※この作品はR-18です。

カクリヨ村のTSっ娘   作:四号戦車

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第07話:年越~オオミソカ~

「まぁまぁ、今日は俊様お一人で。お久しぶりにございます」

 

久方ぶりに見る幽はあいかわらずこの世のものとは思えないほどの美貌で微笑む。

まぁ隠世(この村)現世(この世)ではないらしいから、ある意味ではその通りであるのだが。

 

「なぁ幽、あらためて教えてくれ。オレが女になっちまったこと、本当に心当たりはないのか?」

「ええ、残念ながら。そもそもこの村は男と女が永遠の愛を誓いかわす場所。永劫回帰の愛に、殿方が牝に変わるような異常事態はそもそも歓迎されるものではありませんから」

 

口元で微笑みながら答える幽。

だがその目はこの村の淫習に対する信仰にも似た狂気を孕んでいる。

 

「それと……俊様。季節が2つ過ぎるほどの間お見かけしませんでしたが……1つこちらもお伺いしても?」

「オレに答えられることなら」

「今の俊様はまごうことなき牝――――それでも俊様はご自身を殿方だと仰る。以前のお話しでは俊様は亮様と『婚姻儀式』を行い所有物になるおつもりとのことでしたが――――いつまで経ってもそうされないご様子。よもや――――性を偽るための方便、ということはございませんね?」

 

幽の目が一段と鋭くなる。

そう。この村では男が女に、牝が牡に擬態してその性を偽る事を禁忌としている。

その禁を破れば恐ろしい罰が待っているとも。

 

「見ればその格好も随分牝であることを極力隠した無性のお姿……牝としての自覚が……本当におありですか?俊様?」

 

幽のその視線は、オレがその罰を与えるべき咎人(とがびと)かを問う厳しいものだった。

だが、そう疑われるのは想定の範囲内だ。

ちと恥ずかしいが、折角なんで使わせて貰うぜ。

 

オレはダウンジャケットの前を開け、幽の前でスラックスを下ろす。

突然脱ぎだしたこと以上に、オレの下腹部に刻まれた淫紋(ソレ)を凝視して驚く幽。

 

「それは――――」

「へへ、まだ『儀式』はしてねえけどよ……売約済みの証だ。これでいいかい?」

「では……亮様にも?」

「これが亮の紋だ」

 

左手で子宮を象った紋様の中に収められた亮の紋様を撫でる。

それを見る幽の頬がわずかに赤く染まり、その双眸が緩む。

 

「これでいいかい幽?生憎亮のヤツは嫉妬深くてな、自分以外にむやみに肌を晒すのを嫌がるんでオレも村では肌をさらせねぇんだ」

「まぁ…………それはそれは…………♡」

「別に今のオレが女であることを隠し立てはしてねぇぜ?ただ売約済みの身体を他の男に晒すなって言う『命令』だから……断れねぇだろ?」

 

伝家の宝刀『亮の命令』もあわせれば効果は抜群だ。

 

「か、幽様……♡あ、あのうらやましい客人様はどちら様ですか……?」

「所有物の証を身体に刻まれて、それでいてソレを晒すことを禁じられるなんて……♡どうしようも無いほどの牝そのもの……♡」

 

幽の周りの村娘達も、オレの事を心底うらやましそうに見ている。

うーん、そんな目立つつもりは無かったのだが……

ていうか、いい加減寒いからこの淫紋晒しもうやめていいかな?

 

「で、これでいいかな?」

「ええと……おほん。俊様……あらぬ疑いでございました。全ては殿方とのプレイとは……♡」

 

まぁそう言う説明をしたのはオレ自身ではあるのだが、そうやってあらためて言われるとくっそ恥ずかしいな……。

 

「まぁ、このカラダが牝のうちは牝としての役割をまっとうしてるってこった。だが男なのに牝の身体ってのも、見方によっちゃ『性を偽らされてる』ようなもんだろ?やっぱり元に戻せるなら戻したいんだ」

「なるほど……もとは殿方でありながら身体が牝になった暁にはそこまで牝として貫き通す俊様のお覚悟……ご立派でございます。ですが――――」

 

結局、幽は本当に手がかりになるような事すら知らないとの事だった。

またも空振りに終わってしまった事に気落ちしつつ、オレは家路に向かうことにした。

 

  *  *  *  *  *

 

それからしばらくの間、オレと亮は村中を回って手がかりを探した。

だが、それらしい手がかりを見つける事は出来ないでいる。

今日も今日とて手がかり探しに村を回る。

だが、幽も知らないことを知っていそうな人間はそうそういない。

 

唯一良かったことと言えば、オレが単独で村を回ることが多くなったおかげか村中にオレの顔と、亮との関係が周知されたことで、オレに声をかけようとする男がグッと減ったくらいか。

村も雪が大分深くなって、家の周りも雪かきをしないといけなくなる。

そんなときにご近所さんと一緒に作業できたのは、村で顔を売りまくったおかげか。

 

この日もオレは村で情報収集しつつ、食材を無料販売所に取りに行って戻ってきたところだ。

 

「ただいまー」

「お帰りお姉様。亮様もう帰ってきてるよ」

「お姉様はやめろって。もう最近完全にその呼び方になってきたよな」

 

キッチンに食材を置いて居間に向かうと、亮がソファに深く腰掛けていた。

大分疲れているようだ。今日も村の周囲に拡がる森ギリギリまで探し回っていたようだ。

 

「お疲れだな亮」

「俊か。ああ……まぁな……」

 

大分ぐったりしている亮。

もう立ち上がる気力も無いって感じだな。

 

「よっしゃ!そんじゃ今日はいっちょ精の付くもんでも作りますか。亮はなにかリクエストあるか?」

「俊が作るならなんでもいいよ……」

「なんでもって……うーんじゃあどうするか……」

 

悩んでいると、小夜がやってくる。

 

「ねぇねぇお姉様、精の付く食べ物って何?」

「うーんそうだなぁ。冬ならやっぱ鍋、豚肉の鍋なんて美味しいぞ?」

「ナベ?食べたことないかも」

「それじゃあ鍋にするかぁ」

 

キッチンに行って食材を手早く準備する。

豆腐を揚げて作った油揚げと薄くスライスした豚肉に大根おろしとポン酢のタレを準備する。

村の無料販売所では割と大抵のものは揃うのだが、それでも足らない食材はちょくちょく出てくる。

豆腐はあっても油揚げは無いとのことで、折角だからと自作にも挑戦してるのだ。

 

おかげで、結構いろんなものを作れるようになってオレの料理スキルも大分レベルアップした。

かつて巫女に言われた「変わっていく」って、こういうことなのかなとも思う。

 

「村の――――巫女か……」

 

そう言えば、あれ以来村の巫女の祠には行っていない。

良い機会だし、明日はそっちに行ってみるか。

 

鍋の材料を揃えてキッチンに並べる。

 

「亮ー!小夜ー!できたぞー!」

 

そう言うと、小夜と一緒に大分のっそりと亮がキッチンに顔を出した。

今日は夜の性欲処理は無さそうだな……などと思いながらも鍋の具材を置き、キッチンの机の中心に七輪に置いて出汁をはった土鍋を置く。

 

「ねえお姉様?随分いっぱい料理があるようだけど、どれが鍋なの?この土鍋のヤツ?」

「ん?そうだよ、他のヤツは鍋の具材」

「ええ?この土鍋、汁しか入ってないけど?」

「ああ、ここにこの具材達を入れるんだよ」

 

