、俺が信じられねぇのか?」

 

「信じられないわ」

 

 それはそうだよな。俺も一緒の気持ちだから。気が合うじゃねぇか。

 

「分かった。此処で電話する。勝手に聞いてろ」

 

 電話を掛ける相手は決まっている。二人だ。まずはアニス―――出ない……アイツ寝てやがるな、だからアレほど朝早くから特攻してくるなって言ったんだ。また夜には涙ながらの謝罪えっちになるんだろうか?……まあ、いい……それなら、エクシア―――お前に託した。

 

『ハァーイ、初心者さんのー、愛の奴隷エクシアでーす♥』

 

 ―――ワンコールで出やがった……正直、凄く助かる。ありがとうエクシア……だがな、これスピーカーなんだよなー。

 

「「「!?」」」

 

「……エクシア、すまん、カフェ・スウィーティーって分かるか?」

 

『分っかりますよー、テトラ最強部隊、万屋の三人組ですねー、それよりー、お腹がヤバいくらい疼いてるんですけどー♥ 早くお腹一杯にして欲しいでーす♥』

 

「「「!?」」」

 

「す、すまんエクシア、その三人が通話を聞いてる―――その、マジですまん」

 

 通話越しに物が崩れ落ちる音が鳴り響いた。きっと顔を真っ赤に染めてあわあわ言ってるんだろうな。今度目一杯抱いてやるから許して欲しい。

 

「一日中抱いてやるから許してくれ」

 

『―――!!?ゆ、許しまーす!べ、別にいいですよー、ど、どうせ三人と顔を合わせることなんて……た、多分ありますよねー?』

 

「コイツら次第だろうな」

 

『で、ですよねー、ま、まぁ辱めだと思えばー、えっちのスパイスになりますかねー?』

 

「それは、エクシア次第だな」

 

『……わ、割り切りまーす、どうせ今後複数で抱かれる事もあるでしょーし♥ よ、予行練習だと思えば……うわ、はっずー♥』

 

 本当に悪かった。まさか、あんな甘々な声で電話に出るとは思わなかったんだ。

 

「コイツらにもエクシアと同じ目に合わせるから、許してくれ」

 

『……ま、まじですかー?も、もしもーし、三人共聞いてるんですよねー?』

 

「聞いてるわ」

 

「マジでエクシアじゃん、懐かしーな、おい!」

 

「ん」

 

『おー、一言だけ言っておきまーす、ご愁傷様でーす、はちゃめちゃに辛いので頑張って下さーい』

 

「「「!?」」」

 

 そ、そんなに辛いのか?……エクシアにはめっちゃ優しくしてやろう。

 

「待ってるからな、お前の好きな様にしてやる」

 

『おっ!らっきー♥ これは、胸が踊りますねー、じゃーご要件をお伺いしまーす』

 

「コイツらが前哨基地に常駐するらしいんだが、裏とか無いか?コイツら……ハニートラップじゃないとは思うが、何か裏がありそうなんだ。無理言って済まんが、大丈夫な範囲で知らべてくれないか?本当に悪い」

 

「パートナー、私達を疑ってるの?」

 

「兄貴……まあ、しゃーねーわな」

 

「ぐう」

 

 俺だって疑いたくねぇよ。でもな、誰が味方かも分からねぇんだ。例え信頼を損なっても仲間を危険に晒す訳にはいかない。俺に出来ることなんて、今の所それくらいだ。

 

「お前らは黙ってろ、嫌なら黙るな。俺は帰ってお前たちを元いた場所に帰すだけだ。大体お前らが正規ルートでちゃんと申請してくれば良かったんだろが……まあ、終わった事はもう良い……マジですまんなエクシア、かけ直そうか?」

 

『ん〜〜、オッケー、終わったー。それと初心者さんはー、謝り過ぎですよー、私はー謝られるより、好きだとかありがとう、とかの方がー、嬉しいでーす♥』

 

「ありがとなエクシア、大好きだ」

 

『ふひひ♥ サイコーですねー♥ 初心者さんがー大好きでーす♥』

 

「「!!!!!!」」

 

「ぐう」

 

 二人の圧が凄い……射殺さんばかりに端末を睨みつけるシュガーとミルクは……実はそんなに疑っていない。感情をむき出しにするタイプは、結構分かり易いからな。一番危険なのは、何を考えているのか分からないリーダーのプリムだ。こういう昼行灯タイプは実力を隠しているタイプが多い。マジで危ないからな?後ろから殺気も無く刺されるとか……あるから。

