屋敷で、既に夕方頃になる。
山奥での屋敷で住んでいる俺にとっては、帰り道はかなり大変であり、学校から歩き帰るのも一苦労だ。
特に冬という季節に近い、この頃では、時折雪が降っている事もあり、その日はいつもよりさらに寒かった。
そうして、冬の帰り道の最中、同じように雪の中を歩く音が聞こえた。
今現在、この山奥の屋敷に住んでいるのは、俺を含めても4人。
その内、1人は仕事の都合であまり長い期間住んでおらず、時折来る程度だ。
だから実質3人なのだが、そんな足音が聞こえ、振り返ってみる。
「あぁ、丁度、会いましたね」
そう、笑みを浮かべてくれた女性に俺も頷く。
厚いコートを身に纏っていても、その豊満な身体が分かる女性。
年齢的には、既に成人を迎えながら、大学生と言われても納得する程の若さと共に、高校生の俺からしたら年上の姉を思わせる。
何よりも腰まで伸びる艶のように滑らかな銀髪の女性。
その女性の名はロスヴァイセ。
小猫と共に同じく悪魔であり、元戦乙女という変わった経緯を持つ女性だ。
「今、丁度、晩ご飯の帰り道です。
今日はあの人もいないので」
そう、俺は両手に持つ買い物袋を見せながら言う。
「そうでしたか、良かったら、片方持ちましょうか」
「いや、そんな事は」
「一緒に住んでいるので、そういうのは気にしなくても良いですよ」
俺はすぐに断ろうとしたが、元々お人好しなのか、それ共お節介なのか、そのまま俺の持つ買い物袋を片方持つ。
正直に言うとかなり重かったので、こうして持ってくれるのは非常に助かる。
「それじゃ、その片手が空いているので、良かったら」
そう、俺はロスヴァイセに向けて、手を差し伸べる。
「へっあっあぁ、そうですね」
俺が言うと、少し驚いた表情をし、それと同時に納得するように、彼女もまた手を伸ばす。
冬の寒い季節という事で、こうして手を互いに握りながら帰る。当然だが、彼女の手はとても冷たくて、そしてとても柔らかかった。
「……」
「……」
特に会話をするわけでもなく、ただ無言のまま歩いていく。
しかし、何故か気まずい雰囲気はなく、むしろ心地よい空気だった。
しばらく歩いていき、やがて目的地である屋敷へと辿り着く。
そこは古びた洋館であり、周りには誰も住んでいないような山奥にある建物だ。
この辺り一帯に人がいないのも、ここが山奥だからだろう。まぁこんな所に人が住んでいるなんて普通思わないしな。
ロスヴァイセと共に門を開けると、そのまま玄関へと向かう。
鍵を締めると共に、俺はそのまま買ってきた物を、すぐに冷蔵庫へと仕舞う。
晩の食事の準備は行いたい所だが、先に身体を温めたかった。
「あの」
そう考えていると、ロスヴァイセがこちらに話しかける。
「良かったら、先に一緒に風呂に入りませんか」
そう、頬を少し赤くしながら言う。
冷蔵庫に食材を入れて、数分程度。
まだ、風呂の中には十分にお湯は溜まっていないだろう。
それでも誘う意味を知ると。
「あっあぁ、そうだな」
その言葉に、俺はすぐに応え、同時に浴室へと向かう。
程良い広さの浴室には、既に洗濯機と洗濯物を置く為の籠があり、俺は身に纏っていた衣服をある程度脱いでいく。
制服の上着やコートは既にかけており、俺とロスヴァイセは背中越しで裸になっていく。
そして、お互いにタオルを持っていざ浴室へ──と思った時だった。
「えっと……ロスヴァイセ?」
彼女は何故か動かない。
後ろを振り向くと、そこには固まったように動かず、顔を真っ赤にして視線を下へと向けている。
「ど、どうしたんだ? 早く入らないのか?」
「い、いえ、その、今になって、緊張してしまって」
そう、真面目なロスヴァイセらしい返答に、思わず俺は笑ってしまう。
「えぇ!? わ、私そんな変なこと言いましたか!?」
「あぁ、ごめん。ただ、やっぱりロスヴァイセも女の子なんだなって思ってさ」
「そっそうですね」
そう、ロスヴァイセは頬を赤くしながら、俺達はゆっくりと風呂場の中へと入っていくのだった。
浴室には、未だにお湯を入れている途中で湯気が立っている。
俺は脱衣所で服を脱ぎながら、ちらりとロスヴァイセの方を見る。すると彼女は既に衣服を脱いでおり、その白い肌が露になっていた。
しかし、それでも恥ずかしかったのか、手で胸を隠していたり、下腹部辺りを隠したりしている。だが、それでも隠しきれない豊満な乳房に視線がいってしまう。
(……いかんいかん)
と、そこでふと気付く。
ロスヴァイセの様子がおかしいことに。
先程から顔色が赤くなったままで、ずっと俯いているのだ。しかも、チラチラとこちらを見てくる。
「それでは、その、はい」
その言葉と共に、ロスヴァイセはゆっくりと近づく。
お湯を入れる途中なので、まずは入浴前に身体を洗う事にした。
頭はすぐに洗い、次に行ったのは互いの身体を洗う事にした。
始めにロスヴァイセの方から、俺の身体を洗う事にした。