そう言って並べた肉や野菜達を土鍋に入れる。

土鍋にフタをすると、小夜は怪訝そうにその鍋を凝視している。

 

「へぇ、ここで調理するのね」

「小夜はいろんな事を知ってるけど、鍋は知らないんだな」

「あのね、ここの村の人間は男とまぐわう事以外には基本的に興味が無いの。だって食べ物を食べなくてもお腹は減らないし、飲み物を飲まなくても喉は渇かない。私達が飢えて欲するのは殿方のおチンポのみ。そんな村でセックス以外何を知ればいいのよ?」

 

なるほど……料理も作物を作るのも、この村ではあくまでも娯楽の一環に過ぎない。

だが、この村最大の娯楽はあくまでも――――セックスだ。

 

それに食事や農作業に娯楽性を感じるのはあくまでもソレを日常的にやっていたオレ達客人だけで、村で生まれ育った小夜達村娘にとっては客人達の文化に過ぎない。

 

「確かにこの村で育てばそうもなるか。ところで……今はどうなんだよ?」

「今は……そうね。亮様とのセックスの次くらいには……楽しみかな」

 

そう言ってはにかむ小夜。

ううむ、やっぱり小夜はかわいいな。

そんなことを言っていると、鍋の蓋からシュンシュンと湯気が上がってくる。

 

「良いみたいだな。小夜、取った具材はそのタレにつけて食べてくれ」

「みんなで同じ場所から取るの?へぇ、結構楽しいかも」

 

そう言って小夜はおずおずと鍋の具材に手をつける。

亮も喋る元気も無い様子ながら、鍋の肉や野菜を取って口に運ぶ。

 

「うん……俊の作る料理はやっぱり旨い」

「亮もたまにはなんか作れよ」

「俊には勝てそうにねぇから辞めとくよ」

 

そう言って鍋を突く亮。

メシ喰って、少しは元気が出てきたようでなによりだ。

 

  *  *  *  *  *

 

次の日の朝。

朝食に焼いたトーストを食卓で囲むオレ達3人。

 

「なぁ亮、今日はあの巫女に会ってこようと思うんだが」

「あの巫女か……!言われてみりゃあ久しく行ってなかったな」

「なんでだろうな。ある意味いっちばん怪しいところだったのに……」

 

オレがそんな疑問を口にすると、亮が急に難しい顔になる。

トーストを食う手も完全に止まって、オレや小夜の事も完全に見えないほどに深く深く思案している。

 

「な、なぁ亮どうした?そんなに考え込んで……」

「俊、今日は俺も一緒に行く。少し気になることが出来たんでな」

 

そう言うと亮は手早くトーストを食べきって、出発の準備をするとか言って部屋に戻ってしまった。

 

「亮様どうしちゃったの?」

「オレにもわからん。でも多分亮の事だからなにか思いついたんじゃねぇかな」

「お姉様のその亮様に対する全幅の信頼感って時折うらやましくなるわ」

「そうか?オレは頭のデキがイマイチだから、そういうとこは亮に任せてるってだけなんだけどな」

 

小夜はクスリと微笑む。

ううむ、オレに取っては当たり前の事に過ぎないのだが、それが小夜には不思議に映るのかも知れないな。

 

「じゃあ小夜、悪いけど今日も留守番頼むな」

「もちろんまかせて。あんまり遅くならないようにね。変態さん達の餌食になっちゃうし」

「変態さん?」

「暗くなってくると現われる特殊性癖の人達。暗がりから現われて自分やパートナーの裸を見せつけたりする事でしか興奮できない人達がプレイする時間帯だから」

 

なるほど……

しかし、それは変質者以外の何物でも無いのではないか?とも思ったが、この村ではそれすら『プレイ』の一環なのだ。

まぁその程度の異常さには流石に慣れてきたので、それを聞いても驚かなくなってきてしまったが。

 

「心配してくれてありがとな」

「美味しいご飯とおチンポ様の心配してるだけ」

「はいはい」

 

そう言ってオレも亮のところへ向かう。

小夜はああ言っているが、なんだかんだでちゃんとオレ達の心配をしてくれているのだ。

亮は既に準備万端なのかフル装備で玄関に立っていた。

オレはせいぜい上着や防寒着を着るくらいだが、亮は鉈やらライトやらいろんなものを括り付けて本格的に探索する気満々のようだ。

 

「随分重装備だな」

「ああ……未探索エリアだからな」

「未探索……エリア?」

「まぁ、その辺は歩きながら話すさ。とにかく今は祠に急ごう」

 

そう言って家を出る亮。

 

「ちょ、ちょっと待てって!」

 

オレも慌てて亮の後を追う。

亮は随分急いだ足取りで村の中心の祠に向かう。

 

「な、なぁ!なんでそんな焦ってんだって!?」

「考えてもみろ、オレ達が今まで村で訪れた場所で、一番この村の秘密に近そうな場所はどこだった?」

「村の……まぁ、あの巫女のいる祠だろうな」

「俊、俺はずっとこの村の不思議な現象の原因になりそうな場所を探してたんだぞ?」

 

亮の言っていることの要点がイマイチ掴めない。

 

「よく考えろ俊、どうして俺達は祠のことを忘れていた(・・・・・・・・・・)?」

「どうしてって――――あ」

 

そこまで言われて、俺はあの巫女の言葉を思い出す。

 

『――――ここに来ることができると言うことはまだお二人が現世に近いしるし』

 

それはつまり――――――

 

「俺達が現世から遠ざかっている……ってことか?」

「その可能性は十分にあるが……大事な事はまだ俺達は(・・・・・)祠に行けるのか(・・・・・・・)ってことだ」

「あっ――――!」

 

亮にそう指摘されてふと気がつく。

もし祠に行けなくなってしまったら……その時は俺達、元の世界に変えることすら出来なくなるのか……!

 

「まさかもう……俺達帰れないってことか……?」

「それをまずは確かめないといけねぇだろ?」

 

だから亮は焦っていたのだ。

何よりも大事なことを、最初に確認しなければならない。

 

  *  *  *  *  *

 

祠に繋がる参道を通り、本殿のある場所に行くとそこはツタで覆われている。

しばらく来ないうちにまたツタが成長したようだ。

亮はそれを鉈で伐採して道を開く。

 

奥に向かうと本殿が見えてきたので、その裏手にある祠の入口を探す。

 

「あった……」

「おや、これはお客人、また来てくれましたね」

 

やけに耳に通る透き通った凜とした声。

一度だけの邂逅ではあったが忘れようも無い、巫女の声だった。

祠に入るとそこにはあの時と同じように注連縄(しめなわ)に四肢を飲み込まれ局部だけを札で隠した前進入れ墨の巫女の姿があった。

 

「よかった……まだ来れた……」

「どうかされたのですか?」

「いや……俺達ここのところ祠のことをすっかり忘れていたんだ。オレが男に戻るためにあちこち亮が探し回ってるのに、一番情報を持ってそうな巫女さんに会うことを2人して忘れてた」

 

オレの説明に巫女が微笑む。

 