 

「聞かせてくれるか?」

 

『ハァーイ♥ 結果から言いますねー、何もありませーん。マスタングCEOの息が掛かってるとかー、他の思惑とかー、なーんにもありませんよー。多分、楽しそうだからとか、そういう理由とー、無料で新築の建物が手に入るって知って、即行動したんでしょーね。つまりーいつも通りのー、気まぐれですねー』

 

 ―――はあ……首を縦に振りまくる二人を見れば、それが嘘じゃないことは分かった。

 

「ありがとうエクシア、借りが出来たな。なんでも一個言う事聞いてやるから考えとけ」

 

『!!?ま、まじですかー♥ うっわー、さいこーじゃないですかー、三人ともごちそーさまでーす♥ じゃあ、初心者さんの声を聞いたら疼いてしかたないんでー♥ ちょっと失礼しますねー♥』

 

「ああ、ちゃんと映像は送れよ」

 

『♥♥♥ あったりまえじゃないですかー♥ 愛してまーす♥ ちゅ♥♥♥』

 

「「「!!!」」」

 

 おい、プリム、何時起きたんだ?―――まあ、いいか……良かった。俺は本当に助けられてるな。―――あ?今度はアニスから電話だ……タイミング良すぎだろ?

 

『し、指揮官様っ!!ごめ、ごめんね!寝てたの!許して♥』

 

 三人に黙っていろと唇に指を立て、悪い顔で頷いた三人に悪い顔で答えた。

 

「いいぞ、気にするな。アニスの声が聞きたかっただけだ」

 

『も、もぅ♥ 指揮官様ったら♥ そ、そんなに私に会いたいなら……今から、その……えっちする?』

 

 アニスの余りの甘々っぷりにガタッと椅子の音が鳴り響いた。

 

『ん?どうしたの指揮官様?アニスの身体思い出しちゃった♥ きゃ♥ も、もぅ♥ えっちなんだから♥』

 

 ガタガタッ!

 

 こ、これは、ちょっとやり過ぎかも知れない……。

 

「そ、そうだな。す、すまんちょっと用事が出来た。また顔を出す」

 

『うん♥ 待ってるね♥ 指揮官様♥ だーい好き♥♥♥』

 

 ガタガタガタガタッ!!

 

「お、お前らどうしたんだよ?」

 

「あ、あのアニスが……あんな猫撫声で大好きって……も、もしかして洗脳したの、パートナー?」

 

「あ、兄貴……あれはアニスじゃない……アニスの声真似したナニカだッ!!」

 

「ん、怖」

 

 な、何があったんだ……アニス?取り敢えず、メチャクチャ優しくしてやろう。マジですまん。悪ノリした。

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 三人を抱くことが決定したその瞬間に、不穏な空気が場を支配した。

 

「当然だけど、私が最初よ」

 

「ほ〜お!お前、いい度胸してんじゃねぇか。兄貴と最初に打ち解けたのは、この私だろ〜?だから私が最初だ!当然ってことだ!」

 

「反対」

 

「今何つった!」

 

「私、リーダー、最初」

 

「「!!」」

 

「はっ、ガチモンがこんなとこにいやがったか。何もしねぇ癖にどこがリーダーだ!このぐうたらな怠け者野郎め!」

 

 取っ組み合いの喧嘩でも始まる雰囲気。額を突き合わせたミルクがプリムにガンを付けるが、当のプリムは何処吹く風だ。ブラックタイフーンに近づくシュガーからは、不穏な気配しかしない。

 

「仕方がない」

 

 ガチャっとブラックタイフーンから取り出した銃を構えたシュガーが……二人に銃口を向けた―――た、唯の威嚇だよな?

 

「何だ、一発かまそうってか?」

 

 ミルクまで銃を取り出し、構えた。

 

「ん」

 

 プリムも二人同様に銃を構えた―――こ、コイツらなら、マジでやりかねんッ!

 

「テメェら止めろッ!無かった事にするぞッ!!」

 

 一瞬で三人の手から銃が消えた―――は?いや、マジで見えなかった……コイツら、本気を出せばもしかして、最強なのでは?