「それじゃ、失礼しますね」
そう、ロスヴァイセはその手に泡を纏わせて、俺の腕や肩に触れていく。
柔らかな感触が腕に触れる度にビクッとなってしまうが、彼女は特に気にしていないようだ。
次に背中だ。
ロスヴァイセの手は大きい。そして、柔らかい。その手が触れた瞬間、ゾクリとした感覚に襲われる。
泡と共に、まるで俺の身体を愛撫でを行うように、優しく丁寧に触れる。
思わず反応しそうになるのを抑えながら、俺は何とか耐える。
やがて、今度は下半身へと手が伸びてくる。
そこはもう既に元気になっていく。
それと共に勃起した肉棒へとロスヴァイセの指が触れる。
「……凄い」
そんな感想と共に、彼女の指先が動く。
ゆっくりと上下に動かされるだけで、俺には十分すぎる刺激だった。
しかし、ロスヴァイセはそこで止まらない。
そのまま、泡塗れの手で握られると、シュッシュッという音を立てて扱き始めたのだ。
それはまるでオナニーをしているような感覚だ。
その快感に耐えられず、すぐに射精してしまいそうになってしまう。
だが、それを必死に耐える。
ここで出してしまえば、何のためにここまで頑張ったのか分からないからだ。
ロスヴァイセもそれが分かっているからこそ、更に激しく扱いていく。
そして、遂に限界を迎えてしまった。
「んっ、こんなにっ出てっ」
その言葉と共に、射精した精液はそのままロスヴァイセの指の中に収まった。
その白濁とした液体が付着する様を見て、俺は思わず興奮してしまう。
「それじゃ、洗い終わったし、その」
その言葉と共にお湯が溜まっているのに気がつく。
「それじゃ、入ろうか」
その言葉を初めて、俺はまず始めに風呂へと入る。
そして、ロスヴァイセはそのまま俺の上に乗るように座る。
「んっ」
熱い湯船の中に、乗りかかるロスヴァイセの尻肉。
その感触は、軽く乗るだけでも柔らかくて心地良い。
そのまま彼女は俺に背中を預けるように座る。
「どう? 気持ちいい?」
そう言ってロスヴァイセは自分の尻肉が俺の肉棒に押し付けているのを感じながら聞く。
「ああ、最高だ」
俺は素直な感想を述べると、彼女は嬉しそうな声を上げる。
「ふぅーん、そっかぁ……私も凄く嬉しいよぉ」
そう言いながら、ロスヴァイセはそのまま腰を動かす。
徐々に勃起していく肉棒を、自分の秘部へと導くように。
すりすりと、柔らかな尻肉の感触は俺の性欲を煽ってくる。
やがて、勃起した肉棒は、辿り着くべくして辿り着いたのか。
肉棒はそのまま彼女の膣内へ侵入していった。
「あっ……!」
ビクンッ! と大きく跳ねたロスヴァイセだったが、すぐに落ち着きを取り戻す。
そして彼女はゆっくりと、自分の体重をかけるようにして腰を落としていく。
「あぁっ……! はぁんっ……!」
ずぶずぶと飲み込まれていき、やがて根元まで完全に挿入していく。
暖かな湯船と共に感じるロスヴァイセの柔らかな体温。
それを逃さないように、ゆっくりと抱き締める。
「あぁっ……」
吐息が漏れ、その声もどこか艶っぽい。
俺はそんな彼女を堪能するようにじっくりと見つめながら、口を開く。
「大丈夫か?」
「えぇ……。大丈夫です……」
そう言いながらも、ロスヴァイセは抱き締めた俺の腕をしっかりと掴む。
まるで離れたくないと言っているかのように。
それならばと、俺はそのまま彼女を抱き寄せて唇を重ねる。
互いの舌が絡み合い、水音が浴室に響く。
その間も、ロスヴァイセの中に入ったままの肉棒はビクビクと脈動している。
それは彼女の方も同じで、キスをしながら時折くぐもったような喘ぎ声を上げている。
長いキスと共に、身体を動かす。
身体全体が暖かな湯船に包まれ、互いの体温を高める。
身体の興奮は、それに合わせるように高くなり、その分だけ口づける時間は長くなっていく。
そして、ゆっくりと身体を動かしていく。
身体が動く度にお湯が波打ち、浴槽から溢れていく。
そんな中でも、俺達は互いを求め合うことをやめなかった。
「……ふぅ」
それからしばらくして、ようやくお互いに満足したところで口を離す。
すると、ロスヴァイセの顔が真っ赤に染まっていた。
それと共に、俺達の興奮はやがて限界を迎えた。
「ロスヴァイセっ」
「はいっ、私の中にっ出してっ」
その一言と共に、俺はロスヴァイセの膣内へと満たす為に精液を吐き出した。
それと同時に、ロスヴァイセも絶頂を迎える。
「あぁぁぁぁあああっ!!」
びくんと大きく身体を震わせて、そのままぐったりとする。
しかし、すぐに顔を上げると、俺にキスをした。
「んむ……ちゅぱ……ぷはぁ」
唇を離すと、唾液の糸が伸びていく。
それが切れたところで、ロスヴァイセが言う。
「ごめんなさいっ先にイッてしまいました……」
「いや、気にするなよ。それにしても凄かったぜ?」
そう言いながら、そのまま俺達はそのまま湯船でしばらく過ごしていく。