「なるほど、そうでしたか。お二人が現世からこの隠世に来て半年以上ですが、随分と村の習俗に順応されたご様子ですね」

「やっぱり……俺と俊がアンタのことを忘れてたのは俺達が村そのものに(・・・・・・)取り込まれてる(・・・・・・・)ってことなんだな」

「そうであるとも言えるし、そうで無いとも言えるでしょう。よほどの事が無い限り1年で取り込まれることは少ないですが……よほど村での生活が楽しかったのでしょうね」

 

巫女はまるで愛しい自分の子供を見るような慈愛に満ちた目でオレ達を見つめる。

そう、この巫女はまるでこの村の全てを知っていて、それでいてこの村に迷い込んだオレ達を心配してくれているかのように接してくる。

 

以前は知らないと言っていたが……俺が女になる理由も、心当たりくらいは得られるかも知れない。

 

「……それで、結局村中探しても俊が女になる理由は見つからなかった」

「村の連中にも聞いてまわってみたけど、オレみたいに性別が変わっちまったってヤツはいなかった」

 

お手上げ状態の現在の状態を巫女に説明する。

巫女はそれを静かに微笑みながら聞いていた。

 

「……そうですか。俊様が女体になられた理由、ですか」

「なんでもいいんだ。心当たりになりそうなことでもいい。オレ達には手がかり1つないんだ」

「ではこれは私の推理、ということでお聞き下さい。確証はありませんが、もしかしたら……といった程度のものですが」

 

オレと亮が頷く。

たとえ確証がなかろうが、何も無いよりはずっとマシだ。

巫女がゆっくりと語り始める。

 

「この村を……世界を作ったカミサマの事はお話ししましたね?」

 

巫女の話を要約するとこういうことのようだった。

 

このカクリヨ村を作った神は本来結ばれるべき男女が運命の残酷さによって引き裂かれることを嘆いた。

人は無力だから諦めと言うことを覚えたけど、力のあるその神は諦めを知らなかった。

だからそんな男女が永久に離ればなれになることが内容に永劫回帰の村を作ったと。

 

そんな力のある神であれば、人の性別を変えることも容易く出来るだろう。

だが、一方でその神は人間の愛し合う姿をとてもとても愛しているので、自らの力を使ってその運命をねじ曲げるような事はしないのでは無いか。

 

「あとは……そもそも俊様には女子(おなご)となる運命があって、その結果亮様と結ばれる……そう言う可能性をカミサマが見いだしたのかも知れませんね」

「オレが……女になるのは……運命……?」

「まぁ、そもそも人が神などと言う超常のものに魅入られるても、振り回されるばかりで惑うことしかできないものですよ。あなた達は運悪く見初められてしまいましたが」

 

そう語る巫女の顔はとても寂しそうであった。

 

「じゃあ、やっぱりこの村の力が影響してる可能性が高いって事か……」

「確証はなにもありませんが。ただ確実に言えることは、もし俊様の女体化がこの世界のカミサマによるものだとすれば、お二人が現世に戻ればそれも元に戻るでしょう。この箱庭の外にまで無法を押しつけるだけのことはしないでしょうから」

 

今まで雲を掴むような話だったが、ようやく元に戻れる可能性が出てきたことは大きい気がする。

オレは亮の方を向くが、亮も同じように感じているのかうんうんと頷いていた。

 

「亮、ということはつまり……」

「まずは現世に戻ることを最優先にってことだ。もちろん俊が男に戻れる方法を探すことも大事だが、最悪見つからなくても現世に戻ることで俊の身体も元通りになるかもしれないからな」

「そうならなかったときの事は――――その時考えるしかねぇか」

 

亮は『現世に戻れてもオレが女のままだったら』と言う可能性に顔を曇らせる。

 

「亮、考えすぎは良くねぇよ。そうなったらそうなっただ。オレも腹をくくるさ」

「俊…………本当に良いのかそれで?」

「良いも悪いも、そうするしかねぇだろう」

 

そんなオレ達を見つめる巫女が微笑む。

 

「本当に……本当にお二人は信頼し合っているのですね。なにかあればまたいつでも訪ねてきて下さい」

「ああ……ありがとうな、巫女さん」

 

そう言ってオレ達は祠を後にした。

 

  *  *  *  *  *

それから更に数週間。

一年が終わる大晦日になっていた。

 

オレと亮は村中を探したが、今のところ進展無し。

まぁそれでも以前巫女と話したときの「この村から現世に戻れば戻れるかも」と言う希望があるおかげか、オレも亮もそこまで悲観的にはなっていない。

 

一方で気をつけるようになったのがセックスだ。

ロクな娯楽の無いこの村で最も手軽な娯楽であるセックスにオレも亮もハマっていたのだが、2人して巫女の祠を忘れこけてた事が亮としてはすごくショックだったらしい。

 

というよりセックスへの忌避感、特に元々男であるオレが男の亮とセックスする事への忌避感が薄れることが、この村へ順応を高めてしまっていて、その結果現世への道である祠の存在がどんどん薄れていっているのでは無いかというのが亮の懸念だった。

 

あまりにも村に馴染みすぎてしまえば現世から遠ざかって夏に訪れる帰るチャンスに変えれなくなってしまうのでは無いか。

それが亮の懸念だった。

まぁ村の奇病のせいで亮は定期的に抜かないとマズいことになるのでまったくやらないというわけには行かないのだが、一時期は毎日ヤリまくっていたのを、数日おきに減らすようになっていた。

 

セックスの回数が減ることに小夜などはブーブー文句を言っていたが、なんだかんだ言いつつも小夜はオレ達と暮らし続けている。

こっちの都合で回数を減らした負い目もあり、亮の相手は出来るだけ小夜に譲るようになったことで、オレが亮と寝るのは週に1度あるかないかといった程度までに減っている。

 

そして、もう一つオレ達が気をつけるようになったことがある。

ぶっちゃけてしまえば――――避妊である。

一時は遠慮無くバンバンオレに膣内射精しまくっていた亮だったが、あるとき小夜に「アタシと俊お姉様、どっちが先に亮様の子供産むんだろうね?」と聞かれてはたと我に返ったらしい。

 

この村では小夜と同じ耳長の娘しか産まれない。

それはつまり、亮のチンポにかかった呪いを介して孕んでしまった女の子宮が異界である村と同一の存在になるということ…………だと亮が言っていた。

難しい事はわからないが、要するに子供を孕むと言うのはオレ達が帰るための「村に馴染みすぎない」と言う事に反するので、最悪帰れなく鳴ってしまうかも知れないと言うことだった。

 

オレとしては煩雑な上に自分が女だと自覚させられてしまうような気がして気が進まなかったのだが、亮に押し切られる形で小夜と一緒に生理周期を記録させられるようになった。

そして亮とのセックスでは避妊具(コンドーム)をつけるようになった。

安全日でも念のためって事で、それ以来オレは亮とゴム無しセックスはしていない。

 

これは亮にも言っていない秘密ではあるのだが――――正直、ちょっとだけ子宮が疼く。

子宮の中にぷりっぷりの()っつい精液を流し込まれる感覚。

あの圧倒的な絶頂感と多幸感はなかなかに暴力的な快楽で、それが無いと言うのはオレの子宮が寂しいと感じてしまうのだ。

だが、そんな牝そのものの欲求を口にしてしまったが最後、オレは戻れない一線というものをもう一段階踏んでしまうような気がして、オレはそれをずっと胸の内に秘めていた。

 

