バカと恋と友情~もう一つの現実ともう一つの恋 作:ハラミハラ
いや~すっかり遅くなってしまいました....
申し訳ない><
もうちょっと進行度を上げなければと思っているのですが、なかなか上手くいかないです...
もう半年以上たってるんですからね、ペースアップの練習しようと思います。
では、本編どうぞ!
................は?
ええ、わかってます。一文目を見た皆さんが『は?』ですよね。でも目を覚ました僕が一番混乱する状況です。
目の前には寝顔があった。小さくてきれいに整った可愛らしい木下さんの寝顔が。でもどうしてこんな状況に???
窓を見てみると外はもう夜明けなんだとすぐにわかった。
(でもいつ寝たんだ?姫路さんと話した後は、えっと...。それに目の前の木下さんはいったい?これだけ布団に入ってたら看病、ではないか)
(おいおい、なに寝ぼけてるんだ?バカでブサイクなお前にこんな良いシチュエーションがくるわけないだろ?)
(やあ、僕の中の悪魔。君も僕の分身のはずだけど?)
なんで寝起きに自分の分身にコケにされてるんだ僕は
(やれやれ、ここの明久は頭の回転がちょっとだけいいから嫌になるぜ)
(ここの?まあそんなことはどうでもよくて、実際にそんな場面来てるんですけど...)
(どうでもいいってお前...。だから、えーこれは夢なんだよ)
(なんだその間は。まてよ?夢だって?だったらここでは何しても)
(そういうことだ。...やっぱりお前は明久だな。さあ、もうやることはわかってるだろう?)
(うん。あ、今回天使は?)
(ああ、あいつは今日シフト入ってないからな)
(お前らシフト制かよ!じゃあさっそく)
(あ、明久)
なんだよ、もうすぐ唇が...
(夢ってのは嘘だ)
おいいいいいい!嘘か!嘘なのか!!
てことは目の前の木下さん本物かよ!あ~よかった...もうすぐで犯罪者になるところだった...
「ん....吉井君?」
なんて頭の中でイタイことをしていると、木下さんが起きてしまった
「う...ん?」
「あ、えっと、おはよ木下さん」
「.....吉井君!?」
「はい!?」
な、なんだ!木下さんが起き上がって顔を寄せてくる。近い近い!!
「吉井君頭だいじょうぶ!?」
なんだろう、目から冷たいものが
「そうじゃなくて!吉井君階段で頭打ったのよ!それで...あれ?」
「と、とりあえず落ち着いて木下さん」
「う、うん。なんだかあの後の記憶が...」
事情確認中~~
「そっか、僕が倒れた後木下さんも倒れて....」
「お恥ずかしながら...」
まあ目の前で一度助けた人間がまた倒れてたらびっくりもするだろう。
「ごめんなさい...アタシがもっとしっかりしてれば」
なんてことをポツリと言った。
「そんなことないよ!心配してくれただけでもう、すごく嬉しいから」
本当に、心からそう思う。今までいろんな人が僕の身を案じてくれたけど、彼女から受ける心配は、なぜかいつもより温かく感じる。
「吉井、君...」
「それに僕の方こそごめんね。心配かけた上に色々迷惑まで」
「そんなっ、迷惑だなんて!」
「ありがとう木下さん」
満面の笑みで感謝の言葉を伝える。本当にありがとう
「う、うん...」
(やっぱり、この笑顔には適わないなぁ...)
心なしか嬉しそうな木下さん。やっぱりお礼を言うのは大切だよね!
「それはそうと、なんでアタシたち同じベッドに...?」
「あ~、たぶん雄二たちの仕業かな...。ご、ごめんね」
「ぷっ。なんで吉井君が謝るのよ。ていうか、今....五時?」
置き時計を見る木下さん。そうか、確かに朝というにはまだうす暗い。
「今日は土曜だし、もう一眠りしましょうか」
「ん、そうだね。じゃあ僕は下のソファで...」
後で秀吉に挨拶をしたら家に帰ろう。姉さんのこともあるし
「待ちなさい。アナタまた風邪ひきたいの?....ここにいていいわよ」
木下さんがおかしな提案をしてくる。で、でもそれは...
「いや、でもさすがに女の子の部屋に二人きりって」
「アタシが良いって言ってるのよ。それより、秀吉の部屋がいい?」
一瞬猛烈に行きたいと思った僕を責められる人はいないと思う。
「いいから寝るわよ」
そう言って彼女はバサッと布団をかぶる。僕を巻き添えにして....ん?
「あ、あの木下さん?」
「何か文句でも?」
「いえ、なにも...」
ええと、何がどうなって??
構図的には僕と木下さんが向かい合って寝ている。それはいいんだけど...
「さすがに十一月ね。さむ...」
「あ、じゃあ」
「って何布団をこっちに寄せてんのよ。いいわよ、これ大きいから」
布団を渡そうとしたら断られた。う~ん、どうしよう。
「全く...もっと簡単なのがあるでしょ?」
近寄ってきた木下さんが僕に密着する形になる。いよいよ訳が分からない...
「木下さん」
「ん?」
「頭、大丈夫?」
さっき言われたことをそのまま返す。だって、ねぇ?
「殴られたいの?」
「滅相もございません」
それからしばらく静寂が続いた。
これだけ密着していると、木下さんの鼓動まで伝わってくる。正直すごく速い。
それにつられるように僕の鼓動も速くなって、恐らくそれも彼女に伝わっているのだろう...
そして彼女はまたポツリという。
「アタシね、寒がりなのよ」
「う、うん」
「だからね、これは仕方ないことなのよ」
僕の体に二本の腕が巻き付いてきた。
「き、のした、さん...?」
「これはね、仕方ないことなの。だから早く寝ましょ」
「い、いや仕方ないって」
これはいくらなんでもやばいんじゃないだろうか
「あのっ。きのしたさ...」
「すうすう」
もう寝てるし!!はやあ!
まあ彼女が寝ぼけたか深い意味はないんだろう。理性がどうにかなっちゃいそうだし僕も寝よう。
朝起きた木下さんが真っ赤になったのは言うまでもないだろう。でも寝ぼけてたとはいえ、二人きりの部屋で男に抱きつくのはないよな。さすがに危ないから...
「今度お説教だな」
やっぱりこういうのは言える人が言わないとね