 

「なら、どうするのパートナー?私は譲らないわよ。最初にして貰って、今後ずっとマウントを取る夢があるから」

 

 ち、ちっさい夢だな。

 

「私も譲る気はねぇぜ!最初ってのは価値があるもんだ!一番じゃねぇと気がすまねぇ!」

 

 一番か……障害は多そうだな。が、頑張ってくれ。俺は皆平等とか言わねぇから、明確に優先順位があるからな。まあ、俺の命よりはお前らの方が上に来るよ。その代わりお前らが俺を守ってくれよな。

 

「最初、私」

 

 うん、分からん……君が一番分からんよ。一番俺に興味無いだろ?どうせ、シュガーと似た理由だろ?

 

「てか、お前ら三人とも同時に抱くからな、確かに抱かれる順番はあるだろうが……そうだな、三番目を選んだら、好きな事を一個してやる。罰の内容は駄目だけどな」

 

「「「!?」」」

 

「パートナー、私が三番目でいいわ。その代わり、凄く優しくして欲しいの、好きって一杯言って欲しい」

 

「じゃあ、シュガーが三番目な」

 

「おま!ずりーぞッ!」

 

「ミルク、こういうのは早いもの勝ちだ。先に決断したやつが偉い。お前も喧嘩してるなら分かるだろ、同じくらいの強さなら、躊躇なく先に殴った方が勝つんだよ」

 

「そ、それは……チッ、な、なら兄貴!二番目は何か無いのか?」

 

「あ?二番目……」

 

 何で俺はえっちの順番で頭を悩ませてんだよ……どうなってんだアーク?

 

「そうだな……」

 

 いかん、何も思いつかん……三番目より緩和して一番目よりも特典が付く……そんな物あるのか?

 

「俺の写真でもいるか?」

 

「私が二番だッ!!あ、兄貴の写真って、い、一枚だけか?」

 

「あ?別に欲しいだけやるよ。新しく取るのは無しな」

 

「……は、裸のとか……ある?」

 

「あるぞ、俺が恥ずかしくなる奴がな」

 

 エクシアが調子に乗って撮りまくって、俺もテンションが可怪しくなった時のが……フルボッキでポージングを決めてるやつがな。自分では絶対に見たくないッ。

 

「……しゃあッッ!!」

 

「パ、パートナー……そ、それは狡いわ」

 

「……お前にも一枚だけやるよ」

 

「ん、私も」

 

「プリムは一番だから駄目だろ」

 

「……寝る」

 

 少しだけ悲しそうな顔をしたプリムが、俺により掛かりふて寝を始めた……。

 

「絶対言うなよ、一枚だけだからな」

 

 耳元で小さくつぶやくと、服の裾がぎゅっと握られた。

 

「ん」

 

 ……可愛いとか思ってしまった俺は、そこそこヤバいかも知れない。

 

「兄貴、それは狡いぞッ」

 

「分かったよ、お前とのツーショット一枚撮ってやる。これでいいか」

 

「……いい。それ凄くいいッ!!」

 

「ねぇ、パートナー」

 

「ガァーッ、永遠に終わらねーだろーがッ!これッ!!」

 

 結局シュガーはツーショットと好きな写真一枚で三番目。ミルクは写真撮り放題になり、プリムは一番で、秘密裏に俺が選んだ写真を一枚渡す事になった。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 後日、俺の恥ずかしいフルヌード写真集が前哨基地で秘密裏に売り払われ、ミルクを虐める事になったのは予定調和みたいなものだろう。大事な部分と顔にモザイク処理する位ならやるんじゃねぇよ。

 

「ごめッ♥ ごめんって♥ 兄貴っ♥ あんっ♥ 強ッ、奥すごッ♥ もっと、乱暴にッ♥」

 

「ああ!?何で、ご褒美みたいになってんだよッ!お前マジでフザケンナよッ!!ハメ潰してやるからなッ!!!」

 

「んぁぁあ♥ 奥虐められるのッ、すごぃい゛♥ ッッ、イクッッ♥ イグぅぅう゛う゛♥」

 

 ミルクにはお仕置きがお仕置きにならなかった。次からは、責め手を変えようと思う。




い、いつの間にか4Pフラグが立ってたんだ―――はあ?なんでこんなことになってるの?

休暇アンケート

  • センチ
  • ベロータ
  • ポリ
  • プリバティ
  • シグナル
  • ブリッド
  • ネヴェ
  • プリム
  • ネオン
  • 他のキャラ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。