大晦日ということで折角だからと年越しの蕎麦に年明けの雑煮の準備もする。

天ぷらに蕎麦を持ってやると、亮も小夜も実に旨そうに喰ってくれた。

 

もうすぐで年が明ける。

オレと亮がこの村に来た年が終わる。

来年はこの村で過ごす最後の年で――――オレ達が帰る年になる。

 

「ねぇ亮様、俊お姉様、少しお願いしたいことがあるんだけど」

「なんだ小夜?かしこまっちまって」

「新年の催しに村の娘達が駆り出されてるの。去年までは私も参加したのだけれど、せめて今年は裏方の準備くらいは手伝ってあげたいなと思って」

 

新年の催しか。

確かに、村の行事などは村娘達が忙しそうにしている。

年末年始ともなれば人手も要りそうなのはわかる。

 

「まぁ流石に今の私は亮様の所有物だから参加はできないけどね」

「参加って……何するんだよ?」

「お賽精集めよ。初詣に来た参拝客のおチンポ様達から精を頂くの」

 

この村の行事は一事が万事この有様だ。

セックス以外やることないのかと思ってしまう。

まぁ実際のとこセックス以外やることないのだが。

 

「んで?小夜はその準備を手伝いに行きたいってことか?」

「村の子はみんな幽様の下で姉妹みたいなモノだしね」

 

なるほどな。小夜は慣れない相手には素っ気なくて気安くなったら気安くなったでメスガキかますところはあるが、根っこのところでは相手想いの優しい娘だ。

そんな小夜にとって、他の娘達が働いてる中一人囲われものの立場でゆっくりしてるのが気になるのだろう。

もちろん亮が行くなと言えば『男には絶対服従』のこの村の掟に従って行かないだろうが、別に亮にそれを止めるつもりは無いだろう。

 

「ね、どうかな……?」

 

やや不安そうに聞く小夜。

こういう時はハッキリと言ってやるのが一番だ。

 

「亮、オレとしてはメシも喰ったし小夜を行かせてやっていいと思ってるんだが……どうだ?一応『男』の意見も聞いておかないとな?」

「ん?小夜、俺がそれを断ると思うか?」

「だからさ、断ると思って無くてもあえて『行っていいぞ』って言ってやるのが大事なんだよ。んなこと小夜に言わせんなって」

 

変なところで鈍い亮に喝を入れる。

亮は俺に指摘されて少し所在なさげな顔をしていたが、小夜に向き合って言葉をかける。

 

「小夜、お前が姉妹達のために手伝いたいというのを認める。行ってこい……と言うよりこう言うべきか。『村娘達を手伝いに行け』」

「えへ……ありがと亮様!」

 

飛び上がらんばかりに喜ぶ小夜。

いそいそと手伝いに行く準備をする。

だが、家を出る直前に一度くるりと振り返って俺の側に寄る。

 

「あと……お姉様もありがと」

「どういたしまして」

「お礼に、今日の亮様の年越しセックスはお姉様に譲るね」

 

そう言って小夜は行ってしまった。

残されたのは俺と亮。

そんなつもりはなかったのに、ここのところ久方ぶりな事もあってヘンに意識してしまう。

 

食事を片付けたオレと亮は、居間でソファに腰掛ける。

二人で並んでソファに腰掛けているオレと亮。

ここに来た当初は向かい合わせに座っていたが、最近は亮の向かい側を小夜が占有してしまっているせいか、亮の隣がオレの定位置になっていた。

 

大晦日の月を二人で見上げる。

 

「小夜……行ったな、俊」

「ああ……行ったな」

「珍しく……二人きりだな」

「ああ……まぁ大晦日くらい、のんびりしてもいいんじゃねぇか?」

 

だが、亮はあまりのんびりするつもりは無いらしい。

おもむろにズボンを下ろすと、女殺しの極悪チンポがぼろりと顔を出す。

こういう時に勃起してないなんて事はあり得ない。

いつも通り、血管の形がハッキリわかるほどギンギンにそびえ()っている。

 

「あぁ、やっぱこうなっちゃうか……」

「悪い……小夜があんなこと言うもんだから、つい……な」

 

つい、と言う割には亮は実に興奮している。

久々のオレとのセックスが楽しみで仕方ないと行った様子だ。

 

「んったく、しょうがねぇヤツだな」

 

そう言って亮のチンポを右手で握る。

手で持っても熱いのがわかる亮のチンポ、これがオマンコに入ればまるで灼けるように感じてしまうだろう。

その様を想像するだけで、オレのオマンコが濡れるのがわかる。

 

最初の頃はよくわからなくて困惑し通しだったが、このカラダは……大分ドスケベだ。

男の――――亮のチンポを見てはすぐに反応して濡れやがる。

 

「そうだな……亮、寒いし折角だから風呂でヤるか?」

「風呂でか?」

「一緒に湯船に浸かって身体温めて、そんでハメるとしようや」

「まぁ、それなら……」

 

そう言って2人で脱衣所に向かう。

途中コンドームの箱を持ち出すのは忘れない。

風呂でのセックスだからと言ってもゴム無しではセックス出来ないのだからしょうが無い。

男に種付けされるのは誉れとするこの村にどうして避妊具があるのか不思議だったが、どうやら『種付けお預けプレイ』とやらのために用意されてるのだそうだ。

まったく、セックス関係だけは一分の隙も無いんだよな……この村。

 

脱衣所に入ったオレと亮はおもむろに服を脱ぐ。

この季節、脱衣所とは言え脱ぐと相当に寒い。

 

「うぅ……さっむ。亮、まずは湯船に浸かろう」

「そうだな」

 

もう今では亮の前で裸になることにも躊躇が無くなった。

最初の頃はオレが風呂に入るたびに居間からスケスケのこの風呂場でオレを見ないように亮が部屋を移動していたのが懐かしくさえ思える。

 

「亮もオレの裸見慣れたろ?もう裸くらいじゃチンポも勃たんだろ」

「いや……俊のその身体は今でも結構興奮する」

「まじかよ……」

「まじだ。だからとっとと抱きたい」

 

そう言って湯船に入る亮。

オレを性欲処理に抱くようになってからと言うもの、ことエロ方面に関して亮は大分素直になった。

最初はオレの事を女として見るなんてオレに悪いから出来ない……と言っていたが、結局オレを散々ハメ潰して性欲処理してるくせにそんなことを言っても無駄だと悟ったらしい。

 

まぁ別に、だからってオレが恥ずかしがったり嫌がったりというのも今ではないしな。

それでもいいのではあるが。

 

「亮はオレが女言葉喋ったり女の振りするより、男言葉の方が興奮するんだもんな♡この変態野郎♡」

 

亮の事をからかいながらオレも湯船に入る。

湯船は広いようで2人で入るとそれなりに狭い。

向かい合わせで互いの脚を伸ばせば届いてしまう距離感だ。

 

最初の頃はオレが無理して女言葉を使わなくても言いように『亮がそう言うのを好きなのでプレイの一環』と言うことで押し通すための方便に過ぎなかったのだが、それを続けるうちに本当にオレがエロい事しながら男言葉なのが興奮するようになってしまったらしい。

 

親友のヘンな性癖の扉を開いてしまったことに一抹の罪悪感はあるが、亮は亮でオレのオマンコを無遠慮に調教しているのだからお互い様かと開き直る。

 

「たぁく、今日はきっちりヌいてやっからな♡」

 

脚を伸ばして亮のチンポを足の指と足裏を使ってスリスリと上下に擦ってやる。

所謂足コキと言うヤツだ。

これでイクほど亮のチンポはクソザコチンポってわけじゃ無いが、それでも気持ちいいのか摩擦のたびに亮の身体がピクッと反応する。

 

熱い湯に身体が馴染んで暖まるまでの余興としてはまぁこれくらいがちょうどいい。

 

「さてと……そろそろいいかな」

 

身体も十分に暖まって来たので、身体を起こして避妊具(コンドーム)の包装を開ける。

殺精ジェルが内側に来る方に塗布されたそれを軽く捻るようにねじったら、亮のチンポに手早く装着していく。

この辺はもう手慣れたものである。

 

避妊具を装着したらくるりと半回転して四つん這いの形で湯船から肢体をあげる。

上半身とケツだけが水面から上に来るようにしつつ、亮に向けてケツを突き出す体勢だ。

亮の眼前にオレのオマンコが晒される体勢。

女体化した直後では恥ずかしすぎて絶対出来ない体勢だったが、今ではこの通り慣れたもんだ。

 

亮はなにも言わずにおもむろに両手でオレの尻肉を掴む。

ハリのあるオレの尻肉が亮の手によって指が軽く沈んで亮の掌の形にひしゃげる。

亮がその手を左右に広げると、股間の真ん中でマン肉があらわになる。

 

右手を離した亮が避妊具装着済みチンポをその手で握ると、オレの陰裂(スリット)に先端を押し当ててマン筋に沿って先端を上下させる。

オレのオマンコはそれだけであっさりとぴゅっ♡ぴゅっ♡と愛液を噴き出し、何も言ってないこれからの行為への期待感を亮にバラしてしまう。

 

このあたり、オレのドスケベボディは実に素直に男を歓迎してしまう。

亮以外の男でもこのカラダは反応してしまうのかが気になるところではあるが、亮意外とのセックスはオレの精神の方が耐えられそうにない。

 

そんなことを考えてる間にも亮の準備が進んでいく。

くちゅり♡と小さな水音が耳に届くのと、極太チンポがオレのマン肉を掻き分け左右に拡げて膣奥へ膣奥へと挿入(はい)ってくる感触が来るのは同じタイミングだった。

 

「くっふ……っ♡挿入(はい)って……きたぁ♡……んっぐ♡」

 

ゴム越しでもハッキリと感じられる亮のカタチ。

そんなチンポがオレの膣肉を掻き分けて蹂躙していく。

今だ挿入直後はこの強烈な異物感に声が漏れてしまうが、亮はそれを見越してか『いつもの儀式』を始める。

 

オレの上半身を引いて自分の腰にピッタリと密着させたまま腰を下ろす亮。

後背位から湯船の中での背面座位に姿勢を変える。

そうしてオレを背後から抱きしめながら、たまに膣奥にチンポをグリグリするだけのセックスをする。

オレの膣肉が亮のカタチに完全に馴染んでしまうまで、ゆっくりとオレのオマンコにチンポを馴染ませるいやらしいセックス。

 

激しい抽挿(ピストン)が無い代わりに時折チンポを深く押し込んで俺の子宮口(ポルチオ)や肉輪を刺激する。

結局なんなのかわからないままだが、いつの頃からかオレ達はこれを前立腺肉輪って呼ぶようになってた。

小夜には無くてオレだけにあるこの肉輪をぐちゅっ♡とチンポで潰されるたびに電撃のような快感が走って背がのけぞってしまう。

 

「お゛っ♡ほぉぉぉ……♡くっそ……不意打ちキたぁ……♡」

 

その上そのすぐ奥には子宮口(ポルチオ)があり、前立腺肉輪をチンポで拡げられながら子宮口(ポルチオ)を先端で突かれるとオレの肢体はあっけなく亮のチンポに媚び始めてしまう。

我ながらあまりのクソザコマンコっぷりに呆れてしまうが、この村のカミサマとやらの呪いで肥大化した亮のチンポに勝てる女がいるのかむしろそちらの方が気になってしまうほど、このチンポはヤバい。

 

結局、30分もしないうちに俺のオマンコは自身の所有者が亮であることを思いだしてそのカタチに拡げられてしまう。

こうなってからが亮のターンだ。

 

最初はゆっくりと、そしてだんだんと激しくなっていく抽挿(ピストン)

亮がケツを打ち上げるように上下させるだけの動きから、オレ自身もそれに合わせてケツを上下に振ることでどんどんストロークが早く、激しく大きくなっていく。

 

ずりゅっ♡ずぼっ♡ずぼずぼっ♡ぐりゅっぼ♡ずぼずぼずぼ♡

「ん゛っ♡ふっ♡んぐ♡んっぐ♡ふぐっ♡あふぅ……っぐ♡」

 

抑えようとしても勝手に口から喘ぎ声が漏れてしまう。

熱を帯びた肢体がビクビクと反応して震える。

それでも抽挿をやめない亮の動きに呼応するように、オレもケツを振って迎え腰をする。

 

オレの膣内で暴れる亮のチンポがだんだん膨らんでくるのがゴム越しでもわかる。

亮の射精が近い証拠だ。

湯船の中でのセックスはともすればお湯がオマンコに浸入してきそうなものだが、いかんせん亮のチンポが規格外にぶっとくオレのオマンコに隙間が出来ないほどのせいか、せいぜい入口あたりが湯の熱さを感じる程度で、膣内で感じるのは亮のチンポの熱さだけ。

 

ほとんど真空状態のオマンコを亮のチンポが抽挿(ピストン)する度に、チンポに密着した膣壁がそのまま外に引きずり出されるんじゃ無いかと心配になるほどにカリ首の傘に引っ張られる。

その直後にはまた膣奥まで押し戻されて、こじ開けられる、引きずり出される、こじ開けられるの連続。

 

「お゛っほ♡ん゛ぅ♡お゛ほぉ……っ♡お゛ぅ♡ぅんっぐ♡んぐ♡う゛っぐぅ……っ♡」

「そろそろ1発目……行くぞ」

 

ドチュン!

「かっは……っ♡」

 

一番膣奥まで思い切り叩きつけるように侵入してきたチンポがオレの前立腺肉輪を拡げて子宮口(ポルチオ)にキスをする。

殴りつけるような強引な先端のキスでバカになったオレの子宮口(ポルチオ)が亮の鈴口(さきっちょ)に吸い付いて精液を吸い上げようとする。

ゴムで精液を受け取ることが出来ないくせにと頭ではわかっていても、躾けられたオマンコは本能にしたがって精液ちゅーちゅー♡がやめられないのだ。

 

それに呼応するように吐き出され始める亮の精液。

 

ドクン……!ドクンッ!ドクドクドクンッ!どぷっ♡どぷどぷ……♡

 

ゴム越しでもハッキリとわかる亮の射精。

装着したゴムの先端が膨らんでオレの子宮口(ポルチオ)を圧迫する。

その感触で一気に軽イキしてしまうのはもはやお約束と言ってもいい。

 

「ふう゛っ……う゛ぅ゛♡射精()てる……っ♡射精()てるのわかる……っ♡」

 

亮がちゅぽん♡と湯船の中で俺のオマンコからチンポを引き抜くと、とんでもない量の射精で膨らんだ避妊具(ゴム)が姿をあらわす。

それと同時にチンポのカタチに拡げられたせいですぐにはカタチの戻らないオレのオマンコに流れ込む大量の湯。

その熱さに粘膜が火傷してしまうのでは無いかと言うほどの刺激が走り、その熱さで再度軽イキしてしまう。

 

「はぁ゛……っ♡はっ……♡お゛ぉ……♡」

 

亮がオレの肢体を持ち上げて湯船の外に運ぶ、

湯船の外ではゴム製で空気で膨らすタイプのマットが敷かれていて、亮はその上にオレをうつ伏せで寝かせる。

 

このマットも最初は無かったのだが、オレが街で探索してるときに不意に話の流れでそう言う風呂場で使えるマットが無いか聞いていたら村の住人が持ってきたのだった。

既に使わないからと貰ったそれが今では風呂場の必需品扱いになっているのは、ちょっと爛れすぎかも知れないと反省する。

 

湯船で暖まった湯気を放つ肢体が、外気で冷えたマットに触れると適度に冷えて心地よい。

連続する軽イキも一緒に少し落ち着いてくる。

 

「――――――ひゃあっ!?」

「驚いたときの反応、大分可愛くなったよな」

「おおおおお前ぇ!?いきなりなんだよぉ!?」

 

背中に垂らされる冷たい感触。

突然の事に突拍子も無い声を上げてしまったオレをからかう亮を睨むと、亮の手に握られた潤滑液(ローション)が目に入る。

 

…………なるほど。オレの背中に垂らされてるのはローションか。

 

「たっぷり塗ってやるよ」

 

たっぷりのローションをオレの肢体にかけた亮は、オレの上にまたがって両手でそれを塗り拡げる。

ヌルヌルとした亮の感触がオレの肢体をまさぐっていく。

手の先からだんだんと上がっていって、首のあたりで折り返してから肩にかけて降りていく。

背中をたっぷりヌルヌルにしたら、マットとの間にも手を入れておっぱいも。

 

「亮のおっぱい、そこまで大きくないけどハリがあってオレは好きだぜ」

「デッカいのが好きなら小夜に挟んで貰えよ……っん♡」

「気にしてんのか?」

「ちげぇよばぁか……あふぅ……♡」

 

亮の手が執拗にオレの乳首をコリコリと撫で回す。

このカラダになったからって別にオレは心までオンナになったわけじゃねぇ。

おっぱいが大きいの小さいの、そんなの気にしてねえっての。

 

そんなことより――――亮のやつ、手つきがエロ過ぎんだよ……

 

「一体……あっふ♡どこで……覚えたんだ……っか♡」

「どこって……俊と小夜以外いるのかよ?」

「『オレと小夜』じゃなくて小夜だろ?こんなエロい手つき教えてくれんのはよ」

「俊の事気持ちよくしてやろうと思うと手が動くんだよ……親友だしな」

 

(クッソ……♡こんな時に親友って言葉を交ぜてくるんじゃねぇ……♡)

 

突然の亮の言葉に顔が紅潮するのがわかる。

女の肢体(カラダ)でセックスしてるときに、男同士の友情を持ち出す亮。

その2つが混ざって境界線が溶け合う気がしてオレが意図的に避けてることをされると、どうしたって今オレを抱いている男が『親友の亮』であることを意識してしまう。

 

「くそ……それ禁止にすっからな……んぁ♡」

「それってどれだよ?」

「セックスの……性欲処理用の牝穴やってる時に……親友って呼ぶな……♡」

「ハイハイ」

 

そう言いながら亮がローションまみれの手を放す亮。

乳首イキ直前まで弄られた乳首が解放されたことに少しだけ物足りなさを感じつつも、今度は足先から太腿に上がっていくように塗りたくられるローションの感触に無意識に脚がバタついてしまう。

 

亮の手(ヌルヌル)が太腿の内側に入って来たので、あえて両脚をギュッと閉じてやる。

たいした事では無いが、さっきの意趣返しだ。

 

「俊……脚開けろって」

「へへ……やなこった♡」

「それじゃ……こうだっ」

 

行き場を失った亮の手が両脚の付け根、オマンコとの間に出来たわずかな隙間に滑り込む。

 

「ふぁっ――――んっぐ♡」

 

大きい亮の右手がずぼっ♡と入ると、オマンコのスリットが擦られてつい力が抜けてしまう。

その隙を逃さないように左手も挿し込まれてローションで摩擦係数の下がった両手がオレの脚をあっさりと割り開く。

 

「くっそ……それも卑怯だ……」

「気持ちよくなってんだろ?楽しめよ」

「はいはい、オレの負けですよーだ♡」

 

まあ、別に本気で怒ってるワケじゃねーしな。

ちょっとやられっぱなしなのが男としては少し悔しいだけ。

でも今のオレは亮の性欲処理肉オナホみてーなもんだから、おとなしく気持ちよくしてもらってもいいのだ。

 

たっぷりとオレの全身にローションを塗りたくった亮の指がオレのオマンコに侵入してくる。

ローションたっぷりの2本指はなんの抵抗も無くオレの膣壁を掻き分けてほじくり返してくる。

 

「んっ……ふぅ……♡くふ……♡」

 

外気で一度クールダウンした肢体がだんだんとまた火照り始める。

だが既に一度亮のぶっといチンポでほじくられたオレのオマンコは指2本程度では満足できない。

 

「今俊が何考えてるかあててやろうか?」

「エスパーにでもなったのか?いいぜ、言って見ろよ」

「――――『おチンポ欲しいよぉ♡』ってのはどうだ?」

「………………♡」

 

オレは思わず押し黙る。図星だったからだ。

オマンコにチンポが欲しい。

ぶっとい女殺しチンポでずぼずぼ♡ずぼずぼ♡と蹂躙して欲しい。

だがそんな恥ずかしいこと、認められるワケがない。

そんなオレの胸中を見透かしたように亮がオレの耳元で囁く。

 

「―――いいぜ。別に欲しがらなくても。俺が勝手にお前の事気持ちよくしてやる」

 

それはあまりにも甘美な誘惑。

凶悪チンポの男がオレの気持ちを汲んで優しく気持ちよくしてくれる。

矜持(プライド)を守れというオレの『男』を、子宮からあがってくるオレの『女』が喜びで蕩かしてくる。

そんな…………悪魔的な誘惑の言葉。

 

「おチンポ欲しいなんて言わなくても、俺が俊にたっぷりチンポくれてやる。俊は黙ってキモチよくされとけ」

「……………………♡」

 

今俺の顔はどんな表情をしているのだろう。

鏡を見なくてもわかる。

きっと――――蕩けきった『牝』の顔だ。

そんな顔を亮に見せたくなくて、マットに顔を埋める。

 

「そんじゃ、お望みのモノをくれてやるぜ」

 

2枚目の避妊具(コンドーム)を手早くつけた亮がうつ伏せで寝そべるツヤッツヤでテカテカのオレの肢体にのしかかる。

ゴム越しでも触れられただけでわかるほど熱い亮の肉杭が、尻の間からオマンコに滑り込んでくる。

カタくてぶっといチンポは俺の膣肉をいとも容易くこじ開ける。

 

「――――――――――――っ♡♡♡」

(きっ……キたぁ……♡おチンポキたぁ……っ♡)

 

寝バックの体勢でブチ込まれた女殺しチンポがオレの膣奥まで一気に突き立てられる。

 

「こっ――――これっ……♡これ深ぁ……っ♡」

 

肢体が強張って突き上げる体勢(カタチ)になったケツを押し潰すようにのしかかる亮のチンポが根本まで深々と突きささる。

前立腺肉輪はあっけなくカリ首に拡げられ、鈴口は既に降りてきている子宮口(ポルチオ)をぶちゅっ♡と押し潰して子宮にロックオンされてしまっている。

 

(い……今射精()されたら……絶対孕む……♡)

 

きちんと避妊具を装着しているはずだからたとえ亮がいつ射精(ぶっぱな)しても心配ないはず。

オレは妊娠なんてしたことないからどんなときに孕むかなんてわからないはず。

 

なのに……なのに子宮から湧き上がるオレの『女』は絶対確実な妊娠の予兆に全身を震わせてしまう。

亮にそんなこと言えるはずも無く、オレはさっきからマットに顔を埋めっぱなしだ。

 

「動くぞ……!」

 

亮はいちいちオレの耳元で囁くように言葉を吐く。

耳元で囁かれるの弱いって小夜に聞いたのだろうか。そこがオレの弱点の1つだと気付かされたのは、小夜や亮に散々責められたからだ。

 

オレの知らない弱点を亮にこじ開けられてしまう気恥ずかしさ。

まるで女を調教するようにオレの肢体を躾けていく亮にすこし空恐ろしいものを感じてしまう。

もし夏になって戻るとなったとき完全に躾けられた『女』を、オレは綺麗さっぱり捨てることが出来るのだろうか?

 

ずぶっ♡ずぼぼっ♡じゅっぽん♡どちゅりゅ♡

「―――――――お゛ぁ♡ん゛っぐ♡んぐ♡ん゛ぉほ……♡」

 

だが、そんなオレの憂いなどお構いなしに亮のチンポが膣壁を擦りあげる。

オレの憂鬱も心配も全て塗り潰すような亮の抽挿(ピストン)に、オレはどんどん感覚が麻痺していく。

湧き上がる絶頂感がただでさえ考え足らずなオレの頭をバカにしていく。

 

(イク♡イクイク♡これもうイク――――♡)

 

――――――その時だった。

 

突然亮の動きが止まる。

 

「ふぇ……?」

「俊、お前今なんか悩んでるだろ?」

「べ……別に悩んでなんか……ねぇよ……」

「お前はわかりやすいからな。言って見ろよ」

「だ……だから……」

 

なんとか否定しようとするオレを、背中越しに密着する亮の身体が包む。

亮の優しい声がオレの耳朶を心地よく叩く。

 

「もしかして――――俺とのセックスで気持ちよくなるのが怖いのか?」

 

亮の問いは図星以外の何物でも無い。

そう、オレは――――亮とのセックスが怖くなってる。

亮とのセックスで『女』を掘り起こされて、どんどん大きくなるそれがオレの『男』を塗り潰して書き換えていくのが怖い。

 

それほどまでに、亮とのセックスが気持ちよすぎるのだ。

ありもしない妊娠につい喜んでしまうオレの子宮が、男の残滓なのに牡のチンポで責めあげられて喜ぶオレの肉輪が。

弄ばれて寂しくなってしまうオレの乳首が、暖かい亮の手に触れられて安心するオレの肌が。

もっともっと亮とセックスしたいと叫ぶように歓喜の声を上げるオレの肉体(カラダ)が――――オレの精神(ココロ)を蝕んでいく。

 

「亮……怖い。オレ怖いよ……お前のチンポで気持ちよくなるのが。お前に抱かれて喜んじまうことが。お前がオレのチンポを受け入れるのが当たり前になってくのが。オレ……オレこのままじゃ男に戻れなくなるんじゃ無いかって……怖くて……」

 

気付けばオレの目から涙がこぼれていた。

ポタポタとこぼれる涙がマットに落ちる。

 

「でも……それでも亮に途中でやめられたらイヤだって思っちまって……!最後までイカせて欲しいって思っちゃって……!」

 

もう情緒がグチャグチャになってまとまらない。

どうして女のカラダはこんなに涙もろいんだろう。

こんな簡単に頭の中がこんがらがってパニクってしまう。

 

「もぉイヤだ!あっさり気持ちよくなっちまう女のカラダも!セックスばっかり強要してくるこの村も!全部全部最悪だ!ここは……地獄だ!なにが引き裂かれる運命だ!クソッタレの神の野郎!オレ達を閉じ込めてセックス漬けにして……快楽でバカになるオレ達眺めて何が楽しいんだよぉ……っ!!」

 

それは慟哭だった。

この不条理なカクリヨへの慟哭。

自分の意思を無視して、女に作り換えていこうとする邪悪な神の意図への怒りと嘆き。

 

オレは自分が壊されていくことが……快楽でこの上なく気持ちよく精神をバラバラにされてしまうことが許せなかった。

そんなこのカクリヨ村への全てが――――全部全部イヤだった。

 

亮はそんなオレの感情の爆発をずっと黙って聞いていた。

オレの背後に乗って密着する亮が、オレの頭の横にピッタリと頭をつける。

マットを見ると、ポタポタと水滴が垂れていた。

 

「亮――――お前、泣いてるかよ……」

 

それは涙だった。

 

「俊……お前ずっと悩んでたんだな」

「なんでお前が泣くんだよ」

「俺、俊はずっと明るくてこの村でこんな目に遭っても嘆かないで、1人怯えてる俺を支えてくれて本当に頼もしかったんだよ」

 

涙を流しながら独白する亮。

 

「ずっとずっと怖かった。戻れないんじゃ無いかって。一生このままこの村に捕らわれ続けるんじゃないかって。挫けそうになるたびに俺を奮い立たせてくれたのは俊なんだ。だから……そんな俊がそこまで追い詰められてるって気を回すこともしないで俊に甘え続けてた」

「亮…………」

 

この村で挫けそうなオレを助けてくれたのは亮だと思ってた。

でも……やっぱり亮は亮で追い詰められてて、それをオレが――――救っていたと言う。

 

「チンポがちょっとデカくなるくらいなんだよ……っ!俊は女になっちまって、怖くないはずないのに……!でも、そんな俊の身体を性欲処理に使って……!今だってゴムなんて外して子宮にぶちまけたいって思っちまってる……!でもそれが俊にとってどれだけ負担かなんて考えもしないで……!俺は――――俺は馬鹿だよ……!」

 

横付けされた亮の表情はうかがえない。

でも、マットに落ちる大量の涙が亮の心情を伝えてくる。

亮の口から語られる本能と後悔。

 

オレが亮に甘えていたように――――亮もオレに甘えていたのか。

そんな亮の気持ちに触れて、オレはパニックになった頭がスゥ……とクリアになっていく。

そして……オレは……

 

「…………ぷっ、くく、アハハハ!」

「なに笑ってんだよ!?」

 

オレは笑った。

亮とオレの……オレ達の関係に。

オレは決して強くない。こんな理不尽な環境に押し潰されそうになって泣きわめいてしまうくらいに。

そんなオレがこの村でやっていけるのは、亮って言う寄る辺があるからこそだ。

 

でも――――亮も強くないんだ。

亮も不安で……怖くて、それをオレを抱いて甘えることで誤魔化してたんだ。

 

「いやな、パニクってるときにもっとパニクってるヤツ見てたら落ち着く的な?」

「な……なんだよそれオレは真剣に……!」

 

軽口を叩くオレに亮がむくれた声で返す。

少し子供っぽいその反応が嬉しい。

 

この村でずっとオレの優位にいて頼れる相手だった亮が、オレと同じところまで降りてきたかのように感じる。

また2人同じところに立っているような感覚に、オレは嬉しかったのだ。

 

「ごめんごめん。だってオレ達、互いに壊れそうなくらい追い詰められてて、それを相手に寄りかかってなんとか立ってた……ってことだろ?」

「ま、まぁ……そう……だな」

「結局、オレ達はどっちが欠けてもダメな……相棒同士ってことだよ。それがわかったから……怖いのも……イヤなのも……なんとかなるって思ったんだ」

「俊……」

 

亮がオレの背中から離れる。

泣きながらも勃起したままのチンポがオレのオマンコから引き抜かれる。

カラダをまわして背後の亮を見ると、悲痛な面持ちで顔を歪める亮がそこにいた。

 

「俊、俺どうすればいい?お前を抱きたい。お前の膣内(なか)射精(ぶっぱな)したい。でも……俺はもうこれ以上俊の事を傷つけたくない……!」

 

滂沱の涙で本音を吐露する亮。

俺はマットの上でそんな亮の身体を抱きしめる。

 

「いいって……!いつもの強いお前じゃなくていい……!今日は、今夜だけは、弱くて甘える亮で良いよ……!」

「俊……俊……!」

膣内射精(なかだし)……したいんだろ?」

 

勃起し続ける亮のチンポから避妊具(ゴム)を引き抜く。

ちゅぽん♡と情けない音を立ててあっけなくゴムがチンポから外れる。

そこにはもわぁ……と湯気を立たせて鈴口(発射口)がパクパクするほどに蠢動する生チンポがあった。

 

「あーあーこんなになっちまって♡まったくワガママなチンポに育ちやがって……♡」

「俊……ダメだ……そんなのは……!」

「うるせえよ♡こんなにチンポバッキバキで説得力ねぇっつうの♡」

 

全身ローションまみれのオレが亮のチンポを握ると、ヌルヌルした感触と節くれ立ったチンポのゴツゴツとした感触が伝わってくる。

 

「今日は大晦日。一年最後の日だから……特別だ♡」

「俊……本当にそれでいいのかよ……?」

「いーよ♡今日だけは好きなだけ膣内(なか)射精(ぶっぱな)せって♡でも……1つだけ」

 

それはなんだ……と言いたげな亮の顔。

涙で崩れたその表情にはハッキリとオレの膣内(なか)射精(ぶっぱな)したいという情欲と期待が浮かんでいる。

まぁ、顔を言えば俺の顔だってきっと泣きはらして酷いもんだろう。

でもそれでいいのだ。オレ達はどうせカッコ良くなんてやれない。

カッコ良くやれないなら……せめて気持ちよくやるとしようや。

 

「オレの膣内(なか)射精(ぶっぱな)すときの亮の顔を見てみてえから……顔の見える体位で頼むな♡」

 

――――――ぷちん。

そんなオレの言葉に決壊する亮の情緒がキレる音が聞こえた気がした。

 

「俊……俊……!」

 

亮がガバッと正対するオレの肢体をマットに組み敷く。

勃起し続けるチンポをオマンコにあてがって、そのまま一気に挿入する亮。

 

「んあああっ♡やっぱ……ナマは()っつい♡」

 

一気に膣奥まで突っ込む亮の挿入。

それはさっきまでのオレを気持ちよくしようとあれこれ気を回す様なセックスじゃ無く、子供のように情欲をぶつけるまさに亮が気持ちよくなるためだけのセックス。

 

亮がオレの乳首に吸い付いて、チュウチュウと吸う。

オレはそんな亮の頭を抱いて撫でる。

 

「んくっ♡あっは♡亮……赤ちゃん見てぇ♡いーよ♡いっぱいちゅーちゅーしろ♡」

 

亮は無言で腰を打ちつける。

乱暴な抽挿(ピストン)だが、悪い気はしない。

 

「俊……俊……!」

 

うわごとの様にオレの名を呼びながら腰を振る亮。

ずっと気を張り続けてきた亮の、全てを曝け出す甘えきったセックス。

今のオレは亮にとって聖母であり、娼婦であり。

姉であり、端女(はしため)であり、彼女であり、牝犬である。

 

自分の醜い部分を全て曝け出して、それでいてその全てを肯定して受け入れてくれる牝穴。

そんな亮にとっての感情と欲望の掃きだめになってやる。

 

いつもこうと言うわけにはいかないが、今日は大晦日。

たまにはこういうセックスでもいい。そういう風に思えた。

オレがどうしようも無くなったとき、亮はいつもオレに寄り添ってくれた。

だから、亮が辛くて甘えたいときくらい、オレが亮に寄り添ってやりたいのだ。

 

(んったく……最初にぷっつんしたのはオレだってのにさ……♡)

 

夢中になってる亮に聞こえないほどの小さな声量で呟く。

オマンコは亮のピストンでぐちゃぐちゃにされている。

全身がローションまみれなのでまるでナメクジの交尾の様に艶めかしくオレ達のカラダが擦れ合う。

 

ずちゅっ!ぬちゅっ!ぶちゅん!どちゅりゅっ!

「んっ♡んぅっ♡くぅ……っ♡んっふぅ……っ♡」

 

赤ん坊のように甘える亮だが、オレの膣内で暴れるチンポは赤ん坊とはほど遠い極太サイズだ。

久々のナマ挿入はやっぱり気持ちがいい。

節くれ立った肉竿がオレの膣壁を容赦なく擦り上げる。

ゴムで被覆された状態では味わえない亮のカタチ。

そんなチンポのカタチがハッキリわかるセックスに、否応なしにオレも気持ちよくなってしまう。

 

「俊……イク……!もうイク……!」

 

いつもならすまし顔で『射精()すぞ……!』なんて言う亮はここに居ない。

オレを孕ませようだとか、屈服させようだとか、そんな(オス)らしい振る舞いじゃない。

ただただ女の膣奥で射精したいと言う甘えて蕩けきった少年の射精欲の発露。

それをオレはただただ受け入れて射精を促す。

 

射精()せっ♡射精()せっ♡びゅーびゅーしろ♡ほらほらいっぱいびゅーびゅーしろっ♡」

 

そしてオレの膣奥でチンポが膨らんで弾ける。

 

びゅっくん!びゅくっ!びゅくびゅくん!びゅびゅーっ!

「くぅ……っ♡ひっさしぶりに……きっ……たぁ……♡」

 

久しぶりの膣内射精。久しぶりに白濁が子宮に満ちる感覚。

オレの中の『女』がどうしようもないほどに歓喜する多幸感に溢れた絶頂がオレの脳髄を蕩かせる。

 

ドクドクとオレの膣内でチンポが拍動するたびに子宮に吐き出される精液。

その久々の感触に、オレもあわせて真っ白に果てる。

 

ゴォーン……ゴォーン……

 

外ではオレ達の絶頂にあわせるかのように鳴る除夜の鐘が聞こえる。

 

「あは♡あはは♡亮……あけましておめでとう……♡」

 

そうして、オレ達はその後も初日の出が昇るまでの間、年越しセックスを楽しんだのであった。

 

 

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